人見知りは長所としてアピールできる?人見知りという短所を好印象に言い換えるポイントを解説!

人見知りは長所としてアピールできる?人見知りという短所を好印象に言い換えるポイントを解説!

「自己PRで短所をアピールするコツを教えてほしい」

「短所に人見知りと書いていいのだろうか?」

「短所をポジティブに表現する方法を知りたい」

短所に、人見知りと書きたいけれど、どのように表現すればいいか不安や疑問を感じていませんか。

この記事では、人見知りが与えるイメージ、採用担当者が短所を聞く目的、人見知りを上手くアピールする方法、人見知りをアピールするときの注意点についてまとめました。

併せて、人見知りをポジティブに伝える自己PR例文も紹介しています。

この記事を読めば、短所である人見知りをどのように表現すれば、効果的にアピールできるか理解できるでしょう。

この記事を参考にして、就職活動を成功させてください。

この記事を読んでわかること
  • 人見知りを言い換える方法
  • 人見知りをアピールする方法
  • 自己PRの構成
この記事をおすすめしたい人
  • 人見知りな人
  • 自分の長所が見つからない人
  • 自己PRの例文を読みたい人

【人見知りを長所に】 企業が長所と短所を聞く理由

人見知りを長所としてアピールする際は、まず、企業が面接などで長所・短所を聞く理由をチェックしておきましょう。

前もって企業の狙いや意図を理解しておけば、人見知りを長所として上手にアピールできるようになります。

長所、短所を聞く理由を、以下から一つひとつ解説していきます。

長所を聞く理由

はじめに、企業が就活の際に長所を聞く理由を紹介していきます。

長所を聞く狙いは次のことが挙げられるでしょう。

  • 自己分析できているか
  • あなたの人柄を知るため

では、上記の理由について詳細を一つひとつ解説していきます。

自己分析できているか

企業が面接などで長所を聞く理由は、自己分析できているか知るためです。

長所や短所を冷静に把握するためには、自己分析が必要です。

自己分析をすれば自分の長所や短所、性格の特徴、価値観、好きなことが苦手なことなどがはっきりしてきます。

結果として自分をよく知ることができ、業界・職種の適性が見えてくるのが特徴です。

そのため就活では、細かく自己分析をすることは欠かせません。

また、自分と向き合って目標を設定したり取捨選択したりすることは、社会人になっても重要なプロセスといえます

したがって多くの企業は自己分析をすることを非常に重視しており、その一環で学生に長所を尋ねるのです。

あなたの人柄を知るため

就活の面接などで長所を聞かれる理由は、企業があなたの人柄を知りたいと感じているためです

人柄や性格は、「どんな性格ですか」と聞いてもなかなかつかめないものです。

そんなとき性格のイメージにつながりやすいものに、長所や強みが挙げられます。

性格上の強みをヒアリングすれば、どのような人なのか、企業はイメージしやすくなるでしょう。

同時に、あなたが社内でどのような立ち回りをするのか、目安も考えやすくなります。

企業は自社が求める人物像に合う人材を求めているため、求める人物像とのマッチ度をチェックしているともいえるでしょう。

短所を聞く理由

続いて、短所を聞く理由も詳しく見ておきましょう。

就活の面接などで企業が短所を聞く理由や狙いは、次のことが挙げられます。

・社風や業務内容に適しているか
・短所に対してどう向き合っているか

いずれも、企業が採否を検討するうえでは重要なポイントといえるでしょう。

では、一つひとつの理由を詳しく掘り下げていきます。

社風や業務内容に適しているか

採用担当者は、就職希望者の短所が社風や業務内容に損害を与える可能性がないかチェックしています。

短所は誰にでもありますが、社会人として致命的なものは避けなければなりません。入社後、自社の評判や利益などに大きな損害を与える可能性があるからです。採用担当者はそうしたリスクを避けるために、就職希望者の短所や資質を見極めています。

短所に対してどう向き合っているか

就職希望者から短所を聞いた後、採用担当者はどのような点をチェックしているのでしょうか。

採用担当者は、就職希望者が短所をどのように改善し、具体的にどう行動しているか確認しています。

短所は誰にでもあるので、短所そのものを過度に気にする必要はありません。ただし、短所を自覚した上で、どのように向き合っているかが大切です。

就職希望者は短所を伝えるとき、短所に対する姿勢や改善方法を盛り込むようにしてください。

【人見知りを長所に】面接官から見た人見知りのイメージ

人見知りであると話された際に、面接官は就活生に対してどのような感情を抱くのでしょうか。

人見知りであるとアピールしてくる人材に対して面接官が抱くイメージは下記のようなものがあるので、それぞれ一緒に確認していきましょう。

面接官から見た人見知りのイメージ

  • コミュニケーションに難がある
  • 集団行動が苦手
  • 受け身

コミュニケーションに難がある

人見知りであるとアピールしてくる就活生に対して、企業の採用担当者が抱くイメージの一つに「コミュニケーションに難がある」というものが挙げられるでしょう。

人見知りの人は初対面の人へ新しい環境に対して気を使いすぎてしまい、慣れるのに時間がかかってしまうことが多いです。

つまり、コミュニケーションに難がある人材であると思われてしまう可能性は高いと言わざるを得ません。

全ての人とのコミュニケーションが苦手なわけではなく、初対面の人とのみ緊張してしまうという場合は、それをきちんと伝える必要があると言えるでしょう。

集団行動が苦手

人見知りの人は往々にして集団行動が苦手なので、人見知りが長所であると話す就活生に対して「集団行動ができない人物である」と考える企業の採用担当者は多いでしょう。

人見知りな人の中には他人との関わりを徹底的に避ける、または一人でいることを強く好む人が多いです。

よって、集団行動をしない人が多いと思われることは仕方がありません。

人見知りであることを伝えてしまうと、集団行動が苦手な人材なのではと思われてしまう可能性は非常に高いでしょう。

よって、集団行動が苦手でない場合は部活動やサークル活動など、集団で頑張った経験を伝えることができると良いでしょう。

受け身

人見知りであると話す就活生は往々にして受け身であることが多いので、企業の採用担当者はあなたのことを受け身な人材であると思ってしまう可能性があります。

人見知りしない人は自分からコミュニケーションを取りに行くことが非常に苦手であり、自然と受け身な姿勢が身についてしまっている傾向があります。

社会では自分から積極的に動きに行く主体性が求められており、特にベンチャー企業などにおいてはその傾向が強いので、受け身な印象を面接官に与えないような話し方をすることが重要であると言えるでしょう。

【人見知りを長所に】人見知りを好印象に変えることはできる

人見知りと聞くと、マイナスなイメージをもつ人もいるでしょう。では「短所が人見知りの人」は、採用担当者に好印象を与えられるのでしょうか。

実は「短所が人見知りの人」であっても上手く表現することで、長所に言い換えることが可能です。

ここでは人見知りとは何かについてまとめました。短所を長所に言い換えるテクニックを身につける前に、人見知りについて理解しておきましょう。

人見知りがもつイメージ

人見知りには、どのようなイメージがあるのでしょうか。おもなイメージとして3点紹介します。

もし、チームワークが必要な職場に人見知りの人がいると、仕事に支障が出ることもあるでしょう。したがって、人見知りには、採用担当者に対してマイナスな印象を与える可能性があるのです。

  • 集団に慣れるまで時間が掛かる
  • 初対面の人と上手に話せない​
  • 知らない人に対面すると緊張する

人見知りを長所として伝えるポイント

人見知りを長所として伝えるときは、そのまま「長所は人見知りなところです」と答えるわけにはいかないでしょう。

人見知りという表現にはどうしてもマイナスな印象が伴うため、直接的に伝えると「それは長所ではないのでは」という違和感が残るからです。

そのため人見知りを長所として伝える際は、効果的な言い換えを検討しましょう。

人見知りという性質はポジティブなとらえ方もできるため、長所として違和感のない伝え方は可能です

長所としてうまく言い換えるためのポイントや言い換えの例は後述するため、表現方法に困ったときは参考にしてみてください。

人見知りを短所として伝えるポイント 

人見知りという性格の特徴は、一般的には短所としてとらえられる傾向にあります。

そのため短所にチョイスすること自体は問題ありません。

しかし、「短所は人見知りなところです。人見知りなせいで、大学入学時は友人を作ることに苦労しました」といったように、ただ短所を伝えるのはNGです。

短所を面接などで伝える際に重要なポイントになるのは、人見知りという短所とどう向き合い、克服しようとしているのかということです

どのような短所も、克服しようと努力している姿勢をあわせて伝えることができれば、良いイメージに伝わるものです。

そのため短所を伝えるときは、あなたがどんなタイプの人見知りなのか十分に整理しておくことが重要となります。

  • 初対面の人とうまく話せない
  • 話すことは好きだが緊張しやすい

というように、一口に人見知りといってもタイプはさまざまです。

そんな人見知りをどう克服しようとしているのか、実践している改善策を具体的に示すことが大切です。

人見知りがマイナス印象となる企業もある

人見知りに対してマイナスイメージをもつ企業もあるので、注意してください。

特に、初対面の人と積極的に会話をしなければならない職種や業界は、人見知りに対してマイナスな印象をもっています。

代表的な職種として、営業職、企画職、サービス・販売職、広報、記者が挙げられるでしょう。

いずれも、初対面の人に対して自ら提案したり、アプローチしたりしなければなりません。もし、人見知りの人がこれらの職種に就くと成功しづらい可能性があります。

就活で聞かれる短所にはどう答えるのがよいのか

では、就職活動で短所を聞かれたとき、どのように答えればいいのでしょうか。そもそも、就職活動で聞かれる短所とは「仕事をする上でマイナスになる可能性がある要素」と理解しておきましょう。

したがって、就職活動で短所を聞かれたときは、プライベートな場面での短所ではなく、公的な場面での短所を答えるようにしてください。

【人見知りを長所に】 人見知りを長所に変える言い換え表現

人見知りは、とらえ方によっては短所ではなく長所として伝えることができます。

そのためここからは、人見知りを長所に変える言い換え表現をチェックしてみましょう。

人見知りのプラスの一面に目を向ければ、言い換え表現は意外と難しくありません。

具体的な言い換え表現を、以下で詳しく解説していきます。

言い換え1:信頼関係の構築が得意

人見知りのなかでも、初対面の人となかなかうまく話せず、仲良くなるまでに時間がかかる人は「信頼関係の構築が得意」と表現してみましょう。

親しくなるまでに時間がかかるということは、じっくり相手のことを見ながら、信頼関係を構築しているということです。

また、打ち解けるまでに時間がかかる人は、親しくなった相手とは深い人間関係を築ける傾向にあります。

そのため長期にわたる人間関係を形成することができ、そのことは今後の社会人生活でも役立つでしょう。

周りの人と比べると、じっくり人間関係を築いていく派だ、という人は「信頼関係の構築が得意」とぜひアピールしてみてください。

言い換え2:観察力が優れている

人見知りを短所だと感じている人は、「観察力が優れている」と言い換えることで、長所にできる可能性があります。

人見知りの人は、周りの人の反応や動き、態度をしっかりと観察している傾向にあります

そのため表情や言動、雰囲気などさまざまな角度から相手を知ることができ、そのスキルはビジネスでも役立つと期待できるでしょう。

また、ほかには次のような言い換えも可能です。

  • ヒアリングが得意(=聞き上手)
  • 相手に柔軟に合わせられる
  • 空気を読むことが得意
  • 気配りができる
  • 協調性がある

観察力を発揮して周りと協力していくことは、つまりは上記のようなスキルも自然と発揮していることになります。

人見知りを長所として伝えるときは、このような言い換えの表現を積極的に活用してみてください。

言い換え3:リスク管理が得意

人見知りを長所として伝える際に言い換えの表現を使うなら、「リスク管理が得意」という表現もおすすめです。

人見知りという性質は、信頼関係が構築できていない相手への警戒心の表れともいえます。

警戒心や危機意識をもって業務を進めることは、どのような業界でも欠かせないでしょう。

新しいものや流行っているものに安易に飛びつかず、リスクを考慮したうえで決断することは、ビジネスにおいて非常に重要な考え方です。

また、以下のような表現も良いでしょう。

  • 慎重に行動できる
  • 視野が広い
  • 合理的な判断ができる

このような言い換え表現を用いれば、人見知りもプラスに伝わるものです。

警戒心の強さからつい人見知りしてしまう人は、リスク管理が得意と言い換えてみましょう。

言い換え4:聞き上手

人見知りな人は往々にして聞き上手なので、この長所について話すことができれば良い印象を与えることができるでしょう。

人見知りな人は、自己主張をすることが苦手な反面、人の話を聞くことに抵抗がない傾向があります。

ただ話を聞くのではなく、適度に相槌を打ったり、質問をしたりするなど、相手に寄り添って話を聞くことができる人材であるということをアピールできれば、傾聴力をアピールすることもできるでしょう。

コミュニケーション能力がないとされがちな人見知りという特徴ではありますが、傾聴も立派なコミュニケーションなので、営業職に向いていると判断される可能性もあります。

人見知りを短所とするときのポイント・注意点

人見知りを短所として伝えるとき、どのような点に注意すればいいのでしょうか。就職希望者は、人見知りという短所をポジティブに伝えるよう工夫することが大切です。

なぜなら、自己PRに短所を羅列するだけでは、採用担当者にマイナスイメージを与える可能性があるからです。

具体的な方法としては、人見知りの「表現方法を変える」「改善策を伝える」といったものが挙げられるでしょう。

ここでは、人見知りを短所として伝えるときのポイントを4つ紹介しています。ぜひ、今後の参考にしてください。

改善に向けた取り組みを入れる

短所である人見知りをポジティブに伝えるために、短所をどのように改善したのか具体的な取り組みを盛り込みましょう。

人見知りを改善するために、どのように行動したのか具体的に伝えることで、採用担当者に好印象を与えられます。

採用担当者は、就職希望者が「自分の短所とどのように向き合い、どのように克服したのか」知りたいと考えています。就職希望者は、企業側の狙いを理解した上で準備しましょう。

ポジティブな要素を取り入れる

採用担当者に「短所は人見知りです」と伝えるとき、ポジティブな要素を取り入れながらアピールしてください。

ネガティブな印象のある人見知りがもつポジティブな面を2点挙げましょう。1つは「打ち解けると積極的に会話ができる」点、もう1つは「友人は量より質である」点です。

人見知りの人は初対面の人に対するコミュニケーションが上手くありませんが、打ち解けると積極的にアプローチします。人見知りの人は、初対面の人をじっくりと観察した上で行動しているのです。

人見知りの人は、友人が少ない印象をもたれる傾向があります。人見知りの人は、友人の数は少なくても、特定の友人と深い人間関係を築くことが得意です。困ったときにはお互いに助け合える友人関係を築いています。

コミュニケーション力が重視される業界では人見知りをアピールしない

業界や職種によっては、人見知りそのものがNGなケースがあるので注意してください。そのような企業を志望する場合は、人見知りのアピールを避けましょう。

業界や職種によっては、初対面の人と積極的に会話をしなければならないケースがあります。採用担当者から、人見知りそのものがマイナス評価を受ける可能性があるからです。

【人見知りを長所に】 人見知りをうまくアピールするための構成

人見知りを長所としてうまくアピールするときは、伝え方の構成を学ぶことが大事です。

次のような構成に沿って長所を伝えれば、具体的で、わかりやすい内容になります。

長所を伝えるときは、内容だけでなく構成も積極的に見直すようにしましょう

まず構成をざっと整理すると、次のようになります。

  1. 結論
  2. エピソード
  3. 入社後の意気込み

では、それぞれのステップごとに詳細を見ていきましょう。

結論

これは長所・短所にかかわらず言えることですが、受け答えの際は、まず結論から伝えるようにしましょう。

つまり長所は何なのか、簡潔に伝えることが大事です

たとえば人見知りを長所として伝えるときは「私は、観察力が高いという長所を持っています」、短所として伝えるときは「私の短所は人見知りなところです」といったように結論から述べましょう。

「長所or短所は何ですか」という質問に対してはっきりと結論を伝えれば、話の筋がしっかりまとまります。

面接官にとっても、その後の掘り下げ部分の話が聞きやすくなり、好印象につながります。

エピソード

結論を述べたあとは、掘り下げ部分に移りましょう

そのためここからは、その長所または短所が顕著に現れたエピソードを伝えるのが望ましいです。

結論→具体例というものの伝え方はビジネスでも基本のため、就活のうちから実践しておくことは重要といえます

単純な結論のみで終わらないため、具体的にどのような長所または短所なのか、面接官にも伝わりやすくなるでしょう。

説得力のある説明になり、自分自身の人柄に興味を持ってもらえるきっかけができます。

理由

結論を述べた後は、話を深く掘り下げていく必要があると言えるでしょう。

そのためにも、あなたの長所が顕著に現れた、または長所を自覚したエピソードを伝えることが非常に望ましいとされています。

「なぜならば、〇〇という経験で〇〇ということがあったからです。」など、きっかけとなるエピソードの概要をまず最初に伝えることが重要であるとされています。

問題

次にそのエピソード内で直面した問題について詳しく伝えられるようにしましょう。

言い方としては「その経験で〇〇という問題に直面しました」という言い方をすることができれば良いです。

長所を伝える際は、何か問題や課題があって、それを解決するために長所が役に立ったという構成にすると話に説得力を持たせられますし、あなたに初めて会う担当者も客観的に話を聞くことができるでしょうから、内容が理解しやすくなるはずです。

行動

行動の部分は、ある程度文字数を割いて詳しく紹介していく必要があると言えます。

先ほど紹介した「問題」に対して、あなたがどのような解決策を取ったか、行動に関して詳しく話をしていくフレーズになります。

ここで自分の長所である人見知りに繋がる文章を用意する必要があると言えます。

人見知りな性格がどのように問題の解決に役立ったのかについて詳しく説明していきましょう。

面接官は特にこの行動の部分に注目しているため、具体的かつ印象的に話すことを心がけるようにすれば、強い印象を与える可能性が高まります。

結果

あなたがエピソード内でどのような結果をもたらしたかについても、ある程度分かりやすく説明していく必要があると言えるでしょう。

企業はどのようにあなたが問題解決をすることができるかを重要視しているため、結果について全く述べないと、問題解決ができない人材であると思われてしまう可能性があります。

よって、最後に、エピソードで生じた問題に対してとった行動がどのような結果をもたらしたのかについてわかりやすく説明していきましょう。

人見知りを活かして実際に問題解決したり、目標を達成したりすることができたということを話すことで、あなたの長所が人見知りであることを分かりやすく伝えることができます。

入社後の意気込み

結論→具体例の流れのみでは、受け答えとして歯切れが悪くなってしまいます。

面接の場は企業へ自分をアピールする場になるため、結論とエピソードを伝えたあとは、あわせて入社後の意気込みを伝えて締めると良いでしょう

人見知りを長所としてアピールする場合は、その長所を仕事でどう活かしたいのか伝える必要があります

そこで好印象な伝え方ができれば、この人は入社後に長所を活かして活躍してくれそうと思われるきっかけになるでしょう。

また、短所を伝えるときは人見知りの克服方法や改善策を示し、その努力を会社でどう活かしたいのか伝えるのが望ましいです。

あわせて人見知りの良い部分に触れて、その部分の活かし方をアピールするのも良いでしょう。

結論→エピソード→意気込みの流れを意識して、伝わりやすい構成で長所または短所を伝えましょう。

自己PRで人見知りをポジティブに伝える例文

ここでは、人見知りをポジティブに伝える自己PR例文を紹介しましょう。人見知りという短所を、どのように表現しているか確認してください。

自己PR例文を参考にして、効果的な自己PRを作成しましょう。

例文1:慎重に行動できる

例文
私の長所は、慎重に行動できることです。
大学時代は工場でアルバイトをしていましたが、その際は一つひとつの業務に間違いがないか、しっかり確認を行っていました。そのため私が担当するラインはミスが少なく、工場長に良い評価をいただきました。
そのことがあって以降、慎重に行動できることを自分の強みととらえ、確認を徹底することは大事なマイルールとしてきました。
業務のときだけでなく、アルバイト先に向かうときも忘れ物がないかしっかりチェックするため、3年間の中で忘れ物をしたことはありませんでした。
入社後も慎重に行動できる長所を活かして確認を怠らないようにし、お客様に安心して使っていただけるサービスを提供したいと考えています。

例文2:気遣いができる

例文
私の長所は、周りを観察し、気遣いをすることが得意な点です。
大学のバスケットボールサークルの活動では、何十人ものメンバーと接する機会が毎日のようにあったため、気遣いや空気を読む力は自然と鍛えられました。
周りの動きを把握していなければ、自分勝手な行動を取ってしまう可能性があり、連携を乱してしまうからです。
特に私はよく新入部員の教育係を担当していたため、誰が困っているのか、何に困っているのか、しっかり観察することが求められていました。
しかし私はもともと周りを観察することが得意だったため、困っている部員の存在にはいち早く気づくことができ、感謝される場面も多かったです。
入社後もこの観察スキルや気遣いができる点を活かし、他部署とのスムーズな連携につなげたいと考えています。

例文3:聞き上手

例文
私の長所は、聞き上手なところです。
大学時代には1か月1回ボランティア活動に参加する機会があり、近所の福祉施設のお手伝いをさせていただきました。
福祉施設には障がいを持った方が入所されていたため、困っていることや要望のヒアリング力が求められました。
意思疎通が難しい方も何人かいらしたのですが、一つひとつの言葉を丁寧にヒアリングすれば、伝えたいことは自然とわかると感じ、ボランティア活動ではとにかく相手の話に耳を傾けることに注力してきました。
社会人生活のなかでも、相手の要望や困りごとをヒアリングするスキルは当然重要なものだと考えているため、入社後はお客様の潜在的なニーズをとらえるために積極的に活かしたいです。

 

人見知りの性格を深堀して自分をアピールしよう

短所が人見知りの人は、マイナス面ばかり伝えないよう気をつけましょう。人見知りという性格だからこそ培った人間関係の深さやスキルをアピールしてください。

人見知りであっても、ポジティブな面を強調できれば、志望企業から評価される可能性があります。

自己分析をしっかり行うことで、人見知りの性格を深堀し、効果的な自己PRにつなげてください。

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