「勉強熱心は自己PRに使えるの?」 「勉強熱心なところをアピールしたいけど、どうやって伝えたらよいかわからない。」 「アピールするコツはある?」 このように、勉強熱心なことを自己PRとして使うことに対して、不安を持っている人は多いのではないでしょうか。
本記事では、そもそも勉強熱心はアピールポイントになるのかをお伝えし、そのうえで、勉強熱心なことをアピールする際のコツや注意点を紹介します。最後に職種別の例文も用意しています。
この記事を読むことで、勉強熱心な強みをより魅力的に伝える方法を知ることができます。
就活生の中で、自己PRの方法に不安を持っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
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自己PRで「勉強熱心」は使える?
勉強熱心という言葉にはテスト勉強などの学業の印象があり、そもそも就活時のアピールになるのか、不安を抱く人もいるのではないでしょうか。
しかし、そのように不安を抱く必要はなく、勉強熱心なことは自己PRとして十分に使える強みです。
社会人の業務では、新たな知識やスキルが常に求められます。目標達成に必要な知識やスキルを、どのように習得すれば良いのかを主体的に考えて行動し、学び続けることがとても重要です。
また、面接において、自己を高めるために貪欲に学ぼうとする姿勢が伝われば、向上心があると評価され、企業側に興味を持ってもらえるでしょう。
自己PRで勉強熱心なことをアピールする4つのコツ
勉強熱心という言葉だけでは、その人がどのように活躍してくれるのかが伝わらず、評価されにくくなってしまいます。
そのため、実体験を示して、勉強熱心さを表現すると良いでしょう。
ここからは、実体験に基づいた、より説得力がある伝え方のコツを紹介します。
- 具体的な行動を示す
- 結果を伝える
- 継続力を伝える
- 失敗や後悔のエピソードを添える
1.具体的な行動を示す
熱心に取り組んだという実績を、具体的なエピソードにしてみましょう。
自分の言葉で、こんな取り組みや努力してきたという過去の実績を語ることで、聞いてもらう相手にエピソードを理解してもらえ、勉強熱心であることに説得力を持たせられます。
熱心な取り組みを理解してもらえるよう、詳細に伝えましょう。
2.結果を伝える
前述した、具体的な行動を示せたら、実際に行動したことの結果や成果も伝えることが重要です。
やり遂げた結果や成果を伝えることで、勉強熱心な姿勢にさらに説得力が増し、やり遂げる意志の強さもアピールできます。
採用担当者に、仕事でも成果を出してくれそうな人物だと認識してもらえるように、結果や成果を示しましょう。
3.継続力を伝える
勉強熱心に行動したエピソードに関連して、現在も継続して行っていることがあれば、忘れずに伝えましょう。
例えば、簿記資格の2級を取得し、現在は1級を目指して勉強中などの場合です。
目標達成後もさらなる努力を続けていることを示すことで、継続力や向上心も備わっていることを伝えられるでしょう。
4.失敗や後悔のエピソードを添える
勉強熱心に取り組んだ過程に、失敗や後悔したエピソードを添えることもおすすめです。
失敗や後悔を経験して、それをどのように考えて乗り越えたかを、当時の想いを添えながら伝えることで、課題を前にした際の問題解決能力の高さや打たれ強さをアピールできるでしょう。
自己PRで勉強熱心なことをアピールする時の注意点
勉強熱心なことは重要な強みですが、企業側に興味を持ってもらわないと意味がありません。
ここからは、自己PRをより魅力的なものにして、興味を持ってもらえるような内容にするための注意点を紹介します。
動機を準備しておく
取り組むきっかけになったことや、取り組み続けられた理由を説明することで、自分の想いが伝わる、より魅力的な自己PRになります。
企業側は、自社と価値観が合う人物を探しています。そのため面接では、その人の価値観を引き出すための、行動の動機や理由を聞かれることが多いです。事前に対策しておきましょう。
アピールするのは結果ではなく過程である
自己PRをする時は、結果だけではなく、その過程を自分の言葉で語ることが重要です。
結果を出すまでに、どんな想いがあって、どのように試行錯誤を重ねてきたのかを中心に伝えましょう。このように伝えることで、人柄や姿勢が伝わる魅力的な自己PRになるでしょう。
わかりやすく数字で説明する
勉強熱心な強みをより想像しやすくするために、数字を使って説明することもおすすめです。
例えば、「1日に何時間勉強した」や「TOEICのスコアが500から850までアップした」など、数字を使って説明することで、熱心に取り組む姿が想像しやすくなります。
勉強の活かし方を説明できるようにする
勉強は、ただ知識を習得するだけでは意味がなく、それをどのように活用するかが重要です。
そのため自己PRでも、勉強して習得したことをどのように活用したのか、説明できるようにしましょう。
このように伝えることで、業務経験をどのように活用するポテンシャルがある人物なのかが伝わり、印象に残る自己PRになります。
【職種別】自己PRで使える勉強熱心の例文
ここからは、勉強熱心なことをアピールポイントにした自己PR文の例を紹介します。
希望職種別に3種類の自己PR文を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。一工夫できる人は、さらに工夫を加えて、より勉強熱心が伝わるようにしましょう。
営業で使える例文
私の強みは、勉強熱心であるところです。
大学に入学したての頃に自分の知識不足を痛感して以降、自分を高めるために、地道に知識を広げる努力を継続してきました。
現在、アルバイトで法人相手の保険営業担当として、以下のとおり取り組んできました。
・関係書籍や資料を読み込み、取引先のお客様1社1社の業界知識を勉強しています。 ・セミナーや研修に積極的に参加し、営業スキルや法務系の知識を幅広く収集しています。 ・休日を活用し、FP1級の資格を取得しました。 (現在は、中小企業診断士の資格取得を目指して勉強中です。)
このような取り組みから、お客様の立場に立って戦略的に提案することが可能になりました。
貴社でも、積極的に知見を広げる姿勢を持って、新たなお客様のニーズを掘り起こし、貢献したいと考えております。
営業事務で使える例文
私の強みは、勉強熱心である点です。
インターンを通して、チームをサポートし目標達成に貢献することに喜びを感じました。さらに成長したいという想いから、主体的に知見や業務スキルの幅を広げています。
具体的な取り組みは、以下のとおりです。
・業務効率化のため、Excelやマクロのスキルを習得し、業務の負担軽減や自動化を実現しました。 ・休日や空き時間を活用し、簿記2級を取得しました。 (現在は、英文事務の効率化のため、TOEICのスコアアップを目指して勉強中です。)
このような取り組みから、チームの生産性が向上し、コミュニケーションがより円滑になりました。
貴社でも、熱心に学び続ける姿勢を持って、一早くチームの目標達成の力になりたいと考えております。
SEで使える例文
私はSE未経験ですが、知識やスキルを熱心に身につける姿勢を持って、貴社に貢献できると考えています。
現在はスキルの幅を広げたいという思いから休日を活用し、プログラミングスクールに2年間通学しています。
プログラミングスキルや論理的思考力の向上を目指しており、ITパスポート試験に合格しました。(現在は、基本情報技術者試験合格を目指して勉強中です。)このスキルを仕事でも活用したいと考え、貴社に応募しました。
これからも、熱心に学び続ける姿勢を持って、一早く戦力になれるように精進いたします。
自己PRで使える勉強熱心について知り面接に合格しよう
ここまで、勉強熱心なことをアピールする際のポイントや注意点、そして実際の例文を紹介してきました。
企業側に興味を持ってもらう自己PRにするためには、実体験や想いを深掘りすることが大切です。
ぜひ本記事を参考に、面接で自分の魅力を十分にアピールし、合格を手にしましょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート