【例文あり】学ぶ姿勢を自己PRでアピールする方法!書き方のコツや注意点を徹底解説!

【例文あり】学ぶ姿勢を自己PRでアピールする方法!書き方のコツや注意点を徹底解説!

自己PRではさまざまな自分の強みをアピールできるため、勉強熱心で真面目な人は、学ぶ姿勢をアピールしたいと考えることも多いでしょう。

しかし、実際にアピールするとなると、具体的にどう伝えれば良いのかわからず迷ってしまうことも少なくありません。

自己PRを効果的に述べるには、学ぶ姿勢についてそもそも理解を深めることや、どのようなアピールポイントがあるのかなどを知る必要があります。

本記事で重要なポイントをしっかりと押さえ、学ぶ姿勢を自己PRで明確にアピールしていきましょう。

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【自己PRで学ぶ姿勢】自己PRがなぜ聞かれるのか

企業が就活生に自己PRを聞く理由は大きく以下の3つに分けられます。

企業が自己PRを聞く理由

志願者の人柄を知るため

その企業への熱意を見るため

今後の可能性を確かめるため

採用担当者は自社にとって有益な人材を採用したいと考えています。

就活生は採用担当者が高評価を提示したくなるような自己PRにしましょう。

そのためには企業が自己PRを質問する理由を適切に理解することが重要です。

本章の解説を読み、自己PRの作成に役立ててください。

志願者の人柄を知るため

企業が自己PRを質問する理由の1つ目は志願者の人柄を知るためです。

就活生の性格や価値観を知ることで自社との相性が確かめられます。

企業と就活生の相性が悪いと早期離職の原因になるでしょう。

企業は採用にかける時間とお金を無駄にしないために自己PRを質問します。

失敗を恐れずに挑戦する社風の企業があると仮定します。その企業に慎重に物事を進める就活生がエントリーしても、高評価は得られないでしょう。

お互いの価値観が違うためです。

魅力的な強みを持っていても、企業にマッチしていなければ評価されることが難しくなります。

価値観を擦り合わせておくことで両者にとって働きやすい環境になります。

企業は自己PRを通して就活生の人柄を知りたがっていることを把握しておきましょう。

その企業への熱意を見るため

企業が自己PRを質問する理由の2つ目はその企業への熱意を見るためです。

仕事に対して熱意がある就活生は、入社後に活躍する可能性が高くなります。

さらに多少のトラブルに遭遇してもモチベーションの維持が可能です。

他にも効率のいい作業方法を探したり、新商品の開発に注力したりと企業にとってメリットがあります。

そのため、選考の段階から熱量を持っている就活生を求めています。

Memo

就活生側は採用担当者の意図を理解し、自己PRの最後には仕事に対する意気込みを述べましょう。

自分が仕事をどのように考えているのか伝えることで、採用担当者に入社意欲がアピールできます。

今後の可能性を確かめるため

企業が自己PRを質問する理由の3つ目は今後の可能性を確かめるためです。

採用担当者は将来性や成長性のある人材を探しています。

企業の成長には社員の成長が欠かせません。

そこで採用担当者は就活生のポテンシャルを自己PRから判断します。

就活生は将来どういった人材になりたいのか、もしくはどのポジションにいたいのか採用担当者に宣言しましょう。

例えば「5年後にはプロジェクトリーダーになりたいです」と伝えてください。

採用担当者側は「将来のことをきちんと考えている」と考え好印象になるでしょう。

注意

未来の目標を語る際は、現実味のある目標にしてください。

「来年には社長になります」「来月の売上を10倍にします」などの目標は、現状を理解しておらずマイナス評価に働くからです。

【自己PRで学ぶ姿勢】学ぶ姿勢は自己PRで有効?

勉強熱心という言葉にはテスト勉強などの学業の印象があり、そもそも就活時のアピールになるのか、不安を抱く人もいるのではないでしょうか。

しかし、そのように不安を抱く必要はなく、学ぶ姿勢は自己PRとして十分に使える強みです。

社会人の業務では、新たな知識やスキルが常に求められます。目標達成に必要な知識やスキルを、どのように習得すれば良いのかを主体的に考えて行動し、学び続けることがとても重要です。

また、面接において、自己を高めるために貪欲に学ぼうとする姿勢が伝われば、向上心があると評価され、企業側に興味を持ってもらえるでしょう。

【自己PRで学ぶ姿勢】学ぶ姿勢とは?

学ぶ姿勢を自己PRでアピールする際は、学ぶ姿勢という強み自体について理解を深めることが必要です。

学ぶ姿勢は、新しい知識や技術を身につけることに意欲的であることをいいます。

ただし、学生であれば毎日勉強や研究を重ねて知識を身につけていける人をイメージしがちですが、社会人となると学ぶ姿勢の意味合いがやや異なります。

今自分が持つスキルの有無よりも、日々の仕事をこなしながら新しいスキル・知識を身につけようとして動ける人が評価されます。

学ぶ姿勢のある人は常に成長を続けられるため、企業への貢献度は高いと期待できるでしょう。

そのため、自己PRで学ぶ姿勢をアピールする際は、学びから成長につなげていける意思を積極的に伝えることが重要です。

【自己PRで学ぶ姿勢】アピールする4つのコツ

勉強熱心という言葉だけでは、その人がどのように活躍してくれるのかが伝わらず、評価されにくくなってしまいます。

そのため、実体験を示して、学ぶ姿勢を表現すると良いでしょう。

ここからは、実体験に基づいた、より説得力がある伝え方のコツを紹介します。

Memo
  1. 具体的な行動を示す
  2. 結果を伝える
  3. 継続力を伝える
  4. 失敗や後悔のエピソードを添える

1.具体的な行動を示す

熱心に取り組んだという実績を、具体的なエピソードにしてみましょう。

自分の言葉で、こんな取り組みや努力してきたという過去の実績を語ることで、聞いてもらう相手にエピソードを理解してもらえ、学ぶ姿勢に説得力を持たせられます。

熱心な取り組みを理解してもらえるよう、詳細に伝えましょう。

2.結果を伝える

前述した、具体的な行動を示せたら、実際に行動したことの結果や成果も伝えることが重要です。

やり遂げた結果や成果を伝えることで、学ぶ姿勢にさらに説得力が増し、やり遂げる意志の強さもアピールできます。

採用担当者に、仕事でも成果を出してくれそうな人物だと認識してもらえるように、結果や成果を示しましょう。

3.継続力を伝える

勉強熱心に行動したエピソードに関連して、現在も継続して行っていることがあれば、忘れずに伝えましょう。

例えば、簿記資格の2級を取得し、現在は1級を目指して勉強中などの場合です。

目標達成後もさらなる努力を続けていることを示すことで、継続力や向上心も備わっていることを伝えられるでしょう。

4.失敗や後悔のエピソードを添える

勉強熱心に取り組んだ過程に、失敗や後悔したエピソードを添えることもおすすめです。

失敗や後悔を経験して、それをどのように考えて乗り越えたかを、当時の想いを添えながら伝えることで、課題を前にした際の問題解決能力の高さや打たれ強さをアピールできるでしょう。

【自己PRで学ぶ姿勢】アピールするときの注意点

学ぶ姿勢は重要な強みですが、企業側に興味を持ってもらわないと意味がありません。

ここからは、自己PRをより魅力的なものにして、興味を持ってもらえるような内容にするための注意点を紹介します。

1.動機を準備しておく

取り組むきっかけになったことや、取り組み続けられた理由を説明することで、自分の想いが伝わる、より魅力的な自己PRになります。

企業側は、自社と価値観が合う人物を探しています。

そのため面接では、その人の価値観を引き出すための、行動の動機や理由を聞かれることが多いです。事前に対策しておきましょう。

2.アピールするのは結果ではなく過程である

自己PRをする時は、結果だけではなく、その過程を自分の言葉で語ることが重要です。

結果を出すまでに、どんな想いがあって、どのように試行錯誤を重ねてきたのかを中心に伝えましょう。

このように伝えることで、人柄や姿勢が伝わる魅力的な自己PRになるでしょう。

3.わかりやすく数字で説明する

勉強熱心な強みをより想像しやすくするために、数字を使って説明することもおすすめです。

例えば、「1日に何時間勉強した」や「TOEICのスコアが500から850までアップした」など、数字を使って説明することで、熱心に取り組む姿が想像しやすくなります。

4.勉強の活かし方を説明できるようにする

勉強は、ただ知識を習得するだけでは意味がなく、それをどのように活用するかが重要です。

そのため自己PRでも、勉強して習得したことをどのように活用したのか、説明できるようにしましょう。

このように伝えることで、業務経験をどのように活用するポテンシャルがある人物なのかが伝わり、印象に残る自己PRになります。

5.自主性に欠けることはアピールしないようにする

自主性に欠けることはアピールしないようにしましょう。

物事に対して受け身であると評価されるからです。

自主性をもって仕事に取り組める人材の方が、成長スピードが速いです。

そのため採用担当者は自分で知識を学んでくれる人材を求めています。

上司から指示された内容や課題をこなすことは大切ですが、受け身な印象のみにならないよう注意してください。

自分の意思で物事に取り組んでいることをアピールしましょう。

Memo

企業は主体的に行動できる人材を探していることを理解したうえで自己PRを作成してください。

【自己PRで学ぶ姿勢】「学ぶ姿勢」で効果的にアピールできるポイント

自己PRで学ぶ姿勢をアピールする際は、具体的なアピールポイントを理解しておきましょう。

学ぶ姿勢を効果的にアピールできるポイントは、以下のとおりです。

Memo
  1. 主体性がある
  2. 柔軟な対応力がある
  3. 継続的に努力ができる
  4. 向上心がある

では、それぞれのアピールポイントの詳細を解説していきます。

1.主体性がある

自己PRで学ぶ姿勢を強みとして伝える際は、主体性があることを具体的なアピールポイントになります。

企業は、業務をこなす際に主体的に行動してくれる人材を強く求めています。

主体的に行動し自ら学ぶことで成長につなげていける人は、ほかの人よりも学びと成長のチャンスが多いことが特徴です。

そのため、貢献度の高さを期待され、採用につながる仕組みです。

主体性がある人は、やりたいことや目標が定まっているため、自己実現の力が強いことも魅力になります。

2.柔軟な対応力がある

自己PRで学ぶ姿勢を伝えるときは、柔軟な対応力があることを具体的な強みにできます。

意欲的にさまざまなことに興味を示し、学ぶ姿勢を維持できれば、継続的に時代の最新の同行にアンテナを張ることができるでしょう。

それに応じて課題と向き合い、改善に向けて臨機応変な対応が可能なため、成長を早められる可能性に期待できます。

柔軟な対応力があれば、固定概念や先入観にとらわれない考え方もでき、そういった側面でも成長につなげられます。

3.継続的に努力ができる

自己PRで学ぶ姿勢を伝えられれば、継続的に努力できる部分があることを強みとしてアピールできます。

企業は継続的に発展していくために、一度学んだことを忘れず、あらゆる試練にも負けずに努力し成長につなげられる人材を求めています。

そのためひたむきに努力を続けられる人には、「企業は学ぶ姿勢がある」として高い評価を下すものです。

努力家の人には諦めずに物事をやり遂げる粘り強さもあるため、困難に直面した際も、強い精神力を保てます。

4.向上心がある

自己PRで学ぶ姿勢をアピールする際は、具体的には、向上心があることを強みとして伝えられるでしょう。

学び続ければ成長を絶えず続けることができ、さまざまなことにも挑戦できます。

結果、常に上を目指して努力できることにもつながるため、企業からは、向上心がある人材だと評価されるケースは多いでしょう。

向上心がある人は、良い意味で現状に満足せず、次に成長するために必要なことを常に考えられます。

そのため、自己成長を継続的に遂げられ、会社にもさまざまな利益をもたらせるといえます。

【自己PRで学ぶ姿勢】「学ぶ姿勢」の言いかえ表現

「学ぶ姿勢」を言いかえたい就活生は以下の表現を参考にしてください。

言い換え例
  • 向上心がある
  • 探求心が旺盛
  • 新しい挑戦を恐れない
  • 吸収力が高い

題材を変えることで自己PRにバリエーションが生まれます。

企業によって求める人物像が異なるため、よりマッチしたものを使用しましょう。

学ぶ姿勢がピンとこない就活生や別の言い方にすることで予備の自己PRを作成したい就活生は参考にしてください。

向上心がある

まずは向上心があると変換できます。

学ぶ姿勢とは、常に新しい知識を得ようとする心構えです。

前向きな気持ちは向上心があるとも表現できます。

向上心は仕事で成果を出すうえで欠かせない性格です。

「このくらいでいいか」と考えてしまうと成長は止まります。

「もっと良い商品が開発できないか」「お客様に便利なサービスを届けたい」といった考えが根底にあることで、お客様が満足できるものが提供可能です。

Point

普段から新しい物事や知識を積極的に自分に取り込もうと考えている就活生は、自己PRで向上心をアピールしましょう。

探求心が旺盛

学ぶ姿勢は探究心が旺盛とも言えます。

新しい知識や技術を積極的に学ぼうと行動しているからです。

物事の本質を追求しようと考えている人は、新しいサービスの開発や効率のいい作業方法の発見に貢献できます。

企業は常に商品やサービスの改良に励んでいます。

既存のものに固執してしまうと時代の変化や流行に遅れてしまうからです。

そのため採用担当者は探究心がある就活生を探しています。

自分が興味を持って深く調べた経験があればエピソードとして利用しましょう。

とくに商品開発や企画職を志望する場合なら高評価が得られます。

探究心が旺盛であることをうまく活用し、選考を有利に進めましょう。

新しい挑戦を恐れない

学ぶ姿勢は新しい挑戦を恐れないとも表現できます。

自分の知らない分野の知識を積極的に吸収するからです。

仕事を始めると新しい情報をインプットする機会が少なくなるでしょう。

職場は学校ではないため最初から丁寧に教えてくれないからです。

そのため自分から進んで新しい技術や知識を得ようと行動することに価値が生まれます。

また、企業側にとっても自ら進んで挑戦してくれる社員は貴重です。

新しいことにどんどん挑戦できる人材は高評価につながるでしょう。

ただし、挑戦したからといって失敗していいわけではありません。

きちんと失敗した原因を分析し、ミスを繰り返さないよう工夫することが重要です。

Profile Image

柴田貴司
(就活市場監修者/新卒エージェント本部幹部)

柴田貴司
(就活市場監修者)

自己PRで経験を語る際は、必ずしも成功したエピソードでなくても構いません。学生時代の経験はあくまであなたの強みである「新たな挑戦心」をアピールするものであり、入社後それを発揮して活躍してくれるビジョンを見せることが重要です。

吸収力が高い

吸収力が高いと表現できることを覚えておきましょう。

学ぶ姿勢には物事を吸収する意味が含まれるからです。

吸収力に関する人材を求めている企業にエントリーした際に利用してください。

仕事を始めるとさまざまな情報を手に入れます。

しかし、自分の力として身につける人はごくわずかです。

吸収力の高い人材は一旦自分の経験値として受け入れられるため、人よりも多くの経験が蓄積されるでしょう。

学ぶことが好きな就活生は吸収力が高いと言えることを把握しておきましょう。

【自己PRで学ぶ姿勢】おすすめの構成

自己PRで学ぶ姿勢を伝える際は、わかりやすさを重視し、構成に沿って文章を作成することが大切です。

おすすめの構成は、以下の流れになります。

Memo
  1. 最初に結論を書く
  2. 具体的なエピソード
  3. その結果や学んだこと
  4. 入社後どのように生かすのか

それぞれのステップで何を書くべきなのか、詳細をチェックしていきましょう。

1.最初に結論を書く

自己PRでは、はじめに結論に触れることが必要不可欠となります。

そのためここでは、「私の強みは学ぶ姿勢があることです」と、最初にはっきり伝えることが重要です。

結論から話すことで、伝えたいことや文章全体のテーマがわかりやすくなり、採用担当者もアピール内容をイメージしやすくなります。

ただし、学ぶ姿勢が強みであるとシンプルに伝えるのみではインパクトに欠けるのが実情です。

より効果的にアピールするのであれば、学ぶ姿勢+αとして、主体性などの具体的な強みを述べると良いでしょう。

2.具体的なエピソード

自己PRでは、最初に結論をはっきり述べたうえで、具体的なエピソードに触れていきます。

強みを深掘りする重要なポイントなので、エピソードは文字数・時間の許す限り、詳しく伝えることが肝心です。

エピソードをもって強みを伝えれば、「強みは学ぶ姿勢である」というアピールには、説得力や深みが増すでしょう。

採用担当者も、学生により興味や親しみを持つきっかけになります。

エピソードに具体性がないと、「本当にそれが強みなのか」と思われ、インパクトを残せないため注意が必要です。

3.その結果や学んだこと

自己PRでは、エピソードを伝えたうえで、その結果から学んだことを述べましょう。

企業は行動を成果につなげてくれる人材を求めており、得られた学びを伝えることで、強いインパクトを与えられるためです。

また、そのエピソード内の自分の行動について、第三者からの評価があるとなお良いでしょう。

第三者から「褒められた」「〇〇賞をもらった」などのプラス評価があると、エピソードの信憑性がより高まります。

そもそも学ぶ姿勢をアピールするのですから、実際にどのような学びがあったのかは欠かさずに伝えたいところです。

4.入社後どのように生かすのか

学ぶ姿勢を自己PRでアピールする際は、その強みをもって入社後どのように貢献できるのか、最終的に述べていく必要があります。

企業の採用活動は、単純に優れている人を採用すれば良いのではなく、自社に明確に貢献してくれる人を採用してこそ意味があるものです。

そのため、「〇〇だから△△の部分で貢献できる」という貢献・役立ちポイントは、詳しく伝えることが欠かせません。

貢献の内容を伝えれば、採用担当者は学生の入社後について活躍イメージを持ちやすくなり、内定につながりやすくなります。

【自己PRで学ぶ姿勢】エピソード別の例文

自己PRで使える例文をエピソード別に3つ紹介します。

自己PRは自分の強みをアピールする場です。

しかし、選択肢が多いため選ぶのが難しく感じるでしょう。

本章ではアルバイトや学業、部活動と多くの就活生が経験しているものを題材にしました。

自分の経験と比較しながら自己PR作成の参考にしてください。

魅力的な自己PRにして採用担当者から高評価を手に入れましょう。

例文
  • アルバイト経験×学ぶ姿勢
  • 学業×学ぶ姿勢
  • 部活動×学ぶ姿勢

アルバイト×学ぶ姿勢

例文

私の強みは素直に学ぶ姿勢があり、成長意欲が高いことです。

大学時代は飲食店でのアルバイトを経験し、接客スキルを磨くために先輩からのアドバイスを素直に受け入れ、スキルを吸収してきました。

また、それまで私は接客の経験が一切なかったため基本を完璧にしたいと考え、マニュアルの読み込みを徹底的に行いました。

接客の基本をしっかりと身につければ、自信をもって一人ひとりのお客様に対応できるはずという考えもあったためです。

結果、私の接客は多くのお客様から評価され、「対応が良かったスタッフ」のアンケートでは指名1位をいただく機会もありました。

アドバイスをもらった先輩からも、「自信をもって対応できるようになったことで業務効率も上がった」と褒めていただきました。

御社に入社した際も学ぶ姿勢を常に忘れず、新しいことを積極的に吸収すること、自己成長につなげることには貪欲でありたいと考えています。

そのうえで、御社が求める「自己成長できる人材」になり、事業に貢献していきたいです。

自己PRは冒頭に結論を述べることが重要です。

これから展開する話の内容が明確になり理解しやすくなります。

また、結論の伝え忘れ防止になるでしょう。

自分の魅力を多く伝えようと意識した結果、主張がわからなくなる場合があります。

しかし、最初に結論を伝えているため自分の考えが不明のまま終わることはありません。

自己PRでは自分の強みがどこにあるのか最初に説明しましょう。

学業×学ぶ姿勢

例文

私の強みは学ぶ姿勢があることで、決めたことを粘り強く続けられる意思を持っています。

学生時代は英語学習に積極的に取り組み、特に、TOEICの点数アップには力を入れてきました。

大学ではTOEIC対策に関する講義が多く開講されていたため、通常の授業の合間を縫って、私は積極的に受講してきました。

また、英語は繰り返し学習することが重要と考えているため、通学時間などの隙間時間を有効活用した復習も欠かしませんでした。

その結果、直近のTOEICでは過去最高点である800点を取ることができ、学習の成果を実感しました。

実践的な英語力も向上し、先日参加した国際交流ボランティアでは、先生から「前より会話がスムーズにできるようになった」と良い評価をいただきました。

自分で目標を立てて学び続ける姿勢や、知識を増やすことに前向きに取り組める姿勢は、御社の学びを大事にする理念に合っていると考えています。

入社後はどのような場面でも学んで吸収することを大事にし、いち早く現場で役に立てる人材になれるように努力したいと思います。

自己PRは課題解決に向けて取り組んだ結果、どのように成長できたのかまで述べることが重要です。

単純に「努力しました」だけでは曖昧な自己PRになります。

学業を題材にするのであれば成績の推移を盛り込みましょう。

「TOEICの点数が550点から700点にアップしました」と伝えることで自分の努力が可視化されます。

自己PRに説得力が生まれ、採用担当者も納得しやすくなるでしょう。

部活動×学ぶ姿勢

例文

私の強みは学ぶ姿勢があり、常に向上心を持って行動できることです。

学生時代は、サッカー部のレギュラーになるために独自で練習メニューを組み立て、練習時間以外にも積極的に練習を行いました。

ほかには、スキルを高めるためには上手な先輩からのアドバイスに従うことが重要だと考え、先輩に多くのアドバイスをもらったうえで行動することを心がけました。

その結果、私は3年生からレギュラーを勝ち取ることができ、コーチからは「2年生までとは別人のようだ」と褒めていただけるようになりました。

また、独自メニューはチームにも活かせるのではないかと考えたため、最近では練習メニューについて積極的に提案を行っており、直近の大会では初の入賞を果たすことができました。

私の積極的に学びにいく姿勢や向上心は、御社に入社し業務に取り組む際も、存分に発揮していきたいと思います。

そのうえで早いスピードで成長し、会社に利益をもたらす人材になりたいです。

自己PRでは得た経験と知識を仕事にどう活かすつもりかを伝えましょう。

採用担当者は入社後に貢献してくれる人材がほしいと考えています。

自分の考えを伝えることに意味があるため、自己PRの最後に盛り込みましょう。

例えば「部活動で学んだ主体性を活かして、入社後は3年以内にチームリーダーに昇格したいです」と伝えてください。

入社意欲のアピールにもなり一石二鳥です。

【自己PRで学ぶ姿勢】言いかえ表現別の例文

続いて学姿勢を言いかえた例文を4つ紹介します。

言いかえ例文一覧

向上心がある×学ぶ姿勢

探求心が旺盛×学ぶ姿勢

新しい挑戦を恐れない×学ぶ姿勢

吸収力が高い×学ぶ姿勢

学ぶ姿勢は多くの言いかえができる題材です。

企業が求める人物像にマッチした表現を利用してください。

また例文をもとにこれまでに解説した構成やポイントについても解説しているため参考にしてください。

向上心がある×学ぶ姿勢

私は向上心がある人間です。

現在、居酒屋で週4回アルバイトしています。最初は旅行費を稼ぐために始めました。

アルバイトを始めて1か月経過した頃にお客様から感謝の言葉を頂戴しました。私は仕事をしただけなのに感謝までされたことで、仕事にやりがいを感じました。

それからはお客様により良い時間を過ごしてもらうために試行錯誤しました。

手書きのメニュー表を作ったり、美味しい食べ合わせを紹介したりしました。

その結果、これまでは会話の少なかった店内に活気が生まれました。お客様との交流が増えたことで売上につながっています。

アルバイトで培った向上心を活かして、早くから活躍できる人材に成長したいです。

向上心を説明するには具体的なエピソードが効果的です。

「向上心があります」と伝えても採用担当者には響きません。

自分がなぜ向上心があると考えたのか、きっかけを自己PRに含めましょう。

立派な理由は必要ありません。

自分の中で向上心があると考える理由を説明しましょう。

エピソードに説得力が生まれ、具体性のある自己PRになります。

自分の強みを説明する時は具体性を意識しましょう。

探求心が旺盛×学ぶ姿勢

私の強みは探究心が旺盛なところです。この強みを活かして簿記1級の資格の取得に成功しました。

簿記はどの企業に就職するにしても必要な知識が学べる資格です。そのため私は学生のうちから身につけておこうと考え、簿記の勉強を開始しました。

簿記について学び始めたことで世の中の見え方が変わりました。

お金の流れや管理する重要性を学んだからです。

最初は広く浅く身につけばいいと考えていましたが、これからの社会を生き抜くには深く詳しい知識が必要だと考えています。

そこで簿記の専門学校に通い始めました。

その結果、無事に簿記1級の資格に合格しました。

探究心が旺盛であることを活かし、御社に貢献できる人材に成長していきたいです。

資格取得を志す理由がきちんと説明されているため聞き取りやすい内容になっています。

エピソードを話す際にはきっかけや理由が重要です。

なぜ、取り組むことにしたのかが曖昧だと感情移入ができません。

自分が経験した内容に説得力を持たせるためにも、取り組み始めた背景まで説明しましょう。

採用担当者が疑問を抱くことなく最後まで聞き取れるため、自分の魅力が伝わりやすくなります。

新しい挑戦を恐れない×学ぶ姿勢

私は新しい挑戦を恐れない性格です。

この性格が表れた経験は学生時代の部活です。

中学生から現在までテニスを継続しています。

私には中学生の頃から同じ地区にいるライバルがいます。

大会に出場するたびに対戦し、五分五分の成績です。

どうしても勝ちたいと考えたため、練習終わりで成果をノートにまとめることを始めました。

最初は成果が出るのかとても不安でした。

しかし、1か月ほど経った頃からメンタル面が強くなったと感じました。

試合で劣勢になっても不思議と負ける気がしなくなったからです。

ノートを作成し始めてからはライバルに勝ち越すようになりました。

御社に入社した際は、自分の成長につながることにどんどん挑戦していきたいです。

新しいことへの挑戦を恐れない特性は多くの企業が求めています。

チャレンジなくして成功はないからです。

企業から高評価を得やすい反面、多くの就活生が自己PRに使用します。

しっかり他の就活生と差別化しましょう。

自分の体験談に加えて、当時の感情を加えるのがおすすめです。

題材が重なっても自分の感情があることでオリジナリティが生まれます。

吸収力が高い×学ぶ姿勢

私の強みは吸収力が高い点です。

長期インターンシップに参加した際に先輩からのアドバイスをすぐに実践し、成果につなげた経験があります。

大学3年生の夏にマーケティング会社の長期インターンシップに参加しました。

最初はコンサルティングに自信があるため、積極的に発言していました。

しかし、周囲が自分よりも優れた意見を出したため自信を失いました。

そんな私の様子を見た先輩から「自分ではあたり前に考えていることを疑ってみるのはどうかな」とアドバイスを頂戴しました。

次の日から、自分で気にしていなかった部分も調査、分析することで新しい視点での意見ができるようになりました。

入社後は先輩や同僚からの意見を吸収しながら、チームの中心人物に成長したいです。

吸収力の高さは成長性や将来性をアピールするのに最適です。

一方で抽象度の高い強みになります。

自己PRでは具体性のあるアピールが重要です。

何を吸収しどう仕事に活かすつもりなのかまで、きちんと説明しましょう。

曖昧な自己PRでは自分の魅力が採用担当者に伝わらず、高評価が得られません。

自己PRを作成する際は実際のエピソードを軸にわかりやすい内容になるよう意識しましょう。

【自己PRで学ぶ姿勢】業種別の例文

業種別の自己PR例文も紹介します。

自分が志望する業種によっても求められる人物像は異なります。

採用担当者の採用したいと考える人物と自分の強みが一致する自己PRにしましょう。

本章では以下の4つの業種ごとに例文を解説します。

志望する業種がある就活生はぜひ参考にしてください。

反対に志望する業種がない場合は、自己PRの書き方や流れをマネしていただければ幸いです。

営業職

私はお客様の声をきちんと受け止め、分析することで成長してきました。

学生時代にスーパーでアルバイトしていました。

品出しとレジ打ちを担当していたためお客様と会話することが多いポジションです。

ある日、お客様から似た内容のクレームをいただくことに気がつきました。

セルフレジの使い方がわからないといった内容です。

当初はその都度説明しました。

しかし、何度も説明することに疲れました。

そこでセルフレジの使い方が記載されたポップを設置しました。

その結果、今まで1日に10回は説明していた作業が3回にまで減少しました。

作業を効率化するためには工夫が重要であると学びました。

この経験を活かし、スムーズに売上に貢献できるよう努めます。

営業職は成果が求められる部署です。

営業職を希望する就活生は、自己PRに取り組みの成果を盛り込みましょう。

大きな結果がでなくても大丈夫です。

自分で考え、実行することに意味があります。

就活生の段階でいきなり成果が出せるとは企業も考えていません。

自己PRを通して将来性をアピールしましょう。

採用担当者から「入社後に活躍してくれそう」と評価されることで内定獲得に近づきます。

IT職

私は常に新しい技術を学び、成長し続けられる人材です。

新しいことを学ぶのが楽しいと感じます。

大学時代には、HTMLやCSSを始め、JavaScriptとPythonを独学で身につけました。

またプログラミング言語の知識を活かしインターンシップにも参加しました。

今までは1人で作業していたためチームで連携することに違和感がありました。

しかし、チーム開発を経験したことで問題解決能力やチームワークの重要性を学びました。

御社では、最新のIT技術に触れながら、自身のスキルアップにつなげたいと考えています。

とくにAI分野に興味があり、御社のAIを利用したアプリケーション開発のプロジェクトに貢献したいです。

IT職は常に新しい技術が登場します。

そのため自分自身で勉強し、知識を身につけることが重要です。

趣味や娯楽でもかまわないので自分から積極的に行動したエピソードを話しましょう。

IT職を志望するなら受け身な性格では成長が止まる可能性があります。

入社後も活躍できる人材であることを示すためには、知識を身につけるための取り組みをアピールしてください。

さらに良い自己PRになるでしょう。

教育職

教育現場は常に変化を続ける場所であり、教員もまた学び続ける必要があると考えています。

ボランティア活動に参加したことで成長する重要性を学んだからです。

大学2年生の時に地域の子供達とキャンプに行くイベントがありました。

夏休みで時間があり、教員の仕事に役立つと考え参加しました。

最初は緊張していた子供達でしたが、一緒にカレーを作る中で仲を深めました。

第一印象は静かな印象だった子もキャンプを通して主体的に行動している様子が見られました。

そこで私も日々成長していく教員になりたいと思うようになりました。

御校の教育活動に貢献するため、日々新しい知識を身につけ成長できる人材になりたいです。

そして生徒達の価値観を柔軟に受け入れたいです。

教育職は生徒の成長をサポートし、見守る仕事です。

そのため教員自身も成長が求められます。

採用担当者から高評価を得るには、自身の成長性や柔軟性についてアピールしましょう。

自分が将来どういった教員になりたいのか明確に伝えてください。

また、柔軟性は生徒達の価値観を受け入れるのに必要です。

自分には生徒達1人ひとりの考えを尊重する意思があることをアピールしましょう。

コンサルタント職

私は、問題解決のために必要な情報を自ら積極的に収集し、分析する習慣があります。

大学3年生の時にサッカー部のキャプテンに就任しました。

当時の私達は勝率が低迷し、チーム全体の士気が低下していました。

試合を分析した結果、チームの成長が止まっていることに気がつきました。

私達自身が成長していないのに対して、相手チームが成長しているため試合に負けていました。

さらに失点した瞬間を何度も確認し、守備の連携に乱れがあることを発見しました。

チームの弱点を補強する練習を取り入れたことで次の大会では準優勝できました。

この経験から、私は問題の本質を捉え、最適な解決策を提案できる能力を身につけています。

御社のコンサルタントとして、クライアントの課題解決に貢献したいと考えています。

コンサルタント職も営業職と同じで成果が重要です。

自己PRする際は自分の取り組みから何が得られたのか、どういった結果になったのかまで詳しく述べましょう。

わかりやすく説明することで自己PRに説得力が生まれます。

採用担当者が納得する自己PRになることで高評価につながるでしょう。

コンサルタント職を志望する就活生は、自分の成果と結果がきちんと伝わるように意識してください。

自己PRで使える勉強熱心について知り面接に合格しよう

ここまで、学ぶ姿勢をアピールする際のポイントや注意点、そして実際の例文を紹介してきました。

企業側に興味を持ってもらう自己PRにするためには、実体験や想いを深掘りすることが大切です。

ぜひ本記事を参考に、面接で自分の魅力を十分にアピールし、合格を手にしましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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