【例文付き】web業界の志望動機作成のポイントを解説!求められるスキルや例文も掲載!

【例文付き】web業界の志望動機作成のポイントを解説!求められるスキルや例文も掲載!

「実はweb業界のことをあまり深く知らない」「求められるスキルがわからないので不安がある」など、web業界志望の就活生が抱く悩みは多岐にわたります。

特に志望動機は今後の選考に大きく関わってくるものなので、きちんと準備したうえで書かなくてはなりません。

そこで今回は、web業界への就職を希望する就活生に向けて、志望動機作成のポイントや企業が求めているスキルなどについて解説します。

また、最後には例文も載せてありますので、大事なポイントを押さえて面接官の印象に残る志望動機を作りましょう。

この記事を読んでわかること

・WEB業界について

・WEB業界に向いている人

・志望動機の書き方・ポイント

・WEB業界の志望動機の例文

この記事をおすすめしたい人

・WEB業界に興味がある人・志望する人

・WEB業界に向いているか知りたい人

・志望動機の書き方・ポイントを知りたい人

・WEB業界の志望動機の例文を見たい人

web業界とは、インターネットを利用してさまざまなサービスを提供する企業が属する業界のことを指します。

ここで、「IT業界とは違うの?」と悩む人も多いのではないでしょうか。

IT業界とは、官公庁など世の中を支えるなくてはならないシステムを提供する業界のことを指し、web業界とは区別されています。

主に法人が利用するシステムを作っているのがIT業界、ソーシャルゲームやSNSなど一般消費者向けのサービスを提供しているのがweb業界になります。

WEB業界サービスの種類

Web業界サービスにはさまざまな種類がありますが、今回は8つのサービスを詳しく紹介していきたいと思います。

自分にはどのようなサービスが向いているのか、一緒に確認していきましょう。

  • Eコマース
  • ポータルサイト
  • SNS
  • WEB広告
  • ソーシャルゲーム
  • キュレーションサイト
  • 電子書籍

Eラーニング

Eコマース

Eコマースとはインターネットなどのデジタルチャネルを通じて商品やサービスを商取引するものを指します。

代表的なサービスで言えば楽天市場、Amazon、yahoo!ショッピング、ZOZOTOWNなどが挙げられます。

一般の方が「ネットショッピングサイト」と呼ばれるものはほとんどEコマースに該当すると考えておけば良いでしょう。

「ECサイト」という呼び方の方が親しみがある人が多いかもしれません。

価格競争が激しいのはデメリットではありますが、販売エリアが限定されない点や、24時間・365日営業が可能な点、顧客分析に使えるデータが多い点など、さまざまなメリットが存在する業界といえるでしょう。

ポータルサイト

ポータルサイトとは、インターネット上での情報の中心的な入り口として機能するウェブサイトです。

豊富なコンテンツやサービスへのアクセスを提供するために設計されており、ユーザーが必要とする情報やサービスを簡単に見つけられるように設計されています。

情報を素早く得たい人が用いることが多く、さまざまなリンクが設置されているため、忙しい人でも素早く情報を仕入れることができるのが大きなメリットと言えます。

Google、Yahoo!などの検索エンジンが代表的な例であると言えます。

SNS

これは皆さんご存知の方も多いかもしれませんが、人と人とがインターネット上で繋がり、メッセージのやり取りができる環境が用意されているのが「SNS」という媒体です。

多くの人が利用しているもので、あなたも何かしら利用しているサービスがあるのではないでしょうか。

最近ではTwitterやInstagram、LINEなどが代表例であると言えるでしょう。

双方向的なコミュニケーションをリアルタイムで取ることができるので、多くの方が利用しているサービスであり、最近では就活などにも用いられることが多いです。

ベンチャー企業などはSNSを通じて就活生を連絡を取ることがあるので、ベンチャー企業への就職を考えている方は普段のSNSの投稿なども注意して行う必要があると言えるでしょう。

WEB広告

WEB広告はインターネット上で商品やサービスを宣伝するための手段であり、ここまで紹介してきた個別のウェブサイトやSNS、ポータルサイトなどオンライン上で表示される広告全般のことを指します。

多くの企業がこの広告を用いており、「リスティング広告」や「アフィリエイト広告」などといった名称は皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか。

WEB広告はターゲットの指向性の測定なども得意であり、ユーザーの関心や行動に基づいて広告を表示させることができるのが強みです。

パフォーマンスをリアルタイムで測定し、最適化することも可能で、クリック数、閲覧数、どれくらい効果につながったかを測定できるコンバージョン率なども即座にはじき出すことができます。

多くの企業が利用している広告の一つで、現在広告業界において最も重要視されている広告と言えるでしょう。

ソーシャルゲーム

ソーシャルゲームはインターネットを介してEB上で提供されるゲームの一つです。

SNSなどプラットフォームとしてアクセスできるソーシャルゲームなどが代表例です。

特にスマホゲームなどが有名で、この記事を読んでいる就活生の方の中にも「パズドラ」や「モンスト」で遊んだことがある人はいるのではないでしょうか。

ソーシャルゲームの多くのメリットは基本的に無料で、かつインストールするだけで簡単に始められるようになっていることです。

操作も簡単なものが多く、直感的なゲームプレイとカジュアルな体験を提供するタイプのサービスが多いです。

これにより昔からずっとゲームをプレイしている人だけでなく、これまでゲームをしてこなかった方なども気軽に始めることができ、通勤電車など移動時間や待ち時間にプレイしているライトユーザーの方も多いです。

キュレーションサイト

キュレーションサイトとはインターネット上に存在する膨大な情報を収集し、選別・編集した後に提供するサービスです。

NewsPicsやグノシーなどが代表的なサービスとされています。

特定のテーマや関心ごとに関連するコンテンツを集めて編集し、公開しているので、ユーザーが知りたい情報をすぐに知ることができるという大きなメリットがあります。

特定の視点やテーマに沿って整理されているので、調べやすいのです。

ユーザーが自分の興味や目的に応じた情報を効率的に得ることができ、一般的なブログなどよりも人気が高いと言えるでしょう。

また、特定のコミュニティや趣味のグループにサービスを提供することなどもあり、そのコンテンツは特定の分野や興味に深く関連しているので、同じ興味を持つユーザーが集まりやすいです。

よって、情報の共有はもちろん、議論の場としても機能するのも大きな特徴とされています。

電子書籍

電子書籍はその名の通り紙の本の代わりに読書体験を提供するサービスとして注目を集めている、スマホやパソコン、タブレットなどで本が読めるサービスです。

Amazonが提供している「Kindle」などが最も有名なサービスと言えるでしょう。

電子書籍はとにかく便利です。

一般的な書籍の場合持ち歩くのは数冊が限界ですが、スマホやパソコン、タブレットなどに何十冊・何百冊とダウンロードできるので、物理的なスペースを必要とせず、数多くの書籍を持ち歩くことができます。

また、オンラインで瞬時に購入することができるのも大きなメリットです。

画像やオーディオ、ビデオなどのマルチメディア要素を含むことができるようにもなっているので、例えばビジネス本にPDFを添付したり、より分かりやすく解説している動画を添付したりなどもできます。

出版のプロセスが簡素化され、作家が自分の作品をより低コストで市場に出せるようになるなど、出版業界における障壁を低減しているのも電子書籍の大きな特徴の一つです。

Eラーニング

Eラーニングは皆さん高校や大学などで取り組んだこともあるかもしれません。

インターネットを通じてオンライン上で学習ができるサービスです。

学校が導入していることもあれば、自分で契約ができるものもあります。

DMM英会話やスタディサプリ、YouTubeの教育チャンネルなどもEラーニングに含まれます。

企業で研修として利用する場合などもあり、ダスキンミスタードーナツや楽天などでも利用されている便利なサービスの一つです。

こちらも先ほど紹介した電子書籍と共通するメリットがあり、物理的な障壁が取っ払われます。

場所や時間に縛られずに学習する柔軟性があり、学習者は自分のペースで自宅や移動中など、好きな時間にアクセスすることができるのが大きな魅力です。

また、一般的な講義の場合、録画でもしない限り何度でも復習することができません。

しかし、Eラーニングはビデオで配信される授業であることが多いので、何回でも見直すことができ、わからない部分を復習することもできます。

web業界の職種

web業界の職種は大きく指揮系の職種、作業系の職種、解析系の職種の3つに分類できます。

たとえば指揮系の職種ならwebディレクターやwebプロデューサー、webプランナーなどが挙げられます。

作業系ならwebデザイナーやwebエンジニア、解析系ならwebマーケターなどがあり、いずれも専門的な知識が求められるため、日々の勉強が欠かせません。

ここからは、特に馴染み深いwebディレクター・webプランナー・webデザイナー・webエンジニアの4つを紹介していきます。

webディレクター

webディレクターとは、web制作のプロジェクトの進行管理を行う人のことを指します。

主にクライアントと打ち合わせをしたり、制作に必要な人材を選出してチームを組んだりと、制作の指揮を執るweb制作現場の総監督といえるような存在です。

クライアントとのやりとりからスケジュール管理まで、現場において多忙を極めるため応用力が試されます。

また現場の進行関係以外にも、ワイヤーフレームと呼ばれるデザイン前のサイト構成案をディレクターが作る場合が多く、クリエイティブなスキル・知識も必要です。

しかし、web業界未経験でも転職しやすいポジションで、年収もweb系の中で比較的高めになります。

リーダーシップを発揮することが得意な人や、人とコミュニケーションを取ることが苦ではない人などが向いているでしょう。

webプランナー

webプランナーとは、主にクライアントの要望をサイトにどのように反映させるのか、サイト設計の計画を立てるポジションになります。

しかし、専任でこの職種を置いている企業は少ないでしょう。

なぜなら、webディレクターが業務の一環としてプランナーの役割も果たす場合がほとんどだからです。

基本的に、プロデューサーがつくような規模が大きい案件の場合にプランナーが必要となります。

プランナーは、クライアントから依頼を受けた時点で、サイトの方向性が間違っていないか確認をします。

クライアントのイメージが伝わってこないときは、クライアントと話し合って大まかな企画を作成することになるためコミュニケーション能力が必須です。

聞き上手といわれているような方や、困っている人の力になりたいという方が向いているでしょう。

webデザイナー

webデザイナーはwebサイトのデザインを行います。

主に、PhotoshopやIllustratorといったデザイン系のソフトを使って仕事をします。

本的にクライアントの希望するイメージのwebサイトをデザインしますが、見た目の美しさだけでなく、ユーザーが使いやすいことや見やすいかどうかを意識して制作することが重要です。

デザイン能力は必須になりますが、グラフィックデザインとは異なる部分がありますので、紙媒体のデザイン力がそのままwebデザイン能力に活かせるとは限りません。

また、webデザインの世界は流行がすぐに移り変わります。

現在の自分に慢心せず、常にアンテナを張り流行を追うことが大切です。

地道な作業が好きであること、そして流行に敏感で好奇心旺盛な人がwebデザイナーに向いています。

webエンジニア

webエンジニアは、フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアの2種類に分かれます。

フロントエンドエンジニアは、デザイナーが作ったサイトのデザインをHTML/CSS/JavaScriptなどを使って構築していくポジションです。

一方、バックエンドエンジニアとはデータベースの整備やサーバー管理、ECシステムの構築など、webに必要不可欠な裏側部分を担当するエンジニアになります。

フロントエンドエンジニアの知識に加え、さらに深い知識を必要とするため、まずはフロントエンドでスキルを磨いていく方が良いでしょう。

オールマイティーに働きたいときは、フルスタックエンジニアと呼ばれるどんな仕事でもこなせるwebエンジニアとしてスキルを積み上げることも可能になります。

【web業界の志望動機】web業界の将来性

現在、私たちは多くのwebサービスを使いながら日々の生活を送っています。

たとえば、楽天やAmazonのようなECサイトでネットショッピングをする人も多いでしょう。

また、TwitterやInstagramなどのようなSNSで気軽に他人と交流ができるようになりました。

そして、近年ではコロナによってリモートワークが増え、slackやchatworkなどコミュニケーションツールを取り入れている企業が増えています。

さらにプライベート時間でも、ゲームや動画を視聴する人が増えただけでなく病院で待たなくても診察してもらえるオンライン診療というものまで普及してきています。

このような背景があることから、web業界の未来は明るいといえるでしょう

【web業界の志望動機】求められるスキル

web業界と一口にいってもさまざまな職種があるので、求められるスキルがどんなものかわからないという方もいるでしょう。

総合力が必要なwebプロデューサーから専門的技術が売りのwebデザイナー、応用力と瞬発力が求められるwebマーケターなど、職種によって求められるスキルは違います。

しかし、これから紹介する3つのスキルはどんな職種であっても求められることなので、自分に備わっているかどうか事前に把握しておきましょう。

  • ウェブに関する知識
  • 柔軟に対応できる人
  • コミュニケーション力がある人
  • 計画管理能力
  • 課題解決力

webに関する知識

1つ目はwebに関する知識です。

web業界の技術は日々進歩し、次々と移り変わっていきます。

そのため、最新のトレンドの把握とスキルアップが欠かせませんが、それも土台となる基礎知識がないといけません。

基礎知識といっても職種によって必要な知識が違うので、自分の目指す職種にはどんな知識が必要なのか知ることが大切です。

たとえば、わかりやすさや操作性を上げるためのUI/UXに関する知識や、webデザインの知識などは、webデザイナーにもwebディレクターなどにも必要な知識とされています。

web業界は常に人手不足といわれており、新卒であれば未経験でも採用するといった企業は多くありますが、web業界で働きたい意欲を伝えるためにもwebに関する最低限の知識は身に付けておくようにしましょう。

計画管理能力

2つ目は計画管理能力です。

特にwebディレクターの仕事は、チームを指揮・管理し、プロジェクトを円滑に進めるように調整を行うことなのでとても重要になります。

しかし、チームの一員として働くデザイナーやエンジニアなど他の職種にも必要な力です。

たとえばwebコンテンツを制作する流れとして、プランニング・デザイン・プログラミングなどがありますが、webプランナーは最も上流のプランニングの部分を担当します。

もし、webプランナーが納期を守らなければ全体の進行が遅れることになるのです。

チームプレイであることを忘れず、しっかりと自分のタスク管理をすることが大切になります。

顧客から提示された納期を守るために、自身のスケジュールを管理する力を高めましょう。

課題解決力

3つ目は課題解決能力です。

課題解決能力とは、顧客の課題は何か分析し、適切な方法で解決に導く力といわれています。

ここで重要なのがヒアリングで、そもそも顧客が何を求めているのかを把握できていなければ適切な解決案を提示できません。

また、このときは顧客視点を意識することが大切になります。 顧客視点を意識することで認識の齟齬を防ぎ、本質的な課題に気づくことができるのです。

たとえば顧客が商品を紹介するサイトを作りたい場合、顧客のニーズは「顧客に商品を買ってもらうこと」です。

単に「見栄えが良いサイトを作って終わり」ではなく、どうすれば顧客の購買意欲を高められるか考えることが課題解決につながります。

顧客が言語化できていないニーズを見つけ、解決することが重要といえるのです。

【web業界の志望動機】企業は志望動機のどこを見ているか

企業は応募者の志望動機のどんなところをチェックしているのでしょうか。

志望動機のどこに着目しているのかわからない状態で志望動機を書いてしまうのは得策とはいえません。

企業が何を知りたいのかを知ることで、志望動機に何を書くべきかがわかってきます。

ここからは、企業が志望動機で主に何を重視するのかについて詳しく解説していきます。

どれも多くの企業がチェックしている大事なポイントなので、志望動機づくりの参考にしてみてください。

  • どのくらい熱意があるか
  • 適性はあるか
  • 人間性はどうか

どのくらい熱意があるか

まず、企業はあなたにどのくらいの熱意があるかどうかを見ています。

なぜなら、多くの企業は早期離職を恐れているからです。

web業界に限った話ではありませんが、仕事ではチームワークが重要です。

たとえば、もしプロジェクトの途中でデザイナーが一人辞めてしまった場合、今後のスケジュールが大きく狂います。

また、新卒の採用コストは平均一人あたり100万円近くかかるといわれています。

さらに、育成コストのことも含めると一人の新人が活躍できるようになるまで多額のコストがかかっていることになるでしょう。

社員が離職してしまった場合、企業は新たに多額のコストや時間を費やして採用活動を行うことになります。

企業にとって大きな損失になるので、熱意があるかどうかを見ることはとても重要になるのです。

適性はあるか

熱意があり、企業の求める人柄であっても、成果を出せる人材であるかということはまた別の話です。

企業は知識を持っているだけではなく、その知識を活用して成果を出せる人、それまで経験したことのない環境でも高いパフォーマンスを出せる人を重宝します。

また採用した人物にとって、仕事がストレスを感じるものであれば長続きはしません。

このことは、企業にとっても応募者にとっても良くないことなので、知識面・伸びしろ・ストレス耐性など、さまざまな面から見て自社に適性があるかチェックするのです。

web業界であれば、職種によって必要な技能も変わってくるでしょう。

自分にはどの職種が向いているのかしっかりと見極めつつ、その職種に適性があるということを企業にアピールすることが内定への近道といえます。

人間性はどうか

企業は、あなたの人間性が会社の雰囲気に合っているのか、組織にうまく馴染めるかどうかを見ています。

入社してから困ったことや不安なことがあったとき、うまく組織に馴染めていれば周りで支えることもできるでしょう。

しかし、コミュニケーション能力が低く、問題を一人で抱えたままになると大きなトラブルを起こしかねません。

web業界に限った話ではありませんが、入社後は組織の一員として足並みを揃えることが求められます。

そのため、社会人として最低限必要なモラルやマナーは押さえておく必要があるといえます。

訓練等で身に付けられるスキルとは違い、人間性というものは入社した後も基本的に変わることはないため、人間性を重視する企業も少なくないのです。

【web業界の志望動機】志望動機作成のポイント

web業界を希望しているのに、志望動機に何を書いたら良いのかわからないという方も多いです。

特に志望動機を書いてみたはいいものの、差別化ができていない、どうしてweb業界を目指したのかが薄いという場合もあるでしょう。

web業界の志望動機を書く際はなぜweb業界なのか、なぜその企業なのか、web業界で活かせる経験やスキルをしっかりと深堀りしておくことが必要になります。

次項で解説する内容を把握し、人事担当者の心に刺さる志望動機を作成しましょう。

  • ウェブ業界を志望した理由
  • その企業を志望した理由
  • 自分がどのように活躍できるか
  • 適切な長さにまとめる

web業界を志望した理由

まずはweb業界を志望した理由を整理しておきましょう。

頭の中ではまとまっていたとしても、実際にはうまくつながっていないこともあるので、ノートやメモ帳に書き出して整理してみてください。

また、web業界を志望した理由だけではなく、他の業界ではなぜダメなのかを明らかにすることも大切です。

業界の選択肢はたくさんあるので、その中でなぜweb業界でなければならないのか、その理由がはっきりと伝わるように書きましょう。

web業界でなければならない理由を見つけるためには、web業界の情報収集が欠かせません。

志望理由を具体的にするためにも、新聞やネットニュース、関連書籍などをチェックする習慣を身に付けるようにしてください。

その企業を志望した理由

数ある企業の中から、なぜその企業を選んで応募したのかについても志望動機の中に書いておきましょう。

このときに重要なのは、なぜ魅力を感じたのかという理由です。

あなたの価値観が見えやすく、さらに企業があなたのモチベーションを知ることにもつながるでしょう。

特になぜその企業を選ぶのかという点は、採用する側としても気になるポイントであり、志望動機で特に注目されます。

理由を書く前に、志望する企業の商品やサービスをユーザーとして体験しておくと、志望先企業ならではの特色に絡めて伝えられるのでおすすめです。

どの企業にも当てはまるような志望動機は避け、その企業ならではの魅力を見つけることが大切です。

複数の企業を受ける場合でも、一つひとつ丁寧に志望動機を作りましょう。

自分がどのように活躍できるか

入社してから自分のしたいことや今後のキャリアパスをどう考えているかなど、web業界で今後どのように活躍していきたいのか、より具体的に書いておくことも重要です。

どのように成長し会社に貢献していきたいか、どのようなことを成し遂げていきたいかなど、より具体的なビジョンが描けていると、真面目さや実直さが伝わります。

これにより、あなたが持っているポテンシャルが伝わりやすくなるほか、企業から見れば将来活躍してくれそうかといったことを考える判断材料にもなります。

また、将来どのようになりたいのか考えているとアピールすることで、他者との差別化を図ることも可能です。

新卒採用の場合、応募者のポテンシャルを重視する傾向にあるので、具体的なキャリアプランを練り、それをコンパクトにまとめて記載するようにしてください。

柔軟に対応できる人

Web業界に向いている人の特徴として、柔軟に対応できるということが挙げられます。

Web業界は他の業界よりも進歩が早く目にも止まらないスピードで進化していくので、技術が新しくなるというのはもちろんのこと、トレンドがコロコロ変わっていくのです。

つまりそれらの変化に柔軟に対応し、業務を行える人材が求められていると言えるでしょう。

ということは変化に強く、柔軟に対応できる人物であることをアピールしたいところです。

特にシステムエンジニアなどの業界は技術の進歩が異常なほど早く、変化に対する強みがより求められます。

これまで柔軟に対応してきたエピソードや、自分が工夫して学んできた経験などがあれば、積極的に志望動機に盛り込みたいところです。

コミュニケーション力がある人

Web業界はコミュニケーション能力がある人を求めているのも大きな特徴です。

Web業界と聞くとなんとなくプログラマーなどの仕事を想像し、「基本的にキーボードをカタカタ叩いているだけで、誰とも話さなくて良いのでは?」というイメージを抱く人も多いでしょう。

しかしそんなことはありません。

もちろんプログラマーもプロジェクトメンバーと業務を進めていくのでコミュニケーション能力が必要ですし、それ以上にコミュニケーション能力が必要とされる仕事も多くあります。

特にクライアントと関わることが多い業種の場合、コミュニケーション能力が高くなければニーズなどを把握することもできません。

よってコミュニケーション能力が高い人は業務や取引を円滑に行うことができ、それが仕事に良い影響を与えることでしょうから、積極的にアピールしたいところです。

適切な長さにまとめる

適切な長さにまとめるというのもWeb業界の志望動機を作成するにあたって非常に重要なポイントと言えるでしょう。

字数が指定されていない場合は特にあるので注意して執筆していかなければなりません。

採用担当は多くの志望動機や自己PRなどを読む必要があるので、長すぎる文章は読む気がなくなってしまいます。

一般的に字数指定がされていない場合は300文字から400文字程度になるように作成すると良いでしょう。

また、字数指定がある場合もありますが、その際は指定の8割から10割程度を書けるようにすると良い印象を与えることができます。

8割以下で提出すると、レギュレーションを守れない人材としてマイナスな印象を与えるので、気をつけましょう。

【web業界の志望動機】志望動機のおすすめ構成

ここからはWeb業界の志望動機を作成するにあたっておすすめの構成について紹介していきます。

この構成はWeb業界以外でも活用できるので、他の業界も併せて志望している方も参考にしてみてください。

結論

まずは結論から述べることが非常に大切です。

「志望動機は〇〇です。」というように、簡潔に述べるようにしましょう。

最初に結論を伝えることで、志望動機の内容を採用担当も理解しやすくなります。

初めに結論を述べることは志望動機以外のESにも活用できることなので、基本的に就活で企業に提出する書類は全て最初から結論を述べるように心がけると良いでしょう。

最初に結論を述べ、今後の展開を念頭に置いた上で文章を読んでもらうことが大切なのです。

エピソード

結論を述べたら、その志望動機を補強するためのエピソードを詳しく述べていくことも重要となります。

志望動機を裏付けるエピソードを詳しく紹介していくのです。

そのエピソード・出来事によって生じた課題や目標、施策、対策などを述べていくと良いでしょう。

この部分は可能な限り、具体的に書けると良いです。

これにより面接官にエピソードの内容や志望するにあたった理由がしっかり伝わるようになるでしょう。

結果と学んだこと

そのエピソードを通じて、どのような結果が得られたのか、そして何を学んだのかについても詳しく述べていく必要があります。

企業はただ定時までなんとなく仕事をこなす人材ではなく、結果を出せる人材を採用したいと考えています。

つまり、志望動機のエピソードにおいても結果を出したことを述べるとより印象が良くなるのです。

また、そのエピソードを通してどのようなことを学んだのかについて解説することで、企業の業務に活かせる経験であるかどうかが分かりやすくなるでしょう。

入社後にどう活かすか

最後はその経験を通じてどのような結果を得て、何を学び、そしてそれを入社後にどのように活かしていくのかについて詳しく述べていく必要があります。

可能な限り、Web業界において活用できそうな経験であることを述べるようにしましょう。

特に、入社後どのように活かすかをイメージしているということは、その企業へ就職する意志も硬いということであり、具体的なイメージができているということにもなります。

内定を出した場合、高い確率で就職してくれる、信頼のできる人物であると考えてもらえるでしょう。

【web業界の志望動機】webデザイナー志望の例文

私が貴社を志望した理由は、デザイン性だけでなくユーザビリティに満ちたものを作るという企業理念に感銘を受けたからです。

私にはweb制作の経験はありませんが、学生時代にテニスで培った忍耐力は、webデザイナーになっても活かせていけると思っています。

また、私は昔からサイト制作に興味を持っており、自分でwebサイトを作成し、運営の経験もあります。

一からサイトを作るのはとても大変でしたが、それ以上に大きなやりがいを感じ、webデザイナーに興味を持ちました。

貴社のデザインされた広告は、見る人のことを考えられたわかりやすいデザインになっており、そこで私は初めてデザインの大切さを知ることができたのです。

見栄えの良い広告であっても、購入の仕方がわかりづらければ購買にはつながらず、ただ見た目が良いだけのサイトを作れば良いわけではないと痛感させられました。

貴社のデザインに出会ってからは、独学でPhotoshopやIllustratorの勉強をしています。

さまざまなデザインツールの使い方を勉強することで、webデザインの奥深さを肌で感じているところです。

貴社に入社後は、ITパスポートや基本情報技術者試験といったIT系の資格も獲得してスキルの幅を広げ、いち早く戦力になれるように努力していきます。

【web業界の志望動機】どうしても志望動機が思いつかない場合

ここまで志望動機を作成する方法について詳しく紹介してきましたが、どうしても志望動機が思いつかない場合もあるでしょう。

そういった際は下記の3つの対策を試してみてください。

自己分析を深める

色々な先輩や学校の教授に口酸っぱく言われてきたことであり、もううんざりしていることかもしれません。

しかしそれでも自己分析は非常に重要なので、再度行ってみるのも良いでしょう。

自分のことがまだよくわかっておらず、そのため自分の強みがわからない、その企業に共感する部分が見つからないということかもしれません。

よって自己分析が足りないと痛感している方はもちろんのこと、十分自己分析をしたつもりの人でも、再度取り組んでみると良いかもしれません。

自己分析の方法については下記の記事で紹介しているので、是非参考にしてみてください。

業界・企業研究を進める

業界や企業研究をより進めてみるというのもおすすめの方法です。

業界や企業のことを知らないから志望動機が書けないのかもしれません。

なかなか忙しい就活生に「あれをやれ、これをやれ」というのは心苦しいところですが、業界や企業の研究は、自分の想像よりもしっかりとできていないことが多いです。

その業界にどのような魅力があるのか、その企業独特の取り組みは魅力にはどのようなものがあるのか、再度確認してみましょう。

それにより就活のモチベーションが高まる可能性もありますし、何よりその企業特有の魅力と自分の親和性が高いということをアピールできれば、一気に志望動機の深みが増すことでしょう。

業界研究、そして企業研究の方法についてはこれらの記事で紹介しているので、余裕のある方は是非確認してみてください。

就活エージェントを使う

就活のプロである就活エージェントに相談してみるのもおすすめの選択肢の一つです。

志望動機が思いつかない人はもちろんのこと、自己PRが思いつかない方、面接で毎回落とされてしまう方など、とにかく就活で悩んでいる方はひとまず就職エージェントを利用するのが手っ取り早いと言えるでしょう。

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まとめ

web業界は幅広い可能性に満ち溢れているため、今後の発展が望める業界であるといえるでしょう。

だからこそ、web業界では常に自分のスキルに慢心せず、アンテナを張り続け勉強を怠らないことが大切になります。

また、たとえ希望の企業に入社できても、それはゴールではなく、そこからあなたのキャリアが始まっていきます。

自分がこれから活躍する業界のことをしっかりと学んだうえで就職活動を続け、自分に合った企業を見つけてみてください。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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