はじめに
「インフラエンジニアってどんな仕事をしているの?」 「インフラエンジニアの志望動機を書く際にはどんなことに注意すれば良いの?」 「インフラエンジニアに必要なスキルとは?」 このように、就職活動中の方や、インフラエンジニアに興味をお持ちの方には、様々な疑問や不安があるのではないでしょうか。
本記事では、インフラエンジニアの仕事内容や、志望動機を書く際に気をつけたいことなどをご紹介しています。
この記事を読むことで、インフラエンジニアに関する基本的な知識や、志望動機の書き方を把握できます。それらの知識をもとに、実際の志望動機の例文もご紹介していますので、志望動機の具体的なイメージが湧かないという方にも参考になるでしょう。
インフラエンジニアという職業に興味をお持ちの方は、是非この記事をチェックしてみて下さい。
インフラエンジニアの主な仕事内容
一言に「システム開発」と言っても、その職種は様々であり、それぞれ担当する工程が異なります。その中でも、システム開発はインフラエンジニアが活躍する工程が多いと言われるでしょう。
また、インフラエンジニアが担当する工程は、後の工程にも影響する部分が多く、非常に重要な工程です。
以下では、より具体的にインフラエンジニアの仕事内容をご紹介していきます。
要件定義を行う
要件定義とは、「どのような機能を実装したシステムが必要なのか」を顧客・クライアントからヒアリングし、どんなシステムを作り上げるのかを定義付ける工程のことを指します。
この工程では、インフラエンジニアは主に、その性能を満たすことのできるインフラ環境を提示する業務を請け負っているでしょう。
例えば、顧客・クライアントから「年間で計1000万件のデータを格納する予定」という要望があったとします。インフラエンジニアは、瞬時にその要望を満たすことのできるシステム要件や性能要件を考慮し、環境を大まかに組み立てる必要があるでしょう。
機器の選定を行う
要件定義の工程で定義付けた概要をもとに、システム設計の方針や、どんな機器を用いるかを決めていきます。
物理的な構成を用いるのか、あるいはクラウドサービスを利用するのかや、サーバー数、OS、サーバーの用途に合ったスペックなどを決定するのも、この工程です。
なお、この工程はプロジェクトや企業によって、境目が異なることが多いでしょう。
インフラを設計する
ITインフラに関わる仕事は、作業の幅が広く多岐に渡るため、エンジニア1人の力だけでは完成させることができません。
そのため、一般的には複数のエンジニアとプロジェクトチームなどを結成し、協力してプロジェクトを進めていくことが多くなっています。
多くのメンバーが協力して物事を進めていく際、情報をより簡単に共有するための「設計書」が重要でしょう。設計書にはどのような性能で、どのくらいの予算で、どれくらいの期間を確保できるのかを記すことが重要です。
このように、必要に応じてインフラ設計がしやすいように工夫を凝らしています。
インフラを構築する
設計に関する大まかな概要が確認できたら、実際に設計する工程に移ります。
ここでの「構築」とは、分かりやすく言えばパソコンの設定と表現することができるでしょう。
構築の作業は、ソフトウェアに関する知識だけでなく、作業効率の良さや、体力が必要です。ITインフラ関連の機器は非常に重く、家庭用のパソコンなどとは比べ物になりません。
インフラの運用・保守・管理を行う
インフラエンジニアの仕事は、システムを構築したら終わるものではありません。24時間、365日稼働しているIT機器には、故障やミス、トラブルがついて回るものです。
そこで、構築したシステムが常に正常に稼働しているかを監視するのも、インフラエンジニアの仕事の1つになってきます。
万が一障害が発生した場合には、すぐに原因を究明し、できるだけ早く復旧に努めます。また、サーバーに生じている負荷なども考慮しながら、キャパシティの管理なども行っているでしょう。
インフラエンジニアとネットワークエンジニアとの違い
インフラエンジニアと似たような職種と考えられやすいものに、ネットワークエンジニアがあります。しかし、この2つは似て非なるものです。
まず、インフラエンジニアとネットワークエンジニアは、担当する仕事の範囲が異なります。
ネットワークエンジニアは、ネットワークの企画・設計、運用・保守などを担当します。これに対し、インフラエンジニアは、ネットワーク以外の停電対策用のUPSやサーバーコンピューターなども担当するのが一般的です。
インフラエンジニアの方が広範囲をカバーすることが多いですが、ネットワークに関する高度な知識・技術はネットワークエンジニアに軍配があがると言えるでしょう。
インフラエンジニアの志望動機を書く際のポイント
ここでは、インフラエンジニアの志望動機を書く際のポイントについてご紹介していきます。
インフラエンジニアの仕事内容については理解できたとしても、志望動機をどのように書けば良いか分からないという方も多いのではないでしょうか。
是非、参考にしてみて下さい。
- 志望企業でなければならない理由を明確にする
- 活かすことができるスキルや経験を洗い出す
- インフラエンジニアを目指す理由を明確にする
- 自分が目指すインフラエンジニアのビジョンを描く
- 具体的なエピソードを使って理由付けをする
- どのように企業に貢献していけるかをアピールする
- 入社に向けた意欲や熱意をアピールする
志望企業でなければならない理由を明確にする
インフラエンジニアに限らず、就職活動や転職活動では、志望企業でなければならない理由をきちんと伝える必要があります。
また、IT企業にも様々な分野があるでしょう。事前に十分に企業研究を行い、その企業のスタイルや社風、業務内容を把握しておくことが重要です。
それぞれの企業の強みや特徴を理解した上で、「なぜその企業を志望するのか」を併せて伝えるようにすると、採用担当者に志望度の高さをアピールできるでしょう。
活かすことができるスキルや経験を洗い出す
インフラエンジニアとして活躍するために必要なスキルや経験をアピールすることも効果的です。
例えば、品質やコスト、納期などの管理経験がある方は、インフラエンジニアとしてのアピールポイントにもなりうるでしょう。また、GCPやAWSなどのサーバーの知識などをお持ちの方は、積極的にアピールするのがおすすめです。
インフラエンジニアを目指す理由を明確にする
また、採用担当者に「どうしてもインフラエンジニアでなければいけない」という意思の強さをアピールするためにも、インフラエンジニアを目指す理由を明確にしておきましょう。
採用担当者に「インフラエンジニアじゃなくても良くないですか?」と思われてしまうような志望動機は、できるだけ避けるのがおすすめです。
自分が目指すインフラエンジニアのビジョンを描く
インフラエンジニアとしての設計や構築、運営だけでなく、その先のビジョンやキャリアプランまで描いておくことも重要でしょう。
インフラエンジニアとして十分に活躍した後には、リーダーやマネージャーとしてマネジメントを任されるケースも多いです。専門的な分野も考慮しつつ、そのキャリアプランを実現させるためにしている努力なども併せてアピールできると良いでしょう。
具体的なエピソードを使って理由付けをする
IT業界そのものが未経験の方や、新卒の学生を採用する際は、人柄から適性を見抜くことが多いでしょう。
その際、具体的なエピソードが加えられていると、実際に働いている姿がイメージしやすくなるというメリットがあります。具体的なエピソードから自身の強みを洗い出し、企業の理想の人物像に合わせてアピールするようにしましょう。
どのように企業に貢献していけるかをアピールする
自身にとっての利益だけでなく、企業にとっての利益となることもアピールすると良いでしょう。
入社後、自身の持つスキルを活かしてどのように活躍したいのか、具体的に企業にどのように貢献できるかを添えると、採用担当者もイメージしやすくなります。10年後、20年後といった中長期的なビジョンも伝えられると良いでしょう。
入社に向けた意欲や熱意をアピールする
最後に、どうしてもその企業で働きたいという熱意をアピールしましょう。
どのような職業においても同じことが言えますが、インフラエンジニアはその中でも特に自発的に動くことが求められます。与えられた仕事をこなすだけでは、不十分だと言えるでしょう。
高いモチベーションを持っていること、ここで働きたいという強い意思・熱意を見せて、締めくくるのがおすすめです。
【状況別】インフラエンジニアの志望動機の例文
ここでは、それぞれの状況に応じたインフラエンジニアの志望動機の例文をご紹介していきます。
志望動機を書く際のポイントは理解できても、具体的に構成のイメージが湧かないという方も多いでしょう。是非、参考にしてみて下さい。
IT業界未経験の場合
私は大学時代、経営学部のマネジメント学科で勉強をしておりました。大学生活中にコロナ禍に見舞われ、IT技術なしでは世の中が回らないのだと感じる機会が増えました。
社会活動にとって欠かせないIT業界に興味を持ち、調べる中でインフラエンジニアという職種・働き方があることを知り、自身が培ってきたマネジメント力を活かせるのではないかと考えた所存です。
貴社はITインフラとマネジメントの両方の良いとこ取りした、コンサルティングに力を入れており、理系ではない私でもITインフラに貢献することができると考えました。
大学で得たマネジメント能力を活かし、貴社でコンサルタントも行えるインフラエンジニアとして活躍したいと考えております。
IT業界内でインフラエンジニアにキャリアチェンジする場合
私は前職で、プログラマー兼システムエンジニアとして働いていました。主に担当していたのは、建築業界のシステム開発です。
顧客からの要望は少々難しいものも多く、私はその度に別の方法も視野に入れ、コストを抑えつつシステムの品質維持に努めてきました。
今後は、インフラに特化した仕事がしたいと考え、今回応募した次第です。特に御社は大規模なシステム開発に関わる機会が多く、エンジニアとして大きく活躍するチャンスだと感じています。
納期を確実に守りつつ、高品質なシステムを納品してきたスケジュール管理能力は、インフラの構築・設計にも大きく役立つと考えます。少しでも早く即戦力として活躍できるよう、精進して参ります。
インフラエンジニア経験者が他企業へ転職する場合
私が貴社を志望したのは、多種多様な業種のITインフラ設計・構築・運用に強い魅力を感じたためです。
前職では5年ほど、Linux系のインフラ構築に携わってきました。その中で、今後は業種に囚われることなく、設計から業務までを担当できるインフラエンジニアとして活躍したいと思い、転職を決意した次第です。
前職で培ったLinuxシステムの知識を活かし、また新たなスキルを身につけながら貴社の即戦力として活躍したいです。
面接で志望動機を伝える際のポイント
では、面接の場合どのように志望動機を伝えるのが効果的なのでしょうか。
まずは、自身の過去のエピソードなどを用いてオリジナリティーのあるエピソードを交えることです。就職活動に関する本やサイトなどを閲覧すれば、多くの志望動機の例やテンプレートが載っています。
もちろん、それを利用するのは悪いことではないでしょう。しかし、採用担当者は多くの就職活動生の志望動機を目にしています。そのため、応募者の言葉でないものは簡単に見抜けてしまうでしょう。
志望動機には、できるだけ自分のエピソードを交え、自身のオリジナルの文章を作り上げることを意識するのが大切です。
インフラエンジニアに必要とされるスキル
インフラエンジニアにとって、専門的な知識・資格を有することは大切ですが、仕事をする上でより大切なスキル・経験があります。
以下では、インフラエンジニアに必要とされるスキルについてご紹介していきます。是非、チェックしてみてはいかがでしょうか。
論理的思考能力
顧客・クライアントの要望を適切に取り入れて、きちんと納期までに納品させるためには、論理的思考を欠かすことができません。
システムの納品をゴールとする場合、そのゴールに到達するまでに何をすべきなのか逆算して考える必要があります。
物事を筋道立てて考えるスキルが求められると言えるでしょう。
コミュニケーションスキル
エンジニアと聞くと、1人でパソコンに向かって黙々と作業するイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
しかし、実際には複数人でプロジェクトを結成し、メンバー全員で協力してプロジェクトを進めていくことが多いため、メンバーとのコミュニケーションが欠かせません。
また、顧客・クライアントもITについて詳しいとは限らないため、ITの知識がない人に分かりやすく噛み砕いて説明する力も必要です。
コンピューターに関連する新しい知識を吸収する力
まず前提として、コンピューターに触れるのが好きという条件が必要でしょう。
さらに、日々刻々と進化しているIT業界では、コンピューターに関する新たな知識を吸収しようとする力が欠かせません。受け身の姿勢では、すぐに新しい知識・技術が生まれていくため、スキルをアップデートするのが難しいでしょう。
自ら積極的に情報を追う癖をつける、常に新しいスキルや知識を習得するように努力する、などの工夫が求められます。
状況判断能力
ハードウェアやソフトウェアなどは、突発的なトラブルが発生することは珍しくありません。インフラエンジニアは、日々突発的なトラブル対応に追われていると言えるでしょう。
可能な限りトラブルが起きる前に予測をしたり、万が一トラブルがあった場合にも迅速に対応できるようにしたりと、状況を瞬時に判断するスキルも必要です。
インフラエンジニアの志望動機の書き方のポイントを押さえよう
インフラエンジニアは、今や社会に欠かすことのできないシステムの基盤を作り上げる仕事です。言わば、縁の下の力持ちであり、現代のネットワークやインターネットには欠かすことのできない存在だと言えるでしょう。
インフラエンジニアの志望動機を書く際には、テンプレートや例文を参考にするのも良いでしょう。しかし、その場合には自身のエピソードを交える、自身の言葉を使うなど、ひと工夫加えるようにすると効果的です。
是非、本記事を参考にして素敵な志望動機を書き上げてみて下さい。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート