はじめに
インターンにはさまざまなメリットがあり、就職を有利に進めるのにも役立ちます。
しかし、期間中はどうしても日中の時間をインターンに充てなければならないので、参加できる時期は限られるでしょう。
大学2年生の3月は、春休みで比較的スケジュールの空いている方が多い時期です。
この時期にインターンに参加することは可能でしょうか。
今回の記事では、3月にできるインターン対策についてご紹介します。
これからインターンに参加してみたい方は、ぜひ参考になさってください。
【3月からインターン】3月に参加できる短期インターンはない
企業が最も活発にインターンを行う時期は、7月から9月(サマーインターン)と12月から2月(ウィンターインターン)です。
このほかに、9~10月にオータムインターンを実施している企業もあります。
しかし、3月はあまりインターンが行われない時期です。
学生は時間を作りやすい時期ですが、企業にとって3月は楽な時期ではありません。
人事の方は就活最盛期で選考が忙しいですし、その他の社員も年度末で普段より仕事量が増えている場合があります。
そのため、3月にインターンをしている企業は非常に少ないです。
この時期にインターンを探すのは現実的ではないので、次のサマーインターンまで待ちましょう。
サマーインターンに向けて、準備活動をしておくのがおすすめです。
【3月からインターン】3月からできるインターン対策
3月はインターンへの参加が難しいですが、インターン対策をしてサマーインターンの合格率を上げることはできます。
人気企業のサマーインターンは倍率が高く、就職活動と同じくらい内定を勝ち取るのが難しい企業も多いです。
そのため、自分が参加したいサマーインターンに合格できるよう情報収集や選考対策を進めておくと良いでしょう。
早いうちに動くほど、好条件のインターンに参加しやすくなります。
春休みに時間のある方は、ぜひこの時期からの就活を意識してください。
サマーインターンの情報を集める
3月にインターンそのものを実施している企業は少ないですが、この時期から徐々にサマーインターンの情報を出す企業が出てきます。
インターンに力を入れていて、通年で採用ページにインターンの情報を紹介している企業も多いです。
就活サイト・就活エージェントに登録するなどして、3月のうちからサマーインターンの情報を集めておきましょう。
早い企業だと4月からエントリーを受け付けてくれることもあり、この時期からエントリーシートを書くための準備をしておくことをおすすめします。
エントリーシートで主に求められる記載項目は、志望動機・ガクチカ・自己PRなどです。
手短に自分のアピールポイントをまとめるにはコツが必要で、添削を繰り返し少しでも良い文章になるよう努めてください。
本選考を調べる
まずは、インターンを受けたいと思っている企業の本選考について調べてみましょう。
本選考についての案内を見ると、いろいろなことがわかります。
どんな試験が課されるか(筆記試験・グループディスカッション・面接など)・面接は何回あるか・スケジュールはどうなっているかなどです。
また、企業が求めている人材についても案内がなされているでしょう。
挑戦心の強い方・協調性の高い方など、企業が学生のどんな資質を一番高く評価するかはまちまちです。
そこで、どのインターンに参加しどのようなスキルを磨けばいいか、自分に向いているかなどを探りましょう。
インターンが内定に直結した方について紹介されていれば、その方が参加したインターンを調べるのも効果的です。
Webテストの勉強をする
サマーインターンのエントリーでは、Webテストを実施している企業がたくさんあります。
特にコロナの感染拡大があってからは、学生を一つの会場に集めなくても良いWeb形式での試験を選ぶ企業が増えました。
Webテストは、問題自体は決して難しくありません。
しかし制限時間の割には問題量が多く、慣れていないと実力通りのスコアが出せないこともあります。
またテストの種類によっては英語力が求められるので、英語が苦手な方はぜひ復習しておきましょう。
Webテスト対策向けに作られた模擬テストはたくさんあります。
いくつか模擬テストを受けてみて、傾向を掴んでおくことが大切です。
一般常識や時事問題はサマーインターン後も求められるので、Webテストの受験予定がなくてもしっかり知識を仕入れておきましょう。
【3月からインターン】長期インターンを調べてみよう
短期インターンを3月にやっている企業は少ないですが、長期インターンは1年中募集していることがあります。
そのため、3月からインターンに参加したい場合は長期インターンを調べて応募してみるのも手です。
ただし、長期というだけあって3月でインターンが終わるわけではありません。
4月以降は学業と並行してインターンに参加する必要があるので、自分のスケジュールをよく確認しておきましょう。
単位に不安のある方は、スケジュールが空く夏休みまで待つほうがおすすめです。
長期インターンのメリット
長期インターンには、さまざまなメリットがあります。
就職活動を有利に進めるうえでも役立つので、スケジュールに余裕があればぜひ参加しましょう。
以下の見出しで紹介する事柄は、特に多くの参加学生が感じたメリットです。
短期インターンでは、なかなか就活でアピール材料になるほどのメリットは得られません。
1日から参加できる短期インターンは気軽に参加でき情報収集などにも役立ちますが、本格的に就活につなげるなら短期ではなく長期インターンを選びましょう。
ガクチカを作ることができる
ガクチカ(学生時代に一番力を入れたこと)は、就職活動のエントリーシート・履歴書でほとんどの企業が学生に書かせる欄です。
しかし、多くの方が「書くことがない」「何を書けばいいかわからない」と困る欄でもあります。
そのような方の場合、3年生になってからでも参加できる長期インターンは非常に役立つでしょう。
真剣に仕事に取り組んできたことは、部活・サークル・アルバイトと同じぐらい使えるアピール材料になります。
仕事で壁にぶつかった経験や、それをどう乗り越えたかを書くのがおすすめです。
ただし、短期インターンでは期間があまりにも短すぎてガクチカとして評価してもらえません。
ガクチカに使いたいなら、できるだけ長期間のプログラムを選ぶようにしてください。
リアルな現場を知ることができる
短期インターンでは社風やどんな社員がいるかなどを知ることができますが、仕事そのものについて深い理解を得られない場合があります。
教えてもらえる仕事もかなり限定され、社員と同様の仕事をさせてもらえる短期インターンはほとんどありません。
しかし、長期インターンでは一から社員に近い仕事内容を教えてもらえます。
実際に入社したらどんな仕事を任せてもらえるのか・何が仕事をしていくうえで大変なのか、リアルな現場を知ることができるのは大きなメリットです。
就職活動の志望先とインターン先が違っても、仕事のルーティンやコツが同じであることは多くあります。
長期インターンに参加していれば、その企業を実際に受けない場合も業界・業種に対する理解が深まるでしょう。
ほかの就活生と差別化できる
多くの就活生は長期インターンに参加しておらず、アルバイト以外仕事の経験がないまま就職活動に臨みます。
長期インターンに参加し社会経験を積むことは、他の学生と非常に良い差別化ができるのでおすすめです。
スーツを着て毎日出社する・ビジネスマンと同じ立場で商談するなど、何気ないルーティンワークだけでもはじめのうちは緊張してしまうでしょう。
新入社員も最初のうちは多少なりとも戸惑うものですが、長期インターンに参加しておくと入社直後の緊張や不安を和らげることにつながります。
挨拶・名刺の受け渡し・上司やクライアントへの敬語など、基本的なビジネスマナーについて学べるのもメリットです。
マナーに不安のある方も、インターンのうちに注意してもらうほうが社会人になってから注意されて評価を下げずに済むと考えましょう。
長期インターンの見つけ方
続いて、長期インターンを見つける方法を紹介します。
長期インターンはさまざまな方法で探せ、インターネットをあたるだけでも非常にたくさんの情報が入ってくるでしょう。
その中から自分に合うインターンを取捨選択するのは大変で、結構時間のかかる作業です。
しかし長期インターンとなれば、数ヶ月はそのプログラムに参加することになります。
しっかり時間をかけて選ばないと、数ヶ月インターンを経験しても自分の希望と違っていて実りがなかったという事態になりかねません。
参加後に後悔しないよう、慎重に応募先を選んでください。
ネット上で探す
ネット上には長期インターンの求人が非常に多く掲載されており、簡単に検索できます。
大手や人気企業インターンを紹介してくれる就活支援サイトだけでなく、企業名+インターンで掲載してもプログラムの概要が簡単に見られるでしょう。
まずはネットで興味のある業界・業種を検索し、どんなインターンが実施されているかリサーチするのが基本です。
営業を経験してみたい、IT業界の現場を見てみたいなど、自分の興味ある分野に応募してみましょう。
ネットから応募する場合、Web上でエントリーシートなどを提出しなければいけないことがあります。
エントリーシートの段階からインターンの選別が始まっているので、応募は志望動機などをしっかり考えてからにしてください。
大学の紹介制度を使う
大学のキャリアセンターでも、多くのインターン情報を掲載しています。
インターネットで調べることもできますが、大学のキャリアセンターならインターンの内容に知りたいことがあった時にすぐ質問できるのが大きなメリットです。
自分で直接質問しにくいことであっても、キャリアセンターの職員を通して尋ねることができます。
大学の就職部・キャリアセンターがしっかりしているなら、とても頼りになるでしょう。
提携・紹介制度がある場合、高い確率でインターンに参加させてもらえるのも強みです。
人気企業のインターンはかなり倍率が高く、何社か受けても落選してしまうことがあります。
大学の紹介で自分の興味ある業種・職種のインターンにチャレンジできるなら、ぜひお願いしましょう。
エージェントを使う
インターネットを使う方法の中でも、特におすすめなのが就活エージェントを使うことです。
エージェントの方が学生一人ひとりの希望をヒアリングし、希望に添ったインターンを紹介してくれます。
自社とマッチ度の高い学生を採用するべく、誰でもエントリーできるシステムを用意せずエージェントからの紹介をメインにインターン生を募集する企業も多いです。
おすすめの就活エージェントサイトは就活市場インターンで、インターンに参加してみたい方はぜひ登録してみてください。
簡単なプロフィールなどを入力するだけで、すぐ登録・サービス利用できるサイトです。
エージェントの方がインターンを紹介してくれるだけでなく、インターンの疑問や不安についても相談に応じてくれます。
気になる方はぜひこちらをクリックしてみてください。
【3月からインターン】長期インターンはバイト代わりにもなる
長期インターンの非常に大きなメリットに、アルバイトと同様かそれ以上に稼げることがあります。
アルバイトと変わらない水準で、フルタイムで仕事をするとかなりの額になるでしょう。
そのため、長期インターンを利用してまとまった金額を稼ぎ、資格取得や予備校・留学資金にする方もいらっしゃいます。
特に営業のインターンでは、インターン生も実績次第でインセンティブが貰えるなど稼ぎやすい環境になっている場合が多いです。
その他の業種でも出勤日数が多いほど、評価されればされるほど給料が上がるケースがあります。
インターンに積極的に参加することはその後の就活にもつながるので、参加するのならできるだけ全出勤日参加できるようスケジュールを管理してください。
まとめ
長期インターンは3月から応募できる企業があり、春休みに時間がある方は情報収集・応募を検討してはいかがでしょうか。
短期インターンで企業情報・業界情報を収集したいなら、サマーインターンの時期まで待つほうが多くのプログラムに参加できます。
しかし、長期インターンはその後の就活でアピールできる材料を獲得するのに役立ち、少しでも就活を有利にしたいなら大きなチャンスです。
学生生活との両立は大変ですが、ぜひチャレンジしてみましょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート