インターンの面接を受け体験したいのであれば、まずはとにかく目的が重要です。
もしどんなに目的を考えても見つからないというのであれば、もしかしたら今から面接する企業は自分に合わないかもしれません。
インターンに限ったことではないのですが、人は目標があると動きや学んだことを吸収しようとする自主的な姿勢が大きくなります。
短期から長期のものまであり、とくに長いと1年以上期間もあります。
その間途中で投げ出すこともなく頑張るには、目標が大切です。
- 企業がガクチカを聞きたい理由
- 長期インターンをガクチカにするメリット
- 長期インターンをガクチカとして書くときのポイント
- 差別化できる構成と例文
- ガクチカで長期インターンを書きたい人
- ガクチカで他の学生と差をつけたい人
- ガクチカの書き方がわからない人
- 例文を参考にガクチカを作成したい人
目次[目次を全て表示する]
【インターンのガクチカ】面接官は何を評価する?
面接官が何を評価するのかを理解することは、インターンシップのガクチカをより魅力的に伝えるために重要なポイントです。
ガクチカは学生時代に力を入れたことを通じて、面接官に自分の特性や能力をアピールする機会です。
面接官は応募者がどのような経験をしてきたのかを知ることで、その人が企業にどのような価値をもたらしてくれるのかを評価しています。
具体的には「問題解決能力」「企業とのマッチング」そして「入社後に活躍できるかどうか」を見極めるためにガクチカを判断しているのです。
それぞれの詳しい理由について確認しましょう。
企業とマッチしているか見るため
企業がガクチカを聞いてくる最も大きな理由は、企業とマッチしているかを確認することです。
ガクチカを聞くことを通じて、応募者の特性や価値観を評価しようとしています。
企業は自社の文化や働き方に合った人材を求めており、その適性をガクチカから見極めます。
学生時代に何に力を入れていたか、その理由や背景、そしてその経験が自分にどのような影響を与えたかを知ることで、応募者が実際に入社した時に企業に適応して働けるかどうかを判断しているのです。
ガクチカで企業の求めるスキルや価値観と自分の経験や考えが一致していることを示せれば、面接官に対して強い印象を与えることができます。
逆に、企業とのミスマッチが見られる場合、入社後に適応できず、最悪の場合早期離職されてしまう可能性があるため、選考の段階でリスクを回避しようとする企業が多いです。
したがって、ガクチカを通じて、自分がその企業でどのように貢献できるか、また、その企業の文化や価値観にどれだけ共感しているかを明確に伝えることが重要です。
問題解決能力を見るため
「問題解決能力を確認する」というのも、ガクチカを聞かれる理由の1つです。
面接官はあなたがガクチカで取り上げる課題やその解決プロセスに注目しています。
企業にとって問題解決能力は非常に重要なスキルであり、ガクチカを通じてどの程度備わっているのかを評価しようとしているのです。
ガクチカでは多くの場合、学生時代に直面した困難や課題に対してどのように取り組み、どのように解決したかを話すことが求められます。
面接官はエピソードから応募者が論理的に考え、的確な解決策を見つけ出し、実行できるかどうかを判断します。
企業は入社後に様々な課題に直面する可能性があるため、問題解決能力が高い人材を高く評価する傾向にあるのです。
活躍できる人材か見るため
活躍できる人材かどうかを判断するというのも、ガクチカを聞かれる理由の1つです。
企業はガクチカを通じて、応募者のモチベーションや行動力を確認しているのです。
企業はただ入社するだけでなく、実際に成果を出し、組織に貢献できる人材を求めています。
ガクチカでは、どのような動機でその経験に取り組んだのか、その過程でどれだけの努力をしてどのような成果を上げたのかが重視されます。
特に、困難な状況にもかかわらず、最後まで諦めずに取り組んだ姿勢や周囲を巻き込みながら成果を上げた経験は、企業にとって非常に魅力的なものです。
したがって、ガクチカでは自分が企業でどのように貢献できるか、また、そのために必要なモチベーションやスキルを持っているかどうかを具体的に示すことが求められます。
【インターンのガクチカ】どれくらいの期間からアピールできる?
長期インターンをアピールすると言っても、どのくらいの期間ならばアピールができるのでしょうか。
ここからは1ヶ月程度の短期インターンシップをアピールする場合と、3ヶ月程度の長期インターンシップをアピールする場合について、それぞれ紹介します。
1か月程度の短期インターンシップ
1ヶ月程度の短期インターンシップは1日や5日のものよりは長いですが、一般的にインターンでアピールするならば3ヶ月程度の長期のものを話すことが多いです。
したがって、長期インターンとしてアピールするならば1ヶ月程度の短期インターンシップは活用できないと思った方が良いでしょう。
長期という表現に当てはまらないからです。
したがって、インターンの話をする際は3ヶ月以上のものを長期、それ以下のものは短期と表現することが大切です。
3か月程度の長期インターンシップ
3ヶ月程度の長期インターンシップの場合は様々なアピールができます。
しかし、アピール内容が充実していないと、「それだけ長い間経験を積んだにもかかわらず、アピール内容が薄い」とマイナスな印象を与えてしまう可能性もあります。
長ければ長いほど様々な経験をしているであろうと想像できるにもかかわらず、アピールの内容が薄いと、むしろ業務に取り組むにあたって何も考えていない人材であると思われてしまう可能性もあります。
したがって、3ヶ月程度の長期インターンシップは非常にガクチカの題材としては良いのですが、その分質の高いものを作成しなければならないということは覚えておきましょう。
期間より内容が重要
「長期といってもどのくらいの期間以上なら長期インターンとしてアピールできるの?」と思われるかもしれません。
結論からいいますと、長期インターンの最短期間(約3ヶ月)で問題ありません。
むしろ期間よりもアピールする内容が充実したものかどうかが重要です。
多くの企業は、伝えたい内容が明確であれば期間は問いません。
しかし、期間が長いほど経験が多く伝えられる内容も多くなるため、必然的に長期インターンの方が内容の濃いものになります。
3ヶ月以上の長期インターンでは業務に深く関われますし、インターン先の先輩社員と一緒に仕事を進めていく機会があります。
そのため、人柄が伝わりやすく自分らしさもアピールしやすいのです。
インターン先からの評価は、アピール材料として非常に大きな武器になります。
【インターンのガクチカ】アピールするメリット
ガクチカでインターンをアピールすることはその業界に対する高い志望度を示すため、他の就活生との差別化戦略になります。
また、インターンに自ら進んで参加した経験は、主体性を持った行動と採用担当者に評価されるでしょう。
さらに、インターンで得た実体験と業務スキルは、入社後にも活用できる場面が多いです。
・ほかの学生と差別化できる
・応募企業との関連性を伝えやすい
・実務的な経験をアピールできる
・入社後の活躍をイメージさせることができる
・仕事でうまくいった強みをアピールできる
ほかの学生と差別化できる
他の学生と差別化できる点も、インターンのガクチカをアピールする大きなメリットの1つです。
特に、インターンシップに参加した学生はアルバイトやサークル活動をガクチカとして挙げる学生に比べて、より実践的なビジネススキルや経験を持っていることが多いと判断されます。
したがって、エントリーシートや面接でインターン経験を具体的に伝えることで、他の応募者との差別化を図ることができるのです。
例えば、インターンを通じて得たプロジェクト管理やクライアント対応のスキルを強調することで、ビジネス環境での実践力を豊富に有していることをアピールできます。
これにより、面接官に対して「この学生は実践経験が豊富で、即戦力として期待できる」という印象を強く与えることができるのです。
特に、長期インターンは職場の文化や企業の動向を深く理解する機会でもあり、その経験をもとにしたガクチカは、他の学生と一線を画すアピールポイントとなります。
応募企業との関連性を伝えやすい
「応募企業との関連性を伝えやすい」という点も、インターンのガクチカをアピールする際の大きなメリットです。
特に、長期インターンで経験した業務内容や取り組んだ課題が応募企業の業務と密接に関連している場合、その経験を伝えることで志望動機や自己PRに効果的につなげることもできます。
例えば、インターン先でのプロジェクトが応募企業の事業領域と一致している場合、そのプロジェクトで学んだことや達成した成果をもとに、自分がどのように応募企業に貢献できるかを具体的に示すことが可能です。
これにより、面接官に対して「この学生はすでに業界の知識やスキルを持っており、即戦力として活躍できる」という印象を強く残すことができます。
また、インターンで直面した課題と応募企業が抱える課題が似ている場合、その解決策を提案することで、自分が企業にとって価値ある存在であることを強くアピールすることもできるのです。
実務的な経験をアピールできる
実践的な経験をアピールできることは、学生時代に長期インターンシップを経験した人にとって大きなメリットの1つであるといえます。
実際の業務に関わる機会が多く、学校で学んだ理論を実践に活かせるからです。
例えば、マーケティングを学んでいる学生がインターンシップで実際に市場調査を行い、分析結果をもとに戦略を立案する経験を積んだ場合、非常にアピールしやすいでしょう。
このような具体的な業務経験は企業に対して即戦力としてのアピールポイントとなります。
また、チームでのプロジェクトやクライアントとのコミュニケーションを通じて、ビジネスマナーやプレゼンテーションスキルも磨かれます。
これにより自分の能力をより具体的に示すことができ、他の応募者との差別化が可能です。
実務的な経験をアピールすることで、自分の強みをより明確に伝えることができるのです。
入社後の活躍をイメージさせることができる
長期インターンシップの経験をアピールするにあたっては、入社後の活躍をイメージさせられるというのも非常に大きなメリットの1つです。
企業は新入社員に対して早期から活躍できる人材を求めています。
長期インターンシップで得た経験を具体的に伝えることで、入社後の自分がどのように貢献できるかを明確にイメージさせられます。
例えば、インターンシップでプロジェクトマネジメントを担当した経験があれば、入社後もプロジェクトをリードする役割を担えることを示せるでしょう。
また、実際の業務で得たスキルや知識を活かして迅速に業務に適応し、成果を出すことができることをアピールできます。
このように、具体的な経験を通じて自分が企業にどのように貢献できるか示すことは、採用担当者に強い印象を与えることにつながるのです。
仕事でうまくいった強みをアピールできる
仕事でうまくいった強みをアピールできるのも、長期インターンの経験を活かす重要なポイントです。
インターンシップ中に成功したプロジェクトや達成した目標を具体的に説明することで自分の強みを効果的に伝えられます。
例えば、チームの一員として新しいマーケティング戦略を提案し、その結果として売上を大幅に向上させた経験がある場合、その成功事例を通じて自分の企画力や実行力をアピールすることも可能です。
また、問題解決能力やリーダーシップを発揮して困難な状況を乗り越えたエピソードも強力なアピールポイントとなります。
このように、具体的な成功体験をもとに自分の強みを示すことで、採用担当者に対して信頼感を与えることができます。
結果として、自分が企業にとって価値のある人物であることを強く印象付けられるのです。
【インターンのガクチカ】ガクチカでインターンを効果的にアピールする方法4選
まず、インターンシップに参加した理由や目的を明確にすることが重要で、目的は具体的であることが望ましいです。
そして、自分がどのようなプロジェクトに関わり、どのような役割を果たしたのかを具体的に説明します。
その際、具体的な数値を用いて自分の行動が、どの程度の成果だったかを示すと説得力のある内容になります。
さらに、インターンシップで学んだ知識やスキル、経験を志望企業で活かせるかを具体的に話しましょう。
①インターンに参加した目的を話す
②インターンで取り組んだことを具体的に話す
③インターンに参加して得られた成果をできるだけ数値で表して話す
④事実だけでなく業務への取り組み方を話す
①インターンに参加した目的を話す
インターンに参加する行動を起こすことになった目的、そのモチベーションは何だったのかを明確に述べます。
例えば、自分のスキルレベルを試したかったのかや社会貢献をしたかったのか、業界研究をしたかったなどです。
目的を明確にすることで、意思決定能力や主体性を採用担当者にアピールできます。
②インターンで取り組んだことを具体的に話す
インターンで関わったプロジェクトや業務のことを具体的に話すことで、真剣に取り組んでいたことがアピールできます。
なぜなら、具体的な内容を述べるには、プロジェクトに積極的に参加している必要があるからです。
また、具体的な説明は採用担当者がインターンのエピソードを想像する助けになり、関心を引くことができます。
③インターンに参加して得られた成果をできるだけ数値で表して話す
インターンに参加した成果を正しく評価してもらうには、できるだけ数値で表すことが重要です。
「良くなった」や「改善された」など主観的な言葉ではなく、具体的な「何%」や「何件」など客観的な数値で示すと効果的です。
ただし、成果が評価できる数値なのかは把握しておき、適切な方法でアピールしましょう。
④事実だけでなく業務への取り組み方を話す
事実だけでなく業務への取り組み方を話すことも、インターンのガクチカを効果的にアピールするための重要なポイントです。
単に「〇〇をしました」と伝えるのではなく、どのように取り組んだかについて具体的に話すことで、自分の仕事に対する姿勢や価値観を面接官にアピールできるのです。
例えば、プロジェクトにおいてどのように目標を設定し、どのように困難を乗り越えたか、どのような工夫をしたかを詳しく説明することで、積極性や問題解決能力があることを示せます。
面接官は応募者の経験やスキル以上に、その人が仕事にどのように向き合うかを重視しています。
したがって、自分がどのようにして責任感を持ち主体的に業務に取り組んだか、どのように周囲と協力しながら成果を上げたかを伝えることが大切です。
【インターンのガクチカ】インターンの経験を効果的にアピールするガクチカの書き方6ステップ
効果的なアピールができるガクチカで大切なのは、結論ファーストを守ることです。
そして、結論に辿り着くまでをインターンに参加する行動を起こす原点となる目的、行動を起こすことで成し遂げたかった目標から述べていきます。
次に、目標を達成するために行動して直面した困難と、困難な出来事にどのように対応し乗り越えたのかを順番に説明していきます。
最後に、インターンから何を学び、企業でどう活かすのかを忘れずに伝えます。
・結論:インターンに参加してどんな経験をしたか
・目的:インターンに参加した目的
・目標:インターンの参加で掲げた目標
・困難:どんな困難があったか
・取り組み:その困難をどう乗り越えたか
・学んだこと:インターンの経験から何を学んだか、その経験を企業でどう活かせるか
①結論:インターンに参加してどんな経験をしたか
まず最初にインターンシップに参加してどのような経験をしたのか一言で説明しましょう。
基本的に自己PRや志望動機に限らず、ガクチカにおいても結論ファーストは徹底することが大切です。
なぜならば、企業の採用担当者は非常に忙しく、複数のESを読まなければならないため、まず結論から述べられている文章を好む傾向があるからです。
したがって、何が言いたいのかわからない冗長な文章を提出するのではなく、まずインターンに参加してどのような経験をしたのか一言でわかるような書き方を心がけましょう。
②目的:インターンに参加した目的
続いて、インターンになぜ参加したのかについてわかりやすく説明しましょう。
この部分がいかにわかりやすく説明されているかで、あなたがどのようなモチベーションを持って業務に取り組む人材であるのかについて説明がうまくできるかが左右されます。
したがって、あなたがなぜそのインターンに参加したのか、誰が聞いても納得できるようなモチベーションが高いと伝わる目的について説明しましょう。
③目標:インターンの参加で掲げた目標
インターンの参加においてどのような目標を掲げていたのかについても説明することが大切です。
目的意識を持って業務やインターンに取り組む人材は、どのような企業においても求められています。
高い目標意識を持ってそれに取り組んだことが伝わるような話し方をしましょう。
これにより、企業の採用担当者はあなたが入社してからも目標意識を持って業務に取り組む人材であるということをイメージできます。
④困難:どんな困難があったか
どのような困難があったのかについてもわかりやすく説明しましょう。
その困難をどのように乗り越えたかが、ガクチカにおいては最も重要であるため、特に詳しく説明する必要があります。
例えば、インターンにおいて目標の数値を達成できないという困難があった場合は、それがどの程度目標からかけ離れていたのかなどについて説明するとより具体的に状況をイメージしやすくなります。
⑤取り組み:その困難をどう乗り越えたか
そして、ガクチカにおいて最も重要なポイントである、その困難をどう乗り越えたかについて説明しましょう。
なぜこの部分が最も重要であるかというと、問題解決に取り組む方法について理解できれば、その就活生が実際に就職した際、どのように困難に取り組むかについて想像しやすいからです。
その取り組み方が企業の考え方と合っている、またはクリティカルなものである場合、就職してからも活躍してくれる優秀な人物であるという想像ができます。
したがって、あなたが困難をどのように乗り越えたかについて、わかりやすく具体的に説明することを心がけましょう。
⑥学んだこと:インターンの経験から何を学んだか、その経験を企業でどう活かせるか
最終的にどのようなことを学んだのかについてもわかりやすく説明する必要があります。
最終的に自分はどのような能力や経験を得られたのか、そしてその経験を企業でどのように活用できるのかについて説明しましょう。
企業の採用担当者は活躍してくれる人材を採用したいと考えているため、その経験からどのように企業で戦力として働くのかについて説明することが大切です。
可能な限り、しっかりと業界研究や企業研究を行い、企業に求められている人物像がどのようなものであるのか、どのような能力が重要であるのかについて考えた上でインターンの経験を交えながら活躍のイメージを伝えましょう。
【インターンのガクチカ】長期インターンの経験をガクチカにした例文
ここまで、ガクチカの意味やメリット、ガクチカを書く際のポイント、注意点などを解説してきましたが、最後に具体的な例文を3つご紹介します。
これまで解説した内容をふまえながら例文を見て、あなたのガクチカ作りの参考にしてください。
例文①営業
私は、インターンシップで営業職の業務を経験いたしました。
どんな会社にも営業職はありますし、営業力を身につけることで即戦力として活躍できると思い参加いたしました。
営業職をするにあたり、毎月1件以上受注することを目標に掲げました。
実際の営業活動では、訪問先でなかなか話を聞いていただけなく、話を聞いていただいた方でも受注までつながりませんでした。
そこで、アプローチする顧客層を絞り、事前準備やリサーチをすることで興味を持ってもらえるよう工夫しました。
その結果、毎月コンスタントに1〜3件の受注をいただけるようになりました。
目標を達成するためには、目の前の小さな目標をクリアしていくこと、するべき行動を明確にして実行に移すことが大切だと実感しています。
御社に入社後も目的意識を持って業績改善に貢献いたします。
例文②マーケティング
私はインターンシップでマーケティング職としてSNSマーケティング業務を経験しました。
私は以前からSNSを使ったマーケティングに興味があり、SNSマーケティングを通して多くの企業様に貢献したいと思いインターンに参加いたしました。
SNS集客で毎月3件のお問合せ獲得をすることを目標に掲げました。
実際、業務に携わってみると、自分が知らないことが多すぎると感じました。
ウェブ解析や広告運用など細かく意識しなければいけないことが多く、膨大な作業量に心が折れかけました。
しかし、何とか着いていこうと思い、自分のすべきことを考えて先輩上司と相談しながら、粘り強く続けました。
その結果、毎月5件のウェブからの問合せを獲得することができました。
困難に思えることでも、冷静に考えて粘り強く一歩ずつ行動する大切さを学びました。
例文③エンジニア
私はインターンに参加して、アプリケーション開発に携わりました。
自分自身でも簡単なアプリケーションを作っておりますが、さらに大きな開発プロジェクトに関わりたいと思い参加しました。
難しい開発ですがスケジュール内に納品することを目標に掲げました。
プロジェクトを進める上で、複雑な仕事の流れとメンバーとのコミュニケーション不足が課題でした。
そこで、私から定期的にミーティングを行うようメンバーに働きかけ、業務の効率化やコミュニケーション方法について意見を出し合いました。
その結果、仕事の流れが明確になり、コミュニケーション不足による動作の不具合も起こらなくなりました。
チームで仕事をする上で、個人で問題を抱え込まず協力しあって問題を解決する大切さを学びました。
例文④人事
私が学生時代に力を入れたことは事務職としての長期インターンです。
将来的に事務職として働きたいと考え、実務経験を積むためにインターンに参加しました。
比較的小規模な企業のインターンに参加し、総務事務として3ヶ月間、書類整理、データ入力、電話応対、来客対応など、全般的な事務職の仕事をこなしました。
また、各種会議の準備や後処理など、事務職に求められる多岐にわたるスキルを実践的に身につけました。
この経験を通じて、細かい作業の正確さや効率的な時間管理の重要性を学びました。
貴社には一般事務として応募しますが、この経験を活かし、必要に応じて他のメンバーの業務もサポートできる柔軟な人材として貢献したいと考えています。
総務事務として培ったスキルと経験をもとに、貴社の業務効率向上に寄与し、チーム全体の成功に貢献したいと考えています。
例文⑤ファイナンス
私が学生時代に力を入れたことは長期インターンでのファイナンス職の経験です。
ファイナンス職は経営に最も近い職種であり、将来の起業を見据えた上で、実務経験を積むためにこのインターンを選びました。
インターン期間中、私は常に数字を気にしながら業務に取り組みました。
財務諸表の分析や予算管理、資金繰りの計画作成に携わり、企業の経営状況を数字で把握する力を養いました。
また、投資判断やリスク管理についても実践的な知識を深めることができました。
この経験を通じて、ファイナンス職に求められる高度な分析能力や緻密な計画立案力を身につけました。
これらのスキルを貴社で活かし、経営に貢献できるファイナンス担当として成長したいと考えています。
起業は将来的に検討していますが、少なくとも20年間は貴社で働き、長期的に貢献したいと強く思っています。
例文⑥デザイン
私が学生時代に力を入れたことはデザイン系の長期インターンです。
大学でデザインについて学んでおり、その実践的なスキルが身についているかを確認したかったため、このインターンに参加しました。
インターン期間中は大規模なプロジェクトのチラシデザインを担当しました。
どうすればより多くの消費者に響くメッセージを伝えられるかを考え、デザインやキャッチコピーの工夫に力を注ぎ、キャッチコピーが視覚的に引き立つようなデザインを心がけた結果、クライアント企業からも高く評価されました。
この経験を通じて、消費者の目を引き、心に響くデザインの組み立て方やキャッチコピーのセンスを磨きました。
これらのスキルを活かし、貴社でも多くの消費者に響くデザインを提供し、キャッチコピーも含めて総合的に貢献できる広告担当として活躍したいと考えています。
例文⑦ロジスティクス
私が学生時代に力を入れたことはロジスティクスの長期インターンです。
私は物流業界に興味があり、効率的なサプライチェーン管理の重要性を実際に体験したいと考え、インターン期間中、大手物流企業で在庫管理や配送計画の立案、倉庫運営の最適化などの業務を担当しました。
季節変動による需要予測の精度を高めるためにデータ分析を行い、それに基づいて在庫調整や配送ルートの改善を行い、物流プロセス全体を俯瞰し、効率的なオペレーションを実現するためのスキルを身につけました。
これらの学びを活かし、貴社でのロジスティクス業務においても効率的なサプライチェーン管理を実現し、企業全体のパフォーマンス向上に貢献したいと考えています。
例文⑧コンサルティング
私が学生時代に力を入れたことは長期インターンです。
コンサル業務は実力がものを言うため、早い段階から実務経験を積みたいと考えました。
インターン期間中、実際にクライアント企業を3社担当し、徹底的に話を聞くことでニーズを把握し、具体的な解決策を提案しました。
その結果、いずれのクライアントも課題を解決することができ、1つの企業に至って生産性を20%向上させることができ、大いに感謝されました。
この経験を通じて、コンサル業務において、いかに相手企業に感謝されることがやりがいを感じることかを学びました。
今後も貴社のようなクライアントを大切にしている企業でコンサルタントとして働き、より多くの企業に貢献したいと考えています。
例文⑨研究開発
私が学生時代に力を入れたことは研究インターンです。
インターンでは機械学習やデータ解析の実践的なスキルを学ぶため、実際に顧客から受け取ったデータを使い、Pythonを活用してデータ分析や予測を行いました。
例えば、データクレンジングからモデル構築、予測結果の解釈まで一連のプロセスを経験しました。
自分が学んだPythonを実際の業務で利用する経験は非常に貴重であり、理論と実践のギャップを埋めることができました。
この経験を通じて、データの持つ価値を引き出し、ビジネスに貢献するためのスキルを身につけました。
貴社ではこれらの実践的な経験を活かしてデータ分析業務を担当し、貴社のビジネス成長に貢献したいと考えています。
特に、データに基づいた意思決定をサポートすることで、貴社の業績向上に貢献する所存です。
例文⑩イベントプランニング
私が学生時代に力を入れたことはイベントプランニングの長期インターンです。
イベント企画に興味があり、実践的なスキルを身につけたいと考え、参加しました。
インターンでは地域の大型イベントの企画運営を担当しました。
イベントのコンセプト設計から始まり、スポンサーの獲得、広報活動、当日の運営まで一連のプロセスを経験しました。
また、複数のチームと連携しながら、スケジュール管理や予算調整を行い、スムーズな運営を実現しました。
この経験を通じて、プロジェクトマネジメントの重要性や、問題解決能力、コミュニケーションスキルを磨くことができました。
トラブルが発生した際も迅速かつ柔軟に対応し、無事にイベントを成功させたことは大きな学びです。
これらの経験を活かし、貴社でもイベントプランニングにおいて活躍し、貢献したいと考えています。
例文⑪SNS運用
私が学生時代に力を入れたことは、インターンで参加した企業のSNSアカウントを運用することです。
人材系の企業で、有益な情報を発信することはできていたのですが、フォロワーが多くありませんでした。
そこで大学生の方によりウケが良くなるよう、キャッチーな言葉遣いや動画作成を心がけた結果、元々のコンテンツの質も相まって、参加した3ヶ月間でフォロワーを800人から15,000人にまで増やすことができました。
これにより、サービスや運営しているWebメディアへの流入も増え、大いに感謝されました。
貴社のSNSアカウントはすでに5万人と多くのフォロワーを獲得していますが、さらに私のアイデアを活用して、よりアカウントのフォロワーを伸ばせればと考えています。
【インターンのガクチカ】よくある質問
インターンの経験をガクチカとしてアピールしたい就活生の方がよくいただく質問を2つ紹介します。
この記事を読んでいる方にも参考になるはずです。
ぜひ参考にしてみてください。
企業名は出していい?
結論として、インターンに参加した企業の名前は出しても全く問題ありません。
企業名を具体的に挙げれば、話の流れや背景が明確になり、面接官にとっても内容が理解しやすくなることも多いでしょう。
特に、知名度の高い企業でのインターン経験であれば、その企業でどのような業務に携わったか、どのような成果を上げたかを具体的に話すことで、自分の実績や能力を強くアピールできます。
面接官が企業や業界の特徴を理解しやすくなり、話がスムーズに進むでしょう。
しかし、企業のプロジェクトや機密情報に関わる内容を話す際には注意が必要です。
「情報漏洩を簡単にしてしまう人なのか?」と思われそうな内容である場合は、企業名を伏せるか、情報の取り扱いに配慮した上で話すようにしましょう。
ガクチカと自己PRは被っていい?
ガクチカと自己PRのエピソードが同じものになってしまうこと自体は問題ありませんが、それぞれの目的や役割をしっかりと理解して使い分けることが重要です。
ガクチカは学生時代に取り組んだ具体的な行動や、その過程で得た学びを中心に話す場です。
どのような課題に直面し、それに対してどのような行動を取り、どのような成果を上げて成長したかについて説明しましょう。
一方、自己PRは自分の強みや能力をアピールするための場であり、その強みが応募する企業や職種でどのように活かせるのかについて積極的に話すことが重要視されます。
したがって、題材は同じであったとしても、伝え方は変えることを心がけてください。
まとめ
今まで学生の間に頑張ってきた力は、インターン面接のときに多いにプラスになります。
まずはどんなことを頑張ってきたのか振り返り、具体的で本当にあったエピソードを伝えインターンでも頑張ることを伝えましょう。
どう頑張ってきたのかそのストーリーから学生の特徴を知り、自社に合う人材なのかどうかを人事の方もジャッジしています。
全国大会に出たなど大きいアピールがない場合、小さいことでも心の底から頑張ったというものがあれば大丈夫です。
自分の言葉でわかりやすく、心に響くような文章を考えて面接で伝えましょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート