インターンシップ保険とは?保険の種類や加入する方法について解説

インターンシップ保険とは?保険の種類や加入する方法について解説

「インターンシップに申し込みするんだけど、保険加入は必要?」 「インターンシップ保険ってどんなときに使えるの?」 「インターンシップ保険に加入するためにはどうしたらいい?」 インターンシップを決めるだけでも考えることがたくさんあるのに、保険のことも考えるのは大変ですよね。

本記事では、大学生がインターンシップに参加する際のインターンシップ保険の知識をまとめています。怪我に対する傷害保険から、企業や他人に損害を与えた場合の賠償保険についてもお伝えしていきます。

この記事を最後まで読むことでインターンシップ保険の知識が身につき、安心してインターンシップに臨むことができるでしょう。

インターンシップ保険について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

インターンシップ保険とは?

インターンシップ保険とは、学生がインターン参加中にリスクを負った場合に担保される保険のことをいいます。自分が怪我した場合はもちろんですが、他人に怪我をさせたり会社に損害を与えたりした場合にも保険金が支払われます。

会社が契約してくれることもありますが、個人で契約することもあります。予めどちらが契約するか、確認しておいた方がいいでしょう。

また、職種による補償内容もあわせて確認しておきましょう。

出典:インターンシップ保険|公益財団法人産業教育振興中央会オフィシャルサイト 参照:https://www.sansinchuoukai.or.jp/experience.html

インターンシップ保険の種類

インターンシップ保険には3つの類型がありますので、目的に応じて選びましょう。

ここからは、各インターンシップ保険について個別にみていきましょう。ご興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

大学活動全般が補償される「学生教育研究災害傷害保険(学研災)」

授業はもとより、学生生活全般に対して担保される保険です。部活動やサークル活動、通学中まで補償範囲は及びます。

この保険はインターンシップにも適応されますが、学校経由で申し込みをしたインターンに限られるので注意が必要です。

入学時に強制的に加入している可能性がありますので、キャリアセンターで確認しておきましょう。

出典:学生教育研究災害傷害保険|公益財団法人 日本国際教育支援協会 参照:http://www.jees.or.jp/gakkensai/

学研災加入者のみ申し込める「学研災付帯賠償責任保険(付帯賠責)」

この保険は賠償責任保険のため、第三者に怪我をさせた場合や会社の備品を壊した場合に担保される保険です。

学研災加入者が特約として付帯できる保険のため、付帯がついていなければインターン参加時に申し込むといいでしょう。

この保険も学校経由で申し込んだインターンのみの適用となりますので、よく確認しておきましょう。

出典:学生教育研究災害傷害保険ホームへ|公益財団法人 日本国際教育支援協会 参照:http://www.jees.or.jp/gakkensai/opt-baisho.htm

いろいろな種類がある「民間の保険」

学研災の他に、民間の保険会社にもインターンシップに対応できる保険商品があります。

学資費用に対応したものなどもあるため、リスクに合わせて幅広い補償を望む人は一度検討してみるといいでしょう。

インターンシップ保険で備えられるリスク

インターンシップ時におけるリスクには、学生自身のケガやインターンシップ先企業に損害を与える備品の破損、機密情報の漏洩などがあります。

以下で詳しく説明していきます。

備品破損や情報漏洩など企業に不利益を与えるリスク

例えば企業のパソコンを破損したり、社外秘の情報を他人に漏らしたり、SNSで投稿したりして情報を漏洩したときの損害を賠償します。

特に最近は、SNSに投稿して情報を漏洩することが問題視されています。企業に迷惑をかけるのはもとより、自分自身の信用を大きく失墜することにもつながりますので、コンプライアンスは重視しましょう。

移動中や社員の不注意など自分が不利益を被るリスク

移動中の交通事故やその他の事故、就業時に社員の不注意などで自分が怪我した場合は治療費が支払われます。仕事に関連する怪我に対してはほとんど支払い可能なので、覚えておきましょう。

自分自身が転倒して怪我した場合なども支払い対象となります。自分の不注意だからといって支払われないことはないので、安心してください。

人に怪我をさせてしまうなど第三者に不利益を与えるリスク

業務中に第三者に怪我を負わせたり、第三者の所有物を破損したりした場合に保険金が支払われます。

故意でなくても不注意で損害を与えることはあります。そういったリスクに備えるために保険はあるのです。

もし第三者に損害を与えてしまっても、保険があれば安心です。損害額によっては、とうてい自分や親では支払えないことも起こり得ますので、いざというときのためにも保険に加入しておくと安心でしょう。

インターンシップ保険に加入する方法

インターンシップ保険に加入するには、キャリアセンターに申し込む方法と大学生協に申し込む方法などがあります。

以下で詳しく解説していきますので、参考にしてみてください。

学校のキャリアセンターで手続きを行う

インターンシップ保険は、学校のキャリアセンターで手続きを行うのが一般的です。キャリアセンターは、学研災傷害保険を取り扱っていることが多いです。

事故が起こった場合もキャリアセンターに報告して、その後の手続きを行いましょう。なにか不明な点があれば、手続きのときに聞いておきましょう。

生協で申し込む

インターンシップ保険は、大学生協でも申し込みができます。「学生総合共済」を受け付けていますので、説明を受けるといいでしょう。

また、他の保険の取り扱いもあるので、比較検討してみましょう。また、賠償責任保険では示談交渉サービスも行っていますので、金銭面以外でも安心できます。金額が大きくなるほどに示談も難航するのが通常ですので、プロに任せられると安心できます。

保険料が安価なので、大学生にはありがたい保険です。もしものときに備えておきましょう。

民間保険の場合は代理店やネットで申し込む

民間保険会社で加入の場合は、代理店経由かインターネットで申し込みましょう。インターネットの場合はヘルプデスクが用意されている事が多く、メールで相談することも可能です。不明な点は相談してみましょう。

また、自動車保険の代理店で対応できることもあります。インターネットで代理店を検索することもできますので、有効に活用しましょう。

インターンシップ保険に加入するときの注意点

インターンシップ保険は、大学経由で申し込みをしたインターンにしか適用されない可能性があります。

そのためインターンに申し込みする際は、大学経由で申し込みをするようにしましょう。

もし個人でインターンに申し込みをする場合は、学研災傷害保険や付帯賠償保険は適用されない可能性がありますので、その場合は民間保険会社のインターンシップ保険に加入しましょう。

「大学経由で申し込みをしたインターンにのみ適用される保険」に気をつける

キャリアセンターで申し込んだ学研災保険や付帯賠償保険は、大学経由で申し込みをしたインターンにのみ適用されます。

個人で申し込んだインターンには適用されない可能性がありますので、気をつけましょう。その場合は、民間保険会社のインターンシップ保険に加入しましょう。

また、企業によっては特定の保険に加入を義務づけている場合があるので、確認が必要です。

「保険加入証明証」の提出を求められるインターンもある

保険加入がインターンシップ参加の条件となっている場合は、インターンシップ初日に「保険加入証明書」を提出します。

そのため「保険加入証明書」は忘れないように持参しましょう。

インターンシップ保険に加入するか迷ったときのポイント

インターンシップ保険に加入するかどうか迷ったら加入しましょう。万が一損害があったときにどれほどの金額になるかわかりません。高額で支払えないリスクを考えると加入しておく方が安心です。

いくら気をつけていても、損害が起こらないということは言い切れませんので、いざというときのリスクに備えておきましょう。

インターンシップ保険について知って自分に合ったものを選ぼう

インターンシップ保険はよく理解したうえで、自分に合うものを選びましょう。手続きに不備があったり、内容をよく理解していなかったりするといざというときに役に立ちません。

そのようなことがないよう不明な点はクリアにして、あらゆるリスクに備えましょう。

また損害があったときの保険金請求手続きも、忘れないように行ってください。この記事を参考に、インターンシップ保険を有効に活用しましょう。

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