「コンサル業界に興味があってインターンに参加しようと思っているけど、どうしたら良いかわからない。
」
上記のような悩みを抱えている人に向けて、本記事ではコンサルの仕事内容およびインターンシップについて包括的に解説していきたいと思います。
コンサルタントはクライアント企業の課題解決をするのが仕事です。
よってPowerPointやExcelの知識は必須ですし、論理的思考力やプレゼン力など、かなりの知的労働となります。
コンサルのインターンシップではグループワークで、実際のコンサルタントの仕事内容に近いワークを体験できます。
ただしコンサルタントのインターンシップや就活本番の採用は、就活生の地頭の良さや思考力の深さなどを評価対象としているので、結果的に高学歴の学生ばかり残ってしまうという現実もあります。
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コンサル(コンサルタント)とは?仕事内容やインターンで身につくスキルを紹介
コンサルタントとは「企業の経営課題を明らかにし、それを解決してクライアントを設けさせる」ことが仕事です。
クライアントの現状をヒアリングし、課題を発見してどのように解決すべきかアピールする必要があります。
よってコンサルは高いコミュニケーション能力およびプレゼン能力、問題解決能力や論理的思考力が必要になります。
コンサルのインターンはクライアント(顧客)の課題を解決するのが仕事
たとえばクライアントが「売上が伸びない」ことで悩んでいるなら「どうすれば売上が伸びるのか」はもちろん、「売上はそのままに、コストを削減して利益を伸ばすべき」など、さまざまな角度からクライアントの抱えている悩みにアプローチしていきます。
コンサルタントと聞くと「なんとなく横文字でカッコいい」「高層ビルのオフィスで、パソコンを使いながらかっこよく仕事をする」といったイメージを抱きがちです。
しかし実際はクライアントの問題解決のため、クライアント企業内部に入って作業することもあります。
また最近ではアドバイスだけでなく、実行の手伝いまでするコンサルタントも多く、カッコいいイメージばかりではない点にも注意が必要です。
コンサルは儲かるのか?インターンでは報酬が発生する?
大手コンサル会社では給料が発生することが多い。
一方で中小のコンサル企業では無給のインターンシップとなることもある。
またコンサル業界は企業や役職によって給料の差が大きく、平均的なサラリーマンの年収である400万円前後とほぼ変わらないコンサルもいれば、最低でも年収500万円以上、役職がつけば年収2,000万円を超えるコンサル企業もあるそうです。
コンサルのインターンで身につくスキルとは?
コンサルのインターンシップでは、グループワーク形式で数日間行われることが一般的です。
問題を提示され、それを解決するためにはどのような施策をとるべきかデータとロジックを頼りに考え、最後に社員さんのまえで発表する、といった流れでインターンシップは行われることが多いです。
もちろん発表のさいには現役コンサルタントからのきびしい指摘も入るため、コンサルは非常に実のあるインターンシップばかりです。
情報分析力や論理的思考力、プレゼン能力の向上が期待できます。
コンサルの種類とは?インターン前に要チェック!
戦略コンサルタントは外資系企業が多く、経営戦略全般についての問題解決を得意としています。
近年では戦略立案だけでなく、実際に企業に入り込んで実行支援まで対応する企業も増えています。
IT系コンサルタントはITを活用した業務改善、システム導入支援などが得意です。
大手からベンチャー企業まで幅広くITを導入支援し、最上流工程からコンサルティングしています・
人事系コンサルタントは人事制度や採用・育成・研修などの人事部門が抱える課題の解決を得意としています。
「人と組織を変えれば会社も変わる」ことを目的にコンサルティングしております。
金融系コンサルタントは財務アドバイザーやM&Aなどのコンサルタントに特化しています。
最近では金融・財務に限らず戦略といった最上流からコンサルティングする企業も増えています。
コンサルは泥臭い仕事って本当?インターンでギャップに戸惑う前にチェック
上述したとおり、コンサルタントの仕事は必ずしもカッコいいイメージどおりとは限りません。
問題解決のためにクライアント企業の現場に入り込んで実地調査することもありますし、ソリューションを実行するためにクライアント自身もクライアント企業のもとで作業することが求められることも多いです。
またコンサルタントは非常にハードワークな仕事としても有名です。
給料体系は年俸制をとっている企業も多く、働いた時間の長さよりも「結果が残せているか」がすべての業界でもあります。
よって必然的に長時間労働となるコンサルタントも多いため注意が必要です。
決して「コンサルタントは都会の高層ビルにオフィスを構えて、そのなかでパソコンを使って作業するだけだ」といった思い込みは持たないほうが無難です。
コンサルのインターンに参加するための対策
コンサルのインターンシップは、他の企業とおなじように「夏休み期間中のみ」「冬休み期間中のみ」といった時期限定インターンシップが多いです。
しかしなかには通年でインターンシップを募集している会社もあるので、求人サイトなどを中心にこまめにチェックしてみるのがおすすめです。
後述しますが、なかにはインターンシップの成績優秀者には本選考で優遇措置が取られたり、そのまま内定に直結するケースもあるようです。
履歴書やWebテスト対策はもちろん、グループディスカッションをインターンシップの採用選考で設けられる企業もあります。
事前にしっかり準備して望みましょう。
コンサルのインターンシップに関するQ&A
最後にコンサルタントのインターンシップにまつわる疑問について解説します。
コンサルタントのインターンシップは他の企業と異なり、本選考のエントリー条件になっているケースや、インターンシップがそのまま内定に直結するケースも少なくありません。
またコンサル企業はインターンシップの実施に積極的なので、気になった企業には積極的にアプローチするのがおすすめです。
インターンシップといえど内定に直結する可能性がある以上、しっかり準備して望みましょう。
コンサルになりたいならインターンシップは必須?
結論ですが、コンサルタントになりたいと少しでも考えているのであれば、必ずインターンシップに参加しましょう。
特に外資系コンサルだと、インターンシップが選考フローに組み込まれているケースが非常に多いです。
もちろん日系コンサル企業でも同様です。
「コンサルになるにはインターンシップに参加しなくてはいけないのか。
面倒くさいな。
」と思う学生もいるかもしれません。
しかし考え方によっては、非常に合理的な採用方法ではないでしょうか?
採用されるか、そもそも自分に適性があるかわからない状態で就活本番でエントリーするより、インターンシップで自分の力量や適性を把握したほうがお互いの労力削減になるのではないでしょうか。
もしコンサルという仕事に少しでも興味があるのであれば、とりあえずインターンシップに参加してみるのをおすすめします。
コンサルのインターンシップは高学歴しか採用されない?
「コンサルタントは高学歴の学生しか採用されない。
」
上記のようなウワサを目にすることが多いですが、果たして本当でしょうか。
結論ですが、コンサルは学歴よりも「地頭の良さ」しか見られません。
よって自然と(地頭の良い)有名大学の学生しか残らなくなるのが実際のところです。
もちろん学歴採用を実施しているコンサル企業もあります。
とくに外資系コンサルティングファームはほぼ学歴採用を実施しているため、中堅大学から内定獲得するのは至難の業と言えます。
コンサルのインターンシップは何をするの?
コンサルのインターンシップはグループワーク形式で、数日間にわたって実施されることが多いです。
与えられた課題に対して情報分析、仮説検証、経営戦略を考えて最終日にプレゼンする、といったカリキュラムでインターンシップが進行します。
企業によっては事前に課題となるテーマを学生に提示し、インターンシップまでに必要な情報をリサーチできるかどうかチェックしている企業もあるそうです。
いずれにせよコンサルのインターンシップでは、与えられた課題に対していかに論理的にソリューションを提示できるかが重要なポイントとなります。
PowerPointやExcelをうまく使えるようにしておくのはもちろん、プレゼンなど人前で発表することにも慣れておいたほうが良いでしょう。
コンサルのインターンシップを受け入れている企業は?
上述したとおり外資系コンサルはもちろん、日系コンサル企業もインターンシップの実施に積極的です。
募集は就活サイト上で行われているので、興味のあるコンサル企業には積極的にアプローチするのがおすすめです。
コンサルのインターンシップ生を募集している企業をみつけるのは、それほど難しくありません。
上述したとおり、インターンシップが内定に結びつくケースもあるので積極的にインターンシップへ応募してみましょう。
まとめ
コンサルタントはなんとなくカッコいいイメージを持たれることの多い職種ですが、実際は泥臭い仕事も多く、企業や役職によって給料の格差が多い仕事です。
決してラクな仕事ではありませんが、やりがいもあり個人の裁量もおおいので、チャレンジする価値はあります。
またコンサルといっても戦略コンサル、ITコンサル、人事コンサルなど幅広い専門分野があります。
自分の興味関心が高いコンサル企業にアプローチするのが良いでしょう。
コンサルタント企業はインターンシップの実施に積極的で、インターンで優秀だと思われた学生には内定が出るケースもあるほどです。
コンサルという仕事に興味があれば、まずはインターンシップに応募するところから始めるのがおすすめです。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート