はじめに
就活をする中で「挨拶は大切だ」といわれますが、せっかくするなら人事に好印象を与えたいものです。
インターンは、長期的に社員の方と関わるため、最低限のコミュニケーションは必要となります。
良い挨拶やコミュニケーションをして、インターンで人事に好印象をもたれれば採用にも近づくでしょう。
インターンで、挨拶すると良い場面やメールでの方法をご紹介しましょう。
この記事を参考にインターンで、人事に良い印象を残して、採用を勝ち取ってください。
インターンで挨拶が必要な3つの場面
インターンで挨拶が必要な場面は、大きく分けて 3つあります。
①インターンの事前挨拶 ②インターン初日の挨拶③参加後のお礼の挨拶といった3つです。
1つ目のインターンの事前挨拶は、インターンが始まる前の挨拶です。
「よろしくお願いいたします」という意味も込めて、丁寧に行いましょう。
2つ目は、インターン初日の挨拶で、口頭で行うことも多いでしょう。
そして、3つ目は参加後のお礼の挨拶です。
合否に関わる可能性もあるため、忘れず丁寧に行ってください。
以下の項目で、シーン別にくわしく紹介していきます。
メールで挨拶をするパターンもありますので、例文込みでくわしく説明していきましょう。
ビジネス文書の作成が苦手で、メールでの挨拶は避けたいと思う人もいるかもしれません。
例文があれば、文章作成のハードルも下がるため、参考にして挑戦してみてください。
インターンの事前挨拶
そうはいうものの、インターン前の挨拶は、必要なものではありません。
人事部のメールアドレスがわかっている場合のみ、そのアドレスに直接、挨拶連絡を入れておくと良いでしょう。
そうすることで、丁寧な印象を与えられます。
以下で、事前挨拶のメールの例文を紹介しくわしく解説していきます。
文書の構成や送る時間帯なども含めて、チェックしてみてください。
「事前挨拶等はしたことがなく不安」という人もいると思いますが、ポイントを押さえて書いて送れば、人事に好印象を与えられます。
メールでの事前挨拶例文
件名:インターンシップ採用のお礼
〇〇株式会社 人事部 〇〇様
お世話になっております。今回の夏季インターンシップに採用していただいた〇〇大学〇〇学部 3年の〇〇と申します。
この度は、夏季インターンシップの機会をいただきまして、誠にありがとうございます。
インターン期間中は、 〇〇業界についての知見や理解を深めていきたい所存です。
また、社会人としての働くうえでのスキル・心構えなどを学ばせていただき、有意義なインターンシップにしたいと思っております。
そして、3日間という短い期間ではありますが、インターンの中で何か少しでも貴社のお役に立てれば幸いです。
精一杯、頑張りたいと思っておりますので、何卒よろしくお願いいたします。
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○○ ○○(自分の名前)
○○大学○○学部○○学科 3 年
携帯電話:080-○○○○-○○○○
メール:○○○○○○.@○○○○○○.ab.jp
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ポイント
事前挨拶の内容は、インターンに参加させてもらえることへの感謝の気持ちを書きましょう。
そして、意気込みなどを添えて端的に伝えてみてください。
事前挨拶のメールを送っておくと、礼儀正しくやる気度の高いインターン生だと思ってもらえるでしょう。
内容はそこまで深めなくても良いので、気持ち良く読める簡潔な挨拶文がおすすめです。
事前挨拶のメールを送る時間帯は、会社の営業時間内にしてください。
ここまでで、紹介してきた事前挨拶のポイントを押さえておくと人事からの印象も良くなり、内定にも近づきます。
文書作成が苦手な人は、面倒に感じるかもしれませんが、事前挨拶を送ることで練習にもなり、一石二鳥です。
また、事前挨拶を行うことでインターンシップ参加前に、自分自身の心の準備ができるでしょう。
インターン初日の挨拶
インターン初日の挨拶では、自己紹介もセットで行いましょう。
事前に30〜60秒程度の自己紹介を考えておくと、当日もスムーズに挨拶ができます。
当日、急に自己紹介を求められても、何を話せば良いかわからなくなったり、慌てたりするかもしれません。
初日の挨拶や自己紹介をしっかりとできるようにするため、入念に下準備をしておくのがおすすめです。
当日まで時間がない人は、何を話すかの要点だけでもまとめておくと良いでしょう。
自己紹介例文
はじめまして。
◯◯大学◯◯学部 3年生の◯◯と申します。
大学では経済学を専攻していて、最近では、ESG投資と企業の株価の関連性について学んでいます。
休日や授業のない時間は、ファミリーレストランのキッチンでアルバイトをしていて、料理が好きです。
アルバイト先のレストランでは、イタリアンをメインで扱っており、家でもパスタなどの手料理を作ることがあります。
私は、就活で◯◯業界を志望しており、なかでも御社のサービスに興味があるので、本日の1dayインターンシップに参加しました。
インターンシップを通して、この業界の新たな魅力や企業の社風について、よりいっそう理解を深められたら、と考えています。
また、本日はグループワーク形式で進んでいくと聞いております。
全員で協力しながら、ほかのグループよりも良いアウトプットにつながるような、積極的な意見交換ができれば幸いです。
本日は1日、どうぞよろしくお願いいたします。
ポイント
大きくてハキハキとした声・聞き取りやすい滑舌・明るいトーンは相手に好印象を与えます。
滑舌が良くなくて悩んでいる人も多いかと思いますが、少し工夫するだけで大きく聞こえ方は変わってくるものです。
ゆっくり話すようにし、声のトーンや大きさにもこだわりましょう。
また、視線を合わせて常に笑顔でいるだけで、相手にかなり良い印象を与えられます。
まずは、笑顔を絶やさないように意識してみましょう。
口角を上げていると、自然に頬骨の位置も高くなるので、マスクをしていても笑っているように見えます。
ずっと、笑顔を作るのが苦手な人は、口角を上げることだけ意識してみると良いかもしれません。
これらのポイントを押さえて、挨拶と自己紹介をすれば、良い印象になるでしょう。
参加後のお礼の挨拶
時間を割いてくれた企業側へのお礼を伝えるという意味もあり、インターン後に送るお礼の挨拶メールは重要です。
お礼の挨拶メールをすることは、今後の採用にも良い影響があるでしょう。
インターンシップが終わった頃には、連絡先をもらったり、何かあったときのためにメールアドレスを教えてもらったりしているはずです。
採用担当者から、連絡先をもらっているなら、お礼の挨拶メールもしっかりと送っておいてください。
そうすることで採用担当者に好印象を与えられるため、感謝の言葉やインターンで学んだことをメールで伝えましょう。
メールでのお礼挨拶例文
件名:インターンシップのお礼
〇〇株式会社 人事部 〇〇様
お世話になっております。◯◯大学の◯◯です。
この度は、3日間のインターンシップ期間でご指導いただき、誠にありがとうございました。
インターンシップの中で、◯◯様から仕事に対する姿勢、考え方などをご指導いただき、とても学ぶべきことが多い3日間でした。
また、業務についてや◯◯業界の深い部分など、さまざまなことを教えていただき、大変貴重な時間を過ごせたと感じております。
社員の皆様の温かいご指導と働き方に接し、貴社への入社意欲がますます高まりました。
貴重な体験をさせていただき、本当に感謝しております。
ご多忙中の折、丁寧にご指導いただきまして、誠にありがとうございました。
末筆ながら、貴社のますますのご発展と皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます。
今後とも、よろしくお願いいたします。
―――――――――――――――
○○ ○○(自分の名前)
○○大学○○学部○○学科 3 年
携帯電話:080-○○○○-○○○○
メール:○○○○○○.@○○○○○○.ab.jp
―――――――――――――――
ポイント
インターンシップで具体的に学んだこと、入社意欲が高まったことを記載することが必要です。
感想文ではないため、長々と書く必要はありませんが、インターンで何を学べたのかしっかりと伝えると良いでしょう。
インターンシップの中で入社したい気持ちが高まったのなら、それも素直に伝えられると好印象です。
そうすることで、採用担当者に、本気度を伝えられるでしょう。
お礼のメールは、インターンが終了した当日から翌日までの間に送るのが望ましいので、早めに書き始めてください。
遅くても送るに越したことはありませんが、なるべく早めに送ったほうがスマートで好印象です。
インターンシップ後は、とても疲れているかもしれませんが、この一歩でほかの志望者と差がつくと考えて頑張りましょう。
まとめ
今回の記事で、インターンシップでの挨拶は、主に3つの場面があるとわかったでしょう。
インターンシップ中の日頃の挨拶も大切ですが、今回の記事で紹介したようなメールや自己紹介での挨拶は、より緊張すると思います。
今回紹介した、3つの場面における挨拶の準備を前もってしておけば、インターンシップでも良いスタートが切れるはずです。
挨拶で好印象を与えることで、一緒に働く先輩も良い気持ちでインターン生を教えられるでしょう。
そして、インターンシップで多くの学びを手にし、採用まで勝ち取ることができるよう頑張ってみてください。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート