はじめに
インターンシップは、実際の企業で就業体験ができる貴重な機会です。
就職活動のスタートダッシュとして、参加する方も多いのではないでしょうか。
実際の職場を体験することで、就活へのモチベーションが上がり、各仕事への理解が深まります。
しかし、実際の現場で働くということは、社会人として問題ない身だしなみが必要です。
本格的な就活はまだ先だけど、今の髪型のまま参加して良いのか、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
この記事では、インターンに参加する場合の髪型について解説していきます。
どのような髪型で参加しようか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
【インターンの髪型】髪型で第一印象が決まる
人間は、見た目から受ける印象が、そのあとの印象にも作用します。
髪型から受ける印象は大きいため、インターンに参加する際は注意しておくべきでしょう。
学生生活では髪型を指摘されることは少ないかもしれません。
しかしインターンでは、実際の企業で働くことになるため、社会人として大きく違和感のない見た目にしておくことは重要です。
またインターンは、就活の選考を兼ねている場合もあります。
第一印象を良いものにしておくためにも、相手に不快な印象を抱かせない程度には、髪型を整えておきましょう。
【インターンの髪型】髪型のポイント
それでは実際にインターンに参加する場合、どのような髪型がベストなのでしょうか。
ここからは、インターン参加時における髪型のポイントについてご紹介します。
重要なのは、相手に不快感を与えないことです。
ビシッと決めるのも良いですが、そこまでするのはまだ少し気恥ずかしい方もいるかもしれません。
そういった方でも、これから紹介するポイントを押さえれば、自然と印象の良い髪型になるはずです。
美容室などに行く際も、以下の点をふまえて希望を伝えてみましょう。
清潔感がある
第一に重要なのは、清潔感があり、さわやかな印象を与えられる髪型ということです。
清潔感というと、具体的にどうしたら良いのかわからないかもしれません。
たとえば、ボサボサの髪や、寝ぐせがつきっぱなしの髪などは、見ていて不潔に感じます。
朝しっかり髪をとかして整えましょう。
また、ギトギトとしてオイリーな髪も、見ている人にとっては不快です。
入浴時にしっかりと髪を洗い、シャンプーをきっちり流していればある程度防げるため、もし気になる場合は普段より入念に髪を洗ってみましょう。
ヘアオイルを使いすぎても、同じように脂っぽい髪に見えてしまいます。
使う際は量に気をつけましょう。
顔がしっかりと見える
顔が見えていないと、企業の人があなたの表情を読み取れません。
前髪が顔にかかっていると、暗い印象を与えてしまいます。
また、前髪があまりにも長いと、人によっては先述したような、不潔な印象を抱いてしまうかもしれません。
短く切りたくない場合は、ヘアピンできれいに留めておくのも良いでしょう。
企業によっては、規定で前髪が顔にかからないように、と定めている場合もあります。
インターン参加前に企業へ質問して、規定があるかを確認しておくとスムーズです。
違和感がない
学生生活では、髪色やパーマについて指摘されることは少ないかもしれません。
しかし、社会人として企業で働く場合は、派手すぎる髪色やパーマ、巻き髪などは悪目立ちしてしまうこともあります。
多くの人と共同で仕事を進めていく会社という組織において、不必要に目立つと、違和感を与えてしまい、場合によっては不和の原因になってしまうこともあり得ます。
髪色などについては、企業によって規定の明るさが決まっている場合もあるため、その範囲で楽しむのが無難です。
【インターンの髪型】職業別の髪型のポイント
ここからは、職業別に髪型のポイントを見ていきます。
企業によっては、これまで説明してきたポイントが、よりきびしくチェックされたり、逆にもう少しゆるく定められていたりする場合もあります。
インターン先の企業がどのような会社なのかをしっかり確認し、その場に合った髪型を選びましょう。
インターンに行く企業がどのような規定かわからない場合は、参加前の説明会などを聞きましょう。
それでもわからなかった場合は、企業に直接質問すると良いかもしれません。
髪型にきびしい業界の例
金融・商社・不動産・コンサルティング・医薬品メーカーなど、顧客との関わりが多い業界は、基本的に髪型にきびしい企業がほとんどです。
見た目が信頼を左右するため、髪型だけでなく、服装などにも気を配る必要があります。
社員の身だしなみによって、取引先に良い印象を与え、その取り引きが成功する可能性もあるほどです。
見た目に気を配ることは仕事の1つだと思っておきましょう。
また、こうした業界は、派手な髪色は禁止・髪が肩についたら1つにまとめる、など清潔感や安心感を与えるための規定があります。
自分のインターン志望先の業界をチェックしておくと安心です。
特に営業職の場合は、顧客に直接会う機会も多いため、髪型をより重視する傾向にあります。
長期間のインターンの場合は、学生も営業活動を行う場合があるので気をつけましょう。
髪型の自由度が高い業界の例
反対に、髪型に関しての自由度が高い業界もあります。
どうしても髪型を譲りたくない、というこだわりがある方は、こういった業界のインターンシップをねらうのも良いでしょう。
アパレル・化粧品メーカー・広告代理店・IT業界・ベンチャー企業などは、髪型に関しての自由度が比較的高い傾向にあります。
IT業界は、内勤が多い場合は特にそうした傾向があり、営業などの外勤職の場合は、もう少しきびしくなります。
もちろん、インターンは就職活動の一環です。
髪色や髪型に関して自由にできるといっても、清潔感のない見た目は不快な印象を与えてしまいます。
インターン時の印象が悪いと、実際に採用試験を受けた際も、その印象を引きずられる可能性もあるため注意しましょう。
企業のHPや先輩の体験談を参考にしよう
事前にどのような髪型が良いか知っておきたい場合は企業のホームページを見てみましょう。
実際に働いている社員の髪型を、サイト上の写真で見ることにより、その企業で決まっている身だしなみのルールを把握できます。
また、インターンに参加した先輩の体験談を聞いてみるのも良いでしょう。
実際に見た目について言われたこと、注意を受けた髪型などが聞ければ、自分が参加する際、そういった髪型を避けられます。
もし身近にそういった方がいないのであれば、就活やインターンの情報サイトに載っているレビューを参考にしても良いかもしれません。
【インターンの髪型】男性のおすすめの髪型
インターン参加時における髪型のポイントについて、ここまで紹介してきました。
ここからは、今まで述べた要素をふまえ、インターンへ参加する際におすすめの髪型を紹介していきます。
まずは、男性のおすすめ髪型です。
男性の場合、女性に比べて自由度は下がってしまうこともあるかもしれません。
しかし、清潔感があれば、企業によっては髪色が自由なこともあります。
インターン参加先の企業情報を確認し、すっきりとした形に整えておきましょう。
男性の髪型のポイント
男性の髪型では、まず清潔感が重視されます。
額を見せることにより、しっかり顔が見えると同時に、明るい印象を与えられるのです。
前髪はすっきりと短くしておきましょう。
これは、男性に限らず、女性も押さえるべきポイントと言えます。
また、整髪料で髪をまとめることでも清潔な印象を与えられます。
つけすぎるとべたついて見えてしまうため、量を調節し、余裕があればサイド・襟足・もみあげを整えるように意識すると良いでしょう。
ショートヘアがおすすめ
先程も述べた通り、サイドや襟足、もみあげが整えられ、額が見えていればかなり好印象です。
すべての条件を満たすおすすめの髪型はショートヘアです。
もちろん前髪を切らずに、整髪料などで持ち上げるオールバックなども、さわやかな印象を与えられます。
また、ツーブロックもNGではありません。
しかしマイナーサイドまで刈り上げてしまうと、威圧感が出てしまいます。
その場合は社会人としてはあまり適切とは言いにくく、NG扱いの企業が多くあるため注意しましょう。
ロン毛は避けるべき
ロングの髪型は、志望度の高い企業のインターンでは避けたほうが無難です。
清潔感と新人特有のフレッシュさに欠ける、という印象を抱かれてしまいます。
あまりに長い場合は、カットしたほうが印象は良いかもしれませんが、肩につくかつかないか程度の長さなら、整髪料などでしっかり整えていればOKという企業もあります。
企業のブランドイメージに合っているうえで、自分に似合っていれば、アパレル企業などでは好印象になる可能性もあるでしょう。
【インターンの髪型】女性のおすすめの髪型
ここからは、女性のおすすめ髪型について紹介します。
女性の場合、男性に比べると髪の長さについて細かい指摘をされる可能性は少ないかもしれません。
しかしその分、清潔感とTPOをわきまえた髪型にすることが重要です。
おしゃれに気をつかうことは、対面する相手が抱く印象を良くするために大切なことですが、場合によっては華美すぎてしまい、不信感を抱かせる原因になる可能性もあります。
次に説明するポイントをふまえて、髪型を考えてみてください。
女性の髪型のポイント
女性の髪型では、特に前髪が印象を分ける重要なポイントです。
短めの場合は、眉毛くらいの長さに整えると、顔がはっきり見えて、清潔感のあるイメージになります。
印象を変えたい場合は、横に流してみるのも良いでしょう。
前髪が長めなら、センター分けにするか、オールバックにして額を出しましょう。
また髪をくくる場合、サイドの髪を残しておくのは、場合によってはだらしなく見えてしまうかもしれません。
なるべくおくれ毛などがないよう、すっきりとまとめましょう。
ロングの場合
ロングの方は、ポニーテールやお団子ヘアがおすすめです。
1つにまとめると、清潔感のある印象になります。
ただし、先述の通り、おくれ毛や横に垂らす触覚などは、だらしなく見えてしまう可能性があります。
サイドの毛も顔にかからないようにしましょう。
もし「髪を下ろしたままで良い」と企業側から言われた場合は、髪を耳にかけると、さわやかに見えます。
インターンは、実際の社員になるわけではなく、学生として職場を体験する場です。
少しでも企業側に好印象を抱いてもらえるよう工夫しましょう。
ミディアムの場合
髪が肩につかない、ミディアムの長さの場合は、ポニーテールにしてしまうと、髪が短いために幼く見えてしまいます。
そのため、おすすめの髪型はハーフアップです。
顔の見える範囲が広くなるので、顔を覚えてもらいやすくなります。
パラパラと髪がこぼれてしまう場合は、ヘアピンなどを使って留めておきましょう。
肩につかない程度の長さなら、下ろしていてもOKな場合があります。
ただ、仕事をする際に髪が動くと邪魔という場合もあるため、髪留めなどは携帯しておくと良いでしょう。
ショートの場合
ショートの方は、そのままで問題ありません。
整髪料などで髪を遊ばせるなどは、カジュアルな印象になってしまうので避けたほうが無難です。
前髪は、これまで説明した髪型と同じように、短くするか、横に流しておきましょう。
少し長めの前髪の場合は、注意は受けなくとも、自分で業務をする際、邪魔に感じるかもしれません。
華美でないヘアピンなどを常につけられるよう、用意しておくと便利です。
また、ショートは寝ぐせがつきやすいため、朝起きたらきちんと鏡を確認し、場合によっては寝ぐせ直しなどを使ってセットすると良いでしょう。
華美なアクセサリーはつけない
注意しておきたいのは、髪留めなどのアクセサリーです。
目立つ色のものは、会社のカラーに合っていないと浮いてしまい、悪目立ちの原因になります。
黒や茶色、紺色などの目立たないヘアゴムやピンを使うのがおすすめです。
キラキラしたヘアピンや飾り付きのものは、仕事によっては邪魔になる可能性があるため、避けたほうが良いでしょう。
バレッタやシュシュなども避けたほうが無難です。
また、前髪を留めるために目につく位置でピンを使ってしまうと、幼い印象を与えてしまいます。
できる限り、目立たない位置でヘアピンを使うと、社会人として違和感のない身だしなみになるでしょう。
【インターンの髪型】オンラインの場合における髪型のポイント
ここまでで、インターン参加時の髪型について説明してきました。
以上のポイントをふまえれば、インターン参加時に企業へ好印象を与えられるでしょう。
しかし、昨今は企業自体が全社在宅勤務に切り替えていたり、リモートインターンなどで、地方在住者でも気軽に参加できるようにしたりしている場合があります。
また、インターン前の説明会などはオンライン対応になっている企業もあるかもしれません。
その場合の注意点について、これから説明していきます。
もしインターンがオンラインだった、という場合は、こちらのポイントを参考にしてください。
ポイントは対面の場合と同じ
オンラインであっても、押さえるべきポイントは対面時と同じです。
「どうせわからないだろう」と手を抜くのはやめましょう。
オンラインでは、カメラで画角が限られ、上半身しか映りません。
しかしその分、担当者はヘアスタイルからの印象を大きく受けるのです。
たとえば、おくれ毛や触覚などは、カメラ越しだとよりボサボサとした印象になってしまいます。
また「出社せず、正面からでしか相手に見られることがない」という意識の甘さは、担当者に見破られます。
部屋での活動であっても、ビジネスの場だという意識がある学生は、寝ぐせをそのままにはしません。
きっちりと、出社と同じ心持ちで臨みましょう。
部屋の明るさに注意
オンライン時は、部屋の照明に気をつけましょう。
カメラの位置により、影がかかり、顔が暗くなってしまう場合もあります。
ただでさえカメラ越しだと表情がわかりにくいため、顔に影がかかっていると、企業側も学生がどんな状況なのかわかりません。
たとえば、窓を背にすると逆光になってしまい、顔が暗くなります。
部屋の明るさの調整や、間接照明などを使うなど、工夫すると良いでしょう。
また前髪が長めだと、カメラ越しのほうがより暗く感じられます。
対面のときはもちろん、オンラインの場合はより気をつけましょう。
【インターンの髪型】髪型の注意点
最後に、インターン参加時の髪型について、具体的な注意点をお伝えします。
ここまでの説明で、どういった髪型が適切か、イメージがつかめたかもしれません。
ただ、ポイントをふまえたうえで、さらにこうした点について気を配ると良いかを解説しましょう。
これまでも何度か髪色について言及しましたが、さらに細かい注意ポイントがあるので、すでに髪を染めている方は参考にしてください。
また、整髪剤についても解説するので、インターン当日に整髪剤を使う予定の方もぜひチェックしてみましょう。
髪色に注意
髪を染めているからといって、それだけでNGというわけではありません。
おおよそ7トーン以下であれば、派手な印象がなく、職場で浮いたりはしないでしょう。
さらに、6トーン以下ならほとんど黒髪に近い色合いです。
光の加減で少し明るめに見える程度なので、髪を染めたままが良い方は6トーン以下にするのがおすすめです。
ただ、実際の就業規則などには、ここまではOKという詳細なトーンが決まっている場合もあります。
懸念点がある場合は企業に確認してみましょう。
もし地毛が明るい場合は、わざわざ染める必要はありません。
こちらも、不安なら企業に相談しましょう。
整髪剤に注意
整髪剤にも、気を配っておくと安心です。
においがきついものは、一緒に働く人に不快感を与えるおそれがあるので避けましょう。
最近では、スメルハラスメントという言葉が一般化するほど、人はにおいに敏感です。
自分では気づきにくいですが、使う前に一度においを確認してみましょう。
また、ツヤが出やすいものも、派手な印象につながるおそれがあるため、避けたほうが無難です。
マットタイプのもので、少量で済むものを使いましょう。
つけすぎによるベタベタした見た目も、印象を下げる原因になります。
まとめ
インターン参加時の髪型について、さまざまなポイントをあげてきました。
実際に参加する際に、どういったことに注意して髪を整えれば良いか、理解できたのではないでしょうか。
インターンシップは、就活の前段階と捉える方も多いですが、実際には採用活動の一環としている企業が多く存在します。
将来就きたい業界や企業のインターンに参加するなら、少しでも印象良くしておきたいものです。
きっちりとした髪型で、ぜひ就活のスタートダッシュを決めてください。
