大学4年生の時間割の組み方を伝授!就活に支障のない時間割を作ろう!

大学4年生の時間割の組み方を伝授!就活に支障のない時間割を作ろう!

はじめに

大学3年生の夏頃から、インターンへの参加などで就活への関心を高めた学生も多いでしょう。

そして、いよいよ就活の正念場を迎える大学4年生になり、大学の授業の組み方に頭を抱えてはいませんか。

「就活に専念したいけれど、必修科目などの取得すべき単位をまだ残している」「卒業できるか心配だ」などの理由で、なかなか時間割を決められないという方は多々見受けられます。

就活と学業を両立するため、おすすめの時間割の組み方についてお伝えしていきましょう。

【大学4年生の時間割の組み方を伝授!】大学4年生で適当な残り単位数とは?

大学4年生を迎えるにあたり、もっとも心配なのは卒業に必要な単位が取得できるか否かでしょう。

さまざまな事情はあると思いますが、一般的には大学3年修了時までに残りの単位は10単位以下となっているのが理想です。

どれだけ単位が残っていても「就活と両立できる」と軽く考えているかもしれません。

しかし、面接がスタートすると企業からは「数日後〇時に」と急にアポイントが入るため、自分の思うように予定を立てられない時期が続き、授業に出席できなくなります。

大学4年次までに数十単位を残しているのなら、卒業までにすべての単位を取得するのは、やや困難になることが予想されます。

必修科目はすべて取得しており、残りわずかという余裕を持った状態で就活に臨めば、心おきなく説明会や面接に行けるでしょう。

残り単位を入れる時期

理想は単位の取得がほぼ終えた状態で大学4年次を迎えることですが、事情があってそうはいかなかった学生も少なからずいるでしょう。

しかし、だからといって就活をセーブしなければならないわけではありません。

就活に悪い影響をおよぼさないよう、授業のスケジュールをうまく組めば、学業と就活の両立は可能なのです。

効率良く単位を取得し、就活も心おきなく行うために理想的な単位の入れ方について、3つに分けてアドバイスしていきましょう。

後期を多めにする

1年間のタームで見て、前期よりも後期を多めにしておくのがおすすめです。

就活は大学3年次の3月に解禁され、それから大学4年の9月までの半年間がピークといわれており、多くの企業の選考が集中します。

キャリアプランが変わっても、多くの企業の募集が行われているため、応募がしやすい時期とも言えます。

そのため、前期は余裕をもった授業のスケジュールにして、就活に集中したほうが納得いく結果を得やすいでしょう。

しかし、後期に授業を詰めすぎた無理なスケジュールにして、単位を取り終えなければ、せっかく得た内定も取り消しとなってしまいます。

そうならないためにも、自分の生活のバランスを考えた授業のスケジュールにしていきましょう。

午前に入れる

もし前期に授業を入れなければならないのであれば、午後よりも午前に入れることをおすすめします。

面接の時間帯は学生が選択できるケースもありますが、企業が指定する場合は、午後となる場合が多く見受けられます。

そのため、午後の時間をフリーにしておけば、急な面接のアポイントにも、授業に穴を空けず対応できる可能性が高くなるのです。

就職活動のピーク時には、1日に何社もの面接が重複することも珍しくはありません。

授業を1限などの早い時間に集中させていれば、午前に1回、午後に2回など面接に臨むことも可能なのです。

また、午後に授業があるまま面接や説明会に行くと「間に合わないのではないか」という不安から集中できず、本来の力が発揮できないことも予想されます。

早い時間に授業を入れて、残りの時間は就活に集中できるよう工夫しておきましょう。

全休は月曜か金曜にする

全休、つまり授業がまったくないオフの日は月曜日か金曜日に指定することをおすすめします。

Uターンで地元に戻り就活する人や、大学とは違う都道府県の企業も就活の視野に入れている人も少なくはないでしょう。

遠方の面接に行く際は、飛行機や新幹線に乗る移動時間を当然考えなければなりません。

平日に数時間移動したあと面接を受けるとなると、かなりスケジュールはタイトなものとなります。

しかし、週末を移動時間に充てて、月曜日に面接を受けるようにスケジュールを組めば、遠方でも数社にアポイントを取れるようになります。

さらに、木曜日の授業後に移動をすれば、金曜日と月曜日の2日間を就活に充てられるのです。

遠方の企業を受ける予定があるのなら、授業は火曜日・水曜日・木曜日に集中させたほうが有効に時間を使えるでしょう。

オンデマンド授業を優先する

授業を選ぶ際は、オンデマンド形式の授業を優先して選択すると良いでしょう。

コロナ渦の影響を受け、大学に通学する機会はぐっと減り、対面授業に代わりオンライン授業、あるいはオンデマンド形式の授業が増えました。

オンライン授業であれば、授業の時間は決まっているため、通学の時間を除けば対面授業とさして状況は変わりません。

しかし、オンデマンド形式の授業では期限内であれば、自分の好きなタイミングで受講できます。

つまり、9時から17時の時間は就活に費やし、夕方帰宅後に授業を受講というスケジュールも可能になるのです。

そのため、オンデマンド授業である程度授業を組めれば、日中のスケジュールにだいぶ余裕ができるため、面接や説明会に行きやすくなるのです。

【大学4年生の時間割の組み方を伝授!】時間割の組み方

このように、時間割の組み方のポイントは4つあります。

先程も述べたように、後期に授業を多めに取る・午前中に授業を集中させる・全休を月曜か金曜にする・オンデマンドを優先させることです。

これらを守れば、残りの単位がかなり残ってしまっている学生も、平日にややゆとりのあるスケジュールを組めるようになります。

しかし、授業だけではなく、アルバイトやインターンのスケジュールも考慮しなければならない学生もいるはずです。

そして、大学4年時には卒論も書かなければならないため、その時間も念頭に置いておく必要があるのです。

土曜日は基本的には説明会以外の選考は入らないため、土曜日に授業が入れられるのであれば入れるなどして、平日になるべくまとまった時間を作るように心がけてください。

【大学4年生の時間割の組み方を伝授!】時間割を組むときの注意点

時間割の組み方についてコツをお伝えしましたが、それに加えて注意してほしい点がいくつかあります。

ご存じかもしれませんが、卒業に必要な単位数をきちんと取れていたとしても、授業の選択方法を誤ると卒業できない場合があるのです。

そのような事態を防ぐためには、4年生を迎えるまでに、今まで取得した単位の数だけではなく、質にも目を向ける必要合があります。

実際にどのような点を注意すべきなのか、大きく2つに分けて解説していきましょう。

必修科目が取れていない

必修科目の単位取得を逃さないように心がけてください。

当然のことですが、自分が所属する学部学科に設定されている必修科目を履修し、単位を修得しなければ卒業はできません。

大学3年次までに必修科目の単位を落とした場合、翌年に再履修のチャンスはありますが、卒業を目前とした4年次ではあとがないため留年は必須となります。

留年してしまえば、当然内定は取り消しになるため、必修科目の単位取得は最優先事項としてスケジュールを組みましょう。

分野ごとに必要な単位数が取れていない

学科ごとに設定されている選択必修科目の履修が間に合うかも確認してください。

先程述べた必修科目のほかに、各学部・学科の規定に沿って、設定された選択必修科目の単位をすべて取得しなければ卒業できません。

もし「自分は単位を取得できているか自信がない」「選択必修科目が何か忘れてしまった」という方は、シラバスをあらためて確認するか、学生課に聞くなどして現在の単位の取得状況を整理する必要があります。

うっかり取得し忘れていた、という事態がないように履修登録の前にチェックしておきましょう。

【大学4年生の時間割の組み方を伝授!】就活への支障

卒業に必要な単位を取得することは、アルバイトや部活や就活よりも、大学4年生にとってもっとも優先すべき事項です。

どんなに就活に精を出し優良企業に内定したとしても、必要な単位を取得しきれなければ、入社するチャンスは消えてしまうからです。

しかし、学業に専念しすぎてしまえば、就活へ支障をきたすことも当然考えられます。

具体的には、どのような場合に就活と学業の両立が難しくなるのでしょうか。

代表的な2つのケースを紹介します。

面接や説明会と授業が被る

やはり、面接や説明会と授業が被ってしまうことは一番リスクとして考えられます。

そのような事態を避けるため、先程も述べたように面接の少ない午前中に授業を集中させる、全休日を作るなど自分で工夫して、時間を生み出すことが大切になるのです。

また、面接や説明会での欠席ならば、教授へ相談すれば公欠が認められるケースもあります。

その際は、事後報告ではなく事前に欠席届を提出しましょう。

もし、欠席届の提出が難しい場合は、教授にメールで就活の都合で欠席する旨を伝える必要があります。

就活のピーク時は急に予定が立て込むため、スケジュール管理がおろそかになるケースもよく見受けられます。

そのような事態を避けるため、スマートフォンだけではなく手帳やカレンダーにも予定を記入しておくと、授業とのブッキングに気づかず無断欠席するような事態は防ぎやすくなるでしょう。

成績証明書の提出

成績証明書の提出がある可能性も念頭に置いておきましょう。

成績証明書は大学で発行される、現時点での単位の取得状況と成績が表示された書類です。

すべての企業というわけではありませんが、就職活動では成績証明書の提出を求められるケースが多く見受けられます。

理由は、学生が本当に卒業できるかを確認するためです。

あまりにも単位が取れていないと企業側から「この学生は留年するかもしれない」と懸念され、評価がマイナスに働く可能性があります。

最近では内定後に成績通知書を提出させる企業が多くなっているため、あまり心配はいりませんが、面接で「計画的・几帳面」とアピールしたのに、ふたを開けたら単位取得が不十分だと矛盾を感じさせてしまうため注意が必要です。

まとめ

就活をスムーズに進めるための単位取得方法についてまとめました。

本来であれば4年生までに卒業に必要な単位のほとんどを取得しておくのが理想的です。

しかし、どんなに綿密に計画しても、予期せぬ出来事で単位を落としてしまうケースも十分に考えられます。

そのような事態を避けるために、今まで述べた方法だけではなく、出席率が重視されない授業を選択する、必要単位以上に履修を登録するなどの保険を掛けたほうが無難でしょう。

もし、必要な単位をすべて取得できなければ、努力して得た内定も無駄になってしまい、また翌年も就職活動をしなければなりません。

極力無駄のないスケジューリングで、就活も単位取得もスムーズに進められる、理想的な大学4年の過ごし方を目指してください。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

RECOMMEND この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます