面接での志望動機の適切な長さとは?伝えるポイントや注意点を分かりやすく紹介!

面接での志望動機の適切な長さとは?伝えるポイントや注意点を分かりやすく紹介!

「面接での志望動機の長さってどれくらいが良いの?」 「面接での志望動機を考える時に、どのようなことに気を付けたら良い?」 「面接前に準備しておくことはある?」 志望動機はどの面接でも聞かれる質問でしょう。

短い時間の中でその企業で働きたい理由を明確に伝えるにはどのようにすれば良いか、志望動機を考えるのに頭を悩ませる人もいるでしょう。

本記事では面接の志望動機を考えるポイントや、面接で志望動機を話す時の注意点について解説します。この記事を読むことで、志望動機を話す長さや、どのようなことに気を付けて志望動機を考えれば良いのかが分かるでしょう。

また、面接前に準備するべきことについても併せて解説しています。面接での志望動機の伝え方についてのポイントを知り、念入りに準備をして面接に臨みましょう。

面接での志望動機の長さの目安

面接で志望動機を話す際の時間配分は、工夫が必要なポイントです。長過ぎれば伝えたい内容が分かりにくくなり、短過ぎれば伝えたいことを伝え切ることが難しくなるでしょう。

そのため、面接で志望動機を回答する長さは2~3分程度を目安にしてください。2~3分で話をまとめる場合、少しゆっくり話すことを想定して400字詰め原稿用紙2~3枚分程度になるでしょう。

面接という限られた時間の中で自分の志望動機を伝え、面接官に自分のことを理解してもらえるように、まずは原稿用紙に志望動機をまとめることをおすすめします。

面接にむけて志望動機を考えるポイント

面接の際に、面接官の印象に残る志望動機が話せるように、ポイントを押さえた構成を考えましょう。

以下に、7つのポイントを紹介します。ポイントを押さえた志望動機を考えたら、本番でも上手くいくよう、こまめに練習を重ねてください。

志望動機の終わり方を意識する

志望動機の終わり方には曖昧な表現を使うのではなく、自信を持って言い切るのが大切なポイントです。面接官にやる気が伝わるような終わり方を心がけましょう。

曖昧な表現で締めくくると、面接官に自信がないと思われてしまう可能性もあります。入社後にやりたい仕事や目標などをしっかり言い切って締めくくることで、面接官に好印象を与えましょう。

業界に興味を持った理由を考える

社会には数多くの業種や企業があるため、なぜこの業界を選んだのかは面接官も気になるポイントでしょう。

そのため、志望動機を伝える際には、まずなぜその業界に興味を持ったのかを説明し、なぜその企業を選んだのかを説明するようにしましょう。

伝えたい内容を大きい部分から小さい部分へ掘り下げていくことで、面接官にとって分かりやすくなるだけでなく、説得力が増します。

一番言いたいことを初めに持ってくる

志望動機では、要点を簡潔に伝えるのがポイントです。

まず要点を伝えてから説明をすることで、時間の都合により話の途中でカットされてしまっても、一番伝えたいことは面接官に伝えることができます。

「私が御社を志望する理由は~だからです。なぜなら~」というように、最初にその企業を志望する理由について簡潔に伝え、その理由について詳しく説明するようにしましょう。

過去学んだことと将来の展望を併せて考える

志望動機を考える時には、まず過去に学んだことや経験したことを思い起こしましょう。そして、将来の展望を併せて考えるのがポイントです。

志望動機に書くのは、大学で学んだことや、今までのアルバイトなどの経験から学んだこと、さらには身に付けたスキルでも良いでしょう。

そして、「入社した後、さらにこんなことをやってみたい」という将来の展望を絡めて志望動機を構成することをおすすめします。

最後に、自分を成長させ、企業も成長させたいと締めくくれば説得力のある志望動機にできるでしょう。

そのためには、しっかりとした自己分析と、過去の経験や身に付けたスキルの棚卸をきちんと行うことが大切です。

他社でも実現可能な志望理由にならないようにする

応募した企業の志望理由を考える中で、他社でも実現可能な理由になってしまっている場合もあるでしょう。そのため、志望理由を書く際は、「その企業だからこそ実現できる内容」になっているかを確認することが大切です。

たとえば、福利厚生や給与を志望動機にすると、「同じ条件なら他社でも良いのではないか」と捉えられてしまう可能性があります。

その企業でやりたい仕事など、その企業でなければならない理由や、どうしてもその企業で働きたいという熱意が伝わる志望動機にすることがポイントです。

自分の経験やスキルを志望動機に入れる

社会人経験がある転職者の採用を考える場合、企業としては即戦力となるような経験やスキルを求めていることが多いでしょう。

そのため、前職での経験や実績、身に付けたスキルがあれば、積極的に志望動機に入れることをおすすめします。

その企業を志望する理由を自分の経験やスキルと関連付けて説明できれば、説得力のある志望動機になります。

未経験業種の場合でも、過去の経験やスキルの中から応募した職種に活かせるものがないか見つけ、関連付けましょう。

未経験の場合は経験者に負けない強みを考える

未経験の場合には、転職後にむけて勉強していたり、資格取得にむけて取り組んでいたりすることを伝え、経験者に負けないやる気や熱意を伝えましょう。

また、未経験であっても、前職での業務経験や身に付けたスキルを転職後の仕事にどのように活かせるのかを考え、アピールすることが大切です。

経験者に負けない強みを考え、アピールすることで高評価につながるでしょう。

面接で志望動機を話す際の注意点

面接で志望動機を話す際、いくつかのポイントを押さえて話すことで、志望動機が面接官に伝わりやすくなります。

ここでは、面接で志望動機を話す際の注意点について解説するため、ぜひ実践してみてください。

念入りに自己分析した志望動機を話す

志望動機は自分の経験や実績、希望などと絡めて話すことが重要なポイントです。そのため、面接では念入りに自己分析した志望動機を話すようにしましょう。

具体性のない志望動機では落とされてしまう可能性があります。念入りに自己分析をすることで分かった自分の強みや、その企業でやりたいこと、また自分が企業の求める人物像と一致していることなどを絡めて志望動機を話すようにしましょう。

自分の体験エピソードは1・2個までにする

志望動機を話す際には、具体的な自分の体験エピソードを交える方が説得力を出せます。

しかし、体験エピソードが多すぎると、何を話しているか分かりにくくなってしまうでしょう。そのため、自分の体験エピソードを話す場合は最小限に抑えるのがポイントです。

自分の体験エピソードの中から厳選した1・2個を志望動機に絡めて話すことで、面接官に伝わりやすくなるでしょう。

早口にならないように丁寧な口調で話す

面接では自分の伝えたいことを、面接官にきちんと理解してもらうことが重要なポイントです。

早口で話してしまうと、面接官が話の内容を聞き取れない可能性があります。面接官に聞き取りやすいスピードで話し、伝えたい内容がしっかり相手に伝わるよう、丁寧な口調で話すことを心がけましょう。

時間制限にも対応できるようにする

面接では時間を決めずに話すことを求められることが多いですが、場合によっては時間を指定されることもあります。そのため、時間制限があっても対応できるようにしておくことが大切です。

「簡単に」や「1分以内で」など時間を指定された場合にも対応できるよう、300字程度の志望動機も考えておくと良いでしょう。

また、指定された時間に応じて話せるよう、準備した志望動機の中で膨らませられる部分と、削れる部分を確認しておくことをおすすめします。

志望先の会社は「御社」を使用する

書面で志望動機を書く際には志望先の会社を「貴社」と書きますが、面接で志望動機を話す際には「御社」を使用します。

メールや書面では相手の会社を「貴社」、口頭では「御社」と使い分けることは、社会人のマナーとして覚えておきましょう。

口頭で「御社」を使うのは、「貴社」だと「帰社」など別の言葉と間違えやすいという理由からです。

社会人経験者はもちろん、新卒の就活生でも間違えると評価が下がる可能性もあるため、気を付けましょう。

自分が企業の求める人物であることを説明する

面接で話す志望動機を考える際には、まず企業がどのような人物像を求めているかを調べましょう。

企業が求める人物像について知り、理解した上で、企業の求める人物像に即した自分の強みをアピールし、自分が企業の求める人物であると説明することが大切です。

企業の求める人物像について理解していれば、志望動機にも説得力が増すでしょう。

面接前に準備するべきこと

面接前に何の準備もせずに臨めば、本番で上手く話せないのは必然でしょう。面接で志望動機を上手く話し、面接官に印象付けるためには、事前に面接の準備をしておくことが大切です。

ここでは、面接前に準備するべきことを4つピックアップして解説します。ぜひ参考にしてみてください。

実際に声に出して練習する

事前に志望動機について文章にまとめて準備していても、いざ面接になると緊張で言葉に詰まって上手く話せないということもあるでしょう。

そのようなことを防ぐため、準備した文章を声に出して練習することをおすすめします。

実際に音読することで耳からも取り入れられ、文章を覚えやすくなるだけでなく、自分の言葉で話しやすくなるでしょう。

面接本番で上手く志望動機を話せるように、面接前に声に出して練習しておくと良いでしょう。

時間内に収まるように志望動機をまとめる

面接の時間内に収まるように、志望動機をまとめておくのも大切なポイントです。

志望動機は、履歴書や職務経歴書にも書くため、事前に準備しておかなくても答えられるだろうと考える方は多いのではないでしょうか。

しかし、面接本番では緊張してしまい、言葉に詰まって時間内に上手く志望動機を話せない人もいます。そのため、時間内に収まるように志望動機をまとめておくことは不可欠でしょう。

2~3分で志望動機を話せるよう、400字詰め原稿2~3枚程度にまとめ、しっかりと事前準備をしておきましょう。

面接官視点で分かりやすい内容か確認する

志望動機を話す際に一生懸命になりすぎると、伝えたいことが分かりにくくなってしまうこともあるでしょう。

どのように話せば面接官に伝わりやすいのか、面接官の視点で考え、分かりやすい内容かどうかを確認するのも重要なポイントです。

伝える言葉の選び方や、話す内容の順番などを考え、面接官に分かりやすい志望動機になるよう、しっかりと準備しておきましょう。

志望動機作成ツールを利用してみる

面接での志望動機の印象が薄ければ、採用されるのは難しくなるでしょう。面接を突破するためには志望動機をしっかりと作り込むことが重要なポイントです。

しかし、どれだけがんばっても志望動機を上手く考えることができないという人もいるのではないでしょうか。

そのような場合には、志望動機作成ツールを利用してみるのも1つの方法です。志望動機作成ツールを利用すれば、質問に答えるだけで熱意や強みが伝わる志望動機を作成することができます。

志望動機を考えるのが苦手な人は、試してみるのも良いでしょう。

事前準備を念入りにして面接を受けよう

本記事では、面接での志望動機の長さや伝えるポイントなどについて解説しました。

志望動機は面接でよく聞かれる質問であり、重要な評価ポイントです。念入りに準備して面接に臨みましょう。

その企業を志望する理由について、具体的で分かりやすい説明ができれば、面接官に熱意が伝わりやすくなります。

本記事で紹介した内容を参考に、志望動機を考えるポイントに注意して文章を考え、事前準備を念入りにして面接に臨みましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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