【例文あり】銀行インターンの志望動機の書き方を解説!銀行の分類やおすすめの書き方も紹介

【例文あり】銀行インターンの志望動機の書き方を解説!銀行の分類やおすすめの書き方も紹介

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【銀行インターンの志望動機】インターンと本選考の志望動機の違い

インターンに提出する志望動機と本選考に利用する志望動機では、中身が異なります。

インターンを通過したからといって、本選考に同じ内容で提出すると選考が不利になる可能性があります。

本選考にインターンの志望動機を利用する場合も同様です。

そこで、本章ではインターンと本選考に提出する志望動機の違いについて解説します。

それぞれの違いをきちんと理解し、効果的に志望動機を作成しましょう。

インターンの志望動機とは

インターンの志望動機は、銀行について「学びたい」「理解を深めたい」などの成長意欲が重要です。

インターンは、高いスキルや貴重な経験を積んでおく必要はないため安心してください。

もちろん、資格や学歴があればプラスに働くこともあります。

しかし、インターンでは銀行業務に興味を持った理由の方が大切です。

他には「インターンで具体的に何を学びたいのか」「インターンを通じてキャリアにどう活かしたいのか」なども効果的です。

インターンの志望動機では、具体的な職種や企業理解は浅くても構いません。

インターンに参加しながら学べるからです。

そこで、インターンの志望動機では、何を学びたいのかについて述べましょう。

本選考の志望動機とは

本選考の志望動機では、入社意欲や企業との相性が重要です。

銀行の面接官は、一緒に働いても問題がない人材かチェックしています。

たとえば、同じ志しを持っているのか、経営理念に共感してくれているのかなどです。

他にも、キャリアビジョンや銀行を選んだ明確な理由が必要です。

本選考の志望動機は、インターン以上に企業研究・自己分析が問われます。

本選考の志望動機に困っている就活生は、企業研究・自己分析をやり直しましょう。

情報を整理することで、入行後にどのように活躍できるのか、具体的にアピールできます。

また、本選考の志望動機は、将来を期待させる内容になります。

「採用すれば活用してくれるだろう」と面接官を思わせることで、選考がスムーズに進むからです。

【銀行インターンの志望動機】銀行の種類

インターンに応募するにあたって、銀行の種類を理解しておきましょう。

「銀行はお金を預ける場所」といった認識だけでは、漠然とした志望動機になる可能性があります。

本章では、6種類の銀行について詳しく解説します。

名前だけなら聞いたことがある就活生は多いでしょう。

それぞれの違いや特徴を理解し、志望動機の作成に役立ててください。

メガバンク

メガバンクは、日本を代表する金融機関です。

国内だけでなく世界各地に拠点を持ち、グローバルに事業を展開しています。

個人向けから、大企業向けの法人融資、国際的な投資銀行業務まで、あらゆる金融サービスを網羅しているのが特徴です。

以下は、代表銀行を比較した表になります。

 

年間休日

平均年収

残業時間

三菱UFJ銀行

120日以上

856万円

20.3時間

三井住友銀行

120日以上

891万円

15.1時間

みずほ銀行

120日以上

822万円

21.2時間

メガバンクに就職することで安定した休日、高い年収が期待できます。

ただし、毎月15〜20時間程度の残業があることは覚えておきましょう。

参考:有価証券報告書|株式会社三菱UFJ銀行

参考:有価証券報告書|株式会社三井住友銀行

参考:有価証券報告書|株式会社みずほ銀行

ネット銀行

ネット銀行は実店舗を持たず、インターネット上ですべての取引が完結する新しい形の銀行です。

高いIT技術を駆使することで、24時間いつでもどこでも利用できる利便性の高さによって、低コストな手数料を実現しています。

従来の銀行にはない革新的なサービス開発に積極的で、金融とテクノロジーを融合させた「フィンテック」の最前線で活躍できるのが魅力です。

 

年間休日

平均年収

残業時間

楽天銀行

120日以上

629万円

20時間

PayPay銀行

120日以上

849万円

24.8時間

住信SBIネット銀行

120日以上

850万円

24.5時間

PayPay銀行は、情報を公表していないためソフトバンクグループの数値を採用しています。

参考:有価証券報告書|楽天銀行株式会社

参考:有価証券報告書|ソフトバンク株式会社

参考:有価証券報告書|住信SBIネット銀行株式会社

地方銀行

地方銀行は、名前の通り特定の都道府県や市町村など、限定された地域に密着して営業する銀行です。

地域の中小企業や個人事業主、住民の生活を支えることを使命としており、地元経済の活性化に貢献しています。

顔の見える関係を大切にするため、顧客との距離が近く、1人ひとりのニーズに寄り添ったきめ細やかなサービスを提供できるのが強みです。

 

年間休日

平均年収

残業時間

静岡銀行

120日

753万円

20〜30時間

横浜銀行

121日

771万円

11.3時間

千葉銀行

120日以上

794万円

5.8時間

転勤が限定的であることも多く、地域に深く根ざして働きたい人に向いています。

志望動機には、生まれ育った地元への愛着や地域の課題解決に貢献したいという強い思いが説得力を生みます。

参考:募集要項|株式会社静岡銀行

参考:株式会社横浜銀行|マイナビ2026

参考:有価証券報告書|株式会社千葉銀行

信託銀行

銀行業務に加え「信託」という独自の機能を併せ持つのが信託銀行です。

顧客から預かった金銭や不動産、有価証券といった財産を管理・運用し、相続や事業承継、企業年金といった専門性の高いサービスを提供します。

法律や税務、不動産など幅広い知識が求められるため、専門家として顧客の人生設計をサポートする責任感が必要です。

 

年間休日

平均年収

残業時間

三井住友信託銀行

120日以上

720万円

21.9時間

三菱UFJ信託銀行

120日以上

950万円

26.9時間

みずほ信託銀行

120日以上

822万円

21.2時間

志望動機では「専門的な金融知識を習得し、顧客の複雑な課題を解決したい」といった、プロフェッショナルとしてのキャリアを築きたいという意欲を伝えることが重要です。

参考:日本経済新聞のウェブサイトで公開されている三井住友信託銀行の有価証券報告書

参考:有価証券報告書|三菱UFJ信託銀行株式会社

参考:有価証券報告書|株式会社みずほ信託銀行

投資銀行

投資銀行は、企業のM&A(合併・買収)や資金調達、株式の新規公開といった、高度で専門的な金融サービスを提供します。

企業経営の根幹に関わる重要なプロジェクトを扱い、多額の資金が動くため、規模が大きい仕事になるのが特徴です。

高度な分析力や論理的思考力、忍耐力などが求められる厳しい世界ですが、その分大きな達成感と報酬を得られる可能性があります。

 

年間休日

平均年収

残業時間

野村證券

120日以上

1,376万円

14.6時間

大和証券

120日以上

1,626万円

30時間

SMBC日興証券

120日以上

1,134万円

15.1時間

志望動機には「高いレベルの環境で自分の力を試したい」という挑戦意欲、論理的な思考力で複雑な課題を解決したいという熱意を示すことが有効です。

参考:有価証券報告書|野村ホールディングス株式会社

参考:有価証券報告書|株式会社大和証券グループ本社

参考:有価証券報告書|株式会社三井住友フィナンシャルグループ

信用金庫

信用金庫は、特定の地域に住む人や中小企業が会員となって、お互いを助け合うことを目的とした非営利の金融機関です。

一般的な銀行とは異なり、地域貢献を最優先とするため「利益追求」ではなく「相互扶助」の精神が根幹にあります。

顧客との関係性が非常に深く、地域に根ざした活動を積極的に行っています。

たとえば、地元の祭りに参加したり、商店街の活性化イベントを企画したりするなど、単なる金融業務にとどまらない活動が魅力です。

 

年間休日

平均年収

残業時間

さわやか信用金庫

120日

406万円

20時間以下

京都信用金庫

120日

495万円

20時間以下

大阪シティ信用金庫

120日以上

459万円

20時間以下

志望動機には、地域社会への深い関心や「人の役に立ちたい」という純粋な思いを込めることで、強い説得力が生まれます。

参考:さわやか信用金庫|マイナビ2026

参考:京都信用金庫|マイナビ2026

参考:大阪シティ信用金庫|マイナビ2026

【銀行インターンの志望動機】銀行のインターン締切情報

本章では、さまざまなタイプの銀行のインターン締切情報をお伝えします。

岩手銀行

締切:2025年9月30日

選考:応募多数の場合、選考あり

内容:座談会、グループワーク

東北労働金庫

締切:2025年8月13日

選考:選考なし(先着順)

内容:社員交流会、職種研究、営業体験

三菱UFJ信託銀行

締切:2025年8月17日

選考:選考あり

内容:座談会、コンサルティング・保険・金融体験

日本政策金融公庫

締切:2025年8月14日17時

選考:選考あり

内容:営業体験

現在は、夏休みを利用したインターンが開催されています。

参考:岩手銀行|マイナビ2027

参考:東北労働金庫|マイナビ2027

参考:三菱UFJ信託銀行|マイナビ2027

参考:日本政策金融公庫|マイナビ2027

【銀行インターンの志望動機】銀行に求められている人材とは?

銀行に求められる人材は、以下の4つです。

求められる人材 
  • 地域をよりよくしたいと熱意のある人
  • ビジョンが見えている人
  • 責任感があり真面目な人
  • コミュニケーション能力がある人

銀行業務は、公共性の高い事業です。

そのため、顧客との良好な信頼関係や高い倫理観が求められます。

志望動機を作成するにあたって、どういった点をアピールするべきか迷っている就活生は、ぜひ最後までご覧ください。

地域をよりよくしたいと熱意のある人

銀行は地域をよりよくしたいと熱意のある人を求めています。

銀行は、単に金融サービスを提供するだけでなく、地域経済を支え、未来を創造する重要な役割を担っているからです。

そのため、志望する地域の現状を深く理解し「どのように貢献したいか」という具体的なビジョンを持つ人が求められます。

たとえば、地元の商店街を活性化させたい、中小企業の資金繰りを支援したいなど、地域に対する強い思いと行動力は高く評価されるでしょう。

そこで、銀行について調べる際、地域の課題や将来についても調査してください。

志望する銀行が担当する地域との個人的なつながりや具体的な課題意識を記載することで、入社後の貢献意欲を強くアピールできます。

ビジョンが見えている人

銀行は多様なキャリアパスがあるため、自分の将来像を明確に描ける人が歓迎されます。

将来的にどのような専門性を身につけたいのかビジョンを持つことで、成長への道筋がより鮮明になります。

たとえば、総合職を選択した人は転勤や異動を繰り返しながら、さまざまな知識や経験を積むことになるでしょう。

一方で、専門職の場合、融資部門やM&A部門など1つの分野を専門的に学びます。

志望動機でビジョンを明確にすることで、企業側はあなたの能力を活かせる部署や役割をイメージしやすくなります。

ただし、ビジョンは漠然としたものではなく「〇〇という知識を習得し、△△分野で地域社会に貢献したい」といったように明確にすることが重要です。

責任感があり真面目な人

銀行は顧客の貴重な財産を扱うため、高い責任感が重要です。

そのため、一見地味に見える事務作業や日々のルーティンワークにも、高い意識を持って真摯に取り組む姿勢が求められます。

たとえば、同僚への情報共有や作業後のWチェックなどです。

銀行業務は、些細なミスが大きな問題につながる可能性があります。

仕事に優先順位をつけることは大切ですが、細部まで気を配れる丁寧さが不可欠です。

学生時代の経験を通じて、最後までやり遂げたこと、困難な課題にも向き合った経験などを具体的に示すことで、あなたの責任感や真面目さを効果的に伝えられます。

「私は真面目です」とだけ伝えても信憑性がないので注意してください。

コミュニケーション能力がある人

銀行員にとって、顧客や同僚との円滑なコミュニケーションは必須です。

顧客の意見に耳を傾けつつ、自分の意見を伝えることで、スムーズに業務が進みます。

具体的には、顧客の課題やニーズを正確に引き出す傾聴力、専門的な内容をわかりやすく伝える説明力などが必要です。

銀行に就職すると、多岐にわたるコミュニケーションスキルが求められます。

単に「人と話すのが好き」というだけでは具体性が欠けた志望動機になるでしょう。

そこで「アルバイトで顧客の潜在的なニーズを引き出した経験」や「チームで困難な課題を乗り越えた経験」など、具体的なエピソードを交えてください。

あなたの持つ、コミュニケーション能力の高さを客観的に証明できます。

【銀行インターンの志望動機】志望動機を作成する前に

銀行に提出するインターン用の志望動機を作成する前に、インターンについてきちんと理解しておきましょう。

志望動機は、目的を誤ってしまうと志望理由がうまく伝わらない可能性があります。

そこで、本章の解説を最後まで読み「インターンに参加したい」と考えた理由を適切に伝えましょう。

すぐにでも志望動機を作成したい気持ちはわかります。

しかし、一度立ち止まり必要な要素を理解したうえで作成しましょう。

インターンの形態を理解する

まずは、インターンの形態を理解しましょう。

インターンは1dayや3days、長期間などさまざまなパターンがあります。

それぞれの特徴を表にしたので参考にしてください。

 

参加する意味

特徴

1day

業界を広く浅く理解できる

社員との座談会や簡単なグループワークが中心

3days

社員の働き方を肌で感じられる

参加者同士でチームを組み、与えられた課題に取り組む

長期間

業界や職種の専門的な知識やスキルが身につく

給与が発生するケースが多く、企業の一員として働く

参加するインターンによって、得られる成果が変わります。

まずは参加を検討しているインターンの募集要項を隅々まで確認しましょう。

インターンに参加する目的を明確にする

志望動機を作成する前にインターンに参加する目的を明確にしてください。

「なんとなく参加してみたい」という漠然とした気持ちでは、志望動機に説得力がないからです。

インターンを通じて「何を学びたいのか」「何を知りたいのか」などを言語化しましょう。

たとえば「企業の経営戦略について理解を深めたい」「特定の部署の業務内容を体験したい」といった明確な目的があれば、志望動機の軸になります。

また、目的意識がはっきりしていると、インターン期間中も積極的に行動でき、より多くの学びを得ることが可能です。

目的意識を持つことで、あなたの熱意が担当者に伝わり、高い評価につながるでしょう。

インターンに興味をもったきっかけを考える

インターンに興味を持ったきっかけを考えましょう。

なぜ、数ある企業や業界の中から銀行のインターンに興味を持ったのか、具体的なきっかけを掘り下げることで説得力のある志望動機が完成するからです。

具体的には、大学の授業で金融の知識に触れた、ニュースで見た企業のM&Aに感銘を受けた、自分の経験からお金の流れに興味を持ったなどが挙げられます。

きっかけを考える際は自分自身の原体験を振り返ることが重要です。

志望動機に軸が生まれ、説得力のあるストーリーを組み立てる土台になります。

たとえば「大学で学んだ〇〇の知識を貴行の〇〇という業務でどのように活かせるか知りたいです」のような理由です。

過去の経験と未来の目標を結びつけると、一貫性のある志望動機になります。

【銀行インターンの志望動機】銀行の志望動機を考えるステップ

銀行の志望動機を考える際は、以下のステップが有効です。

志望動機を考えるステップ
  • 金融業界を志望した理由
  • 銀行を志望した理由
  • その企業を志望した理由
  • 内容

志望動機は、広い範囲から考え始め、徐々に狭めることでスムーズに考えられます。

いきなり志望動機を考えようとすると、きっかけがなくアイデアが浮かばないでしょう。

そこで、本章で紹介する手順に沿って志望動機を作成してください。

順序立てて考えることで、論理的な志望動機になります。

金融業界を志望した理由

まずは、なぜ金融業界のインターンに参加したいのか、原体験や興味のきっかけを明確にしましょう。

志望動機には、具体的なエピソードが欠かせないからです。

たとえば「経済のニュースに触れて関心を持った」「将来のキャリアを考える中で金融の役割に魅力を感じた」などが挙げられます。

具体的なエピソードを志望動機に盛り込むことで説得力が増します。

また、インターンの志望動機は「さまざま企業や人々と関わる金融の面白さ」を学びたいという意欲を示すことが重要です。

志望する銀行にアピールしたい就活生は、他業界と比較してなぜ金融が自分にとって魅力的に映るのかを言語化しましょう。

銀行を志望した理由

次に、金融業界の中でも、なぜ銀行のインターンに参加したいのか明らかにしましょう。

銀行の担当者は、当行を志望した理由を重要視しているからです。

たとえば、地方銀行を志望する就活生が、IT業界と同じ参加理由を伝えたとします。

地方銀行の担当者は「本当に当行のインターンに参加したいのか?」と疑問に思います。

そこで、銀行のインターンでしか得られない経験があることを伝えましょう。

他にも「企業や個人の日常に最も身近な存在である銀行の役割を肌で感じてみたい」「お客様と長期的な関係を築く銀行業務のやりがいを学びたい」といった視点も有効です。

志望動機は、銀行でしか得られない学びに焦点を当てることがポイントです。

その銀行 企業を志望した理由

最後は、数ある銀行の中から、なぜその銀行が開催するインターンに参加したいのか、具体的な理由を考えてください。

作成した志望動機に説得力を持たせるためです。

具体的な理由が思い浮かばない就活生は、銀行の理念や事業内容をリサーチし、その銀行ならではの強みや特徴を探してください。

たとえば「貴行の〇〇という事業に興味があり、現場の雰囲気を体験したい」「座談会を通じて感じた〇〇という文化に共感しました」などです。

銀行の担当者は、参加意欲が高く、価値観を理解してくれる人に参加してほしいと考えています。

そこで、自分は志望する銀行に共感し、さらに学びたいことが存在することをアピールしましょう。

【銀行インターンの志望動機】志望動機中に含めるべき内容

志望動機を作成するにあたって、含めるべき内容は以下の2つです。

志望動機中に含めるべき内容 
  • なぜそのインターンに参加したいのか
  • 自分なりの目的

志望動機を作成するステップを理解すると同時に、欠かせない要素についても把握しましょう。

もし、本章で解説する内容がない場合、参加したい意思がきちんと伝わらない可能性があります。

そのため、志望動機に書く内容に迷っている就活生は、上記の2点は忘れずに記載しましょう。

なぜそのインターンに参加したいのか

志望動機を作成する際に最も重要なのは「なぜ、そのインターンに参加したいのか」です。

単に「興味があるから」ではなく、募集要項にある「プログラムの内容」や「得られる学び」に具体的に触れ、惹かれた理由を伝えましょう。

たとえば「グループワークを通じて、銀行員の課題解決プロセスを体験したいです」のように伝えてください。

他にも「行員との座談会で、銀行の多様な働き方について理解を深めたいです」といったように、インターンの内容と結びつけることが重要です。

その結果、効率よくあなたの熱意と銀行への理解度がアピールできます。

参加理由が曖昧な就活生は、企業研究と自己分析を通じて見つけてください。

自分なりの目的

インターンに参加する目的は、単に「体験すること」ではありません。

参加後、自分がどう成長したいか、何を得たいかという具体的な目標を持つことが大切です。

たとえば「金融の知識を深め、将来のキャリア選択の参考にしたい」「チームで成果を出す経験を積みたい」などが挙げられます。

つまり、自分の課題や目標がインターンに参加することで、達成できることをアピールしましょう。

参加目的が明確であれば、インターンへの参加姿勢が真剣であると評価されます。

また、インターンに参加した際、目標を意識して行動することで、より多くの学びを得ることにもつながります。

志望動機はオリジナリティが重要です。

友人やインターネット、AIに頼りすぎないようにしましょう。

【銀行インターンの志望動機】志望動機のおすすめ構成

インターンの志望動機 構成

志望動機を実際に書く際は、以下の順番をおすすめします。

志望動機の書き方 
  • はじめに結論
  • 具体的なエピソード
  • インターンで学びたいこと・今後に活かしたいこと

志望動機の多くは文字数制限があります。

そのため、短い言葉で端的に伝える必要があります。

そこで、志望動機の書き方が知りたい就活生は、本章の解説をお手本としてください。

書き方を理解することで、インターンをはじめ本選考の志望動機にも役立ちます。

始めに結論

志望動機の冒頭では、なぜそのインターンに参加したいのか結論から書き出しましょう。

結論から始めることで、読み手に1番伝えたい内容を確実に伝えられるからです。

たとえば「私は、貴行の〇〇というプログラムを通じて、△△を学びたいと考えております」のように、具体的なプログラム名や学びたいことを示してください。

熱意を伝えたい場合は「将来、金融を通じて社会に貢献したいという思いから…」といった言葉を添えることで、あなたの熱意が伝わります。

志望動機は、多くの就活生が提出する書類です。

結論を先に述べることで、読み手はあなたの意図を素早く理解でき、その後の文章をスムーズに読み進められます。

あなたの言葉で「一番伝えたいこと」を凝縮させた文章にしましょう。

具体的なエピソード

志望動機では、結論とセットで具体的なエピソードも伝えましょう。

あなたの志望動機が単なる借り物ではないことを証明するためです。

銀行や金融に興味を持ったきっかけが明確にある就活生は、原体験として志望動機に盛り込みましょう。

もし、思いつかない場合、「なぜ」を深掘りするのも効果的です。

自分の過去の経験を振り返りつつ「なぜ」を繰り返すことで、興味を持ったタイミングが把握できます。

そして、具体的なエピソードが、なぜインターンの参加につながるのかも説明しましょう。

ただ、過去の話をするだけでは意欲は伝わりません。

将来についても言及し、参加する意味があることを説明してください。

インターンシップで学びたいこと・今後に活かしたいこと

魅力的な志望動機にするためには、インターンで「何を学び、どう活かしたいか」を明確にしてください。

具体性は、志望動機に説得力を持たせるのに不可欠です。

「成長したいです」と伝えるだけではもったいないです。

具体的なスキル名を例に出しつつ、習得したいという意欲をセットで伝えましょう。

たとえば、「グループワークを通じて、多様な意見を受け入れる柔軟性を身につけたいです」と説明してください。

学びたいこととインターンの内容と紐づけて書くと効果的です。

さらに、得た学びを将来にどう活かすのかも示してください。

今後のビジョンを示すことで、あなたの真剣さが伝わるからです。

【銀行インターンの志望動機】銀行インターンの志望動機の例文

銀行に提出する志望動機の例文を種類別に紹介します。

インターン用に提出する志望動機の考え方や書き方を理解したものの、実際の文章を読んでみたいと思う就活生は多いでしょう。

そこで、本章では300文字で志望動機を作成すると仮定した例文を5つ用意しました。

あなたが希望する銀行から読みはじめ、それぞれの違いについて理解しておきましょう。

銀行ごとに内容が変わるため、志望動機の差別化にも役立ちます。

メガバンク

例文

私は、多様な業種の顧客と深く関わりながら、海外の案件にも挑戦したいという思いがあるため、貴行のインターンを志望いたします。

ゼミでは、企業の課題を解決するためのプロジェクトに参加しました。

ゼミでの経験を通じて、多角的な視点から物事を捉え、幅広い知識を習得するとともに、既成概念にとらわれない柔軟な発想力を養いました。

貴行のインターンを通じて、銀行業務の国際的な現場を肌で体験し、グローバルなビジネスがどのように展開されているのかを深く理解したいと考えております。

将来的には、ゼミ活動で培った課題解決能力とインターンシップで得られる実践的な知見を融合させ、より大きな価値を創造できる人材へと成長したいです。

ネット銀行

例文

私は、貴行がIT技術を積極的に活用し、金融サービスの革新に挑む姿勢に強い魅力を感じたため、インターンへの参加を志望いたします。

これまで、大学での情報処理に関する学習を通じて、デジタル分野における課題解決能力を培ってきました。

具体的には、プログラミング演習において、効率的なデータ処理システムの構築に取り組み、論理的思考力と実装力を養いました。

プログラミングの経験を通じて、IT技術を社会に実装することの重要性を感じました。

貴行のインターンでは、最先端のIT技術が金融サービスにどのように活用されているのかが体験できます。

そこで、効率的かつ利便性の高いサービスが生まれる現場を学びたいです。

地方銀行

例文

私は、地域経済の発展に直接貢献できる地方銀行の役割に強い魅力を感じたので、貴行のインターンを志望します。

大学時代は、学生団体の活動に参加し、地域イベントの運営に携わりました。

そこで、地元企業や住民の方々との信頼関係を構築することの重要性を学びました。

たとえば、あるイベントでは、地元商店街の方々と協力し、企画段階から共に知恵を絞り、来場者の方々に喜んでいただけるような工夫を凝らしました。

その結果、地域に根差した活動は、人々とのつながりを深め、共に目標を達成していくことの喜びを感じました。

貴行が地域密着型の金融サービスを展開し、地元経済の活性化に尽力されている姿勢に感銘を受けております。

インターンに参加し、実際の金融業務に触れ、地域のお客様の課題解決にどのように貢献しているのかを肌で感じたいです。

信託銀行

例文

私は、貴行が顧客を大切に扱う信託業務に魅力を感じ、インターンの参加を希望します。

大学で経済学を専攻し、個人の資産形成や相続におけるリスク分散の重要性を研究してきました。

この学びを通じて、顧客1人ひとりの人生に寄り添い、長期的な視点で課題解決を支援する信託業務に強い関心を持つようになりました。

インターンでは、座学では得られない専門的な知見や顧客との信頼関係を築くためのコミュニケーションスキルを身につけたいです。

将来、お客様のライフプランをサポートできる金融のプロフェッショナルになるために、貴行で働くことのやりがいと責任を深く学びたいと考えております。

投資銀行

例文

私は、企業の成長戦略を高度な金融業務で支えることに強い魅力を感じており、貴行のインターンへの参加を希望します。

大学では、M&Aについて深く取り組んでまいりました。

研究を通じて、複雑な情報を論理的に整理し、数字に基づいた客観的な判断をくだす力を培いました。

とくに、M&Aのプロセスにおいては、多岐にわたる側面を分析し、企業価値向上に貢献する道を模索してきました。

貴行は、数々の大型案件を手掛け、業界をリードする存在であり、その豊富な実績とノウハウに強く惹かれております。

インターンを通じて、机上の学習では得られない、実際の大型案件に関わるプロセスを勉強し、具体的な成果を生み出すための実践的なスキルを習得したいです。

信用金庫

例文

私は地域に密着し、地元経済の発展に貢献できる信用金庫の役割に強く惹かれ、貴庫のインターンを志望しました。

とくに中小企業や個人事業主との関わり方を学びたいです。

大学のゼミでは、地域活性化をテーマに掲げ、地元商店街の活性化企画にチームの一員として深く携わりました。

この活動を通じて、経済的支援だけでなく、地域の人々との対話を重ね、ニーズを深く理解する重要性を痛感しました。

貴庫で得られる経験と学びは、地域社会の事業や暮らしを金融面から力強く支えられる人材として、最大限に活かしたいと考えております。

さらに、地域金融の最前線を体験し、私の持つ地域貢献への強い意欲を具体的な行動へとつなげるための第一歩を踏み出したいです。

【銀行インターンの志望動機】よくあるQ&A

銀行の共通点を書くのではなく、“その銀行ならでは”の特徴を軸にすると差別化できます。たとえば『地域密着で中小企業を支援している点』や『海外進出を積極的に行っている点』など具体的に触れることで、“御行だからこそ”という説得力が生まれます。

専門的な金融知識はまだ不要です。銀行側も『学びたい姿勢』を評価しています。『大学で経済を学んで興味を持った』『日常生活でキャッシュレスや住宅ローンに触れて関心を持った』など、身近な経験からでも十分志望動機になります。

迷ったら両方受けてみるのがおすすめです。メガバンクは“規模の大きさ・グローバル業務”を体感でき、地銀は“地域密着・人との距離の近さ”を学べます。実際に体験して違いを比較することが、今後のキャリア選びに直結します。

まとめ

この記事では、銀行のインターンに参加するために必要な志望動機の書き方について解説してきました。

銀行は多様な種類があるため、違いや特徴を理解し、書き分けることが重要です。

また、参加を希望する理由は冒頭に述べてください。

結論を最初に示すことで、担当者の印象に残る志望動機になります。

インターンの参加は、本選考につながる大事なイベントです。

貴重な機会を得るためにも、本章の解説を参考にしてください。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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