面接官に良い印象を与える髪型とは?陥りやすいNG例もふまえて紹介

面接官に良い印象を与える髪型とは?陥りやすいNG例もふまえて紹介

はじめに

「面接時の髪型は何がいいの?」 「髪色は暗い方がいい?」 面接を控えている方の中には、このように面接時の髪型について悩む場合があるでしょう。

本記事では、面接官に良い印象を与えやすい髪型のポイントや、就活にふさわしくない髪型の例について詳しく紹介していきます。

例えば髪色は明るいよりも暗めが良いと言われていますが、暗い髪色であっても手入れの行き届いてないボサボサの髪は、面接官に好印象を与えるとは言い難いでしょう。

また、巻き髪やツーブロックなどの「おしゃれ」な髪型も、場合によっては面接官に不快な印象を与える可能性があります。

このように、自分では大丈夫、と思っていても、客観的な視点で自分の髪型を見つめ直す必要があります。

この記事を読んで自分の髪型が面接官にどんな印象を与えるのかを知り、就活にふさわしい、好感の持てる髪型を目指しましょう。

髪型は人となりを表す要素

髪型はデザインによって「明るい雰囲気」や「元気そう」と思われたり、反対に「暗い雰囲気」「覇気がない」と思われてしまう可能性もあります。そのため、髪型は面接時に自身の人となりを印象付ける重要な要素となり得るでしょう。

面接では自身の魅力や人となりを正しく伝えることが重要であるため、面接で無用なマイナスポイントを増やさないためにも、就活に最適な髪型を知り面接官に好印象を与えられるようにしましょう。

性別ごとの面接官に良い印象を与えるコツ

ここから、面接官に良い印象を与える髪型のコツについて、女性と男性それぞれに分けて詳しく紹介していきます。女性は髪の長さによっても印象が異なるため、その点にも留意が必要です。

また男女共通のポイントとして、清潔感は重要です。爽やかで明るい印象を与えられるよう、髪型を改善していきましょう。

好感が持てる面接時の女性の髪型

まず、髪色は8トーン以下を目指しましょう。4〜6トーン程度が黒髪に見えやすくおすすめですが、企業によってはトーン数を指定している場合もあるため、事前にチェックしておきましょう。

ヘアアクセサリーなどは黒・紺などの暗い色のヘアゴムが無難です。また、前髪は眉毛が見えるようにセットしましょう。

ここから、髪型別のポイントについて詳しく紹介していきます。

ボブ

ボブは顎の下付近で切り揃えた髪型のことを言います。ボブで注意すべき点は、お辞儀した際に髪で顔が隠れやすい、という点です。サイドを耳にかけたり、ヘアピンなどで留めたりすると良いでしょう。

前髪もサイドに流し、眉毛が見えるようにすることも大切です。顔全体が見えやすいワンレンボブもおすすめですが、乱れた髪を触りすぎると落ち着きのない印象を与えてしまう可能性があるため、髪全体をムースなどで整えておきましょう。

ミディアム・ロング

顎下から鎖骨付近まで伸びた髪をミディアム、それ以上に伸びた髪をロングと言います。

ミディアムやロングの場合、基本的にはひとつ結びがおすすめです。結ぶ位置は目〜耳からの延長線上を目安とします。ミディアムはハーフアップもおすすめです。どちらも後毛は出さずに、きっちりとまとめて清潔感を演出しましょう。

ショート

襟足まで短く切った髪をショートと言います。ショートは、ミディアム以上に髪が崩れやすいため、ワックスやムース、ヘアピンなどを使ってしっかりとまとめましょう。前髪は横に流しても大丈夫ですが、眉毛が見える長さに切ることもおすすめです。

また、スタイリング剤は香りが強すぎないものを選ぶよう注意しましょう。

女性が意識したいポイント

ここからは、髪の長さ以外にも押さえたい、髪型のポイントについて詳しく紹介していきます。

ここで紹介するポイントは、面接官に好印象を与えるために、どの髪型であっても押さえておきたい大切な内容です。現在の髪型に問題がないかチェックしていきましょう。

志望企業や業界ウケが良い髪型を意識する

面接にふさわしい髪型は、志望企業や業界によって異なります。例えば志望先がアパレル業界であれば、髪型について許容範囲が広い場合が多く、むしろトレンドをしっかり追えているかアピールする機会にもなり得ます。

反対に、ホテル業界や航空業界などは、実際の業務と同じ髪型にきっちりとまとめた方が良いでしょう。志望する業界によってどの髪型が適切なのか、事前に調べることも大切なポイントです。

清潔感を与えるヘアカラー

ヘアカラーは前述した通り、8トーン以下を基準とし4〜6トーン程度を目指しましょう。現在髪色が明るいという方は、スプレーなどで簡易的に染めるのではなく、美容室へ行き染め直すことが大切です。

スプレーで染めた場合は、汗や雨で流れ落ちて髪色が戻ってしまうだけでなく、染料が衣服に付着してしまう場合もあります。

サイドは耳を見せるように

サイドは耳がしっかりと見えるようにしましょう。耳が見えることで、相手の話をしっかりと聞いている、という印象を与えやすくなります。

耳をサイドにかける場合はお辞儀などで乱れやすくなるため、不必要に髪を触りすぎないよう、ピンなどでしっかりとまとめることが重要です。

表情が見えるヘアスタイルを

面接時には、顔全体がしっかり見えることが大切です。顔全体が見えることで表情も伝わりやすくなり、好印象を与えやすくなります。顔に髪がかかっていると、「だらしない」「暗い」といったマイナスイメージを与えやすくなります。

長すぎる前髪、サイド、お辞儀した際の髪の流れなどに注意が必要です。

美容院でベストコンディションに持っていく

面接の1週間前に美容院に行き、髪型をベストコンディションに整えましょう。直前すぎると面接に間に合わない可能性があり、反対に1週間以上早すぎると、カラーの色が抜けてしまう可能性もあります。

明るい髪色やプリン状態の場合はヘアカラーで黒く染め直し、毛先が傷んでいる人はカットで整えてもらいましょう。

男性が意識したいポイント

男性も女性と同様に、清潔感と顔全体がはっきりと見えることが重要です。襟足や耳周りは短くし、前髪は眉毛付近まで切るか、スタイリング剤で上げるようにしましょう。坊主ヘアやスキンヘッドは相手に「怖い」と言う印象を与えやすいため、避けた方が無難です。

また、眉毛はしっかり見えた方が良いですが、手入れされていない眉毛はマイナスポイントになる可能性があります。眉バサミやカミソリでしっかりと手入れしましょう。

スタイリング剤は無香料のものを使用し、使いすぎて髪がテカテカにならないよう注意が必要です。

就活の面接にふさわしくない髪型

ここからは、面接にふさわしくない髪型について紹介していきます。面接にふさわしくない髪型を知ることで、好印象を与えやすい髪型について理解が深まります。

「なぜ面接にふさわしくないのか」という理由を具体的に知って、しっかりと対策していきましょう。

顔が隠れる髪型

前述した通り、顔が隠れる髪型は避けるようにしましょう。顔が隠れると、だらしない印象だけでなく「自信がなさそう」といったマイナスイメージを与える場合もあります。顔を見せることが恥ずかしい、という方こそ、顔全体がはっきり見える髪型になるよう心がけましょう。

髪型だけでなく、俯きがちにならないよう、堂々とした姿勢で臨むことも大切なポイントです。

ポニーテールはNG

長い髪をひとつ結びをする場合は高い位置で結び、ポニーテールにならないよう注意しましょう。

ポニーテールは、カジュアル・幼いと言った印象を与えるため、面接では避けた方が無難です。また、短い髪が飛び出しやすくなるため、全体がまとまりにくいというデメリットもあります。

ひとつ結びをする際は、目の位置と同じか若干低い位置で結ぶとポニーテールになりにくいです。迷ったときは目の位置を基準にすると良いでしょう。

個性的な髪型

面接時には個性的な髪型にならないよう注意しましょう。男性の場合に注意したいのが、「ツーブロック」や「刈り上げ」などの髪型です。耳まで短く顔全体がはっきりと見えていても、面接官によっては「個性的すぎる」と悪印象を抱く可能性もあります。

髪型は清潔感に加えて「誠実そうに見えるか」と言う点に注意してセットしましょう。

目立つ髪色

明るい髪色・派手な色だけでなく、珍しい髪色も避けましょう。例え髪色自由の企業だとしても、面接時は生まれつきの自然な髪色が無難です。髪色は入社後に社内規定を確認してから、好きな色に染めましょう。

また、企業によっては、黒染めにした違和感のある髪色にも厳しい目を向けられる場合があります。公務員・金融系などの業界など、染髪自体を避けた方がいい業界を目指す場合は、面接に臨む数ヶ月前から美容院に行くなど、事前の準備が必要です。

手入れが行き届いていない髪型

例え黒色の自然な髪であっても、寝癖が残っていたり、ボサボサの場合は注意が必要です。清潔感を保つためにも、毛先をカットしたりトリートメントなどをして髪を手入れするようにしましょう。

髪の手入れは「おしゃれ」ではなく「身だしなみ」のひとつと捉え、日常的に整えることが大切です。

スッキリとしないサイドアレンジ

サイドの髪を下ろすと小顔効果が期待できますが、面接の場合は避けた方が無難です。面接時の髪型はおしゃれかどうかではなく、面接官がどんな印象を持つかと言う客観的な視点で判断しましょう。

主張が強いヘアアレンジ

例えば、「巻き髪」や「編み込み」など、凝った髪型で面接に臨むことはおすすめできません。

面接ではTPOを弁えることも重要であり、主張の強いヘアアレンジをすると「自己主張が強いのでは」と、面接官に不信感を持たれる可能性も高まります。

面接時には企業目線の髪型を意識しよう

面接時の髪型は、相手に清潔感や誠実さを与えられるかが重要なポイントとなります。「おしゃれ」と「身だしなみ」をしっかりと区別し、相手に不快な印象を与えない髪型を目指すことが大切です。

また、業界によっては適切な髪型の基準が異なるため、事前にしっかり調べ、必要に応じて美容院に相談することも良いでしょう。現状の髪型で問題ないか、第三者の意見をもらうこともおすすめです。

本記事を参考に自分の髪型に問題がないか見つめ直し、面接にふさわしい髪型で挑みましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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