面接官からの質問は1分で回答しよう。PREP法を活用した面接対策ガイド
多くの就活生は面接の質問に対して、回答内容を頭の中で事前に準備します。そうすることでスムーズに回答することができますが、中には多くのことを話しすぎ、回答が長時間にわたる就活生も見受けられます。もちろん話題の豊富さは良いことではありますが、度が過ぎると面接官を飽きさせます。面接で好印象を与えたいと考えるなら、回答の時間にも気を配りたいところです。そこで今回は、就活面接で理想的とされる質問への回答時間についてご紹介します。
長すぎる回答時間は敬遠される
就活の面接において、質問への回答を長時間に渡って話し続けるのは避けましょう。面接官は常識的な受け答えが可能な人材を求めているのはもちろんのこと、その中で就活生のコミュニケーション能力も見ています。一方的に回答を話し続ける就活生は、面接官と対話する意志が欠けているといった印象を相手に与えてしまいます。
更には回答をただ暗唱しているだけなのではないかという印象を与えてしまう恐れもあるため、回答時間は適切な時間内に収めるべきです。
回答時間が短すぎても自己PR不足
質問への回答時間が短すぎるのも望ましくありません。質問に対して最低限の答えしか返ってこないと、内気で素っ気ない人間だと思われてしまいます。多くの企業は社交性があり、組織に馴染む人材を探しており、内気な就活生は印象が良いとはいえません。
何よりも、回答時間が短いと十分な自己PRができません。就活生は面接官から問われた質問に答えるだけではなく、採用担当者の関心を惹く受け答えをする必要があります。
回答が素っ気ないと、担当者との会話が続かないばかりか、就活生の長所が伝わらないまま面接が終わってしまうことになります。盛り上がりに欠ける会話も、採用担当から見るとあまり魅力的には映りません。それでは理想的な質問への回答時間とは、具体的にどの程度の時間なのでしょうか?
1分程度で回答し、PREP法を使う
面接官からの質問への回答時間は、1つの質問に対し1分程度が目安です。1分なら面接官の集中も途切れませんし、間延びした印象も与えません。
ただし、だらだら話すだけではその1分さえ長く感じられます。理想的な回答としては「結論」を先に伝え、理由や具体例を続けて挙げることがポイントです。回答の冒頭で結論を述べるこの方法は「PREP法」と呼ばれ、ビジネスシーンやプレゼンテーションで用いられます。
・P=Point(結論)私は○○が好きです。
・R=Reason(理由)なぜなら○○だからです。
・E=Example(事例や具体例)○○なところに惹かれます。
・P=Point(再結論)だから私は○○を志望します。
PREP法を活用し、1分程度で魅力的な回答が行えるよう予め会話のシミュレーションをしておきましょう。
面接官が回答時間を指定する場合も
企業によっては、面接官が回答時間を指定する場合もあります。例えば、「1分間で自己紹介をしてください」「3分与えます。あなたを採用するメリットを教えてください」と質問を投げかけ、就活生の反応をチェックします。
これらの質問で面接官がチェックしたいのは、回答内容の良し悪しではなく、就活生の「熱意」と「対応力」です。
「どうしてもここに入社したい」という思いがあれば、時間を使いきれるほど自己PRできるはずだと面接官は考えます。また、想定外の質問をされた就活生がどんな反応をするか、面接官は注意深く見ています。
回答時間を指定された面接では、与えられた持ち時間より早く話し終えることは厳禁です。必ず持ち時間を使いきり、面接官に自分の気持ちや能力をアピールしてください。
まとめ
面接官からの質問への回答時間は1分程度を目安とし、PREP法を活用しましょう。面接の前に、予めリハーサルをしておくと臨機応変に対応できます。また、1分や3分といった回答時間に合わせた内容を考えておくこともオススメです。当サイトでは、就活の面接でよくある質問を他の記事でご紹介しています。就活の面接対策として是非活用してみてください。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート