【例文付き】他社の選考状況を上手く伝えるためのたった3つのポイント

はじめに

就活で選考が進めば進むほど、こんな質問をされる機会が増えていませんか?

御社の他にはどのような企業をお受けになっていますか?
他社さんの選考状況を教えてください

これらの質問に「どう答えるのが正解なのかわからない」「他社の選考状況を素直に伝えるのは気が引ける」と感じ、選考状況を聞かれると厄介に感じてしまう人も多いのではないでしょうか。

しかし、一見すると厄介に感じられる「他社の選考状況」に関する質問、実は就活生にとって面接を成功に導くチャンスの一問なんです!

今回は「他社の選考状況」がチャンスの一問といえる理由、また他社の選考状況に上手く答えるためのポイントを、事例を交えて解説していきます!

なぜ「他社の選考状況」を聞かれたらチャンスなのか

pixta_34423128_M

なぜ他社の選考状況に上手く答えられると、面接突破に近づくといえるのでしょうか?

結論から言えば、この質問が企業に「志望度」「就活の軸」「他社からの評価」をアピールする絶好の機会になるからです。

それらをアピールできる理由は、企業が他社の選考状況を聞いてくる理由を考えるとわかってきます。

では、企業はなぜ他社の選考状況を聞いてくるのでしょうか?

他社の選考状況を聞かれる3つの理由

面接官が他社の選考状況を聞く理由は、大きく分けると

・自社の志望度を把握するため
・就活の軸を把握するため
・他社による評価を確認するため

の3つだといえます。

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

自社の志望度を把握するため

第一に、「この子に内定を出したら、うちの会社に入ってくれるだろうか?」という点を見極めるためだということができます。

極端な話、「競合他社の内定をもっているのに、自社の面接を受けに来た」という就活生が来たら、面接官は間違いなく自社への志望度が高いと判断しますよね。

こういった理由で、他社の選考状況から就活生の志望度が把握できるのです。

企業にとって志望者の本気度がどのくらいのものなのかを把握することは、採用にかかるコストの観点でも重要です。

みなさんのほとんどは複数の会社に応募していて、企業に第一志望、第二志望と優先順位をつけていることでしょう。複数の会社から採用の合格通知を受け取れば、優先順位の高い企業を選ぶに決まっていますよね。

一方、企業にとって人材を見つけて採用するまでには、多大な労力と費用がかかります。もし採用した人材が入社することなく内定を辞退したり、入社してすぐ辞めてしまったりすると、無駄なコストがかかってしまうわけです。

企業としてはできるだけ内定を受け入れてくれる人を選びたい。

その思いに訴えかけるためには、企業への志望度をアピールするのが効果的なのです。

就活の軸を把握するため

面接官は他社の選考状況を聞くことで、志望者が就活に一貫性を持っているかどうかを判断します。

たとえば「まちづくりで社会に貢献したい」と考えている場合、志望先の企業は自然と不動産業界に関連した会社になるでしょう。

就活に軸があると、面接で選考状況について聞かれても、「私は都市開発を通して地域活性化に貢献したいと考えており、不動産会社を中心に受けております。現在3社の選考が進んでいます」という風に、選考状況を伝えるとともに、その業界で活躍したいという本気度も伝えられます。

就活の軸をきちんともっている志望者にとっては、さらなるアピールにつながりますね。

反対に、明確な軸がなく業種の異なる会社ばかり応募していた場合はどうでしょうか。

きっと選考状況を聞いた面接官には「熱意が感じられない」と評価されてしまうでしょう。

他社による評価を確認するため

「志望者の他社からの評価を確認したい」という理由でも、他社の選考状況は聞かれます。

志望者が競合他社でも選考を進めているということになれば、その業界に適性がある優秀な志望者であるといえるわけです。

したがって、すでに内定をもっているときや選考が進んでいるときには、それを率直に伝えた方がよいでしょう。

その際、「なんでうちの選考を受けに来たのか?」ということまで深堀りされる可能性が高いため、その企業を受ける理由についても明確に答えられるようにしておくとよいでしょう。

初めに述べた志望度のアピールにもつながりますね。

選考があまり進んでいないときには選考段階までは触れず、就活の軸から外れないような企業を挙げていくのが無難です。

無理せず志望度や就活の軸をアピールするように努めましょう。

他社の選考状況を答えるときの3つのポイント

面接官から他社の選考状況について質問されると、ドキッとしてしまいますよね。

しかし、「他社の選考状況は自分をアピールするチャンスなんだ!」と事前に心の準備ができていれば、当日頭が真っ白になってパニックに陥ってしまうなんてことにはならないでしょう。

ここでは、他社の選考状況で上手く自分をアピールするために、意識するべきポイントを解説していきます。

面接で選考状況を聞かれたときのポイントは

・志望度の高さをアピールする
・就活の軸に一貫性をもたせる
・すべての選考状況を伝える必要はなし

の3つです。これさえ意識しておけば、面接突破は目前です!

就活の軸に一貫性をもたせる

「〇〇という軸で就職活動をしており、御社以外には△△(選考状況)を受けています」という流れで、一貫した就活の軸があることをアピ―ルします。

上手く答えるためには、事前に自分の就活の軸を明確にしておくことが大切です。

同業界や同職種でまとめるのが、一番わかりやすい就活の軸になるでしょう。

また「プログラミングのスキルを活かして新規事業に取り組む企業を応援したい」など、将来やりたいことを軸にするというのも良いでしょう。

なかには、就活の軸を考えないままにエントリーしてしまったという就活生もいるかと思います。

そんな人は、自分が選考を受けている企業の共通点は何かを今一度考えてみるのがよいでしょう。

間違っても嘘の選考状況をでっち上げてはいけません。

企業は競合会社などの選考スケジュールなどを把握している可能性が高く、仮に嘘をついてバレてしまったときには、誠実さの点でマイナス評価を受けてしまうからです。

志望度の高さをアピールする

「△△(選考状況)を受けています。中でも御社の~~という点は御社にしかないものであり魅力を感じています」という流れで話すと、志望度のアピールに上手くつなげられるでしょう。

就活の軸が明確なうえで志望度も高いとなると、面接官にとってその志望者はかなり魅力的に映るはずです。

志望との高さをアピールするうえで注意して欲しいのは、アピールが長くなりすぎてしまうことです。

あくまで聞かれているのは「他社の選考状況」ですから、志望度のアピールを長々とするのは得策ではありません。

志望度のアピールは一文程度でまとめることを心がけましょう。

また、まとめることが難しい場合は単に選考状況を伝えるだけに留めるのがよいでしょう。

面接官が「なぜうちの会社を受けたのか?」という質問を続けてくれば、改めて志望度をアピールすることができますから、簡潔にわかりやすく答えることを意識しましょう。

すべての選考状況を伝える必要はない

選考状況についてすべてを事細かに説明する必要はありません。

ほかの業界や異なる職種を複数受ける就活生は多いですし、一貫性を説明するのが難しい場合もあります。

その場合は、一貫性がありそうな企業だけをピックアップして伝えればよいのです。

たとえば、不動産業会社の面接では、不動産業界に関連した会社について伝えるだけでも問題ありません。

そうすることで一貫性を持っていることを面接官に示せますし、面接官の方も状況を把握しやすくなります。

また、選考に落ちてしまった企業について伝えるのもナンセンスです。

すでに落ちてしまった企業や選考が終わってしまったものに関しては、言う必要はありません。

選考落ちという事実は他社からのマイナス評価として受け取られる可能性があるからです。

聞かれたら正直に答える必要はありますが、そうでなければ自分から言うことは控えましょう。

正直に伝えることと、すべてを伝えることは違うということを意識できるといいですね。

他社の選考状況を聞かれたときの回答例

面接対策を-何度も実施可能

面接官から選考状況を聞かれたとき、「どう答えて良いのかわからない」ということにならないためにも、事前に回答例を把握しておくことは大切です。

回答例はそのまま使わず、あくまでも参考程度にとどめておいてくださいね。

最後は自分の言葉で伝えられるようにすることがゴールになります。 ここでは面接で選考状況を聞かれたときの回答例を3つご紹介します。

例文①

現在、プログラミングのスキルを活かしたいと、御社のほかにゲーム業界で7社ほど受けております。

そのうちの2社は最終選考の結果待ちで、4社は2次選考の結果待ちです。

御社はビジュアルのクオリティが高く、ゲームの内容もほかの会社にはない独特のビジョンがあります。

上下関係にこだわらず、自由にアイディアを出す雰囲気やプロジェクトを進めるにあたり3人ほどの小さなチームで取り組んでおられます。

これらの点に興味を持っており、御社に魅力を感じております。

例文②

私は清潔で快適な毎日を人々に提供できる仕事を志望し、トイレタリー業界を中心に就職活動をしております。

これまで化粧品メーカー3社と、トイレタリー会社2社で選考が進んでいるという状況です。

トイレタリー製品だけでなく、化粧品をはじめ洗剤など、女性を美しくしたり生活を快適にしたりする商品を提供している点に、強く心を惹かれております。

また御社では積極的に地域活性化など社会貢献に取り組んでおり、その姿に感動いたしました。

これらの理由から、御社を第一志望とさせていただいております。

例文③

大学時代に身につけたマーケティングの知識を活かして、商品開発や既存商品の改良を手掛ける仕事に就きたいと就職活動を展開しております。

現在5社の選考を受けました。5社のうち2社は最終面接を終えて結果待ち、残りの3社はこれから2次面接を控えております。

私は子供の頃から新しいものやことを考えることが大好きで、成人してからはそれを商品開発や改良に活かしたいと考えるようになりました。

具体的にどの業界でどんな商品を手掛けたいのかというのは、検討中の段階で明確ではありません。

しかし、御社は長年大ヒット商品を数多く世に送り出し、ネーミングやクオリティでも高い評価を得ておられます。アイディアを形にするという経営理念にも深く共感しておりまして、商品開発に理想的な環境が整っているという点に魅力を感じております。

他社の選考状況を聞かれたときの失敗例

pixta_39124758_M

選考状況について質問されたとき、答え方に失敗してしまったという人も少なくありません。

ここでは失敗例として「就活の軸に一貫性がない」「志望度の高さが伝わらない」「選考中のすべての企業の情報を話す」の3パターンについて紹介しておきます。

失敗ポイント改善案も参考にしてみてくださいね。

例文①:就活の軸に一貫性がない

自分の可能性を活かしたいと、幅広く就職活動を展開しております。

現在受けている会社は自動車業界、証券業界、トイレタリー業界、メディア業界と、4つの業界が中心です。

合計で6社の選考が進んでおりますが、4社は最終選考が終わり、残りの2社は1次試験の選考待ちという状態です。

最終的にどの業界でどんな職種に就きたいか、現段階ではハッキリと決めてはいません。

もしほかにも挑戦できる企業があれば、志望してみるつもりです。

失敗ポイントと改善案

就職活動を幅広く展開しているということがアピールポイントとなっているため、就活の軸が不鮮明です。

本人はマルチで活躍できることを面接官に知ってもらいたいと考えているかもしれませんが、一貫性を示すことができず、面接ではデメリットとなってしまいます。

将来のことについても言及していますが、面接官は現在の選考状況が知りたいと考えていますので、現在の状況にフォーカスして答えるようにしましょう。

あまり余計なことを言うとメッセージが不鮮明になるばかりでなく、マイナスのイメージを植え付ける原因にもなる恐れがあります。

「就活の軸を示す」「問われたことに簡潔に答える」という2点に気を付けて、回答しましょう。

例文②:志望度の高さが伝わらない

現在営業職で選考が進んでいる企業は5社です。

私は人とのコミュニケーションが得意で、この特技を活かした活動ができる営業職を志望しております。

どの企業も選考最終選考が終わり、結果を待つという状態です。

私が志望する企業は御社も含め皆営業がのびのびとできる社風があり、魅力を感じております。

どの企業から内定をいただけるかはわかりませんが、採用されましたら、持ち前のコミュニケーション能力を活かして、会社の売上に貢献していきたいと思います。

失敗ポイントと改善案

すべての企業に対して志望度が同じということは、「受かればどこでも良い」と言っているようなものです。

面接官は「自社でなくてもいいと考えている」とみなし、採用には慎重になるでしょう。

募集が多ければ不合格になる可能性も高くなってしまいます。

逆に、他に志望度の高い会社があることをアピールすることも避けるのが無難です。

面接官が「他社に取られたくない」と思うほど優秀な人材とみなされれば、早めに内定を出すというケースも考えられますが、そのようなケースはま稀でしょう。

そうした駆け引きをする人材自体を敬遠するところもありますので、一つひとつの企業に対し、誠意を持って接することが大切になります。

理想としては、どの企業に対しても、第一志望であるという気持ちで面接に臨むことです。

例文③:選考中のすべての企業の情報を話す

これまで不動産業界を中心に就職活動を展開しまして、6社受けました。

受けた会社の名前はA社、B社、C社、D社、E社、F社の6社です。

A社・D社・E社は二次選考まで進みましたが、落とされてしまいました。

B社は二次面接試験が終わり、結果を待っているところです。

F社からは内定をいただきました。

C社では書類選考の時点で落とされてしまいました。

F社に入社を決めるかどうかは決めていません。

就職は不動産業界と考えていましたが、もしかしたら自分に合う業界はほかにもあるかもしれないと考えるようになりました。

御社を受けたのちは、金融業界やIT業界での就職も視野に入れようかと考えています。

失敗ポイントと改善案

極端な例ですが、これに近いことを話してしまう就活生は意外にも多いです。

選考状況についてすべて話そうとすると、話す内容が多すぎて本当に伝えたい情報が伝えられないんですね。

選考状況は嘘をつかず正直に言うことがポイントです。

しかし、正直に話すことと、すべてを話すことは同じではありません。

限られた時間の中でできるだけ正確に伝えるには、必要な情報とそうでない情報を振り分け、必要な情報だけを伝えるようにしましょう。

例文では、不動産会社での面接になりますので、不動産業界に就職の軸を置きます。

つまり、「不動産業界以外の業界も検討している」という部分は不要ですね。

不動産会社での選考状況ですので、結果が出た会社については伝える必要はありません。

また例文では具体的な企業名を挙げていますが、向こうから聞かれない限り企業名は原則として答える必要はありません

「不動産会社」「ハウスメーカー」「工務店」など、ざっくりとした分類で伝えるようにすることも、改善のポイントになります。

まとめ

今回は面接で選考状況について質問されたときの対処法を解説しました!

企業にとって選考状況の質問は、志望者の本気度を把握したり、就活の軸が一貫しているか確認したりと、大事な役割を担っています。

だからこそ、就活生にとっては「他社の選考状況」を上手く伝えることが、面接の成功につながるチャンスになるのです。

面接官の意図を把握し、的確に自分をアピールできるようにきちんと準備しておきましょう。

紹介したポイントを参考にして面接を成功させ、内定を勝ち取ってください!

面接が不安?面接に受からない?ウカル面接対策、教えます。​​

就活のプロがあなたの
内定を叶えます!

RECOMMEND この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます

広告掲載をご検討の企業さまへ