はじめに
就活では、自分の個性を活かした対策を進めていくことが大切です。
そのために、周りとの違いを明確化する必要があります。
しかし中には、在学中の活動に自信がない人もいるでしょう。
また、自分の強みが見つけられないケースも多く見受けられます。
その際は、積極的に長期インターンに参加することをおすすめします。
しかし、保険雇用の有無は、正社員と違いがあることを忘れてはいけません。
インターンに参加する前に、きちんと理解しておきましょう。
詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
長期インターンとは?
長期インターンの期間は、約数ヶ月です。
短期や中期とは違い、かなりの長い間勤務することになります。
それに伴い、得られるスキルは多いといえるでしょう。
やる気次第では、実務的なスキルも習得可能です。
加えてやりがいもあるので、毎年学生には人気のプログラムです。
また、インターンシップに参加することで、企業へのアピールにもつながります。
社会人になった際に、働く意欲が高いと見られることがあります。
さらに、これらの経験を、就活のエピソードとして活用していきましょう。
内定をいち早く貰えるように、ぜひ積極的に参加してください。
短期インターンやアルバイトとの違いは?
アルバイトは、労働と時間の対価として収入を得ることが目的です。
出勤日も自分がでたいときだけ、申請をすることがほとんどでしょう。
業務に対してもマニュアルが設けられ、そこまでの責任はありません。
一方インターシップでは、仕事内容を正しく理解することが大切です。
企業に評価されることで、報酬が支払われます。
得られるスキルの差がかなり大きいのも特徴といえるでしょう。
規定を破った際の罰則は、企業によって異なります。
しかし、正社員と比べると、金銭面の負担などは少ないでしょう。
一方でインターンシップは、社員同様責務のある業務を請け負う場合もあります。
インターンシップでは、個の力をつけることを意識してください。
自ら積極的に学んでいくことで、実務スキルを身に付けられます。
多くの学生が長期インターンをはじめている
インターンに参加している学生は、年々増加しています。
長期インターンの場合は、より実践的なスキルも学べます。
また、面接の際の自己PRにも活用しやすいといえるでしょう。
面接官の印象に残りやすくなるために、しっかりと経験を積んでください。
周りとの差別化も行えるため、一石二鳥といえるでしょう。
上記の理由から、長期インターンはとても人気があります。
実際に、就活が本格化すると、インターンを申し込む学生は増えてきます。
早めに準備を進めて、周りとの差をつけていきましょう。
また、インターンに参加することで企業とのつながりができるかもしれません。
ある程度顔見知りになれば、選考に通る可能性も高くなります。
何事もチャレンジする精神が大切です。
積極的にインターンに参加して、周りとの差別化をはかってください。
他企業を面接する場合も、インターンの経験を活かしたアピールを心がけましょう。
そうすることで、面接官の印象に残りやすくなります。
長期インターンで雇用保険は加入できる?
これまでは、インターンのメリットについて紹介してきました。
正社員と勤務するのは、とても貴重な経験です。
それらは、今後の就活にも大きく影響してくるでしょう。
しかし、同時に慣れない作業も多くあります。
業種によっては、ケガしてしまうケースも少なくありません。
その際は、保険が適応されるのか気になる人もいるでしょう。
万が一に備えて、最低限の知識をもつことが大切です。
ここでは、長期インターンの雇用保険について詳しく紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
基本的には加入しない
長期インターンの場合、労災保険には加入しません。
保険に加入できるかの基本的な判断基準は「労働者性の有無」です。
学生の場合、この条件を満たすケースはほとんどありません。
また、社会保険の加入条件を満たすには、かなりの労働が必要です。
具体的には、1ヶ月の総労働日数または1週間の総労働時間が正社員の3/4以上の場合です。
実際にアルバイトをしていても、条件を満たす人はほぼいないでしょう。
これらの条件を満たした際には、健康保険と厚生年金保険との加入義務が生じます。
また、年間130万円以上の収入がある場合、保険に加入する必要があります。
長時間勤務で高い給与を貰っている学生のみ、加入の義務があると考えてください。
長期のインターンの期間は、数ヶ月ほどが一般的です。
基本的にインターンは、学校生活と両立させて行います。
よほどのことがない限り、加入対象にはならないといえるでしょう。
雇用保険の適用対象になるケースも
厚生労働省による保険加入の条件は、1週間の所定労働時間が20時間以上で、31日以上の雇用見込みがあることです。
基本的に学生は、これらの加入条件を満たしていません。
不安な場合は、直接企業に聞いてみるのもおすすめです。
社会制度を知ることで、今後のスケジュール管理にも役立つでしょう。
まずは、インターンに参加する前に、しっかりと情報を集めることが大切です。
とくに、自分と雇用主の契約関係を重点的にチェックしましょう。
最悪の場合、義務を怠って処罰されるケースもあります。
前提としてそのようなトラブルは避ける意識をもってください。
場合によっては、その後の就活にも影響を及ぼしかねません。
インターンに参加する際はしっかりと契約内容をチェックするようにしましょう。
長期インターンで労災保険や社会保険には加入できる?
加入条件を満たしていない場合、雇用保険に入らない学生がほとんどです。
実際の業務にも、支障はほぼないといえるでしょう。
一方で、社会には雇用保険以外にも、さまざまな保険は存在します。
主に労災保険や社会保険などです。
インターンに参加する場合、加入できるのか疑問に思う人もいるでしょう。
簡潔に説明すると、保険はインターン生でも加入することが可能です。
万が一に備えて、加入しておくのもひとつの考えです。
学生にはあまり馴染みのない制度ですが、知識をもっておいて損はありません。
詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
労災保険は対象になる
学生の場合でも、労災保険は対象です。
ただし、人材に労働者性がある場合に限ります。
インターンの形態に大きく左右されるので、必ず事前にチェックしておきましょう。
たとえば、賃金が発生せず、実務をしない所謂体験型インターンに参加したとします。
その際は労働者ではないため、労災の適用はありません。
また、事前に学校側で傷害保険に加入させているケースも、多く見受けられます。
個人で傷害保険に加入している場合もあるので、改めて資料に目を通しておきましょう。
しかし、学生にとっては馴染みがなく、混乱する人も多くいます。
その際は、就職センターのスタッフのサポートを受けて準備を進めてください。
とくに労働者性が認められるかどうかは、大切なポイントです。
労災保険の条件に当てはまらないか、注意しましょう。
社会保険の加入義務が発生するケースもある
インターンでも、条件を満たせば、社会保険に加入することが可能です。
条件となるのは、まずは「労働者性の有無」です。
企業からの指示の元、企業側に利益をもたらすことにつながる生産性のある作業を行っているのであれば、労働者性があると認められます。
次に条件となるのが、「一ヶ月の所定労働日数または一週間の所定労働時間が正社員(常時雇用者)の75%以上」です。
それ以外にも、週の所定労働時間が20時間以上であることや、賃金が一定以上などの条件を満たす必要があります。
労働時間が長時間になる場合は、加入できるのか、確認するようにしましょう。
社会保険に加入していないなら早めに相談しよう
条件を満たしているにも関わらず、社会保険に加入していない場合、早めに勤務先へ相談してください。
ほとんどの企業は、迅速に対応してくれます。
そうでない場合、企業や労働環境に問題があるかもしれません。
中には悪質なインターン先も存在します。
そんなときは、ただちに大学の担当者や労働基準観察所へ相談しましょう。
とくに初めてインターンに参加する際は、わからないことも多いです。
一人で抱え込まず、信頼できる人に相談することをおすすめします。
近年、人権に対する意識が高まってきました。
同時にパワハラやサービス残業などに対する規制もかなり厳しくなっています。
自分の身をしっかりと守るために声をあげることが大切です。
就職に影響してしまうと考える前に、まずは行動に移しましょう。
周りのサポートを受けるのは決して悪いことではありません。
長期インターンに参加したい!有給休暇は発生するの?
これまでは、インターン中の労災保険や社会保険について紹介してきました。
インターンでは社員と同じ業務につくことが一般的です。
しかし、保険の加入義務はかなり異なるといえるでしょう。
もちろん保険以外の制度も例外ではありません。
とくに、有給休暇の発生について気になる人は多いと思います。
実際にインターン中でも有給休暇がとれるケースがほとんどです。
しかし、利用している学生はやや少ないといえるでしょう。
詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
条件を満たせば有給休暇が得られる
労働者性が認められていれば、条件を満たすことで有給休暇が発生します。
インターン中に、急な私用が入る場合もあるでしょう。
その際は、有給休暇制度を利用することをおすすめします。
有給休暇は、労働者の権利のひとつです。
正統な手順を踏んで利用する分には、余計な気を使う必要はありません。
有給休暇の条件は、半年間継続的に勤務していることです。
また、全労働日数のうち80%以上出勤していることも含まれます。
これらの条件を満たした労働者に対して、企業は有給休暇を与えなければいけません。
これは、明確に労働基準法で定められています。
しかし、手厚くしてくれる企業と出会える可能性は少ないでしょう。
有給休暇の制度に関しては、企業によって異なります。
事前にしっかりとチェックしておいてください。
有給休暇の日数は?
有給休暇の日数は、労働基準法により決まっています。
たとえば、半年間企業に勤務した場合、10日の有給休暇を得る頃が可能です。
このように、勤務日数などにより、有給休暇の日数は異なります。
実際にインターンでこの条件を満たせることは、とても珍しいといえるでしょう。
インターンは、学校生活と両立させる必要があります。
もちろん工夫次第では、長時間勤務することも可能です。
しかし、実際にはアルバイトと同じような時間帯で勤務することが多いでしょう。
前提として、学業と両立させなくては意味がありません。
インターンに参加して、単位を落とすような事態は避けるべきです。
事前にしっかりと計画を立ててから参加してください。
有給休暇の使い方には注意しよう
基本的にインターンに参加している学生でも、有給休暇をとれます。
用事が入ってしまった場合など、活用する機会は多くあります。
しかし、使い方には細心の注意を払ってください。
突然休んだりすると、企業からの印象が悪くなってしまいます。
今後の業務にも影響がでてくることを視野に入れておきましょう。
休むときは、必ず前もって連絡しておくことをおすすめします。
実際に連絡するとしないとでは、雲泥の差です。
このような習慣は、社会人になった際にも顕著に表れるでしょう。
仕事で成果を上げるためには、信頼を得ることが必要不可欠です。
いくら優秀でも、勤務態度が悪いと、出世は見込めません。
まずは、周りの人からの信頼を積み上げていくことが大切です。
学生だからといって、油断しないようにしましょう。
おわりに
今回は、インターン中の雇用保険や制度について紹介しました。
とくに学生のうちは、聞きなれない用語が多いです。
実際に制度によって基準が異なるため、仕組みはかなり複雑です。
混乱した人も中には多いでしょう。
一気にすべてを覚えて把握する必要はありません。
まずは、少しずつ情報を集めることが大切です。
そしてそれは、必ず役に立つ日がきます。
また、インターンに参加する際に、知識をもっておいて損はありません。
訪問先でもトラブルを避けるためにも、しっかりと準備を進めましょう。
その際は、今回紹介した内容を参考にしてみてください
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート