ライターのインターンを志望する理由とは?さらにライター経験がどう活かせるかまで大公開!

ライターのインターンを志望する理由とは?さらにライター経験がどう活かせるかまで大公開!

就職活動の一環として、多くの学生がインターンに参加しています。

実際に会社で働くことにより、会社の雰囲気や仕事内容を理解するなど、インターンには多くのメリットがあります。

インターンの募集と言ってもさまざまな職種がありますが、インターネットの普及に伴い、ライティングスキルを学ぶライターの求人が増加傾向にあります

未経験でもチャレンジでき、ライティングスキルを身につけることができるライター職ですが、今回は選考に通過するための目的や、ライター経験によって身につくスキルについて紹介します。

インターンをやる目的

インターンに参加するからには、目的を明確にする必要があります

企業によって仕事の内容や期間など、条件はさまざまですが、長期と短期とでは得られる内容が異なります。

短期インターンの場合は、どちらかと言うと企業が会社の宣伝のために行うケースが多いです。

会社についての説明や質疑応答など、就業体験をせずに終わることもあるでしょう。

業界研究や企業研究の一環として行うのなら意味はあるかもしれませんが、企業で実際に働き、仕事との相性について見極めたいという人には短期インターンは向いていないかもしれません。

一方で長期インターンの場合は、給与が発生するケースがあり、社会人としての経験を一通り学ぶことが可能です。

職場で仕事を教わりながらプロジェクトに参加したり、職種によっては企画から実行するまでのプロセスを任されたりすることもあるようです。

企業で働く経験をしたいのか、スキルを身につけたいのかなど、インターンをやる目的について理解することで、参加する企業なども選びやすくなるでしょう。

インターンで何を得たい?

インターンに参加する目的は人によってさまざまです。

しかし、周囲の人がやっているからと言って何となく参加するのは賢明ではありません。

就職活動を成功させるためには、自分に合った業界や会社を選ぶことが大切です。

インターンで何を得たいのかや、経験を積むことでその先に何があるのか、将来のことを見越して考える必要があるでしょう。

得たい理由を明確に

インターンに参加するからには、まずは目的を明確にし、何を得たいのか決めておきましょう

インターンで得られることは、スキル、ビジネスマナー、お金を稼いだ経験などがあります。

人気の企業で働いた経験がある場合は、就職活動でも有利になるかもしれません。

なぜその経験が自分にとって必要なのか、専門知識や社会人としてのマナーを身につけることで、どのようなメリットがあるのかなど、あらかじめ頭の中で整理しておくといいでしょう。

得た先の自分を想像しよう

仮に短期のインターンに参加し、志望する会社で働いている人とつながりを持つことができ、会社の雰囲気を感じられたとします。

その場合、そのことで自分はどのような選択肢を持てるのでしょうか。

インターンに参加するだけでなく、その先の自分の姿について想像することで、あらためて今自分に足りないことを見つめ直せるでしょう。

インターンの参加はゴールではなく、あくまで1つのステップです。

インターンによって得た先の自分を想像することが大切です。

ライターのインターンから何を得る?

インターネットの普及に伴い、テレビやラジオよりもWebコンテンツで情報を得る人が増えてきました。

人々が求めている情報を伝えるために記事を執筆しているのが、ライターです。

ニュース、レシピ、エンタメ、ファッションなど、さまざまなジャンルの記事を執筆するライターですが、インターンでは具体的にどのようなことを行うのでしょうか。

ライターと言ってもさまざまな種類があるため、あらかじめ特徴について理解することが大切です。

ライターの種類

ライターとは、その名のとおり文章を書く人のことを指します。

雑誌や書籍だけでなく、ニュースサイトや企業のサイトなど、近年は需要が高まっています

ここでは、ライターの主な種類を4つ紹介します。

Webライター

Webライターは、Webサイト上に掲載される文章を書く人のことを指します。

企業のホームページ、ブログ記事、メルマガ、ネット広告、ECサイトの商品説明文など、さまざまな内容の文章を執筆します。

近年は検索エンジンやSNS経由の集客を見込んだライティングスキルが求められる傾向があり、常に最新のトレンドについてリサーチする必要があります。

さまざまなジャンルの文章を書くことができ、経験を積むことで得意ジャンルなどを持てます。

取材ライター

Webライターは室内で作業することがほとんどですが、一方で外に出掛けてインタビューを行い、記事を執筆するのが取材ライターです。

取材ライターは企画やアポ取りなども任されることがあり、記事の内容に沿って取材を行い、文章を組み立てていきます。

インタビューをする場合はコミュニケーション能力が必要になるでしょう。

好奇心旺盛な人や、人と話すことが得意という人は向いている職種かもしれません。

また、テープおこしを行ったり、期限を守ってスピーディーに納品したりすることが求められるため、管理能力も必要になるでしょう。

専門ライター

専門ライターとは、特定の分野を専門に執筆するライターのことを指します。

ライターとしての経験はもちろん、美容、スポーツ、自動車、科学など、得意とするジャンルの知識に長けていることも特徴です。

専門ライターの多くは出版社や編集プロダクションなどと密接に関わりながら、フリーランスとして活躍している傾向があります

しかし、実績があれば専門ライターを職業として生活していくことができますが、ライターのほとんどは複数の分野の記事を執筆しています。

コピーライター

コピーライターとは、キャッチコピーやボディコピーなど、文章でユーザーを惹きつけることを専門とするライターです。

ほとんどが商品やサービスの宣伝を目的としており、Web、メディア広告、テレビCM、雑誌など、幅広い媒体で活躍しています。

コピーライターはキャッチフレーズを考えるだけでなく、サブキャッチ、見出し、クレジットなどのライティングなども執筆します。

時にはクライアントに企画書を提出し、プレゼンをすることもあるようです。

広告とライティングを備えた仕事と言えるでしょう。

向いている人

パソコンやスマートフォンの普及により、多くの人が気軽に文章を書けるような時代になってきました。

文章を読むことや書くことが好きという人は、ライターに向いているかもしれません。

しかし、そのほかにもライター職には求められるスキルがあります。

ここでは、ライターに向いている3つの特徴について紹介します。

継続力がある人

ライターを職業とする人は、毎日机に向かって文章を書きます。

1つの案件が終わってもまた次の案件に取り組まなくてはならないため、継続力がある人が向いていると言えるでしょう。

時にはクライアントからの修正依頼に対応することもあるため、指示に従って文章を書き直し、再提出をします。

一度の作業で完結するわけではないため、たとえ落ち込むことがあったり文章がうまく書けなかったりしたとしても、ライターとして仕事を継続する根気強さが求められます。

情報のキャッチが早い人

トレンドは常に変化していくため、最新の動向についてアンテナをはり、文章に反映させていくこともライターの仕事です。

ライターは文章力だけでなく柔軟性も求められるため、情報のキャッチが早くニーズに沿った文章を書ける人が向いていると言えるでしょう。

Web上に掲載される文章を書くライターの場合は、競合サイトをリサーチしたり、情報源を扱っているサイトを調べたりする作業も発生します。

情報をいかに早く得られるかは、ライティングスピードにも関係します。

調べることが好きで常にアンテナを張っている人はライターに向いているでしょう。

黙々と作業ができる人

ライティングの作業は、誰かと話しながら行うわけではありません。

基本的には一人で黙々と作業を行います。

そのため、集中して作業に取り組むことが得意な人は向いていると言えるでしょう。

時には膨大な量の文字数を書いたりすることもあるかもしれません。

集中力が切れやすい人や、体を動かしたり外に出たりすることが好きという人は、ライターの仕事に慣れるまでに時間がかかるかもしれません。

ライターは向いている人とそうでない人が存在します。

自分の性格について理解したうえでインターンへの参加を検討するようにしましょう。

どんな経験を得ることができる?

ライターは文章を書くことが仕事ですが、他人に理解されやすいように書くスキルが求められるため、ライティングスキル以外にもさまざまな経験を得られます

好きな分野について情報を知ることができる、日本語の扱いが向上するといったメリットも考えられます。

ここでは、ライターによって得られる主なスキルを3つ紹介します。

日本語力の向上

ライター初心者の場合は、文字数が少ない案件からスタートすることがほとんどです。

しかし、経験を積むことで語彙力を身につけることができ、日本語力の向上につながります。

文章を書くことで表現力が磨かれるため、さまざまな言い回しを学べます

正しい日本語で文章を書くことがライターに求められるスキルの1つです。

扱う情報量が増えてくることで知識が増え、日本語での説明が上手になるなど、アウトプットの幅が広がる効果が期待できます。

論理的思考能力

実は、ライターはライティングスキルよりも文章構成力が最も重要なスキルだと言われています。

読みやすさを考えながら、どのような流れで文章を組み立てていくべきなのか、論理的思考を使って考えます。

構成力があれば最後までユーザーに読んでもらえるでしょう。

仕事では与えられたテーマに沿ってクライアントの指示どおりに書くことが、重要なポイントです。

論理的思考とは、論理に基づいた道筋を示し、結論に導く思考のことです。

論理的思考を身につけることで、説明力の向上にもつながるでしょう。

伝達力の向上

ライターは文章を書くことで、無意識にコミュニケーション能力を身につけています

そのため、ライターとしての経験を積むことで、伝達力の向上につながります。

ライターは文章を書く仕事以外にも、企画を作成して提案することがあります。

新規案件を開拓する際には、とくに企画力が求められるでしょう。

このような経験を積むことで、伝達力が磨かれ、ライターとしてのキャリアアップにつなげられます。

ライターの志望動機例文

インターンでライター職に応募する際は、企業に履歴書やエントリーシートなどを提出します。

選考に通過するためには、志望動機で明確にインターンの目的や熱意を伝える必要があるでしょう。

ここでは、ライターの志望動機の例文を3つ紹介します。

ライター職の特徴を活かした内容で志望動機を作成するのがポイントとなります。

自ら情報発信がしたい

志望動機では自身の具体的なエピソードを盛り込むと、より説得力が増します。

以下は、情報発信の大切さを主張する志望動機の例文です。

例文

昔から文章を書くことが好きでしたが、インターネットの普及により、正しい情報を発信することの大切さを痛感するようになりました。

フェイクニュースなどで不安を感じる人が多い中、論理に基づいた専門家の情報発信に胸を打たれました。

普段からSNSなどで積極的に発信をしていますが、貴社のコラム記事は専門家監修の記事が多く、いつも参考にさせていただいておりました。

文章力を磨いて長文記事を執筆するスキルを身につけ、自ら情報発信をしたいと思い、貴社のインターンに応募しました。

文章を書くことが好き

ライターの動機として最もポピュラーなのが、文章を書くことが好き、という理由です。

以下が志望動機例となります。

例文

昔から文章を書くことが好きで、大学では文学部に所属して文章力を磨いています。

大学ではゼミで新聞作成を行っており、企画、取材、執筆の経験をし、一定の評価をいただきました。

貴社が毎月投稿しているコラム記事は、笑いもあり、涙もありながらいつも楽しんで拝読しており、文章を書く際の参考にさせていただいております。

これまでの経験を活かし、さらなる文章力の向上に磨きをかけたいと思い、貴社のインターンに応募いたしました。

将来働く場所に囚われたくない

ライターと言うと、場所を選ばずに働くことができるというイメージがあるでしょう。

以下は、そんな特徴を盛り込んだ志望動機例です。

例文

ライター職のインターンに応募したのは、ライターという職業が、将来キャリアアップにつながると考えたからです。

毎月拝読している雑誌のコラムニストは、フリーランスのライターとして活躍しながら、海外から情報発信をしています。

将来は働く場所に囚われずに、ライティングスキルを活かして社会に貢献したいと思っております。

貴社の事業は社会貢献イベントだけでなく自社サイトによる情報発信を行っており、ライティング以外にも価値観や視野を広げられる環境と感じました。

ライターとしての経験はありませんが、チャレンジさせていただきたいと思い、応募いたしました。

就活で使える!ライター経験の活かし方

就職活動を行う際に、もしライターとしての経験がある場合は、その経験をどのように会社に貢献できるのか示すことが大切です。

クライアントの要望に沿った文章を書くスキルだけでなく、発想力や表現力など、強みを積極的にアピールできるといいでしょう。

ここでは自己PRと志望動機の具体的な例について紹介します。

自己PR

インターンでライターとしての経験を積んだ場合、何を学んだか具体的に実体験を盛り込みながら書くことで、自身の強みアピールできます。

以下は例文となります。

例文

IT企業で半年間ライター職のインターンを経験しました。

健康器具について紹介する記事の執筆に携わり、実際に販売会社へ取材を行いながら記事を執筆しました。

月に10本の執筆を行い、正確な内容とスピーディーな納期に、上司から評価をいただきました。

また、薬事法を考慮した記事の執筆方法についても学べました。

記事の執筆以外にも、SNSの運用やメルマガ配信などの業務も経験しました。

商品やサービスの紹介、PRに関する記事作成の経験を貴社でも活かしたいと思います。

志望動機

志望動機では、自身の経験から学んだこと、さらに志望する会社で何を成し遂げたいのか示せるといいでしょう。

以下は例文となります。

例文

貴社のホームページに掲載されているコラム記事を拝読しております。

ユーザー目線での情報発信を心がけていることに魅力を感じたことが、応募した理由です。

IT企業のインターン生としてライター経験を半年間積むことができ、ユーザーが求めていることや文章の読みやすさについて学ぶことができました。

貴社では新規媒体の立ち上げを行い、新たな情報発信を行うと発表しており、ぜひライターとしてこれまでの経験を活かして貢献したいと思い、応募いたしました。

まとめ

ライターのインターンでは、文章力を磨き、論理的思考能力や伝達力の向上に役立てられます。

まずは選考に通過するためにも目的を明確にし、インターンの経験によって何を得たいか知ることが大切です。

ライター経験はその後の就職活動にも活かせます。

今回の記事を参考に、ライターのインターン選考に応募してみてはいかがでしょうか。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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