二次面接合格はほぼ内定だと言われる理由は?合格へのポイントとあわせて解説

二次面接合格はほぼ内定だと言われる理由は?合格へのポイントとあわせて解説

はじめに 

企業選びからエントリーシートの作成、書類選考を経て、一次面接を通過し、二次面接までこぎ着けるまでの道のりは、簡単ではありません。

二次面接の案内をもらったら、いっきに内定を勝ち取りたいものです。

二次面接さえ通過することができれば、内定は決まったものだと言われることもありますが、本当にそうなのかも気になるところです。

ここでは、そのように言われる理由は何なのか、二次面接を通過するためのポイントとあわせて解説します。

この記事を読んでわかること

・本当に二次面接に合格したら内定なのか

・二次面接合格がほぼ内定だと言われる理由

・最終面接で落ちる理由

・二次面接に受かるポイント

この記事をおすすめしたい人

・二次面接を行う目的を知りたい人

・企業がどこをみて評価しているのか知りたい人

・最終面接の合格率を知っておきたい人

・最終面接を控えて不安を感じている人

【二次面接はほぼ内定?】二次面接に合格したら内定なのか

二次面接を通過しても、内定が得られるとは言い切れません。

なぜなら、社長や役員が担当する最終面接では価値観や適性などを深掘りされるため、合格が困難な傾向があります。

企業のビジョンを深く理解している方々による、価値観や人間性の最終確認が行われます。

面接に受かって気を抜いていると最終面接で落ちてしまう可能性もありますので、油断せずに取り組みましょう。

【二次面接はほぼ内定?】二次面接合格がほぼ内定だと言われる理由は? 

結論から言えば、二次面接を通過できたからと言って、内定が保障されるわけではありません。

さらに言えば、顔合わせだと言われた最終面接で落とされる人もいるように、選考という枠の中で行われている限り、実際の内定が出るまでは油断はできません。

また、面接の回数は企業によってまちまちで、二次面接の役割も企業によって異なります。

それにもかかわらず、なぜ二次面接合格がほぼ内定と言われるのでしょうか。

その理由を考えてみましょう。

最終面接は社長との顔合わせだから 

面接の回数が3回の企業の場合には、二次面接通過後は最終面接という場合がほとんどです。

たいていの場合の最終面接は「面接」という言葉を使ってはいるものの、実際には社長や役員との顔合わせであり、最終面接で合否の判断はされないことが多いです。

そして、面接回数を3回とし、さらにこのパターンで進む企業が多いため、二次面接が通過できれば、内定は決まったものと言われることが多いのでしょう。

しかしながら、この採用フローの場合でも、最終面接の合否の通知というのは存在しますので、必ずしも内定が約束されるわけではありません。

最終面接は、顔合わせのようなものだからと言われて、油断してしまわないよう注意しなければなりません。

二次面接の合格率は低いから 

3回の面接を経て内定が出す企業は多く、その場合の二次面接では合格率が低くなっている場合が多いことも、二次面接が通過できれば内定が確定と言われる理由でしょう。

3回目の役員や社長への顔合わせの意味で行う最終面接の前までに、実際に内定を出す人数までに絞られる場合、最終面接の通過率は高くなります。

この場合では、厳しい目でチェックし、落とされる二次面接を通過できれば、ほとんどの人が内定をもらえることになるでしょう。

しかし実際には、4回5回と面接がある企業場もありますし、技術系や医療系など、書類選考に重点をおく企業の場合には、一次でほぼ絞り込みが済んでいる場合もあります。

合格率が高い低いは、その企業により異なります。

二次面接までしか行わない企業もあるから 

二次面接までしか行わない企業の場合には、それが最終面接となりますから、二次面接合格が内定ということになります。

技術系や医療系の職種では、書類選考の時点で判断できる資格や技術に重点がおかれるため、面接は2回のみという場合も少なくありません。

また、会社の繁忙期と重なることで採用のための時間とることができないことや、学生を確保するために早めに内定を出したいなどの理由で、面接の回数が2回の会社もあります。

また、一次面接の前段階でグループディスカッションなどを行う場合では、そこで発言の積極性やリーダーシップ、協調性などを見ることで、一次面接の前に候補者を絞ることができるため、面接は二次までしかしないという場合もあります。

このように、二次面接までしか行わない企業もある程度あることも、二次面接を通過すればほぼ内定が決まりと言われる理由でしょう。

【二次面接はほぼ内定?】二次面接を行う目的

企業側は、一度面接を行っているにもかかわらず、応募者の何を見るために二次面接を行うのでしょうか。

二次面接では、もちろん一次面接と同じ面接が行われるわけではありません。

二次面接対策を行ううえでは、会社側の二次面接を行う目的は何かを知らなければなりません。

一次面接とは何が違うのか、二次面接のもつ役割は何なのかを考えてみましょう。

ここでは、二次面接をどのように乗り越えるかの対策をするため、二次面接の目的は何か考えてみましょう。

人柄のチェック 

二次面接以降の面接では、主に人物のチェックがその目的となっていることが多いです。

応募者の多い企業では、一次面接ではある程度の人数に絞るための面接が、比較的若い社員や人事の採用担当者によって行われることが多くなっています。

そして二次面接では、その人物の性格や能力などのチェックが、実際の業務に関係する部署の課長や部長クラスの社員が関わって、より詳細に行われるのです。

金融関係の企業では、面接の回数が多くなる傾向がありますが、その場合の目的も、4回5回、それ以上と面接を重ね、学生と接触する機会を増やすことで、学生の人柄や性格の傾向について見極めることであると考えられます。

しかし、面接の回数もやり方も企業の規模や考え方によってさまざまで、二次面接のもつ役割も同じではありません。

最終面接の前段階 

面接の回数を3回としていて、二次面接合格後に最終面接を予定している企業の場合では、最終面接に、社長や役員が面接に関わることがほとんどです。

その前の段階として、その会社に相応しい人物か、社長や役員に紹介して差し支えのない人物かどうかをチェックすることが、二次面接の目的となっている企業も多いです。

面接が3回の企業の場合には、一次面接でほとんどの採用者を確定する場合と、二次面接の段階で最終的な採用人数まで絞る場合とが考えられます。

どちらの場合も、一次面接とは違う面接官により、一次面接とは違う視点からチェックがされます。

最終面接は社長や役員との顔合わせ程度であると言われた場合でも、選考である以上、社長や役員が気に入らなければ落とされる場合もあるので、油断は禁物です。

【二次面接はほぼ内定?】二次面接で企業はどこを見ている?

二次面接において企業は学生の何を見ているのでしょうか?

これがわかると、企業のニーズを理解して面接で受け答えすることができますから、ぜひ理解しておきましょう。

受け答えがしっかりしているか

一次面接では、基本的な回答ができているかに着目されます。

そのため、一次面接では質問の趣旨に沿った回答ができていればいいのです。

企業理解というよりは自己分析を要します。

二次面接ではより深い回答を求められます。

そのため、一次面接での回答をよりつきつめて質問されることも想定する必要があります。

また、二次面接では、企業への理解やマッチ度についても着目されます。

一次面接で聞かれた質問が改めて聞かれることも、企業の事業についての質問をされることもありますので、より対策して面接に挑むようにしてください。

回答に一貫性はあるか

二次面接は一次面接からの一貫性や、質問ごとの一貫性も注目されます。

例えば、自己PRを一次面接でも二次面接でも聞かれた時に、アピールする内容が異なったり、強みと弱みにつながりが見られなかったりすると企業からの高評価は獲得できません。

全体を通して、人柄や企業分析に一貫性を持たせるよう心掛けましょう。

企業にマッチしているか

二次面接では、企業についての質問が増えます。

例えば、志望動機に始まり、なぜその企業でなければならないのか、なぜ業界を絞っているのかなどを質問されることが多いです。

一次面接で、ある程度の人柄を理解したので、次は企業への入社意欲や企業研究がどの程度できているかなどを二次面接で見極められるというわけです。

そのため、一次面接のときよりも企業理解を深める必要があります。

【二次面接はほぼ内定?】二次面接を通過したのに最終面接で落ちる理由

最終面接では面接過程を経て選考した就活生に対し、本当に内定を出して大丈夫か判断が行われます。

特に面接の内容が場当たり的ではないかや人柄が自社に適しているか、本当に入社の意思があるのかに注目しています。

一貫性がない

最終面接で一次や二次面接の発言内容と異なったり矛盾があったりと、一貫性がないと面接に落ちる原因となります。

なぜなら一貫性のない回答は面接対策として用意された内容で、真実に基づいていないと疑われ評価を下げるからです。

ESなどの選考書類だけではなく、面接の発言内容も当然引き継がれていることを頭に入れておきましょう。

一次面接のときから想定質問を広く考えておくことで、回答の一貫性を保つ手助けとなります。

印象が悪い

最終面接では、社長や役員といった経営層が面接官を努めます。

その方に悪い印象を与えてしまうと、面接に落ちてしまう可能性があります。

経営層の方は人と接する機会や重要な判断をする機会が多く、人を見る目は経験と洞察が豊富です。

緊張感のない態度は、ややもすると無礼な態度と受け取られる可能性があります。

二次面接に合格したのだから最終面接も合格して当然と、気を抜かないように注意しなければいけません。

入社意欲が低いとみなされた

入社意欲のアピールが不十分だったり、その企業を選んだ理由が明確でなかったりすると面接に落ちる原因となります。

また、キャリアプランが抽象的であることも一因となりえます。

なぜなら、企業への興味関心が低いと判断され、入社意欲が低いと評価されるからです。

企業は内定辞退や早期退職を避けるため、入社意欲は重要な指標として注視しています。

これまでの面接での回答内容を再検討し、さらに掘り下げておきましょう。

【二次面接はほぼ内定?】最終面接の合格率は

最終面接の合格率はどの程度なのでしょうか?

二次面接が重要であるといわれていますが、実際、最終面接を受ける必要があります。

そのため、二次面接に合格できたあとの最終面接のことも考えましょう。

最終面接の合格率は50%といわれている

最終面接の合格率は一般的に50%といわれています。

つまり、2人に1人が内定を獲得できるということです。

最終面接の合格率は二次面接よりも高いです。

そのため、たしかにハードルの高い二次面接を通過してしまえば山場を越えたと捉えることもできるかもしれません。

【二次面接はほぼ内定?】二次面接に受かるポイント

二次面接を通過した後に最終面接が控えているという場合も、二次面接までで結果が出るという場合でも、まだ面接を重ねなければならない場合の方もいるでしょう。

いずれの場合であっても、二次面接を通過しないことにははじまりません。

一次面接を通過できたからと言って、一次面接と同じように臨むのでは、二次面接の合格は叶わないでしょう。

ほぼ内定とは限らないとはいえ、二次面接に受かって確実に内定に近づくためのポイントをご紹介します。

企業研究をあらためて行う 

エントリーする前には、おそらく誰もが企業研究は済ませているはずです。

ですが、二次面接に挑む前に、あらためて企業研究を行うことをおすすめします。

企業研究が不十分だと、志望動機があいまいになってしまいます。

一次面接でほかの応募者と同じような志望動機で合格できた場合でも、二次面接では通用しない場合が多いでしょう。

同じ業界には、同じような事業内容の企業がたくさん存在します。

その中から、なぜその企業を選んだのか、なぜその企業でなければならないと感じたのかを、自分の言葉で伝えられなければなりません。

さらに深く企業研究をして他社との違いについて理解し、説得力をもって志望動機を伝えられるようにしておきましょう。

自己分析をあらためて行う

二次面接では、応募者の適性が会社に合っているか、人柄はどうか、会社とミスマッチがないかなどをより深く見られます。

一次面接では、企業への志望動機が明確であれば合格できる場合も多いですが、二次面接では面接官も変わり、実際の部署の社員が関わることが多いです。

一緒に仕事を行ううえで問題がないか、一緒に仕事がしたいと思える人物かを深く見られます。

その企業の中でどのように自分を活かせるのか、面接官に納得してもらわなければなりません。

そのために、自己分析は重要な作業です。

また、一次面接では聞かれなかったことについて、より深い部分を聞かれる可能性が高くなります。

あらためて自己分析を行い、自分の長所や短所など、エントリーシートや履歴書に記入した自分自身について、説得力をもって伝えられるようにしておきましょう。

入社の意思を強くアピールする

第二志望や第三志望のいわゆる滑り止めの企業の面接であることから、入社の意欲が企業に伝わらないことで、不合格となってしまうことは多いです。

とくに中堅や中小企業は、人気のある大手企業より早期に内定を出して学生を確保しておきたいため、内定辞退する学生の数をある程度見込んで、早めに内定を出します。

しかし、内定を出す人数の見極めは難しく、内定を出したところで、結局最後には辞退されるような学生には、はじめから内定を出したくないものです。

優秀と思える学生でも、明らかに滑り止めで受けている印象があれば、内定を見送ることも考えられます。

一次面接以上に気を引き締めて、入社の意欲をアピールできるようにしておきましょう。

この入社意欲は、企業研究や自己分析に表れます。

一次面接を振り返っておく 

一次面接での受け答えを振り返っておくことも、重要です。

二次面接では、一人ひとりにかける面接時間も多くとられる場合が多く、志望動機や自己PRなども、一次面接のときよりも、踏み込んで聞かれることが予想されます。

より具体的に、掘り下げた内容を自分の言葉で話せるようにしておかなければなりません。

この際、答える内容が前回と食い違うことのないように注意しましょう。

また、並行して複数社の選考が進んでいる場合は、ほかの会社での面接も何度か経験しているかと思います。

その面接での振り返りも行って、反省点などをピックアップし、自分なりの改善点などがあれば改善して臨めるようにしておきましょう。

ささいなマナー違反で落とされる場合もあるので、立ち居振る舞いの再確認も、念入りに行っておきましょう。

質問の回答を用意しておく

前もって質問を想定し、質問の回答を用意しておくと安心です。

志望動機についてはもちろんですが、エントリーシートや履歴書に書いた内容の一つひとつについて深掘りをしておきましょう。

具体的には、以下のようなものです。

深ぼるべき項目

・自己紹介や自己PRの内容について

・長所と短所について

・学生時代力を入れて取り組んだと

・志望動機について

・この業界を志望した理由

これら質問されることが多い内容については、とくに細かく、自分が書いた内容について、何をどの視点から聞かれても詳しく答えられるようにしておく必要があります。

なぜその答えに行き着いたのかの経緯も、自分なりに整理しておきましょう。

自分自身のことについての質問や、志望動機につながる内容を聞かれる場合が多いので、自己分析と企業研究、業界研究が役に立つでしょう。

逆質問を用意しておく 

面接の最後に「何か質問はないですか」と聞かれることは多いです。

この、いわゆる逆質問対策は、必ずしておきましょう。

集団面接の場合、逆質問は意欲を印象づけられるチャンスではありますが、もし質問をしなかったとしても、選考に不利になることは基本的に考えられません。

しかし、二次面接では、おそらく個別の面接となることが多いため、ほかの人が先に質問してしまったことで、自分の質問がなくなってしまうことはありません。

逆質問をされた場合に何も聞きたいことがないと、その企業に興味の薄い人のような印象をもたれてしまいます。

二次面接では人事担当者ではなく、実際の業務を行っている部や、課の社員が面接する場合が多いので、その場合には実際の仕事について生の声が聞けるチャンスと考えて、質問できると良いでしょう。

だたし、どの部署のどんな社員が面接官になるかはわかりません。

どのポジションの人が面接を担当するか想定して、何パターンか準備しておくと安心です。

選考後にお礼状を出す

選考後のお礼状は、必ずしも出す必要はありませんが、お礼状を出して不利になることはありません。

お礼状を出すことで、入社の意欲を企業に伝えることができるかもしれません。

お礼状を出す場合は、面接が終了したその日のうちに出すのが基本です。

メールよりも手書きのお礼状のほうが印象に残りやすいうえ、丁寧な印象を与えることができますが、担当者に届くまで日数がかかることが難点です。

合格者を決定する前に間に合わないようなら、メールでも良いでしょう。

おわりに 

二次面接を通過できればほぼ合格と言われることが多いですが、面接の回数や採用までの流れは企業によりまちまちで、一概には言えません。

しかしながら、どんな場合であっても、二次面接で合格できれば内定に一歩近づくことができるのは間違いありません。

二次面接合格のためには、まず一次面接との違いを理解することです。

せっかくのチャンスを無駄にしないよう、合格を勝ち取るための対策を立てて、万全の準備をして面接に臨めるようにしましょう。

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