「インターンに参加したいけど、どのようにインターン先を選べばいいのか分からない」
「インターンはいつまでに申し込めばいいのだろう」
このように、就職活動を控えてインターンへの参加を考えている方の中には、さまざまな不安や疑問があるのではないでしょうか。
本記事では、参加できるインターンの4つの種類とそれぞれの開催・締め切りの時期、締め切りに関するポイント、プログラムの内容、インターンに参加するまでの流れなど、実際のエントリーに活用できる知識を紹介しています。
この記事を通してインターン先の選定やいつまでに応募するかなどを把握し、ESや面接の事前準備を行うことができるようになるでしょう。
インターンについ詳しく知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
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参加できるインターンの4つの種類
インターンには開催される時期によって4つの種類があり、プログラムの内容もそれぞれ特徴があります。ここでは、長期、短期サマー、短期ウィンター、1dayの4つの種類について紹介します。
1:長期インターン
短期のサマーやウィンターインターン、1dayインターンと異なり、3カ月以上の就業体験を行うインターンを長期インターンといいます。また、給与が支払われる点も短期のインターンとは異なります。
企業の実際の職場に通い、社員と同様の業務を行うプログラムが組まれています。実践的な就業体験ができるため、社会人としてのビジネスマナーや専門的なスキルを習得できるでしょう。
2:短期のサマーインターン
大学が夏休みの7月から9月頃の間に実施されるものを、短期のサマーインターンと呼ぶことが多いようです。期間は企業によってさまざまですが、数日間から1週間、また、1カ月以上のものもあります。
3:短期のウィンターインターン
一般的に12月から3月にかけての、本選考に近い時期に実施されるのがウィンターインターンです。
サマーインターンに比べて、志望の業界や企業などを具体的に決めつつある就活生が多いことが特徴として挙げられます。また、内定につながりやすいインターンともいえます。
4:1dayインターンシップ
1日完結型の就業体験のプログラムのことを1dayインターンシップといいます。大まかに分けて、業界・企業の説明、工場や社内の見学、ワークショップという3つの形式があります。午前・午後で、いくつかの形式を組み合わせたプログラムを実施する企業も多いようです。
【種類別】インターンの開催期間はいつまで?
インターンの開催時期は企業ごとの都合の良い時期に実施されるため、企業によって異なります。大学生にとって参加しやすい夏や冬の長期休暇に合わせて実施する企業が多いようです。
ここでは、長期と短期のサマー・ウィンターインターンの開催時期について解説します。
長期インターンの場合
長期インターンは1年を通して開催されています。募集時期を定めずに通年募集しているため、ある程度の人数が集まった時点でインターンを開催します。
また、大学3・4年生のみならず1・2年生も参加対象にしている企業もあるでしょう。企業によって応募条件は異なるため、興味のある業界や企業の情報を定期的にチェックしたほうが良いでしょう。
短期のサマーインターンの場合
短期サマーインターンは、大学の夏期休暇に合わせて7月から9月にかけて開催されます。この時期は学生が参加しやすいという理由から、多くの企業が開催しているでしょう。学生の方も、就職活動に向けて業界や企業の研究を始めたいと考えるため、応募が集中する傾向にあります。
短期のウィンターインターンの場合
ウィンターインターンは大体12月から3月に行われます。本格的な就活を控えた時期ということもあり、就活の色が濃いのが特徴で、自分の希望する企業や興味のある企業のインターンに参加する学生が多い傾向があります。
【種類別】インターンの締め切りはいつまで?
短期なのか長期なのかによってインターンの締め切りは異なります。また、締め切りの時期は企業によっても違うため、早めに情報収集をしたほうが良いでしょう。
ここでは、長期と短期のサマー・ウィンターインターンの締め切り時期について解説します。
長期インターンの締め切り
長期インターンの開催時期は企業によって異なるため、締め切りも企業ごとに違います。一般的には開催時期の2~3カ月前から募集を始め、開催の約1カ月前に締め切る企業が多いです。
長期インターンに参加を希望するなら、興味のある企業のホームページなどで開催スケジュールをチェックすることをおすすめします。ホームページで情報が見当たらない場合は、企業の代表電話に問い合わせてみると良いでしょう。
短期サマーインターンの締め切り
短期サマーインターンの募集締め切りは、6月が多いといわれています。主に7月~9月の開催に向けて、募集は5月~6月、選考が6月~7月というスケジュールが一般的です。
多くの企業は短期インターンの締め切りを開催日に対して早めに設定しています。短期のほうが長期よりも参加希望者が多く、選考に時間がかかるためです。開催の1~2週間前の締め切りも見受けられますが、1カ月以上前に締め切る企業もあるため注意が必要です。
短期ウィンターインターンの締め切り
ウィンターインターンは12月締め切りが多いといわれています。開催は12月~3月が一般的で、募集が10月~12月、選考が11月~1月というスケジュールです。
サマーインターンと比較すると、情報を公開してから募集締め切りまでの流れが短い場合もあるため注意が必要です。
インターンの締め切りに関するポイント
ここまで長期・短期インターンの一般的な締め切り時期について解説しました。
では、インターン参加はいつまでに申し込むべきか疑問に思う方もいるでしょう。インターンへの参加を希望するなら、締め切りに間に合うようにエントリーすることは必須です。
ここでは締め切りに関して覚えておくべきポイントを紹介します。
- 開催企業により締め切り時期は異なる
- 締め切り間近に応募しても選考に影響はない
開催企業により締め切り時期は異なる
基本的にインターンの締め切り時期は開催企業によって異なります。特に長期インターンは開催時期もばらばらなため、締め切り時期もさまざまです。
参加を予定している企業のインターン開催が発表されたときは、締め切り日をしっかりと確認して、いつまでにエントリーするか予定を立てることが重要でしょう。
また、参加希望者が募集人数に満たない場合は締め切り時期を延長することも多いようです。うっかり締め切り日までにエントリーするのを忘れてしまっても諦めずに、企業のホームページなどで申し込み受付が終了しているかどうかチェックすることをおすすめします。
締め切り間近に応募しても選考に影響はない
インターンへの参加申し込みは締め切りに間に合っている限り、ギリギリで応募しても選考で不利になることはありません。
企業側がすべての学生の応募日を確認し、選考に反映させる可能性は極めて低いと考えて良いでしょう。ただ、先着順で参加を受け付ける企業もあるため、情報は常にチェックすることをおすすめします。
インターンのプログラム内容
インターンの内容は主に、セミナー型、業務体験・見学型、課題・グループワーク型、実践型の4つに分類できます。
セミナー型は、社員による業界や業務内容などの説明を受講するプログラムで、短期インターンで実施されることが多いようです。就活のスタートとして企業について知識を深めたい人に向いています。
業務体験・見学型は、オフィスや工場などの施設内を見学したり、簡単な作業を体験したりするプログラムです。1dayや短期インターンの初日に行われることが多く、セミナーではなかなか伝わりにくい職場の雰囲気や業務内容を知りたい人におすすめです。
課題・グループワーク型は、実際の業務内容に関連したテーマについて、グループでディスカッションやプレゼンテーションを行うプログラムです。より深く業務内容を理解したい人、自分の適性を計りたい人に合っています。
実践型は、期間を定めて職場に通い、実際の業務を行うプログラムです。志望する業界・企業や職種が明確な人にとっては、企業文化や実際の業務内容などを知る良い機会となるでしょう。
インターンに参加するまでの流れ
インターンの4つの種類やプログラム内容についてお分かりいただけたでしょうか。インターンに参加したいけれど、何から始めたら良いのかわからないという方もいるのではないでしょうか。ここでは、実際にインターンに参加するまでの流れを紹介します。
インターンの種類を選ぶ
前述の通り、インターンには大きく分けて、1day、短期サマー、短期ウィンター、長期の4つの種類があります。
限られた期間の中で業務体験などに参加したい人は短期、実際の業務に近い就業体験に参加したい人は長期のように、自分の目的も考えて期間を選ぶことをおすすめします。
短期は大学の夏期・冬季休暇に開催されることが多いため、比較的日程を合わせやすいですが、長期は大学の講義やアルバイトなどへの影響を考慮する必要があります。それぞれの時期やプログラム内容をしっかり見極めて、自分に合った種類を選ぶことが重要です。
開催企業を選ぶ
次にエントリーする企業を選びましょう。企業を選ぶ際はインターネット検索だけに頼らず、さまざまな方法を使うことをおすすめします。大学のキャリアセンター、就活サイト、企業のホームページ、合同説明会などを上手く利用して自分に合ったインターン先を見つけましょう。
志望する企業がインターンを開催するとは限りません。ホームページでインターン実施の有無を確認したうえで、いつまでに申し込むかなどスケジュールを頭に入れておきましょう。
インターンを開催する企業の中で参加できる企業は限られるため、関心のある業界・職種を踏まえ、ある程度絞って選定することも大切です。一方で、インターン参加を希望する学生は多く競争率も高いため、1社だけでなく複数の企業に応募することをおすすめします。
ES・面接対策を講じる
申し込む企業を選んだら、ESや面接の準備を始めましょう。よく聞かれる質問としては、インターンに参加しようと思った理由、大学生活でがんばっていること、長所や短所などです。これらの質問に、きちんと答えられるようにしておくことをおすすめします。
また、面接の際の服装ですが、特に指定がなければスーツの着用をおすすめします。私服OKの場合でも、カジュアルすぎる服装は避けたほうが無難です。全体的に清潔感のある服装や髪型を心がけましょう。
インターンの開催期間や締め切りはいつまでか把握しよう
インターンの種類と開催時期や応募の締め切り、プログラムの内容について紹介しました。インターンには開催時期によって、長期、短期サマー、短期ウィンター、1dayの4つの種類があります。
短期のサマーインターンとウィンターインターンは、大学の夏期・冬季休暇に合わせて開催されます。応募の締め切りは開催日の1~2週間前という企業もありますが、早いものでは開催日の1~2カ月以上前という企業もあるので注意が必要です。
長期インターンの場合は、企業によって開催時期がバラバラなため、締め切りも企業により異なります。長期インターンに参加したいと考えているなら、企業のホームページで開催時期や締め切り日を早めに確認しましょう。
1dayインターンは、開催する企業も多く選考がないことがほとんどであるため、参加しやすいといえます。夏や冬に開催されることが多いようです。
参加したいインターンがある程度決まったら、開催時期や締め切りをチェックして、いつまでにエントリーが必要が把握しておきましょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート