インターンシップは平均何社参加するべき?複数参加するメリットも紹介

インターンシップは平均何社参加するべき?複数参加するメリットも紹介

「インターンシップに参加したいけど平均何社ぐらい参加したらいいのかな?」
「インターンシップに複数参加するメリットって何だろう?」
これからインターンシップに参加しようと思っている人の中には、このような疑問や不安を感じている人も多いのではないでしょうか。

この記事では、インターンシップに参加するメリットや複数参加する場合の注意点、さらにはインターンシップ先の探し方などについて紹介していきます。

この記事を読むことで、インターンシップの重要性やインターンシップに参加する際の心構えについても理解することができるでしょう。

インターンシップに参加したいけれど、どれに参加すれば良いのか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事で分かること

  • 学生の平均インターン参加数
  • 複数参加のメリット
  • 何社も参加する場合の注意点
  • インターンを探す際のポイント

【インターンは何社受ける?】平均何社参加するべき?

インターンシップとは、学生が就業前に企業で働くことを指し、「就業体験」とも言われています。

インターンシップに参加することで、希望する業界や就職先の仕事内容や適性を知ることができるため、学生にとっては活用すべき制度と言えるでしょう。

興味のある業界を中心にインターンに参加しましょう。

また、元々興味のある業界とは別の業界をみることで、自分でも気付いていなかった適性に気付く場合もあることからも、複数参加することは有意義だと言えるでしょう。

それでは見ていきましょう。

平均1~6社

結論から言うと大学生の平均インターンエントリー数は1〜6社と言われています。

インターンを採用目的に募集している企業もあるので、積極的に参加する学生が増えてきています。

また、インターンを採用の基準にしている企業も多くあります。

インターンには大きく分けて2種類あり、学生のほとんどが短期インターンを中心にエントリーしています。

長期インターンに参加する場合は、仕事体験の期間が長いため、スケジュールなどに注意する必要があります。

2社以上受けるのがおすすめ

インターンは最低でも、2社以上受けるのがおすすめです。

将来進みたい業界が決まっていない人やもうすでに決まっている方もいると思います。

将来進みたい業界が決まっている人は1社でも良いと思われがちですが、他の企業と比較するためにも2社以上受けるようにしましょう。

また、進みたい業界が決まっていない人は、いろいろな業界を受けることで、業界への理解を深めたり、適性を知ることができます。

【インターンは何社受ける?】インターンに複数参加するメリット

インターンシップは企業分析や自分の適性を知るために積極的に参加したいものですが、複数参加するのには、どのようなメリットがあるのでしょうか。

ここからは、インターンシップに複数参加することで得られる6つのメリットについて紹介していきます。

メリットを理解した上で、インターンシップの参加をより有意義なものにしましょう。

以下の順番で詳しく解説していきます。

この見出しの内容
  • 多様な業界を知ることができる
  • 企業を比較分析できる
  • 自己理解を深めることができる
  • 本選考の練習ができる
  • 採用担当に直接アピールができる
  • 内定の可能性があがる

それでは見ていきましょう。

多様な業界を知ることができる

世の中には様々な業界があります。

就活中に企業研究や業界研究で情報を集めているとはいえ、すべてを把握するのは難しいでしょう。

インターンシップは、「就業体験」という目的で開催されているため、たとえ期間は短くても、その企業の概要や、様々な職種の仕事内容などを効率的に知ることができるでしょう。

また、実際に働いてみることで自分の適性を知ることもできるため、将来の選択肢を広げることにもつながると言えます。

企業を比較分析ができる

業界が同じでも、企業によっては働き方が様々です。

先述したように、複数の企業のインターンシップに参加することで、企業の特色を比較することができます。

また、志望企業のインターンシップに参加した場合、改めて魅力に気付ける場合もあるため、面接時により説得力のある志望動機を伝えることができるでしょう。

志望する業界や企業を既に決めている場合は、特に同業他社のインターンシップに参加することも有効と言えます。

自己理解を深めることができる

インターンシップの内容は企業ごとによって様々ですが、就業体験のほかにも、他の参加者とグループディスカッションを行ったり、プロジェクトを遂行したりする場面もあります。

自分が集団の中で、どのような役割を果たすタイプなのか、どのような作業に適しているのかなど、自分を客観的に分析しやすくなると言えます。

また、様々な経験を通して、自分の長所や短所に気付くこともできるでしょう。

本選考の練習ができる

本選考の採用面接時に面接慣れをしていない場合、緊張して受け答えがスムーズにできないこともあるでしょう。

インターンシップに参加するにあたって、書類作成や面接などが行われる場合があります。

複数参加することで面接を受ける機会が増え、面接の経験を積むことになるため、対応力がアップする可能性があり、実際の就職活動の面接でも役立てることができるでしょう。

また、インターンシップで社会人と接する機会が増えるため、面接で緊張しにくくなる可能性もあります。

採用担当に直接アピールができる

インターンシップの参加で採用担当者と面識を持つことで、早期選考してもらえたり、本選考の際に初対面の人と比べると有利になったりする可能性があります。

また、インターンシップでの経験を志望動機などのエピソードで使うことで、仕事への理解度や、意欲の高さを伝えることもできるでしょう。

上記のことから、既に志望する企業が決まっている場合は、特にインターンシップに参加することは有効だと言えます。

内定の可能性が上がる

学生生活では、趣味や興味が合う友人と過ごすことが多いでしょう。

インターンシップでは、価値観が違う学生や社会人の先輩と出会うことになります。

中には、インターン先の企業の人事担当者と関わる機会がある人もいるでしょう。

そこで、人事担当者と積極的にコミュニケーションを取ることで、早期選考などの案内をしてもらえる場合もあります。

また、就活は情報戦と言われています。

複数のインターンシップに参加し、人脈を広げることは情報収集にも有効と言えるでしょう。

【インターンは何社受ける?】何社も参加する場合の注意点

前述した通り、インターンシップに複数参加するメリットは多くあるということがわかりましたが、同様に注意すべき点もあります。

ここからは、インターンシップに複数参加する場合の注意点について説明していきます。

一つ一つのインターンシップをより有意義なものにするために、以下の注意点をしっかり押さえておきましょう。

ここでは、参加する際の注意点を5つにまとめたので以下の順番で解説していきます。

この見出しの内容
  • 目的を明確に
  • スケジュール管理に気を配る
  • 学業とのバランスを考える
  • 自己分析の時間を作る
  • 早めに準備を始める

それでは見ていきましょう。

目的を明確に

目的を決めてからインターンシップに参加した方が、参加することで何を得たいのかが明確になり、より多くのことを吸収できるでしょう。

インターンに参加する目的は人によってさまざまでしょう。

・インターンシップに参加して業界理解を深めたい
・企業への理解を深めたい
・企業ごとや業界ごとの 
・特性について比較したい
・早期選考枠を手に入れたい

上記のように業界や企業ごとに異なってきます。

また、目的によってインターンシップの仕事内容も異なってくるため、参加するインターンシップ先を、より明確に見つけやすくするためにも、あらかじめ目的を決めておきましょう。

スケジュール管理に気を配る

複数のインターンシップに参加する場合、大学の試験やエントリーシートの提出日、他企業のインターンシップの日程などと重ならないよう注意する必要があります。

就活用のスケジュール帳を持つ、アプリにまとめて管理する等、予定が重ならないようにしっかりと対策をしましょう。

もし重なってしまった場合は、気付いた時点ですぐに企業に連絡をするようにし、誠意をみせることが大切です。

学業とのバランスを考える

インターンシップに参加して企業研究ができ有益な情報を得たとしても、単位を落として卒業できなければ全く意味がありません。

また、就活の面接時に、単位を落とした理由を聞かれたり、単位を落としたことで採用の評価に影響したりする可能性もあります。

インターンシップに複数参加するのは良いですが、あくまでも学業が本業だということは忘れずに、学業と両立できる数にすることが大切です。

自己分析の時間を作る

インターンシップに複数参加している人が陥りやすいのが自己分析不足です。

インターンシップに参加することで、業界や企業のことを理解できるかもしれませんが、そればかりに集中してしまい、いざ採用試験の準備を進めると、自分分析が全くできていないことに気付くというケースも多いとされています。

就活では自己分析力も重視されるポイントであるため、自己分析の時間もしっかり取るようにしましょう。

早めに準備を始める

最後に、早い段階から準備を始めておきましょう。

インターンに参加するとなったら、まずは書類を提出しなければなりません。

企業によって提出する書類は違いますが、ほとんどの企業では、履歴書やエントリーシートを出さなければいけません。

準備を怠ると提出期限の直前に焦って提出することになってしまうので、事前に準備することが大切です。

そうすることで選考直前に書類作成だけに時間を割くことなく、インターンの面接対策を余裕をもって行えたり、企業研究する時間が作れます。

【インターンは何社受ける?】複数参加する際のコツ

インターンシップに複数参加することでたくさんのメリットがあります。

しかしインターンシップに複数参加する際は気を付けることがいくつかあります。

インターンシップに複数参加して、有効に時間をつかうための工夫をしましょう。

複数参加する際のコツについて2つにまとめたので解説していきます。

この見出しの内容
  • 多く参加したからと言っていいわけではない
  • 企業の規模ごとにインターンに参加してみる

それでは詳しく見ていきましょう。

多く参加したからといっていいわけではない

インターンシップに多く参加したからといって必ずしもそれが適切とはかぎりません。

大事なのは「何となく」で適当にこなさないことです。

インターンシップに多く参加することで、企業とのつながりや、新たな発見を多く得ることができます。

しかし、参加することに満足してしまっては、得られるものがなく、時間の無駄になってしまいます。

企業の規模ごとにインターンに参加してみる

同じ業界でも、企業の規模ごとに、年収や事業内容、ビジョンミッションなどが異なります。

そのため、同じ業界のインターンシップに複数参加するときは、企業の規模を参考にしてみましょう。

自分が、どんな特性を持つ企業と相性がいいと感じるか、魅力を感じるかなど、企業の雰囲気を知る事で考えることができます。

大企業ばかりでなく、成長過程のベンチャー企業や、スタートアップ企業、専門性の高い中小企業など幅広い視野を持ってみて下さい。

【インターンは何社受ける?】探す時のポイント

インターンシップに参加しようと決めたものの、どこのインターンシップに参加すれば良いのか、また、どうやって探せばいいのかわからないという方もいるのではないでしょうか。

インターンシップは、企業によって内容や種類、期間も様々なため、自分の状況に合ったものを選ぶことが大切です。

ここからは、インターンシップ先を探すポイントについて紹介していきます。

これからインターンシップ先を探そうと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

インターンを探すポイントについて6つにまとめたので解説していきます。

この見出しの内容
  • 参加期間や種類(長期、短期)を確認する
  • 自分の志向に合わせる
  • 就活サイトを活用する
  • 企業のHPを確認する
  • 大学のキャリアセンターを利用する
  • 就活エージェントのサポートを受ける

それでは、詳しく見ていきましょう。

参加期間や種類(長期、短期)を確認する

インターンシップの参加期間は数日から数週間、また1ヶ月以上のものなど、企業によって様々です。

自分の適性を知るために、たくさんの業界の仕事をしたいという場合は、短期間のインターンシップに参加するのが良いでしょう。

将来の目標が決まっており、その業界のことを深く知りたいという考えの場合は、実務経験もつめる長期インターンシップへの参加がおすすめです。

また、インターンシップで体験する仕事内容も企業によって様々です。例えば、実際の業務を行うプログラムや、グループワークなどで事業の課題の解決方法を提案するといった、仕事の疑似体験をするプログラムもあります。

参加期間だけでなく、どのような種類のプログラムに参加したいのかも、インターンシップ先を選ぶポイントになるでしょう。

自分の志向に合わせる

目標とする業界や企業が既に決まっている場合は、企業ごとの特色がつかめるため、同じ業界の中で複数企業に参加してみるのもおすすめです。

興味のある業界の理解を深める上で、同業他社の情報があると、業界の課題などが見えてくることもあり、役に立つことも多いでしょう。

また、自分が気付いていなかった適性や、新たな発見をする可能性もあるため、全く興味がないものや、興味が薄いものにもあえて参加してみるのも良いでしょう。

就活サイトを活用する

就活サイトは企業情報を多く持っているため、自分が希望する企業を探しやすいと言えます。

情報はできるだけ早く知ることが大切です。

就活サイトは、少なくとも2つ以上のサイトを見る癖をつけて、対策するようにしましょう。

そうすることで、情報がより明確になり、多くの情報を得ることができます。

企業のHPを確認する

気になる企業がある場合は、企業の公式ホームページをチェックしてみましょう。

インターンシップの募集要項が掲載されている場合も多く、募集が開始されていれば、すぐに応募することもできます。

また、公式ホームページのみで告知している場合もあるため、わざわざ自社HPを調べてくれたのかと、応募の時点で好印象を与えることができるでしょう。

大学のキャリアセンターを利用する

就活サイトや企業のHPを見ても、1人じゃ不安だな、という方は大学のキャリアセンターを利用してみましょう。

キャリアセンターを利用することで、就活サイトでは得られない情報が手に入る可能性もあります。

また、大学とつながりのある企業やOGOBの方とも大学を通して連絡ができるかもしれないのでぜひ、使ってみてください。

さらに、大学を通して、インターンに参加する場合、単位として認定してもらえる場合もあるので、気になる方は大学のキャリアセンターのスタッフに聞いてみましょう。

就活エージェントのサポートを受ける

就職エージェントのサポートを受けた場合、企業にエントリーシートを出さなくても、時期に関係なくインターンシップを紹介してくれます。

マンツーマンで対応してくれるため、相談しやすく、不安を解消することができます。

また、登録する就活エージェントによっては大企業のインターンシップの求人を紹介してくれたり、エージェントに自分のキャリアプランをしっかり相談をして、自分に合ったインターンシップ先を紹介してもらうのも良いでしょう。

以下のボタンから就活エージェントを利用できるので、気になる方はぜひ、使ってみてください。

まとめ

インターンシップの平均的な数は、学生の状況によって異なりますが、最低でも2社以上参加することによって、それぞれの企業の特徴を比較でき、自分の適性を知ることにも役立つということがわかりました。

インターンシップには、参加制限などは特に無いため、スケジュールが重ならないよう調整しつつ、率先して参加するのが良いと言えます。

ただ複数参加すれば良いということではなく、参加前には必ず目的を明確にし、終了後は自分の適性を分析することを忘れないようにしましょう。

本記事を参考に、インターンシップを有意義なものにしてください。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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