「対応力は自己PRでアピールできる強みになる?」
「自己PRで対応力をアピールしたい場合の文章構成は?」
「自己PRで対応力をアピールする際に注意しなければいけないポイントは?」
自己PRで対応力を強みとしてアピールしたいと考えている学生の中には、このようなたくさんの疑問があるのではないでしょうか。
この記事では、自己PRで対応力をアピールする際に気を付けたい6つのポイントや対応力をアピールするための文章構成、対応力の自己PR例文を紹介しています。
この記事を読むことで、対応力をアピールできる自己PRの書き方を把握できるでしょう。
また、対応力のある人の特徴も紹介していますので、自分には対応力があるかということが判断できるでしょう。
自己PRで対応力を強みとアピールしようとしている方は、ぜひ参考にしてください。
- 自己PRの構成
- 自己PRを書くときの注意点
- 「対応力」という言葉の細かい定義
- 企業が対応力のある人に求めること
- 自己PRが書けない人
- 対応力をアピールしたい人
- 対応力をアピールする自己PRの例文を読みたい人
- 自分に対応力があるか確認したい人
目次[目次を全て表示する]
【自己PR】対応力は強みとしてアピールできる?
自己PRで対応力を長所とする方が多いです。
この対応力とはどのようなことを指すのでしょうか。
定義について、整理してしっかりとした認識をしましょう。
「対応力」とは、その場に応じて適切な行動や言動を選択し、実行できることです。
この対応力は、「臨機応変である」あるいは「あらゆる行動に柔軟な対応ができる」とも言い換えられます。
社会に出てからは、絶対的な正解はありません。
そのような状況下にて、回りのことを考慮しつつ自分の頭で考えた末の適切な行動や言動は重要視されてきます。
対応力を活かしていくことで、多角的な視点で物事を判断し、目の前に現れた1つの出来事に対して複数の選択肢を柔軟な考えによって、最適な解決策を導くことができるでしょう。
対応力の自己PRが難しいと感じる人は作成ツールがおすすめ
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【自己PR】対応力が強みの人に対する人事の印象
自己PRで対応力が強みであると回答した際に、企業はどのような印象を抱くのでしょうか。
先述してあるように、社会人になってから対応力は重視されいるため、企業は対応力がある人材を見た際に抱く特徴的な印象があります。
そちらを確認していきましょう。
- 新しい環境に適応できる
- 急なトラブルにも対応できる
- あらゆる事態に備えた計画を立ててくれる
新しい環境に適応できる
新卒や職場移動の際に、新しい知識や規則、ノウハウを吸収して成長していかなければなりません。
また、出会う人と良好的な人間関係を構築必要もあるため、対応力は高く評価されます。
そこで、対応力があるということは、企業側は吸収力があるとも捉えることができます。
持ち前の吸収力で多岐にわたる内容や環境に適応できる力があれば、企業側も安心できるでしょう。
いろいろなことを吸収していき、多くの人とコミュニケーションを図れる可能性があることから、いずれは企業のトップに立つ存在へと成長していく期待を見込まれるかもしれません。
急なトラブルにも対応できる
対応力のある人には「急なトラブルが発生したとしても対応してくれる」と多くの企業が期待することでしょう。
仕事は基本的にマニュアル通りに進むわけではありません。
常にトラブルがつきものですし、そうした際にも慌てずに対応力を発揮して、問題解決を目指す必要があります。
急なトラブルにも焦らずに落ち着いて対応できる人が一人いるだけで職場やチームに落ち着きをもたらせるので、柔軟性のある対応力がある人材はさまざまな業界・企業から重宝される傾向にあります。
よって、急なトラブルに対応したエピソードがあれば、自己PRに積極的に盛り込んでいっても良いでしょう。
あらゆる事態に備えた計画を立ててくれる
あらゆる事態に備えた計画を立ててくれるというのも、対応力がある人の魅力と考えられています。
対応力がある人は問題が発生した後に問題を解決するために柔軟に行動してくれるだけでなく、あらかじめ問題が発生する前に問題について予測できるというスキルも併せ持っています。
よって、あらゆる可能性を想定して事前に対応を考えることができる人材は、企業にとって魅力的に映ることでしょう。
特に就活生という若い人材が対応力を持って、あらゆる事態を予想した計画を立ててくれるということは、新しい考え方や価値観を企業に持ち込むことができるかもしれません。
企業の風通しがさらに良くなるという期待も持てるので、成長意欲が高い企業ほど対応力がある人材を求めていると言えるでしょう。
【自己PR】対応力が強みの人のアピールポイント5選
対応力は仕事をしていくうえで非常に大切な要素であり、企業も臨機応変に物事に対応できる人材を欲していることがわかりました。
以前までは従順にルールを守れる人間が重宝される業界もありました。
しかし、今後はあらゆる職種で対応力を求められるでしょう。
マニュアル通りに勤務するのは当たり前で、プラスアルファの能力を求められる時代なのです。
それでは、対応力がある人間とは、具体的には一体どのような人でしょうか。
ここでは対応力がある人の特徴について記載しているので、参考にしてみてください。
- 想定外の事態にも柔軟に対応できる
- 1つのことに固執せずさまざまな方法を選べる
- さまざまな事態を事前に想定できる
- 新しい環境にもすぐに馴染める
- 仕事の目的を理解している
1.想定外の事態にも柔軟に対応できる
1つ目対の応力がある人の特徴は、想定外の事態に柔軟な対応ができることです。
たとえば、仕事でアクシデントが起きてしまったときに焦ってパニックになるのではなく、最適な方法や対応を考え、実行に移せるような人です。
仕事をしていると、急なスケジュール変更やプロジェクトの根本的な見直しなど、予定していなかった不測の事態に襲われることもあります。
そのときに、どうすればいいか上司に指示を仰ぐのではなく、自ら対処法を考え、提案できるような人は対応力があるといえるでしょう。
また柔軟な対応ができる人は、客観的な視点で状況を見極めて把握する冷静さ、怒りや焦りにのまれず感情と思考とを切り離せる能力、トラブル下でも周りに指示を出せるリーダーシップも兼ね備えている傾向にあります。
2.1つのことに固執せずさまざまな方法を選べる
もう1つに、自分のやり方に固執せず、他人のやり方を受け入れられるという特徴があります。
社会に出たら、同僚や取引先などさまざまな人と関わりながら仕事を進めていきます。
その中で意見が食い違ったり、自分の提案が受け入れられなかったりするのは良く見られることです。
そういうときに、他人の考えを拒否するのではなく、「こういう方向性も良いな」「この人は物事をこうとらえるんだ」と、認めて受け入れることはとても大切です。
しかし、残念ながらできない人間も多く、トラブルに発展することも社会では良く見受けられます。
自らの考えをもっていることは大切です。
しかしそれにプラスして、他人を理解し許容し、受け入れようとする姿勢をもつ人は対応力があるといえるでしょう。
3.さまざまな事態を事前に想定できる
最後に、さまざまな事態を事前に想定できる能力に長けていることがあげられます。
ただ目の前の業務をこなしていくのではなく、今後起こるであろう取引先とのやり取りや、プレゼンテーションの準備などを視野に入れて仕事している人は、いざトラブルが発生した際も冷静に対応できる傾向にあるのです。
リスクマネジメントに長けているという側面だけでなく、今後の展開を予想して行動できるため、スケジュール管理能力にも優れています。
たとえば「この企画が通ったら1週間以内に出張が入るから、ほかの案件を早めに終わらせておこう」というように、余裕のあるスケジュールを組めるため、思わずトラブルが起きても時間に余裕があるため、冷静に対処できるのです。
4.新しい環境にもすぐに馴染める
対応力のある人は、新しい環境にもすぐに馴染めるという特徴があります。
仕事を始めると、同じ相手と同じ仕事をずっと続けるというわけにはいきません。
社内で異動もありますし、取引先や仕事内容が変わって一緒にプロジェクトを進める仲間がコロコロ変わってしまうこともあります。
そんな状況でもすぐに馴染み、今までと変わらずに能力が発揮できる人材は対応力が高いと言えるでしょう。
5.仕事の目的を理解している
仕事の目的を正しく理解しているという特徴もあります。
対応力に優れていても、目的を正しく理解しておらず、筋違いの行動をとってしまえば意味がありません。
仕事の目的を正しく理解した上で適切な行動をとれる人こそ、対応力に優れていると言えます。
面接で対応力についてアピールしたい場合には、面接官がなぜその質問をしているのか意図を汲み、その意図に合った適切な回答することが必要でしょう。
【自己PR】対応力を強みとしてアピールする時の7つのポイント
このように、対応力がある人とは今後起こるであろうことを予測しながら、他人の意見を受け入れられ、なおかつ不測の事態にも柔軟かつ冷静な対処ができる人間のことを指します。
これらの特徴が自分に当てはまると思った人は、対応力を自己PRのテーマにすることをおすすめします。
しかし、せっかくのPRもアピールの仕方が弱いとうまく伝わらずぼやけた印象で伝わってしまうのです。
アピールする際に意識してほしい点を6つピックアップしたので、ぜひご覧ください。
- その企業が求める人材像を把握する
- 具体的なエピソードを用意する
- 対応力の内容を自己分析しておく
- 仕事での活かし方を考えておく
- マイナスにとらえられないように注意する
- 面接でうろたえない
- 言い換え表現を使う
1:その企業が求める人材像を把握する
まずは、企業が欲している人物像はどのようなものかを把握しましょう。
「面接で自分の長所を伝えたいと」エピソード作りに没頭するあまり、企業が求める人物像を忘れてしまい、自分本位な自己PRを作成してしまう学生はよく見られます。
多くの企業が対応力のある人材を欲しがっています。
しかし、そうでない企業や業種も少数ながら存在するのです。
たとえば、データ入力や金融の一般職など、与えられた仕事を的確にこなすことを重視している企業で、対応力の高さのみをアピールしても効果は薄いでしょう。
自分の志望している業界や業種で活躍できるのはどのような人材かを、冷静に一度振り返ってみて、対応力が本当に求められるのか考えてみてください。
2:具体的なエピソードを用意する
対応力を自己PRにしたいと思ったら、対応力がアピールできる具体的なエピソードを用意しましょう。
ただ単純に「対応力があるので活躍できます」と言われても、説得力をもたせられません。
企業は学生がどのような人間であるか、そして企業で活躍できる人間かということを知りたいので、自己PRを聞くのです。
それを伝えるためには、具体的な経験談が不可欠です。
まずは、学生時代のアルバイトや部活やゼミ、留学などの経験を振り返るなどして、自分に対応力があると感じたエピソードを抽出してください。
思いつかなければ成功体験と失敗体験を書き起こしたり、ライフラインチャートを書いたりするなどすると、自分では気づかなかった経験を視覚化できるため、エピソードが見つかるでしょう。
3:対応力の内容を自己分析しておく
対応力があると感じた具体的な体験の内容を用意したら、その内容を自己分析してください。
先述したように、一口に対応力があると言っても「状況に応じた判断ができる」「未経験の方法にも柔軟に対応できる」「すぐ気持ちを切り替えられる」など内容はさまざまです。
「自分に対応力があると感じたエピソードに該当する性質は何か」「そしてなぜそう思ったのか」「それを活かしてどのような学びを得たか」など、「なぜ」を繰り返して、そのエピソードを深く分析していきます。
そうすることで、自分が対応力を感じたというエピソードについて客観的な視点であらゆる角度から見つめられるようになります。
そのため、面接官に深掘りされたとしても返答しやすいでしょう。
4:仕事での活かし方を考えておく
対応力のあるエピソードを分析できたら、企業の求める人物像とうまくマッチングさせ、入社後にどのように発揮できるかを考えましょう。
ただ自分の長所を伝えるだけでは、企業にとって有益な人材であるアピールにはなりません。
対応力を活かして、自分はどのように業務に取り組み、結果を出せるかを語ってはじめて対応力を活かせると採用担当者に伝えられます。
そのためには、自己分析だけでなく企業研究が必須です。
事業内容だけでなく、社風や今後展開していく事業など幅広い視野で時間をかけて研究してください。
業界における立ち位置や競合他社との違いなどがわかると、より説得力をもたせられます。
時間があればOB・OG訪問、インターンシップなどに参加すると、なお良いでしょう。
5:マイナスにとらえられないように注意する
対応力が高いというのは、伝え方次第では「主体性がないから周りに合わせているだけ」ととらえられるおそれがあります。
「新しい環境にすぐ馴染める」「価値観を合わせられる」など、対応力がある人の特徴はときに優柔不断な印象を相手に与えます。
仕事において、主体性をもって物事に取り組む姿勢はとても大切です。
そのため、このような印象は採用面接では面接官に良く映らないでしょう。
しかし、たとえば「几帳面な性格は神経質」「ポジティブな性格は楽観的」ともとらえられるように、業務にあたるうえで、人間の性質はマイナスの側面を含むのは当然のことなのです。
マイナス面が際立たないように、積極性やリーダーシップも持ち合わせていると強調して伝えることも意識すると良いでしょう。
6:面接でうろたえない
最後に、面接で慌てないように対策をしましょう。
どんなに自己PRを用意して対応力をアピールしても、面接でうろたえてしまい、とっさの対応ができなければすべてに説得力をもたせられません。
対応力を試すべく、面接官が想定外の質問をしてくる可能性は十分に考えられます。
練習を繰り返し行い、想定外の事態にも対応できるよう準備しておきましょう。
自分で想定できる質問を書き出し、回答を書くのも効果的です。
加えて家族や友人に頼んで、模擬面接をしてみるのがおすすめです。
自分では気づかない癖や欠点を客観的な視点で指摘してもらえるため、うろたえない練習になるだけではなく、良いフィードバックも得られるでしょう。
準備すればするほど「これだけ準備したのだから大丈夫」と自信をもるようになり、落ち着いて面接に臨めます。
7:言い換え表現を使う
自己PRで対応力をアピールする就活生はかなりの数居るので、言い換えの表現を使うのも選択肢の一つでしょう。
単に「私の強みは対応力です。」と一言で言ってしまうと、企業の採用担当者は「また対応力をアピールしている学生が来た」と、その後の内容を流し読みしてしまうかもしれません。
そこで、「状況を瞬時に分析して適切な対応を取れる」など、「対応力」という言葉の中でも、特にどのような能力をアピールしたいのか、どのようなスキルを持っているのかを話すことができれば良いでしょう。
これによりあなたの大量対応力がどのような特徴があるかを伝えることができます。
結論を念頭において文章を読むことができるようになるため、相手も集中力が切れず、あなたがどのようなスキルをアピールしたいのかを最後まで読んでくれることでしょう。
【自己PR】対応力を強みとしてアピールする時の正しい構成
対応力を伝えるためのポイントが理解できたら、それらを文章に落とし込みましょう。
そのためには、聞き手をひきつけるための文章構成が必要です。
ただ伝えたいことをつらつらと話すだけでは、面接官は結局何を言いたいのかわからなくなり、聞きたいという気持ちを失ってしまいます。
文章を構成し伝える力は、資料作成やプレゼンテーションなど入社後も必要とされるために、面接官にチェックされるポイントです。
以下の4つの項目を意識して文章を作成するよう心がけましょう。
- まずは結論から述べる
- エピソードを添える
- 仕事での活かし方も伝える
- もう一度結論を述べて締める
まずは結論から述べる
まずは「私の強みは対応力があるところです」というように、結論を簡潔に伝えます。
そうすることで、面接官は「どうしてだろう」「どんなエピソードが待っているのだろう」と、今後の話の展開に興味をもって耳を傾けてくれるようになります。
また、それだけではありません。
要点を先に話すことで、話の概要がつかめるため、そのほかの内容も伝わりやすくなるというメリットがあります。
そして、結論を述べる際は「人から対応力があると言われます」「対応力があると思います」というような曖昧な表現は避けてください。
「です」「ます」ではっきりと言い切りましょう。
最初に話の大まかな外枠を固め、そのあとで枠の中について説明していくというスタイルは、面接だけでなく入社後のビジネスの場でも大いに活用できるため、慣れておくと良いでしょう。
エピソードを添える
対応力があるという結論を伝えたら、それが裏づけられるエピソードを語ります。
具体例を語ることで、対応力がある人間だという結論を裏づけし、相手を納得させるのです。
伝える点で注意すべき点は、簡潔に述べた結論とは異なり、できるだけ詳細に語ることです。
面接官は、あなたのバックグラウンドについて、履歴書に書いてあるデータ以外は何も知りません。
その相手に伝えるためには、いつ・誰と・どこで・どのようにを明確にする必要があります。
「〇〇円売り上げが増えた」など、具体的な数字を盛り込むと、より面接官がイメージしやすくなります。
あまりに長くなりすぎると面接官が聞き飽きてしまうので、5W1Hがはっきりと整理されたエピソードを目指してください。
仕事での活かし方も伝える
具体的な経験を語り対応力がある人間だというアピールに厚みをつけたら、その能力をどのように業務上で活かせるかを伝えます。
ここで、先ほど述べた「企業が求める人物像」を確認したことが活きてきます。
企業の理念や事業の内容や今後の展望をふまえたうえで、自分がいかに企業のニーズにマッチしているか、今後どう活躍していきたいかを伝えるのです。
その際に「どうして同業他社ではなく、うちではなくては駄目なのですか?」という少し意地の悪い質問が返ってくることも想定されます。
そのために競合の企業と比較し、その企業にしかないような特徴に自分が特にひかれており、活躍できるとアピールすれば、ほかの学生より内定へ1歩リードできるでしょう。
もう一度結論を述べて締める
企業でどのように能力を活かせるかを話したら、最後にもう一度結論を述べて自己PRを締めましょう。
そして締めの言葉で結論だけでなく、あわせて入社の意欲を伝えることで、文章にまとまりをもたせるだけでなく、熱意のアピールにもなります。
エピソードや企業でどう能力が活かせるかに力を注ぐあまり、結論がやや適当になっている学生も多く見られます。
しかし、締めの言葉があやふやだと、今まで述べたエピソードがすべてぼやけてしまうのです。
「このように私は対応力に優れた人間であるために御社で〇〇の分野で戦力になれるように精進します」などというように、結論とともに、会社へ貢献したいという意思を明確に伝えることが大切です。
【自己PR】対応力を強みとしてアピールする時の言い換え表現3選
自己PRで伝える内容は、抽象的な表現より具体的な内容の方が採用者側は理解しやすいです。
よって、対応力を武器に自己アピールしたい方は、言い換え表現にてどのような対応力があるのか伝えられるようにしましょう。
対応力を言い換え出来るPR表現は下記の通りです。
- 気配りができる
- 計画性がある
- 気持ちの切り替えが早い
1.気配りができる
対応力がある人は、常に周囲の状況や、メンバーが何を考えているのかについて敏感に気づくことができます。
そして、それに応じて適切に行動することもできるのが対応力がある人の特徴です。
環境の変化や他人の感情を察知する高い観察力も併せ持っていることが多く、それに応じて柔軟に対応が可能です。
気配りのできる人は相手の立場になって常に考えるので、相手が何を必要としているのか、どうしたら喜んでくれるのか、などについて常に考え続けることができます。
このような状況判断能力を活用して、相手の期待や要望に応えるために適切な行動を取ることができるというのも対応力がある人の特徴です。
相手の言葉だけでなく、非言語的なサインや環境的な手掛かりからも情報を読み取りことができる対応力の高い人は、自然と気配りができるようになるということです。
2.計画性がある
対応力が高い人は、予想していなかった状況や問題に対応できる能力もありますが、そもそも事前に計画を立てて準備を整えることもできます。
計画性がある人は目標達成のためのステップや、必要なものについて事前に考えることができ、それを整理する能力も併せ持っていることが多いです。
計画性のある人は、将来発生する可能性のある問題やトラブルに対して想定し、それに対しての対処法まであらかじめ用意しておくことが多いです。
つまり、その場で瞬時に判断することができるというのはもちろんのことながら、そもそも、どのような問題が発生するのかについてもある程度想像することができているということです。
3.気持ちの切り替えが早い
対応力がある人は気持ちの切り替えが早いという特徴もあるので、積極的にアピールしても良いでしょう。
対応力がある人は柔軟な考えを持っており、状況の変化に迅速に適応する能力が非常に高いことが多いです。
情報や状況の評価・判断を素早く行い、それに応じて行動を調節することができます。
対応力のある人はストレスやプレッシャーに対しても比較的耐性があることが多く、感情のコントロールや切り替えも得意です。
問題が発生した際も適切に自分のメンタルをコントロールし、目の前の課題に集中でき、これまでの課題を踏まえて行動できます。
いつまでもくよくよするのではなく、失敗を顧みつつ、目的に向かって努力を続けられるとアピールできると良いでしょう。
【自己PR】対応力を強みとしてアピールする時の例文3選
対応力があることを自己PRにする際の注意点やポイント、文章構成の際のコツなどについて解説してきました。
準備ができたらさっそく自己PRの文章を書いてみましょう。
最初から完璧なものを目指さなくてかまいません。
文章を作成するのが苦手な方は、先ほど述べた構成に沿って、話の軸となるキーワードやエピソードを配置して、どんどん肉付けするような形で文章を足していくと良いでしょう。
例文を3つ用意しましたので、ぜひ参考にしてください。
【例文1】居酒屋アルバイトのエピソードでアピール
私は、対応力をもってさまざまな物事に取り組めます。
学生時代、3年間居酒屋で居酒屋のホールスタッフとしてアルバイトをしました。
さまざまなお客様がいらっしゃるので、お客様が喜んでいただけるようオーダーを取る際にお客様のニーズや特徴を瞬時に判断し、臨機応変に働きました。
たとえば、おすすめの日本酒を聞かれたとき、その人の出身地をうかがい、近い県のお酒をおすすめしていたのです。
郷里に近いところだと喜んで注文してくれ、その方は常連になってくださいました。
どのようなお客様が来ても期待以上の対応ができるように、お酒の商品知識だけでなく味の説明をできるようにする、おすすめメニューも味見して素材の産地も頭に入れるなど、シフトより早く来て勉強してから勤務するようにしたのです。
その結果、常連の方がかなり増え、週末は予約でほとんどの席が埋まるようになりました。
このリピーターを増やしてきたスキルは、営業職で新規顧客を獲得する際も活かせると思っています。
このように、事前にさまざまな事態を予測して物事に対応できる能力を活かし、御社で営業職として多くの人に商品の良さを伝え、事業展開に役立てたらと思います。
【例文2】コンビニアルバイトのエピソードでアピール
私の長所は、対応力があるところです。
私は、駅前のコンビニで2年間アルバイトをしてきました。
駅前という立地もあり、さまざまな人が来店するために、すべての人が快適に使用できるように創意工夫を凝らして、勤務にあたるようにしてきました。
たとえば車椅子のお客様が来たときは、手が届かないところの商品を代わりに取る、会計の際はレジの前まで行ってお客様の手元から直接お支払いの金額を受け取るなどの配慮も欠かせません。
また、理不尽なクレームを受けることもありました。
しかしその際はこちらに非がないなら謝らない、納得できる話を聞く、ほかのお客様に迷惑をかける可能性があるなら上司に報告するなど、状況を客観的に判断し冷静に対処しました。
どのような状況下でも自らの案でお客様のニーズを満たしてきた経験は、営業としてお客様にかかわる際も役に立てると自負しております。
コンビニのアルバイトで養った、幅広い業務をこなしながら、さまざまなお客様に満足いただけるように対応していく力を御社で活かしたいと考えております。
特に御社の〇〇という企業理念にもとづき、多くのお客様を喜ばせる営業担当として活躍していく所存です。
【例文3】大学のサークル活動のエピソードでアピール
私は、対応力がある人間だと自負しております。
私は大学で軽音楽部に3年間在籍していました。
何度も練習を重ね、ステージを披露する文化祭当日に、メンバーの1人が病欠するという、アクシデントが起こったのです。
どうしてもステージをキャンセルしたくなかったので、病欠の連絡を聞いてから演奏力の高い知り合いに思いつく限り連絡をし、すぐに代役を確保しました。
出番までの限られた時間で練習や情報共有をし、自分たちの出番をミスなくこなし、学生や教師から高い評価を得られました。
このように、私は不測の事態にも動じず、最適な行動を常に選択し、冷静に実行に移す対応力をもっています。
そしてこの能力は、常に業界1位として、あらゆる新しい分野を先駆者として開発していった御社でも、きっと役に立てると考えています。
持ち前の対応力と柔軟性を活かして、〇〇を目指す御社のもとで、どのような状況下でも常にベストな成果が出せるように貢献していく所存です。
【自己PR】対応力を強みとしてアピールして内定を獲得しよう!
対応力の自己PRについてさまざまな角度からお伝えしてきました。
対応力は社会に出て多くの場面で求められるために、自己PRに適した題材です。
しかし、どのような場面で対応力を発揮してきたか、それをどう入社後活かせるかをうまく示せないと、優柔不断で決め手に欠けるような印象を与えるおそれもあります。
面接官の心に残る自己PRを作るためには、Web上に掲載されている例文の模倣ではなく、自分の思いを自分の言葉で伝える必要があります。
企業の求める人材と自己分析の内容を見つめ、対応力があることを存分に面接官に伝え、内定に近づいてください。
就活市場では、今後も新卒の就職活動に関する様々な情報を発信していきますので、ぜひ他の記事もご覧ください!
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート