誠実であることは、ビジネスマンにとっても非常に美徳と評価される資質です。
しかし就職面接や履歴書において、自分のことを知らない相手に「自分が誠実な人間である」とアピールするのは難しいです。
誠実さを自己PRに使い、内定を得るためにはどうすればいいのでしょうか。
この記事では就職活動の自己PRで「誠実さ」を武器に勝負したい方向けに、押さえておくべきポイントやアピールのコツを紹介します。
ぜひ参考になさってください。
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【誠実さで自己PRを書く】誠実さとは
自己PRを考える前に、誠実さの定義について確認しておきましょう。
誠実さの具体的な意味を知ることで、より具体的な自己PRが書けるようになります。
誠実さとは誰に見られていなくても正直に真面目に行動することを指します。
ルールやマナー、道徳に従って行動するため「この人ならしっかりとこなしてくれる」「この人なら裏切らない」と自然と信頼を獲得することが得意です。
「正直さ」と「誠実さ」の違い
正直さと誠実さは似た概念ですが、重要な違いがあります。
正直さは「真実を語ること」を指し、他人や状況に対してありのままを伝える言動のことです。
これは、言葉で真実を表現することに焦点が当てられています。
一方、誠実さは「行動における信頼性」を伴い、他者や仕事に真摯に向き合う姿勢を含みます。
例えば、約束を守る、責任を全うする、他人の期待に応えるといった行動が誠実さを示します。
つまり、正直さが「正しいことを言う」行動であるのに対し、誠実さは「正しいことを行う」態度です。
このように、誠実さは行動と信頼を重視する姿勢を表し、仕事や人間関係での信頼構築に欠かせない特性です
【誠実さで自己PRを書く】誠実な人の特徴
それではどのような人が誠実なのでしょうか?
自分の強みは誠実なことだと思っているけど、本当に誠実な人に当てはまるのだろうか?と疑問に思った方もいると思います。
ここでは誠実な人の特徴について解説していますので、自分に当てはまるかどうか確認してみてください。
・責任感がある
・忍耐力がある
・思いやりがある
・何事も計画を立ててから行動する
・目標に向かってコツコツ努力することができる
責任感がある
誠実な人は、一度取り組み始めたものは最後まで責任をもって取り組むことができます。
与えられた仕事の全ての範囲において自分に責任があると考え、あらゆることを自分事として捉える「自責思考」や「当事者意識」をもって仕事できることは、就活において高く評価されます。
誠実な人はこの「自責思考」や「当事者意識」が高い傾向がありますので、自分の責任感はどちらに当てはまるのか考えてみましょう。
時間や期限を守る、与えられた仕事をやることは「責任感」ではなく「義務」ですので、誠実さをエピソードと結びつける際は注意してください。
忍耐力がある
忍耐力とは、面倒な仕事でも途中で投げ出さず、最後までやり切る力のことを指します。
忍耐力があると、その場の感情に左右されることがないため、地道な作業も真面目に取り組むことができたり、トラブルに遭遇しても諦めずに乗り越えようと努力することができます。
このようなことができる人は誠実な人と言えることができます。
大きな成果をあげるためには、地道な作業を繰り返したり多くの問題にぶつかることがあります。
そのため忍耐力がある人は企業にとって魅力的に見えるのです。
思いやりがある
誠実な人は誰に対しても思いやりの心をもって接することができるため、他人に迷惑をかけることが苦手な傾向があります。
相手が困っていたら率先して手を貸し、相手の立場に立って物事を考えることができる人は、誠実であると言えるでしょう。
自分の都合で物事を判断せず、人に手を貸すことで自分の時間がなくなったりしても気にしない姿勢が誠実性です。
何事も計画を立ててから行動する
誠実な人は責任感や忍耐力が高いため、注意深く考えてから行動することが多いです。
取り組んでいることを完了させる思いが強いため、「○○は今月中に終わらせる」などスケジュールを組んで物事に取り組む人は、誠実な人であると考えられます。
誠実な人には、期限をうやむやにせず何事も計画を立てて行動する人や、時間にルーズであることに苦手意識がある傾向が高いです。
目標に向かってコツコツ努力することができる
誠実な人は、計画や目標を立てて終わりではなく、実際に継続して行動することができます。
計画や目標を立てることは簡単ですが、それを達成するために実際に行動するのは難しいことです。
しかし誠実な人は一度取り組んだことは最後まで責任をもってやり遂げる傾向があり、目標に向かってコツコツ努力できることは大きなアピールポイントとなるでしょう。
企業の求める人物像に合った表現に変えよう
自己PRをはじめ、企業にあなたの魅力を伝えるうえでは企業が求める人物像を押さえる必要があります。
また、「誠実」という言葉から連想されるイメージが様々であるように、「誠実」という言葉は様々な言い換えが可能です。
企業の求める人物像に合った言い換え表現に変えてみたり、あなたの人柄や考え方が表れたオリジナリティのある表現に変えることでより魅力的にアピールできるでしょう。
【誠実さで自己PRを書く人】「誠実さ」をわかりやすく伝える方法
自己PRで誠実さを効果的に伝える方法として、PREP法を活用するのが有効です。
- Point(結論)
- Reason(理由)
- Example(具体例)
- Point(結論の再提示)
PREP法は上記の順番で話を組み立てる方法です。
ここからはPREP法を活用しながら誠実さを伝えるポイントを解説します。
以下の記事では自己PRの書き方について詳しく解説をしていますので、ぜひ参考にしてください。
①Point(結論)
まず最初に、誠実であることをPoint(結論)として簡潔に伝えます。
この方法のメリットは、内容がわかりやすく、短時間でも伝えたいポイントがはっきりと伝わることです。
「なぜ誠実さを重視しているのか」や「誠実さを具体的にどう示してきたか」を説明することで、自分の価値観や信頼性を採用担当者に理解してもらえます。
たとえば「どんな約束でも必ず守ることを意識し、責任を持って行動してきました」といった具体例を添えることで、誠実さを裏付ける行動を示すといいでしょう。
このように、プレップ法で最初に結論を伝えるのは、誠実さが持つ責任感をしっかり表現できる自己PRを作ることができます。
②Reason(理由)
結論を示したあとは、その理由を述べましょう。
理由を続けて述べることで、なぜ誠実さが自分にとって大切なのか、またその誠実さが仕事にどう役立つのかを理解してもらうことができます。
たとえば「私は、仕事がうまくいくかは信頼関係が左右すると考えています。
その信頼を得るには誠実に行動し、期待に応えていがなければなりません」と理由を述べることで、誠実さの重要性を示します。
こうした理由を示すことで、採用担当者は「この人は信頼に対して強い意識を持ち、そのために誠実さを大切にしているのだ」と納得してくれるでしょう。
このように、理由を述べることは誠実さがどのように仕事に結びつくのかを明確に示し、自己PRの説得力を高めていきます。
③Example(具体例)
結論と理由の後は具体例を述べましょう。
具体例を挙げるメリットは、採用担当者が実際のエピソードを通じて、自分の誠実さをリアルにイメージしやすくなる点です。
誠実さがどのような行動として現れたかを分かりやすく伝えます。
たとえば、「私は納期の厳しいプロジェクトで、途中の進捗を正直に報告し、適切なサポートを得ることで最終的にプロジェクトを成功させました」といったエピソードを話すことで、誠実さが周囲の信頼を得る行動につながったことを話します。
具体的なエピソードを通して、誠実さが職場でどのように貢献してきたかを伝えると、採用担当者に信頼性や責任感があることをより強く伝えられます。
このように、プレップ法を活用して具体例を述べると、誠実さのアピールがより印象に残りやすくなるのです。
④Point(結論)
具体例を話したあとは、最後に再度「結論」を述べます。
話の最後に改めて結論を述べることで1番伝えたいメッセージをしっかりと伝えることができます。
最初に述べた結論を繰り返す理由は、聞き手に誠実さというアピールポイントを強く印象づけ、採用担当者に重要な点を見失わないようにするためです。
たとえば「以上のように、私は誠実さを持って仕事に取り組み、信頼関係を大切にしています」と締めくくることで、自己PR全体がまとまり分かりやすくなります。
このように再度結論を述べると、アピール内容が鮮明に残り、誠実さが自分の強みであると採用担当者に確信を持ってもらえます。
特にプレップ法では、冒頭と最後に結論を強調することで、自己PR全体がより論理的かつ説得力のあるものになり、採用担当者に伝えることができる方法です。
【誠実さで自己PRを書く】 「誠実さ」の求められる職種
誠実さは、信頼性や責任感が求められる職種で特に重要とされています。
誠実な人は、業務や関係者に対して真摯に向き合い、持続的な成果をもたらします。
企業や社会の利益に貢献する姿勢が評価されるため、以下のような職種では誠実さが大切にされます。
販売職
販売職も誠実さが評価されやすい職種です。
お客様に対する信頼関係の構築が重要であり、誠実な対応がリピーターの獲得やクレームの防止につながります。
誠実な販売員は、商品の利点だけでなく欠点も含めて正直に説明し、お客様が納得して購入できるよう努めます。
また、在庫管理や売上処理においてもミスがないよう丁寧に業務を進めることが求められます。
誠実さを持って顧客対応や業務に取り組むことで、長期的な信頼と顧客の満足度向上が実現されます。
営業職
営業職において誠実さは、お客様との信頼関係を構築するための基盤です。
誠実な営業担当者は、製品やサービスの利点だけでなく、デメリットについても正直に伝え、顧客が納得して購入できるようサポートします。
また、短期的な売上だけでなく、長期的な関係性の維持を重視し、契約後のフォローも丁寧に行います。誠実さは、顧客からの信頼とリピートオーダーを獲得するだけでなく、トラブル時の対応にも役立ちます。
クレーム対応や顧客の要望への対応が必要な場面でも、誠実な姿勢で顧客に向き合うことで、企業全体の信頼性向上にもつながります。
マーケティング職
マーケティング職においても、誠実さは顧客や市場からの信頼を得るために欠かせません。
マーケティングではデータやリサーチ結果を活用するため、誠実な担当者は、顧客に有益な情報を正確に提供し、誇張や誤解を生まないように注意を払います。
また、誠実な姿勢で顧客の意見やニーズを真摯に収集し、マーケティング施策に反映することで、製品やブランドへの信頼が高まります。
さらに、誠実さを持って市場調査や顧客の声に耳を傾けることで、企業イメージの向上と持続的なブランド価値の創出が実現されます。
介護職
介護職も誠実さが非常に重要とされる職種です。
利用者やその家族は、安心してサービスを受けられるよう、信頼できる介護者を求めます。
誠実な介護職員は、利用者の健康や心地よさを常に考慮し、細やかな配慮やサポートを提供します。
また、介護業務は忍耐力や細部への注意力が必要であり、利用者の体調や精神面でのサポートを真摯に行う姿勢が求められます。
利用者の尊厳を大切にしつつ、誠実に向き合うことで、介護職員としての信頼性が高まります。
【誠実さで自己PRを書く】企業が自己PRでチェックしているところ
まずは、企業側が履歴書やエントリーシートの自己PR欄でどんな点をチェックしているか知っておきましょう。
志望動機やスキルといった欄に加え、自由度の高い自己PR欄が用意されているのには大きな理由があります。
誠実さは就職活動でも十分通用するアピールポイントになりますが、企業がチェックしたいポイントにマッチした文章を作るようにしてください。
とりわけ第一印象となるエントリーシートの自己PR欄では、このポイントが非常に重要です。
・自社との相性
・入社後に能力を発揮できるか
応募者の人柄
多くの採用担当者は、自己PR欄から応募者の人柄を知りたいと考えています。
応募者の人柄を知れれば、そのあとの面接などがやりやすくなるからです。
自己PR欄は何を書くかが決まっていません。
そのため、特に応募者の人柄があらわれやすいスペースといえます。
「ぜひ会社に入りたい」という熱意を示すのなら、採用担当者はその人の熱さや志望度の高さを知るでしょう。
「自分の長所」欄に書いた以外の長所を書くこともできます。
自分にいろいろな一面があることを知ってもらえますが、この場合人物像がぼやけないように注意しなければなりません。
自分がどのアピールポイントで勝負したいのか・どのような人物だと思ってほしいのかをしっかり考えることが重要です。
自社と相性が良いか
企業にはそれぞれの文化・風土があります。
場合によっては、「失敗をおそれず常に新しいことにチャレンジする」「コンプライアンスや伝統をしっかり守る」など、かなり違う方向性のモットーを掲げていてもおかしくありません。
そのため、自己PR欄に書かれた内容は、採用担当者が自社と応募者の相性が良い人物かを知るための助けとなります。
「お客様第一主義」を掲げ、顧客への思いやりをもてるかどうかを重視している企業に応募するのに、「自分は天真爛漫な明るさをもっている」ということをアピールしては逆効果となってしまう可能性もあるでしょう。
企業の社風や求める人物像は、事前にパンフレットやホームページで確認できます。
エントリーシートや履歴書を書く前に、必ずチェックしてください。
入社後に能力を発揮できるか
どんな人にもさまざまな長所があります。
しかし、就職活動において大切なのは、その長所がビジネス面で役立つかどうかです。
たとえば記憶力が良いことは間違いなく長所と呼べますが、趣味の分野で記憶力を発揮したというのでは、入社後にその記憶力を活かしてくれるか疑問を抱かれてしまいます。
しかし「人の顔や名前・前回に話した内容を覚えるのが得意で、一度話した方とは次回以降さらにフランクな会話ができる」というのなら違う印象を与えるでしょう。
営業マンの適性がある・人に好かれやすく、職場の人間関係が良くなりそうといったアピールにつなげられるでしょう。
自己PR欄に記入する内容は、それを読んだ採用担当者が、応募者が入社したあとの姿をイメージできるものであるかを考えて記入しなければなりません。
【誠実さで自己PRを書く】作成する際のポイント
それでは、誠実さを自分のアピールポイントとしたい方向けのポイントを考えていきましょう。
先述した通り、自己PR欄は入社後に能力を発揮できるとイメージさせることが重要です。
したがって、誠実さとビジネスを結びつけるアプローチが重要です。
また就職活動では自分についてまったく知らない人にアピールしなければなりません。
そのため、自分が誠実であるという根拠を示す文章もよく練らなければならないのです。
「誠実さ」は文章作りが比較的難しいアピールポイントです。
しかし、アピールに成功できれば強力な武器となります。
・エピソードとあわせて伝える
・他者からの評価を盛り込む
・自分の誠実さを入社後にどう活かしていくかを伝える
・当たり前のことはアピールしない
・他の強みとあわせてアピールする
・履歴書や面接にも注意を払う
・自己PR文は構成を意識する
ポイント1:どのような誠実さなのかを明確にする
誠実という言葉を辞書で引くと、「偽りがない」「真心が感じられる」「私利私欲がない」といった説明が並びます。
一口に「誠実」と言っても「嘘をつかない」誠実さなのか、「人の気持ちに立って考えられる」人間なのかなど、人によって内容は異なるでしょう。
自分のもっている誠実さがどのようなものか、あらかじめ明確にしておくことが重要です。
誠実さを補足するエピソードも書きやすくなりますので、しっかり掘り下げた自己分析をしておいてください。
①マナーを遵守する
マナーやルールを遵守するというのは、間違いなくビジネス面でもアピールできるタイプの「誠実」に該当します。
多くの企業にとって一番採用したくないのは、自社の決まりや法律を軽視する、不祥事を起こしかねないタイプの人間です。
自分は私利私欲のため・楽をするためにルールやマナーを破らないまじめさがあるのは、良いアピールとなります。
このタイプにあてはまる方は、普段の生活からマナーを意識して過ごしているはずです。
補足するためのエピソードが非常に書きやすいでしょう。
②誰にでも等しく接する
誰にでも公平に接するということは、社内の人間関係を円滑にするうえで重要です。
特に部下をもつようになったときは、公平な態度を保つことが求められます。
そのため、誰にでも等しく接することができるという誠実さをアピールするのもおすすめです。
ただし、このポイントの補足ができるエピソードをわかりやすくまとめるのは難しいと感じる方も多いでしょう。
アピールする前に短い文章でわかりやすく伝えられるエピソードがあるか、じっくり考えてみてください。
③課せられた仕事をまっとうする
どんな仕事でも、課せられた仕事をまっとうする責任感があることは非常に重要です。
自分に与えられた仕事をまじめにやり遂げる責任感や粘り強さがあることも、一種の誠実さと呼べます。
ただし、企業によっては「人から言われたことをやる」より「自分から進んでチャレンジする」人間を高く評価する場合があることに気をつけなければなりません。
そのような社風の企業に応募する場合、仕事をまっとうする誠実さは大きなアピールにならない可能性もあります。
④他者の話をよく聞く
相手の話を親身になってよく聞けることも、誠実さのあらわれといえるでしょう。
営業・コンサルティングなどの業務で役立つ能力なので、就職活動でアピールするのに適したタイプの誠実さです。
「聞き上手」であることをアピールするのも、短い文章でまとめるのは難しいでしょう。
なぜなら話を聞いたうえで、その経験をどう次の行動につなげたか・どんな良い結果を得られたかまで書かなければならないからです。
文章をブラッシュアップし、わかりやすいアピールができるよう努めましょう。
ポイント2:エピソードとあわせて伝える
自己PR欄で誠実さをアピールするには、わかりやすいエピソードを一緒に書いておきましょう。
自分の誠実さについて根拠を示すだけでなく、その長所が有効に働いたというエピソードを示すようにしてください。
たとえば「マナーを遵守する」という誠実さをアピールするのなら、「スポーツの部活でいつも礼儀とマナーを重視して活動してきた」と述べるだけでは不十分です。
「マナーの良が評判を呼び、地域のクラブから小学生のコーチをお願いされた」「フェアプレー賞を受賞できた」といったエピソードを示すと、より説得力が増します。
このエピソードをいかにわかりやすくまとめるかが、自己PR欄の勝負どころです。
何度も文章を推敲し、洗練されたアピールにしていきましょう。
ポイント3:他者からの評価を盛り込む
誠実さをアピールするのが難しいのは、TOEICのスコアや部活の成績などと違って、明確な指標がないことも大きな理由です。
そのため、他者からどのように評価されたかを示す指標があれば、良いアピールにつながります。
「他者の話を聞き親身に接することができる」というタイプの誠実さをアピールする場合、バイト先での売り上げや満足度アンケート・リピーター率といった数字があれば心強いです。
「与えられた仕事をしっかりまっとうできる」というタイプの方なら、バイト先で責任感を評価され、バイトリーダーを任せられたなどのエピソードを示せます。
他者から本当に「誠実な人間だ」と思ってもらえることは、それだけでもすごいことです。
自分以外の評価をもとに自らの誠実さを示せれば、非常に良いアピールとなります。
ポイント4:自分の誠実さを入社後にどう活かしていくかも伝える
自分が誠実であることを示したうえで、その誠実さを入社後にどう活かせるかを伝えることも重要です。
他者の話をしっかり聞くといったタイプの誠実さを武器にする方は、特にこのポイントを意識しましょう。
志望する職種・業種に寄せた内容にできればベストです。
たとえば営業職に応募する際、「クライアントの要望をしっかりとヒアリングし、それを達成できるよう誠心誠意尽くせる営業マンになりたい」といった形で自分の意欲を伝えられるでしょう。
一方事務系の職種なら、「上司からの指示をしっかり聞き、本当に求められている結果は何かをよく考えて仕事をしたい」といった文章を書けます。
応募先に合わせ、柔軟にアピール内容を変える能力も就職活動において重要です。
ポイント5:ほかの強みとあわせてアピールする
どのような長所も、短所と表裏一体です。
誠実さに関しては「まじめだが、融通がきかない」「明るい人間ではなく、コミュニケーション能力が低いかもしれない」といった印象を与える可能性があります。
そのため、自己PR欄で誠実さをアピールする場合は、そうしたマイナスの印象を与えないように気をつけてください。
ガクチカや自分の長所といった記入欄で、コミュニケーション能力・リーダーシップなどを書くというのも1つの手です。
「自分は誠実な人間ですが、それは生真面目だけが取り柄ではない」ということを理解してもらいましょう。
複数の要素をアピールするのは、短所が目立ってしまうのを避けるだけでなく、ライバルの応募者と差別化をはかることにもつながります。
ポイント6:履歴書や面接にも注意を払う
就職活動では、エントリーシート・履歴書・面接での印象が一貫したものであることを求められます。
誠実さをアピールするのなら、自己PR欄以外の部分でその誠実さに疑問をもたれるようなことがあってはなりません。
たとえば履歴書の文字が汚く、誤字が多ければ、仕事がいい加減で誠実さと程遠い人間だと思われても仕方ないでしょう。
面接で身だしなみを整えられていない・態度が尊大に感じられるという場合も、自己PR欄の誠実さアピールがすべて無駄になってしまいます。
履歴書を丁寧に記入すること・面接で丁寧に受け答えすることにも注意を払い、自分が本当に誠実さを武器にしていることを理解してもらうようにしてください。
採用担当者以外の方と交わすあいさつ・メールの文面なども注意が必要です。
採用担当者がいない受付などの立ち居振る舞いも、しっかり見られていると考えましょう。
ポイント7:自己PR文は構成を意識する
自己PR文は、論理的でわかりやすい文章構成であることが非常に重要です。
誠実さをアピールするとともに、自分が論理的に思考できる・文章を組み立てられる人物であることもアピールしましょう。
おすすめの構成は、結論を最初に伝えることです。
「私の強みは誠実であることです」「私は誠実な態度で人の話を聞くよう常に心がけてきました」などの文を、最初に書いてください。
そのあとで、自分が誠実であることが示せる根拠を具体的なエピソードという形で続けていきます。
続けて入社後に誠実さを活かして、どのように仕事をしたいかという点を書き、自分の志望度やビジネス適性をアピールしましょう。
最後に、改めて「自分の長所が誠実さである」ということが伝わる内容の文章で締めます。
ポイント8:言い換え表現を活用する
誠実さを自己PRでアピールする際には、言い換え表現を活用することが効果的です。
単に「誠実さがあります」と伝えるだけでは漠然とした印象になりがちですが、言い換え表現を使うことで、誠実さが持つ多面的な魅力をより分かりやすく伝えられます。
例えば、「約束を守る」「責任感がある」「裏表なく人と関われる」などと表現することで、誠実さの特徴が具体的に伝わり、面接官に「この人は信頼できる」と感じてもらいやすくなります。
このように、言い換え表現と具体的なエピソードを組み合わせることで、誠実さを魅力的に伝えられる自己PRが完成します。
【誠実さで自己PRを書く】「誠実さ」の言いかえ表現
誠実さの言い換え表現として以下があります。
- 責任感がある
- 正直で嘘をつかない
- 何事にも真剣に取り組める
- 裏表なく人と関われる
- 約束を守る
それぞれ言い換え表現の特徴を紹介しますので、自分のエピソードに適した言葉に変えて見てください。
それぞれ詳しく解説をするので、ぜひ参考にしてください。
責任感がある
誠実さは責任感があると言い換えられます。
責任感があると言い換えることができるのは、誠実な人が物事に対して責任を持って取り組む姿勢を持っているからです。
誠実さは、相手や仕事に対して真摯に向き合い、信頼を裏切らない態度を指します。
そして、その信頼に応えるためには、自分の役割や約束に対して責任を持つ姿勢が求められます。
例えば、職場やプロジェクトでの責任ある行動を通じて、「この人は誠実で、何事にも真剣に向き合っている」と周囲に感じてもらえるでしょう。
こうした責任感の強さが、誠実さを体現していると言えます。
そのため、自己PRで誠実さを伝えたい場合には「責任感がある」と言い換えることで、誠実に仕事に取り組む姿勢を効果的にアピールできるのです。
正直で嘘をつかない
誠実さは正直で嘘をつかないと言い換えられます。
正直で嘘をつかないと言い換えられるのは、誠実であることは真実を大切にし、他人を欺かない姿勢に表れているからです。
誠実な人は、相手と正直に話し合い、たとえ不利な状況でも事実を隠さずに伝えることができます。
これは、正直であることで相手からの信頼を得ようとする態度とも言い換えられます。
たとえば、仕事の場面でミスが発生した場合、誠実な人は自分の責任から逃れず、正直に報告し、改善策を提案するでしょう。
こうした行動によって、「この人は信頼できる」と周囲に感じてもらうことができます。
自己PRで誠実さをアピールする際に「正直で嘘をつかない」と表現することで信頼性を大切にする姿勢を効果的に伝えることができるのです。
何事にも真剣に取り組める
誠実さは何事にも真剣に取り組めると言い換えられます。
何事にも真剣に取り組めると言い換えられるのは、誠実な人が物事に対して責任感を持ち、一つひとつに真剣に取り組む姿勢を持っているからです。
そのため、誠実な人は仕事や対人関係においても本気で取り組み、いい加減に済ませることがありません。
たとえば、プロジェクトの一員として与えられたタスクに対して全力を尽くすことで、周囲から「信頼できる人」と認識されることができます。
こうした真剣な姿勢が、誠実さの一部として評価されるのです。
そのため、自己PRで誠実さをアピールしたい場合、「何事にも真剣に取り組める」と言い換えることで、誠実に物事に向き合う姿勢を効果的に伝えられます。
裏表なく人と関われる
誠実さは裏表なく人と関わると言い換えられます。
裏表なく人と関われると言い換えられるのは、誠実な人がいつでも相手に対して正直で、一貫した態度で接することができるからです。
誠実な人は、相手に合わせて態度を変えたり、偽りの姿を見せることをしないため、どの場面でも同じ姿勢で人と向き合うことができます。
たとえば、同僚や顧客とのやりとりにおいて、誠実さを持って裏表なく接することで相手も安心し、信頼を寄せやすくなります。
このように誠実さがある人は、どの相手に対しても自然体で接し、円滑な人間関係を築くことができます。
そのため、自己PRで誠実さを伝える際には「裏表なく人と関われる」と言い換えることで、相手に対して常に真摯で信頼される姿勢を効果的にアピールすることができます。
約束を守る
誠実さは約束を守ることに言い換えることができます。
約束を守ると言い換えられるのは、誠実な人が一度決めたことや相手と交わした約束を大切にし、それを実行することで信頼を築いているからです。
誠実さは、相手との信頼関係を重んじ、期待を裏切らないように責任を果たす姿勢に表れます。
そのため、誠実な人はどんなに小さな約束でも守ろうとし、周囲から「信頼できる人」として認識されるのです。
たとえば、仕事の場面で任されたタスクや締め切りをきちんと守ることで、上司や同僚からの信頼を得ることができます。
そのため、自己PRで誠実さを伝える際には「約束を守る」と言い換えることで、相手の期待に応え、信頼を得られる姿勢を効果的にアピールできるでしょう。
【誠実さで自己PRを書く】アピールする際の注意点
自己PRで誠実さをアピールする際には、単に「誠実である」と述べるだけでなく、信頼性を感じさせる工夫が必要です。
多くの就活生が誠実さを強みとする中で、自分の誠実さを効果的に伝えるためには、他者と差別化する視点や実際の行動に基づいたエピソードが重要です。
ここでは、誠実さを自己PRで伝える際の3つの注意点について紹介します。
当たり前のことをアピールしない
「誠実さ」をアピールする際、ありふれた表現や当たり前の行動では、他者との差別化が難しくなります。
例えば、「真面目に仕事をする」「約束を守る」といった表現は一般的すぎて、特別な魅力として伝わりにくいです。
そのため、日常的な行動ではなく、具体的なエピソードを通じて誠実さを示すことが効果的です。
例えば、チームプロジェクトで困難な状況でも最後まで責任を持って取り組んだ経験や、時間をかけて信頼関係を築いたエピソードなど、誠実さを具現化する例を用いると、自己PRに説得力が生まれます。
第三者からの評価を取り入れる
自己PRでは、自分の視点だけでなく、他者からの評価を組み込むことで、誠実さを裏付けることができます。
例えば、「上司や仲間から信頼されている」という評価を受けていることを示すことで、自分の誠実さが客観的に証明されます。
また、インターンやアルバイト先で、同僚や顧客から「誠実で信頼できる」と評価されたエピソードを添えることで、採用担当者に強い印象を与えることができます。
第三者の意見を含めることで、自己評価だけでは伝わりにくい「本当の誠実さ」を効果的に伝えることができるでしょう。
誠実さが仕事にどう活かされるかを示す
誠実さをアピールする際には、その強みが仕事でどのように活かされるかを示すことが重要です。
具体的には、自分の誠実さが職場でどのような貢献に繋がるかを明確に説明しましょう。
例えば、「顧客対応の際に誠実な姿勢で接することで、顧客からの信頼を得てリピーターを増やすことができた」というエピソードや、チームでのプロジェクトで誠実なコミュニケーションが円滑な進行に役立った経験を示すことで、誠実さが実際に成果に結びつく様子を伝えられます。
【誠実さで自己PRを書く】自己PRの例文を紹介!
自分が誠実であることをアピールしたい方向けに、自己PRの例文を3つ紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
どの例文でも注目していただきたいのは、先述した「ポイント8」の文章構成に則っていることです。
最初に結論を書き、具体的なエピソード・入社後の働き方という内容につなげています。
この文章構成は自己PR欄以外(ガクチカなど)でも使えるものなので、ぜひマスターしておきましょう。
もちろん、誠実さ以外の長所をアピールする際にも役立つ文章構成です。
①アルバイト
私の取り柄は、人の話に真摯に耳を傾けられる誠実さです。
特にアルバイト先のレストランで、そのスキルを発揮してきた経験があります。
私が勤務を始めて間もない頃、二度続けて同じお客様から「料理の提供が遅い」という苦情をいただくことがありました。
厨房に「〇番テーブルの料理はいつ頃できますか」とたずねるだけでは不十分だと考え、私はそのお客様の話をしっかり聞いてみることにしました。
そのお客様は仕事が忙しく、自分よりあとに入ってきたお客様の料理が先に提供されていることを見たのが不満の大きな原因だったのです。
料理によって提供時間が前後する場合もあることを伝え、混雑時に時間がかかりやすいメニュー・短い時間で提供できるメニューなども伝えたところご納得いただけました。
そのお客様は、それから常連になっていただいています。
私はこうした経験をふまえ、入社後もクライアントのヒアリングを丁寧に行い、相手が何を本当に求めているのかと常に向き合う誠実さを忘れず仕事に励むつもりです。
②部活
私の長所は、小学生から大学生までずっと水泳に打ち込み続けてきた、ひたむきな誠実さです。
水泳は毎日継続することが非常に大切で、遊びなどの誘惑があっても練習時間を確保するために、どのようなスケジュールを立てるかを第一に考えて活動してきました。
受験や大学のテスト期間中も、この日は何時間勉強する・何時間トレーニングすると早めにスケジュールを立て、ブランクができないように努めています。
私は小学生・中学生の頃は体が小さかったこともあり、あまり目立った実績を残せてはいません。
しかし毎日の鍛錬が実を結び、大学ではじめて全国大会に出場できました。
このように毎日の努力が実を結んだ経験があるので、私は社会人になってからも一つひとつのことに、コツコツ取り組み最後までやり抜く強さを忘れないようにしたいと考えています。
水泳で鍛えた体力とやるべき課題に正面から取り組む誠実な性格を武器に、難しい仕事でも着実に成果を出せる人材になるのが目標です。
③日々の生活
私は人の目がないところでも、常にマナーやルールを守って生きてきました。
これは両親が共働きで、少し古風な祖母が私に小さい頃から「お父さんお母さんが見ていないときも、お天道様がいつも見ているよ」と私を諭してくれたためです。
この教えを胸に、私は日々の生活を誠実に過ごしてきました。
たとえば、多くの方が何の気なしに横断してしまう道路や車がまったく通っていない赤信号も、私はいつも立ち止まっています。
ある日、それを見ていた近所の親子連れから思わぬ言葉をかけられました。
「あなたがいつも信号でしっかり止まってくれるので、子どもに交通マナーを教える良い手本となっている」というお褒めの言葉です。
誠実に生きていれば思わぬところで良い評価が得られること・祖母の教えが正しいことを、改めて実感する出来事でした。
私は入社後も、与えられた業務に決して手を抜かないこと・ルーティンワークでも決められた手順を守りたいと考えています。
その誠実さが会社の利益につながるよう、自己スキルの鍛錬もおこたらないようにしたいです。
④資格取得のための努力
私は、長期的な目標を立てて日々の学習を積み重ねる誠実さを大切にしています。
たとえば、業務に必要な資格取得に向けて、毎日1時間以上の勉強時間を確保しました。
仕事との両立は大変でしたが、目標に向けた計画を立て、地道に取り組むことで、無事に資格を取得できました。
この経験から、どんな課題にも誠実に向き合い、着実に成果を出す姿勢が身につきました。
入社後も、この姿勢を大切にし、会社に貢献していきたいと考えています。
⑤インターンシップ経験
私はインターンシップ先で、与えられた業務に誠実に取り組むことの大切さを学びました。
あるとき、担当業務でミスが発生した際に、その場で責任を逃げずに認め、改善策を上司に相談しました。
以降はミスを防ぐために、業務手順を見直し、同僚と情報共有を行いました。
誠実に業務に向き合う姿勢を示したことで、最終的にはチームから信頼を得ることができ、難しいプロジェクトも任されました。この経験を活かし、御社でも信頼される存在になりたいと考えています。
⑥ボランティア活動
私は地域のボランティア活動に参加し、誠実さをもって他者に尽くすことの重要性を学びました。
高齢者の話し相手や清掃活動を担当する中で、地道な努力が周囲に安心感を与えると実感しました。
活動中も相手の気持ちを尊重し、どのようにサポートすべきかを考え、真心を込めて接しました。
結果として、『あなたがいると安心する』といった言葉をいただき、大きなやりがいを感じました。
入社後も、この誠実な姿勢を大切に、周囲の信頼を得られるよう努めたいです。
【誠実さで自己PRを書く】言いかえ表現別の例文を紹介!
ここからは誠実さの言いかえ表現別の例文を紹介します。
- 誠実さ×責任感がある
- 誠実さ×正直で嘘をつかない
- 誠実さ×何事にも真剣に取り組める
- 誠実さ×裏表なく人と関われる
- 誠実さ×約束を守る
単に「私は誠実です。」と伝えても相手には響きません。
採用担当者へ強い印象を残すためにも例文を参考にし、自分の経験に合った自己PRを作成してみてください。
①誠実さ×責任感がある
誠実さは責任感があると言い換えられます。
以下に自己PRの例文を紹介します。
私の強みは、責任感が強い点です。
仕事や役割に対して常に全力で取り組み、最後までやり抜く姿勢を大切にしています。
リーダーとしてメンバー全員が安心して取り組めるようにスケジュール管理や役割分担を担い、進捗が遅れているメンバーにはサポートを行いました。
その結果、ゼミの発表会では最優秀賞を獲得することができました。
この経験から、責任をもって取り組むことで信頼が得られ、チーム全体の成果を引き上げられると実感しています。
貴社でも、この責任感ある行動を意識して、チームに貢献できる存在を目指したいと思っています。
②誠実さ×正直で嘘をつかない
誠実さは正直で嘘をつかないと言い換えられます。
以下に自己PRの例文を紹介します。
私の強みは、正直で嘘をつかないことです。
常に正直であることで周囲から信頼を得られると考えています。
たとえば、アルバイト先で在庫の管理ミスが発覚した際、すぐに上司に報告し、改善案を提案しました。
正直に報告したことで、上司から信頼を得ることができ、その後も新たな業務を任されるようになりました。
この経験から、正直であることが信頼関係を築く第一歩であり、仕事の質にもつながると実感しています。
貴社でも、常に誠実で正直な姿勢を大切にし、信頼される存在として貢献していきたいと考えています。
③誠実さ×何事にも真剣に取り組める
誠実さは何事にも真剣に取り組めると言い換えられます。
以下に自己PRの例文を紹介します。
私の強みは、物事に真剣に取り組めることです。
どんな課題や役割にも全力で向き合う姿勢を大切にしています。
たとえば、大学時代にサークルのイベント運営を任された際、初めての経験で戸惑いもありましたが、成功に向けて準備段階から計画を立て、一つひとつの課題を丁寧に解決していきました。
特に、イベント当日はトラブルが発生しましたが、冷静に対応し、メンバーと協力して乗り越えたことで、イベントを成功に導くことができました。
この経験から、真剣に取り組むことで信頼され、成果をあげられると実感しました。
貴社でも、この真剣に取り組む姿勢で貢献し、より良い成果を目指したいと思っています。
④誠実さ×裏表なく人と関われる
誠実さは裏表なく人と関わると言い換えられます。
以下に自己PRの例文を紹介します。
私の強みは、裏表なく人と関われることです。
常に自然体で接することで、相手との信頼関係を築くことを大切にしています。
たとえば、大学でのグループワークでは、メンバー全員が意見を出しやすい雰囲気を作るため、自分の意見も率直に伝えつつ、他のメンバーの意見を尊重して受け入れるよう努めました。
その結果、活発な意見交換ができ、グループとしても質の高い成果物を作り上げることができました。
この経験から、裏表なく関わることが周囲からの信頼と協力につながると実感しています。
貴社でもこの姿勢を活かし、チームの一員として信頼される存在を目指したいと考えています。
⑤誠実さ×約束を守る
誠実さは約束を守ると言い換えられます。
以下に自己PRの例文を紹介します。
どんな小さな約束でも大切にし、信頼関係を築くことを意識しています。
たとえば、アルバイト先で新人の指導を任された際、毎回業務後に質問や相談に応じる約束をしました。
時には自分の時間を割くこともありましたが、その約束を守ることで新人が安心して働ける環境を作ることができ、結果として業務のスムーズな引き継ぎにつながりました。
こうした経験から、約束を守る姿勢が信頼を生み、成果にもつながると実感しています。
貴社でも、この強みを活かし、信頼される社員として貢献したいと考えています。
【誠実さで自己PRを書く】上手く自己PRが書けない場合
「自己PRを書こうとしたけど、上手くまとめることができない」
と悩んでいる方もいると思います。
ここでは、自己PRが上手く書けない時の対処法について解説していきます。
自己PR作成でつまづいている方はぜひ参考にしてみてください。
自己分析・他己分析する
自己PRを書くのに行き詰ってしまう原因のひとつに、自己理解が足りていないことがあげられます。
日常生活の中にもあなたの強みをアピールできるヒントがありますので、自己分析や他己分析を行ってエピソードを添えて強みを伝えられるようにしましょう。
また1人で自己分析をやるだけではなく、他己分析もやることをおすすめします。
自己分析ではどうしても主観的になってしまい、客観的な視点をもって自分を見つめることが難しくなります。
親や友達に自分について聞いてみると、自分では気づかなかった長所について知ることもできますのでぜひ他己分析もやってみてください。
エージェントに相談する
「誠実さをアピールできる具体的なエピソードがない。。」
「自己PRを書いてみたけど企業に刺さるか不安」
自己PRを書いていく中で上記のような不安を抱いた方もいるのではないでしょうか。
自己PRに自信がない方は一度プロの就活アドバイザーに相談してみることをおすすめします。
就活エージェントはあなたの自己PRの添削はもちろん、面接練習や自己分析もサポートします。
就活についての些細な疑問についても答えてくれますので、一度相談してみてはいかがでしょうか。
おわりに
「まじめに業務に取り組める」「誠意をもって人と接することができる」といった誠実さをアピールすることは、就職活動において大きな武器となります。
しかし、誠実であるだけで即採用してくれる企業はまずありません。
自分の能力やスキルを示すこと、その誠実さが仕事をしていくうえで有用であることを示す必要があります。
自己PR欄でわかりやすく具体的なエピソードを述べること・誠実さ以外の長所もあげて「堅すぎる」印象を与えないことなどを心がけ、良いアピールにつなげましょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート