【例文つき】PREP法を用いたアピ―ルで就活で差をつけよう!

はじめに

「PREP法」という言葉を聞いて、ピンと来ない方もいると思います。

特徴やコツをつかめば、就職活動やその後の会社で行う業務にも非常に有用な手法の1つです。

ぜひとも、就活の機会に身につけておくと良いでしょう。

この記事では、基本的な事項を解説したあとに、就職活動におけるPREP法の活用の仕方や、そのメリット・デメリットについて解説をしていきます。

実際にPREP法を用いた例文なども紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

【PREP法】PREP法とは

「PREP法」とは文章や説明なそのプレゼンテーションを作るためのモデルや、思考ツールのことです。

大学入試などで小論文を書くときにも用いられる手法です。

すっきりとして、かつ説得力のある構成で文章が作れるようになるため、身につけておくと文章力の向上につながります。

「PERP」は「Point(要点)」「Reason(理由)」「Example(事例・具体例)」「Point(要点を繰り返す)」の頭文字からなる略語です。

まずはじめに事柄の結論である「要点」を伝え、次はそれに至るまでの理由を説明します。

そして具体例を述べ、説得力を印象づけたあとに、結びをして再度要点を述べる手法です。

物語を作る際よく聞かれる「起承転結」や「序破急」は徐々に話が展開していきます。

一方の「PREP法」では、最初に結論(要点)を述べます。

段々と展開していく2点の手法と比べ、シンプルでわかりやすいです。

かつ最後にもう一度要点を述べると、話し手の伝えたいことが強調されるため、ビジネス向きの手法であるといえるでしょう。

就活でPREP法を用いるメリット

「PREP法」を身につけておくと就職活動の場だけでなく、ビジネスなどの場で文章を作る際、非常に有用であるといえるでしょう。

ここでは、具体的にどのような場面・点でPREP法が優れているのか、そのメリットについて解説していきます。

説得力をもたせられる

前述した通りPREP法では「Point(要点)」を冒頭と終わりに2回伝えます。

そのため、単純に聞き手の印象に残りやすいのは明らかです。

また、要点と要点のあいだにそれを裏づけする「Reason(理由)」「Example(事例・具体例)」が組み込まれているため、説得力も増す効果が期待できます。

また、話を聞くことにおいて、集中力のピークは開始直後の30秒後といわれています。

集中力のピークに最重要点を述べることで、話し手・聞き手双方にメリットがあるといえるでしょう。

また、PREP法では内容がコンパクトにまとまっているのも特徴です。

それらの点から見ても、忙しいビジネスシーンや就職活動などの場で非常に有効です。

時間のロスがなくなる

文章を書くうえで指針なく書き始めてしまうと、結局何が言いたいのかわからなくなってしまうことも少なくないでしょう。

これは普段の会話に当てはめても同じことがいえます。

聞き手にとって、行き先(結論)がはっきりしない文章(話)を聞くことはストレスです。

聞き手は話の行き先が見えないので、話を聞いていても「結局は、なんの話?」となってしまうことも少なくありません。

無駄なやり取りが発生してしまい、時間のロスにつながります。

また文章(話)も間延びしてしまっているので、純粋に「聞く時間」も無駄に要してしまうのです。

PREP法では文章のセクションが4つなので、普段の会話だけでなくプレゼンテーションの時間短縮が見込めます。

また、結論を最初に述べてしまうので、聞き手にとってもストレスの少ない構成であるといえるでしょう。

文章作成が楽になる

普段の話法でもPREP法は非常に有用ですが、文章作成でも効果を発揮します。

PREP法での文章構成は一種の「型」です。

一番はじめにこの手法を用いて文章を書く際は時間がかかるかもしれません。

しかし、さまざまな案件をこの「型」で書くことで、徐々に時間短縮が見込まれるでしょう。

また、構成がシンプルな文、文章全体も短くまとまるのがポイントです。

あらかじめ4つ文章を用意するイメージで書き始める(PREP法)のと、ぼんやりと結論に向かって書き始める(従来の書き方)では、できあがった文章の説得力はがらりと変わってきます。

ただし、PREP法を用いる際は、適切な場面を選ぶことが重要です。

以上のメリットを理解したうえで、事項ではデメリットについて解説していきます。

PREP法のデメリット

上記のように良いことばかりに見えるPREP法ですが、もちろんデメリットもあります。

①長文には向かない
②会話やスピーチには向かない
③練習が必要

ここでは、PREP法における上記3つのデメリットについて解説していきます。

長文には向かない

PREP法最大のメリットは「要点を簡潔に伝えられる」ことです。

すなわち、文章が短く簡潔になってしまうので、後述のスピーチなどと同様に、物語などの長い文章には不向きであるといえます。

さらに、PREP法では要点を先に述べてしまうことも、物語に向かない点です。

読み手の興味を誘うという意味で、文学小説などの第一文は要だとされています。

しかし、そこに物語のクライマックスをもってきてしまっては本末転倒です。

つまり、PREP法を用いる場合は、それがビジネスシーン向けの文章構成手法であることを念頭に置いておかなければいけません。

物語などの作成においては「起承転結」や「序破急」など、徐々に話が展開していくタイプの文章構成が向いています。

会話やスピーチには向かない

PREP法において、重要視されるのはPoint(要点)の部分です。

そのため、あいだに構成されているReason(理由)・Example(事例・具体例)の部分は、印象として薄くなってしまいます。

日常の会話やスピーチは、段々と話が展開し、最後にはオチをつけるような「エピソード」を重視する傾向があります。

そのため、PREP法をそのまま用いてしまうと、淡白な印象を与えてしまうのです。

自身の追体験や印象的なエピソードは、話し手の感情や見聞きしたことが、聞き手にきちんと伝わることが重要です。

このようなシチュエーションでは最初に比較として述べた「起承転結」や「序破急」など、物語向きの文章構成の型を意識すると良いでしょう。

練習が必要

PREP法で文章や話す内容を構成する際、もっとも重要となるのが順序です。

文章において順序立てをするときには、接続詞を用いて文章を展開させるのが一般的です。

「なぜなら」「すなわち」など、理由や用例を述べる際の型もある程度決まっています。

慣れるまで練習が必要でしょう。

文章を書くことに慣れていない方は、メールの文章(書き言葉)のように、言葉を選んで時間をかけて言語化するイメージで作成すると作りやすいでしょう。

また、前述のようにPREP法は淡白な印象を与えてしまいやすいです。

PREP法で作った文章を聞き手に伝えるときは、話すスピード・表情などでポジティブな印象を与えられるよう、繰り返し練習するのもポイントです。

PREP法を使うと良い場面

以上のようにPREP法は、シンプルに聞き手に対して要点を伝えることに対して効果を発揮するので、ビジネスシーン向けであると言えます。

PREP法のメリット・デメリットについて紹介していきました。

ここでは、PREP法のメリットを最大限に活かせる以下3つの場面を、場面別に解説していきます。

①面接
②プレゼン
③ブログ記事

面接

面接では限られた時間で、自分自身のことを面接官(聞き手)に知ってもらう必要があります。

そのような場面では、PREP法は非常に有効です。

志望動機や自己PR、新卒の場合はガクチカなど、面接ではさまざまなやり取りが想定されます。

それぞれの質問に対してPREP法をベースに回答を準備することで、要点とその裏づけ・エピソードトークが合わさってより説得力のある受け答えをすることが可能になるでしょう。

さらに、普段からPREP法で文章を作ることに慣れておくことで、面接でありがちである「想定外の問いに対して、要点が定まらない回答をしてしまう」というリスクを減らせます。

後述するプレゼンテーションと同様、聞き手に聞いてもらうことが前提です。

したがって、答え方が機械的になりすぎないよう、繰り返し声に出して練習することを忘れてはいけません。

プレゼン

プレゼンテーションでは、論理的でわかりやすいことを第一に求められます。

その点から見てもPREP法は有効であるといえるでしょう。

プレゼンテーションにPREP法を落とし込む方法として、プレゼンテーション全体を通した構成において、冒頭と結論に要点をもってくることは基本です。

さらに、プレゼンテーションにおいて「調査結果」や「実証」のセクションでも、PREP法の構成をそれぞれ活用できます。

各セクションでの要点がはっきりすると、聞き手にとってもストレスの少ない、わかりやすいプレゼンテーションになります。

また、大勢の前で話す場合はプレゼンテーションの資料だけでなく、当日話す台本の構成もPREP法を意識すると良いでしょう。

ブログ記事

PERP法では慣れてくると、文章を書くスピードが速くなるメリットを先述しました。

そのメリットを活かせる場が「ブログ記事」です。

ブログ記事は物語などとは異なり、「いかに読者に読んでもらうか」が1つのポイントです。

そこでPREP法をブログ記事作成に落とし込むことで、読者をひきつける最初のフックを文章内に作ることができます。

PREP法において、まず冒頭で述べるのは要点です。

つまり、物語のように「起承転結」の結で要点をもってくるあいだにブラウザバックしてしまう読者を、まずは「Point(要点)」で引き込むのです。

ブログ記事は扱う案件や、掲載場所によって全体の長さはさまざまになります。

そこで、プレゼンテーションと同じように各所でPREP法を用いれば、簡潔でわかりやすく読者をひきつける文章になるでしょう。

就活でのPREP法の活かし方

就活で企業からの好印象を獲得するにはどのようなタイミングでどうPREP法を有効活用すればいいのでしょうか?

PREP法は慣れてしまえば常に構成を意識した簡潔な回答を作成することができます。

しかし慣れない間はまず以下の2点の場面を意識してPREP法を活用してみてください。

自分らしさを印象付ける

就活には自分らしさを印象つけなくてはならないタイミングが多くあります。

自分らしさを印象付けたいとき、PREP法はとくに有効に作用します。

例えば、自己PRで考えてみましょう。

まずは結論を明示します。

その後、自分の人柄を裏付けや例を用いてより詳しく説明するのです。

最後にもう一度ポイントを明示します。

このような構成で自己PRをすることで、自分の人柄をポイントに絞って印象付けることができます。

企業は一日に何人もの学生と面接を行います。

また、ESや履歴書に関しても同じです。

沢山の学生の中で特に印象に残るためには、PREP法を用いた自身のアピールをしてみましょう。

難しい内容を簡潔に伝える

PREP法は、難しい内容を説明する際にも大いに役に立ちます。

例えば、関心のある時事問題や、業界に関連する社会課題などについて質問されることを想像してみてください。

こういった堅苦しい内容における回答を人に向けてわかりやすく説明するにはPREP法を意識してみてください。

これから話すことの道筋を明示してから、なぜそう考えたのかなどを詳しく説明します。

このように、大枠を最初に提示すると、難しい内容を分かりやすく簡潔に説明することができます。

PREP法の構成を意識して論理的な回答を作成してみましょう。

【PREP法】PREP法を使った自己PRの例文

就職活動の場で必ずといっていいほど聞かれるのが「自己PR」です。

「何を伝えればいいかわからない」「自分の長所がわからない」「自分のどこをPRしていいかわからない」という方も多いです。

また、「自己PRが文章にしても、口頭にしてもなかなかまとまらない」という学生からの声も少なくありません。

しかし、PREP法を用いれば、自身のアピールポイントや伝えたいことを思考的に整理しやすくなります。

さらには自己アピール文も作りやすくなるのです。

ここでは、PREP法を使って構成した自己PR例文を3つご紹介します。

例文①

要点:私の強みは提案力です。

理由:私は過去にアパレル店で販売のアルバイトをしていました。

商品の陳列レイアウトを社員の方と一緒に提案する場面があり、そこでエリアのモデルレイアウトとして紹介されるという成果をあげました。

事例・具体例:普段から聞いていたお客様のお声だけでなく、店舗として押したい商品やセットアイテムとして購入していただき商品を近くにすることで、実際にセット買いの売り上げも増えたのです。

要点を繰り返す:この成果から、お客様のニーズと、企業として何を売り出したいかのあいだに立った提案をすることの重要さについて学びました。

例文②

要点:私の強みは働きやすい環境を作ることです。

理由:現在、個人経営の飲食店でアルバイトをしており、店長から新人アルバイトの研修を任せられています。
新人の研修の際にはマニュアルを渡すだけでなく、自分の仕事を早く終わらせるように心がけ、いつでも新人のフォローに回れるよう心がけました。
また、普段の声かけや基本であるあいさつも忘れずに行うことで、働きやすい環境作りにも努めました。

事例・具体例:すると、新人だけでなく自身の接客スキルなども向上し、顧客からお褒めの言葉をいただくことも多くなったのです。

要点を繰り返す:このことから働きやすい環境を作ることが、従業員の士気を上げるだけではなく、顧客の満足度や売り上げにも関わるということを学びました。

例文③

要点:私の長所は「物事を投げ出さず継続すること」です。

理由:私は小学生の頃から12年間、陸上競技に取り組んでいました。
陸上競技は個人競技のため、チームで活動するイメージは薄いかと思いますが、個人競技だからこそチーム全体の雰囲気が個々のパフォーマンスに大きく影響します。

事例・具体例:大学では短距離パートのリーダーとして、後輩をサポートする立場になりました。
自分の練習もしながら一人ひとりが抱えている課題や目標を把握し、ほかのパートと共有するのは大変でしたが、やりがいも感じていました。
日々の練習後のミーティングや個別のやり取りを強化することで、ほとんどの部員が自分の目標を達成することができたのです。

要点を繰り返す:こうした経験をもとに、自分には物事を投げ出さず継続する力があると自負しています。

【PREP法】PREP法を使ったガクチカの例文

ガクチカを魅力的にするためには、PREP法をベースにしつつ、「結論(力を入れたこと)→気づき→仮説→実行」の順で組み立てていくと作りやすいでしょう。

ビジネスの現場において、一人前となって今後成長していくためにも、なんらかの問題が発生した際に「気づき」それを解決するために「実行」までもっていくプロセスは非常に重要です。

そのため、面接官もチェックするポイントです。

具体例を3つあげるので、実際に見ていきましょう。

例文①

要点:私が学生時代に力を入れたことは、現在も続けている塾講師のアルバイトです。

理由:始めた当初はマニュアル通り、テキスト通りに生徒に決まった内容を教えているだけでしたが、アンケートで「単調でよくわからない」という声をもらうこともありました。

事例・具体例:そこで、先輩指導者の見学にもう一度参加させてもらうことにしたのです。
そこで目線の送り方や、生徒によって話すスピードや解説の深さ・詳しさを変えることなど、今まで自分が生徒たちに目が向いていなかったことに気がつくことができたのです。

要点を繰り返す:そのあとは授業に入る前に、学校での様子や学習予定の範囲でどこに不安を感じているかなど、生徒一人ひとりに合わせて授業のセクションの濃淡をカスタマイズすることで、徐々に指名もいただけるようになりました。

例文②

要点:私は、「目標に向かって努力し続けられる」という強みを活かし、簿記1級を取得しました。

理由:大学で経営学を学んでいますが、さらに専門的な知識を得たいと考え、会計事務所でアルバイトを経験しました。
その際に経理・財務の知識をさらに深められれば、今後の業務の幅が生まれるのではないかと考え、資格の取得を決意したのです。

事例・具体例:大学の必修科目で3級は1年次に合格しており、基礎知識はあるものの、難関である1級合格を決意したのが2年次の夏だったので、学業と資格取得の両立が一番の課題でした。
長期計画を立て、それを遂行することで、先日無事1級の合格を成し遂げられました。

要点を繰り返す:長期間1つの目標に向かって努力する中で、伸び悩んで時期や妥協したくなることなど、葛藤もありましたがあきらめずに目標に向かって努力を重ねられたのは、今でも自分の財産です。

例文③

要点:1年間ベンチャー企業の長期インターンに参加し、失敗と成功を繰り返し努力する大切さについて学びました。

理由:主に営業部で業務に携わる中で、一緒に参加した10名の中で最優秀賞を獲得できました。

事例・具体例:はじめてのことばかりで、最初は基本的なビジネスマナーもままならず、失敗をするのが嫌で、積極的に人前へ出ることに抵抗を感じていたのです。
しかし、指導をしてくれたメンターの方から「失敗は当たり前で、それをどう次に活かすかだ」という言葉をもらってからは、失敗を恐れずできるだけ前に出ることを心がけました。
元来失敗を気にしやすい性質でしたが、失敗を俯瞰し、次の場面でその点をリカバーできたときには喜びを感じるようになりました。
加えて、積極的に人前へ出ることも1年間のインターンを通して苦痛ではなくなっていたのです。

要点を繰り返す:最優秀賞をもらったことは、自らの苦手なことに目を向け、克服できたことの証であると考えており、今後自身が社会人として生きていくうえでの糧になると思っています。

おわりに

以上のように「PREP法」は4つの構成から文章を作るシンプルな手法です。

しかし、それを活用できる場面は多岐にわたります。

一見難しそうに見えますが、伝える順序に気を配るだけなので、今日からでも始められます。

場面に合わせてPREP法を使いこなすことができれば文章作成スキルだけでなく、今後のビジネスシーンにおける「わかりやすく説明する力」も向上するでしょう。

ぜひPREP法を身につけ、「円滑なコミュニケーションスキル」を手に入れましょう。

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