【好印象をゲット】履歴書の長所・短所の書き方

【好印象をゲット】履歴書の長所・短所の書き方

履歴書の長所・短所欄、いったい何を書けばよいのかお悩みの方いませんか?そんな皆様に向け、長所・短所を考えるときのポイントや、おすすめの例をご紹介してゆきます。逆にコレはNGという長所・短所についてもご紹介していますので、そちらも併せて参考にしてみてください。長所・短所は面接でも聞かれる重要なポイント。本文を参考にコレだという長所・短所を見つけてみてください。

案外しっかりと読まれている履歴書の長所・短所

履歴書の長所・短所の欄。志望動機や自己PRと比較しますと、スペースも小さいですし、適当に「まじめです」とか書けばよいんじゃないの?なんてお考えの人がいるかもしれませんが、ちょっとお待ちください。

履歴書の長所・短所欄は案外しっかりと読まれており、それをきっかけとして内定を勝ち取れることもあれば、選考落ちになってしまう事もあるものです。そう考えますと、長所・短所を適当に書くなんて事は出来ないですよね。

履歴書の長所・短所は面接で突っ込まれる事も

履歴書の長所・短所欄で一番気をつけたいのが採用面接時です。「長所の欄にまじめと書かれていますが、自分のどういったところをまじめだと感じていますか?」なんて質問は良くあるものです。

適当に長所・短所欄を書いていますと、「えーっと(そんな事書いたかな…)自分は、いや私はまじめな性格です。友人にもまじめと言われることが良くあります…(何言ってるんだ俺…)」なんてしどろもどろの対応に…。それで急に緊張してしまって、あとは何をしゃべったのか良く覚えてない…なんて事になってしまいます。これでは内定を勝ち取ることはできないですよね。

一方の短所も要注意。適当に「融通が利かないこともある」なんて事を書いていたとします。一方で会社がフレキシブルな人を求めている場合、「融通が利かないこともあると書かれていますが、ウチでの仕事は柔軟性が求められることも多々あります。そういった場合、どのように対応する予定ですか?」なんて事を聞かれますと、それに答えるのはかなり困難です。

このように長所・短所の欄は、面接での対応までを考えて、書いておく必要があるのです。

面接対策:履歴書の長所・短所で好印象を得るためには?

長所・短所の欄は面接で突っ込まれることもあるのですが、どのようなことを書けば、面接で好印象を得られるのでしょう?長所・短所それぞれについて、考え方のポイントについて解説してゆきます。

具体的なエピソードで長所を示す

長所をしっかりと伝えるためには、具体的なエピソードが欠かせません。例えば「長所はまじめなことです」とだけ言われても、本当にまじめなのか、実際にはそうでもないのか、面接官には絶対に伝わりません。

それを「自分の長所はまじめなことです。単位は一度も落としたことはありませんし、できる限り優を取れるように試験対策を怠りません。実際に単位の8割は優を取っています。」なんて事を言われれば、確かにまじめな性格だろうなという事が伝わりますよね。

あるいは「まじめなことが長所だと思っています。学生の間にTOEICで800点以上を取ると決め、目標達成のために毎朝30分の英語学習を続けています。現状の成績は760点ですので、今のところは目標を達成できていないのですが、就職活動終了後に再度受験し、800点以上を取る予定でいます。」なんて事を言ってもまじめさは伝わります。

いずれにしても具体的な例があってこそ、長所がしっかりと伝わっているのがわかるかと思います。長所を考える際には、それを説明する具体的エピソードがあるものを選んでください。

「まじめです」や「体力には自信があります」「コミュニケーション能力が高いことです」などなど、さまざまな長所が考えられますが、すべては証明する具体的なエピソードがあってこそです。

短所からもポジティブなメッセージを引き出す

短所を考える際、ポジティブなメッセージを引き出せるものを選びましょう。例えば「短所は考える前に行動してしまう事があるところです。」というのであれば、以下のようなフォローが考えられます。

「色々なことにすぐに取り掛かれるのは良いのですが、後からちょっと違ったかもと思う事もやはりあります。最近では、大切なことは一晩おいて結論を出すようにしております。」

「考える前に行動する」というのは短所かもしれませんが、言い換えれば「行動力がある」という事。それが伝わるように「色々なことにすぐに取り掛かれる」と伝えていますし、「大切なことはしっかりと考えるようにしている」という事からは「自分の短所をしっかりと理解して、改善しようとしている」ことも伝わります。

おすすめな長所・短所の例

続いては、例文と共に、おすすめな長所・短所を見てゆきたいと思います。

長所

まずは長所から。仕事に活かせそうなことを選ぶのがポイントです。もちろん具体的なエピソードは欠かせません。

例1:コミュニケーション能力が高い

私の長所はコミュニケーション能力が高いことだと考えています。初対面の人ともすぐに打ち解けて話しをすることができます。小さな飲食店で接客のアルバイトをしているのですが、年配の方から比較的若い方まで、可愛がっていただいています。中には「〇〇さんと話をするのが楽しいからついつい来ちゃうよ」と言ってくださるお客様もいて、店長からは「このまま残って働いて欲しいくらいだよ」と言っていただけるようになりました。

例2:好奇心が旺盛

私は好奇心が旺盛なのですが、それが長所だと考えています。気になったことはすぐに調べますし、ネット上でわからないようなことは現物を目で見て確かめるという事もしばしばです。海流の研究をしているのですが、どうしても現地を確認したく、漁師さんの船に乗せていただいたこともあります。その結果、不思議な現象を発見し、学会で賞をもらう事ができました。この好奇心を御社での仕事にも活かしてゆきたいと考えています。

短所

続いては短所についても見てゆきましょう。短所とは言え、ポジティブなメッセージや自分なりの短所カバー方法を伝えられるようにしてください。

例1:優柔不断

私の短所は優柔不断なところです。人の意見を聞くと、確かにそうかもしれないなと考えてしまい、自分の考えが揺らいでしまう事もあります。そんな時には、そもそも自分のポイントは何だったのか、そして人の意見のポイントはどこにあるのか、第三者的な視点で考えるようにしています。結論を出すのに時間がかかってしまう事もあるので、「10分間考えてみよう」など、時間を区切るようにしています。

例2:心配性

心配性なことが私の短所です。ミスが無いか気になって、ついつい細かなところまで確認してしまいます。しっかりと確認をしているため、失敗は少ないのですが、無駄に時間がかかっていることもあるはずです。そのため「絶対にミスしてはだめなポイントはどこか」というのをあらかじめ考え、そこだけをしっかりと確認するように気をつけるようにしています。

これはNGな履歴書の長所・短所例

続いては、履歴書の長所・短所を考える上で、気をつけておきたいポイントについて例文とともに解説してゆきたいと思います。

会社の方針と合わない

まず気をつけたいのが長所・短所と会社の方針です。柔軟性が求められる職場に対し、以下のような長所・短所を提示したととすればどうでしょう?

長所:一度決めたことはやり抜く

短所:頑固すぎることがある

当然ですが、「この学生はウチには向いてないだろうな」と思われてしまいます。下手をすれば書類選考で落とされ、書類選考を通過したとしても、面接で突っ込まれること間違いなし。上手く答えられなければ、面接通過はかないません。

「一度決めたことはやり抜く」という人材を求める職場もあるはずですが、そうでない職場も間違いなくあります。会社の理念をチェックしたり、仕事内容を考慮した上で長所・短所は柔軟に使い分けましょう。すべての履歴書に同じ長所・短所で良いという訳ではありません。

あまりにもネガティブすぎる短所

短所というと、「正直に自分の弱点をさらけ出さないといけない」と考える人もいるかもしれませんが、そこまで正直に書く必要はありません。例えば「人と話すのが苦手…」と思っていたとして、それは書かない方がベターです。仕事はチームでするものですから、コミュニケーション能力が低いというのは、それだけでかなりのハンデとなってしまいます。

「チームの輪を乱す」「部下として扱いづらい」「すぐに辞めそう」など、「仕事が上手く回らない」と思われる可能性がある短所は避けるようにしてください。ポジティブなメッセージを伝えられる短所を選ぶことが重要です。

まとめ:履歴書は長所・短所欄もぬかりなく!

履歴書の長所・短所欄の書き方について見てきましたが、書くべきことは思いつきましたか?長所であればそれを証明する具体的なエピソードがあるもの、短所であればポジティブさを引き出せるものを選んでおきましょう。また、会社がどういった人材を求めているのかを考えることもお忘れなく。長所・短所欄もしっかりと考えておけば、面接の対応もスムーズになり、それだけ内定へと近づけます。

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