エントリーシートのアルバイト経験、正しい書き方できてる?記入例とポイントを徹底解説!

エントリーシートのアルバイト経験、正しい書き方できてる?記入例とポイントを徹底解説!

『エントリーシートにアルバイト欄があるが,何を書けばいいのかわからない...。』

『どんな形式で書けばいいのかが不安...。』

『アルバイト経験をアピールしたいけど、どんなことを書けばいいの?』

そういった方は多いのではないでしょうか?

実はエントリーシートのアルバイト欄の書き方は、間違って覚えてしまっている方が少なくありません。

この記事では、エントリーシートにアルバイトを記載する際の正しい書き方と、その記入例を解説します。

また、アルバイトを書くことで合否にどんな影響があるのかも解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。

こんな人におすすめ!
  • エントリーシートのアルバイト欄にどのように記入すれば良いか知りたい人
  • アルバイト経験を企業に魅力的に伝える方法を学びたい人
  • アルバイト経験を具体的に伝える際の注意点を知りたい人

【アルバイト経験の書き方】アルバイトの職歴を書く欄がある場合

まずは、アルバイトの職歴を書く欄が用意されている場合の正しい書き方を解説します。

職歴欄とは、このような欄のことです。

【アルバイト経験の書き方】アルバイトの職歴を書く欄がある場合

このような欄がある場合、

年:アルバイトを始めた年を書く(2024年であれば「2024」だけで良い)

月:アルバイトを始めた月を書く(9月であれば「9」だけで良い)

職歴:アルバイトをした会社名を正式名称で書く

を記載します。実際の記入例を見ていきましょう。

アルバイトの職歴欄の記入例

アルバイトの職歴欄の記入例

実際の記入例はこのようになります。

実在する企業名は出せないため、伏字にしておりますが、マルやバツの部分に自分がアルバイトをしていた企業の正式名称を入れていただければOKです。

店名と会社名が違うことが多々あるため、その点には注意しましょう。

【アルバイト経験の書き方】職歴欄以外に書く時の書き方

次に、エントリーシートでアルバイト経験を記入できる場所の書き方について紹介します。

エントリーシートは履歴書とは異なり、これといった決まりがないので企業によって様式・質問がさまざまです。

アルバイト経験についても、直接「どんなアルバイトをしていましたか」という欄が設けられているとは限りません。

企業によってはエントリーシートを本当に「エントリー」だけに使うため、名前などの簡単な項目以外記入しなくてもOKということも考えられます。

しかし、エントリーシートで自由記入欄が多い場合は自己アピールのチャンスです。

以下の見出しで紹介する項目がエントリーシートに設けられているのなら、積極的に自分の経験をアピールしていきましょう。

1.アルバイト歴を聞かれた場合

アルバイト歴の項目があった場合、簡単にアルバイトの内容を記入します。

履歴書の職歴は〇〇株式会社 ××部など詳しく記入するものですが、アルバイトの場合は企業名や店舗名を記載する必要はありません。

「家庭教師」「塾講師」「ガソリンスタンド」「居酒屋のホール」といった形で記入しましょう。

たくさんのアルバイト先を経験している学生は、ある程度長期間勤務してきたところに絞って記載しましょう。

記入するアルバイトがその後の面接・履歴書などでアピール材料となるかを考えて選んでください。

2.自己PRに書きたい場合

フリーな自己PR欄が設けられているエントリーシートも多いです。

ここにも、アルバイト経験を記入することができます。

ここでアルバイトについて書く場合、入社後にその経験をどのように活かすことができるかに絡めて書くのがポイントです。

自己PR欄は、採用担当者に「その学生がもし入社したらどんな社員になって活躍してくれるだろう」ということを想像してもらう場所でもあります。

アルバイトのことだけで完結させず、入社したらアルバイト経験を活かしてこのように頑張りたいという意志を示しましょう。

3.ガクチカとして書きたい場合

学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)も、エントリーシートで質問される項目の定番と言えます。

こちらにアルバイト経験を書くのなら、志望者の人柄がよくわかるようなエピソードを書くのがおすすめです。

壁に当たった時にどのように乗り越えたか、どんな行動をしてきたか、そこから何を学んだかを書くことで自分の長所をアピールしましょう。

その行動を通し、アルバイト先でどのような良い結果が得られたかも具体的に示すことができればベターです。【エントリーシートのアルバイト欄】企業がアルバイトを聞く理由

【アルバイト経験の書き方】人事は何を見ている?

採用担当者側が、エントリーシートでアルバイト経験について聞く理由を紹介します。

多くの学生は、アルバイト先の仕事と入社後の仕事がそのままリンクしないでしょう。

アルバイト先にそのまま就職させてもらったという場合以外、就職後はまた一から仕事を覚え直すことになります。

それでも企業は、学生にアルバイトでどんな経験をしたかを質問する傾向が強いです。

多くの学生が自社の業務内容と違うアルバイトについて答えるはずですが、アルバイトの質問がなされるのはなぜでしょうか。

採用担当者がアルバイト経験の質問を通して知りたいことを、以下の見出しで3点紹介します。

この理由について理解できれば、アルバイト経験でどんなアピールをすれば良いかを知る手掛かりにもなるでしょう。

1. 仕事への向き合い方を知りたい

最初の理由は、その学生が仕事にどのようなスタンスで向き合ってきたかを知りたいというものです。

企業が雇用する社員に対し、勤務態度がまじめであってほしいと願うのは当然でしょう。

それに加えて採用担当者は、どんな点に仕事のやりがいを感じていたか、どんな努力をしてきたかを知ることで学生が自社の社風に合っているかを知りたいと考えています。

ほとんどの企業にとって、自社の社風に合う、合わないはかなり大切な採用基準となるのでこの点は非常に重要です。

2. アルバイトからどんなことを学んだか知りたい

続いて、アルバイトを通してどんなことを学んだかを知りたいというのも企業が学生にアルバイト経験を問う理由と言えます。

就職は内定を得たらそこで終わりというものではなく、その後もスキルアップはリタイアするまで続いていくものです。

仕事での学びを通して成長できる人材でなければ、長い社会人生活で役に立つことは難しいでしょう。

アルバイトでの成長体験は、その可能性を知る試金石となります。

たとえアルバイトの業種・仕事内容が違っても、成長余地が高く、キャパシティが大きいと感じられる学生は企業にとって魅力的です。

3. 忍耐力があるか知りたい

アルバイトでも、長期間働くとなれば我慢しなければならないこと、覚えなければならないことがたくさんあります。

しかしアルバイトは世の中にあふれているので、学生は辞めようと思えば簡単に辞めて次を探せるのも事実です。

しかし、正社員として就職となればそうはいきません。

アルバイトで辛いことがあっても耐えられる人材なのか粘り強く仕事に向かっていけるかを採用担当者は知りたがっています。

1つのアルバイトをずっと続けてきた方は、そのこと自体もアピール材料となるでしょう。

【アルバイト経験の書き方】アルバイト歴を記入する際の注意点

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続いて、アルバイト歴を記載する際の注意点をいくつか紹介します。

1つのアルバイトを集中して続けてきた方は、あまりこの欄で書くことに困らないのではないでしょうか。

しかし複数のアルバイトを経験してきた方は、この欄を書く際に注意する必要があります。

この欄は「アピール」というより自己紹介の向きが強いので、無理にアピールしようとせず簡潔に記入なさってください。

また飲食店・コンビニ・塾や家庭教師といった一般的なアルバイトではなく、珍しいアルバイトに従事してきた方も注意が必要です。

アルバイト歴自体が悪い印象とならないか書いてもアルバイト先に迷惑がかからないかなど留意する必要があります。

以下の点について注意しながら、慎重に記入しましょう。

具体的な名称は避ける

最初に、具体的な企業名・店舗名などの名称を避けるようにすることが大切です。

書いてはいけないというルールがあるわけではありませんが、アルバイト先などによっては守秘義務がある場合もあります。

また、受ける企業がそのアルバイト先の親会社・グループ会社と競合している可能性も少なくありません。

店舗名などを伏せてもアピールで困ることはありませんので、「ファーストフード店での接客・キッチン業務」など仕事内容だけを記入するようにしましょう。

事実のみ伝える

次に、この欄では事実のみを客観的に伝えることも基本です。

書いておく内容は仕事内容いつからいつまで働いていたのかで十分で、それ以上の事柄は必要ありません。

勤務先での〇〇一位となり表彰された、といった事柄はその他の欄でアピールするようにします。

アルバイト歴についても質問しているエントリーシートなら、その他の「自己アピール」といった項目で具体的なエピソードを書くチャンスが与えられているでしょう。

この欄はシンプル・簡潔を心がけて記入なさってください。

伝えてもいいアルバイトか確認する

最後に、エントリーシートに記載しても良いアルバイトか確認することが大切です。

アルバイトによっては、「その仕事でアルバイトの学生を募集していた」ということ自体が企業の大切な情報であったということも考えられます。

コンビニのレジ打ちなど一般的なアルバイトでは心配ありませんが、書いても大丈夫なアルバイトか心配な時は念のため勤務先に確認しましょう。

また、採用担当者に悪い印象を与えかねないアルバイトもあります。

詳しくは次の「記入しないほうが良いアルバイト」という見出しで紹介しますのでご確認ください。

【アルバイト経験の書き方】アピールする時はこれを考えよう!

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続いて、エントリーシートのアルバイト欄でアピールする際の考え方について紹介します。

同じアルバイトをしていた学生であっても、そのアルバイトにどのように取り組んできたかは千差万別です。

どんな壁にぶつかり悩んできたか・何を学んでその後に活かすことができたかも違いが出るでしょう。

何をアピールすれば良いか迷った時は、まず以下の3項目を頭に入れて記入することをおすすめします。

これらの項目に沿った書き方をすれば、多くの学生が経験しているアルバイトでも十分なアピールが可能です。

逆にアルバイトの内容・業績だけで個性を際立たせられる学生はほとんどいないので、自分のアルバイト経験が「平凡」だからといってがっかりする必要はありません。

結果ではなく過程

まずはアピールにおいて、結果ではなくその過程に重点を置いて書くことが大切です。

売上がいくら上がったという数字を示すことは、確かにその学生の努力の証として意味があります。

アルバイトでも責任感を持って目標を設定し、その達成に向けて粘り強く努力してきたという勤務態度も評価対象となるでしょう。

しかし、企業が知りたいのは学生が何を考え、どのように実行してきたかです。

その結果に至るまでどのような努力をしてきたかの過程を、より詳細に、よりわかりやすく伝えられる文章を目指しましょう。

どんな壁にぶつかったのか

続いて、アルバイト先でどんな壁にぶつかったのかどんな苦労を経験したかもアピール材料となります。

この点は、学生が困難に直面した時にどのように壁を乗り越えられる人間かを見るために非常に重要です。

社会人になると、アルバイトの時以上に壁に当たる経験を多くすることになるでしょう。

そんな時でも諦めずに仕事に向き合えること、壁を乗り越える強さを持っていることをアピールできれば、内定を得られる可能性が大きく上がります。

何が得られたのか

最後に、アルバイト経験から何を学んだのかも上手にアピールしていきましょう。

ここで大切なのは、その学んだことが入社後にどのように活かせるかもあわせて記載することです。

仕事内容・業界が違っても、「問題解決力」「チームワーク」「コミュニケーション能力」などアルバイト・社会人に共通して求められるスキルはたくさんあります。

アルバイト経験でこれらのスキルが磨かれたと感じたのなら、ぜひこのスキルを社会人経験でも活用したいと抱負を述べてアピールしていきましょう。

【アルバイト経験の書き方】アピールする時の正しい構成

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次に、エントリーシートのアルバイト欄で効果的にアピールするための文章構成について考えていきます。

多くの方にとって、エントリーシートは初めて就職活動で具体的に「アピール文」を書く機会となるはずです。

まだ上手に文章を作れないという方も多いはずですが、練習や推敲を重ねて上達していくようにしましょう。

何度か試行錯誤していくうちに、文章のわかりやすさは確実に上がっていきます。

一人で考えるだけでなく、別の方に文章を評価してもらうことも重要です。

就職サポートが充実している大学なら、エントリーシートや履歴書の添削といったサービスをしてくれることもあります。

文章構成・内容に迷った時は、就職活動に成功した先輩や友人の意見も取り入れることをおすすめします。

結論

どんな内容でアピールするにあたっても、最初に書く文章は「結論」と決まっています。

具体的には、「私は〇〇のアルバイトで××力を磨いてきました」「私が学生時代に一番力を入れていたのは〇〇のアルバイトです」といった文です。

エントリーシートは非常に多くの学生が提出するので、採用担当者もすべての項目をじっくりチェックする余裕はありません。

最初に明確に結論を述べ、パッと目を通しただけでもアピールしたい内容がわかるようにしておきましょう。

根拠

結論の次に、その結論を補強するためのエピソードを紹介します。

「アピールする際の考え方」という見出しでも紹介した通り、この部分を記入する時はどのように壁を乗り越えたかどんな過程を経てきたかをわかりやすく説明しましょう。

もちろん、その前には自分が苦労した「壁」についてもわかりやすく紹介しなければなりません。

短い文章で的確にアピールするのはなかなか習熟を要するので、ここをいかに上手にまとめられるかが勝負どころです。

企業でどのように活かすのか

自己PRなどで「何を学んできたか」を書く際には、入社後どのようにその経験を活かせるかをアピールするようにしましょう。

全く同じやり方で入社後も仕事ができるというわけではありませんが、周りの方に助けを求めながら上手にスケジューリングする・聞く力を活かしてコミュニケーションを取るといったことはほとんどの仕事で役立ちます。

そうした普遍的なビジネススキル、コミュニケーションスキルが磨かれてきたことをアピールできれば、良い印象を与えられる可能性が高いです。

結論

最後にもう一度、結論を述べて締めくくりましょう。

「企業でどのように活かすのか」がそのまま結論となることもあります。

たとえば最初に「計画を立てて行動できる能力」が磨かれたとアピールする場合、最後に「入社後もアルバイトを通して得た学びを活かし、忙しい時期でも計画を立て柔軟に行動することで貴社の力になりたいと考えております」といった形で結べるでしょう。

結論で始まり根拠につなぎ最後にもう一度に立ち返るというスタイルは、アルバイト以外のアピールでも使える文章構成です。

【アルバイト経験の書き方】アルバイト別のアピール例文

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続いて、代表的なアルバイト経験に関するアピール内容について例文とそのポイントを紹介します。

紹介するのは、カフェ・居酒屋・塾講師・長期インターンのアルバイトです。

前者3つはかなり多くの学生が経験しているアルバイトですが、そこから得た学びは学生によって違いがあるでしょう。

自己分析では平凡な経験だと決めつけず、そのアルバイトから貴重なアピール材料が得られないか考えてみてください。

もちろん、以下で取り上げる「対人」のアルバイト以外でもアピールは十分可能です。

結論ファーストで書き入社後のイメージにもつなげる文章構成は、どんなアルバイト経験でアピールする場合でも役立ちます。

以下の例文を参考に、自分のアルバイト経験に置き換えて文章を作ってみましょう。

カフェ

多くの学生が経験するカフェのアルバイト経験も、上手に文章を作れば非常に良いアピールとなります。

カフェのアルバイトの特徴は、接客業務でも居酒屋などと違い店員の接客もカフェのコンセプトの一部としてお客さんに見られているという点です。

勤務先のカフェにやってくる客層にとって居心地の良い接客となるようどんな工夫をしてきたか、積極的にアピールしていきましょう。

もし新人スタッフの指導・シフト管理といったマネジメント経験まであれば、より強いアピール材料となります。

企業によっては新人でもアルバイトやパート社員らの上に立って指導する立場となるよう求められることがあるので、学生のうちからマネジメント経験があることは大きな強みです。

例文
私が学生時代に一番力を入れてきた活動は、カフェでのアルバイトです。
シフト管理を任せられる立場となり、他のバイトとスケジュール調整をしなければならなくなったことで先を見越して計画を立てる力を磨いてきました。
この業務を任された当初はできるだけ不満なく働いてもらおうとしすぎて、期日ぎりぎりまでシフトが決まらず苦労したこともあります。
前もって試験期間・同僚バイトのサークル合宿といったイベント期間を把握しておくこと、休み希望が多くなりそうな日を前もって考えて早めにシフトに入ってくれるようお願いしておくことなどを心がけるようにして仕事がスムーズになりました。
入社後も周りの方の意見を早めに聞くことや先にどんな予定があるかを見越して行動するといったことを心がけ、貴社の役に立てるよう努力したいと考えております。

居酒屋

居酒屋のアルバイトに求められることといえば、やはりピーク時に臨機応変な対応をすることでしょう。

食器の片づけ、お客さんから呼ばれてのオーダーやレジ打ちなど、とっさに優先順位をつけて行動しなければお客さんから不満やクレームが出ることもあります。

効率よく仕事ができるようになるため、どんな努力をしてきたか振り返ってみましょう。

こうした経験は社会人になってからも活かすことができるので、居酒屋のアルバイトも効果的なアピール材料です。

例文
私は居酒屋のアルバイトを通し、視野の広さや人の求めに迅速に対応できるフットワークの軽さを身につけられました。
現在勤務している店はコースではなく予約なしで来店しお酒や料理をオーダーする客が多いので、どのテーブルから声が掛かるかを気にかけながら常に仕事をする必要があります。
最初はピーク時の忙しさについていくのが大変でしたが、少しでも余裕ができた時に「オーダーはありませんか」「次のお飲み物はいかがですか」など自分から声掛けをするようにしていくように努めるようにしてきました。
貴社に入社できた時も、自分にその時その時求められている仕事が何かを常に考え自分から周りの方に声を掛けて動ける柔軟なビジネスマンになりたいと考えております。

塾講師

塾講師も、意外と多くの大学生が経験しているアルバイトです。

このアルバイトではただ決められたカリキュラムの授業をするだけでなく、その前後に課題を発見し次の授業にどのように活かすかも求められています。

そのため塾講師はどこに課題があるかを自分で発見する力や、課題解決の方法を模索する力をアピールできるアルバイトでしょう。

生徒の成績が数字という結果でわかりやすく出るため、根拠をわかりやすく示しやすい点も就職活動のアピール材料向きです。

例文
私が学生時代に最も力を入れて努力してきたのは、塾講師のアルバイトです。
私の担当するクラスでは、学習意欲があまりなく親の意向でとりあえず来ているという生徒が何人かいたのが大きな問題でした。
課題を出してもやってこない、ほかの生徒の答えを写すだけでは意味がないので、この生徒たちを引き出すために「目標を共有する」ことを第一に考えました。
〇〇高校の合格ライン到達に向け英語を後10点上げるといった目標を講師の私も共有することで、本当に生徒のために課題を出しているということを理解してもらうことができたのは大きな喜びです。
今はクラス全員が毎週課題を提出してくれるようになり、定期試験の平均点もクラス全体で5点上昇しました。
入社後もこの課題発見・解決のプロセスから得た経験を忘れず、常に高い目標を持って仕事に臨むつもりです。

長期インターン

長期インターンは全学生の3%ほどしか経験していないアルバイトですが、非常に効果的なアピール材料となります。

企業で社会人と並んで働くという特殊なチャンスなので、普通のアルバイト以上にそこから「何を学んだか」が求められる経験です。

業界・業種についてより詳しくなるために参加したのか、ビジネススキルを磨くために参加したのか目的意識と学習成果を結びつけて説明しましょう。

志望先企業のインターンプログラムでなくても、参加する際の目的意識が志望動機とはっきり結びついているのであれば決して悪い印象とはなりません。

むしろ長期インターンを通してより「御社で働きたい」という気持ちが強くなったのなら、その理由をわかりやすくはっきりと伝えることが大切です。

例文
私の強みは長期インターンでメーカーの営業という仕事を経験させてもらい、高いコミュニケーション能力を得られたことです。
もともと人の相談に乗ることや人助けをできる仕事をしたいと考えており、営業の仕事に興味を持ってインターンを志望しました。
しかし、実際にインターンで仕事をしてみると、寄せられる相談内容がそのままクライアントが抱える「本当の課題」とは限らないということに気付きかなり最初は苦労しています。
そのため、先輩社員と相談し、より提案する内容を複数用意してどの提案に一番強く関心を示すかでその後の営業方針を変えるようにしてきました。
その結果担当先とより信頼関係を強くし、アシスタントとして先輩社員の成約に貢献できた経験ができています。
入社後も相手の課題に寄り添う営業マンとなり、少しでも早く貴社の売上に貢献できるよう成長したいです。

【アルバイト経験の書き方】記入しないほうが良いアルバイトもあるので注意

【アルバイト経験の書き方】記入しないほうが良いアルバイトもあるので注意

続いて、エントリーシートのアルバイト欄に記入することをおすすめしないアルバイトについてチェックしていきます。

もちろん、以下のアルバイトをすることが悪いというわけではありません。

その経験が入社後に役立つ可能性も十分考えられます。

しかし、志望先の業種・社風などによっては、学生が働いてきたアルバイト先に決して良くない印象を持たれてしまう可能性もあるので注意が必要です。

特に以下で紹介する2つの業種は、記入しないようにすることをおすすめします。

どちらも決して珍しいアルバイト先ではなく、大学生のうちにそのアルバイトを経験していてもおかしくありません。

エントリーシートを記入する際も、疑問を感じず書いてしまう方がいるので注意が必要です。

ギャンブル店でのアルバイト

まずはパチンコ・麻雀店といったギャンブルに関連するアルバイトです。

最近は反社会的な組織と一切関係ない、健全な運営をしている企業もたくさんあります。

しかし、パチンコ・麻雀など公営でないものはギャンブル自体がいわゆる「グレーゾーン」ですので、良い印象を受けない方も多いです。

特にコンプライアンス重視の企業・伝統ある企業・銀行やインフラといったいわゆる「堅い」業種の企業などに志望する際は、これらのアルバイトを書かないようにしましょう。

夜職系のアルバイト

続いて、夜職のアルバイトも注意が必要です。

こちらも偏見を持っている方が決して少なくないので、ほかのアルバイト経験がないならそちらでのアピールを優先しましょう。

夜職は「社交」について学べる場でもあり、その経験自体は社会人となってから活かせることが珍しくありません。

しかし就職試験を受ける際は、そのアルバイト経験についてわざわざ触れないほうが賢明でしょう。

業界・社風などを考えて、悪印象を与える可能性を感じた時は書くのを控えてください。

【アルバイト経験の書き方】まとめ

企業によっては、エントリーシートは記載項目が非常に多く何でアピールしたら良いか迷う方もいるでしょう。

アルバイトは多くの学生が経験していることであるうえ、ビジネス面で役立つ自分の長所とつなげやすい話題のため一番アピールしやすい材料の一つです。

居酒屋など多くの学生がやっている一般的なアルバイトでも、その仕事でどのように活躍できたか・どのように成長できたかでほかの学生と差をつけましょう。

エントリーシートで記入したアルバイト経験は、そのまま履歴書や面接の時にもアピールする材料となります。

エントリーシート・筆記試験といった選考を通過できた時はエントリーシートを振り返り、その記入内容と矛盾のないアピールができるよう注意してください。

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