就活の選考においては自分の長所や短所について質問される機会は多いため、事前に回答を考えておく必要があります。
しかし、短所は思いついても、自分の長所がわからずに悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
自分の長所がわからないままではエントリーシートの設問にも回答が書けず、面接では言葉に詰まってしまいますよね。
これでは面接担当者からマイナス評価を受けかねません。
そこで、本記事では自分の長所を見つける7つの方法について解説します。長所がわからない原因なども合わせて解説しています。
この記事を読んで長所・短所を見つめ直し、就活・転職に役立ててください。
- 企業が長所を聞く理由
- 自分の長所の見つけ方
- 企業に伝えるべき長所とは
- 長所を伝える際のポイント
- 短所から長所の言い換え例
- 長所が思いつかない人
- どんな長所を伝えるべきか悩んでいる人
- 企業に響く長所を伝えたい人
目次[目次を全て表示する]
自分の長所が思いつかない人は日常に目を向けてみる
自分の長所が思いつかない時の選択肢として、日常に目を向けてみるのも良いでしょう。
自分では当たり前のようにこなしていると思っていることが、他の誰かから見れば長所となる場合も多いです。
大きな実績などに目が行きがちですが、身近なところに目を向けてみるのも効果的な方法であると言えます。
例えば「早起き」や「読書」「貯金」「筋トレ」「ニュースを毎日読む/見る」など、習慣としていることは、自分では「大それたことではない」と思いがちですが、他人からすると「真似できないようなものだ」と感じられることも少なくありません。
したがって、自分が普段日常的に行っていることの中から、他人から褒められるような項目がないか考えてみましょう。
【自分の長所が思いつかない】企業が長所を聞く理由
就活・転職の場で企業から長所を聞かれたら、希望する職種に向いている長所を述べてアピールします。
自分の長所を知ることは就活・転職の場では重要なポイントになるのです。
しかし、自分の長所がわからないと、自己アピールに繋げることはできませんよね。
では、長所がわからない場合の解決策はあるのでしょうか。
自分の長所がわからないと悩んでいる人は、まず企業が長所を聞く理由を考えてみましょう。
企業が志望者の長所を聞く理由を理解することで、企業側が高評価を与えるポイントが見えてきます。
企業が長所を聞く理由を以下で解説しているので確認しておきましょう。
- 自分を客観視できているか確認するため
- 社風に合った人物かを確認するため
自分を客観視できているか確認するため
企業が長所を聞く理由の1つは、志望者が自分をどれだけ客観視できているか確認したいためです。
自分を客観視できるとは、長所・短所を含めて自分を分析し、物事を冷静に見つめられる人のこと。
あなたが仕事において冷静な判断を求められる場面に遭遇した場合、問題の裏表をしっかり分析する力があるかどうかを見ているのです。
また、自己アピールするには、担当者に自分の長所を上手く伝える力も必要になります。
自分の長所を担当者に論理的に伝え、納得させる力をもっている人は高評価に繋げられるでしょう。
社風に合った人物かを確認するため
企業は自社に貢献してくれる人、活躍できる人を採用したいと考えています。
そのため、志望者の長所を聞いて自社の社風や求める人物像に合っているかを判断しているのです。
優れた長所をもつ人材であっても、自社の社風に合っていなければ、業務で活かしきれず活躍は難しいですよね。
企業ではこのようなミスマッチを防ぐために、エントリーシートや面接で事前に確認しています。
志望者は企業の社風や求める人物像を研究し、入社後は自分の長所をどのように活かせるのかアピールするのが重要なポイントです。
「自分の長所が見つけられずに困っている」
「自分の長所を見つけるにはどうしたらいいの?」
「どうしたら短所を長所に言い換えることができるの?」
就職活動や転職活動をする上で、欠かせないのが自分の長所を見つけ、アピールすることです。
しかし、自分の長所を積極的にアピールし慣れていない日本人には、少々難しいと感じる部分があるのではないでしょうか。
本記事では、自分の長所の見つけ方や、長所が見つけにくい理由・その具体例について解説しています。
長所の発見やアピールは、就職活動や転職活動をする上で避けては通れない道ですが、長所の発見のヒントは案外身近なところに隠れていることもあります。
この記事を読むことで、自分の長所を見つめ直すことができるでしょう。
長所の見つけ方がわからずに困っているという方は、ぜひ参考にしてみてください。
【自分の長所が思いつかない】自分の長所を見つける方法5選
「長所を見つけなければ」と考えると、どうしても頭を抱えてしまう人も多いでしょう。
では、自分の長所を見つけるためにはどのようにしたら良いのでしょうか。
ここからは、自分の長所を見つける方法を7つご紹介しています。
あまり難しく考えず、日常生活の延長の中から発見しようとすると案外簡単に見つかることもあります。
- 自分の得意なことは何かを考える
- 褒められた経験を思い出す
- 家族や友人に聞いてみる
- 診断ツールを利用してみる
- エージェントに相談する
1.得意なことから考える
自分の長所がわからない方は、自分の得意なことが何かを一度考えてみるのも良いでしょう。
長所は得意なことの延長戦に転がっている可能性が非常に高いからです。
よって、一度自分の得意なことについて、まずは考えてみることが重要です。
自分にとっては大したことがないようなことでも、周りから見たら立派な長所になる可能性も非常に高いからです。
「どうしてあの人はこんな簡単なこともできないのだろう?」と日常生活の中で思ったことはあるかもしれません。
しかし、それは相手が悪いのではなく、「あなたにしかできないこと」なのかもしれません。
普段の生活の中で、自分の得意なことが何かを考えてみることで、自分の長所が何か導き出せる可能性もあるので、一度色々と思考をめぐらせてみましょう。
もし思いつかない場合は、周りの人に聞いてみるのも選択肢の一つです。
2.褒められた経験を思い出す
また、褒められた経験を思い出してみるのも効果的です。
他人から褒められるということは、他人よりもその行動や思考が優れ、秀でているということになります。
自分では当たり前だと思っていたことも、他人から見れば長所であることもあるでしょう。
褒められた経験から長所が見つかるのは珍しくありません。
些細なことでも、褒められた経験を思い出してみましょう。
3.家族や友人に聞いてみる
家族や友人など身近な人に聞いてみるのもおすすめです。
他人の意見を聞くことで、自分では気づいていなかった意外な長所を発見できることもあります。
特に普段一緒に生活している家族や、長い時間を共にしてきた友人などは、あなた自身が気づいていない長所に気づいている可能性があります。
家族や仲の良い友人であれば、気を使わずに素直に意見を聞かせてくれるでしょう。
4.診断ツールを利用してみる
それでも長所が見つからないという場合は、診断ツールの活用を検討してみましょう。
大手就職情報サイトでは、自身の物事の考え方や行動の仕方などから、長所と短所を診断してくれるツールが公開されています。
いくつかの質問に答えるだけで、強みやアピールポイントが結果として表示されるため、参考にするのも良いでしょう。
周りと同じような結果や、特に印象に残らない結果が出てしまう場合は、その診断結果を元にして肉付けしていくことでオリジナリティのあるものに仕上げることもできるでしょう。
診断ツールは誰でも気軽に利用できるため、一度試してみるのもおすすめです。
5.エージェントに相談する
自分の長所が見つかりそうにないときは、就活のプロであるエージェントに相談してみましょう。
エージェントは自己分析、面接対策、企業分析、求人の紹介など、内定が決まるまで専任の担当者があなたをサポートします。
自分では偏りがちな企業選びも、エージェントのアドバイスでより広い視野で探せるようになり、豊富な求人の中から見つけられるでしょう。
納得できる内定を獲得するまで、準備と時間が必要です。
自分の長所が見つからないと悩んでいるなら、まずはエージェントに現状を率直に伝えてください。
希望する企業から内定を獲得するために、エージェントのサポートをぜひ活用しましょう。
【自分の長所が思いつかない】長所を選ぶ際の注意点
続いて、長所を選ぶ際の注意点についても紹介します。
以下の3つを踏まえた上で、マイナスな印象を与えないような回答を作成できるように心がけましょう。
エピソードだけに注目しない
長所を選ぶ際に重要なのは、単にエピソードに着目するのではなく、そのエピソードから読み取れる内面的な良さをしっかりと伝えることです。
多くの人は自己PRや面接で具体的な成果や実績を強調しがちですが、それだけでは自分の本質的な魅力を伝えるのに不十分です。
例えば「プロジェクトで高い成果を上げた」というエピソードがあったとします。
そこに至る過程で、どのような思考や行動、工夫があったのか、その背後にある価値観や姿勢を示すことが重要です。
目標達成のためにどのようにチームをまとめ、問題解決に取り組んだか、その中で発揮されたリーダーシップやコミュニケーション能力、忍耐力などを強調することが効果的です。
このように、エピソードを単なる結果として述べるのではなく、その中で自分の内面的な強みをどのように発揮したかを示すことで、魅力をより深く伝えられます。
エピソードだけに頼らず、その背後にある自分自身の特性をしっかりと理解し、それを伝えるよう心掛けることが大切です。
企業に合わない長所にしない
長所を選ぶ際には、必ず応募する企業の文化や価値観に合ったものを選ぶようにしましょう。
どれほど自分の強みが素晴らしくても、企業が求めるものと合致していない場合、それは評価に繋がりにくいです。
例えば、個人の生活が重視される外資系企業に応募する際に、献身的なサポート精神やチームワークを強調しすぎると、企業側には「自主性が足りない」と捉えられてしまう可能性があります。
一方、顧客第一主義を掲げる企業で効率性を前面に押し出すと、顧客対応に冷淡な印象を与えてしまうこともあります。
このように、企業ごとに求められる価値観やスキルセットが異なるため、それに応じた長所を選ぶことが大切です。
応募する企業の公式サイトや求人情報をしっかりとリサーチし、その企業が大切にしている考え方や求める人物像を理解するようにしましょう。
それに基づいて、自分の強みをどのようにアピールするかを考え、企業とのマッチングを意識して長所を選びましょう。
嘘はつかない
これは当然と言えるかもしれませんが、就活においては最も避けるべきことの1つとして「嘘をつくこと」が挙げられます。
長所を選ぶ際に、自分をよく見せたいがために誇張したり、実際に持っていないスキルや経験を装ったりするのは非常に危険です。
たとえ書類選考で通過したとしても、面接でその嘘が露見することは避けられません。
採用担当者は経験豊富であり、応募者の言葉の裏にある本質を見抜く能力を持っていることが多いです。
面接では、自己PRに書かれた内容をさらに掘り下げて質問されることが多いため、嘘や誇張があればすぐに矛盾が生じ、信頼を失う結果となります。
また、仮に採用されたとしても、入社後に自分のスキルや経験が期待に応えられないことが明らかになれば、周囲からの信頼を失い、キャリアに大きな影響を及ぼす可能性があります。
嘘をつくことで一時的に評価されたとしても、長期的に見ればリスクが大きすぎます。
自己PRは自分の本当の魅力を誠実に伝えることが最も重要です。
自分が持っているスキルや経験、そしてその努力や学びを正直に伝えることは、企業に対して信頼感を与え、長きにわたって良好な関係を築く基盤となります。
話を抽象的にしない
就職活動で自分の長所をアピールする際には、話を抽象的にしないことが非常に重要です。
採用担当者は、具体的なエピソードを通じてその人の強みや働きぶりをイメージしたいと考えています。
しかし、抽象的な表現で「コミュニケーション能力が高い」「リーダーシップがある」といった長所を挙げるだけでは、具体的にどのような場面でどのように役立つのかが伝わりにくくなります。
たとえば、「リーダーシップがある」という長所をアピールする場合、どのような状況でその力を発揮したのか、その結果どのような成果が得られたのかを具体的に述べることが大切です。
話が抽象的だと、他の応募者との差別化が難しくなり、印象に残りにくくなってしまいます。
長所は一つに絞る
就職活動で自分の長所を伝える際には、必ず一つに絞ることが重要です。
複数の長所をアピールしようとすると、結局どれも中途半端に伝わり、印象が薄くなってしまう恐れがあります。
たとえば、コミュニケーション能力もリーダーシップもあると主張したい場合でも、あえて一つに絞り、それに関連する具体的なエピソードを掘り下げて話す方が、採用担当者に強く印象付けられます。
また、一つの長所に絞ることで、その強みがどのような場面でどのように活かされるかをより明確に伝えることができるため、採用担当者にとっても分かりやすく、評価されやすくなります。
長所を一つに絞り、その強みをアピールするための具体的な事例を準備しておくことが効果的な戦略です。
【自分の長所が思いつかない】伝えるのを避けるべき長所
就職活動において、自分の長所をアピールすることは重要ですが、全ての長所が適しているわけではありません。
ここでは、特に伝えるのを避けるべき長所として、3つのポイントに分けて説明します。
当たり前のこと
挨拶ができる、時間を守るといった人として当たり前のことは、長所としてアピールするのは避けましょう。
これらの行動は社会人として当然のことであり、長所としてアピールしても印象には残りません。
むしろ、当たり前のことを長所として伝えると「この程度しかアピールできることがないのか」と思われてしまう危険性があります。
自分の個性や、他の応募者との差別化が重要な就職活動においては、当たり前の行動を強調するのではなく、自分の経験や成果から導き出された強みをアピールする方が効果的です。
具体的なエピソードを交えた長所を伝えることが、好印象を与えるための鍵となります。
仕事と関係ない長所
仕事とは直接的に関係のない長所をアピールするのも避けた方が良いです。
例えば、「ゲームが得意」「サッカーが上手い」といった趣味やスポーツに関連する長所は、職場で求められるスキルや能力と結びつかない場合が多いため、採用担当者に強く響きません。
もちろん、趣味やスポーツを通じて培ったスキルが仕事に役立つ場合は、それを強調することもできますが、単に「得意」というレベルでのアピールでは、採用担当者にアピールするのは難しいです。
仕事に直接関連する長所、または仕事で活かせるスキルとしてどう役立つかを考えた上で、長所を選ぶことが大切です。
役職のみ伝えること
何かの役職に就いていた経験がある場合、それをアピールすること自体は問題ありませんが、単に「幹事長を務めた」といった事実だけを伝えるのは避けるべきです。
役職に就いたという結果そのものよりも、その役職を通じてどのようなスキルを発揮したのか、どのような課題を解決したのかが重要です。
面接では、役職に至るまでのプロセスや、役職を通して学んだこと、リーダーシップや問題解決能力などを具体的に伝えることが求められます。
役職はあくまで一つの成果であり、それに至る背景や過程をしっかりとアピールすることで、採用担当者に良い印象を与えることができます。
【自分の長所が思いつかない】短所から長所の変換表
長所が思いつかない場合、短所を見直してそこから長所へ変換する方法もあります。
このアプローチは、短所と長所の関連性を持たせるため、自己分析を深めやすく、面接でも効果的です。
例えば、「心配性」を短所と捉える一方で、その慎重さが仕事のミスを防ぐ力として長所に変換できます。
また、「頑固さ」を短所と感じるなら、それを「一度決めたことに対する粘り強さ」として長所に変えることができます。
【自分の長所が思いつかない】長所の一覧
自分の長所を上手く言語化できない場合は、以下の長所一覧表を参考にしてください。
長所が具体的に書かれているので、アピールしやすく、志望企業の社風に合うものを選びましょう。
- 誠実
- 穏やか
- 努力家
- 向上心
- 真面目
- 主体的
- 協調性
- 明るい
- 几帳面
- 思いやり
- 責任感が強い
- 継続力がある
- 忍耐力がある
- 論理的思考力
- ヒアリング力
- 気配がりできる
- リーダーシップ
- ポジティブ思考
- 冷静な判断ができる
- コミュニケーション能力
- チャレンジ精神が旺盛である
- 指摘に素直に耳を傾けられる
長所一覧は以下にも記載されています。
自分に当てはまる長所がないか、チェックしてみてください
【長所が思いつかない】長所が伝わる文章構成例
長所をアピールする際の文章構成は、多くの場合以下のようになります。
- 結論:私の長所はーーです
- 体験:長所が特に役立ったのはーーです。
- 目標:ーーを目指して努力しました。
- 課題:しかしーーが課題でした。
- 行動:ーーといった行動をしました。
- 結果:結果としてーーになりました。
- 展望:入社後もーーにて貢献できると確信しています。
上記の構成を意識しながら作成すると、伝わりやすい文章になります。
【自分の長所が思いつかない】代表的な長所を使った例文
ここでは、多くの就活生がアピールする代表的な長所を当てはめた例文をいくつかご紹介します。
上記で伝えた構成を使うことで、面接の際に最も面接官に伝わるような流れができています。
構成を見返しながら、例文を参考にしてみてください。
例文1:誠実
私の長所は誠実さです。
私は常に正直で信頼できる人間であること、そして約束を守ることを何よりも重視しています。
大学のグループプロジェクトでリーダーを務めた時も、誠実さを大切にしていました。
メンバー間の信頼関係を築くため、常に誠実なコミュニケーションを心掛け、期限を守ることを徹底しました。
特に、プロジェクトが遅れがちになった際には、率直に状況を説明し、協力を求めました。
この結果、メンバー全員が協力して遅れを取り戻し、プロジェクトを無事に完了させられました。
今後もこの誠実さを活かし、貴社のチームに貢献できると考えています。
誠実な姿勢で信頼関係を築き、共に目標達成を目指したいと思います。
例文2:穏やか
私の長所は穏やかであることです。
私は冷静で柔軟な対応を心がけています。
例えば、アルバイト先のカフェで理不尽なクレームが発生した際、決して言い返すことはなく、お客様の話を最後まで聞き、謝罪するとともに迅速に対応しました。
その結果、お客様は冷静になり、むしろ最後には「言いすぎた」と謝罪もしてくださいました。
その後、そのお客様はお店に通っていただけるようになり、「ストレスが溜まっていて、八つ当たりをしてしまった」と何度も謝ってくださいました。
貴社でもこの穏やかな対応力を活かし、円滑なコミュニケーションを図り、トラブルを未然に防ぐことで貢献できると考えています。
例文3:努力家
私の長所は努力家であることです。
私は目標を達成するために粘り強く努力し、困難に立ち向かうことを大切にしています。
大学受験の際、第一志望校に合格するために毎日8時間以上の勉強を続けました。
特に苦手だった数学は基礎を徹底して復習し、過去問を繰り返し解き、理解が深まるまで諦めずに取り組みました。
その結果、最終的には数学が武器となり、なんとか第一志望の大学に合格できました。
貴社においても努力を続け、プロジェクトが難航した際も粘り強く取り組み、目標を達成することで貢献したいと考えています。
例文4:向上心
私の長所は向上心が強いことです。
私は常に自分を成長させることを意識し、新しいことに挑戦する姿勢を持っています。
例えば、英語力を向上させるために、毎日英字新聞を読む習慣を続けました。
また、英会話教室に通い、実際にネイティブの方とコミュニケーションを取ることで実践力を養いました。
その結果、TOEICのスコアを470から900まで大幅に向上させることができました。
今後もこの向上心を活かし、貴社で新しいスキルを習得し、自己成長を続けることで貢献したいと考えています。
例文5:真面目
私の長所は几帳面な性格です。
この長所が特に役立ったのは大学での試験勉強の際です。
私は毎年4割の人が単位を落とすと言われている厳しい必修試験への合格を目指していました。
まず、試験範囲を徹底的に整理しました。
それを基に日々の勉強計画を細かく立て、計画通りに学習を進めていきました。
わからない点があれば、迅速に友人や教授に質問をして、理解を深めました。
試験当日には全範囲を網羅的にカバーしていたため、自信を持って問題に取り組むことができました。
結果として、試験に合格し、さらにはクラス内でトップの成績を収めることができました。
貴社においても、計画性と細部にわたる注意力をもって、貴社のさらなる発展に寄与できると確信しています。
私の几帳面な性格とこれまでの経験を活かし、貴社のチームの一員として最大限、貢献したいと考えています。
特にプロジェクトが停滞した際は、一つひとつ丁寧に原因を分析し、解決策を提案する所存です。
例文6:主体的
私の長所は主体的であることです。
自ら考え行動し、課題解決に向けて積極的に取り組むことを大切にしています。
大学のゼミでは新しい研究テーマを提案し、リーダーとしてプロジェクトを進めました。
テーマ設定から実験計画の立案、データ収集と分析まで、全てのプロセスに主体的に取り組みました。
その結果、研究成果を学会で発表する機会もいただき、多くの研究者から高い評価を受けました。
この経験を通じて、自ら考え行動することの重要性を実感しました。
貴社においてもこの主体的な姿勢を活かし、新しいプロジェクトや課題に対して積極的に取り組み、成果を上げ、貢献する所存です。
例文7:協調性
私の最大の長所は、常に相手が求めていることを考え、それに応じて行動する能力です。
この長所を活かした具体的なエピソードは、大学時代にボランティア部で副部長を勤めた経験があります。
私が所属していたボランティア部活の参加率は5割と低迷していました。
そこで私はメンバー一人ひとりと会話し、何が問題かを考えました。
分析の結果、コミュニケーションが不足しており、参加しても孤立してしまう恐れがあることが主な原因であることが判明しました。
そこで私は月に一度の親睦会を企画し、実行しました。
親睦会を通じてメンバーがコミュニケーションを取る機会が増え、交流を深められました。
参加率は9割に上昇し、部活動は大きく活性化しました。
この体験から、私は相手のニーズに耳を傾け、それに応じた解決策を見つけ出し、実行に移すことの重要性を学びました。
貴社においても、顧客のニーズに敏感であることは非常に重要です。
私は顧客が真に求めていることを理解し、それに応え続けられる能力を活かし、貴社のさらなる発展に貢献できると自負しています。
例文8:明るい
私の長所は明るい性格で周囲を元気づけられることです。
この能力を示す具体的なエピソードに、大学時代に所属した軽音楽サークルでのトラブルが挙げられます。
練習中にメンバー間で意見が食い違い、関係が悪化してしまいました。
そこで、まず、対立しているメンバーを個別に呼び出し、一人ひとりと話し合いの場を設けました。
穏やかな口調で接することで、お互いの意見を落ち着いて話す時間を持てました。
その後、全メンバーでミーティングを開催し、お互いを尊重し合うこと、困難を共に乗り越える大切さを強調しました。
これらの努力により、メンバー間の対立は解消され、サークルは再び一丸となって活動を進めました。
結果として、その年の大会では多くの賞を受賞しました。
この経験から、私はどんなに困難な状況でも、ポジティブな姿勢で接することで周囲の空気を変え、より良い方向へと導くことができると学びました。
貴社においても、プロジェクトが円滑に進むようサポートし、チームの一体感を強化することで、組織全体の生産性向上に貢献したいと考えています。
例文9:几帳面
私の長所は几帳面であることです。
細部にまで気を配り、計画的に物事を進めることを大切にしています。
貴社のインターンシップでデータ分析の業務を担当した際は、データの入力ミスを防ぐために2度チェックすることを徹底し、半年間インターンで1度もミスを犯しませんでした。
ミスなく業務を完了させ、担当してくださった〇〇様からもお褒めの言葉をいただきました。
この経験を通じて、丁寧に業務に取り組むことで貴社に貢献できることを学びました。
今後もこの几帳面さを活かし、正確で効率的な業務遂行を通じて貴社に貢献したいと考えています。
例文10:思いやり
私の長所は思いやりです。
他人の気持ちを理解し、共感することこそ、良好な人間関係を築くために大切であると考えています。
ボランティア活動で高齢者施設を訪問した際は入居者の方々の話に耳を傾け、共に過ごす時間を大切にしました。
特に、いつも1人で過ごされてる入居者の方が気になり、積極的に話しかけたところ、その方は他の入居者の方とも会話できるようになり、「あなたのおかげで馴染めた」と喜んでいただけました。
この経験を通じて、思いやりのある対応が人間関係を深める鍵であると学びました。
貴社でもこの思いやりを活かし、チームメンバーやお客様との良好な関係を築き、信頼される存在として貢献したいと考えています。
例文11:責任感が強い
私の長所は責任感の強さです。
私はテニス部の部長として全国大会出場を目指す中で、左膝の靭帯を切ってしまい、大会出場はかないませんでした。
しかし、リーダーとしてできることが何か考えた結果、メンバーのマッサージやビデオ研究のサポート、相手チームの分析など、できることは全て取り込み、サポートしました。
これによりチームも全国大会出場を叶え、私個人としても全国大会出場という小学校時代からの夢を叶えることができました。
貴社に入社した際にも、この責任感の強さを大切にして、与えられた仕事に最後まで諦めずに取り組みたいと考えています。
例文12:継続力がある
私の強みは継続力です。
大学入学時には英語が最も苦手な科目でしたが、1年間、毎日10分単語を勉強することに決めました。
これにより、大幅に単語力を磨くことができ、同時に音声を聴きながら発音の勉強もしていたため、TOEICの点数が330から700まで伸びました。
その後もリーディングやリスニングなど、内容を変えながら毎日10分の勉強を続けたことで、大学2年の秋には留学未経験ながら920点を取得できました。
貴社に入社した際も、この継続力を活かし、毎日、最低でも10分間自宅や休憩時間に業務に関するフィードバックを行い、成長を続け、1日でも早く戦力として貢献できるよう、尽力します。
例文13:忍耐力
私の長所は困難にぶつかってもめげない忍耐力です。
この能力が試されたのは、大学のゼミでのグループプロジェクトでした。
私たちの課題は、複雑なテーマに基づく共同の発表を準備することでしたが、メンバー間での意見の対立やスケジュールの遅れが頻発しました。
そこで私はプロジェクトリーダーとして前に立ち、グループの調整役を務めました。
対立が生じた際には、常に冷静に議論を進めるよう心がけ、すべてのメンバーが意見を開かれた環境で述べられるよう配慮し、またそれぞれの意見が尊重されるよう努力しました。
結果として、期限内に質の高い発表を完成させることができました。
この経験を通じて、忍耐力とは単に耐えるだけでなく、積極的に解決策を見つけ出し、実行に移す力であると学びました。
貴社の営業職においても、市場の変動やクライアントの要求など、予測不能な困難が発生することもあると考えています。
しかし、私はチームを前向きに導き、困難を乗り越えて目標を達成するための力になる所存です。
例文14:論理的思考力
私の長所は論理的思考力です。
特に、問題が何であるかを迅速に導き出すことを得意としています。
塾講師としてアルバイトをしていた際、熱心に宿題をこなしているにも関わらず、全く成績が伸びない高校生の生徒がいました。
彼の行動や問題への取り組み方を分析したところ、中学の内容が定着しておらず、内容を理解しないまま取り組んでいることに気づきました。
そこでまずは中学の内容のおさらいをしたところ、彼は一気に成績を伸ばし、志望校にも合格しました。
貴社でもこの経験を活かし、論理的に考え、課題を見つけ、解決することで貢献したいと考えています。
例文15:ヒアリング力
私の強みはヒアリング力です。
大学時代にアルバイトしていたカフェでは、お客様の要望に応じたカスタマイズを積極的に提案し、多くのリピーターを獲得できました。
例えば、常連のお客様から「コーヒーの味に飽きてきた」とのお声をいただいたため、詳しく要望を伺い、味を調整した結果、大変喜んでいただけました。
この経験から、傾聴力が相手の信頼を得るための重要なスキルであることを実感しました。
貴社の営業職においても、顧客の声に耳を傾け、そのニーズに応じた最適な提案を行うことで、貴社の売上向上に貢献したいと考えています。
例文16:気配りできる
私の長所は気配りができることです。
大学時代、サークル長を勤めた際、仲の悪いメンバー同士を無理に一緒に行動させないことを心がけました。
副サークル長は彼らを仲良くさせようとしましたが、100人以上の規模の中、わざわざ関わるらせる必要はないと考え、班も分けました。
これにより双方が楽しく活動に取り組めただけでなく、サークルの雰囲気もさらに良くなりました。
貴社においてもこの気配り力を発揮し、全員が気持ち良く働ける雰囲気づくりができるリーダーを目指す所存です。
例文17:リーダーシップ
私の長所はリーダーシップです。
大学時代、サッカー部の主将を務めた際、チームをまとめました。
チームはそれぞれの能力こそ高いものの、戦術を無視して好き勝手にプレーするメンバーも散見されました。
そこで全員に「なぜサッカーが好きなのか」を問いかけ、もう一度原点に立ち返ることを提案しました。
これにより全員が戦術を徹底し、チームのために走り続け、総武以来初となる全国大会にも出場できました。
貴社に入社した暁には、このリーダーシップを発揮し、メンバー全員を観察し、モチベートはもちろん、全員が同じ目標に進めるようサポートできるリーダーを目指します。
例文18:ポジティブ思考
私の長所はポジティブ思考であることです。
大学時代、2年間勤めていた居酒屋が経営不振に陥り、閉店の可能性もありました。
そこで「辛い時こそ、一人ひとりに最高の接客を提供する」ことを提案し、率先して全力で明るく接客しました。
するとたまたま訪れた有名インフルエンサーがSNSで取り上げてくださり、数日後には行列を捌ききれないほど話題となりました。
話題が落ち着いてからも固定客が訪れ、店は閉店どころか売上が平均して毎月40%以上増加しました。
貴社に入社してからも、ポジティブ思考を大切にし、プロジェクトが難航した際も明るく取り組み、周囲を勇気づけたいと考えています。
例文19:冷静な判断ができる
私の長所は冷静な判断ができることです。
バスケットボール部で主将を務めた際、常に試合を俯瞰して見ることを大切にしていました。
ある日、審判から見えないところでファウルをするチームと試合を行った際、メンバー全員が冷静さを失い、連続して失点してしまいました。
しかし私は総合力は私たちが上回っていること、落ち着いてプレーすれば十分に逆転できることをメンバーに伝えました。
これにより全員が落ち着きを取り戻し、最終的には大差で勝利できました。
貴社に入社した暁には、目先の事象だけにとらわれず、冷静に長期的な目線で物事を考え、的確に行動できる人物を目指します。
例文20:コミュニケーション能力
私の長所は相手の気持ちに寄り添えることです。
この長所が活かされたのは、大学在学中に塾講師として働いていた時のことです。
私は数学を担当していましたが、生徒の1人が特に数学への苦手意識が強く、成績も振るわない状況でした。
そこで、私は彼の苦手意識を和らげることに努めました。
まず、彼が質問に対するプレッシャーを感じていることに気づき、わからないことは何度聞いても問題無いと伝えました。
思いついたことや考えはいつでも表現しても良いと伝え、常に耳を傾け、理解を深めることに努めました。
この結果、彼の数学の成績は徐々に改善しました。
さらに、数学に対する興味と自信が芽生え始め、学校でも授業にも積極的に参加するようになったと聞きました。
貴社に入社した際も、この「相手の気持ちに寄り添う力」を活かし、一人ひとりの社員と良好な関係を築きながら、皆が気持ちよく働ける環境を作るリーダーを目指します。
まずは新人として自分の業務に精一杯取り組み、同時に社員の皆様との関係構築を進め、将来はリーダーとして活躍する所存です。
例文21:チャレンジ精神が旺盛である
私の長所はチャレンジ精神が旺盛であることです。
私は大学に入学するまで非常に痩せていたのですが、YouTubeで見かけたボディビルダーの方に憧れ、就職活動が本格化するまでにボディビルの大会で優勝することを目標にしました。
しかし、地元の大会では3年連続で2位に終わってしまいました。
そこで、地元だけでなく他の地方の大会にも複数エントリーした結果、3つの大会で優勝でき、清々しい気持ちで就職活動に集中できるようになりました。
貴社に入社した暁にも、積極的に挑戦を続け、与えられた仕事以外もこなせる、オールラウンドな人材として貢献したいと考えています。
例文22:指摘に素直に耳を傾けられる
私の長所は指摘に素直に耳を傾けられることです。
私はピッチャーとして小学1年生から野球を続けており、投球フォームには絶対の自信がありました。
しかし、大学の監督から肩に負担の少ないフォームを提案され、すぐさま実践したところ、長年悩まされていた肩の痛みから解放され、コントロールも向上しました。
この経験から、自分のこだわりのあることや、自信のあることでも、指摘を素直に受け入れる大切さを学びました。
貴社においても、新人としての数年間はもちろん、中堅やベテランと呼ばれるようになってからも、素直に意見を受け入れられる人物であり続けたいと考えています。
【長所が思いつかない】面接で長所を聞かれる際の質問例
エピソードが準備できたら、次は面接対策に入ります。今回は面接で長所を聞かれる際の代表的な質問をいくつかピックアップしました。
せっかく見つけたあなたの長所をしっかりと企業にアピールできるよう、各項目をチェックしながら、あなたなりの面接対策を組んでみてください。
あなたの長所を教えてください
就活中は幾度となく出会う、王道の質問形式です。この質問には、ここまでで見つけたあなたの長所をそのまま素直に話しましょう。
先ほど注意点としても挙げましたが、結論から話すこと、具体的なエピソードを伝えることは変わらず意識しましょう。
あなたの長所と、それを生かした経験を教えてください
この質問では、あなたの長所が活かされているかどうかを判断されます。
長所として「思いやり」を持っていても、それを活かして行動できなければ、仕事に活かすことも難しいです。あなたの長所が活きた経験を話すことで、企業は「仕事でもその長所を存分に発揮してくれるだろう」と思うことができます。
誰にも負けないと思う特徴を教えてください
この質問は回答に迷う方も多いのではないでしょうか。一見、趣味や好きなことについて答えてもよいと感じる人もいるかもしれません。回答に正解はないため、趣味のことを答えても構いませんが、それが評価される企業は限定的です。
誰にも負けない特徴を見つけるのが難しいという方は、周りの人に話を聞くのがオススメです。あなたにとっては当たり前で気が付かないことでも、周りはそれをすごく評価していることがあります。それはつまり、ほかの人にとって難しいことをあなたは当たり前にできているということです。そういったエピソードを話すことで、企業にもあなたらしさがアピールできます。
あなたを一言で表してください
面接頻出の質問です。ここでは、あなたの長所を一言で端的に表しましょう。
それに続けて、具体的なエピソードを話すのがベストです。一言でと言われると、印象に残るようなワードを言わなければいけないのかと身構えてしまいますよね。
あなたの長所がしっかり伝わるよう、準備をし、落ち着いた回答をすることを意識しましょう。
周りの人に何と言われているか教えてください
この質問には、自己分析だけでなく周りの人に話を聞いておくことが重要になります。
家族や友人など、周囲の人に話を聞いてみましょう。また、ここでは短所を回答することは控え、長所につながるように回答を作成しましょう。
合わせて、その長所をどう業務に活かすことができるのかを問われることもあるので、それも合わせて対策しておくと安心です。
より良い回答で面接官の心を掴みたいという方は、以下の記事も参考にしてみてください。
あなたの長所と、入社後どのように活かすことができるか教えてください
この質問には、長所、それが活きた具体的な経験、入社後のビジョンを回答しましょう。
ここでは、あなたがどんな人なのか、また、入社後はどんな活躍をしてくれそうかを見ています。企業にあなたの長所をアピールするチャンスですので、しっかりと回答を作成し、落ち着いて回答できるように対策しておきましょう。
【長所の見つけ方】まとめ
いきなり「自分の長所を探さなければ」と構えて考えてしまうと、なかなか浮かんでこないこともあります
しかし、長所は短所の裏返しであり、時運が気づいていないだけで知らずに発揮していたということもあるのです。
あまり難しく考えずに、自分の長所の見つけ方について理解を深めることで、思わぬ長所を発見できる可能性があります。
本記事で紹介したように、長所の見つけ方には様々な方法があります。
ぜひ色々と試してみて、自分に合った方法で長所を見つけてみてください。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート