「エントリーシートってどんな内容を書くの?」
「採用担当者に好印象を与えるポイントって何だろう?」
このように、就活をしている方にはエントリーシートに関する疑問があるのではないでしょうか。
本記事では、エントリーシートの役割や意義などの基礎知識に加え、エントリーシートを上手に書くポイントと、企業からよく聞かれる質問内容を7つ紹介しています。
この記事を読むことで、エントリーシートを書くために必要な知識やマナー、応募者への質問の傾向と対策について把握することができます。
また、エントリーシートの質を向上させる書籍も紹介しているので、エントリーシートに不安を抱えている方もスムーズに取り組むことができるでしょう。
興味を持たれるエントリーシートを書きたい方は、是非この記事をチェックしてみて下さい。
目次[目次を全て表示する]
【エントリーシートの質問項目】企業がESで見ているポイント
エントリーシートの質問項目にしっかりと回答し、自分の魅力や強みを伝えていくためには、事前に質問項目の内容や答え方を整理するほかに企業がESで見ているポイントをチェックすることが大事です。
そのためここからは、企業がESで見ているポイントとして、以下の点を解説していきます。
- 人柄
- 企業への熱意と適性
- 将来性
これらの要素を通じて、企業は応募者が自社の文化・価値観にマッチしており、長期的に活躍できる人材なのかを見極めているのです。
では、3つの要素を具体的に解説していきます。
人柄
企業がエントリーシート(ES)を見るうえでチェックしているポイントの一つは、応募者の人柄です。
就活で企業に提出するエントリーシートには、応募者の人柄や個性を知るうえで重要な質問項目がいくつか設けられています。
これまでどのような学生生活を送ってきたのか、過去の経験や具体的なエピソードを聞くことで、応募者の価値観・強み・弱み・物事への取り組み方・興味関心などを総合的に評価していきます。
そのうえで自社の理念や社風に合っており、ともに成長できる人材であるかを見ているのです。
特に新卒採用は、本人の経歴や実績、実務経験やスキルを重視した採用ではなく、人柄や性格的な強み・弱みに目を向けたポテンシャル採用になります。
だからこそ人柄から総合的に判断できる、企業との相性が重要なのです。
企業への熱意と適性
企業がエントリーシートを見るなかで重視するポイントの一つには、企業への熱意や適性も挙げられます。
企業は、応募者がどれだけ自社の事業内容や理念などを深く理解しており、強い入社意欲を持っているのかを大事にします。
熱意のある学生のほうが、真面目かつ高いモチベーションで業務に取り組めるため、成果や成長に期待できるからです。
また、応募者のスキルや経験が自社の求める人物像とマッチしているかどうかも、採否を判断するうえで重要なポイントといえます。
わかりやすい例でいえば、コミュニケーションを重視する企業の場合、コミュニケーションが得意な学生と得意でない学生では、前者のほうが活躍に期待できるからです。
自社が求める人物像と合致していれば、より適性が高いということになり、多くの成果を出しやすくなることで企業も成長できるでしょう。
そのためエントリーシートで各質問項目に答える際は、どのような貢献ができるのか、なぜ自分が企業に向いていると思うのか、具体的なアピールをすることで熱意を示しましょう。
将来性
企業がエントリーシートをチェックする際に見ているポイントには、本人の将来性や成長意欲も挙げられます。
入社後にどのような目標を持ち、どのように成長したいと考えているのかを評価し、どの程度成長に期待できるのかを企業は見ているのです。
将来のなりたい自分や成し遂げたい目標などが定まっていない人は、〇〇を伸ばしたい、△△ができるようになりたいという明確な思いがありません。
積極的に成長を望む姿勢も感じられないため、エントリーシートの各質問項目では、具体的なアピールはできないでしょう。
そのような薄っぺらさや意欲の低さは伝わってしまうため、企業は、各質問項目から感じられる将来性や成長意欲は非常に重視します。
逆に、将来的なキャリアプランを決めていれば、それぞれの項目でわかりやすく入社後のビジョンを示せるでしょう。
将来性や成長意欲の高さは自然と伝わるため、企業からは積極的に興味を持ってもらえます。
【エントリーシートの質問】ESの頻出質問5選
エントリーシートの形式は企業によって異なります。
よく見られる質問として自己PRや志望動機などがありますが、企業によっては「自分を野菜に例えると?」のように、少し違うアプローチを求められることもあります。エントリーシートの内容は一元的ではありません。
ここではトリッキーな質問ではなく、どの企業にも見られる質問を5つ紹介していきます。
- 自己紹介
- ガクチカ
- 自己PR
- 志望動機
- 長所や短所
1:自己紹介
自己紹介は、企業に対して自分がどのような人物であるかを簡潔に伝える質問です。
ここでは、氏名や大学名だけでなく、自分の強みや特徴を短い言葉で表現することが求められます。
「〇〇大学の△△です。挑戦を大切にし、どんな環境でも成長を目指す姿勢を貫いてきました。」といった形で、自己PRと絡めて話すと効果的です。
さらに、具体的なエピソードを交えながら「私は〇〇の活動を通じて△△力を培いました」と補足すると、企業側があなたの人となりをイメージしやすくなります。
自己紹介は「最初の印象」を形成する場面なので、簡潔で分かりやすい表現を心掛けることが大切です。
- 周囲からどのような人だと言われますか?
- 自分を一言で表すと?
- 尊敬する人とその理由
2:ガクチカ
ガクチカとは「学生時代に力を入れたこと」の略称です。
企業がガクチカを質問するのは、あなたがどのように物事へ取り組み、成長してきたのかを知りたいからです。
具体的な経験をベースに、「どんな目標を立てたのか」「どのように工夫し、行動したのか」「その結果、何を得たのか」の3点を意識して書くと伝わりやすくなります。
「サッカー部のマネージャーとして、チームの分析と戦術改善に注力し、初の県大会ベスト4進出に貢献しました」など、数字や結果を交えることで説得力が増します。
企業側は「この人が入社後にどう活躍できるか」を見ているため、ガクチカの経験から得た学びを企業での仕事にどう活かせるかまで言及すると、より評価されやすくなります。
- 学生時代に最も力を入れたことは?
- その活動でどのような工夫をしましたか?
- どんな困難があり、それをどう乗り越えましたか?
- その経験から得た学びは?
3:自己PR
自己PRは、あなたの強みや特長を伝える重要な質問です。
単に「協調性があります」などの一言で終わらせず、強みを裏付ける具体的なエピソードを交えて説明すると印象に残りやすくなります。
「私はチームの雰囲気を大切にし、ムードメーカーとして団結力を高めることを意識していました。大会直前にはメンバーが緊張していましたが、話し合いを通じて意見を共有し、チーム一丸となることができました」といった流れで伝えると、より説得力が増します。
また、「その強みをどう仕事に活かせるか」を示すことで、企業側が採用後のイメージを持ちやすくなります。
「この経験を活かし、チームワークを重視する貴社の環境でも周囲と協力しながら成果を上げていきたい」と締めくくると、より魅力的な自己PRになります。
- あなたの強みを活かした具体的な経験を教えてください。
- 挑戦し続けた経験について教えてください。
- 自分の強みが発揮された瞬間を説明してください。
4:志望動機
志望動機では、「なぜその企業を選んだのか」を明確に伝えることが大切です。
「興味がある」「憧れている」だけではなく、具体的な理由と将来のビジョンをセットで述べることで説得力が増します。
「貴社の〇〇という事業に魅力を感じました。私は〇〇の経験を通じて△△に興味を持ち、貴社の〇〇な環境で自分の強みを活かし、成長していきたいと考えています」といった流れが効果的です。
企業研究を十分に行い、他社ではなくその企業でなければならない理由を盛り込むと、より意欲が伝わります。
「業界全体ではなく、なぜ貴社を志望するのか」を明確にすることで、他の応募者との差別化が図れます。
- なぜこの業界を志望しますか?
- なぜこの企業を選びましたか? 他の企業ではなく、当社でなければならない理由は?
- 当社の事業や強みにどのような魅力を感じますか?
5:長所や短所
長所や短所の質問は、自分を客観的に分析できているかを見られています。
長所は仕事で活かせるポイントを意識し、裏付けとなるエピソードとともに述べるとよいでしょう。
「私の長所は課題解決力です。サッカー部のマネージャーとしてチームの分析を行い、課題に対して戦術を改善し、結果を出しました」といった形です。
一方で、短所を述べる際は「改善のための努力」もセットで伝えることが重要です。
「短所は慎重すぎる点ですが、チームの意見を積極的に取り入れながら意思決定のスピードを上げる努力をしています」とすると、成長意欲が伝わります。
短所をネガティブに捉えすぎず、改善策を明示することで、前向きな印象を与えられます。
- 周囲からどのような長所があると言われますか?
- 長所を発揮した経験を教えてください。
- 短所を克服するためにどんな努力をしていますか?
- 仕事においてその短所をどうカバーしますか?
- 短所は成長のチャンスとも言われますが、あなたの考えは?
【エントリーシートの質問項目】ESのよくある質問項目222選
ここからは、エントリーシートのよくある質問項目を、例文とともに紹介していきます。
エントリーシートには企業によってさまざまな質問項目がありますが、どのような質問をされるのかはある程度傾向があるため、よくある項目を調べておくことで対策は可能です。
大きく分けると、エントリーシートでよくある質問項目は、以下のように分類できます。
- 入社後のキャリア・ビジョンの質問
- チームワーク・コミュニケーションの質問
- リーダーシップ・主体性の質問
- 困難・失敗経験の質問
- 思考力が試される質問
- ユニーク・おもしろ質問
- 価値観・仕事観に関する質問
- 業務適性・スキルに関する質問
- 時事・業界動向に関する質問
- ストレス耐性・メンタルタフネスに関する質問
- モチベーション・成長意欲に関する質問
- ワークライフバランスに関する質問
- その他のよく聞かれる質問
どのような質問があるのかを例文を見ながらチェックし、答え方を考えていきましょう。
1. 入社後のキャリア・ビジョンの質問19選
入社後のキャリアやビジョンについて問われることは、面接で重要なポイントです。
自分の成長目標と企業の方向性をどう一致させるかを明確にすることが求められます。
以下の19の質問を参考に、将来像を整理してみましょう。
私が目指す10年後の自分の姿は、営業の第一線で活躍し、チームを引っ張る存在になることです。
私は大学時代、サッカー部のキャプテンとしてチームをまとめ、全国大会出場に貢献しました。
チームの課題を分析して練習メニューの改善や個々の役割の明確化を進めた結果、一体感が生まれ、実力を最大限発揮できるチームになりました。
この経験から、目標達成に向けた戦略を考え、周囲を巻き込む力が身についたと考えています。
御社は挑戦を重視し、高い成長目標を掲げています。
その環境下で経験を積み、10年後には営業部門の中心として成果を出すだけでなく、後輩の指導や組織全体の成長に貢献したいと考えています。
個人の成績だけでなく、チーム全体で成果の最大化を目指せる営業リーダーを目指します。
入社後のキャリアやビジョンに関するよくある質問をまとめましたので、ぜひご確認ください。
自分の方向性を整理する参考にしてみてください。
- 入社後にやりたい仕事は?
- どのようなキャリアを築きたいですか?
- 入社1年目で達成したい目標は何ですか?
- 3年後にどのような成長を遂げていたいですか?
- 会社の成長と自身の成長をどのように結びつけますか?
- どのようなスキルを身につけたいですか?
- 仕事を通じてどんな価値を生み出したいですか?
- あなたの強みを活かして、どのような役割を担いたいですか?
- チームや組織にどのような影響を与えたいですか?
- 5年後、会社の中でどのようなポジションにいたいですか?
- どんな業務を担当することで自分の能力を最大限発揮できると思いますか?
- あなたの理想のキャリアパスはどのようなものですか?
- 仕事において「成長している」と感じるのはどんな瞬間ですか?
- 将来的にリーダーやマネージャーになりたいですか?その理由は?
- 海外勤務や異動の可能性がある場合、どのように考えますか?
- 自分が活躍するために、どんな環境やサポートが必要だと思いますか?
- 仕事を通じてどんな社会的なインパクトを与えたいですか?
- 会社でどのように貢献できますか?
2. チームワーク・コミュニケーションの質問18選
チームでの協力や円滑なコミュニケーション能力が求められる場面は多いです。
企業はあなたがどのようにチームに貢献できるかを見ています。
以下の質問を通して、あなたのチームでの経験を振り返ってみましょう。
私の成功体験は、バスケットボール部でチームの結束を高め、勝利に貢献したことです。
当初、チーム内のコミュニケーションが不足し、連携ミスが目立っていました。
そこで私は、自主的にミーティングを開き、プレーの意図を共有する機会を増やしました。
その結果、パスミスが減ったことで試合での連携が向上し、大会で準優勝することができました。
しかし当初は失敗もあり、チームの意見を十分に聞かずにプレー方針を決めてしまったことは、反省すべき点だったと考えています。
この経験から、周囲の意見を尊重し、柔軟な対応を心がけるようになりました。
入社後もチームワークを大切にしながら、自ら率先して周囲と連携を深め、組織に貢献できる社員を目指します。
チームワークやコミュニケーションに関するよくある質問を以下にまとめましたので、ご確認ください。
これらの質問を通じて、自分の考えを整理しましょう。
- チームで協力して取り組んだ経験は?
- 意見の違いをどう乗り越えましたか?
- 周囲と良い関係を築くために心がけていることは?
- チームで成果を出すために大切だと思うことは?
- チーム内での自分の役割をどのように考えていますか?
- 自分の強みをチームでどのように活かした経験がありますか?
- チームの雰囲気が悪くなったとき、あなたはどう対処しますか?
- 意見が対立した際、どのように解決しましたか?
- これまでに最も協力して達成したと感じる出来事は?
- チームメンバーが困っているとき、どのようにサポートしますか?
- 周囲と円滑なコミュニケーションをとるために心がけていることは?
- これまでにチームをまとめる立場を経験したことはありますか?その時の工夫は?
- 自分と異なる考えを持つ人と協力する際に意識していることは?
- あなたのコミュニケーションスタイルを一言で表すと?
- チームワークが求められる状況で最も重視するポイントは?
- 一人で進める仕事とチームで進める仕事、どちらが得意ですか?理由も教えてください。
- チームのパフォーマンスを向上させるために必要だと考えることは?
3. リーダーシップ・主体性の質問18選
リーダーシップや主体性が問われる質問は、あなたがどのように周囲を引っ張っていけるかを評価するものです。
自分の行動や考え方を整理して、実績を伝えることが大切です。
私は、飲食店のアルバイトで売上向上のために周囲を巻き込んだ経験があります。
アルバイト先の店舗では、特定の時間帯の売上が伸び悩んでいました。
私なりに原因を分析した結果、おすすめメニューの提案が不足していることがわかりました。
そこで私は、スタッフ全員が自信を持って提案できるように、おすすめメニューの特徴や効果的な声かけをまとめた資料を作成しました。
また、ロールプレイを行い、お客様に自然に提案できるよう練習しました。
結果、スタッフの提案力が向上し、対象メニューの売上が30%増加しました。
この経験を通じて、周囲を巻き込みながら目標に向かうことの重要性を学びました。
入社後もチームと協力しながら課題を解決し、組織の成長に貢献していきたいです。
リーダーシップや主体性に関するよくある質問をまとめましたので、ぜひご確認ください。
自分の考えを整理する参考になります。
- 主体的に行動した経験は?
- リーダーシップを発揮した経験を教えてください。
- 周囲を巻き込むために工夫したことは?
- 自分の強みを活かしてリーダーシップを発揮した経験はありますか?
- 主体性を発揮して周囲に影響を与えたエピソードを教えてください。
- リーダーとして意識していることは何ですか?
- どのような状況でリーダーシップを発揮するタイプですか?
- グループの中でリーダー的役割を担うことが多いですか?
- リーダーとしての成功体験と失敗体験を教えてください。
- あなたにとって理想のリーダー像とは?
- リーダーとフォロワー、それぞれの役割についてどう考えますか?
- これまでに誰かの成長をサポートした経験はありますか?
- チームがうまく機能していないとき、どのように立て直しますか?
- リーダーシップを発揮する上で苦労したことは何ですか?
- 仕事や活動の中で「これは自分がやるべきだ」と感じた経験は?
- 周囲からどのようなリーダーシップスタイルだと言われますか?
- 主体的に動くことが苦手な人に対して、どのように働きかけますか?
4. 困難・失敗経験の質問18選
失敗や困難な状況をどのように乗り越えたかを問われることがあります。
企業は、あなたが試練にどう対処し、成長できるかを見ています。
具体的な経験をもとに答えを考えましょう。
私は、簿記検定に向けた勉強計画の見通しが甘く、不合格となった経験があります。
試験の2カ月前から勉強を始めましたが、計画が曖昧で、復習が不十分なまま本番を迎えてしまいました。
この失敗を受け、次の試験では学習方法を徹底的に見直しました。
まずは自分の苦手箇所を分析し、重点的に対策すべき分野を明確にしました。
さらに1日の学習時間を細かく設定し、進捗を記録することで計画性のある学習を行いました。
結果、次の試験では合格を勝ち取ることができました。
今回の経験から、目標達成には綿密な計画と継続的な改善が重要だと学びました。
入社後も、業務の進め方を都度工夫しながら、計画と実行を両立させることで成長し続けます。
困難や失敗に関する質問をまとめましたので、ぜひご確認ください。
自身の経験を振り返る際の参考になります。
- これまでの人生で最も大きな困難は?
- 失敗から学んだことは?
- 逆境を乗り越えた経験を教えてください。
- これまでに最も挫折を感じた経験は?
- 困難な状況でどのように行動しましたか?
- 失敗をどのように乗り越えましたか?
- 失敗したとき、どのように気持ちを切り替えましたか?
- 失敗を経験したことで、自分の考え方はどう変わりましたか?
- 困難な状況でも前向きに取り組むための工夫は?
- 失敗したとき、周囲の人の助けを得た経験はありますか?
- 挑戦した結果、うまくいかなかった経験を教えてください。
- 逆境の中で、自分の強みが発揮された瞬間は?
- 目標に向かって努力していたが、思い通りにいかなかった経験は?
- 失敗を次に活かすために、意識していることは?
- 挫折した経験を振り返って、今ならどう行動しますか?
- どんな困難な状況でも諦めずに続けられる理由は?
- 自分にとって「失敗」とは何ですか?
5. 思考力が試される質問18選
思考力や問題解決能力を試す質問がよくあります。
論理的な考え方や柔軟な思考を示すための準備が必要です。
以下の質問で、その力をどうアピールするかを考えましょう。
私が理想とするリーダーは、周囲の士気を高め、チームの力を最大限引き出せる存在です。
サッカー部でキャプテンを務めた際、チームの雰囲気が沈みがちで、個々の力を発揮しきれていないことがありました。
そこで私は、まず一人ひとりと対話し、悩みや課題を共有しました。
さらに練習後にミーティングを設けることで、ポジティブな声かけを意識しました。
結果、チームの士気が向上したことで全員が主体的にプレーできるようになり、大会で優勝を果たしました。
この経験を通じて、リーダーとして士気を高めることの重要性を実感しました。
この経験を活かし、入社後はチームの状況を冷静に見極めながら、周囲を鼓舞できる存在を目指します。
思考力が試される質問を以下にまとめましたので、ぜひご確認ください。
問題解決のアプローチを整理する際に役立ちます。
- あなたの価値観を形成した出来事は?
- 「働く」とは何だと思いますか?
- もし1億円あったら何に使いますか?
- あなたにとって「成功」とは何ですか?
- 100年後の社会はどうなっていると思いますか?
- 人生で最も影響を受けた人物は誰ですか?
- 「幸せ」とは何だと思いますか?
- あなたが社会に対して貢献できることは何ですか?
- 1日だけ誰かと入れ替われるなら、誰になりたいですか?
- あなたの座右の銘は?その理由は?
- 人が成長するために最も大切なことは何だと思いますか?
- 仕事で結果を出すために最も必要なものは何ですか?
- AIが普及する未来において、人間が価値を発揮するにはどうすればよいと思いますか?
- 10年後の自分に一言メッセージを送るなら?
- 「挑戦」と「安定」、どちらを選びますか?理由も教えてください。
- 自分の人生を一冊の本のタイトルにするとしたら、何と名付けますか?
- もし時間が無限にあったら、何をしたいですか?
6. ユニーク・おもしろ質問18選
ユニークでおもしろい質問が、面接の中で出されることもあります。
こうした質問は、あなたの個性や考え方を知りたいという意図があります。
リラックスして、素直に答えることが大切です。
私は自分を白米に例えます。
白米はどんな食材とも相性が良く、主役を引き立てながらも、全体をまとめる役割を果たします。
これは、協調性を大切にしながら周囲を支える私の強みと共通しています。
大学ではイベントサークルに所属し、運営メンバーとして活動しました。
サークル内では意見の食い違いがあり、企画がなかなか決まらないことがありました。
そこで私は、各メンバーの意見を整理してまとめ、共通点を見つけながら調整役として動きました。
結果として全員が納得できる形でイベントを成功させることができ、サークルを盛り上げることができました。
入社後もチームの調和を大切にしながら、周囲を支え、組織の一体感を高める存在になりたいと考えています。
ユニークでおもしろい質問をいくつかまとめましたので、ぜひご確認ください。
- 無人島に1つだけ持っていくなら?
- 1日だけ誰かになれるとしたら誰?
- もし魔法が使えるなら、どんな魔法を使いたいですか?
- あなたが動物だったら、どんな動物になりたいですか?
- 無人島に1つだけ持って行けるとしたら、何を持って行きますか?
- もしタイムマシンで過去か未来に行けるとしたら、どちらに行きたいですか?
- あなたが一日だけ有名人になれるとしたら、どんな活動をしますか?
- 人生が映画のようだとしたら、どんなジャンルの映画になりますか?
- 自分の人生を振り返ったとき、一番誇りに思う瞬間はどんな時ですか?
- もし他の職業に就けるとしたら、何をしてみたいですか?
- 好きな漫画や映画のキャラクターに似ていると思うことはありますか?
- 未来の自分から、今日の自分にメッセージが届いたとしたら、何と言われると思いますか?
- もし無制限に予算をもらえたら、どんなプロジェクトを立ち上げますか?
- あなたが好きな食べ物を仕事にしたら、どんな仕事になりますか?
- 自分を色で表現するなら、何色ですか?その理由は?
- 人生の中で最も面白かった出来事は何ですか?
- あなたがスーパーヒーローだとしたら、どんな能力を持っていると思いますか?
7. 価値観・仕事観に関する質問18選
自分の価値観や仕事に対する考え方を問われる質問です。
企業の文化や仕事に対する考え方が合うかを見極めています。
自分の信念をしっかり伝えましょう。
私は、仕事をする上で「常にチームワークを意識すること」を大切にしています。
なぜなら、一人の力には限界があり、チーム全体で協力することでより大きな成果を生み出せるからです。
大学時代、私は飲食店でアルバイトをしていました。
特に忙しい時間帯は、注文対応、配膳、片付けをスムーズに回すことが求められました。
そこで私は周囲の状況を把握し、仲間と積極的に声をかけ合いながら、適切なタイミングでサポートに回ることを意識しました。
その結果、スタッフ間の連携が向上し、店全体の業務効率が上がりました。
入社後も、チームの一員として周囲と協力しながら仕事を進め、組織全体の成果に寄与できるように努めていきたいと考えています。
価値観や仕事観に関する質問を以下にまとめましたので、ぜひご確認ください。
自分の考えを整理するのに役立ててください。
- どのような価値観を大切にしていますか?
- あなたにとって「働く」とは?
- 理想の社会人像は?
- どんなときに自分の価値観を実感しますか?
- 自分にとって「成功する仕事」とはどんな仕事ですか?
- 仕事をする上で、最も重視することは何ですか?
- 自分の仕事に誇りを感じる瞬間はどんなときですか?
- 仕事を通じて、どのような社会貢献をしたいと思っていますか?
- 仕事における「やりがい」をどこに感じますか?
- もし自分の価値観が仕事と対立したとき、どのように判断しますか?
- 理想の上司像はどのような人物ですか?
- 目の前の仕事に集中するために心がけていることはありますか?
- 社会人として成し遂げたい目標は何ですか?
- チームでの協力やコミュニケーションにおいて、最も大切にしていることは?
- あなたが理想とする「ワークライフバランス」はどのようなものですか?
- 仕事を通じて自己成長を感じる瞬間はどんな時ですか?
- 仕事で最も大切にしたい信念やポリシーは何ですか?
8. 業務適性・スキルに関する質問17選
あなたの業務に対する適性やスキルを問われる質問です。
職務内容にどれだけ適した能力があるかを見極めるため、過去の経験をしっかりと振り返りましょう。
私は、業務に取り組む際に「お客様への感謝の姿勢」を最も重視します。
なぜなら、お客様がいてこそ仕事が成り立ち、その信頼が会社の成長につながると考えているからです。
大学時代、私はコンビニエンスストアでアルバイトをしていました。
新人の頃は業務に慣れず、不安を感じることもありましたが、「ありがとう」と声をかけてくださる温かいお客様が多かったため、とても救われました。
その経験から、私自身もお客様への感謝を忘れず、丁寧な接客を心がけるようになりました。
すると、常連のお客様に名前を覚えていただくなどの信頼関係が生まれ、仕事のやりがいを感じるようになりました。
入社後も、お客様への感謝を大切にし、常にお客様に喜んでいただける仕事を追求していきたいと考えています。
業務適性やスキルに関する質問を以下にまとめましたので、ぜひご確認ください。
自分の強みを再確認する手助けになるでしょう。
- あなたの強みをどのように業務に活かせますか?
- これまでに培ったスキルを活かせる仕事は?
- 業務上で不安に感じることは?
- これまでの経験で最も自信があるスキルは何ですか?
- これまでに培ったスキルを活かせる環境について、どのように考えていますか?
- 業務を行う上で、あなたが最も得意とする分野はどこですか?
- 自分が持っているスキルをさらに伸ばすために、どのような努力をしていますか?
- スキルが足りないと感じる部分があれば、それをどのように補っていますか?
- 新しい技術やスキルを学ぶ際に意識していることは何ですか?
- 自分のスキルに対するフィードバックをどのように受け止めていますか?
- どのような業務が自分にとって最もやりがいを感じられると考えていますか?
- 今後身につけたいスキルや知識はありますか?
- あなたの強みを仕事の成果にどう結びつけた経験がありますか?
- 自分のスキルを業務にどのように適応させていくつもりですか?
- 自分の業務適性について、他の人からどのように評価されていますか?
- 業務を進める中で、どのような状況でスキルを活かしやすいと感じますか?
9. 時事・業界動向に関する質問15選
業界の動向や時事問題について問われることがあります。
企業の事業活動に対する理解や興味を示すため、最近のニュースや業界のトピックについてチェックしておきましょう。
私が業界内で注目しているのは、成長が著しい株式会社〇〇です。
同社はDX推進に積極的であり、最新のデジタル技術を活用して業務効率化を進めている点に魅力を感じています。
大学時代、私はDXがもたらす業務効率化について学びました。
特に、企業の生産性向上におけるデジタルツールの役割に関心があり、ゼミではDX導入の成功事例を研究しました。
その中で、単なる技術導入ではなく、現場の課題に寄り添った活用がDX成功のためには重要であることを実感しました。
入社後は、DX推進を含めた業務効率化の視点を持ちながら、業務改善に貢献したいと考えています。
時事や業界動向に関するよくある質問を以下にまとめましたので、ぜひご確認ください。
これを参考に、最新の情報を整理してみてください。
- 最近気になったニュースは?
- あなたが考える業界の最大の課題は何ですか?
- 業界における最新のトレンドや変化について、どのように感じていますか?
- 今後の業界の成長を支えるために重要な要素は何だと思いますか?
- 競合他社との差別化を図るために必要な取り組みは何ですか?
- 業界内で注目している新しい技術や革新はありますか?
- 現在の業界の動向が、今後どのような影響を企業に与えると予測していますか?
- 業界が抱える課題に対して、どのようにアプローチするべきだと思いますか?
- 業界の未来について、ポジティブな変化とネガティブな変化の両方を予測してください。
- この業界で働くことの魅力は何だと思いますか?
- 業界に関する最近のニュースや出来事で、特に印象に残ったものはありますか?
- 業界の規制や法的な変化にどのように対応すべきだと考えますか?
- 業界が直面しているグローバルな課題について、どのように解決策を見つけるべきだと思いますか?
- 業界の変化を乗り越えるために、企業はどのような戦略を取るべきだと考えますか?
10. ストレス耐性・メンタルタフネスに関する質問15選
ストレスにどう対処するか、メンタル面の強さを問われる質問です。
プレッシャーがかかる状況でも冷静に対処できることをアピールするため、自分のストレス管理法を整理しておきましょう。
業界で働く魅力は、幅広い業界のお客様と関われることだと考えています。
多様な業界の課題解決に携わることで、知見を広げながら成長できる点に魅力を感じます。
というのも、私は好奇心旺盛で、新しい知識を吸収することに大きなモチベーションを感じます。
大学時代はゼミでさまざまな業界のビジネスモデルを研究し、異なる業界の特徴や課題を比較することに面白さを感じました。
また、長期インターンではクライアントの課題を分析し、改善提案を行う業務を経験し、問題解決のプロセスにやりがいを覚えました。
記者に入社した際は、各業界の知識を深めながら、お客様にとって最適な提案ができるコンサルタントを目指します。
その際は、常に学ぶ姿勢を忘れず、価値のあるサポートができるよう努力していきたいです。
ストレス耐性やメンタルタフネスに関する質問をいくつかまとめましたので、ぜひご確認ください。
自分の強みを再確認するために役立ててください。
- あなたが考える業界の最大の課題は何ですか?
- 業界における最新のトレンドや変化について、どのように感じていますか?
- 今後の業界の成長を支えるために重要な要素は何だと思いますか?
- 競合他社との差別化を図るために必要な取り組みは何ですか?
- 業界内で注目している新しい技術や革新はありますか?
- 現在の業界の動向が、今後どのような影響を企業に与えると予測していますか?
- 業界が抱える課題に対して、どのようにアプローチするべきだと思いますか?
- 業界の未来について、ポジティブな変化とネガティブな変化の両方を予測してください。
- 業界に関する最近のニュースや出来事で、特に印象に残ったものはありますか?
- あなたの考える業界内で最も大きなチャンスは何だと思いますか?
- 業界内で注目している企業や人物はいますか?その理由は?
- 業界の規制や法的な変化にどのように対応すべきだと考えますか?
- 業界が直面しているグローバルな課題について、どのように解決策を見つけるべきだと思いますか?
- 業界の変化を乗り越えるために、企業はどのような戦略を取るべきだと考えますか?
11. モチベーション・成長意欲に関する質問15選
モチベーションの維持や成長への意欲について問われることがあります。
企業はあなたの向上心や自発的な成長に対する姿勢を見ています。
自分の成長計画や目標を具体的に示しましょう。
私は、自分の見通しが甘く、予定通りに物事が進まなかったときにストレスを感じます。
特に大学時代、ゼミの研究発表の準備でスケジュールを立てたものの、予想以上に資料作成に時間がかかり、計画通りに進められなかったことがありました。
その際は焦りを感じましたが、冷静にタスクを整理し、優先順位をつけることで乗り越えました。
ストレスを感じたときは、一度気持ちを切り替えるために軽い運動をしたり、好きな音楽を聴いたりしてリラックスするように心がけています。
気持ちを落ち着けることが、冷静に状況を分析し、適切な対応策を考えることにつながると感じています。
入社後も、計画通りにいかない状況があると思いますが、その都度冷静に対処したり自分の気持ちをコントロールしたりしながら、柔軟に調整する力を身につけていきたいです。
モチベーションや成長意欲に関するよくある質問を以下にまとめましたので、ぜひご確認ください。
自分の思いを整理する参考にしてみてください。
- あなたが考える業界の最大の課題は何ですか?
- 業界における最新のトレンドや変化について、どのように感じていますか?
- 今後の業界の成長を支えるために重要な要素は何だと思いますか?
- 競合他社との差別化を図るために必要な取り組みは何ですか?
- 業界内で注目している新しい技術や革新はありますか?
- 現在の業界の動向が、今後どのような影響を企業に与えると予測していますか?
- 業界が抱える課題に対して、どのようにアプローチするべきだと思いますか?
- 業界の未来について、ポジティブな変化とネガティブな変化の両方を予測してください。
- 業界に関する最近のニュースや出来事で、特に印象に残ったものはありますか?
- あなたの考える業界内で最も大きなチャンスは何だと思いますか?
- 業界内で注目している企業や人物はいますか?その理由は?
- 業界の規制や法的な変化にどのように対応すべきだと考えますか?
- 業界が直面しているグローバルな課題について、どのように解決策を見つけるべきだと思いますか?
- 業界の変化を乗り越えるために、企業はどのような戦略を取るべきだと考えますか?
12. ワークライフバランスに関する質問15選
仕事と生活のバランスをどのように取っているかを問われる質問です。
企業はあなたが健康的に働けるかどうかを見ています。
自分のライフスタイルや働き方について考えておきましょう。
私は、仕事が忙しい時期でも、合間を縫って好きなカフェに行くようにしています。
大学時代、研究に追われていた時期も、何とか隙間時間を見つけてカフェ巡りをすることを欠かしませんでした。
カフェでリラックスしながらコーヒーを飲むことで、気分転換ができ、再び集中して取り組むことができました。
私はこの経験から、ストレスが溜まり過ぎないよう、こまめにリフレッシュする大切さを学んだと考えています。
入社後も忙しい業務に追われることがあるかと思いますが、適切にリフレッシュを取り入れ、モチベーションと良いパフォーマンスを維持しながら仕事に臨みたいと考えています。
ワークライフバランスに関連するよくある質問を以下にまとめました。
ぜひ参考にして、自分の考えを整理してみてください。
- 仕事とプライベートのバランスを取るために心がけていることは何ですか?
- 仕事の成果を上げるために、プライベートの時間をどのように活用していますか?
- どのような方法でオンとオフの切り替えを行っていますか?
- 自分が最も効率的に働ける時間帯はいつですか?それに合わせたスケジュールをどう組み立てていますか?
- 長時間働いていると感じることがあれば、どのように対処していますか?
- 仕事とプライベートの時間をどのように分けていますか?
- 健康的なワークライフバランスを維持するために、日々気を付けていることはありますか?
- ワークライフバランスが崩れた場合、どのように修正しますか?
- 目の前の仕事に集中しつつ、プライベートも充実させるためにはどうしたらよいと思いますか?
- ストレスの多い時期に、ワークライフバランスをどのように保っていますか?
- 仕事に没頭しすぎないように、プライベートの時間でリフレッシュする方法はありますか?
- 休暇を取る際、どのようにオフモードに切り替えますか?
- 仕事とプライベートのバランスを取るために、会社にどのような支援があるとありがたいですか?
- 将来のキャリアを考える際、ワークライフバランスをどう重視していますか?
13. その他のよく聞かれる質問18選
上記以外にも、よく聞かれる質問がいくつかあります。
これらの質問に備えて、しっかりと準備し、自分の考えを整理しておくことが重要です。
質問内容を幅広くカバーしておきましょう。
私の座右の銘は「初志貫徹」です。
大学時代、ゼミの研究活動に取り組んでいた際、当初は研究テーマがなかなか決まらず、進捗が思うように進まないことがありました。
そのような状況でも、私は最初に決めたテーマに対して、粘り強く取り組むことを決意しました。
最初に決めたこそこそが、自分が本当に信念を持って取り組めることだと考えたからです。
研究に取り組む際は定期的に教授にも相談し、進捗が遅れる中でも、結果を出すために計画的に努力しました。
最終的に研究は滞りなく進むようになり、ゼミ内でも高く評価されました。
入社後も、どんな困難に直面しても最初に決めた目標に向かって粘り強く努力を続け、成果を上げていきたいです。
その他によく聞かれる質問を以下にまとめましたので、ぜひご確認ください。
面接に備えて、自分の考えを整理する手助けになります。
- あなたの人生を一言で表すと?
- 当社に関して質問はありますか?
- 最近、自分が感動した出来事は何ですか?
- あなたが最も影響を受けた人は誰ですか?その理由は?
- これまでで最も印象に残っている本や映画はありますか?
- 最近取り組んでいることや学んでいることはありますか?
- 自分の強みを一言で表現するなら何ですか?
- あなたがこれまでに経験した失敗や挫折から、どのように立ち直ったか教えてください。
- 今後のキャリアの中で達成したいことはありますか?
- もし自分を動物に例えると、どの動物に似ていると思いますか?
- 自分の性格を3つの言葉で表すとどうなりますか?
- もし今、時間とお金が無限にあったら、最初にしたいことは何ですか?
- 自分のこれまでの人生の中で、最もチャレンジングだったことは何ですか?
- あなたの理想の上司像はどのようなものですか?
- チームの中でどのような役割を果たすことが多いですか?
- あなたの価値観に最も影響を与えた出来事や経験は何ですか?
- 当社に入社した場合、どんなことを一番楽しみにしていますか?
【エントリーシートの質問】エントリーシートの書き方のポイント3つ
エントリーシートは、応募者と企業のはじめての接点です。
企業によりさまざまなフォームや質問が用意されていますが、「きれいな字で書く」「口語体は使わない」などの、文章を書く基本的な部分を重視する企業もあります。
ここでは、エントリーシートを書く上で押さえておきたいポイントを3つ紹介します。
- Web上での文章も読みやすさを考える
- 内容と構成はポイントを押さえる
- 誤字脱字をなくすために見直す
1:Web上での文章も読みやすさを考える
昨今の就活では、紙媒体ではなくWeb上で提出を求める企業が増えています。
Web媒体では改行するポイントが重要になってきます。読みやすい文章にするためには、まとまった内容ごとや一息で発声できる部分で改行するといいでしょう。
また、打ち込み時には改行されていても送信後に改行が消えてしまうケースがあります。改行しなくても要点が分かる文章を意識すると、改行消失のリスクを減らすことができるでしょう。
2:内容と構成はポイントを押さえる
相手にわかりやすく伝える文章を書くためには、ポイントを絞り簡潔に表現することが大切です。
まず構成を練る場合はシンプルに1つのことを掘り下げると、こちらの意図が伝わりやすくなります。内容に関しては結論から書いていき、その理由を説明したあとに再び結論の順番にするとキレイにまとまるでしょう。
理由の部分では、より具体性のあるエピソードや根拠を盛り込むことでイメージしやすい文章に仕上がります。
3:誤字脱字をなくすために見直す
エントリーシートを書き終えたらミスがないか確認することが肝要です。
とくに誤字脱字が散見される場合は、採用担当者にいい印象を与えることはできません。たとえば入社後の取引先とのやりとりにおいて、誤字脱字が目立ち、読みにくい文章であれば企業の信用に関わってきます。
エントリーシートは社会人のマナーが試される場でもあるため、日頃から見直すクセをつけるといいでしょう。
【エントリーシートの質問】エントリーシートにストーリー性を持たせよう
エントリーシートを作成する際は、ストーリーテリングが重要です。
ストーリーテリングとは、自分の成長や成果を物語形式で伝える技術です。
自己PRやガクチカに用いることで、具体性や説得力のある文章になります。
例として、問題に直面した際の状況、乗り越えるためのアクション、取り組んだ結果を明確に示すことで企業に強い印象を与えます。
採用担当者の記憶に残るエントリーシートを提出することで、周囲の就活生との差別化になるでしょう。
ストーリー性を持たせるには、具体的なエピソードを通じて、自分の行動力や課題解決力を魅力的にアピールすることが重要です。
エントリーシートの文章が、情報の羅列になってしまう就活生に、おすすめの表現方法になります。
【エントリーシートの質問】エントリーシートを書く際の注意点
エントリーシート記入時はまず誤字脱字に注意してください。
文字数が増えていくと、誤字脱字や変換ミスはどうしても発生します。
気づかずにそのまま提出してしまうと「ミスがないか最終チェックをしない=確認する意識が低い」という悪印象を与えてしまうため、第三者に見てもらう(ダブルチェック)など対策をしてしっかり確認しましょう。
次に文章のまとまりです。
まとまりのない、矛盾が生じている文章では、読みにくかったり相手に伝わらなかったりする場合もあります。
ここからはエントリーシートを書く際の構成に関して、くわしい注意点を3つ解説していきます。
読みやすい文章を意識する
企業側はたくさんの応募書類に目を通します。
そのため一目で読みやすい文章だと判断されることが重要です。
だらだらと経験したことを並べても相手の頭に内容が入りにくくなり、結論をまとめるのに余計な手間をかけてしまいます。
どれだけ経歴やアピールする内容がすばらしくても、採用担当に響かなければ意味がありません。
せっかくのアピールチャンスを逃さないためにも対策が必要です。
読みにくい文章ではなく、誰が見ても読みやすい構成を意識して文章を書いていきましょう。
おすすめはPREP法を使って文章をまとめる方法です。
結論(Point)→理由(Reason)→例(Example)→結論(Point)の順で伝えると、まとまった文章が作成できます。
結論から述べると、具体的でわかりやすい内容になるだけではなく説得力が増すので、何か説明するを際も意識しながら活用してみてください。
アピールは1つに絞る
志望動機や自己PR、長所などの項目は企業に自身の強みをアピールできる絶好の機会です。
しかし、いくつもアピールしたい要素を盛り込んでしまうと、結局何を言いたいのかわからない文章になってしまいます。
その結果、混乱を招くおそれがあるのです。
アピールポイントがぶれると一貫性がなくなり、マイナスな印象をもたれてしまうので注意が必要です。
経験したことを多く伝えるのも大切ですが、アピールポイントを絞ることで自身がどういう人物なのか相手に十分に理解してもらえます。
エピソードなどは特に深く掘り下げ、自分がこれだと考えるアピールに絞って、相手に伝わりやすい文章にしましょう。
数字を使う表記は統一をする
エントリーシート以外にも履歴書など企業に提出する書類は複数あるため、内容に不備がないか、細心の注意を払ってください。
提出書類には日付や生年月日、入学・卒業年月など「年」を複数回記入します。
履歴書やエントリーシートに使用する年の記載方法に明確な決まりはありませんが、面接官が時系列を把握しやすいように統一するのが基本です。
特に和暦と西暦など、数字を使う表現は提出する書類で統一しましょう。
履歴書は和暦なのに、エントリーシートは西暦というようなふぞろいな記載をしてはいけません。
また和暦を使用する場合、令和を「R」や平成を「H」など省略せず、必ず正式な表記で記入します。
嘘をつかない
企業に受かりたいからと嘘をつくのはやめましょう。
大抵は初期の段階で嘘をついていると気づかれますが、うまく押し通せたとしても、嘘はあとからばれてしまうものです。
選考が通り無事に入社しても「実はあれは嘘だった」と発覚したとき、企業から不信感を抱かれてしまいます。
その結果「誠実ではない、平気で嘘をつく人だ」と信用を失い、業務の進行や人間関係に支障をきたす可能性があるのです。
自分を良く見せたいと思うのは誰でも同じです。
しかし、嘘をつくのではなく、自身をポジティブに表現できるよう言葉づかいを見直すなど、表現の幅を広げていきましょう。
【エントリーシートの質問項目】エントリーシートの書き方
エントリーシートの質問項目の回答方法を学ぶ際は、各質問項目にわかりやすく答えるための買い方を学んでおくことが重要です。
おすすめの書き方は、PREP法を用いた書き方です。
PREP法は論理的な文章構成で、読み手の心を惹きつけるエントリーシート作成につながります。
具体的には、以下のような流れになります。
Point(要点・結論)
Reason(きっかけ・理由・動機)
Example(具体例)
Point(要点・結論)
この4ステップを意識して文章を組み立てれば、わかりやすいアピールができます。
では、ステップごとに重要なポイントを見ていきましょう。
まずは、結論・要点をわかりやすく示しましょう。
「〇〇は何ですか?」という質問項目に対しては、「私は、△△と考えています」のように、簡潔で力強い結論を述べることが重要です。
最初に結論を伝えることで、何を伝えたいかという重要なテーマを明確にできるからです。
このように結論を最初に把握できれば、その後の説明や補足も、伝えたいことの主旨を踏まえたうえで読むことができます。
だからこそ、結論のわかりやすいエントリーシートは、採用担当者にとって非常に読みやすく印象に残りやすいものになります。
これに対して、最初に「大学時代は〇〇をしており…」とエピソードから書いてしまうと、何を伝えたいのか把握しにくくなるため注意が必要です。
基本的には、どのような質問項目に対しても、わかりやすさを意識し結論から述べるようにしましょう。
PREP法では、結論を伝えたあとは、そう考える理由や根拠、動機、きっかけなどを伝えていきます。
「〇〇です。なぜなら、△△だからです」という基本的な構文を理解していれば、結論を伝えたうえでその内容を掘り下げるという、わかりやすいアピールができるようになります。
理由や動機の部分は、具体的には、貴社の理念や事業内容に共感した点、自分自身の経験やスキルを活かせる点などを伝えると効果的です。
なお、結論→理由、とわかりやすく文章を組み立てているため、理由は論理的で納得感のあるものである必要があります。
就活で自分の考えを伝える際は、「なぜ」「どのように」という具体的なポイントが重要になります。
アピール内容を考える際は、なぜそう思ったのかをじっくり考え、論理的でわかりやすい伝え方をしましょう。
エントリーシートでPREP法を用いた答え方をする場合は、理由や根拠を伝えたあとは、次に具体例を述べる必要があります。
具体例の部分に持ってくる情報は、主に、自分の主張やアピールを証明するためのエピソードです。
大学時代に経験したことや残した成果、実績などに触れ、強みや能力をアピールすることで、説得力を持たせることが重要です。
結論と根拠のみでも、確かに伝えたいことは伝わりますが、シンプルすぎて詳細はわかりません。
説得力や信憑性もないため、より具体的なアピールで印象を残すためにはエピソードが重要となります。
エピソードでは、そのときの状況をより詳しく説明することが必要です。
直面した課題、そのとき感じたこと、課題を乗り越えるために行ったこと、その結果、経験を経て学んだことなどをわかりやすく伝えていきましょう。
PREP法では、最後に、改めて要点に触れるかたちでアピールを締めくくります。
ただし具体的には、最初の結論をもう一度述べるのではなく、詳しい行動指針や将来のビジョンを伝えることが重要です。
企業にとって自分はどのようなメリットを持つ存在なのか、採用に値する魅力があるのかを明確に示すために、入社後の働き方やなりたい自分などをわかりやすくアピールすることが効果的です。
その際は、企業が求める人物像と合致していることが重要なポイントになります。
企業に響く内容でアピールを終えられるように、企業はどのような人物を求めているのか、事前によくリサーチしておきましょう。
なお、より具体的でわかりやすいアピールにするには、志望職種や企業の事業内容に絡めてアピールすることも重要です。
【エントリーシートの質問項目】エントリーシートを書く際に避けるべきNGポイント
エントリーシートを書く際に避けるべきNGポイントは、以下の3つです。
- 曖昧な表現や抽象的な言葉を使う
- 他人の言葉をそのまま使う
- 自己アピールが過剰で一方的な内容になる
エントリーシートは、ただ欄を埋めればいいわけではありません。
採用担当者に「採用したい」と思わせる文章を記載することが重要です。
本章では、つい無意識にやってしまいがちなNGポイントを解説していきます。
自分のエントリーシートに記載していないか、提出前に確認してください。
曖昧な表現や抽象的な言葉を使う
避けるべきNGポイントの1つ目は、曖昧な表現や抽象的な言葉を使うことです。
採用担当者が、エントリーシートを読んでも内容が想像しにくいためです。
たとえば「私はいつも頑張っています」や「チームのために努力しました」といった漠然とした表現はNGです。
何を頑張ったのか、どれくらいの量の努力を積んだのかが不明です。
確かに、自分の努力をアピールしたくなる気持ちは理解できます。
しかし、エントリーシートは、初対面の採用担当者が読むため、具体的なエピソードや成果を示すことが大切です。
エントリーシートでは「チームワークを深めるためにミーティングを実施しました」と具体的なエピソードを盛り込みましょう。
他人の言葉をそのまま使う
避けるべきNGポイントの2つ目は、他人の言葉をそのまま使うことです。
エントリーシートにオリジナリティがなくなるためです。
企業や業界について調べ、企業理念や文化に合った内容を書こうとする気持ちは大切です。
しかし、ほかの企業や就活生のエントリーシートの内容をそのままコピーするのは避けましょう。
採用担当者は、文章構成や面接で話した印象から、自分の言葉でないことを見抜きます。
その結果、入社意欲がない人物だと評価されるため、注意してください。
エントリーシートは、自分の言葉で表現することが求められます。
企業は、就活生の価値観や人柄、強みが知りたいからです。
ほかのエントリーシートを読んだ際は、文章構成や表現方法を参考する程度に留めておきましょう。
自己アピールが過剰で一方的な内容になる
避けるべきNGポイント3つ目は、自己アピールが過剰で一方的な内容になることです。
採用担当者協調性がない、適応力が欠けているなどのマイナスな印象を与えてしまうためです。
自分の強みや経験をアピールすることは重要です。
しかし、自己中心的なエピソードや他者との協力を無視していないか、エントリーシートの内容に注意してください。
とくに、チームワークや周囲との連携を無視して「自分だけが成果を出した」といった内容は危険です。
採用担当者は、成果を出したことよりも、周囲に適応する能力や協調性を疑問視します。
自分の強みをアピールする際は、周囲の協力やメンバーの存在を無視しないようにしましょう。
【エントリーシートの質問項目】エントリーシートの添削サービスを紹介
就活で忙しいあなたにぴったりのサービスをご紹介します。添削のために時間を確保したり、予約を取る手間を省けます。
24時間いつでもAIによる精密な添削が受けられるので、空いている時間にサクッとエントリーシートを改善できます。
初めて書いた方から、さらにブラッシュアップしたい方まで、手軽に利用可能です!
【エントリーシートの質問】エントリーシートの書き方でおすすめの本4選
応募者がエントリーシートを書く上で、全員とも同じ悩みを抱えてはいません。書き方だったり文章力であったり、人によって異なるでしょう。
しかし自身の苦手とする分野を明確にして適切な対処法を把握できれば、今後の人生にも役に立ってくれます。
ここからは、質の良いエントリーシートを書けるようになるための書籍を4冊ほど紹介していきます。
1:php研究所 「内定勝者 私たちはこう言った! こう書いた! 合格実例集&セオリー2022 エントリーシート編」
エントリーシートの書き方の全体像を知りたい場合に参考になる1冊です。
エントリーシートが上達する方法や質問別による回答例、過去の内定実例などを網羅した就活のバイブルとして活躍します。15年以上の就活現場を支えている実績から、さまざまな企業の傾向に沿った対策を行うことができるでしょう。
本年度版では、就活事情の変化に対応したリニューアル版として、応募者のつよい味方になってくれます。
2:日本実業出版社 「文章力の基本」
相手に伝わる文章力を身に付けたい場合には、文章を書く基本から学べる書籍がいいでしょう。
こちらの書籍では、「ムダなく、短く、スッキリと、誤解なく、正確に、スラスラ伝わる文章」をモットーに構成されており、数多くの事例をもとにした実践的な内容となっています。
社会人に求められる文章のマナーや間違えやすい助詞の使い方など、痒い所に手が届く1冊です。
3:かんき出版 「PRするネタがない」と悩んでいる人のためのすごい自己PR作成術」
自己PRになにを書けばいいか悩んでいる方は、自己PRの書き方に特化した書籍を参考にしてみましょう。
この書籍の著者は、企業の面接代行や面接官に研修を行っており、採用担当者が求めるものを把握しています。また付属している6枚のシートを使うことで、明確な自己分析が可能になり相手に響く自己PRがつくれるようになります。
自分をアピールする際に困ったときに活用してみるといいでしょう。
4:ダイヤモンド社 「絶対内定2023 エントリーシート・履歴書」
上手な自己PRに加え、志望動機を書くコツまでカバーしているのがこちらの書籍です。
ダイヤモンド社から発行されている「絶対内定シリーズ」は、面接・面接の質問・インターシップ・エントリーシートがあり、就活に欠かせない要素を各書籍にて詳しく解説しています。
「エントリーシート・履歴書」版では、あらゆる企業に通用するエントリーシート、インターン選考において有利となる志望動機の書き方などの内容になっています。
【エントリーシートの質問項目】まとめ
エントリーシートの質問項目について事前に理解を深めておけば、エントリーシートの各項目の回答は考えやすくなります。
企業によって質問項目は異なるため、よくある質問項目と例文は、前もってよくチェックしておきましょう。
その際は、効果的な答え方や文章の組み立て方を学ぶことも重要です。
エントリーシートでは、一つひとつの回答のわかりやすさも良い印象に関わります。
伝えたいことを明確にしながら、論理的で説得力のあるアピールを行い、高評価を得られるエントリーシートを作成しましょう。
他の人はこんな記事も読んでいます
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート