警察官になりたい人必見!魅力的な履歴書の書き方を解説

警察官になりたい人必見!魅力的な履歴書の書き方を解説

はじめに

警察はその職務内容や安定性から、大変人気のある就職先です。

しかし、警察官になるための採用試験はかなりの難関となります。

警察官の採用試験でも、一般企業と同じように履歴書や面接カードが必要です。

そこに記載する内容で一番大切なのが志望動機であるのも一般企業と変わりません。

今回は、警察官を目指している方のために、魅力的な履歴書の書き方を解説します。

採用担当者の心がつかめる履歴書を作成して、憧れの警察官を目指しましょう。

履歴書で人事担当が見ている点

履歴書を提出したあとは、警察の人事担当者が目を通します。

人事担当者は一度に大量の履歴書に見ているため、一目で好印象を与えるような履歴書にしなくてはなりません。

履歴書を見たとき、まず目に入るのは写真です。

同じように、文字も目に入り、大きくイメージを左右します。

写真と文字は意識しなくても自然と目に入ってしまいますが、記載内容で大切なのは志望動機です。

警察官になりたいという思いの丈が伝わるように書きましょう。

写真

履歴書を見たときに、まず目をひかれるのは写真です。

小さな写真ですが、表情や髪型、服装などでその人の印象も変わってしまうため、とても大切です。

これから警察官になって働くという人にふさわしい表情で撮られたものを貼付しなければなりません。

だらしのない表情や、相手を威嚇するような険しい表情は避けましょう。

また、警察は規律が重んじられる組織です。

警察官を目指すのあれば、髪型や服装にも気をつけなければなりません。

きちんと髪の毛を整える、しわのないスーツを着るなど、撮影の前はいつもより身だしなみに気をつけてください。

写真自体の扱い方も評価の対象となることがあります。

はがれてしまわないよう、きれいに貼りつけておきましょう。

文字

履歴書は基本的に手書きします。

文字が細かすぎると読みにくく、あまり大きく書きすぎてしまうとすぐに記入欄が埋まってしまうため、内容は乏しくなるおそれがあります。

したがって、記載する欄に適切な大きさの文字量で書くことが大切です。

もし字が汚いなど、字を書くことに苦手意識があるだけならば問題はありません。

見られているのは、字の美しさというより、丁寧に記載されているかどうかです。

人事担当者が読みやすい文字を書くように意識していれば、特に問題はないでしょう。

美しい文字である必要はありません。

1文字ずつ丁寧に楷書で書けばよいのです。

誤字脱字はもってのほかです。

もし書き損じてしまったら、新しい用紙に書き直してください。

志望動機

人事担当者は、志望者がなぜ警察官になりたいのか、そしてどんな警察官を目指すのかを知りたがっています。

警察官はほかの仕事よりも職務に忠実であることが求められます。

そのため、採用の段階で適性を見極めることが大切です。

写真や文字は、どんなに気をつけたとしても、ほかの人と大きな差をつけられません。

しかし、志望動機に関しては、どんな内容にするかでほかの志望者との差をつけやすくなります。

したがって、履歴書において志望動機はとても大切です。

だからこそ、嘘は書かずに事実を書くようにしましょう。

もし嘘を書いたとしても、面接などですぐに見破られてしまうはずです。

つぎからは、実際に警察官の志望動機について書き方やコツを紹介します。

警察官の志望動機を書く順番

採用担当者の関心を引くような、魅力ある履歴書を作るのに、志望動機はとても大切です。

志望動機の内容が薄かったり、短すぎたりすると、警察官への熱意はあまり伝わりません。

そのため、意識すべきポイントを押さえ、記載の順番も守る必要があります。

警察官への熱い思いを理解してもらうことが、内定への一番の近道と言えるでしょう。

ここからは、履歴書の志望動機を記載する際の正しい順番と意識するポイントを解説していきます。

1,警察官を志すようになった理由

まずは警察を志すようになった理由を述べることで、内容が伝わりやすい文章になります。

履歴書に記載する志望動機はそれほど長いものでないからこそ、伝えたいことを伝えるのが難しいのです。

警察官を志すようになった理由から記載すると、わかりやすい論理構成の文章になります。

また、内容を伝わりやすくするためには、簡潔に書かなければなりません。

「私が警察官を志望する理由は世の中の犯罪を減らし、安全な街づくりに貢献したいからです。」

といったように、簡潔な表現を目指しましょう。

だらだらと長く書きすぎてしまうと、情報量が多くなりすぎてわかりにくい文章になってしまいます。

大切なことはピンポイントで伝えるようにしましょう。

2,志望するようになったきっかけ

つぎに書くのは、自分が警察官を志すようになったきっかけです。

きっかけがばく然としていると、どうしても説得力に欠けてしまいます。

ここは詳しく述べるようにしましょう。

警察官を志すようになったきっかけがわかれば、採用担当者にもきちんと自分の考えが伝わります。

なんとなく警察官を目指しているような人よりは、はっきりとした志望動機をもっている人物のほうが好まれるのは自明の理です。

また、社会の不正を正す警察官には、強い正義感と責任感が求められます。

自分の正義感や責任感をここで示しておくと、よりよい志望動機になるでしょう。

明確な志望動機があり、正義感や責任感にあふれる人物であることが伝われば、採用担当者の高感度も増すはずです。

3,どんな警察官になりたいか

志望動機の最後に書くのは、将来どんな警察官になりたいかということです。

警察官になることは決してゴールではありません。

その後の長い警察官人生のスタートです。

高い目標意識をもっていることがアピールできれば、それだけ採用担当者に熱意を伝えられます。

自分の能力や体力、経験などの強みを活かしてどう成長し、どんな警察官になりたいかを述べましょう。

警察官には、一般企業に勤める以上に体力が必要です。

これまでにスポーツや武道に励んできた経験なども、採用試験を突破するための立派な武器になります。

そして、自分なりの理想の警察官像をもっていることが採用担当者に伝われば、高い志をもった人物であるという高評価につながるはずです。

志望動機例を3つご紹介

ここまでは、警察官を目指す方に向けて、志望動機の書き方を説明してきました。

ほとんどの方が警察官になるための志望動機を書くのははじめてのはずです。

押さえるべきポイントは理解できても、具体的な書き方がわからなくて困ってしまっている方もいらっしゃるかもしれません。

ここからは、上述した文章構成や記述のポイントをふまえた3つの文例を紹介します。

これをもとにして、自分なりの強みや経験を肉づけしていくようにすれば、よい志望動機が完成するでしょう。

警察官への憧れを用いた例

私が小さいころ、よく近所でパトロール中の警察官によく出会いました。
パトカーを見て興奮している私に、とてもやさしく接してくれたのを今でもよく覚えています。
地域の人に信頼され、お年寄りや子どもへ積極的に声をかけていた警察官のかっこいい姿に、憧れを抱いていました。
そして私もいつしか、「地域の安全安心を守る警察官になりたい」と思うようになったのです。
警察官になったら、地域住民が安心して暮らせる街づくりに貢献したいと考えています。

人助けの経験を用いた例

私は、学生時代に災害ボランティア活動に参加した経験があります。
被災地で必死に人助けをしたいと思って参加しましたが、私にできることはほとんどありませんでした。
それでも、私が何かお手伝いするたびに「ありがとう」と言ってもらえたのは貴重な経験です。
私は、その経験から「困っている人たちの助けになることを一生の仕事にしたい」と思い、警察官を志すようになりました。
警察官になったら、困っている人を1人でも多く助けたいと思っています。

過去の危険な経験を用いた例

私の家は、以前空き巣に入られたことがあり、とても怖い思いをしました。
幸い犯人はすぐに逮捕されましたが、自分が危険な目にあったことで、平和に暮らしていけることがどれだけ大切か実感した出来事でした。
この事件をきっかけに、私は「自分と同じような怖い経験をする人を少しでも減らしたい」と考えるようになり、警察官を志すようになったのです。
私が警察官になったら、少しでも犯罪を減らし、安心な街づくりに貢献したいと思っています。

履歴書を書く際の注意点

無事に志望動機が書けたら、今度は履歴書を正しい形で完成させる必要があります。

雑だったりビジネスマナーが守られていなかったりする履歴書は、採用担当者によい印象をもたらしません。

不十分な履歴書が第一印象になってしまうと、当然今後の選考にも響いてしまいます。

最初に採用担当者の目に入る書類だからこそ、きちんとしたものを準備しましょう。

履歴書を書く際に守るべき注意点がいくつかあるので、それをこちらで紹介します。

丁寧に記入

履歴書は自分が読むのではなく、採用担当者つまりは他人が読むものです。

自分だけが読めればよいメモ書きとは違います。

そのため、できるだけ丁寧に記入しましょう。

文字は丁寧に書き、誤字脱字のないように何度も確認してから提出してください。

文字が汚くて読めなかったり、誤字脱字があったりする履歴書は、「仕事に対する姿勢も雑かもしれない」というイメージを植えつけてしまいます。

丁寧に記入された履歴書なら、そういったことはありません。

修正液や訂正印を使わない

履歴書を記入しているときに、書き間違えてしまうことも当然あるでしょう。

特に、あと少しで書き終わるというときに書き間違えてしまうと、とても残念な気持ちになります。

しかし、修正液や訂正印の利用はおすすめできません。

書き損じた場合は、面倒でも新しい用紙を用意して書き直しましょう。

修正液や訂正印が使われた履歴書はあまり見た目がよくありません。

与える印象も当然下がります。

本文ではないところで評価を下げないようにしましょう。

数字はアラビア数字を用いる

生年月日や卒業年度など、履歴書では必ず数字を書くことがあります。

住所にも番地など、数字の入っている方がほとんどでしょう。

履歴書における数字はアラビア数字を用いてください。

これは履歴書のとても初歩的なマナーです。

これが守られていないと、「最低限のビジネスマナーもわかっていない人物」という評価を下されてもおかしくありません。

履歴書などのビジネス文書は、固有名詞以外は漢数字を使わずにアラビア数字を用いて記載しましょう。

略字を用いない

普段から略字を使っている方も、履歴書では略字を使わないようにしてください。

略字は普段からくせになっているとつい使ってしまうので、気をつけましょう。

また、略称もなるべく使わないほうがよいです。

たとえば学歴に出てくる「高校」も正しくは「高等学校」です。

少し面倒かもしれませんが、履歴書では略字略称の類は、マナー違反となります。

就職前に提出する書類といっても、実際はビジネス文書と同じ扱いだと考えましょう。

終わりに

履歴書の志望動機欄は、自分の熱意を採用担当者に伝える絶好のチャンスです。

それを採用担当者に余すことなく理解してもらうためには、わかりやすく論理的で簡潔な文章を目指しましょう。

警察官を志すようになった理由、そのきっかけ、将来なりたい警察官像の順番で記載すると伝わりやすい論理構成になります。

また、履歴書は記載内容も大切ですが、丁寧に書かれた履歴書であれば採用担当者が受ける心証も悪いものにはならないはずです。

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