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【合唱部のガクチカ】合唱経験はガクチカとして評価されやすい
「合唱部での経験はガクチカになるの?」
「合唱部の経験しかガクチカに書けるものがない」
上記のように合唱の経験をガクチカに採用しても問題ないか、心配している就活生は多いでしょう。
この記事では、合唱がガクチカとして有効な理由を解説していきます。
さらに、後半には例文も用意しているので、ぜひ参考にしてください。
ガクチカは、採用担当者に学生時代の経験と学びをアピールするものです。
以下の文章を参考に、就活を有利に進めてください。
【合唱部のガクチカ】合唱経験のガクチカが強い理由
合唱経験のガクチカが強い理由に、以下の3つが挙げられます。
- エピソードがわかりやすい
- 社会人として必要な能力をアピールしやすい
- 協調性がアピールできる
ガクチカは、学生時代に力を入れた取り組みをアピールします。
そのため、自分が注力したと感じていれば、題材にしても問題ありません。
採用担当者への伝え方を工夫すれば大丈夫です。
本章では、合唱経験がガクチカに適している理由を解説していくので、合唱経験がある就活生は、ぜひ参考にしてください。
エピソードがわかりやすい
合唱経験のガクチカが強い理由の1つ目は、エピソードがわかりやすいからです。
多くの採用担当者が学生時代に一度は経験しているため、専門知識がなくても全体像をイメージできます。
実際に歌ったことはなくても、ある程度の姿が予想可能です。
自分の経験を説明するにあたって、採用担当者との共通認識ができていることは、非常に有利です。
たとえば、学業や部活動、アルバイトといった経験は、誰しもが通る道です。
一方で、誰もが聞いたことがないゼミの研究を伝えても、就活生の努力がどの程度すごいものなのか、採用担当者は判断に迷うでしょう。
そのため、合唱経験は活動の様子や努力した背景が伝えやすいためおすすめです。
学生時代の頑張りが説明しやすいので、合唱経験はガクチカに有効です。
社会人として必要な能力をアピールしやすい
合唱経験のガクチカが強い理由の2つ目は、社会人として必要な能力をアピールしやすいからです。
合唱の経験は、さまざまな能力をアピールできます。
そのため、志望企業が求めている能力や人物像に合わせて臨機応変に内容を変えることが可能です。
たとえば、主体性を重要視する企業であれば、自分がチームを引っ張った経験がエピソードとして適しています。
ほかにも、柔軟性が大切な企業なら、チームの変化に対して柔軟に受け入れた経験が候補に挙がるでしょう。
ガクチカは、企業が求める内容にすることが重要です。
自分の経験をそのまま伝えるだけでは、企業があなたを採用するメリットが生まれません。
合唱経験は、エピソードの内容が調整しやすいため、ガクチカに向いています。
協調性がアピールできる
合唱経験のガクチカが強い理由の3つ目は、協調性がアピールできるからです。
協調性はどの企業、ビジネスでも求められる代表的な要素の1つです。
入社後は、チームや部署単位で仕事することが多いため、採用担当者は協調性の有無を注意深く観察しています。
合唱は、複数人が同じ曲を歌うことで価値が生まれます。
仕事も同様です。
1人では困難な仕事でも、人が集まり力を合わせることで達成できます。
合唱経験は、実際の仕事内容とは異なりますが、採用担当者は仕事するうえで必要な素質を持ち合わせていると評価するでしょう。
そのため、合唱経験がある就活生は、協調性を取得していることが伝わるガクチカにしてください。
【合唱部のガクチカ】ガクチカで企業が聞きたいことは「理由・背景・気づき」
企業は、ただ就活生のエピソードが聞きたいわけではありません。
企業は学生時代の経験を通じて「あなたがどんな人物で、どのように成長してきたのか」「あなたの行動の背後にある思考や意図」などを見極めようと考えています。
そのため、エピソードに注力するよりも、理由・背景・気づきを明確にしましょう。
もちろん、エピソードがあることで具体性のあるガクチカになります。
しかし、企業が求める部分を理解していないと、適切なアピールはできません。
本章で詳しく解説していくので、参考にしてください。
「理由・背景・気づき」が求められている理由
企業は「理由・背景・気づき」を求めることで、あなたがどのように物事を考え、行動し、どのような学びを得たのか、知りたいと考えています。
あなたと企業の相性を確認するためです。
価値観が違ったまま入社すると、働き方に違和感を覚え、早期離職につながる可能性があります。
就活生にとっても長期間かけて就活した成果が無駄になったように感じるかもしれません。
そのため、企業がガクチカに求める要素を理解し、適切に盛り込みましょう。
以降では、企業が求める理由について詳しく解説します。
思考力を評価したいから
企業は、思考力を評価したいから「理由・背景・気づき」を求めます。
企業は、学生時代の行動とその背景や理由、過程を知ることで、あなたがどのような考え方を持っているのか見極めるつもりです。
見極めたい要素の中には、人間性や性格、価値観なども含まれます。
思考力とは、情報や経験をもとに結論を導く能力です。
コンサルティング職であれば、顧客の現状をヒアリングし、課題解決に必要な方法を提示します。
さらに、広告業なら市場を分析し、ターゲット層に届く広告を打ち出します。
仕事で成果を出すには思考力が必要です。
そのため、企業は選考の段階から、どのレベルの思考力を持っているか判断します。
自己分析と成長の過程を知りたいから
企業は、自己分析と成長の過程を知りたいと考えています。
企業が重要視しているのは「結果」だけでなく、あなたがその過程でどれだけ成長したか、何を学んだかという点です。
もちろん結果は大切です。
企業を発展させるには、従業員が成果を出す必要があります。
しかし、選考の段階では、結果よりもあなたの成長性を求めています。
とくに新卒採用は、即戦力としての価値よりも、将来にわたって活躍してくれる可能性を優先するからです。
そのため、就活生は自分の取り組みをきちんと理解し、どの程度成長できたのか、面接官にアピールしましょう。
成長度が高いと魅力的に見えますが、成長幅のみを見ているわけではないので安心してください。
企業にとっての価値を理解しているかを確認したいから
企業にとっての価値を理解しているかを確認する意味もあります。
企業は、自社の価値観を理解、共有できる人材を採用したいからです。
もし、お互いの目標がバラバラだと、1つの方向に進むことはできません。
経営課題の解決や事業目標の達成は遠のくでしょう。
そこで、企業は単に何をしたかよりも、どんな価値を生んだか、そして今後どのように活かされるのかに注目しています。
たとえば、新商品の開発は、世の中の課題を解決し、生活が豊かになるといったことが重要です。
就活生が「新商品を多く開発したいです」と伝えるだけでは、面接官はもの足りません。
企業研究や企業説明会を通じて、企業の価値観を把握しましょう。
課題解決能力を示すため
企業は、就活生の課題解決能力を示すためにガクチカを質問します。
仕事で成果を出すには、顧客の課題を解決する必要があるからです。
とくに「課題解決能力」は売上に直結します。
ガクチカでは、取り組みの理由・背景・気づきを詳しく述べてください。
あなたの課題解決能力や問題に対するアプローチをしっかりと伝えられます。
自分が経験した課題をアピールすることで、ガクチカにオリジナリティが生まれます。
さらに、課題解決に向けて1人で取り組んだのか、チームで取り組んだのかで、アピールできるスキルや能力を変えることが可能です。
【合唱部のガクチカ】合唱経験を効果的に伝えるポイント
合唱経験を効果的に伝えるポイントは、以下の3つです。
- 結果ではなくプロセスに重点を置く
- 求められている人物像を理解する
- 自分が果たした役割を具体的に伝える
ガクチカは、学生時代の取り組みをそのまま伝えるだけでは、不十分です。
文章を工夫することで、得た経験や学びに説得力が生まれます。
本章では、ガクチカを書く際に意識してほしいポイントを解説します。
同じ内容のガクチカでも、工夫するかしないかで、採用担当者の評価や印象は大きく変わるでしょう。
結果ではなくプロセスに重点を置く
まずは、結果ではなくプロセスに重点を置いてください。
企業は、ガクチカを通して就活生が取り組んだきっかけや困難をどう乗り越えたのかに注目しているからです。
たとえば「甲子園で優勝しました」よりも「甲子園で優勝するためにメンバー同士でアドバイスしあいました」と伝えましょう。
もちろん、結果を記載することは必要です。
しかし、ガクチカでは結果を出すために、どういった努力を重ねてきたのかをアピールしてください。
ほかにも、当時の自分がどういった感情や思考を持っていたのかを伝えるのも効果的です。
採用担当者に自分の価値観や人間性を知ってもらえる機会になります。
ガクチカを作成する際は、結果よりもプロセスに文字数を使いましょう。
求められている人物像を理解する
次に、求められている人物像を理解しましょう。
採用担当者は、採用方針に合致した就活生を探しているからです。
そのため、企業ごとにどういった人材を求めているのか、調査・分析することが重要です。
以下の表は、業界とその業界が求める人物像の例です。
- 責任感
- 正確性
- 学習意欲
- 論理的思考
- 探究心
- 創造力
ほかにも、業界ごとに特徴があるため、求める人物像も異なります。
ガクチカを作成する前に、自分がエントリーした業界をきちんと分析しましょう。
業界に関する理解を深めることで、採用担当者の印象に残るガクチカが完成します。
すべての業界を調べるには、時間が足りません。
そのため、自分が特別興味のある業界に絞ってください。
自分が果たした役割を具体的に伝える
最後は、自分が果たした役割を具体的に伝えてください。
採用担当者は、あなたが組織やチーム内において、どのような働きをしたのかに興味があるからです。
ガクチカを作成する際は、以下の要素を盛り込むようにしましょう。
分野 | 果たした役割の例 |
---|---|
アルバイト |
|
ゼミ |
|
部活動 |
|
上記の表は一例になります。
自分の学生時代を振り返り、どういった立場や役割を担っていたのか思い出してみましょう。
また、果たした役割に上下はありません。
自分の役割を正しく認識し、行動に移すことが重要です。
思いつかない就活生は、日々の生活で自分はどういった振る舞いをしているのか、意識しながら過ごしてください。
チームワークを重視したことを伝える
チームワークを重視したことを伝えましょう。
合唱経験を活かしたガクチカが完成するからです。
合唱は一人ではできません。
メンバー1人ひとりの協力が求められるため、チームワークや協力の重要性を伝えられます。
たとえば、メンバーと協力した経験や同じ目標に向けて努力した経験などをアピールしましょう。
面接官は、就活生と既存社員との相性を考えます。
採用した人がチームの輪を乱すことを避けたいからです。
面接官の疑念を払拭するためにも、チームワークを大切にしてきたことを伝えましょう。
入社後、組織に馴染めることを証明できれば、面接官の印象が良くなります。
自己成長を示す
自己成長を示すことも重要です。
新卒を採用する場合、企業は最初からスキルや能力を持っている人だけを採用するわけではありません。
自社との相性や成長性、将来性をチェックします。
ガクチカを提出する際は、学生時代の経験から自分がどの地点から、どのレベルまで成長できたか述べましょう。
たとえば「TOEICを半年勉強した結果、500点から700点にアップしました」のように伝えてください。
自己成長を把握するためには、スキルやマネジメント能力を定期的に振り返りましょう。
自分の現在地を把握することで、成長度合いを客観視できます。
ただ「努力しました」と伝えるだけでは、曖昧なガクチカです。
どの点を努力したのか、工夫した点などをアピールしましょう。
【合唱部のガクチカ】ガクチカで合唱経験を伝えるときのフレームワーク
ガクチカで合唱経験を伝える際は、以下の順番で構成してください。
- 結論
- 合唱に力を入れた理由
- 課題や困難
- 目標達成のための取り組みや工夫
- 取り組みをした結果
- 学びと将来にどう活かすか
ガクチカは、限られた文字数で自分の経験や学びを伝える必要があります。
そのため文章の構成が重要です。
また、ガクチカをどうやって作成すればいいかわからない就活生は、本章を参考にしてください。
1. 結論
ガクチカは、結論から伝えてください。
最初に自分の主張を述べることで、ガクチカの全体像が掴みやすくなるからです。
採用担当者は、あなたのことを詳しく知りません。
そのため、採用担当者に自分の魅力を伝え損ねることを回避するためにも、ガクチカは結論からスタートさせてください。
- 「私はカフェのアルバイトで笑顔を心がけました」
- 「私は、学生時代にテニスに力を入れて取り組みました」
- 「私はイギリスに留学し、異文化交流に力を入れました」
方向性が合っていれば問題ないため、自分の使いやすい文章を参考にしてください。
ガクチカの最初は、自分が一番言いたいことを持ってくるようにしましょう。
2. 合唱に力を入れた理由
次に、合唱に力を入れた理由を解説します。
入部するきっかけを採用担当者に伝えることで、ガクチカに説得力が生まれるからです。
- 「音楽の力で人々に元気を与えたいからです」
- 「入学式で合唱する先輩の姿を見て感動したからです」
- 「子どもの頃から音楽が好きだったからです」
合唱に力を入れた理由は、主観的なもので問題ありません。
自分らしい理由にすることで、ガクチカにオリジナリティが生まれます。
また、採用担当者もあなたの人間性を知りたがっているため、個人的な理由でも大丈夫です。
ただし「なんとなく」「適当に選んだ」など、受け身の印象になる理由は、避けましょう。
結論を伝えたら、合わせて力を入れることにした理由まで説明してください。
3. 課題や困難
合唱を続ける中で遭遇した課題や困難も伝えましょう。
当時の様子から、自分がどのようにして乗り越えたかを伝えることで、ガクチカに具体性が生まれるからです。
単純に「合唱を頑張りました」だけでは、採用担当者に自分が努力してきた背景が伝わりません。
そこで、自分が課題に感じたポイントや解決するために工夫した点を説明しましょう。
課題や困難と聞くと、ハードルが高く感じるかもしれません。
しかし、ハードルの高さが評価に直結しないので安心してください。
たとえば「メンバーのモチベーションがバラバラだった」「練習できる場所が限られていた」など、活動するうえで障壁になったものを伝えましょう。
ガクチカでは、当時の様子から課題や困難も述べるようにしてください。
4. 目標達成のための取り組みや工夫
そして、目標達成のための取り組みや工夫も重点的にアピールしましょう。
採用担当者が一番知りたがっている箇所になるからです。
採用担当者は、あなたの学生時代の話が聞きたいわけではありません。
学生時代の様子を通して、あなたの価値観や人間性、性格などを見極めています。
そのため、課題や困難に対して、自分がどう立ち向かったのかまで伝えてください。
- 「メンバーのモチベーションを上げるために、プロの合唱を鑑賞しました」
- 「練習場所を確保するために大学と交渉し、キャンパス内の一室を借りました」
取り組みや工夫の大きさよりも、自分がどのように課題を捉えているのかが重要です。
5. 取り組みをした結果
取り組んだ結果、どのようになったのかまで伝えてください。
努力した結果が述べられていないと、採用担当者に中途半端な印象を与えてしまいます。
さらに、結果がないと評価の付けようがありません。
そのため、成功・失敗のどちらの場合でも、結果を伝えるようにしましょう。
- 「プロの合唱を鑑賞した結果、練習に参加するメンバーが10名から15名になりました」
- 「練習できる時間が1週間で3時間増えたことで、大会で初めて銅賞を獲得しました」
結果は正直に伝えるようにしましょう。
素晴らしい結果の方が良い印象になるかも、と思っても、嘘がバレると採用担当者の印象が悪くなるため、注意してください。
6. 学びを将来にどう活かすか
最後は、得た学びを将来にどう活かすつもりなのかを伝えましょう。
採用担当者は、入社後に活躍してくれる人材かどうかが知りたいからです。
学生時代に素晴らしい経験を持っていても、仕事で発揮できなければ意味がありません。
そこで、採用担当者は学生時代の経験が、自社に貢献できる内容かに注目しています。
そのため、就活生は採用担当者の考えを先回りし、ガクチカの最後に入社後の姿を伝えましょう。
- 「チームや部署内のモチベーション向上に貢献できる人材だと考えています」
- 「入社後は、目標達成に向けて柔軟に対応できる人材になりたいです」
学生時代に得た学びが、仕事につながるようにしましょう。
【合唱部のガクチカ】合唱経験のガクチカ例文
続いて、合唱経験のガクチカ例文を2つ解説します。
実際の文章を読んでみないと、うまく想像できない就活生もいるでしょう。
そこで、本章の例文に目を通すことで、ガクチカの全体像把握に役立ちます。
また、例文のポイントもあわせて紹介します。
ポイントも含めて理解することで、効率よくガクチカの作成が可能です。
ガクチカの構成だけを把握していても、よいガクチカになるとは限りません。
採用担当者から評価されるガクチカを作り上げましょう。
新歓のエピソード例文
ガクチカ例文
私は、大学で合唱に力を入れて取り組みました。
入学式で合唱を披露されているのを拝見し、感動したからです。
入部後は、人数不足の課題があることを知りました。
そこで、SNSを活用し、練習風景やメンバーを募集していることをアピールしました。
その結果、新入部員が3か月で3名集まりました。
夏のコンクールは、無事に参加できました。
入社後は、この経験を活かし、貴社の商品を認知してもらうためのマーケティングに挑戦したいです。
課題をどう乗り越えたのか、明確に述べられているため具体的かつ、説得力のあるガクチカになっています。
採用担当者は、課題に対しての取り組み内容に注目しているため、詳しく記載するようにしましょう。
リーダーシップをアピールする例文
ガクチカ例文
私は、学生時代に合唱に注力した結果、リーダーシップを学びました。
私の所属していた合唱団は、メンバーのモチベーションがバラバラでした。
そこで私は、メンバーと面談する時間を設け、目標設定や悩みを聞くようにしました。
その結果、練習への意欲を一つにまとめ、コンサートでのパフォーマンスも向上しました。入社後は、チーム内のメンバー間の意欲の違いを調整しながら、目標達成に向けて効果的にチームをまとめるリーダーシップを発揮したいと考えています。
学生時代の経験が仕事に活かせることが伝わるガクチカです。
採用担当者は、あなたが得た知識や経験が自社に貢献できるかを重要視しています。
ガクチカでは、自信を持って貢献できる人材であることをアピールしてください。
【合唱部のガクチカ】合唱経験のガクチカを書く際の注意点
合唱経験のガクチカを書く際の注意点は、以下の2つです。
- 専門的な話をしすぎない
- 嘘をつかない
ガクチカを作成するにあたって、無意識のうちにやってしまっていることを解説します。
悪気はないものの、採用担当者の印象が悪くなるかもしれません。
そこで、本章の解説を理解し、実践することでマイナス評価を受ける可能性が減少します。
特別な経験やスキルは必要ありません。
ガクチカ作成時に意識すれば問題ないので、ぜひ参考にしてください。
専門的な話をしすぎない
まずは、専門的な話をしすぎないようにしましょう。
専門用語を使用すると、採用担当者は言葉の意味が理解できず、あなたの魅力が伝わらないからです。
また、読み手への配慮がないと評価される可能性があるため注意してください。
以下は、伝わりづらい合唱用語の一例です。合唱以外でも使われますが、使用を避けた方が無難です。
合唱用語 | 意味 |
---|---|
Nコン | NHK全国学校音楽コンクールの略称 |
ソプラノ | 女性で最も高いパートを担当する人 |
ゲネプロ | ゲネラルプローベの略称 本番と同様の流れで通すこと |
採用担当者が合唱や音楽の経験があれば、伝わるかもしれません。
しかし、多くの人が目にするガクチカは、誰が読んでも理解できるものにしましょう。
嘘をつかない
ガクチカでは嘘をつかないことも重要です。
嘘が発覚すると、採用担当者と信頼関係を構築するのが難しくなります。
たとえ結果に納得がいかないものだったとしても、嘘をつくのではなく正直に伝えましょう。
たとえば、努力したものの、一回戦で敗退したとしても、事実を述べてください。
結果は悪かったかもしれませんが、次にどう活かすつもりかまで伝えることで、採用担当者の印象をリカバリーできます。
仕事は、ITやAIが成長したことで、効率よく作業できるようになっています。
しかし、人同士のつながりがなくなることはありません。
仮に嘘がバレずに入社できたとしても、嘘をつき続ける必要があるため、心理的なストレスがかかります。
嘘をつきたくなる心境は理解できますが、その場しのぎの対応は避けましょう。
ネガティブな表現ばかり使わない
ネガティブな表現ばかり使わないようにしましょう。
面接官に受け身な印象を与えるからです。
学生時代に挑戦する中で、時には失敗したり、挫折したりします。
落ち込む気持ちは非常に理解できます。
しかし、ガクチカに落とし込む際は、ネガティブな表現で終わらないようにしましょう。
失敗した経験をどのように乗り越えたのか、ポジティブに述べることが重要です。
面接官は、完璧な就活生を求めていません。
むしろ失敗や挫折を糧に成長できる人材を求めています。
失敗を経て、自分がどのように成長できたのかまで伝えてください。
ネガティブな要素を否定するわけではありません。
ネガティブな表現を多用すると、採用するデメリットの印象が強くなるので注意してください。
抽象的な表現を使わない
抽象的な表現を使わないでください。
面接官に自分が得た経験やスキルを説明できずに終わります。
たとえば「努力しました」「頑張った」だけでは具体的な内容が伝わりません。
企業はどのように努力したのか、どんな成果を得たのかに注目しています。
そのため、面接官に努力が伝わっていなければ、内定獲得に近づきません。
ガクチカ内に抽象的な表現が含まれていないか、読み直しましょう。
上記以外にも「たくさん」「いろいろ」のように、パッと情景が思いつかない言葉は避けてください。
自分の脳内には、明確な主張があります。
しかし、面接官にまで届かなければ、意味がありません。
面接官が受け取りやすい言葉を選択しましょう。
他人を批判する
他人を批判するのは危険です。
面接官の評価や印象が悪くなるからです。
面接官は、就活生のスキルや能力に注目します。
しかし、それ以上に人柄や人間性をチェックしています。
もし、他人を批判する表現を使用してしまうと「協調性がない」「人間関係を構築するのが苦手」といった評価を受けるでしょう。
他人批判は、自分の評価を上げているように見えて、実際は下がっています。
就活において、他人を登場させる必要はありません。
過去の自分と比較して「今の自分がどうか」に注目することで、説得力のあるガクチカになります。
自分を良く見せたい気持ちは理解できます。
自分の見せ方を工夫することで、十分なアピールが可能です。
他人を批判する必要がないことを覚えておきましょう。
時間や成果を曖昧にする
時間や成果を曖昧にするのも注意が必要です。
時間や成果が評価できないと、面接官の信憑性が低くなるからです。
ガクチカを作成する際は、できるだけ具体的な数字や期間を挙げて、結果を明確に伝えるようにしましょう。
たとえば、資格勉強に力を入れた人は、何時間勉強したのかアピールしましょう。
合格までの時間が短ければ、計画性や集中力を身につけた証明になります。
一方で、1,000時間勉強したのなら、忍耐力や継続力が強みになるでしょう。
さらに、資格勉強は試験に合格したのかまで、伝えてください。
努力が形になったのかまで説明することで、ガクチカに説得力が生まれます。
時間や成果は、誰が読んでも理解できる内容か、提出前に読み直すようにしましょう。
【合唱部のガクチカ】まとめ
本記事では、合唱経験をガクチカに活かす方法を解説してきました。
合唱経験は、社会人に必要な要素がアピールしやすいため、ガクチカに適しています。
ガクチカの題材を合唱にしたい就活生は、本記事の解説を理解することで、効率よく作成できるでしょう。
ガクチカは、あなたの得た学びや経験を伝える場です。
自分が採用に値する人材であることを、きちんとアピールしましょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート