【26卒】大学4年生から就活しても間に合う?まだ何もしてなくても内定が取れる対策方法を解説!

【26卒】大学4年生から就活しても間に合う?まだ何もしてなくても内定が取れる対策方法を解説!

大学4年生といえば、就職活動のピークが訪れる時期です。

しかし、何らかの理由で就活を始めるのが遅れてしまい、何をすればいいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

そこで、この記事では就職活動に出遅れても、内定を勝ち取る対策とコツを徹底解説をしていきます。

この記事を読むことで就活を行っていく上でのポイントや効率的に就職活動をするための方法を知る事ができます。

就職活動が遅れていても、諦める必要はありません。

就職活動で何をすればいいのか悩んでいる人は是非、本記事を参考にしてみてください。

この記事を読んでわかること
  • 大学4年生からの就活の仕方
  • 自己分析をする時のポイント
  • 大学4年生から内定を勝ち取るコツ
  • 就活情報を効率よく探すためのポイント
この記事がおすすめの人
  • これから就職活動を始めようとしている大学4年生
  • 就職活動の仕方が分からない人
  • 就職活動を万全な準備を整えて挑みたい人
  • エントリーシートや面接に自信がない人

最後に就活を始めるのが遅くなっても内定を勝ち取るコツなども紹介していますので、是非、就活に役立ててください。

目次目次を全て表示する

そもそも就活っていつから始めるもの?

「大学4年から就活しても大丈夫?」と不安を抱いている人は、そもそも就活はいつから始めるものなのか、疑問に思うことも多いでしょう。

就職活動の本格的なスタート時期は大学3年生の3月頃が目安になりますが、近年は就活の早期化が進んでいるため、多くの学生はそれよりも早い時期から準備を始めている傾向です。

そのため近年の標準的な準備スタート時期は、大学生は3年生の4月~6月、大学院生は院1年生の4月~6月頃が目安になるでしょう。

基本的に、就活の準備に取り掛かる時期・タイミングは、早いに越したことはないといえます。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)

柴田貴司
(就活市場監修者)

就活は、一般的なスケジュールに沿って動かなければならないことも多いです。そのため、卒業までにスムーズに内定獲得を目指す場合は、早めに準備を進めておくことが重要といえます。

少しでも早く就活準備をスタートさせれば、時間的余裕が生まれ、結果として精神的な余裕にもつながることで良い結果を得やすくなるでしょう。

「準備は余裕をもって早めに始めると良い」という考え方は、就活においても例外ではありません。いつから就活に取り組むか悩んでいる場合は、まさに思い立ったが吉日、今の自分にとって一番早い日である今日からぜひ準備を始めていきましょう。

大学4年生からの就活は遅い?

大学4年から就活をしても間に合うのでしょうか。

実際、大学4年から就活をしても間に合います。

ただし、就活情報は大学3年の3月から解禁されています。

したがって、大学4年になってから就活を始めるのは遅いと思われるかもしれません。

なぜなら、企業によっては選考が始まっていて、エントリーできないところも存在するからです。

エントリーができない企業で就活することはできません。

しかし、そのまた逆も然りで、大学4年でもエントリーを受け付けている企業は多くあります。

そういった企業を調べ、そのなかから自分のやりたい仕事ができる企業へエントリーすることができます。

つまり、4年から就活を始めても内定をもらうことは可能なのです。

基本的な就活スケジュール

本章では、大学3年生の4月から大学4年生の10月までの就活スケジュールを紹介します。

必ずしも同じ通りに動く必要はありません。

学業やゼミなどの都合に合わせて、柔軟に対応しましょう。

「インターンに参加しないと内定を獲得できない」「インターンに参加したから内定を獲得できるだろう」などの過信は危険です。

あくまで、内定獲得に向けた準備や情報収集であることを意識しましょう。

時期 就活 ポイント
大学3年の4~5月 サマーインターンに応募する 興味のある業界や職種に積極的に応募しましょう
大学3年の6~9月 サマーインターンに参加 職場の雰囲気や企業文化などをチェックしましょう
大学3年の10~2月 秋・冬インターンに参加 長期休暇を活かした期間が長いインターンも視野に入れましょう
大学3年の3月 情報解禁→エントリー 応募締め切りに注意しながら、積極的にエントリーしましょう
大学4年の4~6月 本選考 筆記試験や面接対策に力を入れましょう
大学4年の7~9月 秋採用 周囲と比較することなく、自分に合った企業を見つけましょう
大学4年の10月 内定 自分の価値観や将来と照らし合わせて、後悔のない選択か振り返りましょう

就活は大まかなスケジュールのもと進行します。

もちろん、大学4年生の4月から就活を始めても巻き返すことは可能です。

スケジュールを立てて、1つずつクリアしておきましょう。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)

柴田貴司
(就活市場監修者)

本格的な就活スタートは3年生の3月からですが、もちろん、3年生の3月を迎えるまでに就活を始めている人のほうが有利であることは確かです。早めに就活の準備に取り掛かれば、サマーインターンや秋冬のインターン、早期選考などを経験でき、就活に対する経験値は総合的に高まります。

早期選考にエントリーできれば、内定獲得のチャンスも増えるため、その間に何もしていない人と比べれば有利であることは間違いありません。4年生になってゼロから就活を始めて内定獲得につなげることも可能ですが、正直出遅れてしまっている点については自分自身で認識を持ち、以降はしっかりと覚悟して選考に臨む必要があります。

大学4年生4月の内定率

ここで、大学4年の4月の内定率をチェックしてみましょう。

25卒の場合、4月1日時点で、内定率は58.1%でした。

そしてこれに対して、26卒は3月1日時点で内定率は47.7%を記録していました。

そのため26卒は、4月を迎える時点で、半数以上の就活生が内定を獲得していると考えられます。

このように内定率が年々高まっているのは、就活の早期化が進んでいることが影響しているためです。

4年から就活を始めてもまだ間に合う状況ではありますが、内定率が高いことは事実です。

4月はすでに選考も本格化しつつあるため、これから就活を始める場合は、より一層緊張感を持つべきといえるでしょう。

焦ってプレッシャーを感じる必要はありませんが、まずは周りの状況を把握したうえで、今から自分にできる対策をしっかりと進めていくことが大切です。

4年からと言わず何にもしていない人は今すぐ就活を始めよう

そもそも、就活を何もしていない人は「4年から」とは言わず、今すぐ準備を始めるべきといえます。

そのためここからは、就活を今すぐ始めるメリットを3つ紹介していきます。

就活を今すぐ始めるメリット
  • 自己分析に時間を割くことができる
  • 希望の企業にエントリーできる
  • 内定を早くとれる

このように、4年からと言わず少しでも前倒しで就活を始めるメリットはさまざまあるため、「就活しなきゃ」と感じたときは早めに準備に取り掛かるべきです。

では、3つのメリットの詳細を解説していきます。

自己分析に時間を割くことができる

4年からではなく今すぐ就活を始めるメリットは、早いほうがより自己分析に時間を割くことができる点です。

自己分析は就活において最重要ともいえるプロセスであり、これが不十分な状態では、自分の就活軸が明確に定まりません。

やりたいことや自分の強みや弱みもわからないため、具体的な志望動機で自分自身をアピールすることができず、企業にプラスの印象を残せなくなります。

そのため、就活を始める際はじっくり時間と手間をかけて自己分析を実践し、自分の強みや興味関心などを理解したうえで適性を知る必要があります。

しかし、4年生になったタイミングは、ちょうど選考対策で多忙を極める時期です。

ES作成や面接対策などで非常に忙しいため、自己分析に十分に時間をかけることはできなくなります。

そのため、就活は可能な限り早めに始めるに越したことはないでしょう。

できれば4年生の4月を迎える前に準備に取り掛かり、自己分析は終わらせておく必要があります。

希望の企業にエントリーできる

4年からの就活ではなく、それよりも早いタイミングで就活を始めるメリットは、希望の企業にエントリーしやすくなることも挙げられます。

というのも、多くの企業は3年生の3月1日に採用情報を解禁し、3月が終わるまでにエントリーを締め切ってしまうからです。

そのため、4月からエントリーする企業を選ぶのでは、もともと志望していた企業にエントリーできなくなる可能性があります。

希望の企業にエントリーできなければ、別の企業や業界を検討するなど、さまざまな方向転換が必要になるでしょう。

興味のある企業に入社するためのスタートラインにすら立てないとなれば、一気にモチベーションを失ってしまう人も少なくありません。

エントリーできなければ当然内定はもらえないため、自分の就活軸や興味関心にマッチした就活をしっかりと行ううえでも、就活は早めに始めるようにしましょう。

内定を早くとれる

4月からではなく今すぐ就活を始めるメリットは、内定を早く獲得できる可能性がある点です。

早く始めれば始めるほど、内定を勝ち取れる時期は早まるため、よりゆとりを持って就活を進めることができます。

一般的に就活の情報解禁とエントリー開始は3月からですが、昨今の就活は早期化が進んでいるため、早ければ3年生の秋頃から早期選考が始まる場合があります。

早期選考に合格すれば、かなり早い段階で内定をゲットできるため、精神的に余裕が出ることは間違いないでしょう。

「内定をすでに獲得している」というアドバンテージがある状態で、その後の本選考にも臨めます。

もちろん、第一志望の企業から早々に内定を勝ち取れれば、3年生のうちに就活に区切りをつけられる場合もあります。

早いうちに内定が出ることにはメリットが多いため、就活は4年からではなく、少しでも早く始めるべきといえます。

大学4年生からの就活の進め方

大学4年からの就活となるとインターンに参加していない方も多いことでしょう。

そのため、上記で述べたようにインターンから内定につながりやすい外資系やベンチャー系はきびしいかもしれません。

しかし、インターンに参加していなくても日系企業の内定を勝ち取ることは可能です。

日系企業は、日本経済団体連合が定めた大学4年の6月から選考を始めるところが多いです。

マスコミ業界や広告業界など特殊な業界以外は、今からでも遅くはありません。

ここからは、大学4年から始めても内定を勝ち取るための無駄がない就活スケジュールを大公開します。

大学4年からの就活の流れ
  1. 自己分析でアピールポイントを明確にする
  2. 就活の軸を作る
  3. 企業探し
  4. エントリーをする
  5. 適性検査を受ける
  6. 面接を受ける

1.自己分析でアピールポイントを明確にする

自己分析は、就活において必須です。

これがきっちりできていないとエントリーシートは書けません。

自己分析は、「自分のことを知り仕事選びの軸とする」「自分のことを他人に簡潔に説明する」ことを目的としています。

どんな職業に就きたいのか、強みはなんなのかを分析しましょう。

しかし、あまり時間をかけられません。

大学4年から始めるとなると、企業のエントリー期限が差し迫っています。

自己分析は、要領を絞っておこないましょう。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)

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(就活市場監修者)

まずは自己分析を通じて、自分自身の強みや興味関心が合ったもの、モチベーションが上がった時の共通点などを明確に把握しましょう。

自己分析の中でもモチベーションが上がる共通点を探すことによって、自分にあった仕事が何かわかるようになります。

実際に、モチベーショングラフを作成するとよりわかりやすいので作成することをお勧めします。

さらに、自分の性格やスキル、適性、経験、将来の目標などを振り返り、自分史を作成してみてはいかがでしょうか。

自己分析を通じて、自身の優先順位や重視する要素を明確にすることができます。

2.就活の軸を作る

自己分析やキャリアゴールを踏まえて、就活の軸を作っていきましょう。

例えば、業界や職種、勤務地、企業の規模、福利厚生、成長機会など、自身にとって重要な要素をしっかり明確にしておきます。

これにより、選択肢を絞り込み、軸を持った就活をする事ができます。

自分の軸を持つ事ができたら、次にリサーチや情報収集を行いましょう。

興味のある業界や企業について詳しく調べ、自分の軸に合うかどうかを判断していきます。

3.企業探し

就職活動では、自分の興味があり、適した企業を見つけることがとても重要です。

ここからは、就活の軸に沿って、求人情報や企業情報を効率よく集約する方法をご紹介していきます。

ナビサイトを活用する

ナビサイトは、就職活動において欠かせないツールです。

企業を探す時には複数のナビサイトを利用して、求人情報を収集しましょう。

就活サイト大手の「リクナビ」や「マイナビ」を活用することをおすすめします。

検索機能やフィルター機能を使って、自分の希望条件に合った企業や職種を絞り込むことができます。

また、企業の詳細情報や口コミなども参考にしながら、興味のある企業をリストアップしていきましょう。

企業説明会に参加する

企業説明会は、企業をより詳しく知るための絶好の機会ですので、興味がある企業があれば参加していきましょう。

各企業の採用担当者や社員と直接対話することで、企業の文化や働き方、雰囲気、将来性などを理解することができます。

説明会では、質問や意見を積極的に発信し、自分に合った企業を見極める努力をしていきましょう。

また、合同企業説明会に参加することで、比較検討もできるので是非、参加してみてください。

4.エントリーをする

応募したい企業が決まったら、エントリーシートを送りましょう。

エントリーシートは、就活情報を収集しているときに同時進行で進めておくと楽です。

このエントリーシートをもとに書類選考や面接がおこなわれるので、とても重要です。

エントリーシートには、自己PRの欄があります。

この自己PRに何を書けばよいのか、悩んでしまうかもしれません。

自己PRは、ステップ1で記述した「自己分析」が役に立ちます。

大学時代に、主体的に活動したエピソードや変化、成長したエピソードを書くとよいでしょう。

また、企業によって欲しい人材は変わってきます。

企業ごとにエピソードを変えることも、書類選考を勝ち抜くコツです。

5月までにエントリーシートを締め切る企業が多いので、早めに作るように心がけましょう。

5.ESと筆記対策を4月前半中に進める

ESと筆記対策は4月前半までに進めておきましょう。

4月後半からは、面接が本格化するからです。

企業の採用は3月頃から受付を開始します。

その後、4月の前半あたりで応募を締め切ります。

応募が締め切られる前には、ESと筆記試験対策は終えておきましょう。

やっておくべき対策
  • 志望動機、ガクチカ、自己PRの想定回答を作成する
  • Webテスト対策の本や過去問を買って解く

書類選考が終わると、すぐに一次面接が始まります。

面接日が決まってから対策を始めても、間に合わない可能性があります。

そのため、余裕のある時期に取り組み、終わらせておくことが重要です。

また、面接対策と筆記試験対策が重なると、準備するべきことが増加します。

どちらも重要になるため、欠かせません。

4月の前半までに少しずつ対策しておくことをおすすめします。

6.4月後半から面接を受ける

書類選考と適性検査が通ると、つぎは面接が待っています。

内定を勝ち取るために立ちはだかる、最後の壁です。

面接は、就活においてもっとも重要な要素となっています。

企業によって、質問は変わってきますが、どこの企業も聞くような質問には答えられるようにしておきましょう。

たとえば、以下の6項目は頻出する質問です。

頻出する質問6選
  • 志望動機
  • 自己PR
  • 自身の長所や短所
  • 学生時代もっとも打ち込んだこと
  • 挫折や失敗経験
  • 入社後やりたい仕事

この辺りは、最低限答えを準備し、しっかり対策するようにしましょう。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)

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(就活市場監修者)

面接を行う際は、とても緊張してしまい、うまくできないと苦手意識を持っている方も多くいるかと思います。

うまく面接を乗り切るためにも頻出する質問を把握しておき回答を準備しておくと良いでしょう。

また、考えた回答に対して丸暗記で挑むのは避けましょう。

違った質問がきた時に自然な流れで回答ができず、柔軟に対応する事ができないためです。

その場の状況や質問内容に合わせて回答を展開できるようにしておき、また面接官との自然な対話を意識しましょう。

リラックスして話すことで、自分自身をより正確に伝えることができます。

8.エントリーを締め切った企業は二次募集を待つ

エントリーが締め切られたからといって、諦める必要はありません。

二次募集を待つ選択肢があるからです。

企業は採用人数に達した段階で、採用を打ち切ります。

公式ホームページや就活サイトでアナウンスがあるでしょう。

しかし、チャンスはまだ残っています。

内定辞退者が現れる可能性があるからです。

採用人数を大きく下回った企業は、追加募集を開始します。

本来の採用人数より少なくなるため、内定を獲得するのは困難です。

しかし、志望度の高い企業なら、勇気を出して応募してみましょう。

エントリーしなければ内定獲得率は0%です。

二次募集されたことは、何かの縁だと考えて挑戦してください。

ただし、二次募集されるかどうかは企業次第です。

公式ホームページやSNSなど、定期的にチェックしておきましょう。

大学4年生までにやっておきたい就活

大学4年生までにやっておきたい就活は以下の7つです。

大学4年生までにやっておきたい就活
  • 自己分析
  • 業界・企業研究をする
  • 就活の軸
  • インターンに参加する
  • エントリー
  • 企業との接点を増やす
  • 各企業の選考スケジュールをまとめておく

就活はやるべきことが多岐にわたります。

思いついた順番から取り組むと、対策する時間がなくなるでしょう。

また、対策漏れになる可能性もあります。

万全の状態で就活に挑むためにも、本章を参考にしてください。

やるべきことが明確になり、行動しやすくなります。

自己分析

まずは、自己分析から始めましょう。

自分の性格や価値観が明確になり、企業選びの材料になるからです。

たとえば「忍耐力がある」「残業が少ない企業がいい」などが挙げられます。

上記の要素は、人によって大きく異なります。

また、周囲から指定されるものでもありません。

自分の意思で判断することが重要です。

自分の強みや特性を理解して、どんな働き方がしたいのか検討しましょう。

自己分析のおすすめのやり方

自分史を作る

モチベーショングラフを作る

身近な人に他己分析をお願いする

自己分析は、就活の基盤になります。

早めに対策しておくことで、自己PRや志望動機の作成がスムーズにできます。

自己分析したことがない学生は、こちらの記事がおすすめです。

自己分析のやり方に加えて、無料の自己分析ツールを解説しています。

就活の軸

就活の軸も決めておきましょう。

就活の方向性が決まるからです。

自分の将来なりたい姿や譲れないポイントを参考にしましょう。

就活の軸の例
  • 人々の生活をより豊かなものにしたい
  • 生活の根幹を支える仕事がしたい
  • クリエイティブな発想を活かせる仕事がしたい

「5年後には新商品の開発に携わりたい」と考える人は、商品開発部がある企業が候補になります。

ほかにも「年間休日は120日がいい」と考える人なら、年間休日120日以下の企業は、エントリーの対象外になるでしょう。

就活の軸は、自分の価値観に適したものにしてください。

「先輩は大手企業に就職した」「友人が営業職を目指している」など、他人の影響を受けすぎると後悔する原因になります。

他人によって軸がブレてしまうからです。

安定した軸を見つけたい人は、こちらの記事が適しています。

就活の軸の見つけ方を詳しく解説しています。

業界・企業研究をする

大学4年生になるまでには、就活の重要な準備として、業界・企業研究をしっかりと行っておく必要があります。

就活では自己分析を通じて自分自身をよく知る必要がありますが、それと同時に、相手(=業界・企業)についてもあわせて理解を深めなければなりません。

自分の目指す業界・企業について十分に理解していなければ、企業に響くアピールができないからです。

そのため、4年になって就活が本格化するまでには、業界・企業研究はしっかりと済ませておきましょう。

4年になってから慌てて業界・企業研究を進めるのでは、すでに選考が始まっている状態にあり、研究・分析が追いつかない場合が多いです。

また、4年から業界・企業研究を初めて志望する業界や企業を選ぶのも、一般的な就活のペースと比べて遅いと言わざるを得ません。

気になる業界・企業については事前に情報収集し、自分に向いているか、どのような働き方ができるのかなどを整理しておきましょう。

インターンに参加する

インターンに参加することも重要です。

実際の業務を体験することで、自分に合った企業・職種が見つかるからです。

少しでも興味のある企業が開催していれば応募しましょう。

もし、参加した結果「自分には向いていない」と感じても、時間の無駄にはなりません。

自分に合わない職種や企業が見つかり、エントリーせずに済むからです。

結果的に時間とお金の節約になるでしょう。

ほかにも、インターンには企業理解を深める効果があります。

職場の雰囲気や企業文化を自分の目で確かめられるからです。

今の時期は冬インターンが開催されています。

冬インターンに興味がある人は、こちらの記事をご覧ください。

インターンに参加するメリットについて詳しく解説しています。

エントリー

就活を始めるならエントリーは欠かせません。

企業に応募しなければ、選考が始まらないからです。

「内定がもらえるだろうか」と心配になる気持ちは非常に共感できます。

しかし、失敗を恐れずにエントリーしましょう。

もし、エントリーが不安な方は、プレエントリーがおすすめです。

プレエントリーは選考には影響しないエントリー方法です。

情報登録しておくと、企業から説明会の日程連絡や特別選考を受けるチャンスが手に入ります。

プレエントリーしたからといって、選考に進む必要はありません。

自分と企業との相性を確かめる機会が増えるため、うまく活用しましょう。

エントリー方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

企業との接点を増やす

企業との接点を増やすと就活で役立ちます。

公式ホームページには掲載されていない情報が手に入るからです。

たとえば、企業説明会やインターン、OBOG訪問が挙げられます。

企業が主催するイベントに参加することで、実際に働く人の声を聞くことが可能です。

また、募集要項を読んだだけでは、理解できなかったことが質問できます。

自分1人で考えても解決しない問題が一瞬で解決するため、日程調整できれば参加をおすすめします。

さらに、就活において人脈は重要です。

人脈は目に見えず、構築するのには時間がかかります。

しかし、苦労した分、就活では大きな力を発揮するでしょう。

非公開情報を収集できたり、採用担当者からアドバイスをもらうことで、選考対策がしやすくなったりするからです。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)

柴田貴司
(就活市場監修者)

4年から就活の各種準備に取り組む形でも内定獲得を目指すことはできますが、情報収集は早い段階から行っておくに越したことはないため、OBOG訪問も可能な限り早めに済ませておきましょう。

というのも、4年からは就活の予定が想像以上に多く入ることになるため、OBOG訪問に出かけている余裕はほとんどなくなるからです。

せっかく積極的に情報収集・企業研究しても、時間的に余裕がなければあまりにもったいないものです。

チャンスをしっかりと活かすためにも、OBOG訪問は、4年に進学するまでのタイミングで終わらせておきましょう。

各企業の選考スケジュールをまとめておく

大学4年になるまでには、各企業の選考スケジュールをまとめておく必要があります。

企業によって各手続きの締め切りはさまざまであるため、事前に整理しておかなければ、あとになって混乱する原因になります。

特に3月の情報解禁以降は、企業説明会に参加したりエントリーシートを提出したりなど、とにかくやることがたくさんあります。

スケジュールを把握しながら計画的に動くことが、そういった多忙な状況を乗り切る重要な秘訣です。

各企業の選考スケジュールをまとめる際は、カレンダーやスケジュール管理のアプリ、手帳などを有効活用しましょう。

就活は締め切り厳守であることを認識し、最初にスケジュールを整理したうえで動くようにしてください。

大学4年生の4月に終わらせたい就活

4年からスムーズに就活を始めるためには、できる限り4年生の4月までに、各種準備を終わらせておきたいところです。

そのためここからは、大学4年生の4月に終わらせたい就活について解説していきたいと思います。

主な就活の内容は、以下の通りです。

大学4年生の4月に終わらせたい就活
  • OBOG訪問で企業のリアルを知る
  • ガクチカ・志望動機・自己PRのブラッシュアップ
  • 面接の頻出質問対策

5月には選考が本格的に進むため、それまでにやるべきことを整理し、選考に臨む準備を万全にしていきましょう。

なお、4月にすべきことの内容については、以下の記事もチェックしてみてください。

OBOG訪問で企業のリアルを知る

4月までには、OBOG訪問を行い、企業のよりリアルな情報を入手しておきましょう。

OBOG訪問では、実際にその企業で働いている社員を訪ねてさまざまな情報を教えてもらえるため、公式サイトなどではわからないリアルな情報にアプローチできます。

職場の雰囲気や入社してみて感じた企業の印象、仕事のやりがい、上司との関係など、さまざまな情報を知ることができるため、OBOG訪問は自分の適性を見極めるうえで貴重なチャンスになります。

選考が本格的するとOBOG訪問の時間はなかなか取れなくなるため、4月までにはなるべく終わらせておきましょう。

なお、アポを取る際はキャリアセンターやOBOG訪問サービスなどを活用することがおすすめです。

また、実際に訪問する際は「入社前後のギャップ」「成長環境」「やりがいと大変なこと」などを質問できるように、しっかりと準備を整えておきましょう。

ガクチカ・志望動機・自己PRのブラッシュアップ

4月までには、ガクチカや志望動機、自己PRのブラッシュアップは必ず済ませておきましょう。

ガクチカ・志望動機・自己PRは、エントリーシートで必ずといって良いほど聞かれるため、どのような業界・企業を志望する際も対策必須の項目といえます。

しかし必ず聞かれる項目だからこそ、これらで周りを差をつけることができれば、内定獲得につながりやすくなります。

それぞれのアピールの中では、エピソードを明確にし、企業ごとに求める人物像を意識しながら完成度を高めていきましょう。

なお、完成した書類については、先輩や周りの大人の人にチェックしてもらうと良いでしょう。

必要に応じて、就活エージェントを利用し、プロから添削を受けることも大切です。

面接の頻出質問対策

4月までに済ませておきたい就活対策といえば、面接の頻出質問の対策も挙げられます。

頻繁に出る質問をリストアップしておき、回答を言語化する練習を繰り返し行いましょう。

頻出質問は、面接で質問される可能性が高いからこそ、事前に対策しない手はありません。

むしろ基本的な質問にもかかわらず答えに詰まってしまうと、準備が足りていない=モチベーションが低いと思われる可能性があります。

言語化の練習では、話し方の癖や伝わりやすさを確認するために、録音・録画を行うことがおすすめです。

自分の話し方を細かくチェックし、より良い伝え方ができるように、面接における対応スキルを高めていきましょう。

なお、自分一人で準備するのみでは、実践的な練習が足りない可能性があります。

周りの人に頼んだりキャリアセンターや就活エージェントを利用したりしながら、模擬面接も積極的に行いましょう。

大学4年5月以降のスケジュール

4年から就活を始める際は、効率良く準備を進めて内定獲得につなげるためにも、今後のスケジュールをしっかりと把握しておく必要があります。

そのためここからは、大学4年5月以降の具体的なスケジュールを紹介していきます。

4月以降は多くの企業で選考が本格化するため、流れに乗り遅れないように、これから起こることをしっかり整理しておきましょう。

それに合わせて今自分にできることを考えれば、4年からの就活でも、短期集中型の力を発揮することで内定につなげられる可能性があります。

では、以下から時期ごとに重要なポイントをまとめていくため、詳細をチェックしておきましょう。

5~6月

大学4年の5~6月は、最初の情報解禁(3年生の3月)が行われた流れから、本選考が進んでいる時期になります。

そのため5~6月では、エントリーする企業をあらかじめ絞ったうえで、ESなどの書類提出や面接対策が必須といえます。

6月を終える頃までに内定を獲得するためには、選考対策はとにかく気合を入れて行わなければなりません。

どのようなアピールが企業に響きやすいのか、企業研究を進めながらよく理解したうえで、添削を受けながらアピール内容を工夫しましょう。

また、面接をうまく乗り越えるためには、練習による慣れがやはり重要です。

想定される質問の答えをまとめておくのはもちろんのこと、模擬面接を何度も行い、面接官からの質問に答えることに積極的に慣れるようにしましょう。

なお、4年の5月にやるべきことや準備のポイントなどは、以下の記事をぜひ参考にしてみてください。

6~7月

4年の6~7月は、面接ラッシュが来る時期であり、それに伴って内定が出始める時期になります。

そのため、6月頃を境に、内定を保有する就活生の数は増えていきます。

周りと比較したときに内定が一つもないと、焦ってしまう人は多いですが、もちろん焦る必要はありません。

確かに4年からの就活は出遅れていると言わざるを得ませんが、就活のペースは本来人それぞれなので、周りと比較して焦っても意味がありません

面接では、事前の対策が重要となるため、模擬面接を繰り返し行うことで対策を万全にしましょう。

また、最近ではオンライン面接も増えているため、環境の準備も忘れずに済ませておく必要があります。

4年の6~7月を境に就活を始める場合は、効率良く準備を進めるためにも、こちらをぜひチェックしておきましょう。

7月以降

4年の7月以降は、夏採用・秋採用に向けて準備を進める必要があります。

企業の採用活動は、春からの流れが終わったあとも行われるため、内定がもらえなかった場合は継続して選考スケジュールを確認しましょう。

4年になってから就活の準備に本格的に取り組んだ場合は、7月になっても内定がゼロ…というケースは十分にあり得るでしょう。

そのため、夏採用や秋採用では先回りして準備を万全にできるように、あらかじめやるべきことを整理することが重要です。

なお、内定がもらえた人は卒業に向けて学業に集中したり、資格取得の勉強を進めたりしましょう。

新卒採用では即戦力としてのスキルを求められるわけではありませんが、入社後の活躍を少しでも早められるように、業界・企業に関することを改めて勉強しておくことも必要です。

4年の7月の過ごし方については、以下の記事もぜひチェックしてみてください。

各企業の選考時期は?

多くの企業の選考時期は、日本経済団体連合により定められた時期である6月以降です。

日系企業の多くがこれに該当します。

しかし、実際は企業や業種によって選考時期は大きく異なっているのです。

また、外資系やベンチャー企業などの企業は、日本経済団体連合が定めた選考時期と大きくかけ離れています。

早期選考といって、かなり早い段階から選考が始まっているのです。

そこで、日経業界の大まかな業種ごとの選考時期と外資系やベンチャー企業の選考をご紹介します。

日系企業

日系企業の場合基本的には、上記で述べたように6月から選考が始まり、8月から内定が出され始めます。

しかし、業界によっては早い時期から選考を始めるところもあります。

それは、マスコミ業界です。

テレビ局や新聞社、出版社などは選考が始まる時期が早いです。

3年の11月、12月ごろから選考は始まります。

広告業界では、大学3年の年明け前後に2回選考をしています

不動産業界では、積極的にOB訪問へ行くことで選考に有利になる可能性があるかもしれません。

そのため、不動産業界を志望している人は早めに行動しましょう。

しかし、最初に述べたように一般的な選考をおこなっている業界も多くあります。

食品メーカー、鉄道、通信、航空、製造、海運、金融、保険、総合商社などです。

これらの業界は、一般的な選考スケジュールで選考をおこないます。

しかし、企業によって異なるため、きちんと自分が志望する会社の選考時期を調べておくことが重要です。

外資系やベンチャー系

外資系やベンチャー系企業は、日系企業よりも選考時期や内定通達が早いです。

外資系企業は、大学3年の4月から就活を始めていないと内定を取ることはきびしくなります。

なぜなら、サマーインターンシップやオータムインターンシップからの内定が多いからです。

夏や秋におこなわれるインターンに参加した人は、早期選考にエントリーできます。

つまり、大学3年の夏におこなわれるサマーインターンシップはかなり有利だということです。

ベンチャー企業も外資系企業と同様のスケジュールで選考をおこなっています。

しかし、ベンチャー企業は日系企業と同じスケジュールで選考をおこなっているところもあるので、ご自身で調べてみてください。

内定を通達される時期は、3年の12月からが多いです。

大学4年になる前に内定を出すのが、外資系やベンチャー企業の特徴です。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)

柴田貴司
(就活市場監修者)

外資系企業やベンチャー企業への就職を目指す場合は、4年からの就活はかなり厳しいと言わざるを得ません。

お伝えしたように外資系企業・ベンチャー企業の選考時期は早い傾向にあり、3年生のうちに内定を出し切ってしまうケースも少なくありません。

3年生のうちに内定がすべて出てしまえば、4年に進学する頃には、外資系企業・ベンチャー企業は募集を終了していることが考えられます。

そのため、外資系企業・ベンチャー企業を狙う人は、基本的に夏頃から準備を始めたうえで早期選考エントリーを検討しましょう。

事前にスケジュールを確認しながら動き、チャンスを逃さないことが大切です。

その他の一般的な業界

上記で紹介した業界以外にも、世の中にはさまざまな業界があります。

例えば、アパレル業界や総合商社、介護福祉業界や損害保険業界などを志望する人も多いでしょう。

一般的には、どの業界の企業も大学4年生に向けて、エントリーシートの提出を求めていることが多いのがポイントです。

そのため、それまでにできる限り準備をしておくことが大切だといえるでしょう。

今の自分がどんなことに興味があるのか?将来的にどうなりたいのか?などを、きちんと分析しておけば、いざという時に悩まずに済みます。

そして、エントリーシートの受付時期が近づいてきた際には、必ず企業のホームページや就活サイトなどをチェックし、どのようなスケジュールが組まれているのかも把握しておいてください。

大学4年から就活を始める時のポイント

大学4年から就活を始める時のポイントは以下の5点です。

大学4年から就活を始める時のポイント
  • スケジュール管理を徹底する
  • 面接練習を徹底する
  • 各選考の振り返りを行う

大学4年生は就活が本格的に始まる時期です。

流れに乗り遅れないために本章で解説するポイントを理解しておきましょう。

時間がなくて困っている就活生にも役立つ情報を記載しています。

ぜひ参考にしていただき、スムーズに就活を進めてください。

スケジュール管理を徹底する

4年からの就活を成功させるには、スケジュール管理を徹底する必要があります。

就活時期は、説明会やエントリーシートの提出、面接練習、OBOG訪問、その他セミナーなどさまざまな予定が入ります。

毎日のように就活の予定に追われることも少なくないため、感覚で乗り切ることはほぼ不可能です。

そのため、カレンダーアプリや手帳を活用したスケジュール管理は必須といえます。

就活の予定に加えて、学業やサークル、アルバイトなどの予定が入ってくる場合は、うまく両立するためにもスケジュール管理は欠かせないでしょう。

筆記は苦手分野を中心に対策する

筆記は苦手分野を中心に対策しましょう。

大学4年生になると、全ての分野を対策する時間がないからです。

学業や卒業論文の制作、面接対策など筆記試験に注力するのが難しくなります。

そこで、苦手分野を克服することをおすすめします。

筆記試験は満点を取る必要はありません。

確実に取れる問題を増やすことが重要です。

苦手分野は、点数アップの余地が多い箇所になります。

最初は苦労すると思いますが、苦手分野を潰すように勉強しましょう。

ただし、筆記試験対策が目的にならないようにしてください。

就活のゴールは、自分が納得いく企業に就職することです。

本末転倒にならないよう注意してください。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)

柴田貴司
(就活市場監修者)

筆記試験対策を行う際は、対策本を使って準備を万全にすることが重要です。

なぜなら、Web上には、過去問などの情報はあまり掲載されていないからです。

基本的なコツなどの情報はつかめるものの、対策を強化するうえでは、やはり過去問を活用した学習は欠かせないでしょう。

対策本を購入すれば、解き方や過去問を一挙に勉強できるため、効率的に対策できるのもメリットです。

就活の選考では筆記対策も欠かさず行う必要があるため、隙間時間を活用しながら本でしっかり準備を進めましょう。

面接練習を徹底する

面接練習も欠かせません。

自信を持って面接に参加することで、自分の魅力が採用担当者にきちんと伝えられるからです。

面接は自分の強みをアピールする貴重な時間になります。

緊張すると自分の実力が発揮できない原因になるでしょう。

そこで、事前に面接対策を徹底してください。

おすすめの面接対策方法
  • 頻出質問に対する想定回答を作成する
  • 大学のキャリアセンターと就活エージェントを利用する。

対策の方法としては、大学のキャリアセンターと就活エージェントの併用が特ににおすすめです。

就活のプロに自分の発言や立ち振る舞いを見てもらうことで、内定獲得に必要なアドバイスが受けられます。

また、現在の面接は対面だけではなくオンラインでも実施されます。

オンライン面接は対面と比較して緊張しにくい環境です。

しかし、パソコンの事前準備や操作が必要になります。

当日に準備すると思わぬトラブルに直面する可能性があるため、オンライン面接の練習もしておきましょう。

各選考の振り返りを行う

各選考の振り返りは必ず行うようにしてください。

改善点を見つけ、行動していくことで成長できるからです。

書類選考に落ちた時や面接が終了した時には、さらに自分が良くなるためのポイントがなかったか確認しましょう。

過去を引きずる必要はありませんが、自分の行動を確かめることで成長に繋がります。

「企業の事業内容が勉強不足だった」「企業と自分の価値観が合わなかったかもしれない」など自分なりに書き出しましょう。

改善点を可視化することで理解しやすくなります。

また、紙に書いておくことで翌日以降の復習がしやすくなるでしょう。

選考のステップが1つ終わるたびに振り返りを実施して、次の選考に活かしてください。

できるだけ多くの企業と接点を持つ

4年から始める就活では、できる限り多くの企業と接点を持つことが重要です。

4年からの就活では、周りと比べて正直出遅れてしまっているため、十分な時間を取ることが難しい傾向にあります。

そのため、就活では常に効率の良さを意識しなければなりません。

効率の良さを求めるのであれば、普段から複数の企業とやり取りし、自分に合った職業をより的確に見極めてみましょう。

企業との接点を増やしておけば、自然と志望企業についての理解も深まるため、企業研究にもつながります。

企業研究によって志望企業に対する理解度を高めることができれば、企業がどのような人材を必要としているかが判断しやすくなり、結果として企業が魅力を感じやすいアピール文章を作成できます。

また、多くの企業と接点を持つことは「大人と話す」良い機会にもつながるため、選考で必要以上に緊張しない対策にもつながるでしょう。

就活エージェントの力を借りる

まずは就活エージェントの力を借りましょう。

選考対策に必要なアドバイスが無料で受けられ、就活が効率よく進むからです。

さらに自分の価値観に合った企業や非公開求人を紹介してくれます。

選考を受けた結果「自分の考えには合わない」となる事態を防止してくれるでしょう。

時間とお金の節約になります。

就活エージェントにはジョブコミットがおすすめです。

大手から中小企業まで幅広い紹介実績があります。

また、就活のスケジュールから面接対策まで総合的なサポートが可能です。

就活を何から始めればいいかわからない就活生でも安心して利用できます。

さらにサービス利用にあたって料金はかかりません。

内定獲得まで就活エージェントを上手に活用し、スムーズに就活を進めましょう。

大学4年からの就活で意識すること

大学4年から就活をスタートさせる際は、これまでの遅れを取り戻しつつ必要以上に焦らないために、さまざまなことを意識する必要があります。

そのためここからは、大学4年生から始める就活で意識することを紹介していきます。

大学4年からの就活で意識することは、たとえば以下の3つが挙げられます。

大学4年からの就活で意識すること
  • 今が一番早いということを意識する
  • 適度にリフレッシュする
  • 過去の自分を責めない

4年からの就活では、急いで準備に取りかかることが不可欠となりますが、不必要に焦っても意味はありません。

焦らず就活に取り組むためにも、意識すべきポイントはしっかり押さえておきましょう。

今が一番早いということを意識する

大学4年生からの就活では、周りの人がすでに内定を持っていたり就活を終えていたりすることもあるため、必要以上に焦って空回りしてしまうことも少なくありません。

どのような場合でも焦りは禁物なので、まずは、「今が一番早い」ということをよく理解する必要があります。

自分にとって一番早いタイミングはほかでもない「今」であるため、重要なのは今すぐ行動することです。

悩んでいる間にも採用活動は進んでいるため、とにかく早めに行動することを意識しましょう。

少しでも早めに行動を起こせば、「あのときすぐに行動しておけばよかった」という失敗や後悔は回避できます。

早めの行動が良い結果をもたらすこともよくあるため、迅速かつ効率的に動くことで結果につなげましょう。

適度にリフレッシュする

4年からの就活では、適度にリフレッシュすることも大事です。

短期間で就活を進めると、焦りやプレッシャーを感じやすくなるため、必要以上にストレスが溜まってしまうことがあります。

プレッシャーによるストレスは、就活においてパフォーマンスの質を落とす原因になります。

選考対策をしようとしても、なかなか良いアピール文章が思いつかなかったり、面接練習に集中できなかったりします。

焦りの心理ばかりが先行し、常にネガティブになってしまう人もいるでしょう。

そのため、適度にリフレッシュする時間を設ければ、プレッシャーをうまく処理しながら就活に集中できるようになります。

趣味に没頭したり家族や友人と出掛けたりするなどの時間を作り、就活によって溜まったストレスは定期的に発散しましょう。

また、寝る間を惜しんで選考対策に臨むとどこかでガタがきてしまうため、よく寝て心身を回復させることも重要です。

過去の自分を責めない

4年からの就活では、過去の自分をあまり責めないようにしてください。

「なぜもっと早く行動していなかったんだ」「4年から就活を始めるなんて、周りと比べて自分はダメ人間だ」などと考えて自責の念に駆られても、過去は変えられません。

自分を責めたところで就活がうまくいくわけでもないため、まずは気持ちの切り替えが重要といえます。

たとえ、4年になるまで一切就活に関わることに取り組んでこなかったとしても、これから準備すれば何とかなるケースは意外と多いです。

それだけ選考のチャンスは複数あるため、気持ちを切り替えて就活に臨めば、何らかの結果にはつながってくるでしょう。

まずはこれまでの経験や自分の強みを活かし、最短で内定を目指すマインドを持つようにしてください。

後ろ向きでいればその姿勢は面接官にも伝わってしまうため、くれぐれも注意しましょう。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)

柴田貴司
(就活市場監修者)

大学4年からの就活で注意したいのは、食わず嫌いしないことです。

4年からの就活は正直準備が早いとはいえず、食わず嫌いして視野を広げない状態でいると、どんどんほかの就活生に置いていかれてしまう可能性があるからです。

「あの業界はきつそう」「就活のサポートサービスはなんだか怪しい」などの食わず嫌いはせず、さまざまな方面に視野を広げ、少しでも有利になるように自ら働きかけることが重要といえます。

知らなかった業界について調べてみれば、意外にも魅力を感じたことで、エントリーできる企業が増えるかもしれません。

食わず嫌いしていたサポートサービスも、試しに利用してみれば、意外にも役立つポイントは多いかもしれません。

出遅れているからこそ視野と行動範囲を柔軟に広げ、積極的に選択肢を増やしていきましょう。

大学4年生の就活でのNG行動

大学4年生の就活でのNG行動は以下の4つです。

NG行動
  • 自分を客観視せずに進める
  • 独りよがりな就活をする
  • 企業を絞りすぎる
  • 周りと過度に比べる

就活はほとんどの作業を1人で行います。

そのため誤った方向に進んでいても気がつきにくい環境です。

本章で解説するNG行動を理解し、回避することで納得のいく就活になるでしょう。

自分が無意識のうちに上記の4項目に当てはまっていないか確認しながら読み進めてください。

自分を客観視せずに進める

大学4年生の就活でのNG行動の1つ目は自分を客観視せずに進めることです。

自分の性格や強みを理解しないまま就活を進めても、思うように進まないからです。

就活では自己PRや志望動機が頻出の質問とされます

自分のことをきちんと理解していない就活生は、上記の質問に回答できないでしょう。

回答できても抽象的な表現になり採用担当者に伝わりにくい可能性があります。

そのため自己分析は必ず実施しましょう。

自分の強みと弱み、価値観を自覚することで将来のキャリアプランが明確になります。

その結果、採用担当者からの質問にも具体的に回答できるでしょう。

自己分析したことがない就活生は一旦立ち止まり、自己分析から始めてください。

独りよがりな就活をする

大学4年生の就活でのNG行動の2つ目は独りよがりな就活をすることです。

自分勝手な行動を続けていると、間違った方向に進んでいても修正できません。

確かに自分の意思や考えを持って行動することは重要です。

しかし、周囲のアドバイスをすべて無視して行動するのは避けましょう。

周りからの注意は自分では見えていない箇所を指摘してくれるからです。

最初から素直に受け入れるのは難しいでしょう。

まずは、アドバイスされたことを認め、言われた改善点が本当に自分に必要か検討してください。

先輩や両親、就活エージェントからの意見を参考にすることで、効率よく成長できるでしょう。

独りよがりな就活にならないよう注意してください。

企業を絞りすぎる

大学4年生の就活でのNG行動の3つ目は企業を絞りすぎることです。

選択肢が狭くなりエントリーするチャンスが減少します。

就活はある程度の応募数が必要です。

実際にエントリーしてみないと企業との相性が正確にわかりません。

1社にエントリーし、その企業から内定が獲得できれば最高です。

しかし現実はうまくいきません。

「大手企業のみに応募する」「CMで見た企業にしか応募しない」といった判断は危険です。

他の就活生からも人気があるため採用倍率が高くなります

その結果、内定が獲得できない可能性も高くなるでしょう。

中小企業の中にも自分の価値観にマッチする企業はあります

最初から選択肢を絞りすぎないようにしてください。

周りと過度に比べる

大学4年生の就活でのNG行動の4つ目は周りと過度に比べることです。

周囲が順調な様子を聞くと焦りや不安が生まれます。

内定が1つも獲得できていない状況ではメンタルに大きく影響するでしょう。

周りと比較することでモチベーションが上がる性格であれば問題ありません。

しかし、同級生の活躍を知ることでモチベーションに影響する人は注意が必要です。

とくにSNSで充実した就活を送っている人を見つけて落ち込まないようにしましょう。

就活は自分のペースで進めることが重要です。

また、就活のゴールは自分が納得した企業から内定をもらうことです。

他人の就活と競っているわけではないため、自分の計画に沿って就活してください。

大学4年生からの就活でやらなくていいこと

4年からの就活では、かえってやらないほうが良いこともあるため、対策を万全にする際は注意が必要です。

そのためここからは、4年からの就活でやらなくて良いことをまとめていきます。

4年から慌てて就活を始める場合は、時間が限られているからこそ、以下のことは避けましょう。

大学4年生からの就活でやらなくていいこと
  • 長期インターンを探す
  • 業界研究に時間をかけすぎる
  • 一社にこだわりすぎる

必要以上に時間をかけたり、時期的に的外れな対策をしたりすると、次の行動が遅れることでどんどん不利になる可能性があります。

では、詳細をそれぞれチェックしていきましょう。

長期インターンを探す

4年からの就活では、長期インターンを探したり新たに始めたりするのは避けましょう。

長期インターンは、実務経験を積んだうえで企業や業界に対して理解を深められる良い機会ではあるものの、4年からはタイミング的に始めるべきではありません。

本選考の準備に時間がかかってしまうため、長期インターンを探すのではなく、まずは選考対策に時間をかけるべきといえます。

特に4月~5月は、選考が本格的に進むタイミングになるため、優先的に行うべきはESの見直しやテスト対策、模擬面接です。

4月~5月は選考と対策を同時並行で進めなければならず、多忙を極める時期なので、長期インターンに行く時間はないのが実情です。

業界・企業研究をしたいのであれば、説明会に参加したり、OBOG訪問の時間を取ったりするほうが良いでしょう。

業界研究に時間をかけすぎる

4年からの就活では、業界研究に時間をかけすぎるのもNGです。

業界研究に多くの時間を割くと、エントリーが遅れ、応募を受け付けている企業はどんどん減ってしまいます。

そのため、まずは気になる業界からエントリーできる企業を探しつつ、業界研究や企業研究などを並行して進めていく必要があります。

4月に入っても春採用のエントリーを受け付けている企業はある程度絞られてくるため、遅れれば遅れるほど、選択肢は狭まっていきます。

業界研究については、説明会やOBOG訪問を通じて、同時並行で行っていくことが必要です。

確かに業界研究を省くとミスマッチが起こりやすくなるためリスクはありますが、かといってじっくり集中している時間がないことも事実なので、臨機応変に動くことが大切です。

一社にこだわりすぎる

4年から就活をスタートさせる場合は、一社にこだわりすぎるのもNGです。

第一志望を決めたうえでその企業にばかり労力をかけすぎると、もしその企業に落ちてしまったとき、ほかの選考に対応できなくなります。

4年生の4月以降は、ただでさえエントリーできる企業の選択肢が少なくなるため、一社のみに特化して就活を進めるのは危険と言わざるを得ません。

また、一つの業界のみに絞るのもできるだけ避け、いくつかに候補を広げたうえでさまざまな企業にエントリーすることが大切です。

そのうえで、選考対策では一つの企業のみに偏らず、一社ごとに必要な準備をしっかりと進めていきましょう。

一社にこだわりすぎた結果、落ちて持ち駒がなくなってしまうのでは、最終的には春採用のタイミングで内定を獲得できなくなる恐れがあります。

大学4年生の就活に関するよくある質問

4年から就活を始める際は、よくある質問をチェックし、事前にわからないことを解決しておくことが重要です。

大学4年からの就活でよくある質問は、以下の通りです。

大学4年生の就活に関するよくある質問
  • 大学4年のいつから就活を始めたら間に合う?
  • 大学4年からインターンに参加するのは遅い?

事前に質問の回答をチェックしておけば、4年からの就活で出遅れてしまった状態でも、悩みや不安の解消につながる可能性があります。

時間がないからこそ、このように一つひとつの疑問を不安を着実につぶしていき、より効率的な内定獲得につなげましょう。

大学4年のいつから就活を始めたら間に合う?

4年から就活を始めるのであれば、遅くとも、5月までには準備・対策に取り掛かりましょう。

それ以上遅くなると、6月を迎える頃には採用枠が埋まる企業が多くなってくるため、かなり出遅れた状態になります。

春採用へのエントリーは難しくなるため、次は夏採用や秋採用、冬採用と照準を絞っていく必要があります。

4月~5月に就活をスタートさせることができれば、まだ春採用にエントリー可能な企業は残っているため、対策次第では6月頃までに内定を勝ち取れる可能性があります。

大学4年からインターンに参加するのは遅い?

大学4年からインターンに参加することは可能ではありますが、選考に直結する夏インターンや冬インターンは、主に3年生を対象としています。

そのため、大学4年生がインターンに参加し、早期選考に進むケースはあまり見られません。

また、インターンによっては参加資格として学年を指定している場合があります。

なお、学年不問のインターンに関しては、4年からでも参加は可能です。

基本的に選考に進む目的での参加にはなりませんが、実務を経験することで、スキルを身につけることは可能です。

まとめ

就活に出遅れた大学4年生がやるべきことや就活の流れ、心持ちなどをご紹介しました。

この記事を見た瞬間から行動に移せば、まだまだ間に合います。

まずは、自己分析をし、自分自身の強みや働きたい企業を見つけましょう。

それと同時に、1冊の本を買い、適性検査の対策を始めてください。

就活に関する情報をナビサイトで集め、会社説明会に行き、志望する企業にエントリーしましょう。

面接対策は、大学のキャリアセンターで模擬面接をおこない、面接に慣れてください。

あとは、周りに流されず就活を進めていきましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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