はじめに
大学を留年せずに卒業できる入学者は全体の約8割で、5人に1人は留学または退学しているのが現状です。
また進級して2年生になると、気のゆるみから授業をサボりがちになり、留年してしまうケースが多いでしょう。
今回は大学2年生で留年してしまった学生に焦点を当て、なぜ留年してしまったのか原因を探り、もう二度と留年しないようにするためにはどうしたらよいのかを紹介していきます。
ぜひ今後の参考にしてください。
【大学2年生で留年…】留年してしまった
大学1年生のころは環境の変化や授業へのモチベーションも高く、難なく2年生へと進級できたはずです。
しかし2年生になると大学生活にも慣れ始め、サークルや飲み会などのイベントも多くなり、授業をサボってしまうことも増えてきてしまいます。
気のゆるみから、大学2年生で単位を落として留年するケースは少なくありません。
留年という事実に真摯に向き合うことは大切ですが、あまり気に病むこともありません。
過去は変えられないので、今後をよくすることに注力しましょう。
これから取るべき行動
留年が確定してしまえば、どう頑張ってもその「留年」という事実は取り消せません。
取り消せないからこそ、もう二度と留年しないよう今の自分を見直し、行動に移すことが大切です。
では留年が決まってしまった場合、どんな行動を取ればいいのでしょうか。
親に伝える
最初に取るべき行動は、まず留年してしまった事実を親に伝えましょう。
なぜ留年してしまったのか思い当たる節を正直に話し、今後の単位を落とさないようにするためにはどうしたらよいのかを話し合うことが大切です。
また学費を親に払ってもらっている場合は、学費に関しても相談をしましょう。
言いにくいとは思いますが、留年したことを共有しておかなければ後々さらに面倒なことになってしまうのは明白です。
しっかりと自分の言葉で説明しましょう。
単位を落とさないようにする
親に相談をする以外に、これからできることもあります。
それはこれ以上単位を落とさないようにすることです。
サークルや飲み会などのイベントも大事ですが、まずは授業に出てしっかりと単位を取りましょう。
1限がある前日は遅くまでバイトをしない、飲み会は断るなど今からでもできることはたくさんあります。
大学生活を謳歌することも大切ですが、学生の本業は勉強をすることです。
入学したときの目的を忘れずにしっかりと単位を取りましょう。
【大学2年生で留年…】留年するとどうなる?
では実際に、大学2年生で留年してしまうとどうなるのでしょうか。
3年生へと進級できた場合と、留年してしまった場合とでは状況が全く違います。
実際に留年してしまうと、学生にはどのようなデメリットがあるのか紹介していきます。
親に連絡が入る
大学側が電話で親に連絡を入れることは少ないと思いますが、郵送で成績表が自宅に届くケースもあるでしょう。
この場合、学生よりも親が先に留年の事実を知ることになります。
言い訳はせず、正直に話し合いましょう。
大学の学費が1年分増える
1年留年が決まった場合、当然ながら学費も1年分増えることになるでしょう。
私立大学初年度の場合、授業料は平均約91万円になり、国公立大学の授業料は平均約54万円というデータがあります。
留年した場合、この学費がさらに1年分追加されると考えていいでしょう。
この金額は決して安いとは言いがたいため、学費を親に出してもらっている場合は早急に今後の相談をしましょう。
また自分で学費を払っている場合も同様で、今後についてよく考えてください。
【大学2年生で留年…】なぜ留年したのか
なぜ留年してしまったのか原因を探ることも大切です。
留年した原因がわかれば、次に活かせるでしょう。
この原因追及をおこたると、もしかするとまた進級できず、留年することになってしまう恐れがあります。
必ずなぜ留年したかを知り、今後に活かしましょう。
1限を多く入れた
留年している学生のなかには1限を多く入れてしまったために留年したケースも多々あります。
それは朝が弱い場合、1限を多く入れてしまうと、寝坊などで出席できないということが起きてしまうからです。
これを避けるためには朝が弱い学生は、1限をなるべく入れないようにするのが先決です。
また夜遅くまでバイトをしている場合や、飲み会が多い場合も同様に1限を少なくするといいでしょう。
大学生活を楽しむためにはバイトやサークルなど勉強以外も大切です。
時間の使い方をよく考えて授業に出席しましょう。
単位取得が難しい授業を入れた
単位取得が難しい授業だと知らずに履修してしまった場合や、講義が難しすぎて全然追いつけない場合なども留年してしまう原因になるでしょう。
こういうケースを改善するためには、サークルやゼミなど何かしらのコミュニティに所属しておくことを強くおすすめします。
先輩や仲間に相談をして単位取得が難しい授業を避けるようにしましょう。
サボり癖がついた
入学したてのころは真面目に受けていた授業も、2年目になると気のゆるみでサボることが増えてしまうかもしれません。
また、友達や仲間が増え飲み会などのイベントも多くなってくる、とついつい勉強よりも遊びを優先してしまいがちです。
しかしずっとサボっていては単位を取ることは難しいです。
遊びも大切ですが、しっかりと勉強にも専念しましょう。
【大学2年生で留年…】二度と留年しないために
留年を二度としないために、これからできることを学業面と私生活面に分けて紹介していきます。
先ほども述べたとおり、留年すれば学費がさらにかかることはもちろん、同じ学年の友達と差が開いてしまいます。
二度と留年しないためにもぜひ参考にしてください。
学業面
大学生の本業はバイトや遊ぶことではなく、勉強することです。
もちろん息抜きも大切ですが、将来のために今勉強していることは決して忘れないでください。
なぜ大学に入学したのか当初の目的を忘れず勉強に励みましょう。
自分が苦手そうな授業は取らない
履修登録の際に、シラバスを参考にしながら自分に合った授業内容を確認しましょう。
朝が苦手な場合は1限目の授業は避け、逆に早い時間のほうが都合のよい場合は午前中の授業を選択します。
夜遅くまでバイトしている学生や、飲み会が多い場合はなるべく1限の授業は避けるようにしましょう。
寝坊で授業に出られないことを考えて履修登録をすれば、前日遅くまでバイトをしていたり遊んでいたりしても問題なく出席できます。
自分に合った授業を選択することも単位を落とさないために大切なことです。
単位を取るために勉強する
単位を取るためには授業に出ることはもちろんですが、テスト勉強を頑張ったり課題をこなしたりすることも忘れずに行いましょう。
サークルや飲み会、バイトなども大切ですが、大学に入った当初の目的を忘れずに勉強に励みましょう。
勉強する習慣がない場合は「毎週火曜日は勉強する日」などと自分でスケジュールを組み、習慣化させることも大事です。
授業に出れば終わりではありません。
日々の勉強や課題の提出が単位を取ることにつながります。
学生課に相談するのもあり
大学には学生課というものがあり、学生課では大学生活について相談できます。
単位を取りたい場合、単位の取り方を教えてもらえる学生課に相談するのも1つの手です。
せっかく学生課があるのなら、使わない手はありません。
どうすれば単位を取れるのか相談し、留年を回避しましょう。
また学生課では大学生活に関しての悩みであれば、基本は相談に乗ってくれることが多いので、単位以外にも気になることがあればぜひ話してみましょう。
私生活面
二度と留年しないためには、学校以外の私生活を見直すことも大切です。
大学生は勉強のほかにバイトやサークル、友達との飲み会など楽しいイベントがたくさんあります。
楽しいからこそそこを見直し、もう二度と留年しないためにはどうしたらいいのか考えていきましょう。
遊びを控える
留年してしまった年と同じ頻度で遊んでいたら、また留年することは目に見えています。
友達やサークル仲間と遊ぶ回数を減らし、切り替えましょう。
どうしても遊ぶことを辞められない場合は、早めに切り上げるなどして対応することをおすすめします。
また飲み会を断れない場合はアルコールを避け、体調をしっかり整えます。
早く切り上げた分勉強に専念でき、飲酒していない場合は翌日の授業も遅れることなく出席できるでしょう。
メリハリをつけて楽しみましょう。
バイトを控える
授業よりバイトを優先してしまうケースもあるかもしれません。
自分で学費を稼いでいる場合は別ですが、遊ぶためのお金が欲しい場合はその時間を勉強にあてましょう。
遊ぶ時間が減れば出費も減るのでそこまで稼がなくても大丈夫です。
バイトから学ぶことも多々ありますが、現在は学生の身です。
今自分には何が必要で、何を勉強したら良いかをしっかりと考え行動に移しましょう。
働きすぎて単位を落としてしまうことにならないよう、スケジュールを管理することも大切です。
就活を始める
2年生を2回繰り返すのであれば就活を始めてみるのも1つの手です。
就活といっても企業へ面接に行ったりするのではなく、自己分析や説明会に参加するなど就活内容はゆるくても大丈夫です。
自分のペースでできることから少しずつ始めていきましょう。
留年をしてしまっても、逆に周りよりも一歩リードできる場合もあります。
今できることを考え行動することで、未来は変わります。
就活について紹介している記事を用意しましたので、そちらについてもあわせてご確認ください。
まとめ
留年が決まってしまってもただ落ち込むだけでなく、今後は何をすべきか考えることが大切です。
しっかりと反省をし、その反省を活かせば必ず次につながります。
大学生という人生のわずかな時間をよりよいものにしてください。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート