大学2年になると、1年後の就活を意識し始めて、先行きが不安になってくることがあります。
本当に価値のあることに時間を使いたいけど、どのような行動をすればよいのか、何をしたらよいのかわからないまま過ごしているという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、大学2年生のうちから就活準備を始める場合に、やっておくとよいことや、やらなくてよいことについて解説します。
大学3年から本格的に始まる就活に向けて、今からやっておくと得になることはなんなのか知りたい人は参考にしてください。
目次[目次を全て表示する]
【大学2年から就活開始】就職活動は始まっているの?
近年、就活はどんどん早期化する傾向にあります。
3年生になる前から就活の準備を開始することは、焦らずに自分に合った就職先をじっくり探したり、早期に内定をもらえる確率がアップしたりというメリットがあります。
早期就活を有利に進めるためにはどのような行動を起こせばよいのか、今できることが何かわからず不安になっている人もいるのではないでしょうか。
自分も早期に始めたほうがいいのではないかと焦りが出てしまうかと思いますが、まずは就活のスケジュールを確認して自分の就活プランを立ててみるとよいでしょう。
- 一部の業界を除いて焦る必要はない
- 早いうちから始めても損はない
一部の業界を除いて焦る必要はない
就活が本格的に始まるのは一般的に大学3年からなので、大学2年のうちはそれほど焦る必要もありません。
しかし、外資系の金融業界やコンサル業界、メーカーなど一部の業界は、早い時期から説明会や選考が行われることも多いです。
3年生になってから就活を始めていたら、説明会の参加や準備に間に合わない場合があります。
将来行きたい業界や、志望する企業が決まっている場合は、採用スケジュールや説明会、インターン募集の情報を事前に確認するなど、大学2年のうちから準備に取り掛かる必要があります。
どの時期からどのような就活が始まるのか、大まかなスケジュールを知っておくことは大切です。
早いうちから始めても損はない
大学2年のうちはまだ焦らなくてもよいとわかっていても、早期に就活を始めた先輩の話を聞くと、1年後のことが不安にる人もいるでしょう。
早くから就職や将来について考え行動することはよいことですし、損することはありません。
時間がある大学2年のころは、どんな企業・業界があるのか、時間をかけて調べられます。
大学3年になって慌てるより、余裕をもって事前準備をすれば、自分が満足できる就職先を見つけやすくなるでしょう。
【大学2年から就活開始】就職活動に向けてやっておくといいこと4選
大学2年から就活を始めるといっても、まだ本格的な就活が始まるわけではないので、就活で活かせるような学生生活を送ることがポイントになります。
3年生になったら学業と就活の両立で忙しくなりますが、大学2年生のころはまだ時間を自由に使いやすく、就活に役立つような過ごし方ができます。
1年後から始まる就活に向けて、今やっておくといいこと、おすすめの行動について4つ紹介しましょう。
自分ができそうなことから始めてみてください。
- これまでの経験を振り返る
- 頑張った経験を作る
- 大学の授業をきちんと受けておく
- 先輩や社会人の方の話を聞く
これまでの経験を振り返る
就活が本格化する前に、これまでの経験を振り返ってみましょう。
今まで生きてきて様々な経験をした中で、自分の感情が揺れ動いたことや強く印象に残っていることを整理します。
そのことがなぜ印象に残っているのかや、どのように感情が揺れ動いたのかまで深く考察しましょう。
大切なことは印象に残っている事柄に対して、しっかりと深掘りして理由を明確にすることです。
この内容が3年生になったときの就活の足がかりになります。
頑張った経験を作る
就活では、学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)をほとんどの企業で問われます。
高校時代の経験でもよいですが、ガクチカは大学時代の経験が好まれるケースも多いです。
おすすめは、チームや集団で何かを成し遂げられた経験です。
マネジメント力やリーダーシップを発揮できる経験は、ほかの就活生と差別化をはかることができ、アピールしやすくなります。
頑張った経験を1つではなく、3つほど作っておければ理想的です。
面接官も人間なので、用意したエピソードでよい反応をもらえるかどうかは採用担当によって差があります。
また、志望企業によっては複数のエピソードを求められることもあります。
学業で頑張ったこと以外に、学業以外で頑張ったことのエピソードも用意できるように、いろいろな経験を積んでおくとよいでしょう。
アルバイト
学生時代に頑張ったことで、アルバイト経験をアピールできます。
時間がある大学2年生のあいだに、アルバイトをしておくのはおすすめです。
アルバイトの種類は問いませんが、自分がどんな考えで仕事をしているか、仕事で大切にしていること、意識していること、失敗と成功の体験などを伝えられるようになることがポイントです。
漫然とお金のためだけに働かないで、アルバイトを通じて学んだことを伝えられるようにしておくことを忘れないようにしましょう。
サークル・学園祭など
サークルや学園祭での経験で得ておきたいことは、チーム、組織における学びです。
ただ参加するだけなく、できれば運営する立場を経験しておくことがおすすめです。
サークルなら代表、広報など、学園祭だと学園祭実行委員といったように、運営側の立場や役職の実績もあったほうがよいでしょう。
チームマネジメントの経験で得た統率力の強さ、臨機応変な対応に迫られたときの決断力、関係者との調整やスケジュール組みなど計画力の強さといった長所をアピールしやすくなります。
長期インターンシップ
3ヶ月以上の就業を伴う長期インターンシップは、ビジネスの現場を体験できるメリットがあるのです。
社員に混ざって業務を経験するなかで、ビジネスマナーが身につき、業界や職種への理解も高くなるため、就活の際にしっかりアピールできます。
長期インターンの経験をガクチカで用いる就活生はそれほど多くないため、インパクトのある強みになります。
どのような成果を出したか、身につけたスキルや学びは仕事へどのように活かせるかということを、自分なりに説明できるようにしておくとよいでしょう。
長期インターンシップは就活市場インターン!
長期インターンへの参加はおすすめです。
しかし、自分にはどんな内容があっているのか、そもそもどのようにして企業を探すのかなど不安は多いと思います。
そこで、就活市場のインターンを利用してみてはいかがでしょうか。
就活市場インターンでは学生の皆さんと個別に面談をして、最適なインターンシップをご紹介します。
もちろん料金は一切無料です。
この下のボタンから移動できるので、一度試してみてはいかがですか。
学生起業
経営についての知識や方法を学び、自分でお金を稼ぐといった経験の価値は大きいものです。
就活して企業に就職したとしても、学生起業で学んだことが大いに役立つでしょう。
多くの就活生のなかでも、学生起業をしたというガクチカは、採用担当の興味を引き、差をつけられます。
起業に失敗したとしても、失敗から学んだことをしっかりアピールできれば問題ありません。
起業したあとも、学業との両立を上手に続けるためにどうしていくか、計画を立てることが大切です。
大学の授業をきちんと受けておく
大学2年でやっておくとよいことの3つ目は、大学の授業をきちんと受けておくことです。
大学での勉強にしっかりと取り組めていることはアピール材料になります。
大学3年になってから単位の取得に焦ってしまい、就活に割く時間がなくなってしまっては意味がありません。
時間がたっぷりある大学2年のあいだに授業や試験をきちんと受けておくことが大切です。
面接では大学での勉強内容も問われることが多いので、自分が大学で何を勉強しているのかはある程度話せるようにしておきましょう。
会社によっては成績証明書の提出を求められる場合があるので、油断は禁物です。
大学1、2年のときからコツコツと学業に励むことができていれば、評価のポイントにつながるでしょう。
先輩や社会人の方の話を聞く
内定を得た先輩の話や、就活を一通り経験した社会人の話はリアルな情報を得られるため貴重です。
先輩に話を積極的に聞いたりアドバイスをもらったりして、情報収集をしておきましょう。
将来就きたい職種が決まっていない場合でも、いろいろな人の話を聞くことで将来について考えておくきっかけになります。
また、人の話を聞くだけでなく、興味がある業界やビジネスの本を読むのもよいでしょう。
就活に役立つ本はたくさんあり、就活前にいろいろな本を読んでおくと就活を上手に進められるようになります。
大学2年のあいだに読み始めて、知識を増やしておくとよいでしょう。
興味をもった会社が出てきたら、低学年でも参加できる短期インターンに応募して、企業に自分を印象づけるのもおすすめです。
【大学2年から就活開始】就職活動にあまり意味のないこと3選
つづいては、就活にあまり意味のないことを3つ解説します。
大学2年から就活を始める場合、意味のないことをしてしまうと時間を無駄にしてしまうので注意してください。
就活を有利に進めるためには、あまり意味のない行動はしないほうがよいでしょう。
就活にあまり意味のないことの共通点は「目的意識」がないことです。
目的意識がないまま過ごすよりも、目的をもって就活準備をしたほうが、有利に就活が進みます。
就活にあまり意味のないことはどのようなことか、確認しておいてください。
- なんとなくの大学生活
- とりあえずの資格勉強
- 就活を意識しすぎること
なんとなくの大学生活
時間に余裕がある大学2年生の今、周りに流されてなんとなく遊んではいませんか。
大学生活は長いようであっという間に過ぎてしまいます。
時間を無駄にしながら大学生活を過ごすといった、なんとなくの大学生活では、就活に意味のないものになってしまいます。
無駄な飲み会や遊びに誘われて参加するのではなく、自分が主体となってイベントを企画するなど、周囲も巻き込んでいくことを心がけましょう。
イベント企画の経験などがあれば、就活のときに自己PRで活かすことができます。
遊ぶことが好きな人は、なんとなく遊ぶのではなく、就活準備に役立つような遊びや、自分を成長させられる遊びといった、何か目的のある遊び方に変えてみるのをおすすめします。
とりあえずの資格勉強
就活のアピールポイントにするために、何かとりあえず資格取得しようと考える人もいますが、資格の勉強は「個人」に終始してしまい、ガクチカでアピールポイントとして使うには不向きです。
新卒採用はポテンシャル採用ともいわれ、資格よりも何を経験し、何を得たのかを見る傾向があります。
面接官は資格をそこまで重視していないので、とりあえずの資格勉強に時間を費やしても意味がありません。
ただし、志望する職種によっては、資格が必要なこともあるので確認しておきましょう。
将来を見据えて目的をもった資格取得の勉強は大切なことです。
就職したい会社で資格が必要である場合は、大学2年生のときからしっかり計画を立てて資格取得に向けて勉強を始めましょう。
就活を意識しすぎること
早くから就活の準備に取り掛かることは立派なことです。
しかし、早くから頑張りすぎると、就活が本格化する前の3年生で燃え尽きてしまう就活生もいるのも事実です。
就活に疲れてしまうとやる気もなくしてしまうので、就活を意識しすぎて頑張りすぎるのは禁物だといえます。
モチベーション維持できる程度で、無理のないように就活の準備をするように心がけましょう。
就活を意識すると、インターンを大学2年からやっておきたいと考える人もいるかと思います。
大学2年からインターンを始めるメリットはありますが、インターンに時間と労力を使いすぎて学業との両立が難しくなるデメリットもあります。
本業である学業がおろそかになる程、インターンに力を入れすぎないようにすることが大切です。
【大学2年から就活開始】無理のない範囲で就職活動をしていこう!
今回は、大学2年生が就活のためにやっておくべきことやNG行動を紹介しました。
就活に向けて、役立つような経験を増やしたり、行動するなかで自分の将来について方向性が見えてきたりすると、自信をもって就活に挑めるはずです。
何をすべきか明確にできたら、あとは行動するのみですが、力を入れすぎて燃え尽きないようにすることも大切にしてください。
大学での学業をしっかり続けたうえで、できる範囲から就活について意識した生活をスタートさせましょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート