【特技がない】面接で答える特技が見つからない時の対処法

【特技がない】面接で答える特技が見つからない時の対処法

はじめに

よく面接で聞かれる質問に特技があります。

あなたの特技は、というような感じで聞かれて、戸惑ってしまった人もいるかもしれません。

日本人は、自分の特技を知らない人が多いです。

それでは面接でアピールすることができませんので、面接の前には自分の特技を言えるようにしておきましょう。

また、安心してほしいのは、人は必ず特技と言われるようなものを持っているということです。

ただ、それを知らないからこそ特技がないといってしまっているだけであって、その探し方を紹介しますので、ぜひ自分の特技を見つけてみてください。

自分の特技を知るということは、自分の自信につながるということでもあります。

【特技がない】面接で特技を聞かれる理由

まずは面接で特技を聞かれる理由について考えてみましょう。

特技が聞かれる理由を深読みしてしまう場合がありますが、基本的に特技を聞くということに対して、それほど大きな意味があるわけではありません。

アイスブレイク目的で緊張をほぐそうとしてくれているのかもしれません。

また、ちょっとした質問で人柄を知ろうとしている可能性もあります。

このようにそれほど重大な質問ではありませんので、深読みしすぎて、逆に悪印象を与えてしまうという点には注意したいところです。

アイスブレイク目的

面接で特技を聞かれる理由には、アイスブレイクが目的の場合も多いです。

面接官も会社を左右する問題なので、できることなら、しっかりと厳選したいと思っています。

そのため、就活生には良い状態で面接に臨んでもらいたいと考えており、だからこそアイスブレイクが目的で、こういった質問をするのです。

緊張を解きほぐして場を和ませるような意味合いで質問しているので、それほど深い意味はありません。

ここは無難な回答で乗り切りたいところではないでしょうか。

また、せっかく緊張感をほぐすチャンスを与えてもらっているので、その心意気に応えることが社会人としてのマナーです。

人柄を知ろうとしている

面接で特技を聞かれる場合には、人柄を知ろうとしているのかもしれません。

別に特技を知りたいというわけではなく、特技は何かという質問に回答するあなたを見て、何かを感じ取ろうとしているのです。

これによって、温和な性格なのかもわかりますし、チャレンジ精神が旺盛な正確なのかもわかります。

また、質問の意図をしっかりと読み取れる人というのもわかってしまいますので、熟練の面接官なら、これだけでもさまざまな情報を読み取れてしまうのです。

ただし、あくまでもウォーミングアップのような質問なので、そこまで神経質になる必要もないでしょう。

【特技がない】特技がない人なんていない

特技がないと思っている人もいるかもしれませんが、実際には特技がないという人はいません。

どのような物事であっても特技になる可能性がありますし、多様性の社会なので、それを認められる可能性もあるでしょう。

特技がないという人は、自分に対してのハードルを異常に上げてしまっていることが多いです。

これは日本人の就活生に多く見受けられる傾向がありますので、まずはハードルを下げることから始めるのも良いかもしれません。

日本人は、ついつい特技を人に評価される必要があると思ってしまっているのです。

世間的に評価されるものである必要はない

特技がないと思っている人の中には、自分の特技は世間的に評価される必要があると思い込んでいる人もいます。

これは日本人は特にそうなので注意が必要です。

特技というものは必ずしも人に評価される必要がなく、自分が特技だと思っていれば、それは特技になってしまいます。

人に評価される必要があるとハードルを上げてしまうと、ほとんど特技はなくなってしまうかもしれませんが、自分だけが評価できる特技という意味なら、いくらでもあるのではないでしょうか。

自分の特技がないと思い込んでいた人は、まずは人に評価される必要があるという概念を取り払ってください。

これはとてもネガティブなイメージになってしまいます。

自分自身が自信を持てることが大切

特技がないと思っている人は、自分に自信ない人も多いのではないでしょうか。

しかし、特技というものは、自分に自信が持てるものでもありますので、人に評価されるではなく、取り組んでいると自分に自信が持てたり、前向きになれたりするものをチョイスするのが良いでしょう。

取り組んでいると前向きになることができるというものは自分に自信を持てているということでもありますので、十分に特技といえます。

些細なことでも大丈夫

特技は大それたものである必要はありません。

些細なことでも特技といえますので、あまり大きくものを考えるのではなく、身近な小さな物事から特技を探してみると良いでしょう。

上でも説明しましたが、就活生の緊張をほぐすために質問が用いられることもあるくらいなので、そもそも特技に関する質問は、面接に大きな影響を与えるようなものではありません。

ただし、自分を知っているということも社会人においては重要になってきますので、その意味でも自分の特技を知っているということは大切です。

【特技がない】一緒に探そう!特技の探し方

ここからは実際に特技を探す時のポイントを紹介します。

特技を知らないという人は、特技を探せない人でもありますので、ちょっとしたポイントを把握するだけで、簡単に特技を探し出せるかもしれません。

まず重要になってくるのが、自分の過去の経験を見直すということになります。

そこから自分が活躍した経験を思い浮かべてみたり、印象的な出来事を想像したりするのです。

さらに、周囲を驚かせたり、注目を集めたりする経験も実は特技につながっている可能性があります。

このようなポイントを踏まえたうえで、ぜひ特技を探してみてください。

過去の経験を見直す

特技がないなら、過去の経験を見直してみると良いでしょう。

過去の経験で楽しかったことがあれば、それが特技につながっているかもしれません。

特技といえるようなことにチャレンジしている時は、前向きな気持ちになれますので、楽しいという思いを抱きやすいのです。

そして、自分がそれに気付いていないだけで、実は特技ということもあり得ます。

まずは、過去の経験から自分の特技を探ってみるのが良いのではないでしょうか。

自分が活躍した時は?

過去の経験を見直してみて、自分が活躍した時はどんな時でしょうか。

これには自分が活躍するというポジティブな状況が伴っていますので、特技を探し出せる可能性が高いです。

さらに、自分が活躍したということで、周囲も自分を評価している可能性があります。

このような経験ならば特技と自信を持っていえるのではないでしょうか。

また、周囲に評価されなくとも、自分の中で、活躍したと思える瞬間があるかと思いますので、こういったエピソードをピックアップするのも大切になってきます。

印象的な出来事は?

過去の経験を思い出してみて、活躍したことを思い浮かべることができないなら、自分にとって印象的な出来事を思い浮かべてみてください。

印象的な出来事という部分まで範囲を広げることができれば、誰だってそのような経験があるはずです。

印象的な出来事というのは、自分の感性に大きく関係した部分なので、ここに特技が関係している可能性があります。

特技というのは、気付きも大きく関係していて、人によって物事に対する印象は違います。

そして、特定の物事に対して、人よりもなんらかの印象を覚えることができるというのは、特技につながっている部分なのです。

注目を集めた経験は?

過去の経験から自分の特技を探してみる場合には、自分の目線だけではなく、他人の目線も考えてみましょう。

自分が特技と思っていなくとも、他人は特技だと思っているかもしれません。

そのため、周囲から注目を集めた経験を思い浮かべてみるのも良いでしょう。

自分では、なぜこんなに注目を集めたかわからないような時は、もしかすると周囲は予想以上に驚いているのかもしれません。

こういった経験が特技探しにつながってきますので、周囲に注目されたり、周囲に驚かれたりするエピソードをピックアップしてみましょう。

大きな注目を集めたというわけではなくとも、ちょっとした驚きを周囲に与えたなどでも問題ありません。

長所から特技を考える

特技を探したいなら、長所から特技を考えることも重要です。

長所というのは、そのまま特技とつながっていることが多いので、重要なポイントです。

友達が多いということが長所なら、友達を作るのがうまいことが特技かもしれません。

また、コミュニケーションスキルが高いというのも特技になってくる可能性があります。

友達が多いというのは、なかなか特技と実感するのは難しいのですが、そういったバックグラウンドを生み出すのには、自身の特技が関係していることが多いです。

このように自分の長所から特技を考えることができれば、意外と簡単に特技が見つかるかもしれません。

また、その場合はなぜ長所といえるのかを考えてみることが大切です。

長所のおかげで得意なことは?

長所を探す場合には、長所のおかげで得意なことはといったように、長所から段階的に探していくのもおすすめです。

手先が器用という長所があるならば、裁縫が得意だったり、機械いじりが得意だったりにつながっていきます。

このように段階的に考えることによって、実はこれが自分の特技だったと気付くこともありますので、おすすめです。

内面的な性格のことを特技と言っても良い

特技が見つからないのは、特技という概念が狭すぎるからかもしれません。

足が速かったり、サッカーが得意だったりといったことを特技と考えていると、なかなか自分の特技を探すのは苦労するかもしれません。

しかし、特技というのは自分が納得していれば問題ありませんので、内面的な性格のことを特技といってもまったく問題ありません。

優しい性格の人は、人のことをよく考えているので、相談役になることが多いのかもしれません。

これは人から相談されただけなのですが、実は自分の特技ともいえる事柄なのです。

また、友達が多いというのも内面的な性格が関係している可能性があって、そういった性格を探って自分の特技を導き出してみるのも良いでしょう。

【特技がない】志望先に評価されやすい特技とは?

特技は必ずしも人に評価されるものである必要はありませんが、それでも特技がきっかけになって志望先に評価されれば、お得だと考えるのではないでしょうか。

今回は、志望先に高評価を得やすい特技という部分について考えてみたいと思います。

どうせ特技を面接でいうなら、評価されやすいものから順番にチョイスしていきたいところです。

志望先に関連づくもの

特技がそこまで重要な質問ではありませんが、答え方によっては高いポイントを獲得することができるかもしれません。

そして、志望先に関連した特技を紹介することができれば、採用に結び付く可能性もあるでしょう。

面接官は、そんなつもりで聞いたわけじゃないという場合であっても、特技によって良い意味での驚きを与えることができれば、とても印象に残るのではないでしょうか。

典型的な例としては、IT業界に進もうと思っているような人が、プログラミングやホームページ制作が趣味というケースです。

また、営業系の仕事をしようとしている人が、人付き合いが特技だったり、人前で堂々と喋ることが特技だったりするのもポイントが高くなります。

1位という実績があるもの

特技は必ずしも人に評価されなければいけないわけではありませんが、人に評価されることによって、より特技を確固たるものにすることができるのも事実です。

たとえば、野球選手が小さな頃より野球が特技だったというのは、とても説得力があります。

そのため、1位というような実績があるものを特技にするのは良いケースでしょう。

また、必ずしも1位でなければならないというわけでもなく、入賞した実績なども立派に特技として認められています。

こういった成功を積み重ねてきた学生は、努力の大切さを知っていますし、ポジティブの大切さなども知っています。

そのような意味では、こういった実績は評価される可能性が高いでしょう。

ただし、直接的に採用に響く可能性は低いといえるかもしれません。

さらに、危険を伴うものもNGとなっていますので、こういった特技はアピールしないようにしてください。

特技は、それほど重要度の大きな質問ではないからこそ、特技で評価を落とすのは絶対に避けたいところです。

【特技がない】アピールしてはダメ!NG特技例

特技を面接でアピールすることは大切ですが、なんでもかんでも特技と言って良いわけではありません。

ここでは特技としてアピールしてはダメなNG特技を紹介していきます。

お酒の強さや一気飲みなどのアルコールに関連する特技は避けておきましょう。

また、ギャンブルなどは性格を疑われてしまう可能性がありますので、面接全体の評価を下げてしまうかもしれません。

このような特技が、特技がないと答えるよりも悪影響を与えてしまうかもしれません。

お酒の強さや一気飲みなど

これは当然なのですが、お酒の強さや一気飲みなどは特技とはいえません。

場所によっては特技になるかもしれませんが、企業という観点から考えた時にマイナスイメージにしかなりません。

お酒が強いという特技から連想させてしまうのが、自分を律することができないタイプの人間というものです。

これは社会人として致命的ともいえまうので、こういった特技はアピールしないようにしましょう。

ほとんどの人はわかっているかと思いますが、中に入ってしまう人もいるかもしれませんので、NGということを把握しておいてください。

このようなところで、面接全体の評価を下げてしまうのはとてももったいないことなのです。

ギャンブル

ギャンブルも特技としてアピールするのはやめましょう。

ギャンブルをしている人は、だらしないというイメージを連想させてしまいますので、いろいろな意味でだらしないと捉えられてしまうと、採用に響く可能性があります。

実際に企業でギャンブル好きの人が、会社に迷惑をかけてしまうケースも珍しくはありませんので、特技としては絶対にアピールしないようにしましょう。

こちらも場所によっては特技になるものなのですが、時と場合を考えて、特技をアピールするようにしましょう。

また、ギャンブルを特技としてアピールしてしまった場合、常識がない人と思われてしまうかもしれません。

危険を伴うもの

危険を伴うものは全般的に特技としてアピールするのはやめましょう。

最近は、YouTubeなどで危険行為によって再生数を稼ぐ行為が見受けられます。

再生数を稼げるというのは特技に該当するかもしれませんが、面接というような場でアピールすることではありません。

ただし、危険を伴うものといっても、格闘技などは該当しません。

これには精神を鍛えたり、礼儀を重んじたりする意味合いもありますので、格闘技が特技だからといって、マイナスになることはないでしょう。

むしろ、体育会系の企業の場合には、プラス評価を得られる可能性があります。

危険が伴うものといえば、脱法行為などが該当するでしょう。

まとめ

これまで特技がないと思っていた人も、もしかすると自分の特技が見つかったかもしれません。

また、特技を見つけるためのヒントのようなものがイメージできたのではないでしょうか。

上記でも触れましたが、人には必ず特技といえるものがあります。

多くの場合は、それを認識していないだけなので、まずは特技を認識するようにしましょう。

自分の特技がわかれば、自分の自信がついてくるので、それが面接に対して良い影響を与える可能性もあります。

また、特技としてアピールするのがNGな質問も紹介しましたが、特技の質問で評価を下げてしまうのは、とてももったいないことなので、十分に注意しましょう。


 

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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