【長期インターンは意味がない?】長期インターンで得られるメリットを徹底解説!

【長期インターンは意味がない?】長期インターンで得られるメリットを徹底解説!

長期インターンは、状況により「意味ない」と言われてしまうことがあります。

一般的に見ると長期インターンでは多くのメリットを感じられるため、参加する価値・意味は十分あると考えられます。

しかし参加する目的、選んだ企業やインターンの内容によっては、長期インターン失敗につながる可能性が出てくるでしょう。

実際に、長期インターンを経験した結果、「あまり意味がなく、ただアルバイトしてきただけだった…」と感じてしまうパターンは少なくありません。

そのため長期インターンを「意味ない」と感じて失敗してしまうことを避けるには、適切な参加目的や企業の選び方を理解する必要があります。

また、長期インターンを意味ないと感じている人は、一度長期インターンのメリットを整理することも大切です。

そこで今回は、長期インターンが意味ないと言われるポイントや、反対に長期インターンのメリット、企業の選び方などを紹介していきます。

この記事で分かること
  • 長期インターンの概要・特徴
  • 参加の意味があまり感じられないインターンの特徴
  • 長期インターンのメリット
  • インターン中に有意義な時間を過ごすポイント
  • 失敗しないインターン先の見つけ方
この記事をおすすめしたい人
  • 長期インターンを検討しているが「意味ない」と聞いて不安を抱いている人
  • 長期インターン先が安心できるか知りたい人
  • 長期インターンに行くべきか悩んでいる人
  • インターン中に有意義な時間が過ごせるか不安な人
  • 自分に合うインターン先の選び方で失敗したくない人

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【長期インターンは意味がない?】まずは長期インターンについて理解しよう

長期インターンは期間が長い分、参加すると多くの時間を割くことになります。

終わったときに、まったく意味がなかったと感じたら「時間や労力を無駄にした」と後悔するかもしれません。

しかし、長期インターンにはメリットもあり、参加して良かったという就活生も少なくないのです。

そこで、まずは長期インターンについて正しく理解しましょう。

長期インターンの目的や内容を知ったうえで、自分にとって意味があるのかどうかを考えてみてください。

この見出しの内容
  • インターンとは
  • 長期インターンと短期インターンの違い
  • 長期インターンはベンチャー企業が多い

インターンとは

インターン(インターンシップ)とは、学生が企業を訪問して職業体験をしたり、企業の中で実務に携わったりできる制度です。

インターンの一番のメリットは、企業と学生の相互理解が深まることだと言えます。

現場で企業の実態が知れるインターンを、企業研究や業界研究のために活用している就活生は少なくありません。

ビジネスマナーを身につけたい、社会人として働く予行練習をしたいなどの目的で、インターンに参加する学生もいます。

近年はインターンを導入する企業が増え、インターン参加を単位として認める大学もあります。

参加の有無は選考結果に直結しないとされるインターンですが、参加者のための選考フローが設けられるなど、実際には多少なりとも選考への影響があるようです。

長期インターンと短期インターンの違い

長期インターンと短期インターンは、まず言葉の通りに勤務期間が異なります。

短期インターンが1日〜2週間ほどの勤務であるのに対して、長期インターンの勤務期間は最低でも3ヶ月です。

もちろん3ヶ月以上にわたるインターンもあり、半年〜1年、なかには数年単位で実施されることもあります。

そして、勤務する期間がこれだけ変われば、内容にも違いが出てきます。

短期インターンでは、インターン生のために用意した体験プログラムを実施することが多く、1日〜数日の場合は見学と少しの体験だけで終わることも少なくありません。

一方で、時間に余裕のある長期インターンの場合は、社員と同じ業務に携わるケースが多く、よりリアルな職業体験ができます。

長期インターンはベンチャー企業が多い

近年はあらゆる企業がインターンを導入していますが、大企業は短期インターン、ベンチャー企業は長期インターンが多いという傾向にあります。

その理由としては、主に2つ考えられます。

1つは、ベンチャー企業は大企業と比べて採用力が高くないことです。

インターンを通じて多くの学生に自社を知ってもらい、志望する学生を増やしたいというねらいがあります。

もう1つは、ベンチャー企業は大企業よりも人手が不足していることも多いからです。

ベンチャー企業は少ない人数で業務をこなしているため、インターン生が貴重な戦力になります。

実務に携わる長期インターンでは給料が支払われることも多いので、アルバイトよりも就職活動に役立つインターンを選ぶ学生は多いです。

【長期インターンは意味がない?】インターンは意味ないのか

結論からいうと、インターンへの参加に意味があるかないかは「人」によります。

なぜなら、いかに内容が充実しているインターンシッププログラムがあったとしても、本人が「意味がないインターンだ」と感じてしまったら、まったく役に立たないからです。

だからといってそのプログラムが他の就活生にとっても意味がないかといえば、もちろんそんなことはないでしょう。

その判断や感じたことはあくまでその人だけのものであり、誰にも同じくいえることではありません。

【長期インターンは意味がない?】なぜ意味ないインターンが生まれるのか

それでは、その人にとって長期インターンが無意味になってしまうのは、どうしてなのでしょうか。

いくつかの理由が考えられますが、まずはインターンの目的と仕事内容に、ギャップがあることが考えられます。

たとえば自分に合っている仕事かどうか知るために参加したのに、トライしたい仕事内容ではないことを延々とさせられることになれば、「これじゃ意味がない」と感じるのは当然でしょう。

あらかじめ設定されている内容と実際に与えられた仕事とが異なる場合は、企業側に要因があります。

もし事前によく確認しなかった、もしくはやっているうちに別の仕事に興味が移ったという場合なら、本人側に要因があるといえます。

いずれにせよ、自分にとってプラスがないと判断したなら、途中でも辞める手段はあります。

【長期インターンは意味がない?】参加してもあまり意味がないインターンの特徴

長期インターンに参加するときは、意味ないものだった…とあとで後悔しないためにも、参加してもあまり意味がないインターンの特徴を知る必要があります。

インターンの形態や担当する業務内容、インターン生への社員の対応は、企業によってさまざまなパターンが見られます。

そのため長期インターンに行けば、誰もが同じような経験をできるとは限らないのです。

残念ながらなかには、後述するようなあまり意味のない内容のインターンもあります。

そんな意味のない長期インターンに参加すれば、はっきり言って時間の無駄につながるためあまり得策とはいえません。

したがって意味のないインターンを避けるためには、それぞれの企業のインターンの特徴をチェックし、参加の意味があるのかを冷静に見極めましょう。

では、参加してもあまり意味がないインターンの特徴を、意味がない理由とともに紹介していきます。

この見出しの内容
  • 定型業務が多い
  • 長く働いていても活躍できない
  • 会社や社員のレベルが低い
  • その業界や職種に興味がない

定型業務が多い

参加の意味があまりないインターンの特徴には、まず一つ目として定型仕事が多いことが挙げられます。

定型仕事とは、誰でもできる軽作業的業務のことです。

・書類整理をひたすらおこなう

・データ入力とファイリングを繰り返す

・来客対応のみを任される

たとえば、上記のような例が挙げられます。

普段から人手不足に陥っている企業は、このようにインターン生を単純な雑用係として扱うことも意外と少なくないのです。

せっかくの長期インターンのため、誰でもできるような定型仕事を担当するばかりでは、インターンならではのメリットがほぼありません。

就業体験らしい学びに期待ができないため、ただ業務をこなすだけで終わってしまいます。

言われたことをおこなってお金を稼ぐなら、インターンよりもアルバイトのほうが適切といえるでしょう。

ミーティングに参加して発言したり、企画を出したり、営業を勉強したりなど、新しい挑戦ができる環境を積極的に選びましょう。

長く働いていても活躍できない

長期インターンのなかで、長く働いていても、うまく活動できないときは注意が必要です。

その業界や職種が、自分自身に合っていない可能性があります。

・営業アシスタントとして外回りについていったが、いざ自分で行おうとすると失敗してしまう

・インターンで開発チームの一員になったが、ひたすらパソコンと向き合うことにつらさを感じ、思うように活躍できない

たとえばこのようなパターンでは、長く働いていても成果を発揮できません。

この場合、原因としてそもそも仕事が自分自身に合っていないことが考えられるでしょう。

興味関心はあったものの、実際にやってみて向いていないと感じた、というケースは適性を考えるうえで少なくありません。

長期インターンへの参加を考えるときは、自分自身に適性のある業界なのか十分に検討する必要があります。

会社や社員のレベルが低い

会社や社員のレベルの低さが目立つ場合も、インターンに参加する意味はあまりないといえます。

たとえば、次に該当するような会社・社員は、はっきり言ってレベルが低いと言わざるを得ません。

・主体的に業務に参加する社員が少ない

・社員の欠勤や遅刻が頻発している

・攻撃的な発言をされる

・社内の規則があいまい、または社員が規則を守っていない

・人間関係トラブルが多い

・仕事にマニュアルや教育制度がない

上記の特徴が目立つ会社は、社内の雰囲気が悪く、業務の進め方もめちゃめちゃ…というケースが多いといえます。

せっかく長期インターンに参加しても、受ける影響はマイナスなものが多いと考えられるでしょう。

自分自身の成長スピードや仕事の質が下がるため、レベルの低い会社の長期インターンは避けるのが得策です。

その業界や職種に興味がない

その業界や職種に対して興味がないときも、長期インターンには参加すべきではありません。

したがって、「経験は大事だから、とりあえず興味はないけどこの会社の長期インターンに応募しておこう」という動機でエントリーするのは避けましょう。

確かに社員のように働くことで多くの経験と知識が得られますが、その業界や職種に対して興味がないのであれば、業界・企業研究にはあまり役立ちません。

志望する業界・企業研究は、あらためてゼロからおこなう必要が出てくるため、その分時間と労力が無駄になってしまう可能性があります。

また、興味のない企業のインターンに行くと、「どうせこの業界に興味はないから」という心理が働き方に反映されてしまうかもしれません。

インターン中に主体的に行動・発言する意欲も薄れるため、企業・自分自身の双方にとってプラスに働かなくなります。

長期インターンに参加するときは、できる限り続ける意味のあるインターン先を見つけましょう。

【長期インターンは意味がない?】参加してもあまり意味がないインターンの特徴

長期インターンに参加するときは、意味ないものだった…とあとで後悔しないためにも、参加してもあまり意味がないインターンの特徴を知る必要があります。

インターンの形態や担当する業務内容、インターン生への社員の対応は、企業によってさまざまなパターンが見られます。

そのため長期インターンに行けば、誰もが同じような経験をできるとは限らないのです。

残念ながらなかには、後述するようなあまり意味のない内容のインターンもあります。

そんな意味のない長期インターンに参加すれば、はっきり言って時間の無駄につながるためあまり得策とはいえません。

したがって意味のないインターンを避けるためには、それぞれの企業のインターンの特徴をチェックし、参加の意味があるのかを冷静に見極めましょう。

では、参加してもあまり意味がないインターンの特徴を、意味がない理由とともに紹介していきます。

この見出しの内容
  • 定型業務が多い
  • 長く働いていても活躍できない
  • 会社や社員のレベルが低い
  • その業界や職種に興味がない

【長期インターンは意味がない?】長期インターンで得られるメリット

長期インターンは意味がないと言われることがありますが、実際のところ、得られるメリットは豊富にあります。

参加する際の目的やインターン先の企業の特徴には注意する必要がありますが、明確な目的をもって、しっかりとした企業のインターンに参加すれば、さまざまなものが得られるでしょう。

そのため長期インターンに行きたいときは、まず得られるメリットを整理してみましょう。

メリットを具体的にチェックすれば、知らなかったメリットにも気づけるため、学びや経験を増やす良いきっかけになります。

また、長期インターンのメリットのチェックは、インターンに行くべきか迷っている人にとっても重要なことです。

では、以下のような長期インターンのメリットを詳しく解説していきます。

この見出しの内容
  • 今までと異なる環境に入れる
  • 社会人の動き方を身近で感じられる
  • 事業の成長過程が見られる
  • 今後の人生に活かせる経験を得られる
  • 実務経験が積める
  • 専門知識が身につく
  • ガクチカに書ける

今までと異なる環境に入れる

長期インターンでは、周りが社会人ばかりの環境に長期間にわたって身を置くことになります。

学生生活とはガラッと違う環境で新たな価値観や視点に出会い、視野が広くなるでしょう。

この新しい価値観と視野の広がりは、就職活動や社会人生活で必ず役立ちます。

まず、日常的に社会人のお手本に囲まれて過ごすため、ビジネスマナーをOJTで学ぶことができます。

特に長期インターンなら長い時間をかけて習得できるので、面接前に慌ててビジネスマナーを学ぶよりも、はるかに身につきやすいはずです。

また、社会人の価値観や視点を知って視野が広がれば、ほかの就活生と差をつけられます。

入社後に社会人生活が始まっても、インターンの経験があれば適応しやすくなるでしょう。

社会人の動き方を身近で感じられる

長期インターンは実施期間が長く、企業の中に入って実務に携わります。

先輩社員に囲まれて過ごす中で、社会人の働き方を身近に感じられるでしょう。

アルバイトやボランティアの経験が豊富な学生でも、就職すると仕事に対する意識の部分で社会人とのギャップを感じることは少なくありません。

しかし、長期インターンで社会人と一緒に働いた経験は、就職した後にも活かされるはずです。

長期インターンを開催しているのはベンチャー企業が多く、特に意識の高い社会人が集まっています。

高い目標を掲げて成長を目指しているベンチャー企業では、社員一人ひとりに高い向上心と能力が求められるからです。

ベンチャー社員の仕事を身近で見れば、たくさんのことを吸収できるでしょう。

事業の成長過程が見られる

長期インターンを実施している企業は、多くがベンチャー企業です。

ベンチャー企業とは創業からの歴史が短く、成長過程にある企業のことで、新しいビジネスやサービスを積極的に展開しています。

そのため、新規事業の立ち上げなどに携わる機会は、大企業よりも多いです。

新規事業立ち上げのノウハウを学べることはもちろん、事業の成長過程を見られるという醍醐味もあります。

ここに大きな魅力を感じてベンチャー企業を志望する学生も、最近は増えてきているようです。

特にベンチャー企業に興味のある学生にとっては、長期インターンに意味はあると言えるでしょう。

ベンチャーの働き方を学べることに加え、インターンを通じて企業と相思相愛になれば、就職活動でも有利になるからです。

実務経験が積める

実務経験を、長期インターンを通じて積めることは、特に就活でガクチカを書くときに役立つ可能性があります。

あらかじめ社会人としてのスキルを高められるため、その頑張った経験は積極的にアピールしたいポイントになります。

実際に、学生の身でありながら、社会人と同じように働いて実務経験を積むことは簡単ではありません。

働くことの大変さを感じて、インターン中は悩むことも多いでしょう。

しかしそこで自分なりに解決策を考え、行動することが、社会人としてのスキルを高めるポイントになります。

そんな実務経験をすれば、働くイメージをよりリアルに感じられるでしょう。

イメージを持って働く姿をシミュレーションすることは、自分自身の適性を見極めるうえでも大事なことです。

就活に向けて準備を進めたいけれど、どうしても働くことへの実感が持てない…と感じたときは、長期インターンで実務経験を積んでみましょう。

専門知識が身につく

長期インターンでは、専門知識が身に付くという魅力的なメリットも感じられます。

たとえばマーケティングなどは大学でも学ぶことができますが、大学はあくまで学びの場のため、実践的な経験や知識を積むことは難しいです。

また、より専門的な知識を…となると、大学ではなく現場で学ぶ必要が出てくるでしょう。

長期インターンでは、ビジネスに役立つさまざまな知識を、現場での業務を通じて充実させられます。

もっと専門性を高めて就活でスキルの高さをアピールしたい、という人には、間違いなく大きなメリットになるでしょう。

専門的な知識を身につけることが仕事へのやりがいにつながり、働くモチベーションを高めるきっかけになる可能性も期待できます。

モチベーションや熱意が高まれば、就活の志望動機や自己PRでも、さらに説得力のあるアピールができると考えられます。

ガクチカに書ける

長期インターンは、ガクチカに書いてアピールすることができるため、ガクチカに書くことがない…と悩んでいる学生には非常におすすめです。

長期インターンをガクチカとしてアピールすれば、実際に企業からも好印象を持たれることが多いです。

なお、ガクチカは志望動機と並ぶ、就活において頻出する質問の一つです。

就活を有利に進める際には、ガクチカへの対策は欠かせないでしょう。

実際に、ガクチカを書くときは、「何を書けば良いのかわからない」「アピールできることは特にない」と多くの学生が悩むことになります。

しかし長期インターンに参加していれば、自然とそこで得た経験や知識は、アピールしやすくなるものです。

多くの学生がガクチカに悩む一方で、ガクチカとして書けることを持っていることは、大きなアドバンテージになることでしょう。

【長期インターンは意味がない?】意味のある時間する方法

長期インターンには意味がないと言われることがありますが、長期インターンを意味のあるものにするかどうかは、自分次第という部分もあります。

どのような企業でも、ただ言われたことだけをこなしているのみでは、インターンに行く意味がありません。

インターンでは積極的に業務にかかわり、実務経験・社会人経験を積むことが重要となります。

そのため長期インターンに参加するときは、意味のある時間を過ごすための方法を実践したいところです。

自分自身で意識的に積極性を発揮して業務に携われば、インターン生として貴重な経験ができるでしょう。

ではここからは、長期インターンで意味のある時間を過ごす方法やポイントを紹介していきます。

以下のような方法を実践して、長期インターンに意味を見いだしましょう。

この見出しの内容
  • 目標を明確にする
  • 特定のスキルを身に着ける
  • たくさん質問する
  • フィードバックをもらう

目標を明確にする

長期インターンで過ごす時間を無駄にせず、意味を持たせるためには、まず目標・目的を明確にする必要があります。

「なんとなく」「友だちも行っているから」「就活に必要そうだから」というあいまいな目的で長期インターンに参加するのはNGです。

「やれることを頑張ろう」などの抽象的な目標を持つのも避けましょう。

目標や目的がしっかり定まっていないと、長期インターンの中で働く動機づけがされません。

すると自然に熱意も落ちるため、長期インターンを続ける意味はますます感じられなくなり、悪循環に陥ります。

反対に目標や目的が明確に定まっていると、そのゴールを果たすための努力ができるものです。

たとえばコミュニケーション能力があまり高くないことを悩みに感じている人は、コミュニケーション能力の向上を目標に設定するのも良いでしょう。

目標が定まれば、コミュニケーション能力を高めるために積極的に会議で発言したり、営業アシスタントとして学んだりすることができます。

特定のスキルを身に着ける

長期インターンに参加し、時間を有意義に過ごすためには、特定のスキルを身につけることも大事です。

学生のうちに何らかのスキルを身につけておけば、そのスキルを活かして長期インターンに挑戦できるでしょう。

たとえばプログラミングスキルをある程度修得しておけば、システム開発などの分野の企業のインターンに参加できます。

そして実際にインターンのなかでは、実践的な開発業務にかかわれる可能性があります。

ほかにはマーケティングについて深く勉強しておけば、その知識を活かして販売促進にかかわる専門的な業務に携われるかもしれません。

長期インターンは、大学生活のなかで得た知識を活かす場として最適といえます。

あらかじめ特定のスキルを身につけて、長期インターンを通じてそのスキルをフル活用し、さらなる学びと経験につなげていきましょう。

たくさん質問する

長期インターンでは、業務に積極的に関わることが大事です。

「インターン生だから」「どうせすぐにしばらくしたら終わるインターンだから」という理由で、受け身になっているのは望ましくありません。

受け身の姿勢が目立つ参加の仕方をすると、残念ながら長期インターンは意味ないものとなってしまいます。

そのため長期インターンのなかでは、社員に対して積極的に質問することが重要です。

業務を進めるうえでわからないことや不安なことがあったときは、意識的に質問して勉強しましょう。

「よくわからないので、あとで社員さんがやってくれるだろう」という当事者意識の薄い学生は、企業は求めていません。

たくさん質問して業務に自ら携わる意識を持てば、社会に出た際に必要となる責任感や当事者意識が高まるでしょう。

入社後には社会人の一人として高い意識を持って業務に従事できるため、同期より一歩リードした状態も作れるかもしれません。

たくさん質問して有意義な時間を過ごすことができれば、業界・企業研究にもつながるでしょう。

フィードバックをもらう

長期インターンに参加するときは、現場の社員から積極的にフィードバックをもらうと良いでしょう。

インターン中の発言や行動、その他の立ち振る舞いについて、社員に評価してもらうかたちになります。

至らない部分を直すことには、自分自身では限界がある場合があります。

さらにインターン生のため、社会人としてどのような振る舞いをすれば良いのか、そもそもわからない部分も多いでしょう。

そんなときフィードバックをもらうと、不安の解消につながったり、自分自身のスキルレベルを改めて実感できたりします。

自分のスキルが社会で通用するのか確かめたいときにも、フィードバックは役立つでしょう。

また、フィードバックをもらった点をどう解決するのかも重要です。

もらったフィードバックを受けて改善策を実践し、実際に成長を遂げられれば、今後の就活で役立つことは間違いないでしょう。

参加して良かった、意味のあるインターンだったという気持ちにもなるはずです。

【長期インターンは意味がない?】失敗しないインターンの選び方 

長期インターンに行く企業を選ぶときは、「意味がなかった」と後悔しないためにも、適切な選び方を知ることが大切です。

長期インターンを実施している企業は数多く見られるため、安易に選ぶと失敗につながる恐れがあります。

企業のなかには、残念ながらインターン生に雑用をさせるのみで終わらせてしまうところがあるのも事実です。

社員とほとんど交流しないまま、定型仕事だけこなして長期インターンが終わってしまったというケースもあります。

長期インターンに失敗すれば時間を大きく無駄にすることになるため、選び方のポイントには十分に理解を深めたいところです。

では、以下に記載する長期インターンの選び方のポイント、注意点などを詳しく解説していきます。

この見出しの内容
  • 自分のやりたいことの明確化
  • 企業の人としっかりと面談をする

【長期インターンは意味がない?】ギャップを減らすために必要なこと

自分の成長に期待して長期インターンに参加しても、残念ながら求めるような体験ができないケースもあります。

そうした長期インターンでのミスマッチを減らすために、何かできることはないのでしょうか。

いくつかのポイントがありますが、少しでもギャップを減らすためには、まず自分で自分を理解する必要があります。

いったい何を求めているのか、どうなったら満足なのか、自分で本当に理解できているか考えてみましょう。

【長期インターンは意味がない?】自分のやりたいことの明確化

まず自分が何をやりたいのかわかっていないと、マッチするインターン先も見つかりません。

自分のやりたいことを明確にできているかがポイントで、インターンでどんな力を付けたいかなどを自己分析で把握しておくことが重要です。

就活においては自己分析が大切だとよく耳にしているでしょうが、もちろんインターンにおいても、自己分析は大いに役立ちます。

将来やりたいこと、なりたい自分が見えていれば、そこにつながる道を見つけやすいからです。

実際に自分が働いている理想の姿を想像してみて、そうなるためには今何が足りないか、何が必要かを考えてみてください。

職種や業種業態は選ばない場合もあるでしょうし、これでなければならないという専門性もあるでしょう。

【長期インターンは意味がない?】企業の人としっかりと面談をする

自分がなりたい姿がわかり、長期インターンでそうなるための経験を積もうと考えるなら、事前に企業側としっかり話し合いがもてるはずです。

希望をはっきりと提示することでミスマッチを減らす工夫をすれば、実際にインターンがはじまってから「こんなはずじゃなかった」「こんなことは聞いていない」という不平不満は極力抑えられるはずです。

また、まだ学生とはいっても、長期インターンともなれば、企業側とも対等な立場で交渉できる姿勢が必要です。

意に沿わない仕事内容であればそれこそ無理に参加する意味はありませんし、事前に断れれば、後々面倒なトラブルにもなりません。

言いなりにならない、あいまいにしない、自分の希望や意見ははっきり伝えるという点を意識して、企業の人ともしっかり面談してください。

自分のやりたいことはできるのか

自分が希望する働き方をはっきり伝えるという意味においては、大前提として自分のやりたいことができる企業なのかどうかを事前に確認することが重要です。

調べるべきことはたくさんありますが、会社の規模や業務内容など、どのような理念でどのような事業を行っている企業なのか、あらかじめチェックすることは必須といえます。

これは就活において最後まで基本となることですので、業界研究、企業研究は自分のために手を抜かず、細かく調べて情報を集めてください。

あくまで長期インターンですので、そのままそこに就職するわけではありませんが、本当にその企業の社員となって働くくらいのつもりで調べれば、ミスマッチも起こりにくくなります。

もちろんそうするためには、本当に自分がやりたいことが見えていなければなりません。

将来どうなりたいかも含めて、しっかりビジョンが描けている人なら、長期インターン先選びにも間違うことはないはずです。

他のやらなくてはいけないことはできるのか

大学生の本分は、もちろん学業です。

また、学費を稼ぐ、生活費を稼ぐという意味では、バイトも重要な生活維持活動であるといえるでしょう。

もしくは部活動やサークル活動、ゼミの活動など他の分野で時間をかけて取り組んでいることがある人も少なくありません。

長期インターンは学業でもなければバイトでもありませんので、長期インターンのほうが学生生活のメインになってしまうことには問題があります。

学業やバイトなど、他にやらなければならないことがあるときに、はたして両立できるのか、最低限どのくらいコミットが必要なのかは、事前に企業側に確認が必要です。

中には人手が足りないからインターンをあてにしている企業などもありますし、戦力として期待している企業もありますので、齟齬がないようにしておく必要があります。

たとえばどうしても学業に時間が必要になったときに融通が利くのか、最悪の場合、途中で辞めることになってもトラブルにならないか、あらかじめ合意を取っておくとよいでしょう。

【長期インターンは意味がない?】意味があるかどうかはあなた次第です

冒頭でも述べましたが、長期インターンに意味があるのかないのか、それを決めるのは本人です。

臨み方や目的によって、同じインターンプログラムでも意味のあるものになる場合もありますし、まったく時間の無駄になってしまう場合もあります。

もちろん自己分析で自分の将来のビジョンを固め、目的や事前準備をしっかりすれば、大いに意味のあるインターンを行うことができます。

答えは自分の中にしかありませんし、自分にしか導き出せませんので、参加するのであれば、ぜひ意味のある長期インターンにしてください。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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