長期インターンはガクチカで使える!例文やポイントで書き方を徹底解説!

長期インターンはガクチカで使える!例文やポイントで書き方を徹底解説!

大学で何か目標がほしい人には、長期インターンにチャレンジするのもおすすめです。

すでにやりたい仕事や入社したい企業が決まっているなら、その勉強にもなります。

やりたいことが決まっていない方にとっては、業界や仕事について知るキッカケにもなります。

さらに長期インターンは、就活におけるガクチカに使えるのもメリットです。

ここでは、 長期インターンに取り組むメリットと、ガクチカを書くうえでの留意点と書き方についてご紹介します。

そもそもインターンって就活に有利なの?

長期インターンとは、3ヶ月以上働くインターンのことです。

実際に社員と同じ業務に取り組むことができるため、業種や業界を深く知るのに役立ちます。

書いている私もインターンをした経験がありますが、web業界の理解が進んだと実感しています。

長期インターンの中には1年、2年と続くものもあり、早い人では大学1年次からスタートする方も少なくありません。

大学生活の貴重な時間を長期インターンにあてることで、就活に本当に有利になるのか、不安なところを探っていきましょう。

メリット

長期インターンを行うメリットは、大きく3つあります。

第一に、 基礎的なビジネススキルを身につけられることです。

たとえば、社会人とのコミュニケーションができるノウハウをはじめ、

言葉遣いや挨拶の仕方、電話対応や基本的なメールでのやり取り、顧客や取引先との対応などが学べます。

第二のメリットは、 就活で主体性をアピールできることです。

長期インターンでは主体的に仕事を進めることを求められるので、長所や強みとしてアピール材料になります。

第三のメリットは、 他の就活生と差別化ができることです。

短期インターンは経験する方が多くても、長期インターンに取り組む人は限られています。

ガクチカとは?

ガクチカは「学(ガク)生時代に力(チカら)を入れて取り組んだこと」の略で、

就活でのエントリーシートに書かされたり、面接で問われたりすることで有名です。

学生時代に力を入れて取り組んだこと、頑張ったことを話すのですが、基本的には決められたテーマはありません。

学業や研究、サークルや部活動、アルバイトやボランティアなど何でもよく、インターンもそのひとつにあたります。

ガクチカについては、こちらの記事も参考になるでしょう。

企業がガクチカを求める目的とは

では、企業はなぜガクチカを知りたいと思うのでしょうか。

その理由は、大きく2つあります。

1つは、 経験そのものから、学生のレベルを知りたいからです。

就活生が優秀かどうか知る上での手立てとして、学生時代にどんな取り組みを行い、経験や成果を得てきたかをチェックします。

2つ目は 経験からどのような価値観をもつか把握し、会社の価値観とマッチするかを判断したいためです。

学生時代に力を入れたことのテーマや方向性などから、会社にマッチする人物かの判断材料にします。

自己分析やってますか?

ガクチカを書く上で大切なのが、自分のことを知ることです。

なぜなら、 自分のことをきちんと理解したうえで話せば、説得力が増すからです。

自己分析を行い、過去をしっかり振り返ることで、自分の価値観を知ることができます。

自己分析をして、自分のことを知れば、将来ありたい姿についても想像できるようになり、ガクチカでの説得力が増します。

自己分析について必要性や、やり方についてより深く知りたい人はこちらが参考になるでしょう。

長期インターンの期間はどれぐらいから?

まず長期インターンと聞いて、具体的にどれくらいから長期に入るのか疑問を持つ人もいるでしょう。

結論からいうと、最低でも3ヶ月以上のインターンを指します。

ただし、一般的に長期インターンを経験する学生の多くは、6ヵ月以上勤務しているのが現実です。

あくまでも平均期間になりますので、人によってはさらにそれ以上働いているケースも珍しくありません。

とはいえ、長く働いていればいるほど良いわけではないので、そこは心配しなくても大丈夫です。

長期インターンが短期インターンよりも優れているポイント

同じインターンでも、長期で経験しているのか?それとも短期でしか経験していないのか?で、実は違いがあります。

特に短期インターンよりも、長期インターンの方が大きなメリットとして挙げられるものが2つあるので、長期インターンを経験している人はそれだけでも強みになるといえるでしょう。

ここではその内容を詳しく紹介しますので、これからガクチカをエントリーシートに書こうと考えている人は、ぜひ覚えておいてください。

実践的な能力が身につく

まず長期インターンといえば、文字通り長期間を通じて仕事を経験することになります。

そのため、たくさん仕事ができる分、実践的な能力がつきやすい環境だといえるでしょう。

企業にとっては即戦力になりうる可能性もあるため、長期インターンを経験している人はどんな採用担当者からも魅力的な人材に見えます。

特に仕事で何か実績を出している場合は、なおさらあなたのことを欲しがってくれるでしょう。

だからこそ、就活の際には、自分が長期インターンで経験した業界と同じ業界の企業に臨むのがおすすめです。

そうすれば、それだけで他のライバルよりも差別化を図れる可能性があります。

少しでも就活を有利に進めたい人は、その点も意識しておいてください。

継続力のアピールになる

長期インターンを経験していることによって、あなた自身に継続力があることもアピールできます。

どんな企業も長期的に働いてくれる人材を求めているため、継続力があるだけでも魅力的な人材だと思ってくれるでしょう。

特に最近では入社してすぐに辞めてしまう人も決して珍しくないため、継続力の有無は採用を決める上で重要なポイントになる企業も少なくありません。

そのため、長くインターンを経験していればいるほど、必ず就活で有利に動くことができるでしょう。

長期インターンをガクチカにする際のポイント

ガクチカの内容はもちろん重要ですが、それ以前にどのように伝えるのかによっても、最終的な評価が大きく変わってきます。

だからこそ、長期インターンをすでに経験している人は、少しでも高く評価してもらうために上手な伝え方をしなければいけません。

ここからは、特に覚えておいてほしいポイントを3つに分けて紹介します。

この内容をすべて押さえておくだけで、どんな人でも企業に自分の魅力を伝えられるようになるでしょう。

動機をわかりやすく伝える

まず長期インターンを経験する上にあたって、どんな人にも何かしら動機となるものがあったはずです。

つまり、その内容を最初にわかりやすく伝えるようにしてください。

採用担当者は誰しも、結論に至った経緯を知りたがっています。

目的が何もないのに何となく長期インターンに参加しようと思った人はなかなかいないはずですので、これは忘れずにエントリーシートに書いておくようにしましょう。

どのような目的があって参加したのかをしっかり明記していれば、疑問を持つことなくスムーズに長期インターンの話を読み進めてくれるようになります。

ちなみに、人によってはどうしても大した動機がなかったり、あるいはエントリーシートに書くような内容の動機ではなかったりすることもあるかもしれません。

その場合は、少しでも良い印象を与えられるような動機を改めて考えて書くようにしてください。

成果を定量的に伝える

長期インターンを経験している場合は、おそらく仕事を通じてさまざまな数字を気にしてきたことでしょう。

そして、人によっては目標とする数字をクリアできたケースもあるはずです。

もしそんな実績がある場合は、ただ努力したことを伝えるのではなく、具体的にどんな結果を出すことができたのかまで伝えるようにしてください。

もちろん、その際にはきちんとその数字を明記することが大切です。

これによって、単純にすごいと思ってもらえる可能性がありますし、何より話の内容に信憑性が増します。

場合によっては、その具体的な成果を知ったことによって、あなたのことをすぐにでも採用しようと考えてくれるでしょう。

数字を用いれば自分のすごさがより際立つようになりますので、忘れずに書いておいてください。

そこから何を得たのか具体的に伝える

実際に長期インターンで仕事を経験していることはそれだけでも強みになりますが、それだけをエントリーシートに書くだけで終わってはいけません。

インターンでさまざまな経験をした中で、最終的に自分が何を得ることができたのかまで、詳しく伝えるようにしましょう。

なぜなら、そこまで書くことによって、自分が成長できたことを理解してもらえるからです。

さまざまな経験を通じてきちんと学びを得ているところが伝われば、それだけでも優秀な人材なりそうだと感じてくれます。

これは自己PRをする上でとても大切なポイントになるので、こちらもエントリーシートを書く上で忘れてはいけない部分だといえるでしょう。

もちろん、たとえ失敗した内容を書くことになったとしても同じです。

長期インターンをガクチカにするときの構成

実際にエントリーシートにガクチカを書く際に、つい何も考えずに書き始めてしまう人もいるでしょう。

しかし、あまりにも適当に書いてしまうと、どれだけ良い内容のガクチカだったとしても、あまり魅力が伝わりません。

場合によっては、せっかくのアピールが台無しになってしまうおそれもあります。

だからこそ、これからエントリーシートにガクチカを書こうと考えている人は、PREP法と呼ばれる構成を使って書くようにしましょう。

PREP法を活用すれば、どんな人でも相手に伝わる理想的な文章に仕上げることができます。

P:結論

PREP法のPは、ズバリ結論です。

つまり、どんなガクチカを書くにしても、まずは結論から入るようにしてください。

なぜなら、結論から入り始めることによって、そのあとに続く話を理解してもらいやすくなるからです。

ガクチカを書きなれていない多くの初心者は、ついエピソードの内容から入ってしまうことがありますが、それだと読み手をモヤモヤさせてしまうおそれがあります。

結論が何もわからない状態で話を続けてしまうと、結局何を伝えたいのかを相手に理解してもらえないおそれがあるので、少しでもわかりやすく伝えるためにも、必ず結論からスタートするようにしましょう。

ここを意識するだけでも、読み手に対する親切さが大きく変わってきます。

R:理由

きちんと結論を明確にしたあとは、なぜその結論になったのかも忘れないように伝えてください。

物事には何かしら理由があるはずですので、そこまで深く相手に伝えることも大切です。

でないと「この人はなぜ○○なんだろう?」と、疑問を持ちながらエピソードの内容を読み進めていくことになりますので、そのあとの文章の入り方が大きく違ってきます。

また、この流れで文章を書いておくことによって、論理的に話を組み立てられるところもアピールできるようになるため、賢い人材だと認識してもらえるようにもなるでしょう。

それはガクチカの内容とは別で、高く評価してもらえるポイントになるので、覚えておいてください。

E:具体例

結論、理由まで書いたあとは、いよいよ具体的にエピソードへ移っていきます。

エピソードを書く際に必ず意識しなければいけないのは、最初に伝えた結論につながるように道筋を立てていくことです。

でないと、読み手を混乱させてしまうことになります。

また、エピソードを書いていく中で、少しでも自分のことをアピールしたいために、さまざまな長所を盛り込んでしまう人もいるかもしれません。

もちろん自分の良いところはできるだけ伝えるのが大事ですが、あまり詰め込みすぎてしまうと結局何を伝えたい人なのかわかってもらえない状態になってしまうので、変に欲張らないようにしましょう。

あくまでも、結論の部分で書いた内容から軸が逸れないことが大切です。

P:結論

しっかりエピソードを書いたあとは、再度結論を伝えてガクチカの話を締めくくってください。

これによって、全体的に筋が通った綺麗な文章に仕上がります。

ただし、冒頭で伝えた内容とまったく同じことを書くだけではいけません。

ここで大事なのが、その結論の内容をどのように仕事で活かせるのかまで伝えることです

採用担当者は、自社で活躍してくれそうな人材を常に求めています。

そのため、実際に自分がその職場で働いているところを、相手にイメージさせるような内容も、ここに付け加えておかなければいけません。

例えば、英語力をアピールしたい人なら「貴社の海外事業に、自分の英語力を存分に活かしていきたいと思います」のような文章を書くことで、よりいっそう魅力が伝わりやすくなります。

長期インターンのガクチカの書き方

そもそも長期インターンをガクチカで書く際の、基本的なことがわからない人もいるでしょう。

また、内容を書くにしても、何から書き始めれば良いのかわかっていない状態かもしれません。

そこで、ここからは長期インターンに関するガクチカの基本的な書き方についても紹介します。

もし難しいと思い込んでいる場合は、以下の2つのポイントだけを覚えておくことによって、上手な文章を作ることができるでしょう。

自分がやった活動を振り返る

まずは、これまでのインターン経験を細かく振り返ってください。

その中で注目してほしいのが、自分の感情が動かされた瞬間はどこだったのか?ということ。

例えば、仕事をしていく中で、嬉しかったこともあったでしょう。

逆に辛かったことも、もしかしたらあるかもしれません。

このように、感情が動いた瞬間をガクチカエピソードに盛り込むことによって、中身の濃い内容を書くことができます。

もちろん、なぜその感情が起こったのかまで書くようにしてください。

自分の感じ方や考え方などもきちんと伝えることによって、自分の人柄も相手に理解してもらえるようになります。

採用担当者はそこに魅力を感じる可能性もありますので、できるだけ細かく書いていきましょう。

構成に習って文章を組み立てる

そして、前述したPREP法を用いて、実際に何をどの順番で書いていくのかを考えてください。

自分のガクチカエピソードを、このテンプレートにはめていくだけで綺麗な文章が完成します。

ここまで取り組むだけでも、他のライバルと比べて遥かに質の高いガクチカになるでしょう。

採用担当者にきちんと文章構成を考えている印象も与えられるので、必ず高く評価してもらえます。

ちなみに、自分で書き終えた文章にどうしても自信がない場合は、自分で見直すだけではなく、周りの人にも添削してもらうようにするのがおすすめです。

そうすれば、客観的に自分の文章を評価することもできるようになります。

長期インターンのガクチカ例文

ここまでガクチカを書く上で、さまざまなアドバイスをしてきました。

しかし、そうはいってもあまりイメージができていない人もいるかもしれません。

そこで、ここからは長期インターンに関するガクチカの例文を、3つ紹介します。

もしこれから就活を控えていて、どのように書いていけば良いのか想像できない人は、こちらを参考にしながら書き始めてみてください。

営業職長期インターンのガクチカ例文

例文
私は営業職の長期インターンを通じて、コミュニケーション力を身につけることができました。
>その理由は、毎日のように初対面のお客様と、たくさん関わる機会ができたからです。
最初はもちろん、なかなかスムーズにはいきませんでした。
特に自分が経験したインターンでの営業職は、常に高いノルマがあって毎日頭を抱えていました。
そして私が最終的にたどり着いた答えが、商品の良さをどのように伝えるのかだけを考えるのではなく、常に相手の立場になりながら言葉を選ぶことです。
目線を大きく変えることによって、営業の仕方が自然と大きく変わるようになり、結果としてノルマを達成できるようになりました。
おかげでコミュニケーション力にも自信が沸くようになり、もちろん周りからも認めてもらうことができたので、すごく嬉しかったです。
貴社に入社した際にも、インターンで培ったコミュニケーション力を存分に活かしていければと思っています。

ライター長期インターンのガクチカ例文

例文
私はライターの長期インターンを経験して、論理的思考力や言語力が身につきました。
その理由は、上司から指定されたトピックに関する記事を、たくさん作成して公開するところまで持っていけたからです。
元々文章を書くことが好きだったので最初はそこまで難しく考えていなかったのですが、いざ仕事としてやってみるとその難しさに驚きました。
なぜなら、文章の組み立て方1つで伝わり方も変わりますし、何より言葉のボキャブラリーもないと良い文章を作れないからです。
そのため、最初はただ文章を書くだけではなく、ひたすら伝わりやすい文章の書き方や言葉の種類などを調べながら書いていました。
その結果、なんとか公開まで至るような記事に仕上げられるようになったので、そこからは月に50本ほどコンスタントに作成できるようになりました。
貴社に入社した際には、この長期インターンで鍛えた論理的思考力や言語力などを、フル活用していけたらなと思います。

マーケティング長期インターンのガクチカ例文

例文
私はマーケティング会社の長期インターンを通じて、分析力と課題解決力を身につけることに成功しました。
なぜなら、実際に自社やクライアントさんのSNSでフォロワーを増やすことができたからです。
もともとインターネット集客に興味があってインターンに参加することを決意したのですが、実際に仕事として経験してみると非常に難しくて、最初はなかなか結果が出ませんでした。
そして私が何より勉強しようと思ったのが、心理学です。
マーケティングの世界では、人間の心理をうまく利用することが大切だと考え、仕事時間以外でもたくさん本を読み漁りました。
そのおかげで、実際にSNSでの集客に成功し、最終的には自分の力で5000人以上のフォロワーを獲得できました。
貴社で仕事をする際にも、自分の経験や知識を活用して、必ず成功する集客を実現したいと思っています。

どんなインターンがガクチカで有利か

今回は長期インターンがガクチカで使える話をしました。

基本的に長期インターンは、参加しているだけでも就活において強力な武器になります。

ただし、自分がこれから進もうとしている業界のインターンに参加していることが重要です。

そうすれば、必ず就活において有利な状況に運ぶことができるでしょう。

また、インターンは経験していれば良いのではなく、そこで自分が何を学ぶことができたのかです。

そこをうまくアピールすることで、就活は成功しやすくなります。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

RECOMMEND この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます