はじめに
少しでもいい企業に就職したい、早く内定を得たい、就活を有利にしたいと考えている学生さんにとって、注目されているのが、長期インターンです。
アルバイトとは異なり、社会人の第一歩として圧倒的な成長力で、他の就活生と差をつけられる、そのうえお金ももらえると話題です。
一方、アルバイトのような気軽さはないので、正直いって怖いという声も少なくありません。
不安のひとつとして、きついらしいと噂があるからです。
本記事ではインターンはリアルにどのくらいきついのか、を明らかにしていきます。
【長期インターンはきついのか】
世間ではきついといわれる長期インターンですが、実際のところどうなのか、インターン経験者の本音を明らかにしていきます。
まずどんなきついという声が上がっているのか、ネットから声を拾ってみました。
「求めていたスキルが身につかない」
「仕事量が多くバイトや勉強に支障が出る」
「思っていたより稼げない」
「思っていた業務内容と違う」
といった不満の声を取り上げていきます。
【長期インターンはきついのか】ネットで見るきついという声
ネットで見るきついという声と、その内容をチェックしてみましょう。
→希望する業界で活躍するためのスキルが習得できると思っていたが、指導できる社員に担当についてもらえなかったという声があります。
「仕事量が多くバイトや勉強に支障が出る」
→業務量が多い、求められる成果が高すぎる、そのうえインターン先が学業に配慮してくれないなどで、もともとやっていたバイトや大学の授業や試験に影響が出たという声は多いです。
「思っていたより稼げない」
→土日に働けない、給料体系を理解しておらず、拘束時間に比べてコスパが悪いという声です。
「思っていた業務内容とは違う、アポ電ばかりだった」
→業界のイメージだけで応募して後悔したケースをはじめ、アポ電やひたすら入力作業や資料整理など、社員が手に負えない業務をやらされたという声も寄せられています。
【長期インターンはなぜきついのか】
企業側は長期インターンには期待度も高く、責任ある社員として仕事を求めにくるため、学生感覚やアルバイトの延長として働くと、互いにギャップが生まれやすいです。
企業としてはアルバイトより高い能力や意欲を求めており、インターンを希望しているのだから志も高いだろうと、学生の能力を超えた業務を課す場合も少なくありません。
一方、近年の人手不足の穴を埋めるために学生インターンを即戦力や労働力として求めることもあり、きつい状態になることがあります。
【長期インターンはなぜきついのか】したいことと合っていない
希望する業界や興味のある業種や職種のインターンに応募したら、自分がイメージする仕事をさせてもらえると期待する学生がほとんどでしょう。
ですが、どの業界も1人前になるまでには、長い道のりがあります。
インターンだから特別に段階を飛ばして、花形業務を体験させてもらえるわけではありません。
働く内容が自分のしたいことや、思い描いていたことと合っていないと、何を任されてもしんどいと感じることが多くなります。
つまり、理想と現実のギャップがきついと思わせるのです。
自分がどんなスキルを身につけたいのか、何を学びたいのかを明確にし、そのためにはどんなプロセスやステップでスキルが身につくのかをよく理解してから、インターンを開始する必要があります。
【長期インターンはなぜきついのか】できることと業務内容量が違う
タスクやノルマが設けられている会社もあり、学生経験しかない方や、マニュアル通りに仕事をしていればよかったアルバイトしかしたことがない学生さんにとっては、きついと感じることが少なくありません。
また、理系の技術職をはじめ、学歴や経験などから高いレベルを求められるケースもあります。
自分が考えていた以上に企業や配属された部署のレベルが高いなど、能力や経験が追い付かず、きつくなることがあります。
事前にタスクやノルマについて確認をするとともに、どのようなレベルが求められるのか、お互いにミスマッチがないようにすべきです。
レベルが高いと感じた場合、それを乗り越え、頑張れるだけのモチベーションや目標をもてるかも重要です。
【長期インターンはなぜきついのか】労働条件が想像と違う
事前に労働条件や働く環境について、しっかりと確認して理解しておかないと、想像と違うことできついと感じてしまうことがあります。
気軽にできるアルバイトや、学校の試験やサークルの合宿、帰省などの予定に合わせてシフトを変えてくれる、急なお休みも許してくれるようなアルバイトしかしてこなかった方や、アルバイト経験もゼロという学生さんが、いきなり長期インターンに取り組む場合は、とくに注意が必要です。
給料や交通費、勤務形態をはじめ、リモートの有無など、事前によく条件を確認するとともに、イメージができない点があれば、質問をして明確にしておきましょう。
すでに長期インターンをスタートさせた友人に話を聞いたり、社会人の先輩などに労働環境に関する話を聞いたりするのもおすすめです。
【長期インターンはきつい?】
長期インターンはきついのかどうかの答えは、ひとつにはなりません。
結論としては、「人による」というのが、ネットなど、実際の体験者の声を集めて導けるところです。
なぜなら、きついと感じている人の多くは、自分と仕事がマッチしていないと感じ、働き出してからきついと感じているからです。
逆にいえば、働く前と働いてみてのギャップが小さい方は、きついと感じるケースはほとんどありません。
働く前と実際に働いたときのギャップをいかに減らせるかが、長期インターンを成功させるコツです。
【きつい長期インターンを避ける方法】
きつい長期インターンを避ける方法はあるのでしょうか。
きついというネットの多くは、想像と違った、期待と違った、自分が思った仕事ができない、成長ができないなど不満の声が多いです。
逆にいうと、自分の希望や期待に即したインターンであれば、きついと思わず、頑張れるということです。
つまり、きつい長期インターンを避けるには、自分に合ったインターンを見つけることが重要です。
【きつい長期インターンを避ける方法】
働く前と実際に働いたときのギャップを減らすことがきつい長期インターンを避けるために必要なのですから、まずは、自分のインターンの目的を明確化しましょう。
自分が掲げた目的や目標を達成できそうなところを探すことができれば、きついと感じずに、意欲的に取り組めるはずです。
目的や目標に向かって頑張るときは、辛さやきつさがあっても、それを楽しめるものです。
頑張っている自分が誇らしく、忙しい時間が充実して感じますし、他の人から見れば、きつそうと思えることも、それを乗り越えることに達成感を得られます。
きついと感じるかは「人による」というのも、このためです。
同じことを課せられても、自分の掲げる目的や目標と合えば、きつくは感じないのです。
【きつい長期インターンを避ける方法】
実際の人事やインターンの先輩と話して、自分がどんな働きをするのかを事前に確認しておきましょう。
そうすることで、ギャップを避けることができます。
また、自分の目標や達成したいことを説明し、達成できるかどうかを話し合ってみるのもひとつの方法です。
意欲的な学生を、インターンとして採用したいと思う企業であれば、その学生が自社に対して求めていることや、得たいと思っているスキルが得られるよう、従事させる業務を選んだり、指導者をつけたりと準備を整えてくれる可能性もあるからです。
【最適な長期インターンをするには】
長期インターンには仕事のノウハウを得るなど社会人経験を積め、他の学生より一歩先出て成長できるメリットや、お金ももらえるというメリットがあります。
一方で、キツイとの声もありますが、その声の多くは、期待と違ったという不満の声です。
事前にしっかりと妥協しないインターン先を選定することで、キツイ状況も避けることができるのではないでしょうか。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート