【鉄道業界】鉄道業界の仕事内容とは?

【鉄道業界】鉄道業界の仕事内容とは?

はじめに

pixta_53730498_M幼いころから鉄道ファンで鉄道業界に憧れている方もいれば、多くの人を輸送する手段であるインフラとしての鉄道に興味を持っている人、鉄道会社における多彩なサービスに興味を抱き、鉄道業界を志望している人もいることでしょう。

ここでは鉄道業界に入りたい方をはじめ、漠然と興味を抱いている方、どんな業界か詳しく知らないという方にもわかりやすく、鉄道業界の仕事内容についてご紹介していきます。

鉄道業界とは?

鉄道業界にどのようなイメージをお持ちですか。

日々の通勤や通学、旅行や出張に欠かせない足として人を運ぶのはもちろん、貨物の輸送手段として鉄道の運行を行ってるのはすぐにイメージできると思います。

運行や整備をはじめ、より便利に速く目的地へと運ぶための車両の開発などもイメージされることでしょう。

それだけでなく、駅や駅周辺の開発を行っているのもご存知でしょうか。

社会的なインフラを担うだけでなく、不動産開発なども同時に行っている規模の大きな業界です。

鉄道業界の主な仕事内容

鉄道業界というと駅員をはじめ、運転手や車掌など車両の運行に関わる仕事や車両の整備や線路の保守点検に携わる仕事をイメージされるのではないでしょうか。

そのほかにも駅周辺を含めた開発や駅ビルなどの運営、駅構内の販売店や飲食街の整備に至るまで、幅広い仕事があります。

鉄道ファンや技術を持つ理系向けの仕事に思えますが、実は文系の方や性別も問わず活躍できる仕事があります。

鉄道業界の主な仕事内容を見ていきましょう。

鉄道運行

鉄道運行の仕事は、鉄道を利用する人や貨物運送のニーズに応え、ダイヤグラムを作成して、どの路線に出発駅と到着地を定め、何両編成の車両をどの時間帯に何本走らせるかを決めるとともに、実際の現場で鉄道の運行を時刻通りに行い、人流や物流をさばいていくのが仕事です。

運転手や車掌などの乗務員をはじめ、駅員やダイヤ通りの運行のために管理を行う運行管理の仕事、ダイヤグラムを組む仕事など多岐にわたります。

学生さんの生活にも身近な駅員は時刻通りに運行することをはじめ、プラットホームなどで事故が起こらないよう安全を管理し、かつ、定期券の販売や改札などで接客業務も担っています。

運転手は高度な技術を持つ資格者であり、車掌も車両の安全運行やスムーズな運行案内に欠かせません。

ダイヤグラムや運行管理の仕事は、人々のニーズを満たすとともに、車両の安全運行に欠かせないち密な技術やノウハウが求められる職種です。

整備

車両の点検や信号の監視、線路の点検や保守、万が一の事故や災害発生時の回復工事などを担う仕事です。

機械工学や車両工学、電気工学などの専門知識を持つ方や技術を持つ理系出身者が多くを占めます。

もっとも、知識を持つだけでなく、技術を活かして実際に現場で働くエンジニアでもあり、体力も必要です。

日中の業務だけでなく、運行車両の整備や線路の保守などは車両が運行していない真夜中から明け方にかけて行われるので夜勤も多く、業務内容的にも体力や持久力、集中力も欠かせません。

地震や台風により送電線に異常が生じた際や土砂崩れによって線路がふさがれた際の緊急対応や長期にわたる復旧工事にも携わります。

開発

開発の仕事は車両の開発と駅施設の開発、駅周辺の開発や沿線の開発などの不動産開発があります。

車両の開発は普通車をはじめ、特急や新幹線などより速く、より安全でより高性能な車両を開発することや人々の需要を喚起するゴージャスな寝台列車などを企画、開発する仕事などもあります。

新たに鉄道路線が開拓された際には、それに見合う新型車両を開発するなど専門性と技術が必要な仕事です。

一方、駅施設や周辺の不動産開発では、鉄道利用者の需要を分析して鉄道の駅を新たに作ったり、駅ビルや駅構内の飲食店街やショッピングモールを開発したり、駅周辺でホテルや商業施設を開発する仕事もあります。

鉄道会社によっては沿線の住宅街やレジャー施設も整備するなど、駅と鉄道と一体化した都市開発を行っているケースも少なくありません。

営業

営業は鉄道や周辺施設をより良いものをするために他企業に営業を行うBtoBの営業をはじめ、鉄道利用促進のためのBtoCの営業もあります。

BtoB
BtoBでは駅ビルや駅構内の飲食店街やショッピングモールに入店する飲食店や土産物店、アパレル店やブランドショップの誘致や、開発したホテルや商業施設などを運営する企業を募る営業など幅広いです。
BtoC
BtoCでは鉄道利用を促進するためのテレビCMや旅行誌を利用した宣伝広告や観光地やイベントへ行くためのツアーの企画販売、ホテルなどとセットにした旅行の企画販売などがあります。

また、近年では鉄道利用のためのICカードとクレジットカードを一体化させた、クレジットカードの営業も、新たな収益源として重視されています。

どんな人物が求められる?

運転手や車掌、駅員や車両に関わる仕事を中心に幼いころから鉄道ファンだった人の応募は多いですが、採用にあたって鉄道好きかどうかは重用しされる点ではありません。

鉄道が好きなことは仕事に意欲的に取り組める要素の一つではありますが、鉄道に夢中になるだけでは不十分だからです。

いかに人々や貨物を安全かつスムーズに輸送できるか、社会インフラとしての使命や役割を果たせるかが重要です。

そのために、どのような人物が求められているのでしょうか。

時間管理能力がある人

鉄道の運行で最も重要なのは安全に時間通りに運行することです。

事故なく安全に運行するのは当然の責務として、社会のニーズに応えるため、時間通りに運行するために、精緻な時間管理能力が求められます。

学生時代に利用者として鉄道を利用する場合、たった1分でも遅れただけで学校に遅刻する、大切なデートに間に合わない、アルバイトに間に合わないという経験をし、イライラしたことや困った経験もあるでしょう。

鉄道運行ではわずかな時間も人々に大きな影響を与えるため、時間管理能力は不可欠な要素です。

チームワークを発揮できる人

安全かつ時刻表通りに運行を行い、万が一の事故や災害でトラブルが発生したときも、速やかに復旧を図って、人流や物流へのダメージを最小限に抑えるためには、鉄道業務に携わるさまざまな職種の連携プレーが欠かせません。

そのため、チームワークを発揮できる人物が求められます。

鉄道を動かすために運転する人、車両や線路の整備をする人、管理をする人などさまざまな人が連携かつ協働しながら、安全かつ社会の要求に応える運行ができるよう、チームワークが発揮できることは不可欠な要素です。

自己分析できてますか?

ここまで鉄道業界の仕事内容についてご紹介してきましたが、まだ自己分析をしておらず、鉄道業界に対して漠然とした興味の段階の方は、志望業界として企業リサーチなどを始める前に、まずは自己分析を行ってください。

自己分析をすることで自分が本当に鉄道業界に興味があるのか、適しているのかがわかるようになるからです。

入社してからミスマッチに気付くと、仕事が辛くなることや早期離職につながってしまいます。

自己分析の詳しいやり方については、以下の記事をご覧ください。

▽自己分析のやり方を知りたい方はこちら▽

 
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まとめ

鉄道業界というと駅員や車両の運行や整備に携わる仕事がイメージされますが、駅周辺を含めた開発や駅ビルなどの運営、駅構内の販売店や飲食街の整備に至るまで、幅広い仕事があります。

鉄道ファンはもとより、鉄道には興味がない方や理系、文系、男女問わず、活躍できる場があります。

インフラ整備を担う社会的な役割も大きな仕事ですので、やりがいもあります。

まずは自己分析をしっかり行い、自分に適した仕事であるか確認してみましょう。

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