目次[非表示]
- 1 【志望動機なんてねーよ】はじめに
- 2 【志望動機なんてねーよ】志望動機なんてねーよって思うのわかります
- 3 【志望動機なんてねーよ】企業が志望動機を確認する理由
- 4 【志望動機なんてねーよ】志望動機を適当に書くとどうなる?
- 5 【志望動機なんてねーよ】思いつかない時にやってしまいがちな志望動機のNGパターン
- 6 【志望動機なんてねーよ】なぜ志望動機がないのか
- 7 【志望動機なんてねーよ】就活の軸を決めよう
- 8 【志望動機なんてねーよ】志望動機を見つけるためには自己分析が必要
- 9 【志望動機なんてねーよ】実際に志望動機を作るときの流れ
- 10 【志望動機なんてねーよ】志望動機の構成
- 11 【志望動機なんてねーよ】志望動機例
- 12 【志望動機なんてねーよ】まとめ
【志望動機なんてねーよ】はじめに
就職活動をするにあたって、志望動機なんてねーよと言ってしまった経験はありませんか。
このような気持ちの就活生はとても多いかと思われます。
しかし、その多くが志望動機を作成して、就職試験に臨むことになるのです。
志望動機なんてねーよと思っている人は、志望動機に関して悩みを持っているとも言えますので、今回はその悩みを解決するためのアドバイスをします。
【志望動機なんてねーよ】志望動機なんてねーよって思うのわかります
就職の目的を考えてみると、単純に生活するために職が必要になる人もいるでしょう。
そのような学生は、志望動機はないと思ってしまうのは仕方がありません。
また、世の中には、自分の思い描いた未来のとおりに生きているような人は多くはなく、このような人たちは少数派に該当するでしょう。
こんなことを考えてしまうと、余計に志望動機なんて関係ないと思ってしまうかもしれません。
しかし、社会人になるならば、本音と建て前の部分はしっかりと分けるべきです。
そして、就職試験の際の志望動機こそ本音と建て前の部分なのです。
もちろん、本心から志望動機を言っている人もいますが、中には本心と志望動機がかけ離れている人もいるでしょう。
しかし、社会人というのはそれでも問題ありません。
志望動機を作らなければ、就職試験を通過するのは難しいので、ここは割り切って、志望動機を作成してみてはいかがでしょうか。
割り切ることによって、ずいぶん気持ちが楽になるはずです。
【志望動機なんてねーよ】企業が志望動機を確認する理由
企業が志望動機を確認する時、特に注視しているのはあなたの「答え方」です。
もちろん、志望動機の内容もきちんと見られています。
しかし、企業が最も確認したいのはあなたが「企業にとってほしい人材か」という部分です。
そのため、志望動機に関する受け答えから見えるあなたの人柄や、仕事に対する意欲や熱意、自社の雰囲気とマッチするかどうかを知りたがっています。
また、入社後どう活躍するのかを自分でイメージできているか、それを人に伝える能力があるかどうかも見られていると思って良いでしょう。
そんな企業が志望動機を確認する理由について、詳しく解説します。
あなたの人柄が知りたい
志望動機から企業が判断していること、それはあなたの「人柄」です。
企業は、あなたの志望動機から、あなたがどんな考えに基づいて入社を希望しているのか判断しています。
その考えに至るまでの思考プロセスや根拠、理由などから、あなたがどんな性格でどんな考え方の人物であるかを測っているとも言えるでしょう。
挙げた志望動機とそれを補足する理由などの整合性が取れているかも大切な視点になります。
また、企業にとってはあなたが入社した後どんな活躍をしてくれるのかも重要です。
その企業に入ってからどのように働きたいか、どうやって仕事をしていきたいのかという明確なビジョンがあるかどうかが物差しの一つとなります。
そういった入社後の活躍を、志望動機の受け答えで想起させてくれる人物かを見られているのです。
企業にマッチしているか確認したい
企業側は、採用する人物にはなるべく長く自社で働いて欲しいと思っています。
そのために重要なのは、企業自体の雰囲気や仕事内容と希望者の志望動機がマッチしているかどうかです。
これがしっかり噛み合っていないと、入社後に「こんなはずではなかった」という感想を抱かれ早期離職につながるリスクがあります。
採用した新入社員を一人前にするためには、それなりのコストを払って研修などの教育を行わなければなりません。
せっかく採用して教育コストを支払っても、すぐに辞められては企業も困るというわけです。
したがって、なるべくなら入社前に企業と希望者の相性をすり合わせたいと考えています。
そのため志望動機を聞いて、自社にマッチしている人物かを確認しているのです。
自己分析ができているか確認したい
企業は志望動機に関する受け答えから、あなたがきちんと自己分析できているかを調査しています。
自己分析ができているということは、入社後の自分の姿を明確にイメージできているということです。
つまり、入社してどうなりたいか、どんな風に働きたいかといったことがハッキリわかっている状態だと言えます。
それがしっかりわかっている人物の方が、企業に入社してからも意欲的に働いてくれ、活躍が期待できるというわけです。
また、自分のことさえしっかり分析できていない相手が、自社のことを深く理解して応募しているとは考えにくいでしょう。
企業と希望者のミスマッチを防ぎ、万全の状態で活躍してもらうために、その人が自己分析できているかが重要視されているのです。
【志望動機なんてねーよ】志望動機を適当に書くとどうなる?
志望動機なんてねーよと思う気持ちはわかりますが、かといって志望動機を適当に埋めて提出したらどうなってしまうのでしょうか。
多くの就活生は志望動機なんてねーよと思いながらそれでもなんとか捻り出した答えを志望動機としています。
ただ、どうしても志望動機が全く思い浮かばないという企業も存在します。
そうやって適当に書いた志望動機を提出したらどうなるのかについて詳しく解説していきます。
そもそも内定がもらえない
これは当たり前と言えば当たり前なのですが、適当に書いた志望動機では内定をもらえないということがあります。
企業が志望動機を見るのは学生の志望度や入社後の早期離職リスクを抑えるためということが多いですが、そうした意欲が感じられない志望動機ではそもそも内定を獲得できないかもしれません。
志望動機が書けない企業でも応募するからには内定を獲得したいと考えるのが普通だと思います。
内定を獲得するためにも適当に志望動機を埋めるなんてことはやめましょう。
仮に内定をもらっても早期離職につながる
適当に出した志望動機で内定を獲得することもあるかもしれません。
しかし、志望動機を適当に書くということは企業研究が不十分であるということです。
内定をもらってからその企業についてよく調べて考えた上で承諾するのであれば問題はありませんが、基本的に企業研究が不十分なままでは企業に入社してからのギャップによって早期離職してしまうことになります。
一度入社してから転職をすればいいだけと考えるかもしれませんが、新卒というカードを使えるのは一度だけです。
もしも企業に入社してからすぐに辞めて転職活動を行おうとすると、採用してもすぐ辞めてしまうんじゃないかといった余計な不安を相手に与えてしまい、転職活動は難しくなってしまいます。
そのため転職を考えていたとしても、これらの理由で三年間は最低でも働けるような企業に
入社するべきなのです。
【志望動機なんてねーよ】思いつかない時にやってしまいがちな志望動機のNGパターン
いくら適当に書かないといっても思いつかない時にはなんとかして志望動機を作らなければなりません。
ここでは、志望動機を書く上で気をつけなければならない点について詳しく解説していきます。
どの企業にも当てはまるもの
先ほども志望動機によって企業は入社意欲などをみていると伝えました。
そのため、どの企業にも当てはまるようなものを伝えては自社への意欲が低いと捉えられてしまうかもしれません。
もちろんこの会社でしかできないことというのは少ないですが、それでもその企業にしかない魅力を考えてみることをオススメします。
説得力のないもの
説得力がなくては企業に対してあなたの思いは伝わりません。
説得力を持たせるには誰が聞いても納得するようなエピソードを添えて伝える必要があります。
そのため、面接で何を聞かれても答えられるようなエピソードと絡めて志望動機を作成することをオススメします。
自分勝手なもの
正直な話、企業に入社してやりたい仕事なんてない人の方が多いです。
その中で志望動機を書こうと思ったら福利厚生くらいしかないというのが本音でしょう。
ただ、それでも志望動機に福利厚生や、プライベートを充実させられるといったことをアピールしてしまっては企業は入社しても自分の都合ですぐに辞めてしまうのではないかと考えてしまいます。
そのため、志望動機などを考える際には自分本位になっていないかを考えることが必要です。
【志望動機なんてねーよ】なぜ志望動機がないのか
まずは、なぜ志望動機がないのか確認してみます。
理由が不明であれば、対処のしようがありません。
志望動機がない人にはさまざまなタイプがあって、たとえば企業研究が足りないのもその1つです。
また、働くイメージがわかない人も、志望動機は作成しにくいです。
さらに、場合によってはまったく企業に興味がないこともあります。
このように人それぞれ、志望動機がないのにはしっかりとした理由を持っているのです。
企業研究が足りない
志望動機を思い浮かばない理由は、単純にその企業を知らないからかもしれません。
まったく知らない物事に対して、何かを想像しようとしても、頭が疲れてしまいます。
そのため、そんな状況を志望動機なんてねーよと言ってしまっているのかもしれません。
そして、志望動機作成にあたっての知識のヒントは企業研究にあると言えるでしょう。
企業研究によって、企業のことをたくさん知れますので、志望動機くらいは簡単に作成できる知識は手に入るはずです。
また、企業研究がきっかけになって、その企業が好きになれることもあります。
志望動機が作れないのなら、まずは企業研究で知識を深めてみるのがよいでしょう。
働くイメージがわかない
志望動機を作成する際に重要になってくるのが、働くイメージです。
働くイメージがわかない人は、志望動機は作成しにくいでしょう。
なぜなら、その企業で自分がどんな活躍をするかを想像できないわけですから、なかなか志望動機が思い浮かんでこないのです。
逆に、働くイメージがわくのならば、そこから志望動機が作成できるはずです。
また、その会社で働くイメージより、社会人として世の中で働くということに対してイメージがわかないのかもしれません。
そのような場合は、両親や先輩、兄弟などから、実際に働くとはどんなことなのかを聞いてみるとよいでしょう。
世間で実際に働いている人たちから話を聞くことによって、ずいぶん働くイメージが見えてくるはずです。
そもそもその企業に興味がない
志望動機が思い浮かんでこない理由は、単純に企業に興味がないのかもしれません。
誰だって興味のない企業より、興味のある企業の方が、さまざまなイメージが浮かんでくるはずです。
あまり興味のない企業を受けても、イマイチ本気になれないので、本当にその企業に興味がないならば、思い切って違う企業を志望してみるのもよいかもしれません。
志望する企業を考えるにあたって、その企業を志望する際に、どんな志望動機を相手に伝えるのかを想像し、それが簡単にできるようなら、あなたはその企業に興味があるのかもしれません。
興味のある企業に対しては、自然に学びたいという気持ちが芽生えるもので、その結果、企業研究によりさまざまな知識を得られるのです。
この状態であれば、志望動機も書きやすいと言えるでしょう。
【志望動機なんてねーよ】志望動機が作れないときの解消方法
ここでは志望動機が作成できないときのための解消法を紹介します。
それぞれの状況に合わせた解消法を紹介しますので、現在の自分に照らし合わせて利用してみてください。
とりあえず企業を受けるのをやめるというのも選択肢の1つですし、その会社の社員に会いに行くのもよいです。
また、将来なりたい自分から逆算してみるのもよいでしょう。
とりあえず企業を受けるのをやめる
その企業に対して、志望動機なんてねーよと思っているということは、興味がない可能性も高いです。
このような場合は、思い切って企業を受けるのをやめてみるのも選択肢です。
新しい企業を探してみると、意外にすんなりと志望動機を作成できることも珍しくはありませんので、志望動機が思い浮かばないからと言って、フリーズしてしまわないことが重要です。
志望する企業にそれなりの興味があれば、志望動機が作れないという状況も少なくなってきますので、もしかすると本当にその企業に興味がないのかもしれません。
また、これは決して悪いことではなく、人には向き不向きがありますので、自分の力を発揮できる企業を志望した方が今後のことを考えるとずっとよいです。
その会社の社員に会いに行く
その会社の社員に会いに行くのもおすすめです。
これは、企業で働くイメージがわかないときの解消法です。
実際にその会社で働いている社員を観察できれば、志望動機のヒントはたくさんあるはずです。
どのような部分が輝いて見えたのか、どんな部分が大変そうだったか、やりがいは何なのかなどを観察できれば、自分が働く姿を想像できるでしょう。
働く姿が明確になってくると、すんなりと志望動機を導き出せることも多いです。
その会社の社員に会うためには、いろいろな方法が考えられますが、大学の先輩を利用したり、インターンを利用したりする方法もあるでしょう。
将来なりたい姿から逆算する
その企業で働く具体的なイメージができなくとも、将来なりたい姿は想像できるはずです。
また、将来、どんな自分になりたいかは、まだ想像しやすいと言えるでしょう。
そして、この将来なりたい自分から逆算して志望動機を考えると作成しやすいです。
志望動機を考える際には、将来なりたい自分から逆算して、まずその会社でどんな経験を積みたいのかを考えます。
そして、そのためには何が必要かを考えていけば、次第に志望動機が見えてくるのではないでしょうか。
この自分になるために、この会社でなければならないといった志望動機になってくると、非常に説得力があります。
最終手段でその企業の求める人物に合わせる
これは最終手段になってきますが、その企業のホームページなどを確認して、その企業が求めている人物に合わせて志望動機を作成する方法もあるでしょう。
この場合は、すでに答えがありますので、それに肉付けするだけで、簡単に志望動機を作成できてしまいます。
しかし、採用担当の人たちは百戦錬磨の人たちなので、このような志望動機の作り方では相手にバレてしまう可能性もあります。
こうした志望動機の作成をしてしまうと、どうしても似通ったものになってしまいやすいのです。
そこで重要なのが、自分だけのオリジナル要素を加えるというものでしょう。
【志望動機なんてねーよ】就活の軸を決めよう
志望動機を考えるためにはいきたい企業を見つけることが一番簡単です。
そうすれば志望動機も自然と決まってきます。
いきたい企業を見つけるためにも就活の軸をはっきりさせましょう。
就活の軸とはこういった企業に入社したいといったものです。
その条件にあう企業を探せば、志望動機に悩むこともなくなります。
お金のため
おそらく働く人の多くはお金のために働いていることが多いでしょう。
もちろん上司のためとか会社のためとか家族のためとかさまざまな理由はありますが、働く前から会社のためといった理由を持つことは難しいです。
ただ、正直にお金のためといってもそれこそどこでもいいのではないかと思われて内定を獲得できません。
将来の家族のためとか親への恩返しとか、さまざまな言い方はできるため、どのように伝えるのかを考えてみましょう。
社員に惹かれた
就活の軸で人を重視しているという就活生は多くいます。
今までのアルバイト経験やサークルの経験から何をやるにしても人が良くなければ続けることができないと考えたというのが主な理由です。
そのため、志望動機でも社員に惹かれたといって、その企業の社員や社風と自分がマッチしているとアピールする就活生も多くいます。
しかし、これをアピールするためにはその企業の社員と実際に会う必要があります。
そのため選考の途中から、色々な社員と話をして魅力を感じたというようにアピールする就活生が多いですが、最初からこの志望動機でアピールしようと考えた時にはOB訪問がおすすめです。
また、OB訪問をすることのメリットとして実際に志望動機に悩んでいることを打ち明けることで社員の立場からアドバイスをもらえることもあります。
その中で魅力を感じたら社員に魅力を感じたと言えるため、非常におすすめです。
自分の成長のため
就活の軸で自分の成長をあげる方も多くいます。
特にベンチャー企業などに就職を考えている方の多くは自分の成長を就活の軸にしています。
ただ、この志望動機でアピールする際にはどうしてその企業だと成長できると考えたたのか、他の企業ではなぜダメなのかといった部分を考えなければ志望動機が薄いと考えられてしまいます。
そのため、自分はどんな企業に入社したいのかという就活の軸だけでなく、その企業に入社するとどうなるのかといった部分まで考えられると良いでしょう。
【志望動機なんてねーよ】志望動機を見つけるためには自己分析が必要
志望動機を見つけるためにも就活の軸を決めた方がいいという話をしましたが、そもそも就活の軸を決めるためにはどうすればいいのでしょうか。
最も言われているのは自己分析ですが、そんなものめんどくさくてやっていないという方も多いかと思います。
自己分析をすることのメリットとして、選考の場で何を聞かれても答えられるようになるというメリットがあります。
また、自己分析ができていなければ就職後にミスマッチによる早期離職につながってしまいます。
その後に転職活動をしようと思っても、多くの企業では勤続経験3年以上というものが多いので、最低でも3年ほど働き続けられるような環境に就職できると良いでしょう。
ここでは、大切な自己分析の方法について詳しく解説していきます。
モチベーショングラフ
モチベーショングラフとは、あなたの過去を振り返って時系列ごとに折れ線グラフで表すもののことをいいます。
これをやることで、あなたはどういったことに喜びやモチベーションを感じるのか、どんなことで挫折をしてしまうのかといったことが可視化され、就活の軸を決める際に非常に役に立ちます。
例えば、自分は何か新しいことにチャレンジをすることにワクワクして、新しいことができるようになると喜びを感じるという人間性だった場合には裁量権のあるベンチャー企業が向いているかもしれません。
こういったことまでわかるため、モチベーショングラフはおすすめです。
自分史
自分史とは、モチベーショングラフと同じようにあなたの過去を振り返って歴史年表のようなものを作ることです。
自分史はモチベーショングラフと違ってその年代に起きた代表的なエピソードまで詳しく書いていくため、選考で使えるようなエピソードまで準備できる点でおすすめです。
選考では何をアピールするにしても説得力を持たせるために具体的なエピソードについて深掘りされたり説明を求められることがあります。
そのため、自分史を通してあなたがどんな人間なのかわかった後はそのエピソードを深掘りしていきましょう。
他己分析
他己分析とは、あなたの友達や親など、あなたを良く知る人物にあなたについて質問することをいいます。
他己分析をすると客観的な視点を持つことができるようになり、選考でアピールする際にも客観性が生まれて説得力が生まれます。
また、自己分析だけでは気づかなかったあなたの長所や短所を把握することもできるので、一度やってみることをおすすめします。
また、実際に選考でも周りからどのように思われていますかといった質問をされることがあるため、他己分析はそうした選考対策にもなるでしょう。
【志望動機なんてねーよ】実際に志望動機を作るときの流れ
ここでは実際に志望動機を作るときの流れについて紹介します。
しっかりとプロセスを踏んで志望動機を作成できれば、素敵な志望動機が完成するはずです。
企業に行きたい理由をはっきりさせたり、PREP法を学んだりするのもよいでしょう。
なぜその業界でなくてはいけないのかを明確にする
志望動機を作成する際に重要になってくるのは、なぜ自分はその業界を志望するのかを明確にするというものです。
企業選びが間違っているかどうかの前に、業界選びが間違っていると、なかなか志望動機が作成できたいものです。
これは根本の部分でもありますので、企業選びの前に、業界選びをしっかりとやってみる必要があるでしょう。
この業界を選んだ明確な理由が見つかった場合は、次に企業選びへ進みます。
その業界の中でなぜその会社なのかを考える
業界選びができたら、次はなぜその会社なのかを明確にします。
同じ業界と言っても、企業ごとにいろいろな特徴があります。
その特徴が自分の考えと同じであれば、志望動機は作りやすいでしょう。
企業と自分との相性というのは、初めて就活をするような学生たちには少し難しいかもしれません。
そのためには、徹底的に企業を知ることも重要になってくるので、事前に企業研究を深めておきましょう。
また、なぜその会社なのかがわかってきたら、今度は本当にそれはこの会社でしか達成できないのかを考えてみましょう。
これを考えてみると、意外とほかの会社でもよかったことがわかることもあります。
このくらいの温度感だと、後々に志望動機がブレてくることもあるので注意です。
自分自身がそう思ったエピソードを探す
自分が行きたい業界や企業について考えた後に重要になってくるのが、なぜ自分自身がそう思ったのかです。
これには何らかのエピソードが関係しているはずなので、そう思わされたエピソードを探してみましょう。
このエピソードの詳細がわかれば、志望動機も作りやすいでしょう。
また、人によってはそのようなエピソードが見つからず、何となくこの会社を選んでいたことに気づくかもしれません。
PREP法に当てはめる
志望動機を作成する際にはPREP法に当てはめてみるとよいでしょう。
これは、相手に物事を伝えやすくするための文章構成方法になっています。
志望動機は、限られた文章や言葉で、相手にその会社に行きたいことを伝えなければなりません。
そのため、文章の構成については徹底的に突き詰める必要があるでしょう。
志望動機の文章構成をわかりやすく解説したページもありますので、ぜひご覧になってみてください。
【志望動機なんてねーよ】志望動機の構成
志望動機の構成は、結論・根拠・入社後の展望・結論の順番が適しています。
結論から述べるのは、それが伝えたいことの中核であるからです。
その次に結論を補強するような具体的なエピソードを述べ、説得力を持たせます。
そして、入社後に実現したいことを語りあなたと企業がマッチしていることをアピールしましょう。
最後にもう一度結論を述べることで、途中に挟んだ根拠などとともにその志望動機に強い説得力を持たせるのです。
このような構成に従ってすっきりまとまっている方が、相手としても聞きやすいものになります。
結論
志望動機において、一番はじめに述べるべきは「結論」になります。
なぜならば、結論こそが志望動機の中で最も言いたいことであり、採用担当者に伝えたいことにほかならないからです。
その結論とは、「なぜこの企業に応募したのか」を端的に表すものと言えます。
あなたがどうしてその企業に入りたいのか、簡潔に提示しましょう。
一文で終わるようなシンプルなもので構いません。
あまり長すぎるとどこが話の中心であるかわからず、何を伝えたいのかがうやむやになってしまいます。
それでは「結論を述べた」ことにならないため注意しましょう。
重要なのは、一番大切なことをハッキリと伝え相手の印象に残すことです。
そのためにも、まずは結論を述べることから始めましょう。
根拠
最初に結論を述べたら、次に持ってくるのはその志望動機の根拠となるエピソードです。
その企業の商品やサービスと出会ってあなたがどう変わったか、またどんな風に考えたのかをこれまでの経験をもとに述べましょう。
また、就活中に経験したことを根拠にしても構いません。
その場合は、企業研究で知った企業のスローガンへの共感や、OBOG訪問またはインターンシップでの先輩社員との関わりで得たもの、仕事内容への興味などが中心になるでしょう。
そのような具体的なエピソードを志望動機に絡めて紹介することで、最初に提示した結論を補強することができます。
いつ、どのような経験を受けて入社したいと思うに至ったのか、根拠となるエピソードを用意しておきましょう。
入社後どうなりたいのか
根拠の次は、あなたが将来的になりたい姿をアピールするのが適切です。
その企業に入社して、あなたがどのように働きたいのかを述べる段階になります。
働くうえで実現したいことは何か、自分に何ができると考えているのかを挙げ、その将来の姿を実現するためにこの企業に入ることが不可欠であるというアピールをしましょう。
それはつまり、自分とこの企業がマッチしているというアピールでもあります。
また、自分のスキルや能力がこの企業の役に立つ、という宣伝とも言い換えることが可能です。
その企業に入社して、どんな姿の社会人・企業人になりたいのかを考えて志望動機を組み立てると良いでしょう。
なお、それが結論や根拠で述べた内容と連動しているかどうかには注意が必要です。
結論
結論、根拠、入社後なりたい姿を描けたら、最後にもう一度結論を持ってきましょう。
志望動機を語るうえで大切なのはその説得力です。
ここまで、最初に伝えた結論を根拠となるエピソードで補強し、将来なりたい姿で企業との相性や自分の強みをアピールしてきました。
そのうえで再度結論を伝えることで、志望動機に自信を滲ませ説得力を持たせることができます。
何より、一番伝えたいことが結論であるのは間に何を挟んでも変わりません。
その結論を強く印象づけるためにも、繰り返し主張するのは効果的です。
根拠となるエピソードや入社後になりたい姿との整合性が取れていれば、しっかり納得してもらえる志望動機にできます。
最後のひと押しとして、あなたがどうしてその企業に入りたいのかという結論を、繰り返してアピールしましょう。
【志望動機なんてねーよ】志望動機例
現在、IT業界はターニングポイントを迎えていると聞き、今後は新しい技術がどんどん生まれてくると知り、とてもワクワクしました。
貴社は、IT企業の中でも次世代の新技術に特化した企業だということを知り、ぜひ貴社の技術開発部門で、次世代技術の開発に携わりたいと思っています。
新技術の開発には、学習意欲が必要不可欠です。
私は、学生の頃にアプリの開発を経験したことがあります。
その際はわからないことの連続でしたが、持ち前の学習意欲によって、何とか完成までたどり着くことができました。(エピソード)
採用していただければ、日々、学ぶことを忘れず、貪欲に知識を吸収していきたいと思っております。(入社後どうなりたいのか)
以上の理由から私は貴社を志望いたします。(結論)
そのほかにも例文がありますので、確認しておきましょう。
お金を稼ぐため
私の志望動機はお金が稼げると考えたからです。
私は小さな頃から決して裕福ではなく、私が就職したら親を楽させるために私が支えたいと考えているからです。
そのためには若いうちから裁量権を持って実力主義で働ける会社、インセンティブなどの精度がある会社に就職する必要があると考えていました。
貴社の場合はインセンティブ制度があるだけでなく、若くして事業の立ち上げを経験されている方がいるなど、まさに私が理想としていた企業であると考えています。
入社後には1日でも早く貴社において必要不可欠な人材となれるように努力していきます。
もちろん簡単なことではないというのも理解していますが、私の働く理由のためであればそれ以上に努力できるのではないかと考えています。
以上の理由から貴社を志望いたします。
自立した大人になりたい
私の志望動機は、貴社であれば自立した大人になれると感じたからです。
自立というとさまざまな解釈があるかと思いますが、私は自立とは自分1人で生きていけることだと考えています。
学生はさまざまな場面でいろいろなことを教えてもらうことが多いですが、社会人になればそうもいきません。
わからないことを全て1から教えてもらうのではなく、自分で勉強して学び続ける姿勢が重要だと考えます。
貴社の場合は若いうちから幅広い業務を経験させていただける環境であり、長い研修をしてから業務開始ということもあって自分で課題解決をする力が求められると感じています。
しかし、それこそ私の考える自立した大人に近づくことができると考えて貴社を志望いたしました。
企業から求められる人材になりたい
私の志望動機は、企業にとって手放したくないと思っていただけるような人材になりたいというものです。
そのためには、私が企業にとっていなくてはならない存在にならなくてはなりません。
そして、それが企業のためにもつながると信じております。
貴社であれば、さまざまな新規事業にチャレンジしており、私の強みであるチャレンジ精神と向学心を活かして数年後には貴社にとってかけがえのない存在になりたいと考えました。
生意気なようにも聞こえるかもしれませんが、私はそのために入社してから様々なことを吸収できるように努力して態度にして示していきたいと考えています。
【志望動機なんてねーよ】まとめ
志望動機なんてねーよと思っていた人も、ある程度は志望動機が見えてきたのではないでしょうか。
企業に対して関心があるならば、しっかりとプロセスを踏めば、志望動機は見えてくるはずです。
どうせ自分には志望動機なんてない…とネガティブにとらえるよりも、まずは将来なりたい自分を想像したり、無理に受けようとしたりせず、少しずつできそうなことから始めてみてはいかがでしょうか。