テストセンターに行く服装は私服とスーツどっち?気になるポイントを徹底解説!

テストセンターに行く服装は私服とスーツどっち?気になるポイントを徹底解説!

はじめに

テストセンターは、採用試験の一種・適性検査を受検する方法です。

受検者は指定された会場へ行って適性検査を受けます。

初めて受検する人に多いのが「テストセンターにはどんな服を着て行けば良いのか」という疑問です。

スーツでなくても良いとされているため、スーツを着るのか私服を着るのか自分で考えなければならず、皆さんがざわざわしています。

そんな就活生の皆さんへ向け、テストセンターを受験する際の服装について解説していきます。

【テストセンターに行く服装】私服でもスーツでもOK

テストセンターの適性試験は、応募してきた就活生をふるいにかける重要な選考試験です。

就活生としては「スーツを着て行かないと採点に響くのでは」「企業から良くない印象を持たれ、落とされてしまうのではないか」と身構えてしまいますよね。

テストセンターではスーツ、私服のどちらを着て行くのが正しいのでしょうか。

結論から言うと、テストセンターに行く時の服装はスーツでも私服でもどちらでもかまいません

基本的に、テストセンター自体は受検時の服装について規制を設けていないため、受検者はスーツ、私服のどちらを着て行っても間違いにはならないのです。

実際のところ、スーツと私服の割合は各テストによってまちまちですが、私服のほうが多いようです。

【テストセンターに行く服装】私服で行っていい理由

テストセンターに私服で行っても良いのはなぜでしょうか。

適性検査SPIの運営元であるリクルートは、テストセンター情報において「スーツを着て行く必要はない」「リラックスした服装で来るように」との旨を案内しています。

このように、テストセンター自体が「スーツでなくても良い」とアナウンスしているため、スーツを着たくない人は私服を着て行っても問題ないのです。

あくまでもリラックスして受検に挑むことが大切なので、スーツが苦手な人は私服を選ぶと良いでしょう。

企業の役員が会場にいるわけではないから

受検する人の中には「私服だと企業に良くない印象を持たれ、落とされてしまうのではないか」と不安がよぎる方もいると思います。

その点については安心してください。

適性検査は企業が外部のテストセンターに委託して行われる試験で、企業は直接関与していません。

テストセンターに企業の役員が来ているわけではなく、服装がチェックされたり服装の写真を撮影されたりすることもないので、私服を着ても印象が下がることはありません。

企業の目的は、良い結果を出した人を選出することです。

判断力や思考能力の邪魔をしない、リラックスできる服装を着て行きましょう。

服装の評価がないから

テストセンターに着て行く服装は採用選考の評価基準になっていないので、スーツ、私服のどちらを着ても合否には影響しません。

就活では、社会人としての基本的な身だしなみができているかチェックされるので、企業の人と会う時にはリクルートスーツを着るのが基本です。

ただしテストセンターは例外です。

会場にいるのは企業に関係ないスタッフだけなので、着て行った服装がチェックされることはありません。

テストの結果だけが企業に送られ採用選考の評価対象になります。

それよりも「何を着れば良いのか」「この服で良かったのかな」など服装のことばかり気にしすぎすると、肝心のテストで良い結果が出せなくなってしまいます。

そんなに神経質にならなくても大丈夫です。

スーツだと逆に緊張してしまうおそれがある

SPIを実施しているリクルートが会場に行く時の服装について「リラックスできる服装を」とのアナウンスをしているように、受検者は自分にとってテストが受けやすい服装を着て行くことが大切です。

スーツに慣れている人ならばスーツで受験しても問題ありません。

しかし、中にはスーツを着ると急に緊張してくるという方もいるでしょう。

そのような方はリラックスできる私服を着て行きましょう。

もしもスーツを着慣れていない人が改まってスーツを着ると、必要以上に緊張感が高まってあがってしまう可能性があります。

注意力が散漫になってテストの結果に影響しかねないので、無理をしてスーツを着て行くことは避けましょう。

【テストセンターに行く服装】悩んだ時はオフィスカジュアルで

テストセンターに行く時の服装は基本的に自由です。

しかし、スーツとの指定がないため「かえって何を着て行けば良いか困る」と悩んでしまいます。

「自分だけ違う服装をしていて浮いていたらどうしよう」という不安もありますよね。

そこで服装に悩む時は、ビジネスにもプライベートにも合わせられる無難な「オフィスカジュアル」をおすすめします。

オフィスカジュアルの基本は、男性の場合でノーネクタイのシャツとジャケット、ジャケットと色の異なるスラックスかチノパンツの組み合わせ、女性の場合はジャケットとブラウスまたはカットソーにスカートかパンツの組み合わせとなります。

普段着で行くと浮いてしまう心配もある

「私服でもOK」の言葉に甘えてラフすぎる普段着で受験すると、周りから浮いて気まずい思いをする可能性があります。

そのような苦い失敗を避けるためにも、無難に着られるオフィスカジュアルをおすすめします。

私服といっても洋服はジャンルが幅広く、通学する時のカジュアルファッションで来る人もいれば、特別な日に着るよそ行きな服を着てくる人もいるでしょう。

確かに服装の規制はないので、どんな私服を着てもテストの評価には影響しません。

ただ、ほかの人よりもラフな服装で行ってしまった時には「場違いな服装だったかも」と恥ずかしくなってテストに集中できなくなるかもしれません。

オフィスカジュアルは私服ですが、きれいめで人前に出る時にも恥ずかしくない服装なので、受験会場のように人が集まる場所での服装に適しています。

オフィスカジュアルは周囲に一番馴染む服装

トップスにジャケットを取り入れたオフィスカジュアルは、堅すぎないけれどフォーマルさは残しており、私服を着て行くことへ抵抗がある時に安心して着て行けます。

スーツやきれいめの服を着ている人が多い場所にも、カジュアルな服装の人が多い場所にも馴染みやすいので「スーツでも私服でもどちらでも良い」と言われた時に着て行けば、少なくとも浮くことがなく安心です。

企業によっては社員が皆オフィスカジュアルを着て働いている職場もあります。

社会人になってから着る機会が多いファッションなので、オフィスカジュアル用のアイテムを持っていない方は、この機会に用意することもおすすめします。

身を引き締めるためにあえてのスーツもOK

テストセンターの受験者には私服を着てくる人が多いのですが、もちろんスーツを着て行くのもOKです。

就活ではいつもスーツを着ているので、就活の採用選考である適性テストの受験に着ることは正しい選択肢ともいえます。

むしろ「スーツを着ると身が引き締まる」という方は、テストセンターにもスーツを着て行ったほうが実力発揮できるかもしれません。

ただ、気持ちを引き締める目的で無理をしてスーツを着るのは控えましょう。

スーツを着ているだけで、疲れたり肩が凝ったりしてしまいます。

スーツに慣れておらず着心地や締め付けが気になってしまう方は、テストセンターにはリラックスできる私服を着て行きましょう。

【テストセンターに行く服装】おすすめの服装の例

就活生は、これから社会の一員になる立場にあります。

テストセンターに行く時は服装の規定がないとはいえ、社会に出て恥ずかしくない身だしなみを心がけましょう

テストセンターに行く時も、就活にふさわしい服装を意識してください。

清潔感があって奇抜すぎない、シンプルな服装が適切です。

私服で良いとはいえ、遊び着や部屋着に見える洋服を着て行くのはおすすめできません。

企業の社員が見ていない時、服装がテストの評価に関係ない場合でも、常にTPOに合った身だしなみをしていたいものです。

男性の服装の例

男性の場合、テストセンターに着ていく服はどんなものが良いのか、その一例をご紹介します。

たとえばオフィスカジュアルの場合はシャツにジャケットを羽織り、パンツをはくスタイルがおすすめです。

私服の場合は特別気にする必要はありません。

リラックスできる服装で問題ないでしょう。

たとえばパーカーやジーンズにスニーカーでも問題ありません。

自分の普段から着用している服装でテストセンターへ向かいましょう。

強いて注意するポイントを述べるのであれば、集中しやすい服装を選ぶという点です。

きれいめな服装を意識しすぎて普段着慣れていない服、履き慣れていない靴を着用すると、テストに集中できない可能性があります。

テストであなたのパフォーマンスが発揮できるような服装を心掛けましょう。

女性の服装の例

女性の場合も、基本的には同じ考え方で服装を選びましょう。

オフィスカジュアルの場合は、シャツやブラウスにスカートまたはパンツをはくスタイルがおすすめです。

私服の場合、パーカーにジーンズなどのラフな格好でもオッケーです。

靴も男性同様、履き慣れているものを選ぶようにしましょう。

きれいめのスニーカーや、ローヒールのパンプスなど比較的足が疲れにくいものを選ぶのがおすすめです。

女性の中には冷え性の方もいらっしゃると思います。

会場が寒すぎて集中できないといったケースも十分考えられます。

そんな方はテストセンター会場に合わせて体温調節できるような服装を選ぶと良いでしょう。

たとえばカーディガンや薄手のシャツなど、羽織って体温調節しやすいものを用意しておくのがおすすめです。

白や黒など無難な色がおすすめ

テストセンターに着て行く服装は、シンプルで落ち着いた色合いが無難です。

白や黒、紺、グレーなどを基調とした服装はシンプルでTPOを選ばず、かつおしゃれが苦手な人でもスタイリッシュに見えるので、失敗することがありません。

たとえば白い無地のシャツに黒や紺のパンツやスカートの組み合わせ、白と紺やグレーのチェックやストライプ柄のシャツを着るといった服装がおすすめです。

あまり目立つ色、明るい色の服を着て行くと周囲で浮いてしまい、じろじろ見られて気まずい思いをするかもしれません。

テストセンターではおしゃれ度で目立つ必要はありませんので、テストに集中するためにもシックな色の服を着ることをおすすめします。

体温調整ができるカーディガンの持参をしよう

テストセンターの適性テストに限らず、会場で試験を受ける時にはカーディガンやジャケットなど体温調節ができる上着を用意しておきましょう。

夏で半そでなどの薄着を着ている場合は、会場の冷房が効き過ぎている時に体が冷え、トイレが近くなったり風邪を引いたりする可能性があります。

また、汗で濡れた服が冷えて寒くなったり、外の暑さと室内の涼しさの温度差でテスト中に体調が悪くなったりすることがあるので、暑い真夏でも体温調節をするための上着は必要です。

特に女性には冷え性の人が多いので、カーディガンなど長袖で薄手の羽織り物を1枚携帯することをおすすめします。

【テストセンターに行く服装】注意すべき服装

テストセンターに行く時は、どのような持ち物が必要になるのでしょうか。

テストセンターで適性検査を受ける際には、受験票と本人確認証明書の2点が必要です。

必ず忘れないようにしましょう。

この2つが揃わないと受検できなくなります。

そして、受験票と本人確認証明書以外の持ち物は不要です。(マスクの着用を除く)

テストセンターで許可していない持ち物を持ち込むと、不正行為につながるとみなされ、受検できなくなる可能性があるので、必要ないものは持ち込まないようにしましょう。

ポケットは空にしよう

会場では、入室するまでにポケットの中を必ず空にしておきましょう。

テストセンターでは、ポケットの中に物を入れた状態で受検することが禁じられています。

カンニング、不正につながるためです。

テストの開始前には、スタッフからポケットの中に物が入っていないかチェックがあります。

ハンカチ、ティッシュ、目薬は事前に申し出れば机の上に置くことができます

ポケットに入れたままにしないでください。

もしもテスト中に、ポケットに何か物を入れていることが発覚した場合は不正行為をしたとみなされ、受検は中断させられてしまいます。

ポケットが膨らんで見えても疑われるので、必ず前もってポケットの中身はすべて取り出しぺったんこの状態にしておきましょう。

腕時計は外す

腕時計も、着けたまま受検することはできません。

腕時計は必ず外し、待合室のロッカーに入れて鍵をしておきましょう。

テストの開始前に腕時計のチェックがあり、着けていたら外すように指示されます。

適性検査では不要な私物の持ち込みが禁じられています

計算機やスマートフォンなどの電子機器、持参した筆記用具は、カンニング、撮影などの不正行為につながるとして、使用が一切認められていません。

同様に、腕時計もデジタル、アナログに関わらずテスト中に使うことは禁じられています。

もしも、これらの持ち物を所持してテストを受けていることが発覚したら受検は中断させられてしまいます。

仮に不正につながる使い方をしていなくてもルール違反になるので、くれぐれも注意してください。

派手な服装はNG

テストセンターに行く際は、私服でも問題ないとはいえ、派手な服装は避けたほうが良いでしょう。

服装に決まりはありませんが、テストセンターに来る人は基本的に企業の選考を受ける人です。

周りを気にして服を選んでくる場合が多いでしょう。

そのなかで、あなた1人派手な服装をしていると、周りとの調和が取れていないことから不安を感じ、周りの目線が気になってテストに集中できない可能性が考えられます。

明らかに会場で浮いてしまうような派手な色・露出の多い服・サンダル・ジャージやスウェットなどは避けましょう。

またジーンズは基本的に問題ありませんが、ダメージの多いものは避けるべきです。

写真を撮られることも

テストセンターでは本人確認のため写真撮影されることもあります。

たとえばテストの一種であるGABでは受付時に写真撮影をするケースがあります。

写真撮影をする理由は不正受験防止対策のためです。

採用の結果に直接結び付くものではありませんが、撮影した写真は応募先の企業に送付される可能性があります。

選考時に悪いイメージを与えないためにも、派手な服装は避けましょう。

また無精ひげや寝ぐせなど、だらしない状態も同様に避けてください。

服のシワには注意

身だしなみのマナーとして、当日に着て行く服装は細かいところまで気を遣いましょう。

シワが付きやすいシャツやブラウス、パンツはきちんとアイロンがけをしてシワを伸ばしておきます。

シャキッとした服を着て行けば、気持ちも引き締まってテストで良い結果が出せるでしょう。

テストセンターで服装はチェックされないといっても、シワシワ、よれよれの服装を着ていると自身の気持ちもたるんでテストのできにも影響が出てきてしまいます。

また、清潔感に欠ける服装は周りの人に不快感を与え、迷惑をかけてしまいます。

肩のフケ、糸のほつれ、取れたボタンもだらしなく見えてしまうので、着る前にチェックしてきちんとした状態に整えておきましょう。

【テストセンターに行く服装】持参すべき持ち物

テストセンターに行く時は、どのような持ち物が必要になるのでしょうか。

テストセンターで受検する際は受験票と本人確認証明書の2点が必要です。

来場しても、この2つが揃わない場合は受検することが認められないので、忘れないようにしてください。

基本的には、受験票と本人確認証明書以外の持ち物は持参する必要がありません。

許可していない持ち物を持ち込むと不正行為につながるとみなされる可能性があるので、必要ないものは持ち込まないようにしましょう。

顔写真付きの身分証明書

受検には顔写真付きの身分証明書が必要です。

「替え玉受検」ではない、つまり受験票に記載されている人物と受検しに来た人物は同一だということを証明するためです。

当日は会場の受付で、受検票に記載されている氏名、テストセンターIDと、顔写真付きの身分証明書を照合して本人確認が行われます。

有効な本人確認書類には学生証、パスポート、運転免許証、マイナンバーカードなどがあります。

学生証はプラスチックカード型のみが有効なので注意してください。

保険証は顔写真が入っていないので無効です。

コピー、あるいは顔写真が入っていない身分証明書は無効になるので、必ず顔写真入りの書類の原本を用意しましょう。

印刷した受験票

テストセンターに持参する受験票は、自分で用紙に印刷して用意する必要があります。

テストセンターの適性検査では、既定の受験票を発行・送付していないためです。

受験票は、Webでテストセンターの受検予約をした時に表示される「受検予約完了」画面を印刷したものとなります。

あるいはテストセンターから届く受検予約内容の確認メールを印刷してもかまいません。

自宅のプリンターでA4サイズのコピー紙に印刷するか、大学やコンビニなどのプリントサービスを利用すると良いでしょう。

プリンターで印刷できない場合は、A4サイズの白紙か罫線入りの紙にテストセンターID、氏名、検査名、会場名と日程などの必要事項をメモしても代用できます。

筆記用具は必要なし

会場に筆記用具を持参する必要はありません。

会場から筆記用具とメモ用紙が貸し出されるので、計算する時はそちらを使いましょう。

テストセンターでは、自分の筆記用具やメモ用紙を使うことを禁じています。

不正を働く受検者が、メモ用紙に問題の内容を書きうつして持ち帰る可能性があるためです。

会場に車での道中で筆記用具やメモ用紙を入れたカバンを持ち歩くことは問題ありません。

その際は、ほかの試験を受ける感覚でうっかり机の上に出さないよう、ロッカーやカバンの中にしっかりしまっておきましょう。

ちなみにメモ用紙は、渡されたものをテスト中に使い切っても申し出れば新しいものを貸してもらえるので、安心して問題に取り組んでください。

まとめ

テストセンターに行く時の服装、持ち物についてポイントを説明いたしました。

あらかじめテストセンター受検のポイントを押さえておけば本領発揮でき、良い結果が得られるでしょう。

テストセンターは大学受験や学校の試験とは違った雰囲気があり、慣れない会場での受検となるので、どうしても緊張しがちです。

焦ってうっかりミスをしてしまいがちなので、服装や持ち物は準備を万全に整え、リラックスすることを心がけましょう。

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