営業はやりがいが大きく、成果によっては大きく稼げる夢のある仕事です。ただ、同時にキャリアアップのイメージがわき辛い仕事でもあります。営業からどのようにステップアップしていくべきか先が見えず悩んでいる人も多いでしょう。今回は、営業から転職してキャリアアップするための方法を6パターン紹介します。現在営業についている方にとっては将来の道筋を考える際に役立つので是非ご一読ください。
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【転職】営業のキャリアアップパターン①スーパー営業マンになる
まずはずっと営業一筋で活躍し営業のスキルを高めに高め、スーパー営業マンとして活躍するパターンを紹介します。管理職になるわけでもなくずっと一線の活躍するイメージですね。 長年同じ企業で勤めていれば得意先もたくさんつき、「あなたがいるなら契約するよ」と言ってくれる大口顧客の方もできるかもしれません。ここまで到達すれば、所属する企業にとって大きな付加価値を与える営業マンになっていると言えます。
歩合制やインセンティブ制で働けば大幅な年収アップも可能
スーパー営業マンになれば、数々のクライアントを抱え企業への影響力も大きい存在です。歩合制やインセンティブ制など成果が直接給与に反映するタイプの体系で働けば、大きく年収をアップさせることも可能です。もともと営業職はインセンティブ制の導入が多い仕事です。営業成績を挙げている人は給与が大幅に高く、挙げていない社員は非常に低い収入で余儀なくされる場合もあります。
営業部門の立ち上げに携われる可能性もある
「是非あなたのスキルを会社のために役立てて欲しい」などと言われ、新規営業部門の立ち上げに関与できる可能性もあります。新規部門を立ち上げる際に成功者のノウハウを参考にする事例はよくある話です。営業は属人的な側面が強く一般的には体系化が難しい職業です。とはいえ成功者のやり方を真似れば、営業の効率化や成果アップにつながるでしょう。
【転職】営業のキャリアアップパターン②営業の管理職になる
もっとも一般的なのが営業課長や営業部長、営業本部長など営業の管理職につくことです。 営業は会社の花形部署である場合が多く、営業の管理職になればかなりの給与は期待できます。大企業でなくとも年収1千万の水準を達成することは十分可能です。営業の管理職になるためには、長年営業マンとして良い成績をあげ続けることが求められます。特に営業本部長まで行く人は同期の間でも頭一つ抜けた存在でなくてはなりません。全てを仕事や会社に捧げる気持ちで取り組まないと営業の管理職になることは難しいでしょう。
将来的に会社内で重要なポジションに就くことも可能
営業の管理職から、社内でさらに重要なポジションにつくことも可能です。例え、ば副社長や役員など経営層の一角を担う立場が考えられます。ときには、営業部署から社長が出る場合もあります。営業はお客様と直接対峙する立場ですから、製品・サービスを利用する人から生の情報を仕入れることができ、それらの情報は会社の経営方針を決める上でも重要です。
【転職】営業のキャリアアップパターン③専門的な職種に移る
営業の経験を活かして専門的な職種にジョブチェンジするパターンもあります。営業はコミュニケーション力や積極性など全ての職種で共通する汎用的なスキルが身につく仕事でもあります。そのため、全く関係ないような仕事への転職においても営業経験が役立つ場合は多いです。
おすすめの職種：税理士・公認会計士
勉強が得意な方や数字が得意な方なら税理士や公認会計士を目指すことをおすすめします。これらの仕事に就くためには資格が必要ですが、なることができたら高年収が期待できる仕事です。税理士も公認会計士も平均年収は800万円程度と非常に高いです。ちなみに税理士は税務関係を専門的に扱う職業であり、公認会計士は会計監査などが主な領域です。同じ数字を扱う職業とはいえ、担当領域が違うので注意しましょう。税理士や公認会計士に限らず士業の仕事は顧客とのコミュニケーションが重要です。営業で培ったコミュニケーション能力がフルに発揮できる環境と言えるでしょう。
おすすめの職種：エンジニア
全く関係ない職種に見えますが、営業からエンジニアに転職する人は少なくありません。将来性の高いエンジニアは、今とても人気の職業です。プログラミングの勉強が必要ですが、近頃はネットを利用した無料プログラミング学習サービスを利用することが可能です。また 未経験可の求人もあり、入社後にみっちりとプログラミングを教えてくれる研修制度を用意している企業もあります。 エンジニアの方は PC と向き合うことが多く、どちらかと言うとコミュニケーションに不慣れな人が多い職業です。そのため、コミュニケーションの高さをアピールすれば転職成功率は高まるでしょう。
おすすめの職種：マーケティング
営業では顧客の立場に立って物事を考えることが重視されます。この力はマーケティングでも十分に活かすことができます。マーケティングの知識が乏しくても人柄が評価されれば転職を成功させることは十分可能です。
【転職】営業のキャリアアップパターン④業界を変える
4つ目の方法は、職種は変えずに業界だけを変えるパターンです。営業といっても様々な種類があります。例えば、顧客は会社や団体などの法人なのか、それとも個人なのか・また営業手法は新規開拓なのか、既存の顧客を回るルート営業なのかによっても変わります。さらに、商材が形のあるものなのか形がないものなのかによっても難易度は変わります。これらの違いを考慮して、決断を下しましょう。
キャリアアップを目指すなら無形商材の法人営業がおすすめ
キャリアアップを目指しているなら、無形商材の法人営業がおすすめです。商材が無形の場合、商品の形を実際に見ることができません。そのため、商品の良さや特徴が理解しにくい傾向にあります。こういった状況でクロージングに結びつけるためには、営業力の高さが求められます。また、個人が顧客の場合、商品の魅力を伝えること以上に営業マンの人柄が重要です。商品の情報はお客様が事前に仕入れている場合が多いため、いくら購入するメリットを伝えてもあまり刺さりません。 まとっめると、無形商材の法人営業はスキルが必要な職種だと言え、営業のスキルを伸ばすのにうってつけです。
おすすめ業界人材業界
人材業界の営業は未経験可の求人が多い特徴があります。仕事内容としては転職エージェントなどが、企業に対して、自社メディアに求人の掲載をしないかお願いしたり派遣の登録依頼をかけたりです。扱う商材は多くないため商品の知識を仕入れることは簡単ですが、多くの人と関わる必要があるため、営業の中でも高いコミュニケーション力が求められます。
おすすめ業界IT業界
it 業界は it 技術を活用した商品やサービスの提案・販売を行うことです。例えば、クラウドサービスやシステム開発などが考えられます。it営業は取り扱う商材が専門的なものなので、営業とはいえども it 業界に関連する知識が必要となります。また、クライアントのみならずデザイナーやエンジニアなど社内の関係者とも多くコミュニケーションをとる必要があります。
おすすめ業界広告業界
広告営業を目指すパターンもあります。広告営業には広告代理店に勤務するパターンと自社でメディアを運営する企業に入社するパターンが考えられます。広告業界の営業に求められるスキルとして、アイデア力や発想力の高さがあります。実際に広告を作る立場ではないにしても、広告業界で働く以上クリエイティブさが求められるのです。
【転職】営業のキャリアアップパターン⑤独立する
培ったスキルや人脈を活かして独立するパターンもあります。長年キャリアを築いてきた人やスキルに自信がある人であれば、独立することも夢ではありません。ただし会社員に比べ、収入が不安定になることは間違いありません。自分の担当顧客をクライアントとして抱え込むなど、最初から収益をあげられる体制を整えることが大切です。
会社を興せば自分の好きなように事業を展開できる
会社を興すことの一番のメリットは自分の好きなように事業展開できることです。前職の営業手法で納得いかない点や受け入れ難い点も少しはあったでしょう。しかし会社員ですから会社の方針には従う必要があります。自分の会社を作れば、社風や事業内容など思い通りに進められます。
フリーランスになれば好きな時間と場所で働ける
会社を興すのではなくフリーランスとして働くパターンもあります。フリーランスとは自分のスキルを武器に、様々なクライアントと業務委託契約を結ぶ働き方です。スキルに自信がある方であれば、十分食べていくことが可能です。フリーランスのメリットは働く時間や働く場所を自分で決められる点です。朝早く起きて満員電車に揺られて通勤するということは経験しなくてすみます。
営業が転職でキャリアアップするにはまず進む道を明確に定めることが大切
これまでいくつかキャリアアップのパターンを紹介してきましたが、重要なのは自分がどの道を進むか決めるべきことです。紹介した6つの方法に優劣はありません。大切なのは自分に合った、また自分が望む働き方を定め、実現のために突き進むことです。そのためにはまず自己分析が重要です。過去の経験を振り返り、自分がどのような働き方を望んでいるのか、将来どのようになりたいか明確にしましょう。
やりたいことが見つからないなら転職エージェントの利用がおすすめ
そうは言ってもやりたいことが見つからない方もいるでしょう。その場合転職エージェントの利用がおすすめです。転職のプロであるキャリアアドバイザーに相談すれば、潜在的にどのようなキャリアを望んでいるか気づくことがあるでしょう。転職エージェントは費用が発生しないので、ぜひ気軽に利用してみてください。
まとめ
営業が転職してキャリアアップする6つの方法を紹介してきました。「営業のスキルを高める方法」「別の職種で活躍する方法」「マネジメントスキルを身につける方法」「独立する方法」などバリエーションは様々です。重要なのは早い段階で自分の進む道を明確にすることです。正解などありません。自分が信じた道を進みましょう。
