転職希望者必見|履歴書の学歴・職歴欄の書き方から志望動機まで

転職希望者必見|履歴書の学歴・職歴欄の書き方から志望動機まで

転職希望者の皆様、履歴書はもう作成しましたか?ひょっとすると学歴・職歴の欄を埋めるのに悩んでいるのではありませんか?「履歴書を書くのなんて、新卒採用以来、10年ぶりだよ」なんて人も少なくないはずです。学歴欄の書き方なんて忘れていますよね。

そこで本記事では転職希望者向けに履歴書の学歴・職歴欄の書き方について徹底解説しています。「留学した」であったり「大学中退なんだけど…」なんてイレギュラーなパターンについても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。さらには志望動機作成のポイントについてもご紹介。転職を考えている皆様にとっては役立つ情報満載ですので、ぜひ本文をチェックしてみてください。

履歴書こそ転職成功のカギ!

転職活動最初の関門は書類選考です。と言うのも、中途採用での書類選考通過率は30~40%程度と言われており、半数以上はそこでふるいにかけられてしまうからです。逆に言えば、書類選考を通過できれば「転職希望先から少なからず興味を抱いてもらっている」ということが言えます。

転職で学歴は重視される?

新卒採用の場合、学歴はそれなりに重視されます。学生ですと大きな判断基準がないため、学歴という情報に頼らざるを得ないからです。いっぽうで中途採用では「即戦力となってくれるか?」というのが一番のポイントです。それは現職での経験がモノを言う世界です。学歴がどうという世界ではありません。

とはいえ、「京都大学 経済学部 経済経営学科卒」と書かれていれば「おっ、この人京都大学卒業なんだ!」とは思われるもの。そういった意味で、有名大学を卒業・修了していますとアドバンテージにはなります。

学歴・職歴の正しい書き方

続いては履歴書の学歴・職歴の正しい書き方について説明していきたいと思います。留学や中退といったイレギュラーなパターンについてもご紹介していますので、是非参考にしてみてください。

西暦か和暦か、履歴書全体で統一する

まず決めるべきことが一つあります。それは西暦を用いるのか、和暦を用いるのかです。それは履歴書・職務経歴書全体を通じて統一されていなくてはなりません。統一されていないと単純に読みにくいということもありますが、場合によっては「資料作成が下手」という印象を与えかねないからです。

西暦と和暦はいずれを用いても大丈夫ですが、公務員試験を受ける場合であれば、和暦をおすすめします。公務員の書類は和暦で書くことが一般的だからです。

いずれにしても、西暦か和暦か、履歴書全体で統一するという点だけはお気をつけください。なお、和暦を用いる場合「H10」などと省略してはいけません。かならず「平成10年」など正式名称で記載しましょう。履歴書は正式な書類ですから、正確に記載するのがマナーです。

1行目には「学歴」と記載

転職者希望者の履歴書であれば、最初の1行目には「学歴」と記載しなくてはなりません。学歴と職歴を明確に分けるためです。読みやすいフォーマットにすることは大前提と言えます。

学校名などは省略せずに

履歴書の学歴は高校入学から記載することが一般的です。その際、学校名は省略せずに、正式名称を記載するようにしてください。都立高校であれば「東京都立〇〇高等学校」が正式名称のはずです。大学名は学部・学科までしっかりと記載してください。

一行開けて「職歴」と記載

学歴を書き終えたなら次は職歴です。学歴の最後の行から1行あけて、「職歴」と記載してください。そしてその次の行から職歴を記載していきます。

会社名に加え、部署名、雇用形態なども記載

会社名は当然ですが正式名称です。(株)といった表記はNGですので、株式会社□□と正確に記載しましょう。また配属された部署名や雇用形態についても記載することが求められます。派遣社員であれば、「株式会社××より株式会社□□に派遣」といった表記になります。

誤字脱字・ヌケモレが無いか再度チェック!

学歴・職歴を書き終えたなら、誤字脱字・ヌケモレ、年月にミスなどないかいったんしっかりとチェックしておきましょう。履歴書にミスがあるということは「重要な書類作成でミスをする人」ということを証明しているようなものです。それでは内定はおろか書類通過もままなりません。

学歴・職歴、こんな時はどうする?

ここまでは一般的な学歴・職歴の記載方法ですが、中には浪人や留学といった、イレギュラーな場合はどうすれば良いのでしょう。それぞれ解説していきたいと思います。

浪人は記載する必要なし

大学入学前に浪人した…という人も少なくないはず。この場合はどうすれば良いのでしょう?答えは記載する必要なしです。高校卒業年と大学入学年にギャップが生まれますが、特に問題ではありません。「あぁ、浪人したのね」と思われるのみですし、それが転職活動にネガティブな働きをすることはありません。

留年は記載する必要なし

留年に関しても、特に記載する必要はありません。単純に大学入学年月と大学卒業年月を書くのみ。そこでは4年以上かかっているはずですが、だからといって問題は無いのでご安心ください。気づかれたときに「大学で留年したんだな…」と思われるのみです。多少は悪い印象になりますが、大学時代の留年よりも、職歴などが重視されますので特に問題にはなりません。

留学は記載する!ただし短期留学は備考欄に

高校や大学時代に留学したという人も少なくないはず。その場合は学歴として記載しましょう。なお、留学と一口に言っても、海外の大学に入学する「正規留学」と、高校・大学に在学しつつ、高校や大学のパートナー校へ通う「交換留学」がありますが、それぞれ正確に記載する必要があります。

正規留学であれば「〇〇年8月 アメリカ合衆国 〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科入学」となりますし、交換留学であれば「〇〇年4月 アメリカ合衆国 〇〇大学に交換留学(△△年×月まで)」といった記載になります。

なお、夏休みを利用した短期の語学留学などに関しては、学歴欄に記載しては記載しないのが一般的です。語学力をアピールしたいという場合には備考欄や資格欄を上手にリようしてください。

学校を中退した場合は「一身上の都合で中途退学」と記載

学校を中退したという人も少なからずいるかと思います。その場合には年月と学校名を記載し「一身上の都合で中途退学」と記載しておきましょう。理由などは特に明記する必要はありません。プライベートなことには踏み込まないということも大人のマナーだからです。

職歴のブランクは特に記載する必要はない

転職経験がある方の中には職歴にブランクがある人もいるかと思います。これに関しても特に記載する必要はありません。ただありのままに退職した年月と次の会社に入った年月を記載すればOKです。ブランクを無くしたいと嘘の情報を記載することは絶対にやめておきましょう。

好印象を与える志望動機とは?

学歴・職歴が完成したら、履歴書の次の山場は志望動機作成です。書類選考を通過するためにはとにかく重要な項目ですから、下記ポイントを押さえ、抜かりない志望動機を作成してください。

読みやすい

まず「読みやすいものである」ということは大前提です。読みやすい志望動機にするためには、伝えたいことを明確にして、文章一つ一つを短くまとめるということが必須です。

また、自分では「伝わる文章」と思っても、背景を理解していない人にとっては全く伝わらないということもしばしばあります。「第三者的な視点に立って、あなたのことを全く知らない前提で伝わる文章なのか?」それこそがチェックすべきポイントとなります。

具体的である

志望動機を書く際には「具体的である」ということが重要です。志望動機を作成していますとついつい「当たり障りの無いもの」と考えてしまいます。それは「会社の理念に共感しました」といった曖昧な志望動機を生み出しがちです。それを読んだ採用担当者は「本当かなぁ?」と頭に疑問が浮かぶのみで、心に響くということはありません。当然ですが、それでは書類選考通過は不可能です。

転職を希望した理由がはっきりしている

転職を希望するということは「現職を辞めたいと思っている」ということに他なりません。採用担当者としては「ウチでは長く働いてくれるんだろうか?」ということを気にするものです。転職を希望する理由についてはっきりと書かれていない場合、採用担当者の不安を解消することはできません。

なぜその業界・企業なのかがはっきりしている

転職を希望した理由と対を成すのが「なぜその業界・企業なのか」ということです。ここがはっきりとしない限り「本当にウチを希望しているのかな?」という疑問に答えることはできません。出来る限り明確に、志望した理由を明記しておきましょう。とにかく具体的に書くことがポイントとなります。

自分の経験・スキルをどう活かしたのかが記載されている

中途で人を採用する場合、企業側としては即戦力となってくれることを期待しています。ですから「これまでの経験・スキルが新しい職場でどう活きるのか」ということは非常に重要な要素です。志望動機の欄に明記しておけば、担当者も安心できますよね。

まとめ:転職の第一歩は正確な履歴書作成から!

転職希望者の皆様に向け、履歴書内の学歴・職歴の書き方、そして志望動機作成のポイントと見てきましたが、気になる情報は見つかりましたか?

最初にもお伝えしましたが、転職活動時の書類選考通過率は30~40%程度と狭き門になっています。どれだけ転職希望先に熱い想いや情熱を持っていても、書類選考を通過しない限り、それを披露するチャンスは巡ってきません。ですから履歴書作成はとにかく気をつけて作業を行う必要があります。

今回ご紹介したポイントをしっかりと押さえ、これぞという履歴書を作成してください。それこそが素敵な未来につながるカギとなってくれるはずです。なお、繰り返しになりますが、誤字脱字はご法度ですから再度の見直しもお忘れなく。

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