【アルバイトの履歴書写真】アルバイト用履歴書の写真の基本【証明写真】

【アルバイトの履歴書写真】アルバイト用履歴書の写真の基本【証明写真】

はじめに

このページではアルバイト先へ提出する履歴書に貼る証明写真のルールや撮影時の注意点などを詳しく解説します。

「写真を貼るだけなのに何を注意することがあるのか?」と疑問に思うかもしれませんが、実際に貼る写真を準備する段階になるといろいろと戸惑う点が出てくるものです。

決められたルールを守っていないと、社会人としてのマナーがなっていないと見なされ、評価が下がってしまうこともあるので、基本的なポイントをしっかりと押さえておきましょう。

【アルバイトの履歴書写真】履歴書の写真はあなたの第一印象

おそらく、ほとんどの人はとくに何も考えずに履歴書に写真を貼り付けていると思いますが、実は採用の選考の中で結構なウエイトを占めています。

履歴書には住所や氏名、学歴などの個人情報の他、自己PRや志望動機、資格などの欄が用意されていますが、どれも文字を記入するものです。

一方、写真は履歴書の中で最もビジュアル的なアピールができる要素となっています。

ビジュアルによる情報は第一印象として強いインパクトを残せるので、いかに良い写真を貼れるのかはとても重要です。

【アルバイトの履歴書写真】サイズのルール

履歴書は書類選考の資料としても使われますが、採用担当者がどんなところを見ているかご存じでしょうか。

もちろん、志望動機や自己PRも見られていますが、それ以上に見られているのは「この応募者は社会人として最低限のマナーを身につけているのか」という点です。

たとえば、履歴書の写真1つとっても、指定されたサイズと違っていたり、背景がごちゃごちゃとした写真を使っていたりする人は「常識が欠けている」という印象を持たれてしまいます。

そのようなことがないように、しっかりとルールを確認しておきましょう。

サイズはタテ4cm×ヨコ3cm

アルバイト用の履歴書は主にA4サイズ、またはB5サイズのものが使用されますが、どちらも写真の大きさは「タテ4cm×ヨコ3cm」が基本サイズです。

ただし、写真を貼り付けるスペースには「縦36~40mm、横24~30mm」というサイズ指定がされているので、「タテ4cm×ヨコ3cm」ピッタリでなくても若干の誤差であれば心配しなくても大丈夫です。

写真サイズを間違えてしまったときは撮影し直すのがベターです。

サイズだけ合わせても人物が大きくなりすぎて不自然だったり、逆に小さくてよく見えなかったりしてしまいます。

背景は白・薄いグレー・水色

証明写真を写真館で撮影する場合は、背景を自分の好きな色に変更してもらえます。

また、スピード写真機でも比較的新しい機種では背景の色を自由に選べるようになっています。

しかし、証明写真の背景の色にも一定のルールがあります。

中には「自分の好きな色を選びたい」という人もいるかもしれませんが、あまり鮮やかな色やグラデーションなどたくさんの色が使われていると表情が見づらくなってしまいます。

写真の背景は主に白や淡いグレー、あるいは水色などが無難です。

3ヶ月以内に撮影したもの

履歴書に貼り付ける写真はできるだけ最近に撮影したものを使用しましょう。

厳密な決まりはありませんが、一般的には3ヶ月以内に撮影した写真を使用します。

近年撮影した写真がないからと言って、数年前に撮影した写真のネガを現像し直して貼り付けてしまう人がいますが、これはNGです。

その間に体型が変わっていたり髪型が変わったりしている可能性があるので、与える印象が現在のものと変わってしまうからです。

スピード写真機での撮影がおすすめ

履歴書に使用する写真は写真館で撮影したもの、あるいはスピード写真を使うようにします。

スナップ写真やプリクラ写真は証明写真としては使えないので使ってはいけません。

スナップ写真やプリクラ写真を使ってしまうとそれだけで落とされてしまうこともあるので、絶対に使わないようにしましょう。

写真館での撮影とスピード写真機での撮影はどちらが良いかに関しては、アルバイト用の写真であればスピード写真機での撮影をおすすめします。

写真館で撮影すれば画像の修正などもお願いできますが、料金も高くなってしまうのでアルバイト用の写真ではそこまでは必要ないでしょう。

スピード写真機であれば料金が安いので納得がいくまで撮影できますし、24時間いつでも撮影できるので時間がないときにも便利です。

【アルバイトの履歴書写真】撮影時の身だしなみマナー

アルバイト用履歴書の写真では撮影時の服装やヘアスタイルなど、身だしなみも重要なチェックポイントになっています。

とくに接客業のような直接お客様の対応に当たるような職種では相手に与える印象の良し悪しがとても重要な要素になるので、たとえ証明写真といえども身だしなみのマナーには気をつけたいところです。

ここでは撮影時の身だしなみについてチェックしておきたいポイントを詳しく説明していくので、ぜひ参考にしてください。

服装

履歴書の写真を撮影するときに服装をどうするか迷ってしまうという人も多いのではないかと思います。

服装は私服でも問題はありませんが、やはり一番無難なのは男女を問わずスーツです。

とくにアルバイト先でスーツを来て働くなら、スーツにしたほうが良いでしょう。

私服で撮影する場合はスーツに比べていろいろと注意しなければならないポイントがあるので、注意が必要です。

とくに気をつけたい点については以下で詳しく説明しているので参考にしてください。

清潔感のある身だしなみを

アルバイト用履歴書の写真を撮影するときに一番意識しなければならないのは「清潔感」です。

スーツで撮影する場合はジャケットやシャツのボタンをしっかりと留めて撮影するようにします。

シャツの襟首などに汚れやシワなどがないかもしっかりとチェックしましょう。

男性の場合は基本的にネクタイを着用するようにします。

職場によってはノーネクタイでもOKなところも結構ありますが、逆にネクタイがないとダメというところもあります。

わざわざリスクのあることをするのも損なので、ネクタイをして撮影したほうが得策です。

また、服装のサイズ感もとても大切です。

サイズ感の大きいダボダボとした服装はだらしない印象を与えてしまうので、できる限り避けるようにすると良いでしょう。

派手な色は避け、シンプル&ベーシックを心がける

私服で写真を撮影する場合はシンプル&ベーシックを心がけるのがポイントです。

白や落ち着いた色合いの服装を選ぶようにすると清潔さもアピールできます。

「少しでも目立ったほうが得なのではないか」と派手な原色系の服を着たり、ごちゃごちゃとした色柄の服、キャラクターのプリントされた服などを着たりして撮影した写真を使用する人もいますが、これは履歴書にはふさわしくないのでやめましょう。

履歴書の写真に個性のある服装は必要ありません。

スーツでも同様で奇をてらったことは避けるようにし、グレーや黒、紺系のシックなスーツに無地の淡い色のシャツを着用したほうが印象が良くなります。

ネクタイの柄も派手なものは避けるようにしましょう。

基本的にアクセサリーは外す

アルバイト先に提出する履歴書に貼る写真を撮影する場合は、ネックレスやイアリング、ヘアアクセサリーなどのアクセサリー類は基本的に外すようにしましょう。

とくに大きすぎるものや目立ちすぎるもの、派手な飾りがたくさんついているようなものは外したほうが無難です。

ただし、小ぶりのものや目立たないものについてはとくに問題はありません。

ショップ店員などおしゃれのセンスが問われるような職場のアルバイトであれば、まったく飾りっ気がないよりも少しくらいアクセサリーで飾っていたほうが逆に印象が良くなることもあります。

ただし、写真撮影の際はアクセサリーが光に反射してしまうことがあるので、注意したほうが良いでしょう。

露出度が高い服装はNG

女性の場合、タンクトップなど露出度が高い服装で写真を撮影するのは避けるようにしましょう。

首周りや胸元が大きく開いた服装は、知性に欠ける印象でだらしなく見えてしまうことが多いので第一印象が良くありませんし、保守的な社風のアルバイト先の場合はそれだけで評価が下がってしまうこともあるからです。

鎖骨が少し見えるくらいが良いでしょう。

スーツの場合も同様です。

インナーとしてVネックのシャツを着ることもあると思いますが、あまり深いVネックだと胸元が開きすぎの印象を与えてしまうことがあるので注意が必要です。

ボタン付きのシャツであれば第一ボタンまでしっかりと留めて撮影するのが基本的なマナーです。

髪型

アルバイト用履歴書の写真撮影では髪型も忘れずにチェックしておきましょう。

髪型1つで採用担当者に与える印象は大きく違ってくるからです。

アルバイト先によっては長髪が禁止であったり、カラーリングが禁止されたりしている職場もあります。

そういった職場に提出する履歴書に長髪や金髪の写真が貼ってあれば、選考で落とされてしまうこともあるので気をつけてください。

ここでは履歴書に貼る写真を撮影する際の髪型のルールについて説明します。

服装と同様に清潔感を意識

髪型は第一印象に大きな影響を与えるので、写真を撮影する際はしっかりとチェックを行いましょう。

寝癖がついたままで髪の毛がはねていたりすると「だらしない人間ではないか」と思われてしまうので、撮影する前にしっかりと整えるようにします。

ヘアスタイルにこれといった決まりはありませんが、服装と同様に清潔感を与える髪型がベストです。

髪の毛が顔にかかるようならば整髪料を使って前髪を上げるようにしましょう。

ただし、整髪料を使いすぎてガチガチに固めてしまうのも良くありません。

ナチュラルに仕上げましょう。

女性の場合、ロングヘアーならば後ろで1つにまとめて撮影しましょう。

耳を出したほうがスッキリとして見えますし、顔がよく見えます。

明るい髪色はNG

近年は男性も女性も髪の毛を染めている人が多く見られますが、そのままの髪色で履歴書の写真を撮影して良いのか迷っている人もいるかもしれません。

以前は髪を染めているとダメと言われたこともありましたが、現在では派手な色でなければ基本的にOKというケースがほとんどです。

ただし、髪色についてはアルバイト先によってかなりばらつきがあるのが実情で、髪の色は一切問わないという職場もあれば、接客業などの職種では黒髪でなければダメという職場も結構あります。

黒髪でなければならない職場の場合は求人情報にその旨が掲載されていると思うので、写真を撮影する前に応募条件をしっかりとチェックしておくようにすると良いでしょう。

化粧

「履歴書に貼る写真を撮影するときには化粧をしたらいけないのではないか」と思っている人も多いかもしれませんが、そんなことはありません。

メイクをすることで血色良く見えたり表情が明るくなったりするので、採用用担当者に良い印象を与えられます。

ここでは履歴書に貼る写真を撮影するときはどのようなメイクが良いのか、逆にやってはいけないメイクはどのようなものなのか、ということについて詳しく説明していきます。

女性はナチュラルメイクを心がけよう

履歴書の写真を撮影するときは派手なメイクは厳禁です。

証明写真は色が濃い目に出やすいので、濃い色のマスカラやアイライナー、アイシャドーなどは派手すぎる印象を与えてしまうことになります。

ラメやパール感も控えるようにしましょう。

基本的にはナチュラルメイクを心がけるのがおすすめです。

目の下のクマや肌荒れ、ニキビなどが目立たない程度の薄塗りに抑えるようにして、明るめのチークで明るい印象を与えるようにしましょう。

リップも原色系の派手な色は避けるようにして、元々の唇の色に近いブラウン系やピンク系を使うようにすると良いでしょう。

もちろんノーメイクでも構いませんが、少しメイクをしたほうが印象が良くなるので、これを気にメイクを教えてもらうのも良いかもしれません。

【アルバイトの履歴書写真】撮影時に注意するべきこと

ここまでアルバイトの履歴書に貼り付ける写真を撮影するときのポイントを詳しく紹介してきましたが、その他にも注意すべきポイントがいくつかあります。

写真館で撮影する場合はカメラマンから良いアドバイスがもらえるかもしれませんが、スピード写真で撮影するときはなかなか気付きにくいポイントもあるので、写真を撮影するときは忘れずにチェックしてみましょう。

ちょっとしたポイントでも相手に与える印象が大きく変わってきます。

襟やネクタイが曲がっていないかチェック

履歴書の写真を撮影するためにスピード写真機のカメラの前に座ったら、備え付けの鏡を見てもう一度自分の服装をゆっくりとチェックしてみましょう。

大丈夫だと思っていても実際には襟が少し曲がっていたり、ネクタイが体の中心からずれたりしてしまっていることがよくあります。

また、シャツは第一ボタンまでしっかりと留まっているか、髪の毛が乱れていないかといったこともチェックしてみると失敗せずに撮影できるでしょう。

かかとをつけてまっすぐ座る

写真を撮影するときは姿勢にも気を使いましょう。

背中が丸まっていると顔が下を向いて上目遣いにカメラを見る他姿勢になるので自信のなさそうなイメージを与えてしまうことがあります。

撮影するときは背筋をまっすぐに伸ばして軽く顎を引くようにします。

人によっては肩の高さが左右で違ってしまうことがあるので、両方を並行にしましょう。

最後にかかとをつけて椅子に座るようにし、椅子をカメラのレンズを正面から見られる高さに調整します。

目を細めず歯を見せない程度の笑顔

履歴書の写真を撮影するときはいつもより張り詰めた感じになり、緊張してしまいます。

どうしても表情が硬くなってしまったり強張ったりしてしまいがちですが、無表情は印象があまり良くありません。

歯を見せて笑う必要はありませんが、なるべく口角を上げるようにすると表情が柔らかくなって第一印象も良いものになるでしょう。

また、笑顔をつくると目が細くなってしまうので、意識して目をぱっちりと見開くようにすると写真写りがさらに良くなります。

ぜひ試してみてください。

【アルバイトの履歴書写真】小さな写真からでも好印象を持ってもらえるよう心がけよう

履歴書に貼り付ける写真は「タテ4cm×ヨコ3cm」と非常に小さなものですが、採用担当者に与える印象は非常に大きなものがあります。

とくに接客業や営業といった職種では第一印象が成果につながることもあるため、その傾向は強くなります。

ですから、たとえ小さな写真であっても好印象を持ってもらえるように最大限心がけるようにしましょう。

たとえば、写真の裏に自分の氏名や撮影日を記入しておくことも大切なマナーです。

こうしておくと万が一履歴書から写真が剥がれ落ちたときでも、それが誰の写真なのかすぐにわかります。

このようなマナーをしっかりと守っていれば、採用担当者に「この応募者は細かい部分まで配慮が行き届いている」という印象を持ってもらえるでしょう。

まとめ

アルバイト用の履歴書に貼り付ける写真にはある程度のルールがあります。

写真のサイズや背景の色、撮影時期などをしっかりと守るようにしましょう。

写真はあなたの第一印象を大きく左右するものでもあります。

清潔な服装や髪型を心がけるようにしてメイクやアクセサリーは最小限に抑えるようにしましょう。

スピード写真機で撮影する場合は姿勢や目線といったことにも気を配るようにすると印象をさらに良いものにできます。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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