営業職はなぜ稼げる?高収入を実現する仕組みと向いている人の特徴

営業職はなぜ稼げる?高収入を実現する仕組みと向いている人の特徴

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はじめに

「営業職は稼げるって本当?」
「同世代より稼げる仕事に就きたい」
「高収入を得るために営業職の仕組みを教えてほしい」

上記のように、高収入を得るための手段として、営業職を希望する就活生は多いでしょう。

営業職は、売上に直結する職種であるため、新卒からでも稼ぐことが可能です。

この記事では、営業職が稼げる理由や高収入を得る仕組み、向いている人の特徴について解説します。

【営業職は稼げる】年収の実態と全体像

営業職は成果主義の世界です。

そのため、成果次第で年収を大きく伸ばせます。

また、ほかの職種と違い、インセンティブ制度が採用されています。

営業職を希望する就活生は、本章を読み、営業職全体の把握に役立ててください。

とくに年収は、人生設計に大きく影響します。

後悔のない就活にするためにも、情報を集めておきましょう。

営業職の平均年収と初任給の水準

キャリアサーチLabの調査によると、2026年卒総合職の初任給平均は215,847円です。

一方で、indeedが公表した営業職の初任給平均は260,315円でした。

つまり、営業職は総合職の中でも平均給与よりも4〜5万円程度高いことが判明しました。

実際には勤務する業界によって、同じ営業職でも給与に差が生まれます。

しかし、全体と比較すると給与が高めであることは理解しておきましょう。

また、営業職はインセンティブ制度が採用されます。

そのため、成果を残すことで平均以上の給与を稼げる可能性があります。

「同世代よりも稼ぎたい」「高年収を得て貯金したい」など、目標がある人にとって、営業職は最適の職種です。

参考:日本での新卒採用 営業の給与|Indeed Japan株式会社
参考:大卒(学卒・院卒)の平均初任給の推移【2025年卒~2026年卒】|株式会社マイナビ

インセンティブ制度の有無で年収が変わる理由

営業職は、インセンティブ制度があるのが特徴です。

インセンティブ制度があることで、仕事に対するモチベーションの維持・向上が期待できます。

ほかには、優秀な社員を自社に定着させる狙いも存在します。

もし、インセンティブ制度がない場合、毎月決まった給与が振り込まれるのみです。

たとえば、基本給が25万円の人は、毎月25万円です。

しかし、インセンティブ制度があれば、成果を出した月は30万円のように、基本給以上の給与が稼げます。

つまり、インセンティブ制度がある職種とない職種では、給与に大きな差が生まれるでしょう。

もし、毎月5万円のインセンティブが発生した場合、通常の職種より60万円多く稼げる計算です。

若手でも年収1000万が狙える現実

営業職は若手でも年収1000万円が狙えます。

成果を出すことで、インセンティブによる給与アップがあるからです。

さらに昇格・昇進のチャンスも巡ってきます。

その結果、若手であっても年収1000万円を手に入れることが可能です。

一方で、年収1000万円は労働人口の約5.5%になります。

全体を見ると少数であるため、全員がなれるわけではありません。

狭き門であることを自覚しつつ、1000万円を達成するための努力が必要になることを覚えておきましょう。

参考:令和5年分民間給与実態統計調査|国税庁

【営業職は稼げる】年収が高い営業職種トップ7

高年収が狙える営業職に就きたい就活生は、以下の7つを参考にしてください。

法人営業(BtoBの提案型)

投資用不動産営業

保険営業(生命保険・代理店)

ITソリューション営業(SaaS・システム)

医療機器営業(MR・機器メーカー)

広告・メディア営業(大手代理店など)

高級商材営業(外車・高級住宅など)

営業職は、扱う商材によって給与が変わります。

そのため高年収を狙いたい就活生は、扱う商材にも注意しましょう。

また、自分に合った商材を選ぶことも高年収には欠かせません。

本章で紹介する7職種を参考にしてください。

法人営業(BtoBの提案型)

法人営業は高年収が狙える職種です。

法人営業は、企業が抱える課題に対し、自社の製品やサービスを用いて最適な解決策を提案する職種です。

個人向けの営業と比較して、取引単価が高額になるケースが多く、一度信頼関係が構築できれば、継続的な取引や派生案件につながりやすいのが特徴です。

その結果、長期的に安定した収入が見込めます。

法人営業で活躍するには、顧客のビジネスモデルや業界知識を深く理解することが重要です。

また、本質的な課題を見つけ出すヒアリング能力、集めた情報をもとに提案するコンサルティング能力が求められます。

法人営業は、企業の経営戦略に直結する重要な役割を担うため、成果に応じた高い報酬が期待できます。

投資用不動産営業

投資用不動産営業も高年収職種の一つです。

投資用不動産営業は、顧客に資産形成や税金対策などを目的とした不動産投資を提案します。

扱う商材が高額であり、一件の成約で得られるインセンティブ額が大きいのが特徴です。

投資用不動産営業には、顧客の資産状況や投資目標を綿密にヒアリングし、リスクとリターンを明確に提示する専門知識が不可欠です。

市場の動向分析力や金融・税務に関する知識も求められます。

深い専門知識を活かし、顧客の信頼を得られれば、契約につながりやすいでしょう。

契約件数が増えれば、比例して収入も増加するため、非常に稼ぎやすい職種です。

保険営業(生命保険・代理店)

保険営業でも高年収が目指せます。

保険営業(生命保険・代理店)は、顧客のライフプランやリスクに応じた最適な保険商品を提案する職種です。

とくに生命保険は、契約が継続する限り、顧客から継続的に手数料収入が得られます。

一度構築した顧客基盤は長期的な安定収入となります。

ただし、投資用不動産営業ほどの金額にはなりません。

コツコツと営業し、収入源となる顧客を増やしていく必要があります。

また、保険営業は顧客の人生設計に深く関わるため、高い倫理観と顧客に寄り添う姿勢が必要です。

求められる要素は多いですが、その分継続的な顧客フォローと新規開拓の両輪で、高年収を目指せます。

ITソリューション営業(SaaS・システム)

IT関係の営業職も高年収になれる職種です。

ITソリューション営業(SaaS・システム)は、企業の業務効率化やデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援する仕事です。

たとえば、SaaS(Software as a Service)製品や各種システムの提案・導入などが挙げられます。

現代において企業のIT投資は不可欠です。

とくに、DX推進のニーズが高まりに比例して、IT分野の需要が増えています。

ITソリューション営業は、経営課題をITで解決するコンサルティング能力が必要です。

課題解決は困難ですが、成果に応じた報酬体系も充実しています。

また、IT分野は技術革新のスピードが速いため、常に最新のITトレンドを学習し続ける意欲も重要です。

医療機器営業(MR・機器メーカー)

医療機器営業は、高年収のチャンスがあります。

医療機器営業はMRと機器メーカーに分類されます。

まずMRは、医療機関に対して医薬品や医療機器の安全性や有効性に関する情報を提供する仕事です。

一方で機器メーカーは、各種医療機器を提案・販売するメーカー営業です。

どちらも人命に関わる専門性の高い商材を扱っています。

つまり、製品知識に加えて、医療規制や最新の医療動向に関する深い理解が必要です。

医療機器営業で活躍するには、医師や病院関係者との信頼関係構築が重要であり、高い倫理観とコミュニケーション能力が求められます。

また、高額な医療機器を扱うことが多く、一件あたりの単価が高いことから、成果に応じた高年収が期待できます。

広告・メディア営業(大手代理店など)

高年収を目指すなら広告・メディア営業も有効です。

広告・メディア営業(大手代理店など)は、企業のマーケティング課題に対し、テレビや新聞、Web、SNSなど多岐にわたるメディアを活用した広告戦略を企画・提案する職種です。

企業の売上やブランドイメージに直結する重要な役割を担うため、提案力や企画力が非常に重要になります。

とくに大手広告代理店では、CM制作や大規模なプロモーションなど、予算の大きいプロジェクトを動かす機会が頻繁にあるでしょう。

プロジェクト規模が大きくなれば、収益も大きくなる傾向にあります。

広告・メディア営業で成果を出すには、常に世の中のトレンドを捉え、斬新なアイデアで顧客を惹きつける創造性が必要です。

高級商材営業(外車・高級住宅など)

高級商材営業は、その名の通り高年収の職種です。

高級商材営業(外車・高級住宅など)は、富裕層が主な顧客になります。

扱う商材は、外車や高級住宅、宝飾品、美術品といった高価格帯の商品です。

一般の商材と異なり、顧客は商品そのものの価値だけでなく、ブランドイメージや購入体験、アフターサービスにも高い価値を見出します。

そのため、顧客のライフスタイルや価値観を深く理解し、顧客に特化した提案を行うコンサルティング能力が非常に重要です。

また、一件あたりの単価が高いため、成約次第で年収が跳ね上がる可能性があります。

高年収を希望する就活生は、高級商売を扱う営業職種を目指しましょう。

【営業職は稼げる】年収が上がる仕組みと理由

営業職の年収が上がるのは、インセンティブの仕組みと商材の単価が高いからです。

営業職は、実績が数字になって現れます。

そのため企業は、社員を評価しやすくなるでしょう。

その結果、営業職は頑張りが収入に反映されやすい環境です。

本章では、なぜ営業職の年収が高くなるのかについて解説します。

営業職の仕組みを理解することで、早期から活躍できる可能性が生まれます。

成果報酬型でインセンティブが加算される

営業職の年収が高い大きな理由の一つに、基本給に加えて「成果報酬型」のインセンティブが加算される点です。

インセンティブは、個人の売上額や契約獲得数に応じて、月々の給与やボーナスが上乗せされる仕組みです。

とくに優秀な営業担当者は、基本給を大きく上回るインセンティブを獲得することもあり、月収が数十万円単位で変動することも珍しくありません。

営業職は、自分の努力や戦略が直接的な収入増に結びつくため、高いモチベーションを維持しやすく、結果として高年収につながりやすいのが特徴です。

成果主義を導入している企業では、インセンティブが年収の大部分を占めることもあります。

高年収を狙っている就活生は、インセンティブ制度の有無や仕組みを調べておきましょう。

商材の単価や粗利率が報酬に影響する

営業職の年収は、扱う商材の単価や粗利率によっても大きく左右されます。

たとえば、自動車や不動産、ITシステム、医療機器などです。

単価が数百万円から数千万円、あるいは数億円と一般的な商品よりも高額になります。

その結果、高額な商材は、一件の成約であっても大きな利益を得ることが可能です。

つまり、単価の高い商品であれば、給与に反映される金額も大きくなります。

企業側は、高単価・高粗利率の商材を販売する営業担当者に対し、より大きなインセンティブを設定する傾向があります。

少ない案件数であっても、一般的な営業職より高い利益が得られるからです。

高額商材を扱う営業職は、自分のスキルと実績次第で、青天井の年収を実現できる可能性を秘めています。

提案力・継続力次第で昇格も早い

営業職は提案力と継続力を発揮することで、早期の昇格が可能です。

営業は成果が数字で明確に表れます。

つまり、優れた提案力や顧客との関係を維持することで実績を残すチャンスがあります。

また、実力が早期に評価された場合、昇進や昇給の機会が早く訪れるでしょう。

営業職は年功序列ではなく、個人の成績がダイレクトに評価されるため、若手であっても早期に管理職やチームリーダーといった要職に抜擢されます。

その結果、基本給や役職手当が大幅にアップが期待できます。

役職が上がれば、年収が飛躍的に向上するケースも少なくありません。

継続的に成果を出し続けることで、責任のあるポジションに就き、さらなる高年収を目指せる点も営業職の魅力です。

【営業職は稼げる】年収を伸ばす人の特徴とスキル

営業職として年収を伸ばしたい就活生は、以下の特徴とスキルを身につけてください。

ヒアリング力と提案力

数字管理・PDCA力

プレゼンやクロージングの技術

営業職は、努力した分だけ成果が現れるものではありません。

適切なスキルを適切な箇所に発揮することで、初めて成果が生まれます。

「営業職で活躍したい!」と漠然と考えている就活生は、本章の解説を読み、ぜひ自分の強みにしてください。

ヒアリング力と提案力

営業職は、ヒアリング力と提案力が必須です。

年収を上げる上で最も基本的かつ、最も重要なスキルが「ヒアリング力」と「提案力」です。

単に商品を説明するのではなく、顧客の潜在的な課題やニーズを正確に引き出すヒアリング力が必要になります。

また、顧客が抱える課題を深く理解することが重要です。

課題に対して、自社の製品やサービスが、どのように課題を解決するのか、具体的なイメージを持ちつつ、顧客に寄り添った提案が可能になります。

顧客のビジネスや状況に合わせたカスタマイズされた提案は、単価の高い案件や長期的な取引には欠かせません。

ヒアリング力と提案力を駆使した結果、個人の売上向上、ひいてはインセンティブ増加へとつながります。

数字管理・PDCA力

営業職において高年収を目指すには、「数字管理」と「PDCAサイクルを回す力」が不可欠です。

漠然と営業するだけでは目標が達成できない可能性があります。

目標を達成するために必要な売上目標や訪問件数、アポイント獲得率などを具体的に数値化しつつ、業務にあたる必要があります。

また、営業は計画(Plan)に沿って、実行(Do)します。

そして、実績と目標との乖離を分析(Check)し、改善策を検討・実行(Action)するPDCAサイクルを継続的に繰り返してください。

PDCAサイクルを回すほどに、効率的かつ効果的な営業が可能となります。

自分の強みや弱みを客観的に把握し、行動を最適化する能力は、一歩ずつ収入アップへと近づくでしょう。

プレゼンやクロージングの技術

プレゼンとクロージングの技術は、営業職が最終的な成果を上げるために非常に重要なスキルです。

良いプレゼン内容でも、顧客に商品の魅力が伝えられなければ契約にはなりません。

顧客の興味を引きつつ、メリットを明確に伝え、購入意欲を高める説得力のあるプレゼンが、営業職に不可欠です。

また、商談の最終段階で顧客の購買決定を促すクロージングの技術は、売上を確定させる決定打となります。

顧客の不安を解消し、決断を後押しするタイミングや言葉選びの巧みさが、最終的な契約締結率に直結します。

クロージングの技術を磨くことで契約率が高まり、個人の売上やインセンティブに反映され、高年収へとつながります。

【営業職は稼げる】どの業界の営業が狙い目?

営業職は、職種に加えて業界選びも重要です。

成長している業界の営業職を選ぶことで、より高年収に近づけます。

反対に、市場規模が衰えている業界に入社すると、給与に反映する力が弱く、高年収を得られる可能性が低くなるでしょう。

「絶対に高年収の営業職に就きたい」と考えている就活生は、ぜひ本章の解説を参考にして、業界を選んでください。

IT・SaaS業界:成長市場で年収も上がりやすい

IT・SaaS(Software as a Service)業界は、デジタルトランスフォーメーション(DX)の加速やクラウドサービスの普及により、現在最も成長している業界の一つです。

IT化が進むなか、企業の業務効率化や生産性向上に貢献するITソリューションやSaaS製品の営業人材は非常に高い需要があります。

市場規模の拡大とともに、新規顧客獲得の機会が増加しているからです。

新規顧客が増えれば、商品を販売するチャンスも増加します。

また、多くの企業がサブスクリプション型のビジネスモデルを採用しています。

そのため、契約後の継続的な売上も期待でき、高額なインセンティブやストック型の報酬を得やすい構造です。

IT・SaaSは、常に最新技術を学び続ける意欲があれば、年収が上がりやすい業界です。

不動産業界:単価が高くインセンティブが大きい

不動産業界の営業職は、高年収を狙いやすい代表的な業界です。

住宅や土地、投資用不動産など、扱う商材が非常に高額になります。

一件あたりの契約金額が大きく、それにともない営業担当者に支払われるインセンティブも高額になる傾向があります。

とくに投資用不動産営業では、数千万円から数億円規模の取引も珍しくなく、成約すれば大きな報酬が得られます。

ただし、顧客の人生における大きな決断に関わるため、専門知識や高いコンサルティング能力が必要です。

また、即決できる契約ではないため、長い期間にわたって商談を重ねる必要もあります。

その反面、顧客の信頼を得て成約に結びつけられれば、成果が高収入につながる業界です。

金融・保険業界:契約継続型で収益が安定

金融・保険業界の営業職も高年収が期待できます。

金融・保険業界は、生命保険や投資信託などの分野で、長期的に安定した高収入を目指せる業界です。

2つの業界の特徴は「契約継続型」の報酬体系にあります。

一度顧客と契約を結ぶと、その契約が続く限り、毎月または毎年、継続的な手数料収入(ストック収入)が得られる仕組みです。

つまり、新規契約の獲得を積み上げれば、将来にわたって安定した収益基盤を築くことが可能です。

一方で、顧客のライフプランや資産形成に深く関わるため、高い専門知識や顧客に寄り添う姿勢が求められます。

そこで、時間をかけて信頼関係を構築し、長期的な顧客基盤を築くことで、安定した高年収が得られるでしょう。

【営業職は稼げる】実際の働き方とリアルな一日

続いて、営業職の実際の働き方と一日のタイムスケジュールについて解説します。

営業職は稼げる可能性が高い職種です。

その一方で、ノルマやプレッシャーが大きいのも事実です。

そこで、営業職はどのような働き方をしているのか、就活の段階から理解しておきましょう。

高年収を希望するものの、働き方がマッチしないと長期間の勤務が難しくなります。

本章で解説する内容を読み、自分に合った働き方か確認してください。

一日のスケジュールと労働時間

営業職の一日のスケジュールは以下の通りです。

予期せぬトラブルや急な案件がなければ、基本的に9時〜18時の8時間労働になります。

9:00 朝礼&商談の準備 10:00 商談① 12:00 昼休憩 13:00 商談に向けての打ち合わせ 14:00 商談② 16:00 帰社 17:00 事務作業 18:00 退社

午前中は、一日のタイムスケジュールを組み、商談に向けた準備をします。

事前に商談の予定があれば直行することもあります。

午後からは商談や営業の予定が入ることがほとんどです。

そのため、オフィスにいる時間より、外出している時間の方が多くなるでしょう。

ただし、取引先から急な予定変更を求められたり、トラブルが発生したりすると18時で帰れないことがあります。

目標やノルマとの付き合い方

目標やノルマは具体的な数字を掲げましょう。

達成に必要な行動が可視化され、仕事のモチベーションになるからです。

たとえば「新規契約を3件取る」「一日30件は電話する」などが挙げられます。

目標に数字を組み込むことで、途中経過が確認でき、目標達成に向けて進捗している実感が得られます。

「新規営業を増やす」「電話をたくさんかける」のような曖昧な目標は避けましょう。

上司はあなたの努力を評価しにくく、成果として認識されずらいです。

また、目標やノルマの達成が難しい場合、すぐに上司に相談しましょう。

一人で抱え込んでしまうと精神的な負担が大きくなります。

上司に相談するのは緊張するかもしれません。

しかし、あなたの健康を守ることも重要です。

働き方の自由度と裁量権

営業職は、成果主義のため自由度の高い働き方が可能です。

また、契約獲得に必要なことに関しては、広い裁量権が与えられます。

たとえば、どのようなルートで営業するのか自分で決められます。

外出する時間も制限があるわけではないので、自分次第です。

また、契約するためにかかった費用も経費になります。

「会社にとって有益な契約を取ってくれるだろう」といった信頼のもとで、裁量権が認められています。

そのため、自分で働き方を決めたい人、自由度の高い仕事に憧れがある人には向いているでしょう。

ただし、営業職は成果主義の世界です。

成果を出し続けるのであれば問題はありません。

目標やノルマが未達の場合、上記のような自由度は得られないので注意してください。

【営業職は稼げる】向いている人・向いていない人

営業職は自由な働き方かつ、成果主義の職種です。

そのため、向き・不向きが存在します。

向いている人なら強みが発揮でき、早期から活躍できるでしょう。

一方で、向いていない場合、ストレスが大きくなり、つらい職場環境になります。

そこで、自分が営業職に適性があるか心配な就活生は、本章の解説を最後まで読んでください。

自分の強みが活かせそうであれば、自信を持ってエントリーしましょう。

反対に、合わないと感じた人は、別職種も視野に入れてください。

プレッシャーを前向きに受け取れる人

プレッシャーを前向きに受け取れる人は、営業職に適性があります。

営業職は常に目標と向き合うため、プレッシャーを感じる場面が多々あります。

「自分を成長させるための刺激」「ゲームの目標」のように前向きに受け止められる人は、営業職で大きな成果を出しやすいでしょう。

また、目標達成に向けて試行錯誤し、困難を乗り越えることに喜びを感じられるタイプも向いています。

目標を達成するための必要な精神的な強さも持ち合わせているため、粘り強く顧客と向き合い、結果を出し続けられるでしょう。

学生時代にプレッシャーのかかる場面で力を発揮してきた就活生は、経験が活かせます。

自信を持って営業職にエントリーしてください。

数字で評価されることが好きな人

自分の仕事が具体的な数字(売上、契約数など)で評価されることに魅力を感じる人は、営業職に向いています。

営業職は、年齢や経験よりも「どれだけ成果を出したか」が重視されるからです。

そのため、実力主義の環境で自分の能力を試したい人にとっては理想的な職場です。

また、営業職の特徴に努力がダイレクトに年収や評価に反映され、高いモチベーションを維持しやすいことが挙げられます。

自らの手で高収入やキャリアアップを実現したいと考える人には、非常にやりがいのある職種です。

ほかにも、数字があった方が行動しやすい人も営業職に向いています。

自分の取るべき行動が明らかになった方が安心する人も営業職で活躍できるでしょう。

自分のペースを重視したい人は注意

自分のペースを重視したい人は注意が必要です。

営業職は一見すると自由度が高いように見えます。

しかし、厳格な目標達成に向けた行動管理が求められます。

自分の裁量で時間を使える反面、目標から逆算して、いつ、誰に、どのようなアプローチをするかを常に考え、実行し続ける必要があります。

そのため「自分のペースでゆっくりと仕事を進めたい」「計画通りに進まないことにストレスを感じる」といった人には向いていません。

自己管理や時間管理が苦手な人は、営業職特有のプレッシャーや成果主義にストレスを感じやすい可能性があります。

自分の価値観が営業職にマッチしているか、選考を通じて確認しましょう。

【営業職は稼げる】内定を取るためにやるべきこと

営業職から内定を取るためには、事前準備が重要です。

「面接でアピールすれば大丈夫!」と考えている就活生ほど、本章の解説を参考にしてください。

選考は、書類を提出した段階から始まります。

志望動機や自己PRを適切に用意することが重要です。

本章では、志望動機や自己PR、ガクチカの作り方について解説します。

営業職を第一志望に考えている就活生は、最後まで読むことをおすすめします。

営業職の志望動機の書き方とコツ

営業職の志望動機では、成果主義への理解と成長意欲を具体的に伝えることが重要です。

単に「人と話すのが好き」というだけでは不十分です。

たとえば、なぜ志望企業で営業をしたいのか、その企業の製品やサービスを通じて顧客にどのような価値を提供したいのかなどを明確にしましょう。

説得力のある志望動機にしたい場合、過去の経験で目標達成のために努力したエピソードや困難を乗り越えた経験を交えてください。

「目標達成への執着心」や「成果を出すことへの意欲」を示すことで説得力が増します。

また、入社後にどのように成長したいか、どのように貢献したいかといった将来の展望を語ることも大切です。

面接官に、入社への熱意と長期的な視点があることをアピールできます。

インターンや選考直結イベントの活用

営業職の内定獲得には、インターンシップや選考直結イベントへの積極的な参加が非常に有効です。

これらの機会を通じて、実際の営業現場の雰囲気を肌で感じ、社員との交流を通じて企業文化や仕事内容への理解を深められます。

とくにインターンでは、実践的な営業のロールプレイングやグループワークに参加することで、コミュニケーション能力や課題解決能力を試す貴重な経験が得られるでしょう。

さらに、インターンの経験は、面接時に具体的なエピソードとして語ることが可能です。

その結果、志望動機や自己PRの説得力が増します。

また、企業側も就活生の働く姿勢や潜在能力を直接評価できるため、選考が有利に進む可能性が高まります。

営業職向けの自己PR・ガクチカの例

営業職向けの自己PRや「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」では、目標達成へ工夫と具体的な行動力を示すエピソードを盛り込むと効果的です。

たとえば、アルバイトでの売上向上への貢献、部活動での目標達成に向けた工夫、ゼミでの研究発表成功などが挙げられます。

ただし、エピソードを伝える際、課題・解決策・行動・結果の順で展開してください。

自己PRやガクチカは文字数が限られています。

詳しく説明しようとすると、文字数が足りなくなります。

そこで、内容を簡潔かつ、正確に伝えるためにも、上記の順番でエピソードを話してください。

とくに、困難な状況下での粘り強さや行動力、課題解決への思考プロセスを具体的に伝えることで、営業職に求められる資質を効果的にアピールできます。

まとめ

この記事では、営業職がなぜ稼げるのかについて解説してきました。

営業職は実力主義であり、インセンティブ制度があるため、高年収が狙えます。

ただし、プレッシャーやノルマがあるため、自分の価値観に合った仕事か確かめてください。

向いていない仕事を続けるのは、心身に大きな負担がかかります。

そこで、この記事で解説してきた内容を参考にし、自分の強みが活かせる企業を見つけてください。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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