不動産業界に向けたインターンシップ志望動機の作り方!魅力的な志望動機のポイントや注意点とは

不動産業界に向けたインターンシップ志望動機の作り方!魅力的な志望動機のポイントや注意点とは

不動産業界は他の業界と比べても資格や経歴に関係なく評価を得られる仕事です。

それだけに、採用過程においては本人の人間性ややる気を重視して選考が行われています。

上手に自己PRできれば採用率も高まっていくでしょう。

特に重きをおいてPRしたいのが志望動機です。

志望動機には本人の情熱や業界への興味が反映されるといわれており、採用担当者も深くチェックします。

ここでは不動産業界の就活やインターンシップで採用されやすい志望動機を紹介します。

不動産業界のインターン向け志望動機作成のコツ

不動産業界のインターンシップに参加するには大抵の場合ESを作成しなくてはいけません。

選考のあるインターンシップで必ず聞かれるのが志望動機です。

なぜ不動産業界を志望したのか、なぜその企業なのか、なぜその職種がいいのかなどを決まった文字数内で簡潔に説明する必要があります。

不動産業界のインターンシップでは特に以下の3点に注意しましょう。

とにかくやる気が大事

不動産業界の仕事は人と関わる機会が多いです。

人と人との信頼関係のもと成り立つ仕事ですから、どうしても一筋縄ではいかないこともあります。

そのため、企業目線に立つと、やる気をもって仕事を全うしてくれるような学生に魅力を感じるのです。

不動産業界に対しての熱意をしっかりアピールして、自分が意思を持って企業に貢献できる人材であることをアピールしてください。

コミュニケーション能力や社交性をアピール

先にも述べました通り、不動産業界は人との関わりが強いです。

即ち、コミュニケーション能力や社交性をアピールする必要があります。

不動産業界の主な業務として、営業が挙げられます。

営業をするにあたって、信頼関係は何度も対話を重ねることで構築されていきます

自身の長所や強みとしてコミュニケーション能力や社交性に繋げて志望動機を構成できると好印象を与えます。

お客様の目線に立った働き方をイメージ

不動産業界はつねにお客様とのつながりが強い特徴があります。

管理でも、開発でも、営業でも、これらの事業には必ず相手方としてお客様(法人含む)がいるのです。

例えば、新築営業について、ただ沢山の家を売ることを目標にするのではなく、お客様が納得のいく後悔しない家選びの後押しをするようなイメージです。

ときにはお客様のニーズと予算等の条件を鑑みて、家を売らない選択肢をとることもあります。

このように、お客様にとっては人生に一度あるかないかという大きな選択ですから、お客様に寄り添った営業ができるような意気込みを書き加えられるといいです。

不動産業界への思い入れを書こう

文章が苦手な人ほど、ありがちな言葉で志望動機を埋めてしまいがちです。

「御社の経営理念に惹かれました」や「若手が活躍できる会社だと思いました」といった文面は決して悪くはありませんが、不動産業界以外でも当てはまってしまう言葉でしょう。

就活やインターンシップで不動産業界に本気で飛び込みたいのであれば、他の業界では実現できない自分の願いを込めることが大切です。

そのために有効なのが思い出を綴ることです。

自分の人生を振り返り、不動産業界に興味を持つようになったきっかけを探りましょう。

それを具体的な言葉へと起こしていけば、他の誰にも真似できないあなただけの志望動機が完成し、担当者の心をつかめるようになります。

不動産業界へのインターンのための志望動機、注意点とは

志望動機では自分の意志とじっくりと向き合い、言葉に換えていくことが大切です。

しかし、その一方で正直に書きすぎると採用率が低くなってしまうケースもあります。

NG事項として挙げられるのは給料面についての志望動機です。

確かに不動産業界は本人の能力次第で昇給率が高いといわれていますが、労働条件を志望動機の中心に据えると評価を落としてしまう傾向があります。

給料や休日の多さがモチベーションならば、仮に不景気で会社が苦境に立たされたとき、会社を見捨てるのではないかと経営者を不安にさせてしまうからです。

また、交通の便や勤務地を志望動機に挙げるのも控えましょう。

「転勤の話ができない」と捉えられてしまうからです。

志望動機では仕事内容について書くのが賢明です。

分かりやすい構成を意識

ES等、文章で志望動機を書く場合も、面接等口頭で志望動機を伝える場合も、わかりやすい構成を常に意識してください。

志望動機については、まず志望した理由を簡潔に一言でまとめます

そのあとに詳しくエピソードや自身の人柄に結び付けていくのです。

最初に結論を伝えることで、それ以降のアピールにブレが生じません。

また、志望動機を受け取る側も、あなたの印象が残りやすくなるのです。

その後のエピソードや強みなどはできるだけ一つに絞って丁寧に深堀した内容を伝えましょう。

一つのエピソードに絞ることで、自然と自分らしさをアピールできるのです。

企業研究を怠らない

不動産業界に向けた質の高い志望動機を作成するためには、企業研究にも力を入れましょう。

企業研究を行うことで、自分の軸に基づいた企業の魅力に気付くことができます。

企業のHPを閲覧するだけでも構いません。

とにかく、企業に興味を持つこと、企業の事業について概要的に知っておくことなどが大事なのです。

企業研究を行うことで志望動機の質もぐっと上がりますから、ぜひ自分なりの観点で企業の魅力を探してみてください。

志望動機は名文よりも分かりやすい文を

逆に文章が得意な人ほど、インターンシップの応募や就活でも、長い文章で志望動機を書いてしまいがちです。

ボリュームがあって美しい文章ほど人の心を打つという思い込みがあるからです。

しかし、履歴書とは自分の経歴を書く書類であって、作文とは異なります。

美しい表現にこだわりすぎて論旨がぼやけてしまえば、担当者の印象にも残りにくくなります。

短文で歯切れのいい文体がおすすめです

そして志望動機を書くときはまず、簡潔さを心がけるようにしましょう。

最初に主旨を持ってきて、残りで裏づけをするような構成にすると担当者も読みやすくなります。

結論が後にくればくるほど論旨が曖昧になりますし、最悪の場合、担当者から読み飛ばされてしまう可能性もありえるでしょう。

不動産業界の志望動機に使える例文をご紹介

以下、志望動機の例文を紹介します。不動産業界への思い入れを伝える志望動機では、なるべく印象的なエピソードを盛り込むようにしましょう。

私は小さい頃から不動産業界に憧れがあり、いつか自分も働いてみたいと思うようになりました。

幼い頃、家が引越ししたときに親身になってくれた不動産業者の人が私の憧れだったからです。

また、インターンシップに応募するときは、体験を通じて自分が学びたいことを示しておきましょう。やる気の証明になります。

私はインターンシップを通して不動産業界の仕事の進め方を学び、自分に足りないものを知りたいと感じています。

営業力や法律の知識など、業界で活躍するために必要な基礎を教わりたいと願っています。

志望動機は手抜きにならないこと

就活においては何枚もエントリーシートや履歴書を書くことも珍しくありません。

最初はやる気にあふれていた人も枚数をこなしていくにつれて面倒に感じてしまうこともあるでしょう。

しかし、そんなときでも志望動機の欄は適当に書かないことをおすすめします。

不動産業界のように志望動機が重要視される業界を志望する場合は特に、真剣な言葉で思いを伝えるようにしましょう。 

ハードな就活では一人で戦っていると不安になりがちです。

就職サイトなど、参考にできるものや人に頼りながら就活を充実させるように努力しましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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