企業の人事の方は、想像以上により多くの学生の面接を行います。自己紹介でもありきたりなものにしてしまうと、他の学生と差別化ができずまったく印象に残らないものとなります。
そして自己紹介をする時間は、そんなに長い時間は与えられません。長々せずでもシンプルに伝えることは伝えられるというような、印象に残る自己紹介を作りましょう。
ここでは人事の方に伝わる自己紹介の作り方を紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
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【インターン面接】自己紹介を求められる3つの目的
自己紹介では自分という人間はどういった人なのか、キャラクターを知ってもらうことが目的です。
こんな自分でインターンでも一生懸命働くということを、シンプルで印象に残るような言葉で伝えなければいけません。
インターンシップを行いたいと思っているときは、とくに第一希望の企業に対しては熱も入り、あらゆることを伝えたくなるかもしれません。
しかしすべてを伝えようとすると、与えられた時間内に収めらない可能性が出てきます。自己紹介で話したい内容が多くても、話す内容を絞り話すことが重要です。
そして人事は自己紹介の内容でも、何を聞きたいのかを把握することも大切です。
アイスブレイクのため
初対面の人同士が出会うとき、その緊張をときほぐすための手法になります。あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、このアイスブレイクを上手に使いこなせる人は重宝されます。
皆が緊張していて雰囲気が重いときなど、社会人になってからも仕事のできる方は使いこなしているのです。
アイスブレイクを入れると皆もリラックスすると同時に、その方の存在も大きくなります。
結果人事の方にも印象に残り、面接を突破しやすくなります。
学生のことを知るため
学生がどんな子なのか見たいと、人事の方は思っています。そこから自社のカラーに合う学生なのかジャッジし、インターンに参加してほしい人材か見極めます。
このとき上手に意外性を残せば、こんな子だったのかと印象に残せるでしょう。
おっとり大人しそうな雰囲気で、毎日ジムで2時間トレーニングしているなど良いギャップがあると印象に残ります。
コミュニケーション能力を見るため
自己紹介において、コミュニケーション能力を確認されていることも多いと覚えておきましょう。
面接官の問いかけに対して適切な回答ができるかどうかは非常に注目されています。
もし面接官の問いかけに対してずれた回答をしてしまった場合は、しっかりと話を聞いていない、コミュニケーション能力がない人物だとみなされてしまうことも多いです。
また、臨機応変に落ち着いて対応できるかなども重要視されているため、スムーズに回答し、自分のコミュニケーション能力の高さを積極的にアピールするようにしましょう。
どのような仕事においてもコミュニケーション能力は必要不可欠であるため、アピールすることが重要です。
【インターン面接】自己紹介の基本的な項目
基本的に面接官から自己紹介の時間を30秒や3分などと指定されることが多いですが、稀に指定されないこともあります。
そのような場合は約1分程度を目安に行うことをおすすめします。
所要時間
所要時間に関しては、自己紹介はそこまで長くなく指定されます。
本当は自分をよく知ってもらいたいものですし、あれもこれもと考えていると長くなりがちでしょう。
しかし自己紹介で指定される一般的な所要時間は1分です。この中でより印象に残ることを言いつつ、基本的な名前や学校名、学部を伝えなければいけません。
もっと短いと15秒ということもありますし、長くても指定は2分です。どのパターンで指定されても、元気良く自分を紹介できるように考えておきましょう。
【インターン面接】自己紹介の基本的な項目
自己紹介の基本的な項目には、名前、学校名、学部、趣味、性格面などさまざまあります。中でも15秒など短い自己紹介の場合でも、名前と学校名、学部までは必須です。
ここでは詳しくどのような項目があるのか、1つずつ紹介していきますので参考にしてください。
どの項目も面接でスラスラと話せるように、自分なりにしっかりと考えておきましょう。そして言葉遣いも見られますので、文章にも気をつけながら作っていきましょう。
名前
名前は自己紹介の基本中の基本になります。
必ず伝える項目になりますので、当たり前ですが外さないようにしてください。
中には珍しい苗字など特徴がある方もいるかもしれませんが、自己紹介のときにここでアイスブレイクを入れてアピールしてもいいです。
簡単に且つ印象に残るような由来など、何かうまく伝えられることがあれば一緒に話しましょう。
何もないよりもワンポイント名前について話すと、人事の方の印象にも残りやすいです。
学校名、学部、学科
長い名前の学校名だとその後、学部、学科とくるので、スラスラと話せないかもしれません。
とくにインターンの面接の当日は人事の方を目の前にし、緊張してしまうものです。
面接前からしっかりとスラスラ答えられるように、早口言葉を練習するような感覚で何回も繰り返してみましょう。
こちらもどんなに短い15秒の自己紹介でも、優先的に話す項目となります。
インターン面接】自己紹介のプラス情報
名前と学校についての情報だけでは時間が足りないことが多いです。
その時は以下の中から自分が伝えたいことを選択して伝えることをおすすめします。
どのような項目でも構いませんが、最もあなたが能力を分かりやすくアピールできる経験が何かについて考えると良いでしょう。
あなたが学生時代に何に力を入れてきたのかに焦点を当てて話すことで、より良い印象を与えられるはずです。
学生時代に何をしてきたか
学生時代に何をしてきたかは、自己紹介において非常におすすめの追加情報の1つです。
ゼミやサークル、アルバイトなど、学生時代に何に取り組んだのかを基本的な情報の後に付け加えると良いです。
特に大学で学んだことが志望動機につながっている場合は、それを伝えることで、後ほど志望動機を話す際によりスムーズに理解してもらえます。
回答の内容が一貫していると良い印象を与えられる可能性が高いため、この後に話す志望動機や自己PRなどと内容が矛盾していないか確認するようにしましょう。
部活
何の部活に入っているのかしっかりと伝えましょう。時間があればどのくらいそのスポーツを続けているのかや、これまでの成績も入れていいでしょう。
とくに全国大会などある程度まで行っていれば、1つのことに本気で打ち込める学生だと好印象を残せます。
生半可な気持ちでは上位の大会にはいけないですし、つらいことがあっても乗り切って頑張れる人材と見られます。部長やキャプテンなどをしてきていれば、役職も一緒に伝えるといいでしょう。
趣味
マニアックでもこういったものだというのが伝わるような趣味であれば、そこから話が広がりやすいです。
あまりにも一般の人がわからず、人事の方もそこから話が広げられないようなマニアックな趣味を紹介するのは避けましょう。
意外性があったり、皆とは少し違うものをチョイスすると自己紹介でも印象に残せます。会社での仕事でも活かせそうなものがあれば、その趣味を伝えても好印象でしょう。
休日の使い方
ただ何もしないでボーっとしていることが多いとしても、何かしら考えてみましょう。
何もしていないということは、そのまま伝えてしまうとそこまで印象に残りません。
アクティブなことでもいいですし、家で行うことでもいいです。たとえばマラソン大会を目指して毎週週末はいつもより1時間多く走っているなど、何かあれば伝えてみましょう。
どうしても何も浮かばないときには、自己紹介では使わずに趣味や性格面などを話すようにして工夫しましょう。
性格面
自己紹介では自分を知ってもらうのが目的なので、どんな性格なのか伝えましょう。
性格面では仕事につながるようなことを言ったときに、ほしいと思っていた企業の基準の人材にマッチすれば印象に残ります。営業や接客業を主にする企業であれば、人が好きで人見知りしない性格であることを伝えましょう。
製造関係などであれば、1つことをコツコツじっくりと行い完成させることが好きなどと話せるといいかもしれません。
特技
意外のあるものを伝えられると、趣味と同様ここから話が弾みます。
結果こんな特技があるのだと人事の方にも印象つけることができ、名前も覚えてもらえます。
たとえば、手品ができる、体が柔らかくすごい動きができる、手相を見られますなど、そんな特技があるの?見たい!と思ってもらえるようなものを紹介しましょう。
意外な特技は、集団面接のときなど他の学生にもインパクトを与えられますのでアイスブレイクにもつながります。
今後の抱負
会社でどのように頑張っていきたいのか、どのように貢献していきたいのか今後の抱負も紹介しましょう。
どのくらいやる気のある学生か伝えられますし、抱負とほしいと思っている人材とが一致すると良い印象をつけられます。
苦手なことがあってもどのように克服し、貴社に貢献できるように頑張りたいなど、上手にマイナスとなる自分の部分も抱負の中に付け加え、人事に伝えられるようにしましょう。
チャレンジしたいこと
これから社会人になるので、チャレンジしたいと考えていることもあるのではないでしょうか。こういったことにチャレンジしていきたいというのも、前向きな発言で自己紹介にはピッタリです。
仕事に対してインターンではこのようなことにチャレンジしたいというのをダイレクトに伝えてもいいですし、これからの人生に対してこんなことをチャレンジしていきたいというものを伝えてもいいでしょう。
インパクトがあり人事の方も忘れないような内容になれば、さらに理想的です。
ハマっていること
何か夢中になっていたり、ハマっていたりすることはないでしょうか。手の込んだ料理を作る、マンガ本を読んでその世界に入り込むなどでもいいです。
料理などはいかつい男性という雰囲気の学生の方がハマっていることとして話すと、雰囲気の意外性からどんな料理を作るのかなど聞かれてさらに話が弾みます。
やりすぎずさりげないギャップを上手に取り入れると、自己紹介も印象に残り成功します。
たった1分で!短くシンプルに印象に残る自己紹介の例文を紹介!
実際に自己紹介と言われても、どのように文章を作って伝えればいいのかわからないものですよね。
だいたい1分で話せる文字数は250文字から400文字と言われています。しかし実際に400文字を話すとなると歯や口になってしまい、人事の方は聞き取りづらいでしょう。
ここからは、バージョンごとに自己紹介の例文を紹介していきます。
部活編、休日の過ごし方編、性格面編、今後のチャレンジ編と4つ紹介していきますので、これから自己紹介を作る参考にしてみてください。
部活編
大学××学部から参りました〇〇と申します。
特技は手品で、硬貨が1枚あればいつでも披露できます。
大学時代にはバドミントンに打ち込み、レギュラーで活躍しておりました。
バドミントンは中学校から続けており、これまで毎日の練習を欠かさず行い自分自身を鍛えて参りました。
バドミントンを通して培った継続力や忍耐力には自信があります。
社会人になってからも、この継続力や粘り強さを活かして貢献して参ります。
本日は粘り強さを活かし学んでいきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
休日の過ごし方編
大学××学部から参りました〇〇と申します。
大学では野球部に所属しており、小学校の頃からずっと続けております。
休日も野球の練習をしているか、全国各地の野球場で〇〇(←好きなチーム名)を全力で応援しております。
中止にならない限り〇〇の応援は雨の日でもカッパを着て全力で応援しています。
実は野球を何度かつらく辞めようと思っていたときがあったのですが、仲間や監督に励まされ続けてきました。
野球を通して粘り強く練習することの大切さと仲間の力の大きさを学びました。
野球での経験を活かし粘り強く今後につながるようにインターンに挑みたいと思っていますので、本日はよろしくお願いします。
性格面編
大学××学部から参りました〇〇と申します。
私は困っている人を見ると放っておけない性格で、学生時代にも積極的にボランティア活動にも参加してきました。
大学で募集されているボランティア活動だけでなく、自分でもホームページなどを探して参加しております。
主に老人ホームなどに行って買い物のお手伝いやお話し相手をしています。
お年寄りの中には心を閉ざしている方もいるのですが、一緒に話すうちに打ち解けて笑顔になってくれたときに、コミュニケーションを取る大切や人の役に立てるやりがいを感じました。
今回のインターンシップでも積極的に人と関わり学び少しでも役に立てるよう頑張りますので、本日はよろしくお願いします。
今後のチャレンジ編
大学××学部から参りました〇〇と申します。
私は今では英語が大好きなのですが、昔は苦手だったため学生時代に克服できるようにチャレンジしてきました。
まず英検1級とTOIEC800点を目標に掲げ、ひたすら文法やリスニング、単語を覚えるようにしました。
自分だけの勉強では足りないと感じたので、噂なども聞いて本格的に英語を学べる教室にも通い、塾の代は高校生でアルバイトもできる年齢だったので自分で稼いで学びました。
大学生になってからは長期休みを利用し、海外にも1人でチャレンジし行って英語にも触れてきました。
無事目標であった英検1級もTOIECも800点以上達成し、さらなるチャレンジとして、社会人になってからは海外へ行きグローバルに活躍できるように頑張ります。
本日はこの向上心を活かして今後へつなげられるように学んでいきたいと思いますので、よろしくお願いします。
【インターン面接】自己紹介でいい印象を与えるコツ
相手に与える印象はインターンの面接でも非常に重要です。
面接に限らず人はこの人はどういう人間なのだろうと思ったときに、まずは第一印象で決めてしまいます。
じっくりと時間があればその後、もっと新しい良さを発見できるようにはなります。
しかしインターンの面接では限られた時間しかありません。この中でいかに好印象で、ぜひ自社へインターンしに来てほしいと思わせるかが落選しない秘訣になります。
明るい雰囲気で話す
自己紹介はインターンの面接のでも始めに話す内容になります。
どの面接でも、まずは自己紹介から始まり次の質問に答えていくようになります。
だからこそ、自己紹介の話す内容だけでなく第一印象も良くしておく必要があるのです。
自分が人事の方だったらどんなに良いことを言っていても、第一印象が暗く怖い雰囲気だったらどうでしょうか。
なんとなく一緒に働くことを想定したとき、悩んでしまうのではないでしょうか。話すときのトーン、明るさ、笑顔は非常に重要な役割を果たします。
そして猫背にならないように姿勢良く、しっかりと人事の方の話を聞き、目を見て相づちを打ちます。姿勢に関してはある程度腹筋と背筋も使いますので、面接のときまでに鍛えておきましょう。
服装に気を付ける
基本的にはスーツでの面接になることがほとんどです。
しっかりとアイロンをかけ、襟元なども立てて美しい状態で面接に臨みましょう。
スーツの色は黒やネイビー、グレー系が良く、あまり派手なものは避けましょう。
中にはスーツではなく私服でもOKとなっているインターン面接もありますが、それでもくだけすぎない格好で行くようにします。
黒やグレーでなくても、全身赤やピンクだらけなど場違いな格好は止めましょう。
男性はブレザーやコットンのジャケットで、女性も上にジャケットを羽織るようにするとベストです。
男性が靴下を選ぶときには、スーツに近い色を選びます。
ほかには携帯電話で時間をチェックするのではなく腕には時計をし、靴もしっかりと磨いたものを履いていきましょう。
正しい言葉遣いをする
話す内容も見ていますが、しっかりと敬語が使えるかどうかも見られています。その場に合った言葉遣いをするためにも、尊敬語、謙譲語、丁寧語を今一度見直しましょう。
なんとなくで使っている言葉が、実は間違った使い方だったということもあります。
面接では緊張するものですし、丁寧に伝えようと思っているうちに敬語が何回も重なってしまい、二重敬語になってしまうケースもあります。
知らない間に緊張からもなってしまうので、自己紹介はしっかりと暗記し多少あがってしまっても話せるように練習しておきましょう。
時間に気を付ける
自己紹介の時間は志望動機や長所を話すよりも、短い時間に設定されている場合がほとんどです。
だいたいが1分としている企業が多く、2分、15秒などもあります。15秒のときは名前や学校名と一言話すと終わりになってしまいます。
短い時間の一言でももし言えれば、インパクトを残せるような内容を伝えられるようすると、他のライバルの学生に差をつけられるでしょう。
後は自分で1分と思っていても30秒から40秒くらいで話終わってしまう場合もありますので、自分の話すスピードと1分の長さがどのくらいなのか、ストップウォッチなどで測りながら練習してみましょう。
早口でも相手に何を話しているのか伝わらないので、ゆっくり気味で聞き取りやすい話し方ができるように心がけるといいです。
はきはき話す
せっかくいい内容の自己紹介を一生懸命話していても、何を話しているのかわからないと伝わりません。
大声で話す必要はありませんが、少し大きめで聞き取りやすい話し方をするように心がけましょう。聞き取れなかったのでもう一度お願いしますなどと言われないような声で、ハキハキと滑舌良く話しましょう。
地方から別の土地でインターンを希望し話すときにも、なまりや方言が強いと何を言っているのかわかりません。イントネーションは仕方なくても、できるかぎり聞き取りやすい言葉を意識します。
声はお腹から出し、人事の方の皆に聞こえるように話すことを意識すれば完璧です。
【インターン面接】自己紹介での注意点
続いて、自己紹介をする際の注意点についても紹介します。
以下の2点について理解した上で自己紹介を行うことで、マイナスな印象を与えないような回答をしましょう。就活やインターンシップの選考は総合点で判断されるため、いくら他の部分で良い印象を与えていたとしても、マイナスな印象を与えてしまうと総合的な評価が下がってしまいます。
ぜひ以下の2点を踏まえた上で自己紹介を行ってください。
自己紹介と自己PRの違いを理解する
自己紹介と自己PRの違いは必ず理解しておきましょう。
自己紹介は面接官に自分の基本的な情報を知ってもらうことが主な目的です。
名前や学年、専攻、興味や趣味などを簡潔に述べ、自己紹介を通じて自分がどのような人物であるかを伝えることを目的としています。
一方、自己PRは自分の強みやスキルをアピールし、企業に対して自分を採用するメリットを示すことが目的です。
自己紹介と自己PRを混同してしまい、自分の強みをひたすら羅列してしまうと、面接官に対して「自己紹介の目的を理解していない」という印象を与えてしまう可能性があります。
自己紹介は自己PRと異なる目的を持っていることを理解し、面接官に対して自分の基本的な情報を分かりやすく伝えることに重点を置きましょう。
原稿の丸暗記はしない
原稿の丸暗記をしてしまうと棒読みになりやすく、自分の言葉で話している感覚が薄れてしまいます。
そして、万が一暗記した内容を忘れてしまった場合、パニックに陥り、冷静に対応できなくなる可能性も高いです。
したがって、話の流れや主要なキーワードを覚えておき、自分の言葉で自然に話すことを心がけましょう。
自己紹介は自分の個性や人間性を面接官に伝える絶好の機会です。
自然な話し方を心がけることで、自分の魅力をより分かりやすく伝えられます。
また、暗記せずに対応することで、面接官からの質問にもより柔軟に回答できるようになり、より良いコミュニケーションができます。
確かに、面接はあなたの魅力をアピールする場ではありますが、一方的にこちらの意見をぶつける場ではありません。
良いコミュニケーションを取り、人柄の面でも良い印象を持ってもらえるようにしましょう。
【インターン面接】自己紹介で話す内容がないときは?
自己紹介で話す内容がどうしても思いつかないという人も少なくないでしょう。
そのような場合は、自分の過去の経験や、一時期ハマっていたことなどを見つめ直すことが重要です。
自己紹介の内容がどうしても薄いと感じてしまう場合、自分がこれまでに経験したことや特に力を入れてきたことについて振り返ってみましょう。
例えば部活動やサークルの活動、アルバイトや趣味、特技など、自分の特徴を表す出来事を色々と検討することが重要です。
また、その経験を通じて学んだことや感じたことを整理し、自分の言葉で伝える準備をしておくと良いでしょう。
過去の経験を掘り下げて考えることで、自己紹介の内容に深みが生まれ、面接官に対してより印象的な自己紹介ができるようになります。
自分を見つめ直して、自分の特徴をしっかりと伝えられるように準備を進めましょう。
【インターン面接】緊張しがちな人へのアドバイス
続いて、緊張しがちな人へのアドバイスも紹介します。
いくら対策を行って、質の良い回答を準備したとしても、どうしても緊張してしまう人も多いでしょう。
そんな時は以下の3つの対策を行うことで、本番も比較的緊張せずに済みます。
もちろん、100%緊張を緩和することはできないかもしれませんが、以下の3つの対策のいずれか1つでも良いので、取り組んでみてください。
緊張していることを素直に伝える
面接において、緊張していることを隠す必要は全くありません。インターンの面接において緊張してしまうことは珍しくないからです。
緊張してパニックになってしまった場合でも、コミュニケーションをやめることだけは避けましょう。
緊張していることを素直に伝えることで、面接官から時間をもらえたり、理解した上で話をじっくり聞いてくれたりします。
多少、話に詰まってしまったとしても「すみません、少し緊張しておりまして」と伝えるだけで、面接官は理解し、対応してくれることが多いです。
緊張を感じることは自然なことであり、それを素直に認めることで自己管理能力やストレス耐性能力を示すことにもつながります。
緊張していることを素直に伝えることで、よりリラックスした状態で面接に臨むことができるでしょう。
練習をしておこう
インターン面接の緊張を軽減させるためには、事前に複数回練習しておくことが最も重要です。頭の中で練習するだけでなく、実際に声に出して練習するようにしましょう。
友人や家族に面接官役をお願いし、模擬面接を何度も行うことで、実際の面接に近い状況で練習ができます。
これにより、緊張を感じた時にどのように対応するかを事前にシミュレートでき、面接本番でのパフォーマンスを向上させられます。
また、練習を重ねることで自分の話し方や表現方法を改善し、より自信を持って自己紹介ができます。
十分な準備と練習を通じて緊張を和らげ、より自然で分かりやすい自己紹介をするようにしましょう。
エージェントを利用しよう
就活エージェントを利用することは、就活を進める上で最も抜本的かつ効果的な対策の1つです。
就活のプロが面接練習だけでなく、ESの添削やおすすめ企業の紹介など、就活生の痒いところに手が届くサポートをしてくれるからです。
また、ほとんどの就活エージェントは無料で利用でき、アルバイトする余裕がない方にもおすすめできます。
ジョブコミットは面接練習やESの添削はもちろんのこと、優良企業の紹介や一次面接免除など、就活にとって有利な募集を紹介してくれることもあります。
面接練習はもちろんのこと、様々なサポートを行ってくれるため、気になる方はぜひ以下のリンクから登録してみてください。
【インターン面接】まとめ
どんな人なのかというのを人と差をつけて自己紹介ができると、より人事の方にも印象が残ります。
皆と同じような内容ではなく、違う視点で見ているような内容やシンプルに伝わる自己紹介をいくつも作ってみましょう。
そしてその中からこれからインターンをしたい企業で求めている人物の像に合うものを選び、自分という人間を知ってもらいましょう。
自己PRではないので、自分という人間の特徴を話し知ってもらうような文章を心がけましょう。
こちらの記事ではインターンシップの面接について詳しく解説しています。
面接は本番でうまく立ち振る舞うことはもちろんのこと、準備が成功を大きく左右するため、ぜひ参考にしてみてください。
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