長期インターンでは就活と同様、採用のための選考があります。
基準に満たなければインターンとは言えども落とされる可能性もあります。
長期インターンの採用の確率を高めるためには、志望動機が大切です。
本記事では、長期インターンで受かる志望動機の作成のポイントや例文をご紹介します。
長期インターンにぜったい受かりたい方にとっては参考になる内容なので、ぜひご一読ください。
長期インターンでは志望動機が重要
長期インターンでは、企業は「なぜうちなのか?」という志望動機の部分を強く知りたがります。
長期インターンの場合、社員と同じような業務をインターン生にも経験させるケースが多いため、熱意を重視する企業が多いのです。
お金を稼ぎたいなら何でも良いとも囚われかねない理由だと、責任ある仕事を任せていいか不安に感じてしまいますよね。
この熱意の部分を志望動機を通してチェックしているのです。
もちろん業務経験やスキルを保有していた方が望ましいのは事実ですが、経験やスキルを望むなら中途社員を募集すれば良いわけです。
中途採用を行わずインターンに頼るのは、若者ならではの熱意を見せてほしい証です。
【長期インターンの志望動機】企業が志望動機を聞く理由
企業が長期インターンの応募者に聞くのは、志望動機を通して学生の人間性や志望度の高さを見ているからです。
長期インターンへの参加者は、短期インターンと比べれば少ないですが、少ない定員に対し、多くの学生が応募してきます。
そのため、志望動機を聞くことで、自社に合う学生を選別しているのです。
質問される意図を理解しておくことで、面接官に刺さる志望動機を作成することが出来るので確認していきましょう。
志望動機が聞かれる理由を3つにまとめたので解説していきます。
以下の順番で解説していきます。
- 学生の熱意を見たい
- 企業への興味・関心を伝える
- ミスマッチを防ぎたい
学生の熱意を見たい
企業の採用担当者は学生の熱意を見て、長期インターンを通して成長できる人材か・さまざまな業務に主体的に取り組める人材かどうかを判断します。
なかには長期インターンから正社員への採用を目的としている企業もあるため、意欲的でモチベーションの高さが感じられる学生に、好意的な印象を抱くことが多いです。
学生の間に取り組んだ長期インターンでの活動実績を通して、良い結果を残した学生には、そのまま正社員として内定を出すケースもあるでしょう。
企業への興味・関心を伝える
企業の採用担当者は、自社への興味・関心があるかどうかを見ることで志望度の高さを見ています。
企業は当然、志望度の高い学生を採用したいと考えています。
また、長期インターンでは、現場の社員の方と一緒に、仕事に取り組みます。
ですので、興味・関心が無ければ、モチベーションを高く維持して働くのが困難になってしまいます。
モチベーションを高く維持することで、たとえ、仕事をする中で、壁にぶつかっても挫けることなく、結果を出すことができます。
ミスマッチを防ぎたい
採用したあとに企業と学生の間でミスマッチが起こると、時間やコストをかけて採用し、教育したインターン生が辞めてしまうリスクもあります。
たとえモチベーションがあったとしても、メンバーとうまくいかない・はじめに想像していた雰囲気と異なる、などといった理由で辞めてしまうと、企業と学生の双方にとって好ましくない体験となってしまうでしょう。
そのため、採用担当者は自社の社風や考え方にマッチしていて、仕事内容などについて理解している学生を選びたいと考えているのです。
すでにインターン生を抱えている企業の場合には、社員だけでなく、周りの学生との相性なども加味して判断することも多いでしょう。
【長期インターンの志望動機】志望動機を答える際のポイント
長期インターンにおいて重要な志望動機。
内容を考える際は細心の注意を払わなくてはいけません。
志望動機の答え方のポイントを5つご紹介します。
以下の順番で解説していきます。
- 長期インターンに参加する目的を明確にする
- 何をしたいのか伝える
- 学びたいことを伝える
- 応募先に合った志望動機にする
- その企業の求める人物像に沿った人材である点をアピール
長期インターンに参加する目的を明確にする
なぜ長期インターンに参加するのかという目的を明確に説明できるよう、準備しましょう。
企業側としては、同じく賃金が発生するアルバイトではなく、どうして長期インターンを選択したのか気になるところです。
インターンシップに参加してくれること自体は企業にとって喜ばしいことなので、ここで納得できる理由を説明できれば採用にぐっと近づきます。
「長期インターンの方が実務を経験できるのでスキルアップに役立つと思った」「貴社の業務には常日頃から興味を持っていたので、インターンでどのような仕事なのか実際に確かめたいと思った」など自発性が伝わる内容を心がけてください。
「長期インターンの方が時給が高いから」「友達に誘われたから」など、待遇面に触れたり受動的だったりする内容はできる限り避けるようにしましょう。
熱い想いが伝わる、納得いく理由を考えてください。
何をしたいか伝える
長期インターンではどのような業務を経験したいのか、具体的に記載しましょう。
やりたい仕事が曖昧だと、企業側も採用後どのような業務を任せばよいのか困ってしまいます。
またやりたいことが明確でないのにインターに応募するなんて、「本当にうちの仕事に興味があるのか?」と訝しがられてしまいます。
その結果、落選する可能性が高くなるでしょう。
よくあるのが「ビジネススキルをつけたい」という理由を記載する学生です。
ビジネススキルを身につけたいという理由は、全く具体的ではありません。
ビジネススキルといっても、コミュニケーション力やロジカルシンキングなど様々なスキルがあります。
うまくアピールするために、営業やマーケティングなど、やりたい業務を具体的に伝える必要があります。
学びたいことを伝える
次に、長期インターンで学びたいことを書くようにしましょう。
学びたいことが不明だと、面接官に、「この人は活躍できなさそう」「うちじゃなくてもいいんじゃないか」といったマイナスな印象を与えてしまいます。
逆に、学びたいことが書いてあれば、入社後のビジョンや参加目的が明確になるので、好印象を与えることができます。
上記の見出しの「何をしたいのか伝える」で解説したやりたい業務に関連する内容で学びたいことを書くのがおすすめです。
応募先企業に合った志望動機にする
なぜその企業なのかわかる志望動機を作成しましょう。
長期インターンを行う企業が増えている中、なぜうちに来たのかという点を企業は知りたがっています。
この点をうまく説明できない人は企業への熱意がないと思われ不採用となる可能性が高まります。
長期インターンを最低3ヶ月以上勤務することなので即戦力とまでは言わないまでも学生でも戦力になってほしいと考えています。
志望理由の強さを確認することで力を発揮してくれるのか、長い間働いてくれそうなのか、という点を確認しています。
他の企業ではなくその企業を選んだ理由が明確になるように志望動機を作成する必要があるのです。
その企業の求める人物像に沿った人材である点をアピール
自分がやりたいことだけでなく、応募する企業の求める人物像を意識して志望動機を作成すると採用される確率が高まります。
インターンシップに生かせそうな経験やスキルを保有しているならば、志望動機の中、合わせて伝えるのです。
例えば、営業のインターンであればカフェのアルバイトを長くやっていて人と話すのに抵抗がない点や、プログラミングのインターンなら自主的にプログラミングの勉強をしていて簡単なアプリも作ったことがあるなどが考えられます。
企業側もサービスでインターンを開催しているわけではないですから、学生とはいえど企業に貢献してもらいたいと考えています。
企業の求める人物像を意識した回答をすれば、「この子は活躍してくれそうだな」と期待を抱いてもらえるでしょう。
に自分を採用するメリットを伝えることは効果的なのです。
【長期インターンの志望動機】志望動機の注意点
長期インターンの志望動機における注意点を3つご紹介します。
ざっとネットで調べれば手に入るような表面的な動機を述べたり、長期インターンをやりたい理由がぼんやりしていたりすると、企業側に刺さらず「ちょっと違うな」と思われてしまう可能性もあります。
なんのために長期インターンが募集されているのかを考え、企業側のメリットを意識して話すことで、あなたを採用するメリットについて伝えましょう。
多くの学生の中から選んでもらえるよう、あなたらしい魅力的な志望動機を考えてください。
以下の順番で解説していきます。
- 受け身の姿勢である
- 内容が浅い
- 要求ばかりを述べる
受け身の姿勢である
長期インターンでは、積極的かつ自主的に行動することが求められるため「勉強させてもらいたい」「経験を積ませてもらいたい」といった、受け身の姿勢で志望動機を話すと、マイナスイメージをもたれてしまいます。
「長期インターンを通して、自分の目標や叶えたい夢に向かって行動していきたい」という意思を伝えられれば、企業側もさまざまな経験をさせてくれるはずです。
与えられた業務を淡々とこなすのではなく、自ら考え積極的に取り組む姿勢を見せましょう。
内容が浅い
また、長く話していても内容が浅いと印象には残りません。
気をつけるべきは、どの企業にも使える志望動機を使い回して「熱意がない」と思われてしまうことです。
事前に企業研究を十分に行うことで「よく調べてきてくれた、熱意のある学生だ」と判断してもらえます。
企業が特に大切にしている考えや、他社との違いを交えることで、時間を使ってしっかりと考えたことが伝わります。
しかし、内容を詰めたとしても覚えてきた文章をそのまま読むだけでは「感情がなく、内容が浅い」と思われてしまうこともあるため、注意が必要です。
要求ばかりを述べる
「こんな業務がしたい」「こんな働き方をさせてほしい」などといった、要求ばかりを述べた志望動機にも注意しましょう。
もちろん、目標やビジョンを話すことは大切ですが、一方的な要求だけでなく「あなたがどう貢献できるか」という企業にとっての利益やメリットを提示できるようにしておきましょう。
インターンは、想像しているような楽しい仕事ばかりではありません。
一見地味で誰にでもできる仕事を任されることもありますが「どの業務を担当しても真剣に取り組める」という姿勢を見せることが大切です。
【長期インターンの志望動機】志望動機の最強の構成
しっかりと準備してきたことを伝えるには、志望動機を迷わず答えることが大切です。
はじめにインターンの志望動機を簡潔に述べること、そしてほかの企業と差別化するために、なぜその企業のインターンを選んだのかについて話してください。
企業にとってあなたを採用することにどんなメリットがあるか、自分の魅力をアピールすることで、最終的にあなたが企業にどう貢献できるかを伝えましょう。
志望動機における最強の構成を4つの要素に分けてご紹介していきます。
以下の順番で解説していきます。
- 結論:インターンの志望理由
- 理由:なぜその企業が良いのか
- 具体例:あなたをアピールできるエピソード
- 結論:あなたが企業にどう貢献できるか
結論:インターンの志望理由
まずは、あなたが長期インターンを志望する理由について、端的に述べましょう。
採用してほしいという強い思いやエピソードがある場合も、先に結論から述べることで自分の意思を伝えられ、聞き手側もこれから何について述べるのかを理解しやすくなります。
アルバイトではなく、あえて長期インターンを希望するということは、特別な理由があるはずなので、その理由を述べることが大切です。
漠然とした考えを話すのではなく、1つ軸を定めて話すと、好印象をもたれやすくなります。
理由:なぜその企業が良いのか
次に、あなたがなぜその企業のインターンに取り組みたいのかを述べましょう。
ほかにも同じような経験ができる企業もある中で「なぜこの企業を選んだのか」という点を明確に話してください。
その企業独自の取り組みや、考え方などの指針に触れると、事前に調べて準備してきたことがわかります。
差別化するために、この企業でないとできないこと、この企業だからこそできる経験や目指せることを話すと、魅力的な志望動機になります。
具体例:あなたをアピールできるエピソード
志望動機をもとに、あなたがその企業にアピールできる魅力について、具体的なエピソードを用いて話しましょう。
学生生活で取り組んできたことや、アルバイトでの経験など、インターンに活かせる自分の経験を述べることで、企業側も学生にどんな活躍が見込めるのかをイメージできます。
「これまで特出するような経験をしていない」という場合はそれを逆手に取って「どんなことにも積極的に挑戦してみたい」という軸で話すのも良いでしょう。
結論:あなたが企業にどう貢献できるか
最後に、仕事への熱意、あなたが企業にどう貢献できるかという意思を伝えましょう。
社会人の経験がない学生は、スキルにほとんど大きな違いはありません。
目標やビジョンを論理的に説明することも大切ですが、同時に強い意欲や熱意を表明することも大切です。
強い気持ちや積極的に取り組む姿勢が見えると、一緒に働きたいと思ってもらえます。
再度志望動機としての結論をまとめ、冒頭に述べた理由に帰結することで説得力が増し、印象を強く残せます。
【長期インターンの志望動機】選考で使える志望動機のテーマ5選
この見出しでは、長期インターンだけでなく、短期インターンの選考でも使える志望動機テーマを紹介していきます。
テーマの解説と簡単な例文が書かれているので、志望動機がどうしても思いつかないという方は参考にしてみてください。
これから紹介するテーマを使う場合は、もう一度、企業研究を念入りに行ってから志望動機を作成することを心がけましょう。
以下の順番で解説していきます。
- 事業内容に魅力を感じた
- 企業のビジョンに共感した
- 社長を尊敬している
- 社風が自分と合っている
- 成長できる環境がある
事業内容に魅力を感じた
「企業が取り組む事業内容に関心があり、インターンに参加し、働くことに強く惹かれる」といった内容の志望動機は一番王道です。
志望動機を考えると、どうしても、企業の立ち位置やステータス、華々しい功績を語ってしまいがちです。
ですが、事業内容まで深く調査したうえで語られる志望動機は説得力があります。
上記のように志望動機に事業内容を盛り込むことで、説得力が上がります。
企業のビジョンに魅力を感じた
志望動機を作成するにあたって、「企業理念に共感した」というテーマもよく使われます。
企業理念には、会社の成り立ちや、創業者の思い、経営方針などが記載されています。
これに共感したということは、学生自身の考え方や価値観が、志望先企業とマッチしているというアピールに繋がるでしょう。
特に、ベンチャー企業は、ビジョンへの想いがほかの他の企業よりも強いので、志望動機として書いても刺さる可能性があります。
経営理念は抽象的なことが多いので、自分なりに企業が言わんとしていることを考え、伝えるのもいいでしょう。
社長を尊敬している
次に「社長を尊敬している」も志望動機として使うことができます。
これも、ベンチャー企業に効果的です。
社員が少ないベンチャー企業では社長の想いや価値観が、そのままその会社の魅力に直結するからです。
そんなベンチャー企業のHPを見て、社長インタビューや社長に関する記載を参考に「社長に対する尊敬」というテーマで志望動機を書きましょう。
上記のように書きましょう。
社風が自分と合っている
社風が自分と合っていることや魅力を感じるという理由も志望動機によく使われます。
社風を意識しているということは、入社してからの働き方を具体的に考えているということなので、志望度の高さをアピールすることもできます。
ただし、社風を志望動機のテーマとして使うのであれば、事業内容も把握しておきましょう。
企業理念や沿革から社風を判断するだけでは、志望動機について深掘りをされたときに、適切に回答できない可能性があります。
上記のように書きましょう。
成長できる環境がある
長期インターン先に、成長できる環境が整っているという志望理由もおすすめです。
「社会人としてのマナーを身に着けたいと考えている」や「貴社でのインターンを通じて、マーケティングスキルを身に着けたい」と考えており、長期インターンを自分が成長できる場として考えている姿勢は面接官に好印象を与えることが出来ます。
上記のように書きましょう。
【長期インターンの志望動機】志望動機例文
ここでは、長期インターンの志望動機の例文を職能別で紹介していきます。
これまで解説してきたことと照らし合わせながら見ていきましょう。
自分で書く際には、先述した「志望動機の最強の構成」を参考に作成してみてください。
以下の順番で解説していきます。
- 営業
- エンジニア
- マーケティング
- 企画
- 編集・ライター
- コンサルタント
営業
子供の頃から貴社の製品を使い続けており、とても愛着を持っているため商品の売り込みに携わりたいなと考えています。
大学時代の飲食店のアルバイトでお客様から「君の接客は気持ち良い」と言っていただいたこともあるので、コミュニケーション力は高い方だと自負しております。
アルバイトで培ったコミュニケーション力を活かし、貴社に貢献していけたらと考えています。
エンジニア
貴社は社員が少ない中、様々な事業を展開していると聞いています。
そのようなスピード感ある環境で働くことで、自身のスキルアップにつながるだろうと考えております。
私は、独学で JavaやJavaScript を1年間ほど学んできました。
プログラミング経験を活かし、貴社のメンバーとして1日も早く貢献したいです。
マーケティング
大学では経営学部に所属し、効率的な経営手法を学んできました。
貴社は徹底したコスト削減意識を持ち、より高い利益率を目指していることを拝見しました。
大学時代に学んだスキルを活かせるかなと思い、応募しました。
マーケティングに関しても常日頃から独学で勉強してるので、基本的な用語の意味は理解しています。
私のもつ知識を貴社の業務の発展に活かしたい所存です。
企画
私は、普段から様々な課題に対して、ただ世の中で起きている課題として見るのではなく、どうしたら解決に向かうのかを考えながら生活しています。
企画職のインターンに興味を持ったのは、実際に現場ではどのようなプロセスで課題解決をしているのかを知り、経験を積みたいと考えたからです。
企画職を担う上で、お客様の理解や、事業の正しい認識は重要だと考えているので、その点を疎かにせず、業務に取り組んでいきたいと考えています。
編集・ライター
私自身、幼少期から読書が好きで文章に数多く触れてきました。
その趣味は今でも続いており、週に2、3冊程本を読んだり、Webメディアなどにも目を通しています。
本インターンに参加することでライターとしての経験を積み、入社後は、読んだ人をファンにできるような文章を書けるようになりたいと考えています。
コンサルタント
コンサルティング職に興味を持ったのは、大学のゼミで、コンサルタントと似た経験をしたのがきっかけです。
入社後は、クライアントの課題を解決するために、1つの視点からではなく、複数の視点から物事を考え、より良い解決策を提案したいと考えています。
また、課題を解決するスキルやプロセスを理解し、会社に貢献していきたいと考えています。
【長期インターンの志望動機】志望動機NG例文
長期インターンで、皆さんがやりがちな NG 志望動機の例をご紹介します。
紹介する事例に共通するのは、全て独りよがりの志望動機になってしまっていることです。
熱意をアピールするのも重要ですが、採用するのは企業ですから、企業側のメリットも伝える必要があるのです。
その点を意識して、NG事例をチェックしてみてください。
- ①自分の理想ばかり述べる
- ②やりたいことが弱い
- ③企業への理解が薄い
①自分の理想ばかり述べる
①NGポイント
やりたい業務のことのみ言及して、それ以外の仕事には目が向いていないパターンです。
上記のような書き方をしてしまうとマーケティング以外に興味がないんだなと思われてしまいます。
仕事ですから、華々しく見える業務だけでなく地道でコツコツした作業をこなさなければいけない場面も少なくありません。
自分の理想ばかり述べる志望動機を作成してしまうと、地道な作業に耐える忍耐力はないのかなと捉えられてしまいます。
会社で働く具体的なイメージが出来てないのだろうと考えられ、落選する可能性が高まるのです。
②やりたいことが弱い
現段階ではIT 業界に必要となるプログラミングスキルを持っておらず、IT業界の仕事の具体像が想像できません。
貴社でインターンを経験しプログラミングスキルを身につけるとともに、IT業界の仕事のイメージがつけたらなと思い応募させていただきました。
②NGポイント
上記の例は、やりたいことが弱いパターンです。
「IT 業界に進むためにプログラミングスキルを学べる企業に応募した」だけでは、なぜその企業を選んだのか伝わりません。
プログラミングスキルを学ぶだけなら、IT業界の別の企業でも問題ないわけです。
同じIT 業界の企業でも、事業内容や注力する分野が異なりますので、そういった内容にも触れながら作成しましょう。
また、プログラミングスキルと言ってもさまざまな言語がありますし、扱う言語によって作ることができる対象も異なります。
どんな言語を学び、将来的にはどのようなものを作れるようになりたいのかに関しても言及すると具体性が高まるでしょう。
③企業への理解が薄い
大学で学んだ知識を活かし、インフラ業界が抱える様々な問題の解決に寄与したいです。
インフラ業界の企業に身を置き、ビジネススキルを培っていければ幸いです。
③NGポイント
上記の例ではインフラ業界で学びたいということは伝わるのですが、なぜ他社ではなくこの会社を選んだのかが伝わりません。
インフラ業界の企業であればどの企業でも良いと捉えられてしまいます。
先ほども述べたように長期インターンで採用されるためにはその企業に対する熱意をアピールすることが重要です。
企業のホームページやプレスリリースを読み込み、事業内容を十分理解し経営理念やビジョンへの共感を示すと効果的です。
まとめ
長期インターンの志望動機の作成方法などを紹介してきました。
インターンとはいえ長期インターンでは実際の社員と同様の業務に携わるので、企業側も本気で採用活動に取り組みます。
就職活動と同様、志望動機を作りこまないと、落選する可能性も十分にあります。
なぜ長期インターンに参加するのか・やりたい業務は何なのか、その2点を明確にし、求める人物像も意識して応募先の企業に即した志望動機を作成する必要があります。
この記事で学んだ内容を実践して、長期インターンに採用されましょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート