【26卒】4月からの就活は遅い?4月にすべきこととスケジュールを徹底解説!

【26卒】4月からの就活は遅い?4月にすべきこととスケジュールを徹底解説!

「大学4年生の4月はどう過ごすのがいい?」

「大学4年生の4月から就活を始めるのは遅い?」

上記のように大学4年生の4月を目前に控え、どのように就活に備えるべきか迷っている学生は多いでしょう。大学4年生の4月は、効率よく様々な選考対策を重ねていくことが内定獲得のコツとなります。

そこで本記事では、大学4年生の4月にするべき就活対策を解説します。就活対策は早めにしておくことで、余裕を持ったスケジュールで進められます。

さらに、自分の価値観に合った企業にエントリーできるでしょう。就活対策はやるべきことが多く存在します。一朝一夕で終わるものではないため、何から始めるべきか理解しておきましょう。

大学4年生の4月から就活を始めたい学生は、ぜひ参考にしてください。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)

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(就活市場監修者)

大学4年生の4月は、すでに多くの企業が選考の真っ最中であり、この記事を読んでいる就活生の方の中にも「複数の企業の選考を同時に進めている」という方は少なくないでしょう。就活スケジュールがカツカツになりがちな4月の就活のポイントは、効率よく選考対策を進めていくことです。この記事を読んで、自分の4月の就活スケジュールに余裕を持たせていきましょう。

大学4年生の4月から就活するのは遅い?

大学4年生の4月から就活を始めるのは、遅いと言えます。

大学4年生の4月から就活を始めるのが遅い理由
  • 4月の時点ですでに多くの企業が説明会、選考を進めている
  • 応募締め切りが過ぎている企業も少なくない

大きな理由は、4月の時点で企業説明会や選考が進んでいる企業があるからです。4月に入ってから就活対策を始めると、対応が後手に回ります。最悪の場合、志望する企業の応募締切が過ぎてしまい、エントリーできずに終わる可能性があります。

志望企業にエントリーできない状況は、メンタルに悪影響を与えるでしょう。

しかし、すべての企業が選考を終了しているわけではありません。4月以降も選考を継続する企業もあるため、チャンスはあります。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)

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(就活市場監修者)

4月になった段階で内定を獲得している就活生がいます。早くから活動している就活生と比較し、焦る気持ちが生まれるでしょう。しかし、すべての企業の採用が終わるわけではなく、4月以降も募集を続ける企業もあるので安心してください。

何もしてなくてもまだ間に合う

4月からの就活は確かに遅れていますが、実際のところ、何もしていない状態でもまだ間に合います。そのため、「早く就活を始めなきゃ」と感じた時点で、すぐに行動を起こしましょう。

現状何もしていない状態でも間に合う理由は、4月からでもエントリーできる企業はまだ残されているからです。

急ピッチで自己分析や業界研究などを行ったうえで就活軸を設定し、企業選びを行えば、エントリー締め切り前に滑り込むことはできるでしょう。そのうえで効率よく選考対策を実践すれば、4月からでも、5月~6月頃には内定をもらうことは可能です。

そのため、4月から就活を急いで始める場合は、計画的に行動を起こしていくことが大切です。

準備における効率の良さも重要であるため、必要に応じて、就活エージェントなどの支援サービスも積極的に活用していきましょう。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)

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就職みらい研究所の調査によると、2022年の4月1日に内定を獲得していた就活生の割合は38.1%です。さらに、2023年4月1日では48.4%と上昇傾向にあります。過去のデータを振り返ると約半数の就活生が内定を獲得しているため、内定を持っていない就活生にとって焦りの原因になるでしょう。しかし、すべての就活生が就職を終えているわけではありません。4月は周囲の状況に慌てることなく、冷静に対応していきましょう。

就活における4月の位置づけ

26卒の就活スケジュール_4月

就活における4月の位置づけは、以下のようになります。

就活における4月の位置づけ
  • 多くの学生が選考を体験している
  • 募集を終了する企業が増加
  • 選考が進む
  • 4月の内定率は約6割

就活は、時期によってやるべき行動が大きく変わります。そのため4月にはどういった活動するべきなのか、きちんと理解しておきましょう。自分がやるべきことが明確になり、行動しやすくなります。

多くの学生が選考を体験している

就活における4月は、多くの学生が選考を体験している時期です。3月になると採用を開始する企業が現れます。学生によっては3月中に書類選考を突破し、4月には面接を経験しているでしょう。

選考に参加している学生は、3月以前から就活対策を始めています。

たとえば、自己分析や企業研究、インターンシップへの参加などです。自分が今から経験していく内容をすでに経験し終えている可能性があります。就活は自分の立ち位置を正確に把握することが重要です。自分のやるべき行動が見えてくるからです。

就活における4月は、多くの学生が選考に参加していることを理解しておきましょう。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)

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(就活市場監修者)

3月1日には就活に関する情報が解禁されます。その結果、企業説明会やエントリーを開始する企業が現れます。就活は周囲の状況と自分の立ち位置を正確に把握することが重要です。周囲と比較することで、自分に必要な対策を見てみましょう。

募集を終了する企業が増加

4月に入ると募集を終了する企業が増加します。わずかな期間の募集でも、採用人数に達する企業があるからです。企業は知名度や業績によって、エントリー数が大きく変わります。企業規模によってはすべての学生に対応できないかもしれません。

限られた期間のみ募集することで、採用人数を制限しています。

ほかにも年明けからエントリーを開始した企業は、4月を目処に募集を終了します。就活に対するモチベーションの高い学生を採用するためです。4月から就活を始める学生は、志望企業の募集期間に注意してください。

また、出遅れたと感じた学生は、今からでもエントリーできる企業を見つけましょう。

選考が進む

4月は書類選考を突破した学生が面接に進む時期です。

3月にエントリーを解禁した企業は、4月頃から面接が本格化します。一次面接はもちろんのこと、最終面接に参加する学生もいるでしょう。その結果、早くから就活し始めた学生は4月末には内定を持っています

3月から4月は就活が一気に進む時期です。

本格的に採用を始める企業とエントリーする学生が増加するからです。

4月から就活を始める学生は、周囲はすでに動き出していることを把握しておきましょう。周囲の状況を理解しておくことで、自分が4月からどう行動するべきか明らかになります。遅れを取り戻したい学生は、今からでも間に合うよう就活対策を始めましょう。

詳しい対策内容は以降の章で解説します。

4月の内定率は約6割

大学4年生の4月の就職内定率

株式会社リクルートが運営する就職みらい研究所の調査によると、2024年4月1日時点での内定就職率は58.1%でした。

おおよそ6割の学生が4月に内定を獲得しています。

また、過去のデータは2023年で48.4%、2022年は38.1%でした。研究データを比較することで年々、就活が早期化していることが読み取れます。

4月から就活を始める学生は、すでに就活を始めている、もしくは終えている学生がいることを理解しておきましょう。4月は就活の情報解禁されてから1か月しか経っていません。しかし、水面下では就活が進行しているため注意してください。

(出典:リクルート 就職みらい研究所調べ)

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)

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(就活市場監修者)

今から就活を始める就活生にとって、上記はつらいデータになるでしょう。しかし、現状をきちんと把握しておくことで、今後の戦略を立てるのに役立ちます。まずは、内定を持っている就活生が約6割であることを受け止めましょう。次に、自分に足りていない箇所が何か見極めてください。進むべき方向が明確になり、就活のモチベーションが上がります。

4月以降の募集が多い業界と少ない業界

ここでは、4月から就活を本格化させた学生でも間に合う業界と、反対に4月にはすでに募集が減少し、選考が少ない業界について解説します。まだ間に合う業界に興味のあるものがあれば、今すぐにでも準備を開始しましょう。

もし行きたかった企業の募集が終わっていても、二次募集が行われる可能性があります。こまめに企業のホームページを確認するようにしましょう。

4月以降の募集が多い業界

まずは4月から就活を始めても間に合う業界を紹介します。

特に、エントリーシートの提出が4月から行われ、内定を得るタイミングが比較的遅めの業界では、4月からの応募でも十分にチャンスがあります

4月からでも間に合う業界
  • 総合商社 
  • 損害保険 
  • 介護福祉業界
  • アパレル業界
  • 公務員航空・鉄道業

これらの業界は4月からES提出が始まり、6月ごろに内定が出ることが多い業界です。

選考スケジュールにまだ余裕があるため、計画的に準備を進めましょう。

4月以降の募集が少ない業界

反対に、4月以降に選考を行う業界は限られています。

特に早期に本選考を実施する業界では、3年生のうちに多くの選考が終了し、4月以降の選考は少なくなってしまうのです。

大学3年生のうちに本選考がある企業
  • 外資系企業
  • メガベンチャー
  • マスコミ業界
  • 広告業界
  • IT業界

これらの業界は早期に選考を開始するため4月には応募を締め切っていることが多いと言えます。ただ、必ずしもこれらの業界の企業は4月以降に選考を行わないわけではありません

万が一興味のある企業がまだ募集をしていたら、今すぐエントリーしましょう。

大学4年生の4月以降の就活スケジュール

これから就活を始める学生は以下のようなスケジュールで進めていきましょう。選考と対策が同時進行になるため、かなりの忙しさになります。

ストレスになりすぎないようにリフレッシュも忘れないようにしましょう

4月前半

就活の本格的なスタート時期として非常に重要な時期です。

まずは自己分析から始めましょう。自己分析は自分の強みや弱み、価値観を明確にし、どのような企業に向いているのかを見極めるための重要なステップです。

過去の経験や成功体験、失敗経験を振り返り、自分の性格や特性を再確認しましょう。

自分の興味がわかったら次に業界・企業研究に移ります。

各企業の事業内容や文化、人材像などを調査し、自分がどの企業で活躍できるかを考えます。企業のウェブサイトや採用情報、OB・OG訪問など、企業ごとの特徴をしっかりと把握しておくことが大切です。

エントリーには期限がある場合が多いため、行きたい企業が見つかったらエントリーをすることを忘れないようにしましょう。

4月後半

大学4年生の4月後半は、選考が徐々に進んでいく時期です。企業からの連絡が入り始め、WEBテストや面接など、実際の選考が進みます。

WEBテストはしっかり対策をしたいところですが、4月から就活を始めるとなかなか時間が取れません。参考書やアプリを利用し、隙間時間を用いて対策しましょう。

後半には一次面接やグループディスカッションなど、実際の面接が始まってきます。面接ではESの内容が深堀されるので、自己分析の深堀も同時に進めていくと面接で答えやすくなるでしょう。

エントリーシートやWEBテストを通過した企業から面接などの次のステップに進むため、スケジュールをしっかりと管理し、選考を受けていくことが大切です。

5月

5月は就活に関して選考が本格化する重要な時期です。

この時期になり、多くの企業で面接が行われ、内々定受ける学生も増えてきます。これまでにWEBテストや一次面接を通過した場合、さらに次のステップ(最終面接や役員面接など)へ進むことが一般的です。

そのため、選考を通過するたびに、次の準備に対してさらに丁寧な対策を行うことが重要になってきます。

内々定をもらうことは、就活の大きな一歩ですが、正式な内定を得るまで油断せず、最後まで気を抜かないようにしましょう。

4月の就活の忙しさ

ここで、4月の就活の忙しさに触れておきましょう。

4月以降は多くの企業の選考を受ける時期になるため、選考の予定で忙しくなります。しっかりとスケジュール管理を行い、予定を間違えるなどのミスはしないように注意が必要です。

4月の就活の忙しさのポイントは、以下のとおりです。

4月の忙しさ
  • 企業の選考が本格化する
  • 大学の授業との両立が必要
  • 就活の軸を見直すタイミング

このように選考は時期を追うごとに本格的になり、学業との両立も大変になっていきます。あらかじめ忙しさを認識したうえで、スケジュールをうまく組み立てましょう。

では、忙しさについての各ポイントをまとめていきます。

企業の選考が本格化する

4月は、企業の選考が本格化する時期です。

3月に情報解禁を迎えた企業は、エントリー受付を開始し、徐々に受付を締め切っていきます。そこで説明会や書類選考がスタートし、Webテスト、面接…と選考が進んでいく形になります。

企業によって選考スケジュールはまちまちなので、3月中に一気に一次面接まで進む企業もあれば、4月中にES締切と一次面接を迎える企業もあります。そのため、企業によっては、4月の段階で最終面接まで進むケースもあるため注意が必要です。

企業にエントリーする際は、必ず細かい選考スケジュールを確認しましょう。

なお、選考が本格化するタイミングでは、実際に選考を受けながら対策を強化していく必要があります。

そのため、4月は選考を受けながらESを作成したりWebテストの勉強をしたり模擬面接を受けたり…とかなり多忙を極める時期といえます。

大学の授業との両立が必要

就活生にとって4年生の4月が忙しいのは、大学の授業と就活の両立が必要になるからです。

3月までは春休みゆえにほぼ就活一本に集中できましたが、4月となると新学期が始まるため、就活のみに集中するわけにはいかなくなります。特に4月という始まりの時期は、履修登録も必要になり、何かと環境が変化するためせわしないことが特徴です。

そのため大学で履修登録を行う際は、授業に影響が出ない範囲で、就活しやすい時間割を組むと良いでしょう。

また、4月になれば部活やサークルでイベントも目白押しになるため、サークルや部活に所属している人はさらに忙しさに追われることになります。

さらにいえば、人によってはこれに加えてアルバイトの予定が入る場合があります。すべての予定をうまくこなすには、とにかく気を抜かずにスケジュール管理を行うことが重要です。

就活の軸を見直すタイミング

就活生にとって4月は、就活の軸を見直す一つのタイミングといえます。

3月にたくさんエントリーした場合、人によっては「本当にこの企業・業界で良いのだろうか」と悩むこともあるでしょう。少しでも自分の方向性について悩みが出た場合は、就活の軸を改めて見直すことが大切です。

軸がぶれると、エントリーシートや面接の対策で説得力のあるアピールができなくなるため、内定につながりにくくなります。

3月のエントリーを経て説明会に参加したりOBOG訪問をしたりすれば、より企業・業界に対して理解が深まるからこそ、新たに見えてきた部分もあるはずです。

「自分には向いていないかもしれない」「単なる憧れで、本当は違う業界のほうが合っているのかも」などと感じたときは、今一度自己分析や業界研究を行い、軸を再設定しましょう

内定獲得のために4月までにやるべき就活

4月までにやるべき就活は以下の6つです。

4月までにやるべき就活
  • 自己分析
  • 就活の軸を決める
  • インターンに参加する
  • プレエントリー
  • 企業との接点を増やす
  • 選考対策

早い時期から行動することで、余裕を持った対策が可能です。

4月は就活が始まる時期です。そのため、4月より前から対策する必要があります。早い時期から行動することで、余裕を持った対策が可能です。4月に入ってからスムーズに就活するためにも、ぜひ本章を参考にしてください。

誘導する

自己分析

まずは、自己分析しましょう。

最初に自己分析から始めることで、自分の価値観に合った企業に出会えるからです。就活は自分が納得した企業に就職することが重要です。

「大手企業だから安心できそう」「周りの友達が目指しているから」など、曖昧な基準で選ぶと後悔する原因になります。入社後に自分の価値観と合わないことに気がつくからです。そのため、自分の性格やキャリアプランに合った企業を選択しましょう。

効率よく自己分析するには、自己分析ツールがおすすめです。いくつかの質問に回答するだけで自分の性格や強みをAIが教えてくれます。

自己分析ツールに興味のある人は、こちらの記事を参考にしてください。使い方を詳しく解説しています。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)

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もし、自己分析せずに志望動機を作成すると、文章が思いつかず時間がかかってしまうでしょう。また、自分のことを理解していない文章になるかもしれません。自分の特徴を知っておき、企業選びや志望動機の作成に役立てましょう。

就活の軸を決める

次に就活の軸を決めてください。

自分なりの軸を作っておくことで、就活に迷った際のコンパスになるからです。

たとえば、大手企業のA社とベンチャー企業のB社で迷っているとします。判断材料の1つになるのは就活の軸です。

就活の軸を「自分で仕事を開拓したい」と決めている学生は、B社が向いているでしょう。B社のベンチャー要素と自分の価値観がマッチしているからです。

ほかにも給与や働き方、キャリアパスなど自分が大切にしている価値観と企業の求める人物像が合っているか確認しておきましょう。就活に行き詰まった時、自分の方向性を思い出させてくれます。自分の進みたい方向に進むためにも就活の軸は決めておきましょう。

就活の軸が見つけられない学生は、こちらの記事を参考にしてください。

軸の見つけ方をわかりやすく解説しています。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)

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(就活市場監修者)

もし、就活の軸を決めていないと無限に企業を探すことになるでしょう。基準を設けておくことで、企業選びに迷った際に比較・検討する材料になります。給与や働き方、成長環境など、自分が大切にしたいポイントを整理し、企業選びの指針を作りましょう。

インターンに参加する

志望する企業のもとで働くことで、実際の業務を体験できるからです。

インターンに参加することも欠かせません。

たとえば、営業職希望なら営業先への同伴、Webマーケティングならデータ分析などが挙げられます。さらに、志望企業で働く社員との交流を通じて、企業文化を知るきっかけになるでしょう。

企業文化に加えて職場の雰囲気などは、就活情報サイトや公式ホームページだけでは伝わりにくい情報です。自分の目で確かめておくことで、入社後のギャップに驚く可能性が低くなります。

インターンについて詳しく知りたい学生は、こちらの記事を参考にしてください。事前準備しておくべきことや企業の探し方について解説しています。

プレエントリー

プレエントリーとは、本選考とは別で興味のある企業に情報登録することです。

就活でスタートダッシュしたい学生は、プレエントリーしておきましょう。事前に登録しておくことで、イベント案内や選考情報が届きます。情報収集の効率が上がるため、少しでも興味のある企業は登録しておきましょう。

また、プレエントリーと本選考はまったく別物です。プレエントリーした結果、自分の考えに合わないと判断すれば、本選考に進む必要はありません。

さらに、企業から直接送られてくる情報のため信憑性があります。手に入れた情報を使った志望動機を作成することで、入社意欲のアピールにつながるでしょう。

プレエントリーは登録するメリットが多いため、積極的に活用してください。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)

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プレエントリーして得られる情報には、エントリー解禁日・締切日や企業説明会の日程案内などが挙げられます。直接、企業から連絡が来るため、情報収集する手間が省けます。就活の遅れを取り戻したい就活生は、プレエントリーしましょう。手に入れた情報を使った志望動機を作成することで、入社意欲のアピールにつながります。

企業との接点を増やす

企業との接点を増やすことも重要です。

企業との接点を増やしておくことで、就活が有利に進められます。

志望企業の社風や経営方針、業務内容などを知るきっかけになるからです。接点を増やしたい学生は、インターンや企業説明会に参加しましょう。実際に働く社員から、就活に必要な情報を得られます。

ほかにも、カジュアル面談が挙げられます。カジュアル面談とは、企業と学生が相互理解するために設けられる時間です。選考には一切関係しないため、話しやすい雰囲気になるのが特徴です。

企業はSNSを利用した採用活動に力を入れています。SNSでカジュアル面談の希望者を募ることもあるため、時間がある時にはチェックしておきましょう。企業との接点を増やしておくことで、就活が有利に進められます。

選考対策

できる限り4月までに選考対策は終えておきましょう。

4月に入ると選考が本格化するからです。

書類提出や面接の予定が入る4月に、自己分析や企業研究を丁寧にする時間はありません。エントリーシート(ES)の作成や面接対策を優先したくなります。ほかにも、グループディスカッションや適性検査の対策も欠かせません。

そのため、4月までに選考対策を終えておくことをおすすめします。

4月以降に自己分析を始めても問題はありませんが、就活に出遅れることは避けられません。企業によっては、定員に達した時点で応募を締切る場合があります。就活の準備が遅れると、選考に大きな影響が出ることを覚えておきましょう。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)

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(就活市場監修者)

書類提出や面接の予定が入る4月は、自己分析や企業研究する時間が少なくなります。ほかにも、学業や部活、アルバイトなど、やるべきことは多岐にわたります。1つずつ対策していると時間がなくなるため、3月から就活対策を始めるようにしましょう。

4月に内定なしの人が成功するコツ

4月は内定率もかなり高いため、それに対して内定がない状態では、焦ってしまう人も多いでしょう。

必要以上に焦るのはNGですが、これから内定を勝ち取るためには、就活成功のコツをしっかり押さえておくことも大切です。そのためここからは、4月に内定なしの人に向けて、成功のコツを紹介していきます。

主なコツは以下の通りです。

4月に内定なしの人が成功するコツ
  • エントリーする企業を増やす
  • 企業ごとに自己PRや志望動機をカスタマイズする
  • スカウトや逆求人を使う

いったん現状を把握したうえで、持ち駒が足りないようであれば、エントリーする企業を増やすなどの対策が必要です。

もう4月なのに内定がない!と焦っている方はこちらの記事も参考にしてみてください。

エントリーする企業を増やす

4月の時点で内定がない場合は、エントリーする企業を増やすことをまず検討しましょう。

選考が進んでいる状態の持ち駒がなければ、内定につながるチャンスも生まれません。まずはチャンスを広げることが重要といえるため、うまくスケジュールを調整しつつ、エントリーの数を増やしましょう。

就活の軸からぶれないようには注意しつつ、ほかの業界へのエントリーも視野に入れたいところです。

また、大手ばかりエントリーしている人は、柔軟に中小企業やベンチャー企業なども検討しましょう。エントリー数を増やせば、新しい業界に挑戦するきっかけが生まれ、思いがけず適性を見いだせる場合もあります。

なお、エントリー数を増やすことは重要ですが、あくまで管理できる範囲に抑えましょう。

4月は授業との両立も必要でただでさえ忙しいため、スケジュールを把握できないほどエントリーしてしまうと、まともな対策ができず本末転倒になります

企業ごとに自己PRや志望動機をカスタマイズする

4月に内定がない人は、企業ごとに、自己PRや志望動機をカスタマイズしましょう。

各企業に合わせて自己PRや志望動機を調整すれば、その企業にマッチした内容で自分自身をアピールできるため、採用担当者からは高評価を獲得できる可能性があります。

自己PRや志望動機、ガクチカをそのまま使いまわすと、どの企業・業界にも当てはまるような薄い内容になってしまいます。抽象的でわかりにくいアピールからは、熱意や興味が感じられず、採用担当者の記憶に残らないため不合格の原因になります

これまで内定を勝ち取れていない原因は、自己PRや志望動機の深掘りが甘いことも考えられるでしょう。

企業の特徴や強み、求める人物像をよくリサーチしたうえで、その企業ならではの内容に仕上げることが大切です。

スカウトや逆求人を使う

4月に内定がない就活生は、スカウトや逆求人を活用することで、新たなチャンスを生み出す方法もあります。

スカウト型サービスや逆求人を使えば、企業からオファーをもらえる可能性があります。スカウトや逆求人は、求める人物像に則ったうえでの企業からのアプローチであるため、企業側が自社に合った候補者を見つけてくれることがポイントです。

そのため、選択肢を広げるきっかけとしては、スカウトや逆求人はおすすめといえます。

近年はどの企業・業界も人手不足に悩んでいるため、登録を済ませておけば、人によっては多くのスカウトを受けられる可能性もあります。スカウトや逆求人であれば、4月からでもスムーズに持ち駒を増やせるというメリットもあります。

4月の就活で注意すべきこと

4月からの就活で注意すべきことは以下の3つです。

4月の就活で注意すべきこと
  • 企業からの情報をこまめに確認する
  • 周りと比較しすぎない
  • 就活の軸を明確にする

4月は就活が本格化する時期です。

周りが就活モードに入るため、就活を強く意識するでしょう。一方で自分の気持ちが強すぎると、空回りする可能性があります。一歩ずつ就活を進めるためにも本章の解説を読んで、役立ててください。

「あの時こうしておけば良かった」などの後悔が減らせるでしょう。

企業からの情報をこまめに確認する

4月から就活を始めるなら、企業からの情報をこまめに確認してください。4月以降は、選考が進むスピードが加速するからです。

就活サイトのマイページや自分のメールアドレスに企業からの返信がきていないか、定期的に確認しましょう。返信が漏れることで内定獲得のチャンスを逃す恐れがあります。

また、連絡に対して素早く返信することで、入社意欲のアピールになります。

確認する時間をあらかじめ設定して、日々過ごすようにしましょう。9時・12時・17時など、自分がスマートフォンをチェックしやすい時間帯がいつになるのか、把握することが重要です。

志望企業からの連絡を見逃さないよう注意してください。

周りと比較しすぎない

周りと比較しすぎないよう注意してください。就活は自分のペースで進めるものです。他人と比較しても、内定が獲得できるわけではありません。「他人は他人、自分は自分」と割り切って就活するようにしましょう。

もちろん、ライバルに近い存在の人がいても問題ありません。お互いに切磋琢磨できるでしょう

しかし、自分のモチベーションが相手に左右されるリスクがあります。

また、周囲との比較により気持ちが落ち込む可能性もあります。自分の性格上、どの程度の距離間ならメンタルに影響しないか、把握しておきましょう。

就活は、4月時点で内定を持っているから勝ちのゲームではありません。自分が納得いく企業から、内定がもらえるように努力しましょう。

就活の軸を明確にする

就活の軸を明確にすることも重要です。

自分のやりたいことが明らかになっているため、無駄なエントリーを省けます。

内定を持っていない場合は、焦りから手当たり次第にエントリーする学生がいます。エントリーすること自体に問題ありませんが、エントリーが手段から目的になっています。そのため、きちんと就活の軸を決めておきましょう。

たとえば、営業職に就きたい学生なら、事務職に応募する必要はありません。

さらに、福利厚生が充実している職場を希望する学生なら、大手企業を目指すことで確率は高くなるでしょう。また、就活に迷った際は就活の軸を思い出すことで、再出発できます。

自分にとっての就活の軸が何になるのか、明確にしておきましょう。

よくある質問と回答

4月からの就活は、手遅れではありませんが、周りの就活生と比べて出遅れていると言わざるを得ません。

しかし、今から就活を始めることで、志望する企業の内定を獲得することができます。

大手企業は倍率が高く、就職するのはとても難しいです。

そのため4月から就活を始めて、大手企業に就職するにはいくつか抑えるべきポイントがあります。

大手企業の内定を取る方法についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

4月はエントリー・説明会参加でスケジュールが埋まりかなり忙しいと思います。

そのため会社説明会に何社参加すればいいか迷う人も多いでしょう。

4月に参加すべき説明会の数は人によって大きく異なります。

目安としては、業界・企業研究がすでに終わっている人は1~3社、業界・企業研究が十分でない人は、5社~10社の説明会に参加しましょう。

就活生の週平均アルバイト時間は

・10時間未満 約22%

・10時間以上20時間未満 約42%

・20時間以上30時間未満 約21%

・30時間以上40時間未満 約9%

・40時間以上 約6%

のようです。

このことから約64%の学生は週平均アルバイト時間が20時間未満であると分かります。

就活において最も忙しい月ともいえる4月は、これよりもさらに少ない労働時間であると推測できます。

上記の数字を参考に、面接対策などの就活に支障が出ないようにアルバイトの時間を調整しましょう。

4年生の4月以降でも、一部のインターンに参加は可能です。というのもサマーインターンなどは、応募資格が全学年であることが多いからです。しかしそうは言っても、主な募集対象は大学3年生です。参加人数が限られる場合は、4年生は、選考で不合格になってしまう可能性も考えられるでしょう。なお、インターンについては以下の記事もチェックしてみてください。

何もしていない学生がすべきことについてはこちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

大学4年生の4月は、就活スケジュールがまとまりきらず、なかなか効率的に就活を進めるのが難しくなるかと思います。

しかし、4月の就活のコツは、とにかく複数の就活タスクを同時に効率よくこなしていくことです。

本記事の内容を参考にして、ぜひ4月以降の就活をうまく進めていってください。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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