仕事辞めたいけど言えない...そんな時の対処法を”5つの言えない理由別”にご紹介!

仕事辞めたいけど言えない...そんな時の対処法を”5つの言えない理由別”にご紹介!

はじめに

仕事を辞めたいと思っていても、さまざまな理由でなかなか辞めると言い出しづらいという方が非常にたくさんいらっしゃいます。

しかし、いつまでもダラダラと仕事に対する意欲もなく無駄に仕事を続けていても仕事ははかどりませんし、ノルマのある職種であれば成績アップも見込めません。

会社にとってもそれはダメージになってしまいます。

また、仕事を辞めたいと考えながら仕事を続けていると、やがて精神的なストレスを抱えることになり、身体の不調や心の病気を抱えてしまうリスクさえもあります。

今回は、仕事を辞めたいと思っていても言えない方のために今できる対処法や、本当に辞めるべきタイミングであるのかを見極めるコツについてご紹介しましょう。

仕事が辞めたいけど言えないときの理由とその対処法

仕事を辞めたいと思ったとき、何も考えずにストレートに伝えることができれば何も問題はありませんが、やはり辞める意志を伝えるのが困難な方が多いです。

どうして言い出しづらくなっているのかいくつかの理由と合わせて、対処法は以下のとおりです。

今の状況を変化させるのが怖い

仕事を辞めてしまえば、その先の将来を考えると不安定になるので怖いと感じるものです。

やはり今の状況があってこそ、ある程度プライベートの生活が成り立っていますが、将来安定した暮らしができるかというとどうでしょうか。

言えない理由

現在はお仕事があって、安定した収入を得られています。

しかし、会社を退職してしまえばその先の収入の保証はありません。

転職先が決まっている場合はよいですが、簡単に決まるものではないですし、日中は仕事をしているので転職活動に費やす時間もなかなか取れないものです。

そこで退職したあとの生活に不安を覚える方がいらっしゃるでしょう。

対処法

まず本気で仕事を辞めたいと思っているのであれば、転職エージェントや転職サイトに登録しておいたり、職業安定所のホームページなどを閲覧したりしておくとよいでしょう。

辞めることにおけるリスクはせっかく手に入れた職を失うことです。

次なるステージを見つけて保証を作ることで安心できる材料になるでしょう。

そもそも辞めるのが気まずい

誰でもすぐに円満退社できるわけではありません。

やはり退社に対してよい印象を持たない人物が不特定多数いるのは確かです。

言えない理由

退職の意志を伝えたときに、その瞬間から冷たい目で見られたり、無視されたりなど周りから冷たい態度を取られるようになったり、互いに気まずさを覚えるようなリスクもあるため言えないという理由が挙げられます。

仕事は退職の意志を伝えてもすぐその日に辞められるわけではありません。

たとえ辞められても引継ぎなどの期間もありますし、会社の就業規則などでもある程度の期間は勤務しなければならないと定められているケースが多いからです。

対処法

正直これは仕方がありません。

誰でも人間ですから、円満退社できるケースもあれば気まずいまま話が進んでいくケースもあります。

退職が決まれば、引継ぎなども行わなければなりません。

それは会社員としての義務ですから、やむを得ないと割り切って伝えるようにしましょう。

辞めることを引き止められそうだから

辞めると口にした途端、上司から引き止められるというイメージは何となく植え付けられているものではないでしょうか。

余程の大失態をしていない限り、会社は退社をすぐに了承することはやはりありません。

言えない理由

既述のように、やはりコストをかけてこれまで育ててきた人材を失うのは、会社にとっても大きな損失となります。

当然のごとく退職の意を示せば、引き止める会社がほとんどなのです。

引き止められるリスクはほとんどの確率であるものです。

実際に会社はあなたの要望を聞いて、異動などを提案して引き止める確率が高いでしょう。

対処法

引き止められるのは仕方がありませんので、それを覆えせる理由を用意しておくべきです。

転職先を決めた状態で相談するのが何よりも確実です。

やりたい職種が資格が必要な専門職などへの転職を希望しているのであれば、資格を取っておいて資格を活かした仕事をしたいと伝えるのもオススメです。

上司が怖い

上司が怖いケースは、上司が日頃から厳しい指摘を受ける方が多いです。

日頃から何かと責めたてられることが多いと、「辞める」という言葉に対してどのような反応をされるかわからないものでしょう。

言えない理由

実際に上司のパワーハラスメントのような理由で辞める方も少なくありません。

穏やかな上司もいれば、厳しい上司がいるのも事実です。

やはり後者である場合は、退職を切り出すと威圧的に引き止められたり、辞められない上にさらなるひどい待遇を受けてしまうという不安を感じたりして、言い出しづらい方もいらっしゃいます。

対処法

退職は上司にどれだけ言われようが、精神的にダメージを受けるだけで退職の意を伝えれば、誰でも2週間後に退職できるという規定に民法第627条で決められています。

ただ、会社によって就業規則がある場合があり、退職意志を何週間前に申し出なければならないかは事前にチェックしておくとよいでしょう。

また、辞めたいと伝えただけで威圧的な態度をとってくるという方は自分にとって、あなたの退職が不都合となるからです。

このときこそ皆さんは冷静になって、相手の怒りを助長させないように無理に反論したり、異論を受け入れたりしないようにしましょう。

辞めると職場に迷惑をかけるから

退職するとそれだけ人員が減るわけですから、その分人員を補充しなければならなくなったり、辞めたことで引継ぎをしなければならなかったりするので、少なくとも職場には大きな迷惑をかけるのは事実です。

言えない理由

基本的に会社は経費削減のために、必要な人員だけを雇用しているケースが多いです。

そのため、1人が急に退職することによって人手不足に陥ることもあり、迷惑をかけるのではないかと気まずくなってしまう方も多いです。

とくに繁忙期などに辞めるとなると言い出しづらくなるのは当然のことでしょう。

対処法

心身に病を負っているなど、相当なダメージがない限りは、できるだけ迷惑をかけないタイミングを選んで退職の意を告げるのがベストです。

たとえば、会社の繁忙期は避けるようにしたり、引継ぎ期間をあらかじめ余分に考えて最低1か月以上前には伝えたりしておくなどするとよいです。

仕事を辞めた方がよいシチュエーション

仕事を辞めたいと思った方は、辞めようかどうか悩んでいる方もいらっしゃいます。

しかし、悩む前に万が一次に挙げるような悩みを抱えているならば、会社を無理に頑張って勤務し続ける必要はありません。

心身ともに疲れ果ててしまう

職場の環境の悪化やあらゆる悩みを抱えて仕事をしていると、どうしても無理が生じて心身ともに大きなダメージを受けてしまいます。

その結果、うつ病になってしまう可能性も否定できません。

うつの一歩手前の症状がある場合は、まず仕事から離れるか、もしくは、仕事という環境から一旦離れた方が回復につながる可能性が高いです。

仕事を休職するか、相談するなどしても改善がなければ、退職をした方がよいでしょう。

本格的なうつ病になってしまっては、仕事どころか日常生活にも大きな支障をきたすので、そうなる前に退職するのが一番よいです。

会社の人間関係が合わない

会社の中で人間関係がどうしても会わない場合は、それを改善するのは非常に困難なことです。

何かと当たり散らしてくるような上司などがいる場合は、いつまで続けていても関係がよくなることはありません。

そもそも人は簡単に人間性を変えることは難しいです。

本人は自分が正しいと思っているので、よかれと思っての言動があなたを傷つけている結果につながっています。

1年に1回など、もし企業内で異動願など要望が出せる機会があれば、それで改善できそうであれば踏みとどまることも1つです。

しかし、それがなかなか叶わないのであれば、会社を思い切って辞めて新たな会社で新しい人間関係を構築していくことの方が賢明です。

仕事内容が合っていない

一度はやってみようと思ってはじめた職種もいざ取り組んでいると合わないというケースがあります。

もちろん完全に天職で仕事ができている人なんてなかなかいらっしゃいません。

もし自分の考え方や行動などによって改善できる可能性があるのであれば続けるべきですが、どうしても改善できないような原因を抱えているのであれば、無理に続ける必要はありません。

また将来が見えないような仕事内容であれば、今後もしキャリアアップを狙った転職を希望した際も、役立ちません。

他の会社でそのスキルが活かせないことになるからです。

他にやりたい仕事がある

他にやってみたい仕事がある場合は思い切って転職をするのがオススメです。

人生は一度きりですし、人生の大半を仕事の時間が占めています。

学生生活よりもうんと仕事に費やす時間は長いのです。

下手をしたら、30年、40年近く働くものなのです。

やりたいことができなかった場合、振り返ってみると後悔をする場面がいくつか出てくるでしょう。

やりたいことが毎年毎年変わっているようなことでは問題がありますが、これだけはやってみたいという仕事があるのであれば挑戦するべきです。

しかもこれは年齢が上がっていくほど、他職種への転職は非常に難しくなるからです。

やりたい仕事に対して何か役立つ資格、必要な資格があればあらかじめ退職前に勉強して取っておくとよいでしょう。

会社の将来性に不安を感じる

しっかり企業研究をして希望の会社に入社したものの、実際入社してみると疑問を抱いた経験はあるのではないでしょうか。

その中で、社員の誰もが会社のワンマンぶりなどに不安を感じて自己退職する人が増えてどんどん離職者が増えたり、業績の悪化に伴って、リストラや希望退職を募ったりするなど、人員削減を実施しているような企業は将来性に不安があります。

誰でも仕事は長く続けたいものですから、リスクを避けるためにも将来性のない企業だと感じたら、転職を考えるのも必要です。

上司に仕事を辞めたいと伝える方法

上司に辞めたいといっても、上司に引き止められたりして話が長くなり、退社の話が延び延びになってしまうことも多々あります。

できるだけ上司に退社の意志を覆されないような事前準備や心構えが必要です。

上司の反論、引き止められる原因をすべて潰しておく

辞めたいという意志を伝えるとほとんどの確率で上司から反論を受けたり、引き止められたりするケースがあります。

そうすると、やはり辞めるタイミングではないのだろうかとせっかくの決断をしても迷いが生じる可能性もあります。

退職したい原因を伝えるときに、自分に今の仕事が合わない、残業が多く身体を壊しかけているという理由で伝えてしまうと、上司から部署の移動を提案されたり、仕事の割り振りなどを調整して業務改善したりするなどといった提案で簡単に潰されてしまいます。

これらによって、辞めるタイミングを逃す方も多いので、本気で辞めたいときは、今この会社にいてもできない仕事にチャレンジしてみたいという意志を伝えるのがベストです。

この会社では成し遂げられない仕事であれば、会社も反論や引き止めがなかなかできないからです。

ぜひやりたいことを見つけてチャレンジする旨を伝えましょう。

もしくは転職活動できる時間があれば、前もって転職先を見つけておくのもよいです。

新しい会社が決まっていれば引き止められる理由もないためです。

相談するのではなく、辞めることを報告する

退職しようとするとき、まず上司に相談するという方も多いでしょう。

しかし、これが後々一番面倒になる行動です。

退職しようか迷っている、もし職場環境や業務改善できるのであれば、辞める意志がないのであれば相談もよいでしょう。

しかし、退職の意志が固いのであれば、あえて相談という形をとると、ほぼ100%の確率でうまく言いくるめられたり引き止められたりします。

上司はそれだけ人生経験も豊富ですし、統括する能力に長けた方ばかりですから弁が立ちます。

結局退職の話が長引くケースも否定できません。

そこでこのときは相談はせず、もう退職するという意志を表明する形で報告するようにしましょう。

繁忙期を避けて、閑散期に伝える

退職する際は、会社を辞めるタイミングをよく考えてから行動を起こすことが大切です。

誰だってもめることなく円満退社したいものでしょう。

年度末などの繁忙期はできるだけ避けた方が会社の迷惑にもならず、スムーズに話が進みます。

上司も繁忙期はやらなければならない仕事が多く大変なときです。

この時期に、新しい人材を募集して面接を行うと無駄な労力が必要となります。

通常業務にプラスして求人に対する業務も担当しなければならなくなると大きな負担が生じます。

引継ぎの際も繁忙期は通常業務に追われて、皆さんにとってもうまく引継ぎがスムーズにできないこともあるでしょう。

そのため会社に迷惑をかけずに、円満に話を進めるなら、閑散期を狙って伝えることをオススメします。

仕事を辞めることを伝えたあとは、転職エージェントを利用して転職活動をしましょう

仕事を辞めると伝えたら、転職活動に動き出しましょう。

有給休暇が残っている方もいるので、転職活動の時間に活かすとよいです。

職業安定所などに出向くのもオススメですが、転職エージェントの利用は有効です。

求職者にとっての悩みや相談に対してアドバイスをしてくださり、業界の動向を熟知したキャリアアドバイザーがサポート役を担ってくださるので安心です。

さらに非公開求人を多数持っているので、理想的な求人にも出会いやすく、また履歴書や職務経歴書の添削、模擬面接なども行って頂けます。

内定獲得率もアップできるのが転職エージェントの魅力でしょう。

会社との面接日時の調整も転職エージェントの方で行って頂けますし、まだ在職中であっても、自分の希望条件にあった求人を紹介してくれるので、仕事を探す負担も減ることで、スムーズな転職活動ができることでしょう。

まとめ

仕事を辞めたいと思ったら、それを企業にどのように納得させて辞められるかがポイントとなります。

会社に迷惑にならない時期を選び、時間が許す限り在職中に転職先を決めておく、今の会社ではできない新たに挑戦したい仕事を見つけておくなどといった方法で、きっとスムーズな退職が叶うはずです。

退職が決まったあとの転職エージェントはいくつもの企業があります。

1つだけに絞らず、複数利用するのがオススメです。

転職エージェントにはそれぞれ求人の量の多さ、面接対策や応募書類の添削などのサポートに力を入れる会社、業界専門知識に長けた会社などそれぞれに特徴があります。

そのため、それぞれのエージェントの強みを活かして探すと、自分がやりたい仕事をより最短で見つけられるはずです。

また、エージェントによってそのエージェントでしか扱っていない独占案件もありますので、それだけ多くの企業に出会えるチャンスです。

登録の際は面倒かもしれませんが、登録しておけば非常に便利なサービスですので、2~3個はエージェント登録しておきましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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